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2017年11月21日

隠居の散策:志賀直哉旧居から春日大社・二月堂・東大寺へ歩く

今から50年以上前、1962年-64年に教育キャンプ場のカウンセラーとしてともに過ごした仲間の集まりが、年に1~2回続いている。歳をとるにつれて、平日の昼食会となっているが、今回は奈良に住む友が、春日大社のはずれに位置する杉幸園に席を予約してくれた。
 11月10日、晴天の清々しい日になった。近鉄奈良駅前から巡回バスで砕石まで行く。古い住宅街の中、志賀直哉旧居の隣に杉幸園はある。古い住宅をそのまま利用している。料理は、野菜を中心とする創作料理である。昼食セットの中に、デザートもついているのだが、これは道を隔てたところにある、これも邸宅を改造したカフェで頂く。昼間から満腹となった。
 この志賀直哉旧居は、広大な春日大社の境内の南のはずれにある。境内の林の中を北に向かうと本殿に出る。境内で出会う人々は、80%くらいは、外国人である。欧米諸国からと思われる人たちも多い。
 春日大社本殿から鹿が多い若草山の麓を伝って、二月堂まで歩く。お水取りのときに松明が駆け回る舞台から下って東大寺本殿の裏道にでる。
 途中で飛び乗った巡回バスで近鉄奈良駅まで戻り、構内のコーヒーショップで名残を惜しんで話を咲かせた。

;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
食事処杉幸園入り口
邸宅を改造している。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/125s f/5.6 ISO100) EV 0
171110_003.jpg 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
ツワブキの花に、キタキチョウ
玄関脇に咲くツワブキの花に、キタキチョウがやってきた。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/160s f/5.6 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
隣の志賀直哉旧居
杉幸園の2階食堂から志賀直哉旧居ガよく見える。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/180s f/5.6 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
デザートの写真
デザートだけで腹一杯。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/125s f/5.0 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
ナンキンハゼ
カフェの横は、雑木林。ナンキンハゼが紅く紅葉し、白い実をつけていた。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/400s f/5.6 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社付近(奈良)
志賀直哉旧居の門
残念ながら時間が押していて、中には入らなかった。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/50s f/3.2 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 春日大社(奈良)
苔むした灯籠と鹿
春日大社の境内には、アチラコチラに鹿が歩いている。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/40s f/2.8 ISO800) EV +0.7
クリックすると大きくなります。 2017/11/10 春日大社(奈良)
釣燈籠
沢山の燈籠が寄進されている。万燈籠といってお盆と節分のときには、これに灯りが入るそうだ。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/90s f/4.5 ISO100) EV +0.7
クリックすると大きくなります。 2017/11/10 若草山(奈良)
若草山の麓の鹿
鹿が沢山いるが、近づくと餌(鹿せんべい?)を貰えると思って近づいてくる。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/80s f/4.0 ISO100) EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/11/10 二月堂(奈良)
銀杏
二月堂の山門付近にあるイチョウは、見事な黄色だった。二月堂は、広い意味の東大寺に属する建物である。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/125s f/5.0 ISO100) EV -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 二月堂(奈良)
二月堂からの眺望
回廊から、東大寺の大屋根が見える。

RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/2000s f/5.6 ISO100) EV -1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 東大寺(奈良)
土塀
二月堂から東大寺本殿へ下る道に続いている。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/60s f/4.0 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 東大寺(奈良)
本殿裏
ここも紅葉している。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/125s f/5.0 ISO100) EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/11/10 東大寺(奈良)
東大寺正倉
鹿の後ろに見えるのは、東大寺の正倉である。宮内庁が管理しているようだ。
RICOH GR-Ⅱ
18.3mm AE( 1/125s f/5.0 ISO100) EV 0


2015年12月14日

隠居の散策:初冬の奈良 東大寺・依水園・ならまちなど 

横浜のメル友が、大阪での忘年会に出席するために、来阪し堺のホテルに泊まるという。忘年会なので、昼間は空いているという。せっかくなので、どこかに案内しようと考えあぐねたが、関西の人間にはお馴染みの奈良も関東の人には、少しは興味があるのではないかと奈良公園あたりにお連れすることにした。紅葉が綺麗かもしれない。

奈良県庁の駐車場に車を駐めて、後は歩くことにした。奈良県庁は、依水園、東大寺に近く、興福寺・猿沢の池・ならまちも少し歩けばいける場所にある。料金は、1日¥1000、奈良の友達に聞くと、あのあたりの相場だそうだ。
月曜日10時半過ぎというのに、平面駐車場はほぼ満車。かろうじて空きを見つけて駐めた。県庁に用事がある人が多いのだろうが、天気もいいので、観光客も多そうだ。

東大寺への参詣を終えて、興福寺からならまちを歩いてみることにした。どちらかと言えば社会派の彼は、ならまちの佇まいはお気に入りのようであった。手作りの玩具を展示している「奈良町からくりおもちゃ館 」には、興味津々のようであった。

依水園・戒壇院・東大寺の裏あたり

;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
依水園入り口
依水園は、前園と後園に分かれている。入園料は¥900。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0mm
絞り優先AE 1/160s f5.6 ISO100
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
依水園前園
前園は寛文12年(1673年)に晒職人であった清須美道清の作庭で、茶室「三秀亭」がシンボル。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0mm
絞り優先AE 1/40s f8.0 ISO100
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
依水園後園
借景は、東大寺南門、若草山、御蓋山(みかさやま)など。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
43.0mm
絞り優先AE 1/320s f5.6 ISO100
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
依水園後園
後園は明治時代に実業家関藤次郎が築いた築山式の池泉回遊式庭園。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0mm
絞り優先AE 1/640s f5.0 ISO100
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
戒壇院
右側面。空は真っ青でいい天気だった。この辺りは、人は少ない。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
24.0mm
絞り優先AE 1/800s f5.0 ISO100
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
東大寺裏
東大寺裏の池側の楓は真っ赤に紅葉していた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
39.0mm
絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO100
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
東大寺
修学旅行生と外国人で賑わっていた。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
32.0mm
絞り優先AE 1/250s f7.1 ISO100
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
東大寺南大門あたり
外国人と鹿と大仏殿の3点セット。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
49.0mm
絞り優先AE 1/400s f8.0 ISO100
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
東大寺大仏螺髪
TVで話題になった螺髪。後部は見えない。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
120.0mm
絞り優先AE 1/30s f6.3 ISO6400
露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
東大寺大仏螺髪の数
螺髪の数は、レーザーを使った最新技術で492個と判明した。掲示はまだ改っていない。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
53.0mm
絞り優先AE 1/60s f6.3 ISO2000
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
猿沢の池から興福寺五重塔を望む。
水鳥は、カルガモだけだった。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
49.0mm
絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100
露出補正 -0.3
;
2015/12/7 奈良
ならまちの蚊帳製造店
古い民家があちらこちらに残っている。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
30.0mm
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO800
露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
からくりおもちゃのひとつ
初老の婦人がいろいろと説明してくれる。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
78.0mm
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO6400
露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2015/12/7 奈良
さや絵
江戸時代、漆塗りの刀の鞘を図上の定められた位置に立てると歪んだ絵が正常な形に見えることを楽しんだらしい。
SONY α7Ⅱ+FE 3.5-6.3/24-240mm
78.0mm
絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO6400
露出補正 +1.0

2011年12月12日

隠居、晩秋の奈良 正暦寺・東大寺あたり・ならまちを歩く


 12月7日水曜日朝、天気も良さそうなので、先日 NHK TV で放映していた奈良の正暦寺の紅葉を見に行くことにした。カーナビで奈良市南東部にある場所を設定すると、約1時間がぐらいで行けそうだ。西名阪自動車道が、集中工事期間中なので、20~30分は余分にかかると思われたが、スムースに走りナビ通り1時間あまりで到着した。

 紅葉期間中は、駐車料金を500円とるとHP にはあったが、もう盛りが過ぎたせいか無料であった。だが、老年夫婦組などが次々とやってきた。もう盛りは過ぎているが、駐車場から本堂までの上り坂には、それでもまだ紅みを残した楓がアチラコチラに残っている。このお寺には、ナンテンも沢山植えられており、赤い実をいっぱいつけていた。

本堂近辺から福寿院をみる;クリックすると大きな写真になります本堂横の鐘楼;クリックすると大きな写真になります本堂への参詣道から福寿院あたり;クリックすると大きな写真になりますあちこちらになんてんが;クリックすると大きな写真になります
正暦寺:本堂近辺から福寿院をみる
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 60mm (35mm相当 90mm)
ISO200 1/500s F5.6
正暦寺:本堂横の鐘楼
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 48mm (35mm相当 72mm)
ISO200 1/500s F5.6
正暦寺:本堂への参詣道から福寿院あたり
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 52mm(35mm相当 78mm)
ISO200 1/125s F5.6
正暦寺:あちこちらになんてんが
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 65mm
(35mm相当 97mm)
ISO200 1/350s F5.6
 

 せっかく奈良に来たので、奈良公園の方に回って見ることにした。来た道を169号線まで引き返し、北へ向かうと奈良公園はすぐである。169号線沿いで、昼食のレストランを見つけようとしたが、ほとんどない。どこかに車を駐めて近鉄奈良駅近くで探すことにした。駐車場は沢山あるが、どこに入れたら良いかよく分からない。結局、興福寺の五重塔横公園内にあるパーキングに車を駐めた。このあたり、どこも1日1000円くらいのようだ。
 近鉄奈良駅近くの和食店で昼食をし、ブラブラと東大寺あたりを歩いて見ることにした。以前に、依水園から東大寺の裏手あたりが良かった記憶がある。
 東大寺あたりをブラブラして、興福寺近くの駐車場に戻ってくると、もう少し時間はありそうだ。訪れたことのないならまちを歩いて見ることにした。ならまちは、興福寺五重塔を下ったところにある猿沢の池から南のあたりをいうらしい。スマホ Xperia acro ナビに奈良町資料館をセットして歩き始めた。ところどころに、古い町家を残したところもあるが、木曽の奈良井や妻籠のように町全体が古い町並みを残しているわけではない。奈良町には、古くから蚊帳を製造していた工場があったようで、その名残りが残っている。自転車に乗って通りがかった地元の人が教えてくれた。今は、東南アジア向けに輸出しているとのことであった。蚊帳の生地を使ったのれんやテーブルウエアを売る店が何軒か目についた。
 久しぶりによく歩いた。TANITA カロリズムを見ると、15000步を記録していた。

依水園入り口;クリックすると大きな写真になります戒壇院横から東大寺を望む;クリックすると大きな写真になります銀杏を楽しむ親子;クリックすると大きな写真になります東大寺裏手;クリックすると大きな写真になります
依水園入り口から、若草山を望む
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 50mm(35mm相当 75mm)
ISO200 1/500s F11.0
戒壇院横から東大寺を望む
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 32mm(35mm相当 48mm)
ISO200 1/500s F11.0
東大寺裏の池(大仏池)端の銀杏を楽しむ親子
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 52mm(35mm相当 78mm)
ISO200 1/350s F4.8
東大寺裏手
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 38mm(35mm相当 57mm)
ISO200 1/350s F9.5
東大寺参道にて;クリックすると大きな写真になります猿沢池からの興福寺五重塔;クリックすると大きな写真になりますならまちの土産物屋;クリックすると大きな写真になります蚊帳生地製品店;クリックすると大きな写真になります
東大寺参道にて
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 52mm(35mm相当 78mm)
ISO200 1/180s F6.7
猿沢池からの興福寺五重塔
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 20mm(35mm相当 30mm)
ISO200 1/750s F13.0
ならまちの土産物屋
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 52mm(35mm相当 78mm)
ISO200 1/125s F15.6
蚊帳生地製品店:ならまち
2011/12/7
Nikon D90
Nikkor18-200mm 22mm(35mm相当 33mm)
ISO200 1/90s F4.8
  

2011年2月25日

隠居の奈良:春日奥山遊歩道を歩いてみた


 2月にしては、暖い日が続いた 2月23日、春日奥山の遊歩道に行ってみることにした。 DeAGOSTINI 社の【野鳥の世界】の52号の観察地ガイドで紹介されていたこともある。
 若草山料金所から春日奥山ドライブウェイを走り、若草山山頂パーキングに車をおいて、そこから遊歩道を歩いてみることにした。若草山山頂パーキングまでは、自宅から 1 時間余りでたどり着く。

 天気は好いがシーズン・オフなので、車も駐車場もガラガラである。車の中で、コンビニで買ったおにぎりを食べていると、寝そべっていたシカが寄ってきて欲しそうな顔をしている。
 標高 342m の若草山山頂から春日大社あたりまで直接下りることはできるようだが、この日は若草山は閉山中だった。山に入れるのは、時期が限られているのだ。
 若草山山頂から、霞みのかかった奈良市街を眺望した後、春日奥山遊歩道を下りることにした。ちょうど下から歩いて上がってきたと思われる熟年の方に、下までどれくらいかかるか、坂は急かと聞いてみると、だらだら坂で往復1時間半くらいという。いつ行ったか忘れたくらい長い間行ったことのない春日大社にも参ってみようと遊歩道を下った。距離は 2.8km という表示がある。

 期待した鳥は下の方でメジロをすこし見かけたくらいで、期待はずれであった。ガイドに書いてあったとおり、4月にならないと少ないのかもしれない。
 若草山を下から見て、春日大社に参拝して、2.8km の坂道を森林浴しながら帰ってくると汗ビッショリになった。
 夏には少ししんどいかもしれないが、4月ー5月になれば、もう一度来たいものである。

東大寺金堂;クリックすると大きな写真になります春日奥山遊歩道;クリックすると大きな写真になります若草山の麓;クリックすると大きな写真になります春日大社にて;クリックすると大きな写真になります
春日奥山ドライブウェイから、東大寺金堂を観る。後ろに興福寺の五重の塔が見える。春日奥山遊歩道、途中には旅館もある。若草山の麓、この時期にも修学旅行生は多い。春日大社にて


2010年6月 6日

隠居、平城京跡を訪ねる

 平城遷都1300年祭ということで、平城京跡がTV にいろいろと取り上げられている。古い歴史について素養がないので、TV で騒ぐほどもう一ついく気にはならなかったが、天気もいいし特別なフェアもなさそうでそんなに混まないと思い、話のタネに行ってみることにした。

 ネットでの案内で、5月10日~8月19日、8月28日~10月8日の期間は、平城宮跡会場駐車場は一般の方も利用できるとあるので、カーナビに朱雀門近くの駐車場をセットした。第二阪奈道路(トンネル)を通れば、45分ほどで着くと表示される。ところが早めに曲がってしまったらしく、駐車場にたどりつけない。地図を見るとイトーヨーカ堂が近くにある。ここに、駐車することにした。平城遷都1300年祭用の駐車場案内より、イトーヨーカ堂への駐車案内の方がわかりやすい。だが、実際に駐めてみると大極殿は、はるか向こうに見える。

東院庭園;クリックすると大きな写真になります東院;クリックすると大きな写真になります とおりすがりの老人に、大極殿への行き方を尋ねると、親切に教えてくれた。田んぼの中のあぜ道を辿れば東院庭園にでるので、そこから少し距離はあるが歩けばよいという。それを見ていた他の老人が、その道ではややこしいから、国道から行けという。みなさん、親切である。田の中のあぜ道も面白いので、そちらから行くことにした。
 田植えの真最中の田んぼでは、ケリがけたたましく鳴いている。この東院は 1967年に発掘され、その後に再建されたらしい。TV で見る限りの平城京跡は緑の少ないだだっ広い場所との印象であったが、この東院庭園は緑と池があり心安らいだ。だが、最近に人工的に造られたとの感はぬぐえない。

ハートフルカート;クリックすると大きな写真になります 休憩所で、高速道路に乗る前に求めてきたサンドイッチを頬張った。よくみるとこの休憩所は、ハートフルカートの乗り場になっている。ボランティアらしき係員に尋ねてみると大極殿に行くカートがまもなく到着し、空きもあるという。歩くより遅いハートフルカートに大極殿の前庭まで乗せてもらった。途中、葦の生えている湿地を過ごしていくが、あの特徴のあるオオヨシキリのさえずりが聞こえてくる。かなり生息しているようだ。ヒバリもあちらこちらに姿がみえる。毎日の野鳥撮影が、こんな場所にきても影響しているようだ。

大極殿;クリックすると大きな写真になります大極殿の十二支犬;クリックすると大きな写真になります 大極殿前の広場は、わずかに芝生があるものの喉がカラカラになるような白っぽい平地が広がっている。確かに大きい。奈良の新しい名所になるかもしれないが、やっぱり緑に囲まれた東大寺あたりの方が奈良らしく思う。
 大極殿の高い天井近くに十二支の動物が描かれている。写真は犬だろうか。

 帰りは朱雀門から大宮通り⇒国道24号をたどってイトーヨーカ堂に帰ってきた。夕食の材料を少し買い駐車料をただにした。1000円以上買うと4時間無料で駐車できることがわかった。大宮通から入れた平城宮跡の駐車場は、1000円である。 

2007年4月18日

京都醍醐寺:葉桜ですが。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります




 下の娘が京都で住むようになって、アッシーで京都に行く回数が増えている。荷物運びなどの用事が済めば、京都の名所を訪づれるのを家内が楽しみにしている。今回は、TVなどで桜のきれいな寺としてよく取り上げられる京都伏見にある醍醐寺に行ってみることにした。
 2007年4月15日(日)現在、ソメイヨシノは葉桜になっているが、満開の時には見事にちがいない。この時期は、むしろ鐘楼の傍に植わっているカエデの新緑がまぶしい。今年は新緑と桜がほとんど同じ時期になっているようだ。
 秀吉が花見用に秀吉好みらしい派手さで改築した三宝院とその庭は撮影禁止である。庭ぐらい撮ってもかまわないと思うのだが、監視員があちこちで目を光らしている。金堂の裏にまだ花をつけている大きな桜があり、その先の青空にはジェット雲が白い筋を引いていた。霊宝館の庭には、2本のボタン桜が満開であった。その傍らの花びらが散った芝生に、ムクドリ?が遊んでいた。
 醍醐寺は世界文化遺産になっているようだが、それにしても拝観料が高い。金堂と三宝院、霊宝館を巡ると1500円も取られる。また、駐車料金も2時間近くで700円も取られた。まあ、京都は車で行くところでないかもしれない。

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2006年10月19日

隠居、初めての狂言鑑賞

 大学時代の夏休みに伊勢志摩の教育キャンプ場でカウンセラーをしていた1~13期の仲間たちが年に一度1泊で集まる。キャンプ場はもう閉鎖になっているが、例年夏休みの最後の土日に幹事担当期の趣向で関西のいろいろな場所で友好を暖めることになっていた。みんな歳をとったので今年から夏の暑い時期はやめて秋に開催することになり、東大寺近くにある某会社の健康保険組合保養所にお世話になった。
 その大広間で狂言なるものを初めて鑑賞することになった。広間に青竹を半分割ったもので仕切り、にわか仕立ての能舞台で大蔵流の狂言師 大蔵基誠もとなりさんと 竹内寛ゆたか)さんが演じてくれた。奈良出身の竹内寛さんがリユニオンメンバーのひとりと学友であることが縁である。この竹内寛さんに狂言のイロハ:能と狂言の相違、能舞台、演技などについてユーモアを交えながらの講義をしてもらった。そのような講義の後に、「寝音曲」という狂言を鑑賞すると初めてながら良く理解でき、大変面白かった。シテ 太郎冠者:大蔵基誠さん、アド 主人:竹内寛さんご両人の発声は朗々として小気味が良い。演技終了後、メンバーの女性に狂言用の衣装を着せるショウまでしてもらった。また、機会があれば本格的な能舞台で鑑賞したいものである。
 2日とも快晴で、うっすらと汗をかきながら久しぶりに東大寺を中心に奈良公園を散策した。南大門から大仏さんまでの東大寺の表参道は修学旅行生や海外観光客らで賑わっていたが、大仏殿の裏は静かで何人かの人たちがキャンバスに向かっていた。保養所のすぐ近くにある依水園はまだ紅葉は早かったが、手入れの行き届いた庭の向こうに、南大門・若草山・春日奥山・御蓋山などの借景が見渡せた。
kingstone01.jpgkingstone02.jpgkingstone03.jpg










京都・奈良私的観光地図に掲載