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Atelierで“ホウジロ”が含まれるブログ記事

2020年4月 1日

隠居の散策:大阪もようやく開花

20年3月22日、遅れていた大阪でのソメイヨシノが開花した。その後を近所の桜で確認したいと桜並木を目指した。この時期は、畑作地帯の野の花も一斉に咲きだす。モンシロチョウも飛び出す。

200329_001.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)モンシロチョウ
関西タンポポに、モンシロチョウがやってきた。いつもの春だ。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
300mm(35mm換算450㎜:crop) 1/250 F6.7 ISO:50
200329_002.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)ツグミ
鳥が飛んできて萱の茂みに留まったので、ホウジロか何かと思ったが、よくみるとツグミだった。今シーズンは、ホウジロ類は一羽もみかけたことがない。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
300mm(35mm換算450㎜:crop) 1/250 F6.7 ISO:50
200329_004.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)ムラサキゴケ
畑の畔に、1cmほどの花が数多く這っていた。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
150mm(35mm換算225㎜) 1/350 F6.7 ISO:50
200329_005.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)オランダミミナグサ
同じような場所には、目立たないものの多く咲いている。よく見ると小さな可憐な花である。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
120mm(35mm換算180㎜) 1/200 F5.6 ISO:50
200329_007.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)タガラシ
かむと辛みがあることからついた名前らしい。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
110mm(35mm換算165㎜) 1/250 F6.7 ISO:50
200329_009.jpg 2020/3/23 野々井(堺市)カラスノエンドウ
葉は少し前から茂っていたが、紫色の花が咲きだした。
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
80mm(35mm換算120㎜) 1/125 F5.6 ISO:50
200329_010.jpg 2020/3/23 桃山台(堺市)ソメイヨシノ
近くのスポーツ公園の桜が開花した。
合成写真
SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
300mm(35mm換算450㎜) 1/250 F6.3 ISO:50


2020年1月16日

隠居の散策:暖冬:蕾をつけた春の花(2)

1月の連休2日目もいい天気だった。なまった体を奮い立たせて、泉北ニュータウン栂・美木多地区の畑作地帯を歩いてみた。期待したホウジロなどの冬鳥は、見当たらなかったが、春の息吹があちこちに。

DSC03803.JPG 2020/1/12 和田川(堺市)コガモ
この近辺では、和田川だけに、コガモが姿を見せる。この日は、メスの姿も見られた。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
250mm(375mm35換算) 1/350 F6.7
DSC03816.JPG 2020/1/12 大森(堺市)蝋梅
和田川の土手に、3本の小さな蠟梅が植わっている。まだ、ほとんど蕾だが、数輪花を咲かせていた。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
60mm(90mm35換算) 1/90 F5.6 ISO:320
DSC03819.JPG 2020/1/12 野々井(堺市)ヒメジオン
季節外れだが和田川の土手に、残っている。確認できなかったが、ハルジオンかもしれない。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
70mm(105mm35換算) 1/125 F5.6 ISO:200
DSC03827.JPG 2020/1/12 和田川(堺市)セグロセキレイ
この時期にはよく見かける。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
230mm(345mm35換算:crop) 1/125 F5.6 ISO:200
DSC03831.JPG 2020/1/12 野々井(堺市)タネツケバナ
この野草の名前がなかなかわからんかった。ネットでの図鑑や【野に咲く花】というような図鑑で調べて見たが、よくわからない。多分、あっているのだと思うのだが。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
70mm(105mm35換算) 1/500 F5.6 ISO:1250
DSC03841.JPG 2020/1/12 田辺池(堺市)カワウ
カワウの向こうには、ヒドリガモの群れが浮かんでいる。池の岸に雑木が生い茂り、見通しが悪くなってヒドリガモの雑詠が難しくなった。

SONY α7Ⅱ + Sigma 18-300mm
300mm(450mm35換算:crop) 1/640 F6.3 ISO:1000

2013年1月18日

野鳥の写真集

   今までに撮りためた野鳥の写真ばかり集めたサムネイル・テーブルを作ってみた。  自宅の庭、近所の公園、山小屋 Hütte Hachi などで、鳥の姿を見かけるとできるだけ写真を撮るように心がけてきたが、野鳥を撮るための超望遠・三脚など本格的な体制ではなかったので、2009年夏までは、NikonD70 with Tamron28-300mm の写真が中心である。
 2009年8月から野鳥の写真を撮るのにデジスコ・セットをそろえた。それ以降、野鳥の写真はコリメート法で撮影したものが中心になっている。だが、まだ気に入った写真は数枚しかない。
 その後、2010年3月に、ΣAPO 120-400mm の望遠を求め、NikonD70 につけて撮影していたが、同じ年の9月に一眼レフデジカメを NikonD90 に変えた。このカメラは、連写スピードが好いのと ISO 感度を自動設定できるので、野鳥撮影はかなり楽になった。
 さらに、2011年の7月には、望遠レンズをΣAPO 120-400mmからΣAPO 50-500mmに換え、同じ年の年末には一眼レフデジカメを NikonD7000に変えた。一秒に6コマの連写速度とISO感度は6400(設定によって25600まである)となったので、更に撮りやすくなった。
ほとんどの写真は、トリミングしているが、ブログに掲載するにはあまり問題はない。
 野鳥の分類方法についていろいろと考えたが、小宮輝之さんが出されている「日本の野鳥」という図鑑に準じて撮影した場所を、
  • 自宅(堺市泉北ニュータウン)近くの公園など
  • 自宅近くの池、川など
  • 山小屋のある兵庫県鉢伏山などの山林
  • 野鳥園などがある干潟など
に分け、目・科・種順に集めてみた。鳥の種名は自分なりに図鑑やネットサーチで調べたつもりであるが、間違いが多々あると思われる。もし分かれば、ご指摘いただきたい。
 同じ種でも異なる場所で撮っている場合は、どちらにも掲載した。
 なお、2011年2月から、写真撮影地点の地図を作成しだしている。サムネイル中に表示される【撮影地点地図】ボタンをクリックすると Google Map による地図が表示される。
 また、場所を示すタイトルをクリックすると、その場所で撮った写真のサムネイル集にリンクしている。また、鳥種名をクリックすると、その場所のサムネイルのその鳥名の個所に直接リンクする。

 各サムネイルをクリックすると大きな画像となる。動画の場合もある。各サムネイルの下の日付・場所を示すキャプションはその写真を掲載しているエントリーにリンクしている。
 MP3 レコーダー EDIROL R-1 (2010年9月からは、SANYO ICR-PS603RM)で録音した(最近では、スマホ Xperia acro で)野鳥のさえずりがある場合には、その鳥名の左にプレイボタンをつけている。クリックしてみてください。さえずりが聞こえてくるはずだ。ただし、MP3 ファイルを再生できる環境が必要です。

 
野鳥の写真サムネイル
泉州の公園など泉州の川・池など兵庫鉢伏などの山林干潟・野鳥園など
Revised on May. 29th, 2011
スズメ目
 ハタオリドリ科:スズメ
 ウグイス科:ウグイス
 アトリ科:ウソ
 アトリ科:マヒワ
 アトリ科:カワラヒワ
 アトリ科:アトリ
 アトリ科:シメ
 アトリ科:イカル
 メジロ科:メジロ
 シジュウカラ科:シジュウカラ
 シジュウカラ科:コガラ
 シジュウカラ科:ヤマガラ
 ヒタキ科:サメビタキ
 ヒバリ科:ヒバリ
 ホオジロ科:カシラダカ
 ホオジロ科:アオジ
 ホオジロ科:ホウジロ
 ホオジロ科:ホウアカ
 モズ科:モズ
 ツグミ科:ジョウビダキ
 ツグミ科:ツグミ
 ツグミ科:シロハラ
 ツグミ科:アカハラ
 ツグミ科:トラツグミ
 ツグミ科:イソヒヨドリ
 エナガ科:エナガ
 ツバメ科:ツバメ
 ムクドリ科:ムクドリ
 ヒヨドリ科:ヒヨドリ
 カラス科:ハシボソカラス
 カラス科:ハシブトボソカラス
キツツキ目
 キツツキ科:アリスイ
 キツツキ科:コゲラ
ハト目
 ハト科:カワラバト(ドバト)
 ハト科:キジバト
タカ目
 タカ科:オオタカ
キジ目
 キジ科:キジ
ブッポウソウ目
 カワセミ科:カワセミ
スズメ目
 セキレイ科:キセキレイ
 セキレイ科:セグロセキレイ
 セキレイ科:ハクセキレイ
 ウグイス科:オオヨシキリ
チドリ目
 カモメ科ユリカモメ
 チドリ科コチドリ
 シギ科イソシギ
 シギ科タシギ
 チドリ科ケリ
カイツブリ目
 カイツブリ科カイツブリ
 カイツブリ科カンムリカイツブリ
ツル目
 クイナ科バン
 クイナ科オオバン
カモ目
 カモ科コガモ
 カモ科オカヨシガモ
 カモ科カルガモ
 カモ科キンクロハジロ
 カモ科:ヨシガモ
 カモ科ヒドリガモ
 カモ科ホシバジロ
 カモ科ハシビロガモ
 カモ科マガモ
コウノトリ目
 サギ科ゴイサギ
 サギ科コサギ
 サギ科チュウサギ
 サギ科ダイサギ
 サギ科アオサギ
ペリカン目
 ウ科カワウ
スズメ目
 エナガ科:エナガ
 メジロ科:メジロ
スズメ目
 ウグイス科:ウグイス
 シジュウカラ科:シジュウカラ
 シジュウカラ科:ヤマガラ
 ホオジロ科:ホオジロ
 モズ科:モズ
 ツバメ科:ツバメ
キツツキ目
 キツツキ科:コゲラ
 キツツキ科:アカゲラ
カッコウ目
 カッコウ科:カッコウ
スズメ目
 エナガ科:エナガ
 ツグミ科:ジョウビタキ
 ツグミ科:イソヒヨドリ
 アトリ科:イカル
 セキレイ科:キセキレイ
 セキレイ科:ハクセキレイ
 セキレイ科:セグロセキレイ
チドリ目
 シギ科:アオアシシギ?
 シギ科:イソシギ
 シギ科:トウネン?
 カモメ科:ユリカモメ
カモ目
 カモ科:オナガガモ
 カモ科:カルガモ
 カモ科:マガモ
 カモ科:キンクロハジロ
 カモ科:ヨシガモ
 カモ科:ミコアイサ
 カモ科:ヒドリガモ
 カモ科:コハクチョウ
 カモ科:マガン
 カモ科:オオヒシクイ
コウノトリ目
 サギ科:アオサギ
 サギ科:ダイサギ
 コウノトリ科:コウノトリ
タカ目
 タカ科:チュウヒ
ペリカン目
 ウ科:カワウ
ツル目
 ツル科:ナベヅル

日本の野鳥 (フィールドベスト図鑑)
小宮 輝之
学習研究社
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2010年7月 2日

隠居の探鳥ウォーク:キジが全身を撮らしてくれた

 このところ、天気予報に反して、晴れ間が覗く。
前の日にカワセミを大きくしたような姿の鳥が木の高い枝に留まったのを見たので、もう一度の再会を期待して、こんどはデジスコセットをもって鉢ヶ峯を歩いてみた。この時期に、ここを訪れると、モズホオジロには、ほとんどの場合出会えることがわかった。

 珍しい鳥に出会った場所でしばらく三脚をすえて待ってみたが、期待の鳥は姿を現さなかったが、後ろの畑のほうで、鶏の声に似たキジの鳴き声が聞こえる。すぐに取って返すと、農道の上を歩く黒い姿を認めた。デジスコで収められる距離まで近づいて三脚を立てている間にみえなくなったが、しばらく待っていると植樹された背の低い栗の木の根元あたりに現れた。長い尾っぽまで見える。
 連写している間に、道を隔てた草むらへ飛び立ってしまった。草むらに入ると全く見えなくなる。
KIJITT さんの写真に比べれば全く恥ずかしいが、記録として掲載してみた。

 帰りしなに、いつもホウジロが縄張りを叫んでいる梢の下あたりに、ホオジロより大きくムクドリより小さい鳥が留まった。自宅のPCに写った映像を図鑑やネットでサーチしてみたがよくわからない。このようなときは、いつも【野鳥識別掲示板】に、お世話になる。投稿すると、直ぐに管理人の さえちゃん さんから、ムクドリの幼鳥ではないかとの回答があった。図鑑などには、幼鳥の写真はあまりないから教えてもらわないと分からない。ありがたいことです。

キジ♂:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますキジ♂:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になりますムクドリの幼鳥:鉢ヶ峯;クリックすると大きな写真になります
キジ♂:鉢ヶ峯
デジスコセット
ISO80 Sony DSC W300 7.6mm(35mm相当1330mm)
F2.8 1/250s
キジ♂:鉢ヶ峯
デジスコセット
ISO80 Sony DSC W300 7.6mm(35mm相当1330mm)
F4.0 1/100s
ムクドリの幼鳥:鉢ヶ峯
デジスコセット
ISO80 Sony DSC W300 7.6mm(35mm相当1330mm)
F5.6 1/320s

2010年5月19日

隠居の探鳥ウォーク:久しぶりのデジスコ

 一昨日に子連れカルガモに遭遇した堺の鉢ヶ峯地区に再度訪れた。ここへは車で行くので、デジスコセットを携行できる。
 先ず狙ったのは、ケリである。甲高いさえずりでいる場所はよく分かるが、警戒心が強く姿を大きく撮ることは難しい。10m 以内に近づくことは至難の業である。農道の畦に、デジスコをセットして 30m くらい先のケリを狙った。田植えのための耕耘機が入る前の畑は、雑草が大きく伸びている。その雑草の中に舞い降りるケリは、全身をとらえることは難しい。既に耕耘機が入った田んぼに舞い降りるのを待ったが、来てくれない。

 カワラヒワも見かけたが、雑草の中に隠れて姿を見せない。先日、姿をよく見つけられたヒバリもさえずりばかりで今回は姿が見つけられない。

 子連れのカルガモなら、まだいるだろうと農業用のため池に向かった。ところが姿が見えない。不思議に思いながら、池の端から少し登るとノウサギが前足を上げてじっとしている。剥製か何かを置いているのかと思われたが、そのうちに顔を横に向けたので、本物であると分かった。すぐ裏手に、ハーバストの丘があり、ここで飼っているのが逃げ出したのかもしれないし、ほんとに生息しているのかもしれない。

 こないだ見かけたモズに再度会えるかもしれないと元の道を引き返していくと子連れのカルガモが泳いでいる。一昨日のように、コガモは親にピッタリと寄り添わず、親の周りを勝手な方向に泳いでいる。だが、よく見るとヒナは少し大きくなっているが、9羽になっている。しばらく、観察していると何か警戒しなければならないときには、コンクリート製の取水口の中に家族ごと隠れている。始めに姿が見えなかったのは、どうやらそのせいらしい。まだ自然がのこっているこの池では、外敵から身を隠す方便も必要なのだ。

 そろそろ帰ろうとデジスコセットを分解して車に収めていると、近くの電線でホウジロがさえずっている。このようなときは、デジスコは機動性がない。SANYO の mp3 recorder で、聞きなしに ♪ 一筆啓上仕り候 ♪とあるさえずりを音録りした。

ケリ:鉢ヶ峯(堺);クリックすると大きな写真になりますノウサギ:蜂ヶ峯(堺);クリックすると大きな写真になります子連れカルガモ:蜂ヶ峯(堺);クリックすると大きな写真になります子連れカルガモ:蜂ヶ峯(堺);クリックすると大きな写真になります
ケリ:鉢ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.0 1/160 19.8mm
(35mm版換算3465mm)
ノウサギ:蜂ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F5.6 1/320 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
子連れカルガモ:蜂ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F2.8 1/500 7.6mm
(35mm版換算1330mm)
子連れカルガモ:蜂ヶ峯(堺)
スコープ Nikon ED82
接眼レンズ 30XWFA
デジカメ Sony DSC-W300
ISO80 F2.8 1/500 7.6mm
(35mm版換算1330mm)

2009年7月30日

隠居のデジスコ:初めての被写体はシオカラトンボ

 以前から野鳥を撮るたびに、超望遠の世界が欲しかった。一眼レフにつけられるような超望遠レンズは 100万円以上はする。いくら道楽とはいえ、そこまでの余裕はない。
 それで前から目をつけていたのは、デジスコ(Digital Scope: フィールドスコープとデジタルカメラの組み合わせ)のセットである。
前のエントリーで書いたように、フィールドスコープと接眼レンズが手に入ったので、手持ちの CanonIXY900IS を押しつけてホウジロを撮ってみた。いつも録音したさえずりを同定するために参考にさせていただいている「ことりのさえずり」サイトの写真は、フィールドスコープ(高級なCarl Zeiss Diascope 65 を使っておられるが)にコンデジ(Panasonic Lumix )を押しつけて撮っておられるので、私も真似をしてみたのだが、それほど甘いものではなかった。 が、超望遠は有効に思えた。

 もう少し詳しく知るために、ネットでサーチして2冊の参考書を買った。「デジスコ・ビギナーブック」(2007年11月発刊)と「コンパクトデジカメで野鳥を撮ろう!」(2005年12月発刊)である。
 コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は新製品が次々と出ている。これらの本で紹介されているデジスコ向きのコンデジは、もうすでに中古品しか手に入らないようである。
 Nikon のサイトでは、フィールドスコープに一眼デジタルをつけるアタッチメントも売り出されているが、絞りがF13 に、フィールドスコープとの合成焦点距離が 1500mm(35mm判換算値:ED82 の場合)に固定することや機動性に欠けるなど、本でもネットでも推奨されていない。
 デジスコは、もともと天体写真撮影用の簡易的方法として行われていた撮影方法のコリメート法を使って、コンデジで撮ることが本命のようである。
 そこで、手持ちの一眼レフやコンデジを使うことはあきらめた。コンデジを Sony Cyber-shot DSC-W300 と決め DIGISCO.com 「デジタルカメラ体験レポート」を参考に、価格を比較するなど いろいろと検討して揃えた私のデジスコ・システムは、次のような構成になった。三脚は昔に買っていたものを使用したが、少し弱いかもしれない。また、カプラーは、TA4 に変えた方がいいようだ。 
  • フィールドスコープ: Nikon ED82
  • 接眼レンズ: デジスコドットコム TurboAdapter 30XWFA
  • カプラー: デジスコドットコム TAW4+3 →TA4(2009/8/7:変更)
  • カメラアタッチメント: デジスコドットコム TA-W1
  • カメラブラケット: デジスコドットコム BR-W300
  • ケーブル・レリーズ: デジスコドットコム デジスコケーブル 455US
  • デジタルカメラ: Sony Cyber-shot DSC-W300
       MemoryStick PRO Duo 4GB x2
       予備電池 NP-BG1(バルク品)
  • 照準器: デジスコドットコム DOS-CS1(2009/8/7:追加)
  • 液晶フード: デジスコドットコム HD-2027W(2009/8/7:追加)
  • 三脚: Velbon NEO Carmagne 545
  • 雲台: Velbon FHD-61Q
        バランス・プレート:デジスコドットコム HSP-1N(2009/8/21:追加)

 このデジスコ・セットの35mm判換算合成焦点距離は、フィールドスコープ+接眼レンズの合成焦点距離Xコンデジの35mm判換算焦点距離で求められる。
 フィールドスコープの倍率は、対物レンズの焦点距離 ÷ 接眼レンズの焦点距離 で求められるそうだが、どちらの数字も見つけられなかった。 TurboAdapter 30XWFAの説明書では、Nikon ED82 と組み合わせると38倍となるようである。コンデジDSC-W300 の35mm判換算焦点距離は 35mm~105mmの3倍ズームであるから、私のセットの場合、フィールドスコープとの合成焦点距離は、1330mm ~ 3990mm となる。
 操作に慣れるために人目がほとんどなくスコープをのぞいても不自然でない「堺自然ふれあいの森」でこのセットを設定した。DSC-W300は、先の「デジタルカメラ体験レポート」のとおりに設定した。
 ここには、ビギナーが機器の操作を気兼ねなくできるウッドデッキが森の中にある。鳥はほとんどいないことを承知でのうえである。一緒に持って行った Nikon の双眼鏡 ActionEX で蝉でも木にとまっていないかと森を眺めていると 12~3m 先にトンボが枯れ枝にとまっているのが見えた。練習材料に、デジスコで撮ってみた。
デジスコセット:クリックすると大きな写真になりますCanonIXY900IS:17.3mm(35mm換算105mm)ではトンボは見えない:クリックすると大きな写真になりますデジスコ 1330mm(最広角側):クリックすると大きな写真になりますデジスコ 1330mm(最広角側):トリミング:クリックすると大きな写真になります

 日の光の中では、コンデジの液晶モニターは見えにくい。オプションであるが、液晶モニター用のフードがすすめられているはずである。
 自宅に帰って、PC で画像を確認してみると DSC W300 をつけるときにモードボタンに触れたらしくオートモードになっていた。
 もっとも望遠側の写真は、焦点の合わせ方が拙かったか機材ブレかははっきりしないがピンボケである。
 最広角側では、周囲にケラレがみられる。どうやらカプラーの問題のようである。少し、テレ側に動かすとケラレはなくなる。
 イチデジでもやっていたように、最広角側の写真をトリミングすると背景がぼけたよい画像となった。この写真のデータは ISO100 F2.8 1/100 となっている。
 少し慣れてくれば、野鳥の写真もゲットできそうである。ただ、今は被写体が少なくて残念である。やっぱり、山小屋に通わねばならないだろう。


2008年7月15日

瀞川平:但馬高原植物園、夏の花

 気象庁の梅雨明け宣言はまだのようだが、小学校以来の友を誘って氷ノ山山麓にある RabitHouse に出かけた。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 小屋のあるところは、標高630m 程度だが、風が吹かないとさすがに暑かった。それでも、夕食に小屋の中で七輪の炭火BBQしても暑さはあまり感じなかったから、日が落ちると気温が下がったに違いない。
 近くの農道を散策すると、ハルジオン、トラノオ、ドクダミなどの白い花が満開である。紫色のノアザミの花に、ツマグロヒョウモウラギンヒョウモンンが羽を休めていた。傍らの雑草で、スジグロシロチョウモンキチョウ(上の黄色いほうが♂で、下側の白いのは♀)が交尾をしていた。StudioYAMAKOのオーナーが教えてくれた。
 電線にホウジロがさえずっている「ことりのさえずり」の岩下さんに教えてもらって、小鳥のさえずりも少しずつ分かるようになってきた。ネットで知識が amplify していくのを実感している。

クリックすると大きな写真になります 共同所有者のパートナーといくときは、たいがい補修作業に時間を費やすのだが、今回は花好きの友のために、翌朝、ハチ高原・東鉢伏経由で兵庫県美方郡香美町にある「但馬高原植物園」に行ってみることにした。この数年の間に道路がずいぶん整備されている。

 この植物園の近くには、安藤忠雄が設計した「木の殿堂」という博物館もある。なぜこんなところにと思うが、うろ覚えを頼りにググッテみるとバブル時の昭和45年(1970年:大阪万博開催の年、ついでに私が結婚した年)に、全国植樹祭が、この村岡で行われているのである。「木の殿堂」へのアプローチ横には、広大な芝生があり、その中に天皇と皇后がお手植えされた「兎塚杉」と「ナナカマド」が囲われた柵の中で大きくなっている。どうりでと納得である。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 「但馬高原植物園」は、この「木の殿堂」からハチ北スキー場へ向かって 1km ほど広い道を走ったところにある。この一帯を、「瀞川平(とろかわだいら)」というらしい。入園料は 500円である。
 2年ほど前に、家内と来たときに比べると広大な庭はなかなか整備が行き届いているように思う。ヤマアジサイが見頃だというので、清楚な花を鑑賞しながら歩いていると、若い男性の作業員が花の種類などを丁寧に教えてくれた。ここの植物園は、珍しく若い男性達が園の手入れをしている。兵庫県の山奥には働き場所が少ないのかもしれない。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 植物園の敷地内にある「和池の大カツラ」の根元からは清水が豊かにわき出ている。備え付けのグラスで飲んでみると冷たくて柔らかい純水が暑さで渇いた喉をうるおしてくれた。
 緑の中に続く散策道端には、ホトトギスや白蝶草、ヘメロカリスといった花が咲いている。もちろん、オオバギボウシ、トラノオといった初夏の花が満開である。
 入り口案内所と花の苗などを売っている売店横のクーラーの効いた洒落たレストランで、そば定食の早い昼食を摂った。

ハチ高原近辺私的観光地図に掲載 

 

2007年1月28日

白梅にメジロが

 今年の暖冬で早くも白梅が満開になった。この花の蜜を狙って小鳥たちが飛来する。主には、ホウジロとメジロが2~3羽ずつである。花をつつきに来たら、すぐにカメラをとりに屋内に入るのであるが、カメラを構えた頃にはどこかに飛んでいってしまう。和室のガラス越しにようやく1枚撮れたが、ピントが合っていないようだ。しだれ梅が満開になる頃には、3脚でも据えて飛来を待ってみたい。でも、鳥って目がいいんですね。カメラを向けるとすぐに察知するようである。