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Studio YAMAKOで“地蔵堂内厨子”が含まれるブログ記事

2020年5月24日

夕日の滝と大雄山最乗寺 5月7日

今年はチョウの出現が時期的に早いのか遅いのか良くわからない。例年、南足柄へはウスバシロチョウとミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハを撮るのが目的で出かけている。昨年は来られなかったものの一昨年は5月1日に来ている。この時は少し早いかなというところだったので、今年は1週間ほど後にずらして行ってみた。
 5月6日までだった緊急事態宣言は延期され、後ろ髪をひかれる思いだが、「3密」は避けられるので行くことにした。結果、ウスバシロチョウは適期だったが、黒いアゲハたちは少なかった。特に大雄山最乗寺では咲いているツツジの花も少なく、黒いアゲハたちの姿は1頭も見ることが出来なかった。いつもの年とはなんだか様子が違っていた。 持参したおにぎりを最乗寺の駐車場に止めた車の中で食べ、午後2時半に帰宅した。

1.コゲラ
朝9時に地蔵堂の前の駐車場に車を停めた。広い駐車場には1台しか止まっていない。まだ、気温が低くチョウも飛んでいない。車の中から周囲を見回していると、すぐ近くの木の枝にヤマガラらしき鳥が来た。カメラを取り出して、窓を開けフォーカスしようとしたが、飛び去ってしまった。ふと目を前方にやると20mくらい先の木に野鳥が来た。車を降りて近づくとコゲラだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO640 ) 露出補正 なし
001)200507049 X800 夕日の滝 コゲラ RX10M4.jpg
2.モンシロチョウ♀
夕日の滝への道を歩き始める。道は遊歩道でもあり、住んでいる方々の生活の道でもある。まずモンシロチョウが飛び出した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
002)200507056 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
3.ウスバシロチョウ -1
さっそくウスバシロチョウが姿を見せ、セイヨウカラシナで吸蜜を始めた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
003)200507063 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
4.ウスバシロチョウ -2
前の写真と同じ個体だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
004)200507066 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
5.夕日の滝 見守り地蔵
何回もここへは来ているが、このお地蔵様を注意して見たことはなかった。「お賽銭はご遠慮ください」という札が張られていた。ごみの不法投棄をお地蔵さまの力で減らしてもらおうと、環境美化に取り組む住民グループ「環境美化金太郎会」が不法投棄されやすそうな場所に設置しているようだ。地蔵はスギ廃材などを利用し制作されていて、捨てる人の良心に訴えようと2008年11月から夕日の滝や広域農道などに設置されてきたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO1250 ) 露出補正 なし
005)200507079 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
6.夕日の滝 説明板
wikipediaによれば、夕日の滝は酒匂川の支流内川の上流で矢倉沢にある。落差23m、幅5mで、標高約500mの地点にあり、周囲はスギ、ケヤキ、ナラなどの林に囲まれている。金太郎が産湯をつかった滝とも伝えられている。滝は、箱根古期外輪山の堅い火山岩と、泥岩と礫岩から成る軟らかい地層が接する断層にあり、内川からの流水により軟らかい地層はしだいに削られたことによりできたと考えられる。名前は、夕日に映える美しさから名づけられたと言われており、毎年1月半ばに夕日が滝口に沈むところからつけられたとも言われるが、勇ましく水煙をあげ、男性的なところから「雄飛の滝」と呼ばれていたという説もあるそうだ。また、滝行が行われている滝として有名で、毎年初夏には夏の訪れを告げる滝開きも開催される。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 -0.7段
006)200507086 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
7.ミソサザエ -1
初めて見る鳥だった。全身こげ茶色で尾羽に細かい模様があった。日本では全国に分布していて、山地の渓流沿いの藪や岩のある林などに生息しているのだという。まさにその通りの場所だ。露出補正を戻さずに撮ってしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 -0.7段
007)200507091t2 X800 夕日の滝 ミソサザエ RX10M4.jpg
8.夕日の滝 滝つぼ
前の日に雨が降ったので、水量は多かった。スロー・シャッターに設定して撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 39mm ISO100 ) 露出補正 なし
008)200507095 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
9.夕日の滝 滝口
毎年1月半ばに、夕日が沈む処がここなのか。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 30mm ISO1250 ) 露出補正 なし
009)200507097 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
10.渓流
滝の下流は渓流になっている。矢倉沢を流れ、酒匂川にそそぐ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
010)200507101 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
11.ウスバシロチョウ -3
夕日の滝から先は、箱根の金時山(1,213m)への登山道が続いている。私はここでUターンし、再び来た道を駐車場へと戻る。往路は飛んではいたものの撮影できなかったが、途中にウスバシロチョウのポイントがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 147mm ISO320 ) 露出補正 なし
011)200507120 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
12.ウスバシロチョウ -4
ハルジオンの花で吸蜜する。この花はウスバシロチョウの好きな花だ。ウスバシロチョウも首の周りが黄色くて、ハルジオンの花の色どりに似ている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 151mm ISO100 ) 露出補正 なし
012)200507126 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
13.ウスバシロチョウ -5
開翅したところを撮影。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 37mm ISO100 ) 露出補正 なし
013)200507130 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
14.ウスバシロチョウ -6
首に掛けていた D5300 に持ち換えて撮る。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
014)200507027 X800 ◎夕日の滝 D5300 TAMRON 90.jpg
15.ウスバシロチョウ -7
セイヨウカラシナで吸蜜。ウスバシロチョウが赤い花に来るのは見たことがない。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/800秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
015)200507032 X800 〇夕日の滝 D5300 TAMRON 90.jpg  
16.ウスバシロチョウ -8
大きな葉の上に静止。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
016)200507153 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
17.ウスバシロチョウ -9
この個体はしばらくの間、セイヨウカラシナで吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
017)200507162 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
18.クロアゲハ♂ -1
田んぼの向こうの畔に咲くツツジの花にクロアゲハがきた。ちょっと距離がある。トリミングしている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
018)200507108 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
19.カラスアゲハ♂ -1
民家の入り口に咲くツツジにカラスアゲハが飛来した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
019)200507185 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
20.カラスアゲハ♂ -2
高いところに咲くツツジで吸蜜するので、翅表のカラスの濡れ羽色が見えない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +1.0段
020)200507193 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
21.カラスアゲハ♂ -3
ツツジに顔を埋めて吸蜜する。やっと眼が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 +1.0
021)200507197 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
22.金太郎の生家跡
約千年ほど前に、都から足柄峠を越えて地蔵堂に来た金持ちの旅人が、この地を気に入って移り住んだ。その金持ちは名を足柄兵太夫と言った。兵太夫には八重桐という娘がいて酒田氏に嫁いだが、酒田一族で争いがありそこから逃れるために地蔵堂の実家に戻ってきた。身ごもっていた八重桐は地蔵堂の屋敷で無事に男の子を出産、ここに金太郎が誕生したと伝えられる。昔話の主人公として知られている足柄山の金太郎だが、実は歴史上実在した人物であると言われている。ここで写真に見えるツツジにチョウが来ないかとねばっていたところ、地元の方が来られ「興味があるのですか」と声を掛けられた。昨年(令和元年)10月12日から13日にかけての台風19号では この一帯も土砂崩れがあり、民家にも被害が出たとのこと。ここは標高450mくらいあるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
022)200507205 X800 夕日の滝 RX10M4.jpg
23.クロアゲハ♂ -2
道端に咲くツツジにクロアゲハが来ていた。今まで会ったカラスアゲハ、クロアゲハは♂が多く、みんな擦れていない個体だ。まだ発生初期なのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 67mm ISO320 ) 露出補正 なし
023)200507209 X800 〇夕日の滝 RX10M4.jpg
24.クロアゲハ♂ -3
良い位置から撮れたと思う。初々しいクロアゲハfだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO500 ) 露出補正 なし
024)200507216 X800 ◎夕日の滝 RX10M4.jpg
25.地蔵堂
通称地蔵堂と言われているのは、正しくは、曹洞宗足柄山誓光寺という。さきほど、金太郎の生家跡で話をしたかたから、同寺の木造地蔵菩薩立像と地蔵堂内厨子が今年の11月21日(土)、22日(日)に檀家(15軒)の人たちにより御開帳されると聞いた。一般公開されるのは約150年ぶりだから是非見に来てくださいと言われた。 開帳される本尊の「木造地蔵菩薩立像」は、高さが約160cmで南北朝時代末から室町時代初期の作と推察されている。地蔵菩薩が納められている「地蔵堂内厨子」は室町時代末期の作で、三間四方の入母屋造りの屋根に軸部を禅宗様、軒を和様とした折衷様式だそうだ。ともに県指定の重要文化財に指定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO400 ) 露出補正 なし
025)200507219 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg
26.地蔵堂の石仏
地蔵堂と言われる曹洞宗足柄山誓光寺の境内は、猫の額ほどだが、石仏が並んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
026)200507225 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg
27.地蔵堂の扁額
地蔵堂には「足柄地蔵尊」と書かれた扁額がかけられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 18mm ISO1250 ) 露出補正 なし
027)200507227 X800 〇地蔵堂 RX10M4.jpg

大雄山最乗寺のホームページによれば、「開創以来600年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。」とある。開山は了庵慧明禅師とされる。曹洞宗の通幻派は、大本山總持寺(鶴見)5世・通幻寂霊禅師の法系に属する一派のこと。特に、「通幻十哲」と呼ばれる弟子達が中心になり、その教線拡大に努めたそうだ。最乗寺は応永8年(1401年)峨山五哲である通幻寂霊門下の了庵慧明によって開山され、東国における通幻派の拠点となった。通幻門下は各地で公共事業を行い民心をつかむが、最乗寺にもこの地で土木工事を行ったという了庵法嗣の妙覚道了(道了尊)が祀られているのだ。 了庵慧明禅師の門下には、大綱明宗や無極慧徹などが出て、最乗寺を中心に関東・東海・甲信越地方に伸びたという。

200507269t X600 大雄山最乗寺 RX10M4_0000.jpg
大雄山最乗寺全景 境内案内図    

28.大雄山最乗寺 碧落門
大雄山最乗寺の駐車場に着いたのは12時15分ごろだった。駐車場から碧落門の石段の前に出る。美しく咲いたシャクナゲが迎えてくれた。碧落門から境内に入る。参拝者は見当たらない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
028)200507234 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
  29.金剛水堂
本堂の左側に開山堂がある。その開山堂の向かいに金剛水堂があった。最乗寺のHPによると、寺創建時、道了尊自ら井戸を掘り、地中から鉄印を掘り出したのが大雄山の重宝だそうだ。「御金印」を取りだすと霊泉が湧き出したのが金剛水だ。「御金印」を押したお守りを持っていると悪疫を避け、山賊や悪獣の災害を免れるお守りとして評判になり、この霊泉を飲むと諸病が癒されると伝えられている。金剛水堂とその左の鐘鼓楼にまつわる妙覚道了の伝承はこの寺の見どころの重要な部分と言える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
029)200507235 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
30.鐘楼
開山堂の左手に彫刻が施された柱に囲まれた鐘楼があった。「応永9年道了尊者行脚の途次、遠州平尾八幡宮の寄進をうけ、柱杖にかけて当山に運んだ梵鐘である。のち火災により再鋳、今次大戦に供出、戦後種々の経緯をたどり、帰還された。楼上に鐘、鼓などの鳴らし物を掛け、日常修行僧の進退を指揮する。昭和58年新築」と、金剛水堂の説明とともに彫られた石碑があった。除夜の鐘は、鐘楼前にて先着順に整理券が配布され、1月1日0時から無料で人数制限がなく全員鐘をつくことができるそうだ。山主老師の第一声で除夜の鐘が打たれると、人々のなかに新年を祝うざわめきが起こり、「おめでとう」の声が飛び交うという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
030)200507239 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
31.結界門
右手に多宝塔を見ながら結界門へ。「これより内は不浄の者入るべからず」この門からは道了尊の浄域とある。結界門は明治30年(1897)に建立された向唐門だそうだ。金剛製の天狗像一対は、昭和11年(1936)に東京五大講の寄進という。最乗寺は本山である永平寺、總持寺に次ぐ曹洞宗の名刹で、天狗伝説でも有名であると言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
031)200507247 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
32.スギの大木
最乗寺には大きなスギの木が多い。その巨大なスギの木に包まれて参道は鬱蒼としている。結界門を入ると三面大国殿があり、その左側に三面殿お札場がある。その傍にこのひときわ大きなスギの木があった。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
032) X800 DSC07322.jpg
33.シャクナゲかツツジか
深紅のシャクナゲが咲いていた。と思って花を見るとツツジのようにも見える。ツツジもシャクナゲも同じツツジ科。葉を見るとどうやらシャクナゲのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO2500 ) 露出補正 -0.7段
033)200507254 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
34.御供橋・圓通橋
結界門より先は道了大薩埵の浄域とされる。カメラは結界門を背に本堂の方を見ている。本堂から結界門へ上がる手前に御供橋・圓通橋があり、中央に御供橋、両脇に圓通橋が並行している。御供橋は白装束を身にまとった修行僧が道了様へのお供えをする時に使用する為の橋で、普段は通行する事ができないようになっている。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO320 ) 露出補正 なし
034)200507256 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
35.シャクナゲ 石楠花、石南花
シャクナゲは最盛期のようだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -1.0段
035)200507260 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
36.シャガ 射干、著莪、胡蝶花
境内を迂回するように僧堂、御供堂、衆寮の先をいったん碧落門の外に出る。ここにツツジの植え込みがあって、例年ツツジの花にオナガアゲハやカラスアゲハが来ていたが、今回は全く見ることが出来なかった。ツツジの花も数輪しか咲いていない。シャガの花が咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO2000 ) 露出補正 なし
036)200507275m2 X800 大雄山最乗寺 RX10M4.jpg
37.シャクナゲの花と蕾
シャクナゲの蕾というのはツツジとは違う。ピンクのとてもきれいな花と蕾だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
037)200507040 X800 〇大雄山最乗寺 D5300 TAMRON 90.jpg
38.緋鯉の幼魚
境内にある池に10cmくらいの大きさになった緋鯉の幼魚が泳いでいた。さて、午後1時になった。引き上げることにする。駐車場に戻って、車の中でおにぎりを食べて、帰路についた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/600秒 102mm ISO100 ) 露出補正 -2.0段
038)200507267 X800 〇大雄山最乗寺 RX10M4.jpg


2013年5月15日

南足柄 -1 地蔵堂から足柄峠へ 5月9日


 ここ数日、晴れてはいるが、気温が低い日が続いていた。今年は蝶の発生時期が今一つつかめない。この日は晴れで気温も上がるというので、満を持して、ウスバシロと春のアゲハたちを撮りに南足柄へ出かけた。
 まずは地蔵堂の駐車場に車を置き、夕日の滝への道を歩く。途中、ウスバシロチョウが飛ぶ姿を見るが、撮ることはできない。毎年、ウスバシロチョウの写真を撮る民家の空き地へ行けば、撮れるだろうと思っていたが、その空き地は整地され駐車場になっていた。この原っぱにはハルジオンの花が沢山咲いていて、その花々にウスバシロチョウが、次から次と訪れていたが、これでは駄目である。
  つつじの花は咲いてはいるが、蝶の姿はない。最初につつじの花で見たカラスアゲハしか撮ることができなかった。

1.カラスアゲハ♀
この日は、蝶の写真を撮影できるチャンスは、これしかなかった。ミヤマカラスアゲハかなと思ったが、カラスアゲハの♀だ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
カラスアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります
2.イノシシ
昨年までハルジオンが咲く原っぱがあった農家の脇にイノシシの皮が干してあった。「シシ肉あります」というビラも張られていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/90秒 32.7mm ISO64 ) 露出補正 なし
イノシシ;クリックすると大きな写真になります
3.金太郎生家跡地
TV用のビデオカメラを構えて撮影されている方がいた。伺ってみると、NHKの「ゆうどきネットワーク」という番組の録画撮りだそうだ。立てられた柱に書かれた文字を見ると金太郎生家跡地となっている。「金太郎」と言えば、「足柄山の金太郎」、そして「金太郎のふるさと」と言えば「南足柄市」に違いない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 16.9mm ISO64 ) 露出補正 なし
金太郎生家跡地;クリックすると大きな写真になります
4.金太郎遊び石
金太郎は、いくつも伝説が存在するが、静岡県駿東郡小山町の金時神社(金太郎が祭られている神社)に記されたものによると、天暦10年(956年)5月に誕生したと伝えられる。大自然の中で熊を投げ飛ばしたといわれるほど元気の良い子供だったそうで、後に武将源頼光の家来となり坂田金時と名乗り、四天王の一人として大活躍したとも伝えられているそうだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/125秒 10.3mm ISO64 ) 露出補正 なし
金太郎遊び石;クリックすると大きな写真になります
5.熊にまたがった金太郎
金太郎遊び石の傍には、熊にまたがった金太郎の人形が何体も置かれていた。熊というより、豚に見えるのも多い。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/150秒 110.4mm ISO78 ) 露出補正 なし
熊にまたがった金太郎;クリックすると大きな写真になります
6.地蔵堂
ここ地蔵堂には鎌倉後期の作といわれる木彫地蔵菩薩が安置されており、昭和54年2月に地蔵堂内厨子一基とともに神奈川県指定重要文化財に指定されている。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/150秒 110.4mm ISO78 ) 露出補正 なし
地蔵堂;クリックすると大きな写真になります
7.万葉うどん
地蔵堂へは箱根登山鉄道大雄山線の大雄山駅からバスが出ている。そのバス停からら少し入ったところに、讃岐うどんの本場、香川県で修業した店主が毎日打つ麺が自慢という「万葉うどん」という店がある。小腹もすいたので一度食べてみようと思って、立ち寄るが、あいにくこの日は定休日だった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/110秒 5.9mm ISO64 ) 露出補正 なし
万葉うどん;クリックすると大きな写真になります
8.地蔵堂の石仏
「万葉うどん」の側からみた地蔵堂の裏手には何体もの石仏が並んでいた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/152秒 13.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
地蔵堂の石仏;クリックすると大きな写真になります
9.足柄峠から眺めた富士山 -1 (広角端)
今日は蝶の写真も撮れない。久しぶりに足柄峠まで上がり、富士山を観ようと思う。地蔵堂への分岐から、足柄峠を越える東海道の旧街道である県道78号線を10分か15分ほど登っていくと、神奈川県から静岡県に入る。足柄関所跡を過ぎると足柄峠城址公園の駐車場があった。車を止めて足柄峠城址公園への階段を上がる。足柄峠は標高759m。御殿場市の向こうにこの7月に世界文化遺産となる富士山が見えた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/433秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 なし
足柄峠から眺めた富士山 -1 (広角端);クリックすると大きな写真になります
10.足柄峠から眺めた富士山 -2 
この時期になると富士山はなかなかすっきりとは見ることができない。Photoshop Elementsの「自動スマート補正」を試みた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (F8 1/500秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
足柄峠から眺めた富士山 -2 (広角端);クリックすると大きな写真になります
11.足柄峠から眺めた富士山 -3 (望遠端)
望遠端で山頂付近を撮る。Photoshop Elementsで「自動スマート補正」したところ、残念ながら周辺光量不足が目立ってしまった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/350秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 なし
足柄峠から眺めた富士山 -3 (望遠端);クリックすると大きな写真になります