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Studio YAMAKOで“ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア”が含まれるブログ記事

2021年9月13日

旅の思い出 海外編 3

5)1994年8月ー9月 憧れのイタリア旅行(1)
ミラノ、ヴェネチア、パドヴァ、ラヴェンナ、フィレンツェ

1981年の初めての海外渡航は、イタリアのフィレンツェで行われたある学会への出張だった。その時、その美しい街を見て、この次は観光旅行でイタリアに来たいと思ったものだった。
 それから13年後の夏休みに、家族でイタリア観光旅行を実現することが出来た。
 某旅行社のパックツアーだったが、ミラノから→ヴェネチア→パドヴァ→ラヴェンナ→フィレンツェ、そして、→サンジミニャーノ→シエナ→アッシジ→ローマ とイタリアの北側半分を巡った。この時のことはStudio YAMAKOで回顧版として2009nenn10月に 1994年イタリア 初めての海外ツアー として掲載しているので、今回は一部を除いてその写真と被らないような写真を中心に見ていただきたいと思う。フィルムカメラの EOS 650とOlympus μ で撮った写真をデジタル化している。

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ミラノ サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ修道院

前日に空路でミラノに到着し、朝早くホテルを出発、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見に行った。1296年、大聖堂を取り壊して着工し、その後の変遷を経て、建築家ソラーリによって長い年月をかけ1469年に完成した。教会は第二次世界大戦中に連合軍の空襲を受け、大きな被害を受けたが、『最後の晩餐』の前には土嚢が積み上げてあったため、かろうじて被害を免れたという。

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ミラノ サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ修道院 「最後の晩餐」

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「最後の晩餐」は、ミラノ サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ修道院の食堂に描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なもの。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。フレスコ技法ではなく、乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい絵画としても知られ、この時も修復中だった。

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ミラノ ドゥオモ

世界最大級のゴシック建築であり、全長158m、幅92m、高さ108mの威容を誇る。5世紀もの歳月をかけて多くの芸術家によって完成されたという。ドゥオモの前には広いドゥオモ広場がある。

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ミラノ ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

ドゥオーモ広場の北にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアというアーケードがある。イタリア王国の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世に因んで名づけられたという。最初に1861年にデザインされ、イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1865年から1877年の間に建設された。

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ミラノ ドゥオモ の屋上から

エレベータでドゥオモの屋根の上に登ることができた。ドゥオモには135本の尖塔があり尖塔の天辺にはひとつひとつに聖人が立っている。左下にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの屋根が見える。

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ミラノ スカラ座

現在の建物は2代目のもので1778年に完成した。初代の歴史的建築物のテアトロ・ドゥカーレは1776年2月25日、謝肉祭のガラ・コンサート後に焼失した。新劇場は以前サンタ・マリア・アラ・スカラ教会のあった場所に建設され、ここから劇場名がとられた。

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ヴェネチア イタリア国鉄 サンタ・ルチーア駅

ツアー一行はバスでヴェネチアへ着いた。イタリア国鉄の駅前広場を通って、運河を航行するヴァポレットという水上バスの停留所へ向かう。

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ヴェネチア サン・ジョルジョ・マッジョーレ島

この写真はサン・マルコ広場に建つサン・マルコ寺院の中から撮ったと記憶する。「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島」は土地のほとんどが教会という。美しい鐘楼はサンマルコ広場からも見えた。

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ヴェネチア サン・マルコ広場

サン・マルコ寺院の前には大きな広場があり、カフェのテラス席もあって生演奏を聴きながら、最高の時間を過ごせる。私たちは映画「旅情」で有名な老舗のカフェ・フローリアンに入ってみた。

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ヴェネチア リアルト橋

カナル・グランデ(大運河)にかかるリアルト橋。1591年に水面からの高さ7.5mのそりの大きい、石造りの太鼓橋が完成した。橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいる。

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パドヴァ サンタントーニオ聖堂

ベネチアから西へそれほど遠くないところにバドヴァ サンタントーニオ聖堂があった。1195年ポルトガル、リスボンで生まれ、1231年パドヴァ郊外で没した聖アントニオが奉られている。このサンタントーニオ聖堂はロマネスクのファサード、ゴシックのアーチ、ビザンティン様式のクーポラ、イスラム美術を取り入れた鐘楼など異なる様式の完璧な調和という特徴をもち世界でもめずらしい巨大建築物となっている。聖堂の建設は聖アントニオの死んだ翌年の1232年には始まっていたと考えられており、完成は1310年にまで長引いた。 1394年の火事とそれによる鐘楼の崩壊により聖堂の整理のための改築は15世紀まで続いたそうだ。

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ラヴェンナ ガッラ・プラキディア廟堂

つぎに訪れたのはベネチアから南へ100kmほどのところにあるラヴェンナだ。ガッラ・プラキディア廟堂が印象に残っている。外観は古く、小さくて地味な建物だが、その内部が素晴らしい。ローマ皇帝テオドシウス1世の皇女であるガッラ・プラキディアの霊廟とされる。5世紀半ばの建立。円天井は深い青色が特徴のモザイクに覆われ、奥行きのある構図になっている。

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フィレンツェ ミケランジェロ広場から

1981年、初めての海外旅行で サンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の聖母 マリア)大聖堂 を眺めたミケランジェロ広場から、13年後に再び来ることが出来た。世界遺産フィレンツェ歴史地区の 一部として指定されている ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成される。1296年から140年以上をかけて建設されたそうだ。前回は曇り空だったが、この日は晴れてくっきりとフィレンツェの街並みを眺めることが出来た。

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フィレンツェ ベッキオ橋

ポンテ ベッキオはアルノ川に架かる橋で、イタリア語で「古い橋」を意味するフィレンツェ最古の橋である。先の大戦を生き延びたフィレンツェ唯一の橋だそうだ。河川の氾濫などで何度か建て直されており、現在の橋は1345年に再建されたものという。橋の上には宝飾店が並び人通りが絶えない。

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フィレンツェ シニョーリア広場

フィレンツェの政治の中心だ。ヴェッキオ宮殿は、共和国時代に政庁が置かれた建物で、今でも建物の半分は市役所として使用されている。イタリアが統一された約150年前、一時フィレンツェが首都だったことがあるが、その時はここが政府だったということだ。ここに立つミケランジェロ作のダビデ像は100年ほど前にアカデミア美術館に移されて、これはレプリカとのこと。1984年の国際化学療法学会の折、会社の医師のお供でこのベッキオ宮殿の古いひんやりとした大広間で行われたレセプションに出席したことを思い出す。

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フィレンツェ ウフィツイ美術館

右手前の建物がルネサンス絵画で有名なウフィツイ美術館である。近代式の美術館としてヨーロッパ最古のもののひとつである。メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館であり、イタリア・ルネサンス絵画の宝庫である。展示物は2,500点にのぼりという。塔が見える建物はベッキオ宮殿である。

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フィレンツェ Hotel BAGLIONI

13年前に泊ったホテル バリオーニだ。なつかしい。少なくとも外観はちっとも変っていない。いま旅行案内を見ると、「中央駅前にひときわ目立つたたずまいのエレガントな4ツ星ホテル。観光名所は徒歩圏内。18世紀の宮殿を利用した館内はクラシックな雰囲気。最上階にあるレストランの窓からは、ドゥオモやジョットの鐘楼など素晴らしい景観が楽しめる。」とあった。

2017年8月29日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (1)ブリュッセル 7月30日~31日

娘たち夫婦が夏休みにヨーロッパ旅行に誘ってくれた。今回はスペインのバスク地方で美味しいものを食べるのが主な目的という。しばらく海外旅行もしていなかったのでうれしく、もちろん accept だ。日程は7月30日に成田を出発し、8月9日に羽田に帰ってくる11日間とやや長い。
  娘の主人が飛行機の予約からホテルの予約をすべて行ってくれ、次のような日程を立ててくれた。感謝!

  • 7月30日 成田発 ANA NH231便でベルギーはブリュッセルへ ブリュッセル泊
  • 7月31日 ブルージュ(ベルギー)観光 ブリュッセルへ戻り、空路バルセロナ(スペイン)へ バルセロナ泊
  • 8月01日 サグラダ・ファミリアなどバルセロナ観光 バルセロナ泊
  • 8月02日 バルセロナから空路スペインバスク地方のビルバオへ ビルバオからバスでサンセバスティアンへ サンセバスティアン(スペイン)泊
  • 8月03日 サンセバスティアン滞在 同泊 
  • 8月04日 サンセバスティアンからタクシーで30分ほどのオンダビリアへ移動 着後オンダビリア観光 オンダビリア泊
  • 8月05日 オンダビリアからタクシーでサンセバスティアンへ、そこからバスでビルバオへ グッゲンハイム美術館見学 ビルバオ泊
  • 8月06日 午後ビルバオから空路パリへ パリ泊
  • 8月07日 パリ滞在 私の希望でパリ自然史博物館見学 パリ泊
  • 8月08日 セーヌ川ランチクルーズ ANA NH216便で帰路に着く 機中泊
  • 8月09日 午後、羽田着


 11日間の旅行を終え、6枚のSDカードに撮ってきた写真、約2400カットをパソコンに取り込んだ。これからブログを綴りながら、行った先々で、見たこと、あったこと、思ったこと、感じたことを思い出していきたい。 こちらに戻ってきて、8月17日に起こったバルセロナ ランブラス通りのテロ事件には驚いた。2週間前にはすぐ近くにいたのだ。

  さて、出発日は娘夫婦と成田空港の第1ターミナルで朝8時50分に合流した。私たちはYCATまでタクシーで行こうと思い、前々日にいつものタクシー会社へ予約の電話を入れたところ、当日は横浜市長選挙があり、その関係者による早朝予約でいっぱいとのことだった。仕方なく相鉄線で星川から横浜へ出た。
 娘の主人は仕事で最近頻繁にバンコクへ行くことがあり、ANAを利用しているので、ANAのラウンジが使える。白ワインなどもあり、搭乗前の朝食を楽しむことができ、今回の旅行のリーダーの株はまた上がる。
 日本とベルギーでは7時間の時差があるが、現地時間で午後3時50分にブリュッセル空港に到着した。

  私はベルギーは初めてだった。ベネルックス3国のひとつであること、国王がいること、首都はブリュッセルであること、そのブリュッセルにはEUの主要機関がありEUの首都と言われていることくらいしか知らない。
 ブリュッセルの街を歩いてみても言葉が判らない。ベルギーでは北半分を占めるオランダ語圏のフランデレン地域とフランス語を話す国土の南半分のワロン地区があり、そこでは一部でドイツ語も話される。そして、首都ブリュッセル地域はフランス語、オランダ語両言語を併用するという。
  2017年のベルギーの人口は11,443,830人、これに比べ東京都の人口が 13,729,858人である。首都ブリュッセルの人口は173,540人で、北海道の釧路市や神奈川県の鎌倉市と同じくらいだ。2013年のベルギーのGDPは約5065億ドルであり、日本の九州とほぼ同等の経済規模であるそうだ。しかし、同年の一人当たりのGDPは45,383ドルであり世界的に上位に位置するという。産業においては世界シェア1%を超える石油化学、非鉄金属、自動車、繊維、食品といった様々な分野の製品があり、バランスの取れた発展がみられ、製薬会社のヤンセン ファーマなども有名である。
 日本の皇室とベルギー王室は友好関係にあり、1999年12月にブリュッセルで行われたフィリップ現国王の成婚式には、日本から皇太子徳仁親王と同雅子妃が参列している。また、日本とベルギーの外交樹立150年を迎え、2016年10月11日から14日まで、フィリップ国王は国賓としてマチルド王妃とともに初来日された。日本国皇室とベルギー王室関係は極めて親密であるという。

  空港からタクシーで今宵宿泊するホテルへ向かう。ホテルは、ブリュッセルの中心地である大きな広場 グラン・プラスのすぐそばだった。
  一休みして、街を見て歩き、食事をする。市庁舎前のグラン・プラスは圧巻だった。ブリュッセルは、チョコレートとビールとワッフルの街だと感じた。店に並ぶ商品は豊かさを感じさせる。食事はムール貝を食べるならここと言われる「LEON」にした。日本人は夕飯の時間は6時だが、6時過ぎに入った「LEON」は有名店なのにまだ空いていた。こちらは日が暮れるのが遅い。何時までも明るいのだ。
 食事をしたあと、また、しばしグラン・プラス周辺を散策し、8時前に一旦ホテルへ戻る。だが、グラン・プラスのライトアップの写真を撮りたくて、夜9時過ぎに再びホテルを出た。夜9時20分、まだ空は明るいし、ライトアップもされていない。やっと、夕やみが訪れたのは10時少し前だった。グラン・プラスはまだまだにぎやかだ。いやいや、ますます人出が多くなるようだ。

1.成田空港 ANAラウンジ
午前10時50分発のブリュッセル行きNH231便に搭乗するまでの時間、ANAのラウンジに入る。サンドウィッチ、やきそばなどの軽食があり、ビールやワインも置かれている。ゆったりした時間を過ごすことが出来た。ラウンジの入り口に、ANAがスターウォーズとコラボした「ANA STAR WARS PROJECT」のB787-9 R2-D2 ANA JET の模型が展示されていた。模型のエンジン部分にはハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーのサインがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )露出補正 なし
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2.NH231便の機内モニター
前の席の背もたれに設けられた機内モニターではいろいろなプログラムが楽しめるが、私はしばらく飛行MAPを見ていた。離陸して1時間20分くらいだろうか、物騒なミサイルが飛んできそうなところを飛行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/400秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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3.連邦議会議事堂
ベルギーのブリュッセル空港には現地時間で午後3時50分に到着した。日本との時差は7時間だ。空港から今晩泊まるホテルがあるグラン・プラスまでタクシーに乗る。途中、ブリュッセル公園の近くを通ったが、公園の北側にこのベルギー連邦議会議事堂、南側には王宮がある。ベルギーの連邦議会は元老院と常議員で構成される。タクシーの車内から撮った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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4.ロコフォルテ ホテルアミーゴ
ホテルはブリュッセルの中心地グラン・プラスのすぐ近くだった。ホテルに着き、部屋に案内されて、窓の外を眺める。サンミッシェル大聖堂が見えた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5.6 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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5.グラン・プラス
さっそくグラン・プラスへ行ってみる。ホテルから100mほど歩くと市庁舎の脇から広場へ出られた。グラン・プラス(フランス語:Grand-Place、オランダ語:Grote Markt)は縦110m、横68mの大広場だ。この写真は広場に出て、右側を見たところでギルドハウスのひとつ「ブラバント公の家」。大広場は市庁舎、王の家(市立博物館)、各ギルドハウスに囲まれている。繁栄を支えていたのが「ギルド」と呼ばれる同業人組合だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
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6.市庁舎
市庁舎は1402年から1455年の間に建造された。歴史的経緯から、この建物は中世におけるグラン・プラスの建築様式を伝える唯一の証人となっているという。この写真では切れてしまっているが、ゴシック様式の96メートルの塔がある。あとからの写真で確認いただきたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
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7.ビールグラス
ベルギーのビールは有名だ。wikipediaによれば、ベルギー国内に125の醸造所があり、銘柄数は、OEMや輸出用銘柄等のレーベル・ビールを含めて1053種類、そのうちオリジナル・ビールは780種類におよぶ。スタイル別にみた場合はオリジナル・ビールが1159種類でレーベル・ビールが388種類の合計1547種類である。ベルギーの人口を鑑みた場合、この数は多いと言わざるを得ない。街にはたくさんの銘柄のビールを売る店が多く、ビールのみならず、それぞれの銘柄でグラスも販売されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )露出補正 なし
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8.ギャルリー・サンテュベール
グラン・プラスから北東方向に歩いてすぐのところに、大きなアーケードがある。1847年に完成したヨーロッパ最古のパッサージュのひとつでギャルリー・サンテュベールという。1877年に建てられたミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアに比べると小さいが、レース、革製品、宝石といったベルギーの名産品を販売する立派なブティックが並び、クラシカルな高級感が溢れる。また、チョコレートの名店「ゴディバ」や「ノイハウス」の店もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.「GODIVA」
日本でも有名な「ゴディバ」のチョコレート。バレンタイン・デーには大活躍する。1926年、ジョセフ・ドラップスが「ショコラトリー・ドラップス」をブリュッセルにて設立した。1956年、社名を「ゴディバ」に変更し、販売店をグランプラス広場に開業、1958年にはパリのサントノーレ通りに販売店を開いて国外進出を果たしたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.「chez LEON 1893」
ギャルリー・サンテュベールを抜けると賑やかなレストラン街に出た。時刻は夕方の6時半、まだまだ明るく昼のようだ。私たちは、機内食以降何も食べていないので少々空腹だった。ここでは少し時間的に早いようだが、この店に入る。"ムール貝を食べるならここ"とガイドブックなどで紹介されている店だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO120 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.LEONビール
喉が渇いたのでまずビール。LEONという銘柄の自家製ビールが、LEONのラベルの付いたブラスに注がれて出てきた。ぐっと、一息に飲み干す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.バケツに入ったムール貝
もちろんムール貝をオーダーする。バケツにいっぱいのムール貝が運ばれてきた。これで1人前である。日本で食べるムール貝よりやや小粒だ。塩味だけだがとても旨かった。次にムール貝のバター焼きのようなものを頼んだが、やはり最初に食べたバケツ入りムール貝のほうが旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.ワッフル
街を歩いていると至る所にワッフルの店があり、ワッフルを焼く甘い香りが漂ってくる。ベルギーでワッフルは中世の昔から家庭でも作られていたそうで、1556年に描かれたピーテル・アールツェンの絵には、世界最古のベルギーワッフルが見られるそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.王の家(市立博物館の塔)
食事をしたあと、再びグラン・プラスへ戻ってきた。ここを中心に動くと分かりやすい。時刻は午後7時20分、まだ明るい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 37mm ISO125 )露出補正 なし
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15.横たわる男性像
グラン・プラスからホテルへ。市庁舎の角を入ったところに、こんなブロンズ像があった。当然女性の像かと思ったらさにあらず、この像は男性で、15世紀に貴族と戦い命を落とした同業組合側の英雄、エヴラード・セルクラースの像だった。彼の腕に触ると幸運がやってくるという言い伝えがあり、その腕は多くの人たちに触られて輝いている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.小便小僧
ホテルの前を通り越して、小便小僧の像を見に行く。全長30cmと小さい。小僧と言われながら、間もなく400歳という最年長のブリュッセル市民。しかし1619年にフラマン人彫刻家ジェローム・デュケノワ(Jérôme Duquesnoy)により製作されたオリジナルは盗難に遭って、現在のものは1960年代につくられたレプリカだそうだ。シンガポールのマーライオン、 コペンハーゲンの人魚姫の像と並んで、観光客をがっかりさせる観光名所に数えられるという。近くにかがんで放尿する小便少女(Jeanneke Pis)の像もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 16mm ISO400 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.小便小僧は人気者
それでも小便小僧は人気者である。多くの観光客が集まる。私もその一人。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.ストリート・ミュージシャン
カフェの前でサクッスを奏でるストリート・ミュージシャンがいた。カフェに座って聞いている人たちや、向こうから来る車など、風情を感じる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO1250 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.グラン・プラスの夕暮れ
一旦ホテルに戻って、シャワーを浴びる。しかし・グラン・プラスの夕暮れ、ライトアップの写真を撮りたくなって、再び出かける。時刻はもう9時半近いのにまだ明るい。ギルドハウスの建物の1階のレストランや商店の照明は明るく感じるが、ライトアップはされていない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​5.6 1/​80​秒 21mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.王の家​​
14.の写真にもあるが、市庁舎の対面にあるこの建物は、王の家と呼ばれる。wikipediaによれば、王の家 (la Maison du Roi) は、12世紀以降パン市場として親しまれた木造建築物で、それゆえオランダ語では「パンの家」(broodhuis) と呼ばれる。15世紀になると石造にかわり、ブラバント公の行政庁が置かれた。のちにカール5世は自分の塔をゴシック様式で建てさせた。現在もその姿を見ることが出来ているように思えるが、実際には当時の塔も回廊も存在しない。1695年の砲撃などで損害を蒙ったためであり、現在のものは1875年にネオゴシック様式で再建されたものである。建物は1985年に改築され、市立博物館になっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​60​秒 21mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.夕やみ迫る街​​​​
もう少し暗くなるまで待ってみようと思い、それまでの時間そぞろ歩きをする。この時間になると大分涼しくなった。観光客の姿は絶えない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​60​秒 45mm ISO3​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.ギャルリー・サンテュベール 午後9時40分
暮れてきて、天井の色が青みを帯びて見える。商店のショー・ウィンドウには灯りが入る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 19mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.グラン・プラス ライトアップ 午後9時45分​​
ようやく夕やみが迫り、グラン・プラスの建物がライトアップされ始めた。テラスで食事を楽しむ人々が増える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 17mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.市庁舎の塔
​​ これが市庁舎の塔だ。ゴシック様式の96メートルの塔はヤン・ファン・ルイスブロエク (Jan van Ruysbroek) が手がけたものであり、頂上には竜を打ち倒す天使ミシェル像が飾られている。ミシェルはブリュッセルの守護天使である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f5.6​​​ 1/​40​秒 26mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.7段
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25.ライトアップされた市庁舎
​​ 午後10時を回った。ようやく大広場も暗くなった。市庁舎のてっぺんに天使ミシェル像が見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​15​秒 26mm ISO3​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.7段
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26.朝の市庁舎の塔​​
​​ 翌7月31日はブリュッセルから鉄道に乗って、水の都ブルージュへ行く。ホテルを出て、グラン・パレスを通って、ブリュッセル中央駅へ歩く。朝8時、グラン・プラスの手前にあるエヴラード・セルクラースの像のところで、若い女性の2人連れにあった。「どこから来られましたか」と尋ねたところ、横浜からという返事。「横浜は何処ですか」と聞いたら同じ保土ヶ谷区の西谷からとのことだった。お互いにそれぞれのグループの写真を撮りあった。写真は市庁舎の塔。朝の光は良い。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
​​ プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
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27.行先表示板
ブリュッセルは北半分ではオランダ語を、南半分ではフランス語と一部でドイツ語が話される。そして、首都ブリュッセル地域はフランス語、オランダ語両言語を併用するという。この表示板も上にフランス語、下にオランダ語が併記されている。右がグランド・プラス、左がブリュッセル中央駅。ここらのカフェでパンとコーヒーで朝食にする。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f3.5 1/1250秒 14mm ISO125 )露出補正 なし
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28.午後4時のグラン・プラス
午後4時近く、再び列車でブルージュ観光からブリュッセルに戻った。ホテルに荷物を取りに行く。グラン・プラスの真ん中で仰向けに寝て日光浴?している女性もいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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29.ワッフルの名店「ダンドワ」
ホテルの前にワッフルが有名な「ダンドワ」があった。1888年創業のビスケット屋「ダンドワ」だそうだ。昨夜も食べたいと思ったが、すでに閉店時間を過ぎていた。店には列ができている。時間がないので写真だけ撮っておこう。これでブリュッセルともお別れ、ホテルからタクシーに乗って空港へと向かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO640 )露出補正 なし
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