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Atelierで“ムシカリ”が含まれるブログ記事

2014年5月21日

隠居の登山:新緑の氷ノ山に登る


 一昨年の秋に、飲み仲間で山好きの高校同期生に連れられて、何十年ぶりかに氷ノ山の頂上に登った。
 その時、先導してくれた健脚二人は、標高差400mくらいのなだらかな登山道には飽きたらず、標高差が810mほどで5.3km、3時間半くらいの親水公園からのコースを歩きたいと希望していた。前回は紅葉の時だったので、今回は新緑の季節にすることにした。
 足に覚えのない二人は、前回通り大段ケ平から登る(2.8km、2時間)。関宮町の福定から林道に入り、健脚2人を親水公園で下し、雪解け後にまだあまり修復されていない舗装と砂利道がつながる林道を30分ほど走ると大段ケ平の駐車スペースに着く。

 尾瀬に行った時に、友から借りたトレッキング・ポール(ストック)がずいぶん助けになったので、貸してくれた友に助言を求めると、Black Diamond のストックがいいと教えてくれた。山登りなどあまりしないが、齢も齢なのでそのうちに役に立つことがあると買い求めた。これのお陰で、一度経験していることもあるだろうが、前回よりも楽に登ることができた。
 今回は、首から Fujifilm HS50 をぶら下げて登り所々で写真を撮ることができた。
 野鳥も撮りたいと望遠の効く HS50 をぶら下げて行ったのだが、ピンぼけばかりであった。それらの写真の EXIF に記録されている時刻を参照して、登山記録を作ってみた。


なお、この地図は、右メニュウに【新緑の氷ノ山登山】として掲載している。

 登山の前日には、山小屋に行く途中、和田山の白井大町ふじ公園に寄った。ちょうど満開で、いい香りが漂っていた。また、鉢伏高原も散策したので、その時に撮った写真も記録しておきたいと思う。

氷ノ山登山で観察した花など
白井大町藤公園;クリックすると大きな写真になります。 白井大町藤公園
2014/5/13
NEX-7+e 18-200mm
21.0mm(35mm換算31mm)
プログラムオート1/60s F10.0 ISO100
露出補正 +0.7
白井大町藤公園;クリックすると大きな写真になります。 白井大町藤公園
2014/5/13
NEX-7+e 18-200mm
42.0mm(35mm換算63mm)
プログラムオート1/25s F18.0 ISO100
露出補正 -0.3
ツルキジムシロ;クリックすると大きな写真になります。 ツルキジムシロ:鉢伏高原
2014/5/13
NEX-7+e 18-200mm
101.0mm(35mm換算151mm)
プログラムオート1/1000s F6.3 ISO100
露出補正 -1.3
ショウジョウバカマ:鉢伏高原;クリックすると大きな写真になります。 ショウジョウバカマ:鉢伏高原
2014/5/13
NEX-7+e 18-200mm
92.0mm(35mm換算138mm)
プログラムオート1/30s F6.3 ISO100
露出補正 +0.3
オオカメノキ(ムシカリ)の新芽;クリックすると大きな写真になります。 オオカメノキ(ムシカリ)の新芽:大段ケ平
2014/5/13
Fuji Finepix HS50
14.4mm(35mm換算81mm)
プログラムオート1/800s F4.5 ISO400
露出補正 なし
ハウチワノカエデの花;クリックすると大きな写真になります。 ハウチワノカエデの花:大段ケ平
2014/5/14
Fuji Finepix HS50
12.4mm(35mm換算70mm)
プログラムオート1/170s F4.0 ISO400 露出補正 なし
センダイムシクイ?:大段ケ平;クリックすると大きな写真になります。 センダイムシクイ?:大段ケ平
2014/5/14
Fuji Finepix HS50
115.0mm(35mm換算644mm)
プログラムオート1/000s F8.0 ISO100 露出補正 なし、トリミング
ゴジュウカラ:大段ケ平;クリックすると大きな写真になります。 ゴジュウカラ:大段ケ平
2014/5/14
Fuji Finepix HS50
143.6mm(35mm換算804mm)
プログラムオート1/75s F5.6 ISO400 露出補正 なし、トリミング


stock
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2013年6月19日

隠居の旅行:群馬県北部を訪ねる(3):尾瀬で咲く花


 尾瀬でのハイキングは、情けないことに脚の鍛錬不足を露呈してしまった。それで、花を撮るつもりで持ってきていたシグマ100mmマクロレンズは、荷物を軽くするために、友の車の中に置いてきた。D7000にNikkor 18-200mmのセットとコンデジのSony DSC W300 とで撮影することにした。イチデジ・セットはバックパックの中にしまいこんだので、すぐに取り出せるのは、バックパックのフロント・ベルトに入れたコンデジである。

 だが、移動中は歩行が精一杯で撮影どころではない。花の撮影は、木道にしゃがみこんだりしなければならないので、なかなか難しい。
 東電小屋で、仲間二人が三条の滝に出かけている間、近くで花を求めた。ただ、木道を外れることはできないから、撮影できる場所は限られる。それでも、見たことのない花を何種類か撮ることができた。ネットには、尾瀬の花を載せた多くの詳しいページがあるが、記念のためにブログに残しておきたいと思う。だが、花の名前の同定は難しい。名前が違っているかもしれない。
 蝶もおれば撮りたかったが、東電小屋ちかくでキマダラヒカゲを1頭みかけただけで、出会うことはなかった。蝶と思って撮った虫は、蛾だった。ネットでサーチしてみると、どうやら、サカハチクロナミシャク という名前らしい。蝶にもサカハチチョウという名前のチョウがいる。

尾瀬の花(2013・6・11)
ミズバショウとキジムシロ;クリックすると大きな写真になります ミズバショウ;クリックすると大きな写真になります サンカヨウ;クリックすると大きな写真になります ミツガシワ;クリックすると大きな写真になります
ミズバショウとキジムシロ
2013/6/11
山ノ鼻ちかく
Sony DSC-W300
ミズバショウ
2013/6/11
山ノ鼻ちかく
Sony DSC-W300
サンカヨウ
2013/6/11
山ノ鼻ちかく
Sony DSC-W300
ミツガシワ
2013/6/11
中田代
Sony DSC-W300
オオカメノキ(ムシカリ);クリックすると大きな写真になります リュウキンカ;クリックすると大きな写真になります タテヤマリンドウ;クリックすると大きな写真になります オゼダイゲキ;クリックすると大きな写真になります
オオカメノキ(ムシカリ)
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
リュウキンカ
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
タテヤマリンドウ
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
オゼダイゲキ
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
サカハチクロナミシャク;クリックすると大きな写真になります タチツボスミレ;クリックすると大きな写真になります チシマザクラ?;クリックすると大きな写真になります ノウゴウイチゴ?;クリックすると大きな写真になります
サカハチクロナミシャク
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
タチツボスミレ
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
チシマザクラ?
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm
ノウゴウイチゴ?
2013/6/11
東電小屋近く
NikonD7000+Nikkor18-200mm


2009年5月30日

隠居のドライブ:奥飛騨の秘湯、福地温泉

 50年近く前の大学時代に教育キャンプ場カウンセラーとして共に過ごした同期と長距離ドライブをした。まだ高速道路関連の会社で現役で働いている仲間のひとりが、このようなとき、いつも幹事を引き受けてくれる。

 彼が何回か行って気に入っている奥飛騨の福地温泉が、宿泊地である。この温泉は、TV で秘湯として紹介されているらしい。
 大阪からのアクセスは、名神で一宮JCT から東海・北陸道に入り、飛騨清見インターチェンジを経て、中部縦貫自動車道(高山清見道路)で高山ICで降り、平湯温泉を目指す。高山清見道路は、高速道路仕様だが、無料である。

 平湯や乗鞍、上高地には若いころに車で訪れたことがあるが、こんな立派な道はなかった。それから40年以上も経って、トンネル掘削技術も進化したのだろう。とにかく、この往復 800km あまりのドライブでは数多くの長いトンネルを走った。道路が整備されたことで、後期高齢者でも1泊で往復できるようになった。ただ、1日 400km は少しハードであったが。

 朝8時JR 茨木駅で仲間をピックアップして、新宿からバスでやってきた仲間と落ち合った平湯のバスターミナルに着いたのは、14時前だった。穂高岳がくっきりと見える。
 新穂高ロープウエイを使えば、その穂高の高いところまで手軽に上がれる。ところが残念ことには、その日は強風のため肝心の第二ロープウエイが運休してしまった。第一ロープウエイだけ乗って、早々に引き揚げ宿のある福地温泉へ。この温泉は、平湯バスターミナルから車で 20 分ほどの谷間にある。

 かけながしのナトリウム炭酸水素塩泉は、まことに心地よい。風呂上がりの夕食には、岩魚の塩焼きなどや山菜料理などで満腹となった。
 翌早朝入りに行った露天風呂は内湯とは別の場所にある。川のせせらぎ、小鳥の鳴き声の中で岩にもたれかかり、ひとり手足を伸ばすのは何とも贅沢だ。
平湯バスターミナルから穂高方面:クリックすると大きな写真になります新穂高ロープウエイ鍋平駅の新緑:クリックすると大きな写真になります旅館「孫九郎」の夕食:クリックすると大きな写真になります旅館「孫九郎」の露天風呂:クリックすると大きな写真になります

 上高地への釜トンネルは大型バスが問題なくすれ違えるくらい広く高くなっているが、マイカーは規制されている。平湯に車を置いて、格安価格で客引きに来たタクシーに分乗して、大正池まで。雨が予想されていたのに、帰るまで穂高上部の雲はかかったままだったが、幸いにも青空が広がる好天となった。

 若いころに、初めて上高地を訪れたときほどの感激はないが、新緑の向こうに残雪が残る穂高を望む景観は清々しい。
 今日の予定は上高地だけなので、14時に上高地バスターミナルから新宿へ向かう東京の友を見送りできるまでの時間を利用して、明神池まで歩いた。梓川左岸線の河童橋からすぐ近くのキャンプ場では、ニホンザルが餌をあさっていた。そういえば、ベンチに腰かけて弁当を広げるすぐそばに、マガモもよちよちと歩いてきた。これらの動物たちに不用意に餌を与えることで、自然の生態が破壊しているようだ。
 明神橋までの途中には、ニリンソウが群れとなって小さな白い花を咲かせていた。明神池からの帰りは、梓川の右岸を歩いてきた。清流にマガモが泳いでいた。マガモは本来は渡り鳥と思うが、この上高地では留鳥となっているようだ。 

河童橋から穂高を望む:クリックすると大きな写真になりますニホンザル:クリックすると大きな写真になりますニリンソウ:クリックすると大きな写真になりますマガモ♂
 

 そのとき、私はまだ現役だった頃に学んだ、IBM のトーマス・ワトソン・Jr.がよく語ったと言われるキルケゴールの教訓を元にした次の寓話を思い出していた。
 
 ジーランドの海岸に、毎年秋、南に渡る野ガモの巨大な群れを見るのが好きな男がいた。
その男は親切心から、近くの池で野ガモたちに餌をやるようになった。
しばらくすると、一部のカモは南へ渡るのが面倒になり、男の与える餌を食べてデンマークで冬を越した。

やがて、残ったカモはますます飛ばなくなった。
野ガモの群れが戻ってきたときには、輪になって歓迎したが、すぐに餌場の池に引き返した。
3、4年も経つと怠けて太ってしまい、気づいたときにはまったく飛べなくなっていた。


(追記:2009/6/1) 福地温泉・上高地で撮った花の写真を記録として追加しておこうと思う。どちらかといえば特殊な地域なのでネットサーチしても名前の判定が難しかったが、例の「この花の名は?」掲示板に投稿するとすぐに返事が返ってきた。Nawshica さん、エキウムさん ありがとうございました。
この掲示板には、1日10人近くの投稿があり、すぐにどなたかが回答しているようだ。ネット世界は特別なものではなくなっている。
(追記:2009/6/3)上高地で撮ってきた蝶の写真を Yamako さんに見ていただくと下のコメントのように珍しい蝶(コヒオドシ)であることが分かった。一部草に隠れているが、掲載することにした。
ラショウモンカズラ:上高地梓川左岸:クリックすると大きな写真になりますムシカリ:上高地明神池:クリックすると大きな写真になりますラッセル・ルピナス:福地温泉:クリックすると大きな写真になりますヒメウツギ:福地温泉:クリックすると大きな写真になりますコヒオドシ:上高地;クリックすると大きな写真になります