隠居のドライブ:小豆島と姫路城を巡る(2) 白亜の姫路城
翌朝、フェリーの時間とか姫路城見学などを考えると小豆島でゆっくりする時間はない。小豆島の北側にある大部(おおべ)港から岡山県東部の日生(ひなせ)港に向かうフェリーが8時40分に出港する。これに間に合わせると、7時からのバイキング形式の朝食をすませ大部港に向かえば、途中でゆっくりできないが、小豆島をほぼ一周ドライブするコースとなる。
日生に向かう車は少なく、先頭に並んだ。フェリー乗り場近くには、町営のフリーの駐車場があり、ここに車を置いて、日生からJRに乗る人が多いのだそうだ。
この日は、風もなく穏やかな晴天だった。日生港から姫路へは、一般道から山陽自動車道に入り、姫路バイパスに乗り継ぐ。途中で、渋滞に巻き込まれたが、11時過ぎに姫路城西の丸駐車場へ車を入れることができた。
やはり人は多い。海外の人たちもたくさんいる。昼食にあてはなかった。あたり一帯は公園として整備されているが、土産物屋やレストランは白と黒を基調とした建物に収容されている。その一軒のレストランには、まだ、11時半にならないのに、外で待っている人たちがいる。たまごやという店だった。我々は、そこのメニューにある「穴子弁当」が美味しそうだったので並んだが、どうやらみなさんのお目当ては、おかわり自由の卵かけごはんのセットのようだった。沢山の人がおかわりをして卵かけごはんを楽しんでいた。
休日には沢山の人が押しかけ、天守閣に上るにはずいぶん並んで待たねばならないようすをTVで放映をしていたが、この日は火曜日平日とあって、人は多かったが、待たされることもなく、天守閣までの急な階段も上がることができた。足が不自由になれば、登れないだろう。
平成の改修を終えた城は、今年の3月にグランド・オープンしたばかりである。流石に、汚れは少ない、その白さは際立っている。
帰途は、カーナビの命じる推奨コースを走って帰ってきた。姫路バイパス(国道2号線)、加古川バイパス、日本標準子午線を通る第二神明道路、阪神高速道路湾岸線などを通って、陽の高い間に帰ってきた。