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2013年9月21日

隠居の散策:曼珠沙華 たわわな稲に ツバメ飛び


 24節気七十二候の四十五候、玄鳥去(つばめさる)となった。台風18号が京都嵐山などに大きな爪痕を残して通り去ったあと、清々しい秋晴れとなった。
 久しく歩いていなかった泉北栂地区北部に足を向けた。二級河川の和田川は、台風の翌日はさすがに水量が多かったが、歩いた2日目はほぼ元通りになっていたが、川床の雑草はなぎ倒されたままである。
 この日は、カエルが目についた。川の堰の上に見たことのない(注意してみたことのないといったほうがいいのかも)20cmほどの大きなカエルがじっと動かずにいた。特定外来生物としてしてされているウシガエルということだ。名前を知りたくて、ネットサーチしたが同定できなかったので、日本のカエルというサイトの管理者にメールで教えを乞うと河村さんという方が紛れもないウシガエルだと教えてくれた。
  田んぼの畦には、2cmほどのヌマガエル(これは、ネットでサーチできた。)が沢山いる。河村さんによれば、ヌマガエルは関東では生息していなかったのに、最近では勢力を増やしているとのことです。このヌマガエルを狙ってか、草の中に這う長さ70cmほどの蛇と遭遇した。このあたりを歩いていて初めての経験である。

カエルなど
ウシガエル:和田川;クリックすると大きな写真になります。 ヌマガエル:野々井;クリックすると大きな写真になります。 クサガメ??:和田川;クリックすると大きな写真になります。 コイ:和田川;クリックすると大きな写真になります。
ウシガエル:和田川(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
280mm(35mm換算435mm)
シャッター優先オート 1/800 F6.3 ISO2000
露出補正 0
ヌマガエル:野々井(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
170mm(35mm換算255mm)
シャッター優先オート 1/640 F5.6 ISO500
露出補正 0
クサガメ??:和田川(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
170mm(35mm換算255mm)
シャッター優先オート 1/640 F5.6 ISO500
露出補正 0
コイ:和田川(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
114mm(35mm換算171mm)
絞り優先オート 1/200s F6.0 ISO160
露出補正 -1


 この時期見かける鳥は少ない。9月18日より22日までは、24節気72候の白露:玄鳥去(つばめさる)にあたるが、稲穂が垂れている田んぼの上にはツバメが飛び交っている。南に帰るために栄養をとっているのかもしれない。

白露:玄鳥去ころのサギたち
アオサギ:和田川;クリックすると大きな写真になります。 アオサギ:和田川;クリックすると大きな写真になります。 チュウサギ:荒池;クリックすると大きな写真になります。
アオサギ:和田川(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート 1/800 F6.3 ISO180 露出補正 0
アオサギ:和田川(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
240mm(35mm換算360mm)
シャッター優先オート 1/800 F6.0 ISO800 露出補正 0
チュウサギ:荒池(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート 1/640 F6.3 ISO560 露出補正 0


 天気もいいので、今回は大庭寺地区にも回ってみることにした。保育園近くの蓮池そばの空き地に、アレチノハナガサが一面に咲いている。その花に、多くのナミアゲハが蜜を吸いにきている。ベニシジミもきている。

蝶たち
ヤマトシジミ:野々井;クリックすると大きな写真になります。 オオチャバネセセリ:野々井 コミスジ:桃山台公園;クリックすると大きな写真になります。 アレチノハナガサにナミアゲハ:大庭寺;クリックすると大きな写真になります。 アレチノハナガサにベニシジミ:大庭寺;クリックすると大きな写真になります。
ヤマトシジミ:野々井(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
113mm(35mm換算169mm)
絞り優先オート 1/250s F8.0 ISO100
露出補正 -1.3
ニラの花にオオチャバネセセリ:野々井(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
101mm(35mm換算151mm)
絞り優先オート 1/160s F9.0 ISO160
露出補正 -1.3
コミスジ:桃山台公園(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
460mm(35mm換算680mm)
シャッター優先オート 1/800 F6.3 ISO400 露出補正 0
アレチノハナガサにナミアゲハ:大庭寺(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
170mm(35mm換算255mm)
シャッター優先オート 1/800 F5.6 ISO320 露出補正 0
アレチノハナガサにベニシジミ:大庭寺(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
500mm(35mm換算750mm)
シャッター優先オート 1/800 F6.3 ISO450 露出補正 0


 稲刈りを待つばかりの田んぼの畦には、曼珠沙華(彼岸花)が満開になってきている。荒池の睡蓮の横に毎年咲く小さな白い花ガガブタは、今年は桃山台公園にある東谷池にも多く花を咲かせている。

野に咲く花
オシロイバナ:大森;クリックすると大きな写真になります。 アキノゲシ:野々井;クリックすると大きな写真になります。 ヒレタゴボウ:野々井;クリックすると大きな写真になります。 スイレン:荒池;クリックすると大きな写真になります。
オシロイバナ:大森(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
25mm(35mm換算37mm)
絞り優先オート 1/400s F8.0 ISO100
露出補正 -1.3
アキノゲシ:野々井(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
53mm(35mm換算79mm)
絞り優先オート 1/640s F9.0 ISO100
露出補正 -1.3
ヒレタゴボウ:野々井(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
141mm(35mm換算211mm)
絞り優先オート 1/250s F9.0 ISO125
露出補正 0
スイレン:荒池(堺)
2013/9/18
NIKON D7000+∑50-500mm/F4.5-6.3
240mm(35mm換算360mm)
シャッター優先オート 1/640 F6.0 ISO360 露出補正 0
ガガブタ:荒池;クリックすると大きな写真になります。 花梨の実:大庭寺;クリックすると大きな写真になります。 カタバミ:大庭寺;クリックすると大きな写真になります。 曼珠沙華:大庭寺;クリックすると大きな写真になります。
ガガブタ:荒池(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
200mm(35mm換算300mm)
絞り優先オート 1/320s F10.0 ISO160
露出補正 -0.7
花梨の実:大庭寺(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
200mm(35mm換算300mm)
絞り優先オート 1/320s F10.0 ISO200
露出補正 -0.3
カタバミ:大庭寺(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
142mm(35mm換算213mm)
絞り優先オート 1/250s F13.0 ISO200
露出補正 -0.3
曼珠沙華:大庭寺(堺)
2013/9/18
SONY NEX-7+SEL18200LE 18-200mm/F3.5-6.3
142mm(18mm換算27mm)
絞り優先オート 1/60s F13.0 ISO400
露出補正 +2.3


2007年8月 6日

嵐山大覚寺

 祇園祭に宵山の日(7月16日)早朝から出かけたが、鉾や山の提灯に火が入るまでには時間があったので、四条大宮から京福線嵐山電車に乗って嵐山方面に出かけることにした。嵐山駅の大覚寺の蓮の花のポスターにつられて大覚寺まで散策してみることにした。嵐山駅から歩いて20分ほどかかるが、この日梅雨の晴れ間で快晴となり大汗をかいた。お寺には、大きな駐車場があるので車でくるべきだったかなと後悔したりした。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  駅から大覚寺へは天竜寺の垣根の横を通る。この青木(?)の垣根にカタツムリが這っているのを家内が見つけた。そう言えば、近年カタツムリを見ることはなかった。トロッコ列車の踏切を越えて少し上っていくと清涼寺というお寺に出会う。暑かったので名前に惹かれて境内へ入ってみた。広大なお寺である。この寺の側道を行くと行列ができている豆腐屋(嵯峨豆腐森嘉)があった。きっと美味しいに違いない。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  真言宗大覚寺は、醍醐寺三宝院と違ってほとんどは撮影OKである。狩野山楽や渡辺始興などが描いたされる襖絵がなかなか面白い。中でも渡辺始興が描いたとされる小動物はなかなか可愛い。
 嵐山駅のポスターにある蓮の花は大沢池に咲いているが、期待ほどではなかった。蓮の蕾にシオカラトンボがとまっていた。
 帰りは、大覚寺から出ている四条河原町行きの市バスに乗った。祇園祭での交通規制のせいか四条通でノロノロ運転となった。京都は、バスと自転車が多い町という印象である。
京都・奈良私的観光地図に掲載

2007年7月19日

隠居、祇園祭でダイエット

 近くにいながら混雑する場所が嫌いで行かなかった祇園祭に家内に誘われて出かけることにした。娘が京都で住むようになったのがきっかけである。車の混雑を恐れて宵山の朝8時に家を出ると意外に車は少なく、いつもの休日よりも早くついた。宵山まで時間があるので、京都に来たついでに嵐山電車にのって嵐山方面に行ってみることにした。結局、大覚寺に行ったのであるが、ここでの写真などは別にエントリーをしようと思う。
クリックすると大きな写真になります 京福電鉄嵐山から大覚寺まで暑い中を歩いたりしたので(帰りはバスに乗ったが)少し疲れて、中越沖地震のニュースなどを見ている間に眠ってしまった。夕方6時前烏丸まで阪急電車に乗り、提灯に火が入った鉾と山を順次見ながら大宮まで引き返すことにした。途中に良さそうな店があれば、夕食をしようという魂胆である。やっぱりというか予想以上というか、時に小雨がぱらつく中、大変な人出であった。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 鉾と山は、四条通を中心に東西は堀川通と烏丸通、南北は姉小路通と高辻通に囲まれる区域に23の山と9つの鉾が組み上げられている。この区域のほとんどは宵山の時間は、歩行者天国となっている。烏丸通りには、全国から集まった思える屋台がぎっしり並んでいて、若い男女を中心に大変なにぎわいである。外国人の姿も多く見られ、彼ら彼女らも舟に入ったたこ焼きを頬張っていたりする。女性の浴衣姿が多く、若い男性の浴衣姿も結構多い。その割に、熟年組はTシャツに綿パンが圧倒的だ。山や鉾の展示と同時に、浴衣やうちわ・下駄など京都らしい品物を売る近くの商店が表で安売りをしていたりする。また、レストランも表に屋台を出していたりする。それらを買ったり食べたりするのも宵山の楽しみの一つのようだ。鉾と山が展示されている地域ではどこのレストランも満員で、結局四条大宮近くのいつもの中華料理店で遅い夕食を摂った。蒸し暑い雑踏の中を歩き回ったので生ビールが胃に滲みた。


クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 翌朝、人気のない鉾と山を見ようと散歩を兼ねて同じような場所を見て回った。提灯も外してあり、雨よけにビニールが被せてあったりするが、近くまで寄ることができるので、破風や天水引の彫刻や絨毯を間近に見ることができる。鉾の周りには、朝6時過ぎというのにもう巡行の用意に人が集まっていた。 朝食をして、仕事に出かける娘と別れ、河原町四条へ出た。辻まわしが行われる四条河原町の交差点は、もう超満員である。人垣で交差点の路面は見えない。先頭の長刀鉾が到着する頃には、身動きがとれないほどになった。仕方なくカメラを頭上に持ち上げ、適当にシャッターを押して液晶画面で何をしているのか確認するほどであった。身動きのとれなくなった中国人の若い女性たちが、興奮して何か大声を上げていた。あちこちで、諍いもあったようだ。もし、また行く機会があったとしても、この場所には2度と行きたくない。汗だくになってこの人混みを抜け出し、三条通まで北上すると人垣が少なくなったので、ここで巡行してくる鉾や山を待つことにした。巡行は少し動いては駐まり、また動き出すという京都らしい動きである。天引水や破風には、西洋の模様などが見られ京都が受け継いできた美術の動く展示会といった趣である。また、綾傘鉾のように踊りをパフォーマンスする鉾もある。四条傘鉾のお囃子は、鉾には乗らず歩きながらのゆったりとしたテンポである。バックザックに入れていた EDIROL R-1 で録音を試みた。(左のプレイボタンをクリックすると囃子が聞こえてくるはずです) 次々とユニークな山や鉾が通り過ぎる。それぞれで伝統を守りながら新しいこともこころみているようだ。蟷螂山のからくり「かまきり」の羽が動くたびに観衆から歓声があがる。三条では23番目に巡行する船鉾を見たところで昼になり、もうこれ以上立っているのも限界近くになったので三条通商店街の中の洋食屋で大きなオムライスを食べた。
 久しぶりに歩き回り、大汗をかいた祭りであったが、メタボにはよいダイエットであった。宵山の朝から巡行の日の昼過ぎまで100円パーキングに駐めていたので、駐車料金が3900円もかかってしまった。もし、来年も行くとしたら、少し離れたところなら昼過ぎからでも十分駐車はできそうである。
 なお、写真はNikonD70に18-200mmVRレンズを着けていったが、このような祭りの撮影には広角から望遠までできるのでもってこいである。
  記事中の Play ボタンをクリックすると音が聞こえて来るはずです。ただし、mp3ファイルが再生される環境が必要です。

京都・奈良近辺私的観光地図に掲載

2007年5月13日

トロッコ列車

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  京都の娘の所に製作したベッドサイド・テーブルを届けるついでに、列車好きの孫とのつきあいもあってトロッコ列車に乗ることになった。娘の住まいに近い四条大宮から京福電鉄に乗った。孫は、運転席の真後ろで、線路を凝視していた。終点の嵐山から一つ手前の駅嵯峨で降りる。5分ほど歩くとJRの嵯峨嵐山に隣り合ってトロッコ嵯峨駅がある。このトロッコ列車は1時間に1本が運転されている。単線でトロッコ亀岡駅までを往復運転しているようだ。ちょうど亀岡行きが出発したところで50分くらい待たねばならない。そのような人が多いのか、駅はSLのミュージアムにもなっており、ホールにはD51はじめ5台のSLが機関車が陳列されていた。このトロッコ列車、人気があるようで、海外からのツアー客などで座席(全て指定)はすぐに売り切れ、立ち席で乗るお客もあったようだ。

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