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Atelierで“ヒメオドリコウソウ”が含まれるブログ記事

2013年4月 6日

隠居の探鳥・蝶ウォーク:清明や 田起こし畑に ツバメ飛び  


 4月5日、24節気の清明、72候の玄鳥至(つばめきたる)である。その前日、今年の桜も撮っておこうと泉北栂地区北部コースを歩いた。

 水鳥は、予想通り、わずかのキンクロハジロ、ハシビロガモを残して北へ帰ったようだ。ヒドリガモ、マガモなどはすっかり姿を消した。その入れ替わりのように、ツバメが飛び出した。いつもは空中で虫を捕らえるのに忙しいのに、珍しく田起こしの終わった田んぼに降り立った。その田んぼでは、ヒバリが囀り出した。

モズ:大森;クリックすると大きな写真になります バン:和田川;クリックすると大きな写真になります ツバメ:野々井;クリックすると大きな写真になります キンクロハジロ:尾美濃池;クリックすると大きな写真になります
モズ:大森
2013/4/4
Nikon D7000
∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/640s ISO560 F6.3)
露出補正 -0.3333
トリミング
バン:和田川
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO720 F6.3)
露出補正 -0.3333
トリミング
ツバメ:野々井
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO280 F6.3)
露出補正 -0.3333
トリミング
キンクロハジロ:尾美濃池
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO280 F6.3)
露出補正 -0.3333
トリミング

 この時期に畦に咲くのは、ヒメオドリコソウ、カラスノエンドウ、シロツメクサ、レンゲ、トキワハゼ、ムスカリ、タンポポなどといった花である。川床には、西洋カラシナが満開となっている。すっかり春である。これら野の花の名前は、【里山の自然観察】の里山の野草を参照させていただいた。
 モンシロチョウ、キタキチョウも畦に咲くこれらの草花に、ひらひらと舞うようになった。
西洋カラシナ:和田川;クリックすると大きな写真になります レンゲ:野々井;クリックすると大きな写真になります トキワハゼ:野々井;クリックすると大きな写真になります ムスカリ:三木閉;クリックすると大きな写真になります
西洋カラシナ:和田川
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
340mm(35mm換算 510mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO250 F6.3)
露出補正 -0.3333
レンゲ:野々井;1輪だけ咲いていた
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
290mm(35mm換算 435mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO220 F6.3)
露出補正 -0.3333
トキワハゼ:野々井
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
290mm(35mm換算 435mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO220 F6.3)
露出補正 -0.3333
ムスカリ:三木閉
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
240mm(35mm換算 360mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F6.0)
露出補正 -0.3333
カラスノエンドウ:三木閉;クリックすると大きな写真になります
130404_019.jpg
モンシロチョウの交尾;クリックすると大きな写真になります ヒメオドリコウソウにキタキチョウ;クリックすると大きな写真になります
カラスノエンドウ:三木閉
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
340mm(35mm換算 510mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO280 F6.3)
露出補正 -0.3333
山吹と雪柳:栂緑道
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
78mm(35mm換算 117mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO200 F5.0)
露出補正 -0.3333
モンシロチョウの交尾:三木閉
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO200 F9.0)
露出補正 -0.3333
トリミング
ヒメオドリコウソウにキタキチョウ:三木閉
2013/4/4
Nikon D7000+∑50-500mm
500mm(35mm換算 750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO250 F6.3)
露出補正 -0.3333
トリミング
桜の花の写真は、泉北栂地区の桜地図にまとめようと思っている。

2013年3月17日

隠居の探鳥ウォーク:春光に イソヒヨドリは 胸そらせ


 二十四節気の啓蟄も末候でもうすぐ春分という時期になって、一挙にいろいろな花が咲き出した。桜の開花の便りもちらほらだが、遅かった梅が満開である。泉北ニュータウン栂地区南部ウオーキングコースには、見事なしだれ梅が2本ある。一本は、和田川の横の美容室の庭に咲いている。もう一本は、美木多地区にあるお屋敷の庭に咲いている。別のお宅の木蓮も, 沈丁花も、雪柳も咲き出した。一斉に緑が増えてきた畑の畦に目をやると、ヒメオドリコウソウ、ムスカリ、オオイヌノフグリ、タンポポといった野花も咲き出している。野鳥を追いながら、こういった花々を愛でることも散策のひとつの楽しみである。

美容室のしだれ梅;クリックすると大きな写真になります 美木多のお屋敷のしだれ梅;クリックすると大きな写真になります 和田川アドプトリバーの沈丁花;クリックすると大きな写真になります 鴨谷台のお宅の木蓮;クリックすると大きな写真になります
美容室のしだれ梅
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
50mm(35mm相当75mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO320 F6.3)
露出補正 -1/3
美木多のお屋敷のしだれ梅
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
58mm(35mm相当87mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO320 F6.3)
露出補正 -1/3
和田川アドプトリバーの沈丁花
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
340mm(35mm相当510mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO400 F6.3)
露出補正 -1/3
鴨谷台のお宅の木蓮
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
116mm(35mm相当174mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO320 F9.0)
露出補正 -1/3
>ヒメオドリコソウ:三木閉;クリックすると大きな写真になります ムスカリ:三木閉;クリックすると大きな写真になります オオイヌノフグリ:大森;クリックすると大きな写真になります 西洋タンポポ:甲斐田川;クリックすると大きな写真になります
ヒメオドリコソウ:三木閉
2013/3/11
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
240mm(35mm相当360mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO900 F6.0)
露出補正 なし
ムスカリ:三木閉
2013/3/11
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
350mm(35mm相当570mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO400 F6.3)
露出補正 なし
オオイヌノフグリ:大森
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
340mm(35mm相当510mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO400 F9.0)
露出補正 -1
西洋タンポポ:甲斐田川
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
170mm(35mm相当255mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO360 F5.6)
露出補正 -1/3


 3月13日の夜にかなりの雨が降ったせいか、3月15日には川幅の狭い2級河川の和田川では、水かさが増して速い流れとなっていた。水量が多い時には、水鳥は少ない。
 川の堤すぐそばの小さな畑に植えられた一本の彼岸桜が満開である。この花の蜜を狙って、メジロが集まっている。小鳥たちは、食事中は少し警戒心を緩める。かなり近くまで寄っても、逃げようとはしない。
 今年2月になってから散策コースに加えた鴨谷池の周辺は、鳥の姿が濃い。卒業式が行われている美木多小学校の裏庭には、シメの姿が見られた。池の周りの雑木では、ウグイスの囀りが聞こえるし、メジロなどが飛び交っている。

 散策の帰途、あまり使われている気配のない檜尾の農機具小屋の屋根に、羽が綺麗な青色のツグミ大の鳥が舞い降りた。望遠のファインダーで覗くとイソヒヨドリだ。この辺りで時たま見かけていたのだが、今年は見かけないなと思っていたところだった。小宮輝之さんの【日本の野鳥】には、つぎのような解説がある。

 岩の多い磯や崖のある海岸に生息し、1羽かペアでなわばりをつくる。漁村などでは屋根や電柱など目立つ場所で、ホイピーチョイチュウなどと胸を張ってさえずる姿を目にする。フナムシ、トカゲ、虫などの動物質のほか種や果実も食べる。 岩の割れ目や建物や橋げたのすき問に枯れ枝を積み、その上に松葉や細長い枯れ草を敷いて巣をつくる。北海道で繁殖するものは本州以南へ渡り越冬する。

 そう言えば、イソヒヨドリに一番最初に会ったのは、兵庫県北部日本海を見渡す岬の公園だった。行動を見ていると、農機具小屋の屋根の隙間から中に入っていったから、そこに巣があるのかもしれない。この泉北ニュータウンは、大阪湾からは7KMくらい内陸部にあるのだが。

メジロ:檜尾;クリックすると大きな写真になります シメ:鴨谷台;クリックすると大きな写真になります マヒワ:鴨谷台;クリックすると大きな写真になります カワウ:鴨谷池;クリックすると大きな写真になります
メジロ:檜尾(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO640 F6.3)
露出補正 なし
トリミング
シメ:鴨谷台(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
460mm(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO1800 F6.3)
露出補正 -1/3
トリミング
マヒワ:鴨谷台(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
380mm(35mm相当570mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO1800 F6.3)
露出補正 -1/3
カワウ:鴨谷池(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO400 F6.3)
露出補正 -1/3
トリミング
シロハラ:鴨谷公園;クリックすると大きな写真になります イソヒヨドリ:檜尾;クリックすると大きな写真になります コガモ:和田川;クリックすると大きな写真になります ヒヨドリ:大森;クリックすると大きな写真になります
シロハラ:鴨谷公園(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO2000 F6.3)
露出補正 -2/3
トリミング
イソヒヨドリ:檜尾(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/1250s ISO1800 F6.3)
露出補正 -1/3
トリミング
コガモ:和田川(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
500mm(35mm相当750mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO320 F7.1)
露出補正 -1
トリミング
ヒヨドリ:大森(堺)
2013/3/15
NikonD7000
Σ50ー500mm F4.5-6.3
460mm(35mm相当690mm)
シャッター優先オート
(1/800s ISO360 F7.1)
露出補正 -1


  
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