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Atelierで“瀞川平”が含まれるブログ記事

2016年6月18日

隠居の散策:兵庫北部のドライブ(2) 鉢伏高原あたり (付:氷ノ山ぶんまわしコース踏破記)

史跡の生野銀山を見学した後は、途中でBBQの買い物をしながら、山小屋Hütte Hachiに到着。しばらく休憩した後、羽渕精肉店で求めた但馬牛で、BBQ。生野銀山で仕入れた熟成酒はワインみたいな口当たりで、緑の風に吹かれながらの早めの夕食はごきげんだった。
 翌朝、氷ノ山ぶんまわしコースを踏破するという健脚組2人(その一人が、氷ノ山「ぶん廻しコース」 登山記録を写真とともに書いてくれた。) を、早朝に東尾根登山口へ送った後、ゆっくりと小屋の片付けをして、ハチ高原→別宮の棚田→木の殿堂あたり→但馬高原植物園(食事)とまわり、ハチ北スキー場でぶんまわしコースを歩いてきた健脚組2人をピックアップする計画で車を走らせた。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
エゴノキの花
Hütte Hachiの裏の林道に、3本のエゴノキがあり、満開である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
エゴノキ
このような木が3本ある。果皮にはサボニンが含まれ、石けんの代わりにもなる。名前は、果皮にえぐみがあることから。別名で「ちしゃのき」とも呼ばれる。とボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
ノアザミ
この辺りは、鹿の害がひどいが、このノアザミは食さないようだ。。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
65.0mm 絞り優先AE 1/80 f5.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市福定
焼き肉
3人くらいのバーベキューは七輪でする。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/40s f2.4 ISO64 露出補正0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
棚田
別宮のおおかずらがあるところに小さな公園がある。その前に、棚田が広がり、その向こうに氷ノ山が眺望できる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
54.0mm 絞り優先AE 1/125s f11.0 ISO100 露出補正 -1.0
160531_001.jpg 2016/5/30 養父市別宮
ヤマトシリアゲ?ヨツメトビケラ
昆虫質問箱に投稿し、名前を質問中。土星人という方から教えていただいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
54.0mm 絞り優先AE 1/125s f11.0 ISO100 露出補正 -1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ヒメジョオン
紫の蕾が付いていた。花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。とWikipedia にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
90.0mm 絞り優先AE 1/400s f11.0 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ウツギ
別名は「卯の花」である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/80s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 養父市別宮
ウスバシロチョウ
交尾をしているのだろうか。小さなオオカヅラ公園に5~6頭がヒラヒラと飛んでいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
172.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO125 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
アサマイチモンジ
左前翅の先端部分が欠損している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
ヤマボウシの花
街路樹的にヤマボウシがたくさん植えられている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
ガクウツギ
アジサイ科アジサイ属である。別名で、「こんてりぎ(紺照り木)」とも呼ばれる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
138.0mm 絞り優先AE 1/320s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
楓の新緑
緑が綺麗だったが、あまりうまく撮れていない。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先AE 1/320s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 香美町・瀞川平
コジャノメ
期待した蝶の姿は少なかった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
187.0mm 絞り優先AE 1/200s f6.3 ISO320 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
ヤマツツジ
山野にもっとも普通に見られる種だそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
89.0mm 絞り優先AE 1/100s f6.3 ISO320 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
カワトンボ♀
翅は無色透明、橙色、茶色、乳白色など様々あるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/500s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
ヤマアカガエル
ネットで調べた。脚の縞模様から推定した。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
132.0mm 絞り優先AE 1/160s f6.3 ISO400 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
半夏生
我が家の庭にももらったものが、今年は繁殖している。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
シャガ
漢字では射干と書く。中国名は「こちょうか(胡蝶花)」とも呼ばれる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
キショウブ
西アジアからヨーロッパが原産。一日花である。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 但馬高原植物園
クリンソウ
名前は、五重塔の九輪(宝輪)にみたてたもの。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
82.0mm 絞り優先AE 1/1250s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
ペンタス
多くの園芸品種が作出され、花色には紅色やピンク色、藤色、白色などがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
94.0mm 絞り優先AE 1/640s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
キセキレイ♀
雄はのどが黒くなるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240mmデジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/1000s f6.3 ISO100 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/30 ハチ北スキー場
キセキレイ♀
2羽いた。このように電線によく留まることがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240mmデジタルズーム3倍 絞り優先AE 1/500s f6.3 ISO100 露出補正 +0.3


2012年10月20日

Hütte Hachi:秋の但馬高原植物園を訪ねる


 氷ノ山へ登った翌日、快晴とまでは行かないが、いい天気だった。自然の好きな二人の友人を伴って、ハチ北にある但馬高原植物園に案内することにした。

 この植物園は、鉢伏高原を鉢伏山の北側瀞川平というところにある。今までに、3回ほど訪れているが、訪問した月々に合わせた野の花を楽しませてくれる。 

 通過点の鉢伏高原は、体育会系の合宿で賑わう夏に比べるとスキー・シーズンまでの端境期なのか、人影は少ない。 大きな駐車場の横に小さい池がある。アジサイがまだ咲いている池端の茂みに、ゴイサギの幼鳥ホシゴイが逃げ込んだ。近づくと飛び立って、近くのまだ葉が緑の桜の茂みに身を隠した。
 9時10分とまだ朝は早かったが、植物園はすでに開園していた。9時が開園時刻らしい。入園料は以前と同じ¥500である。
 前に来た時は、期待した野鳥はあまりいなかったが、今回は違った。湿地植物ゾーンあたりに生える雑木やすすきにたくさんの鳥が飛び回っていた。友人二人が見つけてくれた、枝に留る胸の赤い小鳥にレンズを向けて、夢中でシャッターを切った。今までに観察したことがないようなので、図鑑などでサーチしてみると、アトリのようだ。自信がないので、例によって<<野鳥識別掲示板>>に「アトリ♀でまちがいないでしょうか?」と投稿して教えを乞うと、今回も向井三恵さんが以下のように教えてくれた。
アトリの胸と紅葉の色が入って、美しい写真ですね。
アトリの胸の色が鮮やかなのと、顔が黒っぽく見えるのでオスかな?とも思いますが・・・。

以下のサイトも参考にされてください。
http://5.pro.tok2.com/~yoshino/yachou/atori/atori.html

このエントリーを書くにあたって、自分のブログをサーチしてみると、なんと地元泉北ニュータウンで昨年(2011年)の1月に、アトリの群れに遭遇しているのだ。歳をとって昨年の冬のことなんて、すっかり忘れているのだ。そういう意味で、ブログに記録として残していくことは意味があるかもしれない。

ホシゴイ;クリックすると大きな写真になります コガラ;クリックすると大きな写真になります コゲラ;クリックすると大きな写真になります アトリ;クリックすると大きな写真になります
2012/10/16 8:27
ホシゴイ:鉢伏高原
NikonD7000
Σ 50-500mm 500 mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO2200 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
2012/10/16 9:27
コガラ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 500 mm(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO125 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:28
コゲラ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 500 mm(35mm相当750mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO3600 F13.0)
露出補正 なし
トリミング
2012/10/16 9:32
アトリ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 500 mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO2800 F6.3)
露出補正 なし
トリミング


 植物園だから当然花は多い。入り口でもらったパンフレットには、10月の花として、オヤマリンドウ、ヨメナ、オタカラコウ、ウメバチソウが紹介されている。その他にも、9月の花として紹介されているマツムシソウ、サラシナショウマもまだきれいに咲いている。芝生の庭の傍らに、地面を出たところから花という感じのコルチカムアキノチョウジも咲いていた。コルチカムは、植物園の受付で、アキノチョウジは、但馬高原植物園のホームページにある秋の青い花で確認した。

オヤマリンドウ;クリックすると大きな写真になります ヨメナ;クリックすると大きな写真になります ウメバチソウ;クリックすると大きな写真になります オタカラコウ;クリックすると大きな写真になります
2012/10/16 9:21
オヤマリンドウ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 240 mm(35mm相当360mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO3200 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:21
ヨメナ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 170 mm(35mm相当255mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO1400 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:22
ウメバチソウ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 140 mm(35mm相当210mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO500 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:39
オタカラコウ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 140 mm(35mm相当210mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO1250 F5.6)
露出補正 なし
サラシナショウマ;クリックすると大きな写真になります マツムシソウ;クリックすると大きな写真になります アキチョウジ;クリックすると大きな写真になります コルチカム;クリックすると大きな写真になります
2012/10/16 9:20
サラシナショウマ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 170 mm(35mm相当255mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO1800 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:24
マツムシソウ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 210 mm(35mm相当315mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO360 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 9:39
アキチョウジ:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 210 mm(35mm相当315mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO360 F13.0)
露出補正 なし
2012/10/16 10:03
コルチカム:但馬高原植物園
NikonD7000
Σ 50-500mm 50 mm(35mm相当75mm)
絞り優先オート
(1/100s ISO640 F13.0)
露出補正 なし


2011年5月19日

Hütte Hachi(兵庫県大久保)の5月中旬

 
 パートナーを誘って、連休後の山小屋Hütte Hachiに行ってきた。雪の重みで外れた風呂釜の煙突を補強したり、掘りごたつの下にスノコを敷くなど、ちょっとした作業はあるが、今回は特別にすることはない。

 往路、いつものように寄った北近畿豊岡自動車道にある「いっぷく茶屋」のツバメは、巣が出来上がっており、卵を温めているようだった。
 5月の初めに来たときは、わらびは全くといっていいほど採れなかったが、半月ほど経った今回は、パートナーが少し歩いただけで、たくさんのわらびを摘んできた。民宿のおばさんにいただいたウドと茹でてポン酢でいただくと、草の香りがしてサケの肴にぴったりであった。
 翌早朝、野鳥を求めて散策をしてみた。ウグイスの囀りに混じっていろいろな鳴き声が聞こえるが、姿を収められたのはホオジロだけだった。

 今回は珍しく早めに戸締りをして、近辺をドライブすることにした。ハチ高原スキー場の鉢伏山頂上方向に、林道が登っている。今まで、通ったことがない。その林道の鉢伏山頂上付近で、お客さんを連れてきていた東鉢伏のペンション【Mamas&Papas】の主人とお会いした。東京葛飾から、何を間違ったのか、東鉢伏に移住されているという。このご主人に、採取された山菜(?)のコシアブラを教えてもらった。小屋を立てて40年近くもなるのに、山菜の知識が薄いのには、恥じ入るばかりである。
 鉢伏山を越える道は但馬アルペンルートと名前を付けているらしい山岳ロードである。砂利道の悪路であるが、途中の沢には積雪が残っていたりして新緑が眩しい。ハチ北スキー場から瀞川平・兎和野高原を通って、村岡から9号線に出る。
 ホームセンターなどいつも立ち寄る9号線沿いのショッピング・モールにあるラーメン屋で昼食を摂って、前回5月1日には花の咲いていなかった和田山の大町藤公園に寄ってみた。今回は満開の藤の花が迎えてくれた。月曜日というのに、老人を中心に満員である。
 
抱卵中のツバメ;クリックすると大きな写真になりますホオジロ;クリックすると大きな写真になります残雪と新緑:ハチ北スキー場;クリックすると大きな写真になります大町藤公園:和田山;クリックすると大きな写真になります
抱卵中のツバメ:「いっぷく茶屋」ホオジロ:関宮町大久保残雪と新緑:ハチ北スキー場大町藤公園:和田山


  

2008年7月15日

瀞川平:但馬高原植物園、夏の花

 気象庁の梅雨明け宣言はまだのようだが、小学校以来の友を誘って氷ノ山山麓にある RabitHouse に出かけた。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 小屋のあるところは、標高630m 程度だが、風が吹かないとさすがに暑かった。それでも、夕食に小屋の中で七輪の炭火BBQしても暑さはあまり感じなかったから、日が落ちると気温が下がったに違いない。
 近くの農道を散策すると、ハルジオン、トラノオ、ドクダミなどの白い花が満開である。紫色のノアザミの花に、ツマグロヒョウモウラギンヒョウモンンが羽を休めていた。傍らの雑草で、スジグロシロチョウモンキチョウ(上の黄色いほうが♂で、下側の白いのは♀)が交尾をしていた。StudioYAMAKOのオーナーが教えてくれた。
 電線にホウジロがさえずっている「ことりのさえずり」の岩下さんに教えてもらって、小鳥のさえずりも少しずつ分かるようになってきた。ネットで知識が amplify していくのを実感している。

クリックすると大きな写真になります 共同所有者のパートナーといくときは、たいがい補修作業に時間を費やすのだが、今回は花好きの友のために、翌朝、ハチ高原・東鉢伏経由で兵庫県美方郡香美町にある「但馬高原植物園」に行ってみることにした。この数年の間に道路がずいぶん整備されている。

 この植物園の近くには、安藤忠雄が設計した「木の殿堂」という博物館もある。なぜこんなところにと思うが、うろ覚えを頼りにググッテみるとバブル時の昭和45年(1970年:大阪万博開催の年、ついでに私が結婚した年)に、全国植樹祭が、この村岡で行われているのである。「木の殿堂」へのアプローチ横には、広大な芝生があり、その中に天皇と皇后がお手植えされた「兎塚杉」と「ナナカマド」が囲われた柵の中で大きくなっている。どうりでと納得である。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 「但馬高原植物園」は、この「木の殿堂」からハチ北スキー場へ向かって 1km ほど広い道を走ったところにある。この一帯を、「瀞川平(とろかわだいら)」というらしい。入園料は 500円である。
 2年ほど前に、家内と来たときに比べると広大な庭はなかなか整備が行き届いているように思う。ヤマアジサイが見頃だというので、清楚な花を鑑賞しながら歩いていると、若い男性の作業員が花の種類などを丁寧に教えてくれた。ここの植物園は、珍しく若い男性達が園の手入れをしている。兵庫県の山奥には働き場所が少ないのかもしれない。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 植物園の敷地内にある「和池の大カツラ」の根元からは清水が豊かにわき出ている。備え付けのグラスで飲んでみると冷たくて柔らかい純水が暑さで渇いた喉をうるおしてくれた。
 緑の中に続く散策道端には、ホトトギスや白蝶草、ヘメロカリスといった花が咲いている。もちろん、オオバギボウシ、トラノオといった初夏の花が満開である。
 入り口案内所と花の苗などを売っている売店横のクーラーの効いた洒落たレストランで、そば定食の早い昼食を摂った。

ハチ高原近辺私的観光地図に掲載