2010年10月31日

隠居の高野山詣で

 大学時代にキャンプカウンセラーをしていた仲間の同窓会が、大阪城近くのホテルであった。その翌日、東京から駆けつけてくれた同期の仲間と急に思い立って高野山へ電車で行ってみることにした。
 南海灘波駅で落ちあい、9時20分発の【特急こうや】に乗って極楽橋でケーブルに乗り換えた。いつもは車で行くので、妙に遠足気分である。橋本から極楽橋までは、【天空】という観光列車が出ているが、前日までに予約をしておかないと乗れない。
image0.jpg あとで分かったことだが、【天空】の予約はまったくコンピュータ化がされていないのだ。当日なら、極楽橋行きは橋本駅で、橋本駅行きは、極楽橋の駅ではなく高野山のケーブル頂上駅で、空き席があれば求めることができる。
 この発券方法は、昔ながらに駅員が一枚一枚手書きで発行し、席のシート表に埋まった席をチェックしている。????・・・なぜなのかよくわからない。鉄男くんには、そのほうが受けるのかもしれない。帰りのケーブル頂上駅で教えてくれたのは、明らかに鉄男くんと思われる若者だった。

 我々が求めたのは、【高野山・世界遺産きっぷ】という組み合わせ切符である。この切符袋の中に、高野山でのバス乗り放題の切符が入っている。ケーブル頂上の高野山駅から、終点の【奥の院】までバスに乗って、ブラブラと歩いて帰ることにした。
 実のところ、今までなんかいか高野山には行っているが、奥の院の墓所を歩いたことがない。私のサイトにブログ(Studio YAMAKO)を掲載している YAMAKO さんの、この8月に掲載された【高野山參詣】に刺激されて、お墓巡りをしてみた。この墓所は、高野山にある寺院がそれぞれの墓所を持っているらしい。この広大な墓所には、さまざまな企業が歴史に名前を残すかのように物故者を慰霊する墓を立てている。中には、今はなくなった企業の墓や企業名が変わった墓もある。旧松下電器の墓は、墓碑がちゃんとパナソニックと変えてあった。
 奥の弘法大師御廟に近づくにつれて、歴史小説でおなじみの諸藩の墓もあって、歳をとってもあまり宗教心のない私には、単なる好奇心でしかないが、歴史の重みを感じる墓所ではあった。

 私のブログに高野山の紅葉の写真は、2007年11月14日に記録として残っているが、金剛峯寺の境内や周辺の紅葉は、まだ少し早いようだった。
 帰りに、せっかく来たのだからと【天空】に乗ってみた。ガラガラである。コンピュータ化すれば、もう少しお客が増えるのではないかと妙な心配をした。

 
新明和工業の慰霊碑;クリックすると大きな写真になります加賀前田家の墓赤穂四十七士の墓;クリックすると大きな写真になります弘法大師御廟での修行を終え、宿坊に向かう修行僧;クリックすると大きな写真になります
新明和工業の慰霊碑加賀前田家の墓赤穂四十七士の墓弘法大師御廟での修行を終え、宿坊に向かう修行僧
奥の院での紅葉;クリックすると大きな写真になります金剛峯寺近くの紅葉;クリックすると大きな写真になります天空:極楽橋にて;クリックすると大きな写真になります天空車内;クリックすると大きな写真になります
奥の院での紅葉:まだ少し早い金剛峯寺近くの紅葉:まだ少し早い天空:極楽橋にて
前2両は普通車で指定券なしに乗れる
天空車内
席は、谷側の窓に向いている

2010年10月22日

隠居のDIY:山小屋で掘ごたつを作る

 山小屋では、1年のうち半分は少なくとも朝夕はストーブをつけていないと寒い。ストーブを燃やしておれば結構暖かいが、この山小屋で堀こたつを作る気になったのは、寒いからではなく、食事をするときなどに座テーブルに向かってフロアに座っていると腰が痛くなるからだ。掘りごたつ式に足を下ろして食事をできるようにすれば、老人にはずいぶん楽になる。
床を切り取った;クリックすると大きな写真になります 幸い(?)山小屋は傾斜地に建っているので、板張りのフロアの下は地面から高い。掘りごたつを作ろうとしたあたりは、床下が 70cm~1m ある。いつも食卓(といっても座り炬燵で代用しているのだが)を置いている辺りの床下の大引と根太の位置を確認して、ジグソウと丸のこを使って床を繰り抜いた。切り取った周りを 2X4 材で補強した。これに合わせて、洗面所の床を張り替えたときに余っていたフローリング材で、取り外しの出来るような蓋をした。7月終わりに行った1回目の作業はここまでである。

 次回行う作業は、床下に足が下ろせるように箱を設置することである。この箱は、現地で組み立てができるように自宅で部品を作ることにした。だが、この夏は猛暑続きで、老人がガレージとはいえ作業をする時間がなかなかなかった。
堀ごたつの足をいれる部分;クリックすると大きな写真になります枠でぶら下げ、プラ束で支える;クリックすると大きな写真になります 箱は 2X4 材で枠を作り、コンパネをは込むことにした。はめ込み用の溝はルーターと丸のこなどでを掘った。作った箱は、プラ束で支え、根太などにネジ釘で固定する予定である。こうしておけば、部品で山小屋に運び、現物合わせて組み上げればよい。お彼岸がすぎて少しは涼しくなったが、パートナーも私も雑用で時間がとれなく、ようやく10月の半ばをすぎて現地におもむくことができた。
 山小屋に近い途中の国道沿いに、ホームセンターのコーナンやスーパーのMaxValue などが集まるショッピングモールがある。ここで求めた半分に切ったブロックの上に、前もって購入していたプラ束を立て、組み上げた箱の下支えとした。底板には、側板とおなじように溝を掘って、大きさに合わせて切り取ったコンパネを並べた。

こたつを設置;クリックすると大きな写真になります 堀ごたつにするためには、この上に座卓のような枠を作って電熱ヒーターをとりつけ、その上にこたつ布団をかけて、さらにその上に天板を載せなければならない。切り取った床の大きさに合わせて座卓を作ればいいと思っていたが、これが結構面倒であることが分かった。
 幸いなことに、パートナーが家で使わなくなった長方形のこたつが使えないかと、夏にお孫さんたちと行ったときに運んでおいてくれた。 このこたつは切り取った床の大きさより一回り小さいが、枠を組んで載せられるようにするだけで、電熱ヒーターや天板もついているのですぐに使える。
2X4 材と余っていたフローリング材を使って、そのこたつが収まるように枠を作った。あとはこたつ布団を調達するだけでよくなった。
完成した掘りごたつ;クリックすると大きな写真になります(追記:2010/11/06)11月の初旬、冬支度に行ったときに調達したこたつ布団と自宅の古くなったカーペットを持っていった。11月に入って、急に冷え込んだため長方形のこたつ布団は売り切れ状態だったが、運良く近くのホームセンターで手に入れることができた。カーペットは、掘りごたつの大きさに合わせて切り込みを入れ、こたつ枠で抑えた。デザインはもう一つだが、冬支度らしくなった。

 今年の冬は堀ごたつに座って、雪景色を眺めながら暖かい鍋でもつついて過ごせそうである。

 

2010年10月16日

隠居の探鳥ウォーク:サメビタキに遭遇


 快晴となった秋の朝、今まで足を向けたことのない自宅から東の方向に歩いてみた。この方向には、泉北ニュータウン光明池地区の住宅や公園がある。この地区にいたるには、まだわずかに残っている田んぼや畑を横切っていくと近道だ。小さな田んぼでも、コンバインが入って稲の収穫をしていた。こぼれた籾殻(?)をムクドリ・キジバトハクセキレイがついばみにきていた。
 田んぼのそばの雑木に、変わった翅の虫がヒラヒラと飛んできて留まった。この虫の名を YAMMAKO さんに聞いてみると、蝶ではなくホタルガではないかと教えてくれた。朝日が注ぐ草むらには、ツマグロヒョウモンコミスジ・キタテハが翅を広げていた。

 光明池地区の赤坂台という住宅地から鴨谷台に続く緑道は、中学・小学校に登校する生徒に混じって、もうリタイアした思われる熟年が犬の散歩をしていたりする。
 鴨谷体育館の裏を流れる二級河川の甲斐田川は、泉北一大きな溜池の光明池から流れてきており、鴨谷台から暗きょを通って、同じく二級河川の和田川に合流している。
 この幅10mほどの甲斐田川の堤は、桜堤になっている。この桜の木には、たくさんのエナガが低い枝に飛び回っており、シジュウカラ・コゲラがこれに混ざっている。
 少し、離れたところに、あまりみかけない黒っぽい鳥が一羽留まった。双眼鏡でみると、ツバメのようであるが、対岸の木に飛んでいき帰ってくる飛び方を見ていると普段見慣れたツバメの飛び方ではない。

 撮った写真を図鑑と見比べてみると、どうやらコシアカツバメのように思われたが、自信はないのでいつもお世話になっている【野鳥掲示板】に、写真3枚とともに投稿して尋ねてみた。早速、向井 三恵さん(掲示板の管理者?)という方がサメビタキではないかと教えてくれた。
3枚の写真で分かりやすくなりましたが、やっぱり、ツバメではなく、サメビタキだと思います。
高い枝の先に止まって、飛んでいる虫を捕まえに飛んでまた、枝に止まります。
1枚目の写真でもよくわかりますが、胸の模様がサメです。
エゾビタキも似ていますが、胸の模様が違います。

 暗きょの上と思われる道をたどって和田川までもどってくると、ここにいるのは、いつものカルガモ・アオサギ・コサギであった。
ホタルガ;クリックすると大きな写真になりますツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になりますコミスジ;クリックすると大きな写真になりますキタテハ;クリックすると大きな写真になります
ホタルガ(螢蛾)
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 270mm
(35mm相当405mm)
ISO500 1/30s F5.6
トリミング
ツマグロヒョウモン
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/200s F5.6
トリミング
コミスジ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/1600s F5.6
キタテハ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 270mm
(35mm相当405mm)
ISO900 1/1600s F5.6
トリミング
ムクドリ;クリックすると大きな写真になりますエナガシジュウカラ;クリックすると大きな写真になりますコゲラ;クリックすると大きな写真になります
ムクドリ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO200 1/1250s F5.6
トリミング
エナガ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 165mm
(35mm相当247mm)
ISO1600 1/1600s F5.0
トリミング
シジュウカラ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 360mm
(35mm相当540mm)
ISO900 1/1600s F5.6
トリミング
コゲラ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO1800 1/1600s F5.6
トリミング
サメビタキ;クリックすると大きな写真になりますサメビタキ;クリックすると大きな写真になりますカルガモ;クリックすると大きな写真になりますアオサギ;クリックすると大きな写真になります
サメビタキ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/2000s F5.6
トリミング
サメビタキ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 400mm
(35mm相当600mm)
ISO500 1/2000s F5.6
トリミング
カルガモ
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 140mm
(35mm相当210mm)
ISO1600 1/2000s F4.8
トリミング
アオサギ飛翔
Nikon D90
ΣAPO120-400mm 360mm
(35mm相当540mm)
ISO900 1/2000s F5.6
トリミング

 写真には、もって歩いていた GPS ユニットで撮影場所情報も取り込んでいたので、Google Maps 地図を作成した。興味があれば、ご覧頂きたい。この地図で使った蝶のアイコンは、Vector のダウンロード・ページから、tyo307(307種類の蝶の意)という307個のアイコンをフリーで手に入れることができる。ただし、名前は半角の仮名となっており、また拡張子は.ico となっているので、Google Maps で使うのには、それぞれ変換が必要である。
.ico から .gif への変換は、【ドラッグ&ドロップ画像変換】というフリーソフトで行った。

2010年10月14日

隠居のパソコン備忘録:Xserver での FFFTP の使い方

 レンタルサーバー(私の場合、Xserver) に、ブログからリンクしているHTMLで作成したGoogle Maps API の地図ページや音楽ファイルなどをアップロードするには、ファイル転送ソフト FFFTP を使っている。最近になって突如サーバー側のフォルダー・ファイルが表示されなくなった。
 FFFTP が何かの拍子に具合が悪くなったと思って、FFFTP を再インストールしようとFFFTP のサイトを訪ねてみると、 FFFTP のセキュリティ度を高めるためにFTP 制限設定をしたほうがいいとリコメンドされていた。
 FFFTP をXsrver が用意しているマニュアル通り再インストールし FTP 制限設定してみたが、やはり、サーバー側のフォルダー・ファイルが表示されない。
Xserver に質問メールをだすと、次のような回答があった。
確認を行わせて頂きましたところ、現在許可IPに設定されているIPは、お知らせ頂きましたIPとは異なるものでございました。
お手数ではございますが、再度「■サーバーアカウント共通設定」と「■ドメイン設定」の箇所へと、「119.230.xx.xx」をご設定いただき、FTP接続をお試しいただけますでしょうか。


この接続を許可する IP と入力するところがよくわからなかった。いろいろと探ってみると、【Xserver パネル】⇒【FTP制限設定】⇒■サーバーアカウント共通設定にある接続許可IPに、【 FTP接続許可IPの追加】のページに表示されている【※お客様の現在のIPアドレスは「 119.230.xx.xx 」です。】のIPアドレスを入力すればよいことが分かった。
私が接続している ISP がXserver に接続しているグローバルIP が、ときどき変更になるためらしい。変更後のアドレスは、Xserver の上のページに表示される。
 また接続されなくなった時のために、備忘録として書いておきたい。歳をとって、忘却が激しい。
(追記:2011/8/20):入力する IPアドレスの後ろにブランクが入らないように、注意しなければならない。

2010年10月12日

隠居の探鳥ウォーク:堺市で撮影した秋の野鳥たち


 10月の連休ころになって秋晴れの日が増え、近場に秋を探しに出かけた。ドック入りから帰ってきた望遠レンズの ΣAPO 120-400mm を NikonD90 につけて、GPS ユニットをベストのポケットに忍ばせた。主たる目的とする被写体は野鳥である。二十四節季の寒露となっても今年は暑さが残っているが、それでも少し涼しくなって、鳥の姿がチラホラと増えてきたようである。

 仁徳御陵となりの大仙公園には家内が急遽作った弁当持ちで、ハーベストの丘の花や野菜の直売所には家内が寄せ植えの花を買うというので付き合った。このお付き合いで、今まで写真に収めることのできなかったビンズイ・ヤマガラを初めて撮ることができた。この4日間にはその他に、ホオジロ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・キセキレイ・マガモ(エクリプス)・カルガモ・カイツブリ・カワウ・コサギ・キジバト・アオサギ・モズ・シジュウカラ を記録に残すことができた。身近なところにも、結構鳥の姿は見られるのだ。
 NikonD90 では、ISO感度自動制御の設定ができる。この機能は、木立のなかでの小さな鳥を撮影するときなどには、威力を発揮してくれる。初めて撮ったヤマガラは、ISOが最高の3200 となっていた。

 前回のエントリーで記載した方法で、Google Map に撮影場所を野鳥のアイコンでプロットしてみた。野鳥のアイコンは、【Checking Mode】さんのものや、【鳥好きの部屋】さんのものを使わせてもらった。【鳥好きの部屋】さんのものは、そのまま使うと背景が白くなるので、FireWorks を使って透明にした。透明化の方法は、Adobe FireWorks のヘルプに詳しい。記録のために、リンクしておきたい。

 下の地図の野鳥アイコンをクリックすれば写真をみることができるが、もっと詳しくは写真を【Ctrl】キーを押しながらクリックすると別ウィンドウに表示される Web Album をご覧いただきたい。
カワセミなど撮った場所を教えたくない場合は、このような表示は問題だろうと思うが、今回の表示はありふれた場所のありふれた鳥なので、問題はないだろうと考えている。むしろ、記録のためにはおもしろいのではと思っている。


より大きな地図で(Google Map で) 堺市で撮影した秋の野鳥 を表示

2010年10月11日

隠居のパソコン備忘録:Google Maps と Picasa を使って位置情報を持つ写真を掲載する

 GSPユニット:GSP-CSK1 を手に入れたのをきっかけに、Picasa で撮影場所を記録することを試みてきた。
 撮影場所をマークした写真を表示する地図をブログに掲載するには、EveryTrail というサイトの【CREATE TRIP】の機能を使った。自分の写真情報が入ったtripという地図を作成し、これをアップロードしてきた。 結果としては、コマーシャル色の強い EveryTrail のサイトに自分の地図や写真を預かってもらうことになる。

 他に方法がないかとネットでググってみると、どうやら Google Earth を経由して、Google Map でブログに掲載できるような地図を作成できることが分かった。歳をとってすぐにやり方を忘れるので、備忘録として記録しておきたい。
  1. 写真に撮影地点の情報を取り込むのは、【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】で記載している 4.までの順序どおりである。
  2. 地図に掲載したい写真を選択して、Picasa の【ツール】 ⇒【アップロード】⇒【Picasa ウエブアルバムにアップロード】と選択すると、アルバムのタイトルなどを指定する下のスクリーンショットのようなアップロード画面が現われる。例えば、この画面で、タイトルを "Morning Walk at Oct. 8, 2010" としてアップロードすると新しいウェブアルバムが作成される。これは、Picasa の画面右上にある【ウェブアルバム】タグをクリックして確認できる。(もし、アカウントのない場合は、アカウントを登録する必要がある) Picasa_webalbum_1.JPG
  3. 【ウェブアルバム】の画面で、新しく作成したアルバムをクリックすると、アルバムにアップロードした写真のサムネイルが表示される。この画面の右フレームの下の方にある、【Google Earth で表示】をクリックすると、作成された KML ファイルを保存するかどうかの下のようなポップアップが開くので、適当な名前をつけて適切なフォルダーに保存する。Picasa_webalbum_5.JPG
  4. ここで、Picasa と Picasa ウェブアルバムを閉じて、新たに【 Google マップ】を開く。左上の【マイマップ】をクリックし、【新しい地図を作成】画面を開く。新しく作る地図のタイトルを入力し、【インポート】をクリックするとインポートするファイルを指定する画面がでるので、先程保存したKML ファイルを指定してアップロードすると下のような画面になる。
    この時、Internet Explorer では、
    "Bad request"
    "Your client has issued a malformed or illegal request"
    というエラーが出て、うまくいかないことがある。
    Google のブラウザー Google Chrome では問題なくアップロードするので、こちらを選んだほうが良い。やはり、Google ソフトは Google 同士の方がうまく動くようだ。GoogleMap_3.JPG
  5. この画面では小さな写真が、その写真を撮った地点にマークになっているが、これでは分かりにくい。
    この小さな写真をいろいろなアイコンに置き換えることができる。
    基本アイコンにもいろいろと用意されているが、マイアイコンを設定することもできる。ネットでサーチするとフリーのアイコンがいろいろと提供されており、これらを追加して使用することができる。野鳥の写真には、提供されているアイコンを使ってみた。
    方法は、編集モードで、ふき出しにでている小さな写真をクリックすることで、置き換えることができる。(Google Maps ヘルプを参照)

    GoogleMap_4.JPGGoogleMap_5.JPG
  6. また、ふき出しにでてくる HTML のコードをいじることで、表示を変えることができる。
    アイコンをクリックして出てくる表示のサムネイル写真をクリックするとより大きな写真がウェブアルバムに表示される。
    作業途中でも保存しておけば、再度マイマップから該当する地図を開けば、編集を再開することができる。GoogleMap_6.JPG
  7. 形を整えた地図は、地図の上に表示される【リンク】タグをクリックするとページに貼り付けることができる HTML コードが表れる。これを地図を表示させたいページに Copy&Paste すればよい。
    実際に下に HTML を貼りつけてみた。Google Map 作成で、Polyline も描くことができるので歩いた道も表示できるだろう。また、当然ながら Google Map の機能をもっているので拡大したり、航空写真モードで見ることもできる。
    サムネイル写真のクリックで別ウィンドウに表示されるウェブアルバムで編集することもできる。
    これらの機能をうまく使えば、旅行した時の写真整理などには有効であろう。


 ただ、この地図も、Google サイトで預かってもらうことになる。自分の有料のサーバーに負担をかけなくていいが、Google が個人の作品まですべて取り込もうとしているのではないかとの疑念もないことはない。


より大きな地図で Morning Walk at Oct. 8, 2010 を表示


2010年10月 4日

隠居の散歩:初秋の泉北ニュータウン(2)

 10月になった。2日土曜日、天気もいいので、ご近所を散歩してみた。今回は、GPS-CS1 をベストのポケットに忍ばせ、Tamron 28-300mm を Nikon D90 につけて、双眼鏡を首からぶら下げた。ΣAPO 120-400mmは、ドック入りしたまま帰ってこない。
 いつものように、二級河川の和田川を南の方に上る(この川は南から北へ流れている)のではなく、今回は北のほうへ下り、まだ畑作が続けられている大庭寺あたりに被写体を求めてみた。

 10月2・3日は、泉北ニュータウン周辺に元からある地区のお祭りである。岸和田にならってだんじりが引き回され、年々派手になってきている。朝から、お囃子に乗って、田んぼの向こうにだんじりが行く。揃いのハッピを着た交通整理や警備の人も朝早くから大変だ。
 田んぼには、もういつでも稲刈りが出来るくらい稲穂が垂れている。野鳥はやっぱり数が少ないが、モズ・ハクセキレイ・コサギなどを観ることができた。残念ながら、野鳥の撮影には Tamron 28-300mm では限界がある。

 大庭寺の畑地で、遠くの樹木を見ていると、枝の上にコサギがたくさん群れている。ねぐらなんだろうかとその方向に足を向けた。近づいてみると、最近訪れなくなった南区稲葉地区にある小田之池のそばの樹木である。3年ほど前には、いろいろな種類の水鳥が群れていた小田之池は、水が引いて干潟みたいになっている。よく見ると、わずかばかりに水がある部分に小魚が一部は死に絶えうごめいている。これを狙って、コサギが集まっているのだ。コサギよりも、ゾッとするくらいの数のハシブトガラスが群れている。池のそばの柿の木にも、熟しかけた実を狙って群がっている。近くで畑作をしている方によれば、畑作物の被害も甚大なんだそうだ。

 GPS-CS1 のログと撮ってきた写真を【隠居の写真整理:Picasa でGPS ユニットを使って撮影場所を記録する】に説明した EveryTrail のサイトにアップしてみた。

Walking at Senboku-New Town

2010年10月 1日

隠居の散歩:初秋の泉北ニュータウン

 泉北ニュータウンの9月の天気は、リンク・ファイルのように、お彼岸の中日(9月23日)を境に、ようやく熱帯夜を脱した。月も終りになって、少しは秋が感じられるようになった。カメラだけをぶら下げて、秋を求めて近辺をブラっと歩いてみた。

ひつじ雲;クリックすると大きな写真になります 望遠レンズのΣAPO 120-400mm は、また AF 機能が作動しなくなり、ドック入りしている。この日は、Nikon D90 にTAMRON 300mmをつけた。前回まで、White Balance(WB) のセットが誤って"白熱球"になっていて、写真がすべて青かった。WB を"Auto" にして、Nikon D90 の元々の色調はどのようなものかも試したかった。
 この日は特に、野鳥の姿は少なかったので、被写体を野鳥以外に求めた。空を見上げるとひつじ雲というのだろうか、白い雲が帯状に美しい模様を描いていた。

 いろいろな花を植えておられる畑にヒガンバナが満開であった。いつもお彼岸の時分に一斉に花開くのだが、今年は猛暑のせいか遅いらしい。気温が下がらないと花が咲かないと聞いたことがある。
 同じ畑に、青い変わった形の花が咲いていた。【季節の花300】というサイトで、サルビア・グアラニチカと確認できた。このサイトでは、いろいろな角度から花を検索できる。
 路傍には、秋らしくハギが花をつけていたり、誰かが植えたと思われるハナスベリヒユ(いつものように、【この花の名は?掲示板】で教えてもらった)が赤い花をつけていた。
ヒガンバナ;クリックすると大きな写真になりますサルビア・グアラニチカ;クリックすると大きな写真になりますハギ;クリックすると大きな写真になりますハナスベリヒユ;クリックすると大きな写真になります
ヒガンバナ
Nikon D90
Tamron 240mm
(35mm相当360mm)
ISO450 1/1000s F6.3
サルビア・グアラニチカ
Nikon D90
Tamron 110mm
(35mm相当165mm)
ISO280 1/1000s F5.6
ハギ
Nikon D90
Tamron 240mm
(35mm相当360mm)
ISO200 1/320s F10.0
ハナスベリヒユ
Nikon D90
Tamron 240mm
(35mm相当360mm)
ISO200 1/250s F10.0


 正確な名前は YAMAKO さんに教えてもらわないと判別が難しいが、見慣れた蝶ばかりを追っかけてみた。ランタナに留るモンシロチョウの横には、バッタが止まっているが写っていた。
ムラサキシジミ;クリックすると大きな写真になりますキタテハ;クリックすると大きな写真になりますランタナに留るモンシロチョウ;クリックすると大きな写真になりますコミスジ;クリックすると大きな写真になります
ムラサキシジミ
Nikon D90
Tamron 300mm
(35mm相当450mm)
ISO200 1/250s F10.0
キタテハ
Nikon D90
Tamron 240mm
(35mm相当360mm)
ISO400 1/1000s F6.3
ランタナに留るモンシロチョウ
Nikon D90
Tamron 300mm
(35mm相当450mm)
ISO200 1/1000s F10.0
翅の破れたコミスジ
Nikon D90
Tamron 92mm
(35mm相当138mm)
ISO200 1/200s F10.0

 当たり前に撮れば、Nikon D90 の普通の色調はこんなものと理解した。絞り優先やシャッタースピード優先の設定など、まだまだ学習しなければならないことが多いいが。良いカメラを求めても、使いこなさないと猫に小判である。