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2017年9月14日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (5)バルセロナ から サン・セバスティアン へ 8月2日

いよいよ、今回の旅行の目的であるスペイン バスク地方、サン・セバスティアンへ向かう。バルセロナ空港から、バルセロナを拠点とするイベリア航空系列のLCC ブエリング航空 の11時35分発IB5354便で、バスク地方の中心都市であるビルバオへ飛ぶ。
 ビルバオには午後1時に到着し、荷物も無事出てきた。ビルバオには3日後に改めて訪れ、1泊する予定だ。
 ビルバオ空港からサン・セバスティアンまではバスで移動する。田園風景が美しい高速道路を走行、1時間半ほどかかったが、サン・セバスティアンのバス・ターミナルに到着した。そこからタクシーで、これから2泊する「サン・セバスティアン・オルリー」というホテルへ。10分ほどで到着した。夏休み期間中はサン・セバスティアンのホテルは取りにくく、値段も高くなるらしい。ここはそれほど立派なホテルではなかったが、清潔で、便利なところだった。

 「地球の歩き方」には、「サン・セバスティアンはフランス国境に近いビスケー湾の真珠と呼ばれる美しい街だ。中世にはサンティアゴ巡礼の中継地として、また16世紀以降は海洋貿易で栄えたが、スペイン独立戦争中の1813年ナポレオン軍と英国軍の攻防戦によって町の大半は炎に包まれた。その後再建され、19世紀にハプスブルグ家の王妃マリア・クリスティーナが保養地として以来、高級避暑地としてその名を知られるようになった。」と解説されている。サン・セバスティアンはバスク語でDonostia(ドノスティア)という。
 サン・セバスティアンは人工約18万人で、マドリードから鉄道では5時間以上、バルセロナからは約6時間かかる。

 娘たちの目的はグルメだ。最近は日本のTV番組でも紹介されているBAR(バル)を食べ歩くのが楽しみである。
 この日は昼に1軒、夜2軒のBARを楽しんだが、やはり夜にならないとだめだ。BARについては、出発前に植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」を買い、娘夫婦に、どの店が良いか研究してもらった。

121.バルセロナ空港
バルセロナ国際空港(エル・プラット空港)はバルセロナの中心から13km南西に位置している。マドリード空港と国内利用客トップを争っているという。我々がこれから乗るブエリング航空の飛行機が多く駐機していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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122.搭乗を待つ列
搭乗するまで少々時間がかかった。リーダーからLCCは、遅延、ロストバゲージの可能性が高いこと、預け荷物23KGの制限は厳密だと聞いていたので少々心配したが、スーツケースの重量は20KG未満に納まっていて、ビルバオの空港に無事着いていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
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123.搭乗機
バスで駐機場まで移動。タラップを上がる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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124.ビルバオからサン・セバスティアンへ -1
ビルバオの空港からバス乗り場へ行くとサン・セバスティアン行のバスが待っていた。高速道路を快適に走る。晴れた日の田園風景が目を楽しませる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO200 )露出補正 なし
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125.ビルバオからサン・セバスティアンへ -2
バスはいくつかの町を見ながら走る。ここはビルバオから半分くらい走ったところで、集合住宅が立ち並ぶところを通った。何か産業のある町なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO160 )露出補正 なし
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126.サン・セバスティアン高速道路のゲート
大きなゲートだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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127.サン・セバスティアン到着
バスク山脈の麓、ナバーラ州の北端に近いゴイスエタに端を発し、北に向かって流れる全長54.9kmのウルメア川を渡る。日本で最も長い信濃川が367kmというからそれほど長い川ではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 21mm ISO125 )露出補正 なし
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128.マリア・クリスティーナ橋
wlipediaによると、この橋はアーチ橋であり、アーチ部の間隔は30m。セーヌ川に架かるパリのアレクサンドル3世橋を模した折衷主義の建築だそうだ。両サイドに2基ずつ計4基設置された全高18mの方尖塔(オベリスク)が特徴であり、それぞれの方尖塔は凝った彫刻で埋め尽くされている。この橋を渡りバスは地下のバス・ターミナルに到着した。時刻は午後3時。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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129.ウルメア川 右岸
バス・ターミナルやRENFE(スペイン国鉄)の駅から、海の方へ続くウルメア川の右岸には、土産物屋が軒を連ねる。(124~129までバスの車内から撮影)

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 35mm ISO180 )露出補正 なし
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130.コンチャ・ビーチ
一旦、ホテルにチェックインした後、さっそく海を見に行く。扇状に広がるコンチャ湾は、東側のモンテ・ウルグル、西側にモンテ・イゲルドに囲まれた海水浴場が広がる。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1600秒 17mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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131.コンチャ・ビーチ モンテ・ウルグル
標高123mの東の丘には、モタ城があり、キリスト像が立っている。丘の向こう側はビスケー湾に面している。12世紀に山頂にモタ城が建設されて以来、モンテ・ウルグルは重要な防御地点だったそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 38mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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132.コンチャ・ビーチ モンテ・イゲルド
反対側のモンテ・イゲルドには展望台や遊園地などが設置されており、山頂からはサン・セバスティアン市街地やラ・コンチャ湾やサンタ・クララ島を見渡すことができるそうだ。1912年8月25日、スペイン王アルフォンソ12世の妻マリア・クリスティーナによって運行開始されたケーブル・カーがある。スペインで3番目に古いケーブルカーだそうだ。山頂駅の標高は162m。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1250秒 38mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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133.ビーチの賑わい
東側を見ている。ビーチは人が多いが、いわゆる「海の家」的な施設はなく、テントも個人が持ち込んだもの以外にはなさそうだ。海岸の向こう側は旧市街で、かってはカジノだったという市庁舎が見える。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 45mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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134.西側のビーチ
こちらも長いビーチが広がっている。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 70mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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135.サンタ・マリア教会
海岸沿いの道を東の方へ歩く。市庁舎の右側の、いかにも旧市街らしい路地を入っていくとサンタ・マリア教会が見えてくる。サンタ・マリア教会12世紀に建てられた最初の教会だったが1774年に現在のバロック様式になり、入り口の上にサン・セバスティアンの像が取り付けられたそうだ。

Nikon D5300 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 70mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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136.BAR 「ARALAR」 -1
旧市街の道を歩くとたくさんのBARが目につく。今は午後5時前。夜には再びBAR巡りをするとして、まず手始めに1軒に入る。ここは有名店ではなさそうだ。味はいまいちだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
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137.BAR 「ARALAR」 -2
この店に入ったのは特に当てがあったわけではないのだが、店先に吊るされた生ハムに引き込まれたようなものだ。まず、バスク地方の地ワイン、チャコリという白ワインを頼む。これは旨かった。チャコリのボトルを高い位置からグラスに注ぐ「エスカンシア」という独特のスタイルで注いでくれる。ボトルからグラスへ注がれるあいだに、炭酸ガスを空気中の酸素と混合させることで、とがった部分を丸くして、優しい味のチャコリになるのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
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138.旧市街の街
夕方5時少し前。夕方と言ってまだ陽は高い。いま、チャコリとパンの上に生ハムを乗せたピンチョスを食べてきたバルが左手に見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.2 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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139.Mayor通り
サンタ・マリア教会を背にしたMayor通り。遠くにカテドラル(Buen Pastor Cathedral) が見える。カテドラルは旧市街の南側にあるゴシック建築の教会である。この教会は建てられてまだ100年程とあたらしいものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO400 )露出補正 なし
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140.静かな通り
ちょっと横道にそれるとこんな静かな道もある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 19mm ISO640 )露出補正 なし
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141.昼下がりのバル
おそらく地元の人たちが良く来るバルなのだろう。ご主人様におねだりをしているワンちゃんが可愛らしい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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142.Cafe
私と同じくらいの年だろうか。2人の男性がCafeの前に出された小さなテーブルと椅子に座り、一人はたばこ片手にビールを飲み、右側の白鬚の男性はコーヒーを楽しんでいる。いい光景だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 18mm ISO125 )露出補正 なし
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143.コンスティトゥシオン広場
旧市街を東へ歩く。広場があった。バルコニーを持つ3階建ての建物に取り囲まれていて、マドリードのマヨール広場に感じが似ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/1250秒 10mm ISO125 )露出補正 なし
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144.「サポレハイ」 生ハム専門店
ここはBARではない。バル巡りの途中に立ち寄りたい食材店として、植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」に紹介されていた。イベリコ豚の生ハムを試食させてもらった。旨かった。真空パックになった製品をいくつか買い求めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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145.「ガンバラ」
この店がぜひ行ってみたいバル、「ガンバラ」だ。夜にならないと開店しない。夜にもう一度来よう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
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146.ラ・ブレチャ市場 -1
少し歩いて、旧市街の東側にある市場に行ってみた。活気がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
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147.ラ・ブレチャ市場 -2
生ハムやチーズを扱う店が多かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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148.大道芸人
午後6時になった。一旦ホテルに戻って、夜にまた、BARへ繰り出そう。公園の通りには古い金属を模した大道芸人さんがいた。あまり人気はなさそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 16mm ISO125 )露出補正 なし
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149.サンセット
8時半、再び旧市街のバルの街へ出て行った。日没はまだなのだろうが、西側のモンテ・イゲルド側の海が黄金色に染まってきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f7.1 1/1250秒 32mm ISO125 )露出補正 なし
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150.「ガンバラ」に潜り込む
「ガンバラ」はやはり混んでいた。しかし、遠慮してはいられない。奥の方に入る。何とかスペースを確保した。白ワインはチャコリ、そして2杯目のティント(赤)はテンプラニーニョだったが、両方ともうまい。ピンチョス(小皿料理)は、キノコのソティーが旨かった。このバルは蟹も売りだ。エビのフリッターも旨かった。入り口近くのカウンターに座っていた2人の日本人女性が手を上げて呼んでくれて、自分たちは店を出るからここに座れと言ってくれた。サン・セバシティアンに長くいる人とその友人という感じだった。ここは素材にこだわったハイクオリティなピンチョスが味わえる有名店だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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151、二軒目のBAR 「カーサ・ウローラ」
旧市街の目抜き通りであるフェルミンカルベトン通りにある。この店も植松良枝著「スペイン・バスク 美味しいバル案内」に紹介されていた。季節の食材を使ったメニューや肉料理が充実。ここでもティントを飲んだが、それも美味しかった。ピンチョスはフォアグラ、ホタテ、タコ、青トウガラシを食べたが味は良かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/640秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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152.ライトアップされた市庁舎
夜10時を過ぎた。2軒のバルに満足し、ホテルへ戻る。市庁舎のライトアップがきれいだ。この建物は1897年7月1日の開館から ギャンブル禁止令により1924年にクローズされるまで、ドノスティア=サン・セバスティアンのグラン・カジノの本拠地だった。その後、病院となったが1950年から市庁舎として使用され、現在本会議場として使われているかつてのダンスサロンやルーレットは、良き時代の政治家、作家、芸術家で大いに賑わっていたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/200秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
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153.夜のコンチャ・ビーチ
さすがにこの時間泳いでいる人はいない。すっかり人通りのなくなった海岸沿いの道をホテルに戻った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
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2010年2月18日

1996年 スぺイン旅行 1/2

 また、ネタが枯渇してしまったので古い写真を見ていただく。1994年、家族とのはじめての海外旅行はイタリアを訪れたが、その2年後、第2回目はスペインへ行った。長時間飛行機に乗るのが嫌だと言っていた家内も、先のイタリア旅行ですっかり病みつきになってしまったようだ。
 搭乗機は今は日本に乗り入れていないスペインのイベリア航空、途中、モスクワのシェレメチェヴォ第二空港に寄ったが、真夜中でもあり、薄暗い空港施設の中で再び飛ぶのを待っていた記憶がある。
 この旅行では、まず、首都マドリードへいき、トレドを訪れ、それから南へ、グラナダ、コスタ・デル・ソル、そして、マラガから飛行機に乗り、バロセロナへ行った。8日間の旅行である。
  この旅行に携行したカメラはNikonのD50とコンパクトカメラのOlympus μ。 実はEOS650を購入した後、Nikonのフラッグシップへの憧れからF3を買い込んだ。マニュアルフォーカス最後のNikonのFひと桁機である。それからしばらくして、中野サンプラザへ何かのコンサートを聴きに行ったとき、駅前のフジヤカメラで店頭に並んでいた中古のF50を衝動買いした。
1.マドリード プラド美術館
プラド美術館は1785年に建設が始まり、1808年に完成した。1868年までは王室の付属博物館として、311点のコレクションから出発したというが、国立となって、収集された絵画は6,000点以上に及んでいるらしい。2006年に東京都美術館でプラド美術館展が開催され、大変な人気であった。この絵は、ゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」。このほか、ベラスケスの「官女たち」などがある。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
マドリード プラド美術館:クリックすると大きな写真になります
2.トレド
トレドはマドリードからバスで1時間ちょっとで行ける。この日はプラド美術館を見学した後、トレドへ行った。かってスペインの首都だったトレドはタホ川が巡る海抜530mの岩山の上に広がる。タホ川を挟んで展望台から眺めたトレドの町は、なにか赤ちゃけた印象であった。中央に見えるのは大聖堂だ。
トレド:クリックすると大きな写真になります
3.マドリードのタブラオ
第1日目のマドリードの宵は、同行した娘と娘の友人が予約をしてくれ、コラル・デ・ラ・モレリアというダブラオでフラメンコを楽しんだ。夜が更けるにつれ、真打が登場する。翌朝3時までやっているということなので、まだ宵の口のようだったが、明日のこともあるので11時過ぎに引き揚げた。撮影可ということだったのでコンパクトカメラで撮った。

Olympus μ 35mm F3.5
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
マドリードのタブラオ:クリックすると大きな写真になります
4.アトーチャ駅
マドリードの第2日目は自由行動となった。ガイドブック片手に歩きだす。1992年まで使用された旧駅舎は外観を保存しつつ、内部は乗客サービス・商業施設・カフェテラス・待合室等に利用されて現在の駅舎の一部に組み込まれている。なかでも待合室・カフェテラスとして利用されているかつてのプラットホーム部分は、鉄とガラスを用いた天井の高い空間を、旧駅舎と同時期にヨーロッパ各地に建てられた「植物園」に見立てた演出がなされている。

Nikon F50 ∑28-80mm macro F3.5-5.6
プログラムオートで撮影 ネガフィルム ISO400
以下同じであるので省略
アトーチャ駅:クリックすると大きな写真になります
5.王宮
ムーア人によって築かれたアルカーサス(城塞)が1734年に全焼した跡に、1738年から1764年にかけて、建設された壮麗な宮殿である。王宮前には広いオリエンテ広場がある。王宮内の室数2800以上と言われている。
王宮:クリックすると大きな写真になります
6.王宮のエントランス
ここは王宮エントランスの階段部分である。王宮見学の第1歩は白と黒の大理石で作られた大階段を上ることから始まる。
王宮のエントランス
7.マヨール広場
マドリッドの中心であるプエルタ・デル・ソルからマヨール通りを経て、5分位のところにマヨール広場があった。17世紀の古い建物に囲まれた縦94m、横122mの長方形の広場で、中央にフェリペ3世像がある。ここに座ってコーラを飲んで休憩した。
マヨール広場
8.アルハンブラ
3日目はグラナダへ移動した。ここには有名なアルハンブラ宮殿がある。800年近くイベリア半島を支配していたイスラム教徒の最後の砦であった。アルハンブラ宮殿は14世紀の建築。イスラム文化の香りが高い。15世紀の終わり、1492年にカトリックのレコンキスタによってグラナダが陥落する。アルハンブラ宮殿はレコンキスタの後、大部分が改修された。
アルハンブラ:クリックすると大きな写真になります