高野山と京都 5/21~24 3泊4日 京都で撮った蝶
今回は、蝶の写真を撮るのは全く期待しておらず、チャンスがあればという程度に思っていた。
高野山では、コミスジ1頭を除いては、蝶を見ることはなかった。
京都では、ごく普通の蝶だけだったが、訪れた平等院や東福寺、梅小路公園で元気に飛び回る蝶がいた。蝶を見るとやはり撮りたくなる。京都の古寺を背景に入れて撮ったり、蒸気機関車を背景にして撮りたいと思ったが、そうはなかなかうまくいかなかった。
YAMAKOの写真集です。蝶の写真を中心に、旅行したときに撮って気に入った写真を簡単なメッセージとともに掲載しています。
2014年6月29日
2014年6月27日
113.京料理「藤本」 少々わかり難いところにあった。周りも普通の住宅や商店が並ぶ。目立たない。さすが、京都の風情である。京懐石の味も良かった。食後に何種類かのデザートを見せに来てくれた。その中の一つを選ぶのかと思ったら、好きなだけとってよいとのことだった。なんという太っ腹なことか。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 7.0mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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114.金福寺 娘の発案で詩仙堂へ行く前に金福寺を拝観することにした。三条からタクシーで行くと、白川通りを詩仙堂に入る手前を、東の山のほうに行ったところにあった。観光客は多くない。この寺は松尾芭蕉と与謝蕪村にゆかりのある俳句の聖地として、また、舟橋聖一の歴史小説「花の生涯」などのヒロイン村山たか女の終焉の寺として知られているとのこと。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/160秒 7.3mm ISO160 ) 露出補正 なし |
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115.金福寺本堂と庭 入口の階段を上がったところで、拝観料を支払い、右へ。それほど大きくない本堂と小さな枯山水の庭と裏山とからなる寺の佇まいは、村山たか女が余生を過ごした場所とのこと。私は「花の生涯」を読んでいないので、思い起こすことはできない。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/680秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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116.芭蕉庵 元禄の昔、松尾芭蕉はこの金福寺を訪れ、草庵で閑居していた住職鉄舟和尚を訪れ、語り合い親交を深めたという。和尚はそれまで名前のなかったその庵を芭蕉庵と名づけた。85年ほど後に、与謝蕪村が金福寺を訪れ、荒廃していたその庵を再興したと伝えられる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/680秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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117.京都の街を眺める 金福寺は高台にあり、背後は大文字焼きで有名な東山である。これは西の方向で、京都御所や二条城の方角だ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/1000秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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118.くぐり門 金福寺を後にする。振り返ると、芭蕉庵と書かれたくぐり門に風情があった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/160秒 10.7mm ISO250 ) 露出補正 なし |
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119.詩仙堂 金福寺から詩仙堂までは歩いてすぐの距離だった。日中の日差しは強く、歩くと汗をかいたが、やがて詩仙堂の小有洞(しょうゆうどう)と書かれた間口の狭い入口があった。上へ上がる石造りの階段に人影が無くなるのを待ったが、さすがに次から次と歩く人が絶えなかった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO125 ) 露出補正 なし |
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120.老梅関(ろうばいかん) 小有洞から石造りの階段を上っていくと老梅関という門があり、それをくぐって読書室である建物、詩仙の間がある。詩仙堂は江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡であり、そして現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺で丈山寺ともいうそうだ。これはその入り口から老梅関を振り帰ったところだ。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/680秒 6.8mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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121.詩仙の間と至楽巣(しらくそう) 詩仙の間では多くの観光客が座敷に座り庭を眺めている。ここは座らないで庭に出る。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/480秒 12.4mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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122.ミヤコワスレ 庭の奥へと続く小道にミヤコワスレの花が咲いていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/60秒 7.9mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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123.残月軒 百花を配したという百花塢(ひゃっかのう)という庭園の向こうには残月軒という建物があった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/170秒 6.0mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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124.小有洞 最後に詩仙の間の畳に座り、ここから庭を眺めてみた。俗人にはあまり感動はない。詩仙堂の拝観を終え、再び石の階段を下りて小有洞に戻った。詩仙堂をちょっと上がったところに、宮本武蔵開悟(さとり)の地で、決闘した当時の一乗寺下がり松の古木や、若き日の宮本武蔵像があるというが、訪ねてみるのは割愛した。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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125.宮本・吉岡決闘の地 一乗寺下がり松 詩仙堂から白川通のほうへ下ってくると、剣客宮本武蔵が吉岡一門数十名と決闘を行った地として有名な一乗寺下がり松があった。立てられていた札を見ると、現在の松は4代目だそうだ。先ほどの八木神社の境内に保存されているのは初代の松の古株だそうだ。平安中期から中世にかけこのあたりにあった一乗寺という天台宗の寺が地名の由来となったが、南北朝の動乱以降に衰退して廃絶した言われる。このあと、再度ホテルに戻る。白川通で市バスに乗ってみた。この日は土曜日だったので、二条城の近くの運動公園から、大勢の人たちが乗り、バスは混み合った。京都駅行きのバスだったが、四条烏丸で下りるのが一苦労だった。ホテルで荷物を受け取り、タクシーで京都駅に向かう。新幹線の指定券も無事取れて、楽しかった3泊4日の旅も終わりに近づいた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/950秒 5.9mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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2014年6月24日
98.東本願寺御影堂 ホテルの前から京都市営地下鉄に乗って五条駅で下車し、京都駅へ向かって歩く。御影堂門を通り過ぎて、阿弥陀堂門から入る。門を入って正面の阿弥陀堂は改修中だった。御本尊は御影堂内の仮阿弥陀堂にて御安置されている。改修は2016年春ごろまでかかるとのこと。改修中の阿弥陀堂も大きいがこの御影堂もまた大きい。一方この御影堂も2011年に親鸞聖人750回忌を迎えることから、その特別記念事業として修復工事が実施された。修復工事期間中は、修復作業を安全かつ効率的に進めるために、現在の阿弥陀堂と同じように、御影堂全体を高さ49m(最高高さ51m)の仮設の屋根ですっぽりと覆われていたという。「真宗本廟御影堂修復竣工式」は2009年8月3日に行われている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/350秒 13.3mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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99.東本願寺阿弥陀堂の巴瓦 工事中の大きな素屋根がかかった阿弥陀堂の中も覗いてみた。何が行われているのかよくわからない。鐘楼もみてみた。そのわきに東本願寺阿弥陀堂のものと思われるたくさんの巴瓦が保管されていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 25.0mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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100.梅小路蒸気機関車館へ 大雑把に東本願寺を拝観して、タクシーに乗って、梅小路蒸気機関車館へ急いだ。現存する日本最古の和風木造駅舎である旧二条駅舎が1997年にここに資料展示館およびエントランスとして移築されている。開場時間の10時少し過ぎに到着した。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 11.1mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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101.扇形車庫に並ぶ蒸気機関車たち 旧二条駅舎に展示された資料は後で見るとして、そのまま、蒸気機関車が展示車両として並んでいる扇形車庫に入る。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/60秒 11.1mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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102.扇形車庫 扇形車庫には20線の引き込み線がある。ターン・テーブルの向こう側に出て、扇形車庫を見る。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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103.操車場 梅小路蒸気機関車館は操車場跡に造られている。東海道本線側の操車場には現在も在来線の列車が入構している。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/680秒 23.3mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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104.特急「つばめ」を牽いた蒸気機関車 鉄道ファンならだれでもが憧れれたC622。東海道本線の特急「つばめ」、北海道函館本線の急行「ニセコ」を牽引したことで有名である。走行距離は259万キロになるという。C62形は1948年から1949年の間に49両が製造された。貨物用のD52のボイラーを流用して作られた、最大の旅客用蒸気機関車だ。中学生のころも、東京から大阪へ行ったことがあるが、その時は「つばめ」には乗れず、臨時特急の「さくら」だったと思う。東海道線が全線電化されたのは、1956年だが、その時は東京から浜松まで電化されていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/500秒 39.3mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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105.C612 C62の隣にC61が置かれていた。C62と比較すると少し小さい。C62はD52のボイラーを流用したが、C61はD51のボイラーが流用された。1947年から1949年の間に33両が製造されている。このC611は257万キロ走行しているそうだ。C622とともに動態保存されている。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 36.0mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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106.C581 このC58形1号機は、1980年6月に横浜で蒸気機関車120周年記念号を牽引したり、1980年から1984年はSL「やまぐち号」を牽引している。 長年の運用によりボイラーが不調となり、現在は車籍が抹消され御召仕様に装飾されて静かに休んでいる。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/38秒 8.8mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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107.SLスチーム号 スチーム号とは何とも味気ない名称だが、1日3回、館内展示運転線の往復1kmを約10分間、来館者を乗せて蒸気機関車の旅の気分を満喫させてくれるという趣向だ。この日の第1回目(11時発)の準備が始まった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/340秒 42.3mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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108.SLスチーム号の発進 この日は8620形の8630が牽引する。期間によってC62形、C61形、D51形、8620形が順番にSLスチーム号として運転されているそうだ。どうせならC62の牽引がいい。バックで出て行った。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 52.8mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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109.SLスチーム号帰還 遠くの方で汽笛が聞こえたりしていたが、しばらくは姿が見えなくなっていた。やがて戻ってきた8630は蒸気を出して、サービスしていた。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/340秒 59.0mm ISO200 ) 露出補正 なし |
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110.特急「きのさき」 梅小路は東海道本線、東海道新幹線、山陰本線が分岐するところにある。京都から山陰本線と北近畿タンゴ鉄道の城崎を結ぶ特急「きのさき」が通過する。現在は287系という新型車両も投入されているそうだが、これは国鉄の特急というカラーリングの車両(381系)だった。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/600秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし |
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111.C57形1号機 扇形車庫の6番、7番には修繕中のC57形1号機が入っていた。C571はSLやまぐち号を牽いたこともある。旧二条駅舎の資料館では、企画展「C57大修繕 完結編 ~受け継がれてきた蒸気機関車メンテナンスの技術~」が行われていた。梅小路蒸気機関車館の扇形車庫では、先人より引き継がれた確かな技術を有する西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の社員が、現在でもSLの動態保存を継続させるために日夜、蒸気機関車と向き合いながら修繕業務を行っているとのこと。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/45秒 20.1mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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112.B20形 小さな蒸気機関車があった。形からすると明治時代の機関車かと思うが、意外と新しく製造されている蒸気機関車である。1945年から1946年にかけて構内入替用の小型機関車として15両が製造されている。動態保存されている。これですべての蒸気機関車を見て歩いた。このあと、資料館で前述した企画展「C57大修繕 完結編 ~受け継がれてきた蒸気機関車メンテナンスの技術~」などを見て、梅小路蒸気機関車館の外に出た。
FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/56秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし |
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