2006年12月29日

MTテンプレートでのCSSによるタブメニューの作成

 いろいろと遠回りをしたが、ブログのヘッダー部分に、以前から設置したかったタブメニューを作った。このようなリンクボタンは、Flashで作るものとばかり思いこんでいた。そのために、ボタンを作るFireworksやFlash8などの学習をボチボチとしてきた。Fireworksには、Javascriptをつかうタブメニューの作り方のステップガイドがある。新しくページを作るときには有用と思えるが、MovableType(MT)に持ち込むにはいささか難しそうだ。Flash での例示は、もう少し高度なプルダウンメニューのようなものが多い。Google でサーチをしてみると、JavaScript や Flash は使わずにスタイルシートを上手く使ってHTMLで作成できることが分かった。ちなみにいつも参考にさせてもらっている小粋空間さんのタブメニューもページのソースコードを見るとHTMLで作られているようだ。(一部、JavaScripts が使われているようだ。
 いろいろ探してみると CSS Tab Designer というフリーの Software(?) に行き当たった。同様の日本語サイもあるが、どうも海外のサイトの方があか抜けている。早速、css_tab.zip ファイルをダウンロードして展開してみるとお誂え向きのサンプル (Tab Menu10)があった。これには、そのサンプルのHTMLコードがついており、これをページ作成ソフト(私の場合、Dreamweaver MX )にコピー&ペーストして、いろいろと弄って応用した。主な変更点は、文字コードを utf-8 にして日本語が扱えるようにすることとボタンのテキストやリンク先の指示やボタンの色を変えることなどである。
 MTへの持ち込みは、StyleText 部分を本来のスタイルシート(styles-site.css) に付け加え、<body><div> 部分のコードをテンプレートに挿入した。なお、私はテンプレートのヘッダー部分などは、モジュール化しているので以前に自分で作成しているテンプレートへの追加となる。このように多くのテンプレートを修正する場合には、モジュール化は重宝する。
 できあがりは画面でご覧いただけると思うが、このようなタブ区分と右サイドのカテゴリー区分とが完全に一致していないので、カテゴリーを再度見直す必要がある。また、サブカテゴリーも設けているので、プルダウンできるような改良も必要である。
 なお、IEではボタンテキストの日本語だけのものと英語まじりのものとでは、表示が微妙に異なるようである。Firefoxでは揃って表示されている。

2006年12月22日

五木寛之:『気の発見』

  青年は荒野を目指すと一緒に買った五木寛之の最近の作品である。若い頃の作品と歳をとってからの作品でどのような違いあるのか見つけたいと思ったが、この本は気功家である望月勇氏と五木寛之との対話を編集したものであり、対比は難しい。
 気功家なるものを知ったのは、この本を通じてが初めてである。対話者の望月氏は『青年は荒野を目指す』に触発されて、ヨーロッパや中東・アフリカを放浪したことがあるようだ。同じ頃シベリア鉄道で、北欧に行った人は沢山いるようで、建築家の安藤忠雄もその一人とのことである。一家をなすほどの人は、若いときに苛酷であるが貴重な経験をされているみたいだ。それは兎も角として、望月氏の話は ”えっ、それとほんと!” というような内容ばかりであるが、戦後教育の影響で科学的に割り切れないもの、理論的に納得いかないものに疑問を抱いてきたことを見直す必要がありそうだ。最近とくにそのようなことに敏感になっているのは歳をとったせいかもしれない。第八章に、望月氏の次のような話がある。
私は、浄土に還るときというか、この世を卒業するときというのは、じつは本人が知っているんじゃないかと考えるのです。この世でやらなきゃならない宿題が終わっていないときは、死ねないし、本人が、すべてやり尽くした、もういいと納得したとき、お迎えが来るんじゃないかと。

 宿題ではないが、やりたいことが山ほどあるので、まだ当分お迎えはないかなと思っている。

気の発見
気の発見
posted with amazlet on 06.12.22
五木 寛之 望月 勇
幻冬舎
売り上げランキング: 43388
おすすめ度の平均: 4.0
4 命の神秘さを感じました。

2006年12月19日

I'll Remember April : 今月のジャズコレクション from eMusic

 以前にも書いたように、eMusic というサイトから Jazz を毎月定期的にダウンロード(DL)している。契約は、 minimum の月$9.99で40曲DLである。最近、新規の契約では値上げされて30曲に減らされている。この曲数で足らない場合は、Booster Pack というサービスがあって、16$払えば50曲追加できていたが、これも値上げされて30曲になった。iTune(1曲最低150円) などに比べると格安だから、他からの突き上げがあるのかあるいは経営が思わしくないのかもしれない。
 今月は、Bebop でよく演奏される I'll Remember April という曲をサーチしてDL した。この曲はよく Jam Session に取り上げられており、1曲あたりの演奏時間が長い。Jazz の場合、1曲の時間は3~4分であるが、この Track の場合 DL した85曲のうち10分以上の曲が6曲もあり、1曲あたりの演奏時間は平均6分にもなる。演奏時間が長いことが必ずしも良い演奏とは限らないが、1曲いくらの世界では、なんとなく得した気分になっている。ところで、この I'll Remember April は、Miles Davis, MJQ, Bill Evans, Chet Baker, Lee Konitz などそうそうたる Artist のレコーディングが DL できてご機嫌である。Jazz Collection List に追加した。サンプルの音は、Frank Morgan である。
(追記:2007/10/3)著作権違反に触れるおそれがあるので、サンプル音は停止している。

2006年12月16日

X'mas e-Card : A Excellent Flash Work

 昨年、ロサンゼルスに住んでいる先輩女史から送ってもらった Greeting Card が素晴らしかったので、その作者 Jacquie Lawson さんのサイトに年8$でメンバーになった。新しい作品ができるとメールで教えてくれるが、今年のChristmas e-cardの新作の知らせが届いた。今年も素晴らしい出来である。Flashを使いこなせば、こんなに凄いものができるんですね。
 このアニメーションは、深雪の山小屋で暖かいストーブの前に、いささかのアルコールが入って寝そべって雪景色を眺めているような感じでとくにお気に入りである。もちろん、実際は雑木や畑に雪が積もって汚いものが見えないだけであるが。雪のシーズン、hute にたどり着くまでは大変であるが、今シーズンは屋根も修復したし水の心配もないので、機会を作って行こうという思いが強くなってきている。

2006年12月15日

隠居のFlash参考書:『これで完璧 Flash8』

 初心者向けのFlash8参考書である。図が多く使われ、tutorial 的な例示のサンプルも指定サイトから DL できるので分かりやすい。ただ、一つずつの説明は丁寧だが、何のための機能なのかの説明がないので自分の目標とする項目を探すのが難しいのように思う。

これで完璧 Flash8
これで完璧 Flash8
posted with amazlet on 06.12.15
菊池 博美 E‐Creator.jp
ローカス
売り上げランキング: 250557

隠居、Flash8で Flash リンクボタンを作る

 ブログの右サイドメニューに Flash のリンクボタンを作るときには、Sothink SWF Quicker のテンプレートを使って作ってきた。Sothink SWF Quicker はFlash ムービーを作るためのソフトとしては比較的安いし、テンプレートや tutorial も充実しているので重宝している。欠点は、Flash version8 に徐々に対応してきているがまだ十分でないことと日本語のテキストが扱えないことである。そのために、Macromedia Flash Basic 8 を泣く泣く購入したが、主目的だった MP3 ファイルの再生ボタンはインターネットで見つけたフリーの Flash MP3 Player で十分だった。それで個人が少し遊ぶ程度には高い買い物だった Flash 作成ソフトはあまり使う機会がなくなっていた。最近 Google Maps API を使った「泉北近辺私的観光地図」というページを立ち上げたので、そのページへのリンクボタンを Flash で作成することにした。ボタンの表示を日本語にしたかったので、Sothink SWF Quicker のテンプレートでは作成できない。宝の持ち腐れだった Flash Basic 8 にトライすることにした。
 狙いはボタンの上にカーソルを当てると音が出て、クリックするとリンク先が表示されるようにすることである。これだけのことをするのに、アルツハイマー症的になっている頭では結構時間がかかった。Flash作成ソフトには沢山の機能がついており、エキスパートはこれらを使いこなしていろいろな素晴らしいアニメーションを創られているが、私のような初心者にはなかなか理解が進まない。学習には、以前に買っていた「これで完璧Flash8」という参考書も見たが、 英語版ではあるが teacherClic という Tutorial が有用であった。試行錯誤してようやくできたのが、右サイドに置いている「泉北近辺私的観光地図」へのFlashボタン  である。カーソルがボタンの上に来ると鶯の鳴き声が始まる。クリックすると Google Maps API で作った「泉北近辺私的観光地図」へリンクする、という簡単な作品である。
 気が向いたら、もう少しデザインなどを学習していいものにしたいと思っている。
(追記:2007/10/3)「泉北近辺私的観光地図」のリンクボタンは、その後何度か作りかえている。

2006年12月13日

五木寛之『青年は荒野をめざす』:Jazz and Free Go Hand in Hand

 久しぶりに小説を読んだ。先日紹介したマイク・モラスキーの『戦後日本のジャズ文化』に出てくる五木寛之の初期作品『青年は荒野をめざす』である。マイク・モラスキーはその著書のなかで、五木寛之のジャズ観を以下のように記述している。
要するに、五木寛之は、ジャズ演奏を基本的に<コミュニケーション>と見なしているのである。それがミュージシャンと聴衆との間の<対話>であろうと、演奏中の(楽器によって表現される)ミュージシャン同士の対話であろうと、一方通行ではなく相互コミュニケーションでなければならない、という主張が根底にある。だからといって五木はレコードなどの価値を軽視しているわけではないが、やはり音楽(ジャズ)の原点は生演奏である、という主張が初期のジャズ小説群において一貫して表現されているのである。

 私もJazzはコンサートホールでかしこまって聴く音楽ではないと思う。ライブハウスで、ジントニックでもチビリチビリやりながら音の中に身を沈めるのが最高である。ニューオーリンズのバーボンストリートにある Royal Sonesta Hotel (Google Map)のサロンや New Preservation Hall, 東京お茶の水の「ナル」や大阪北の Azule なんかで聴いたJazzを懐かしく思い出す。この小説の主人公「ジュン」のようにJazz に精神的な傾倒をするわけではないが、Jazz を聴くときは何か「自由」というものを感じている。続けて村上春樹の『国境の南 太陽の西』も読んでみようかと思っている。

青年は荒野をめざす
青年は荒野をめざす
posted with amazlet on 06.12.13
五木 寛之
文芸春秋
売り上げランキング: 114858

2006年12月11日

隠居のFlash:&lt;object&gt; と&lt;embed&gt;

 先日来、右サイドメニューに Flash リンクボタンを置くことを試みている。Flash8 Basic で、日本語表示のFlash リンクボタン・ファイル(xxx.swf)をいくつか作って設置してみる作業である。この作業の中で、エキスパートの方なら常識と思うが、初心者には新たな発見があったので備忘録的に書き留めておくことにした。
 メインページおよびエントリー・カテゴリー・日付各アーカイブのテンプレートでは、リンク用のテンプレートを別に作って readfile している。このリンク用テンプレートでの flash file の設置するためのコードは、引用のように、Flash のエキスパートが提供してくれているものをコピペし、 flash file のありかなどを指示するなどの必要箇所を訂正して使っている。
<!--泉北近辺私的観光地図-->
<span align="left"> <object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/swflash.cab#version=6,0,29,0" width="120" height="30"> <param name="movie" value="http://xxxxxxxxxx/xxxxx/map_03.swf" /> <param name="quality" value="high" />
<!-- LiteboxでFlash を隠す -->
<param name="wmode" value="transparent" />
<embed src="http://xxxxxxxxxx/xxxxx/map_03.swf" quality="high" pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" type="application/x-shockwave-flash" wmode="transparent" width="120" height="30"></embed></object></span>

   この HTML には、<object>と<embed>という同じようなタグが使われている。この経緯については、高橋 登史朗さんのAllAboutの解説に詳しい。この解説でも分かるように、ブラウザーによって表示が変わる。私の場合、主として編集は Firefox2.0 を使い、サイトの確認は使用している人が多い IE7 で行う。この確認作業で、Firefox と IE では表示が異なることに気が付いた。<object>と<embed>タグ部分で同じような名前の swf ファイルを使っていて分かったのであるが、 IE7 では<object>タグでのファイルが使われ、Firefox2.0では<embed>タグでのファイルが使われる。Netscape でも<embed>タグでのファイルが使われるようである。
 どちらのタグ部分でも同じファイル名にするのは当たり前の話であるが。

2006年12月 6日

今年も鉢伏の山小屋に雪が

 今年の7月に行ったときのエントリー隠居、ヒグラシの鳴き声に泣くで書いたように、老朽化した瓦棒の屋根に穴が開いて雨漏りが激しくなっているのに気づいた。34年前に坪10万で立てた安普請だから無理もない。途中でペンキ塗りを2回ほどしているが、ついに寿命がきたらしい。良くもったほうだ。先のエントリーで書いたように一時は閉鎖を考えたが、ようやく仕事から解放されるという共同所有者( Kさん)がもう少し楽しみたいというのでプロに頼んで屋根を修復することにした。9月になって、いつもお世話になっている民宿のおじさん・おばさんに紹介してもらった業者に見積もってもらったところ、ほぼ納得できる見積もりだったのでお願いした。その修復ができたので Kさんの都合に合わせて、12月5日、日帰りで確認に行ってきた。きちんとした仕事に満足した。新しい屋根には今シーズン初めとなる雪がうっすら積もっており、それが融けて庇から徐々にすべりおちてきた。
 12月3日から関西地方も寒くなってきていたので、兵庫県で最も高い山である氷ノ山は思った通り白く雪化粧をしており、今年もこのあたりは冬が到来したようだ。スキーリフトには既にいすがついており、いつ雪が積もってもいいように受け入れ態勢はできている。ゲレンデにはうっすらと雪が積もっており、いつもの雪景色はもうすぐだ。
 屋根に枯れ葉を落とす小屋の周りの栗の木を Kさんのが持ってきた電気チェーンソーで二人でなんとか処理できそうな3本を切り倒した。枯れた木でさえロープをかけて引っ張るなどしないとずいぶんな重さがあり危険である。30年間で巨大に伸びた唐松は手の着けようがない。簡易水道も順調だし雨漏りの心配もなくなったので、開設以来の一番安定した冬が迎えられそうである。この冬はできたら孫を連れて雪遊びに出かけたいと思っている。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります061205_3.jpg







2006年12月 4日

玄関チェア

061122.jpg 運動不足がたたって腹が出てきた。玄関でひも靴を履くのが苦しくなってきたので、小さな腰掛けを置くことにした。ウッドデッキを作ってもらったときのイペ端材が置いてあったので、これを脚部にして、腰掛け部分は厚さ30mmのパイン集成材を用いることにした。幅300mmの板を求めてきて、これに高校時代から使っているコンパスで直径300mmの円を描いた。ジグソーに木材曲線切り用の刃を着けて、鉛筆の墨線に沿ってフリーハンドで切り取った。円切り用の治具を使うのは設定がなかなか難しい。慎重に刃を進めれば、完全とはいかないが綺麗に切り取れる。切り取った円形の板の縁をルータにコロ付きひょうたんビットを着けて削ると縁が滑らかになった。このような作業はやはり馬力のあるルーターの方が、トリマーより上手くいくようだ。できあがった円形の板には WATOCO オイルを塗った。刷毛で塗って乾かないうちにウエスで拭き取れば綺麗に塗れる。
 イペ材の脚部は飾り的に長方形の一部を斜め切りにして変形の5角形にし、中心の30mm角材を囲むように4枚を組み合わせた。イペはアイアンウッドと言われるように非常に固いので、ねじ釘で留めるときには、ドリルでの下穴が必要である。その組み合わせた脚の上に、先ほどの円形パイン集成材を中心に来るように置いてビス止めをすることにしたのだが、この作業がクランプを使えないので結構難しい。腰掛ける部分にビスの頭が見えるのはいやなので、直径8mm、深さ8mmで穴をあけビス止めしてから、その穴を8mmの丸棒で塞いだ。塞ぐのは丸棒を適当な長さに切り、木工ボンドを垂らした 穴にハンマーで打ち込んだ。ルータにストレートビットを刃先が出ないように取り付けて、板の上を滑らせば、塞いだ丸棒の出っ張りはなくなる。
 脚部が玄関タイルと接触する部分には、ホームセンターで求めてきた接着テープの付いたゴムを接触部分の大きさに合わせて切り、貼り付けた。これで玄関土間のタイルが傷むことはない。
 買えば安くて体裁のいいものが手にはいると思うが、世の中に一つと言うことで得心している。これからだんだんと歳を重ねれば必需品になるだろう。

2006年12月 2日

戦後日本のジャズ文化:マイク・モラスキー

 毎日新聞の確か「記者の目」というコラム記事で『戦後日本のジャズ文化』という本の存在を知った。Michel S. Molasky というミネソタ大学で日本文化を研究している教授の著書である。奥さんは日本人のようだが、日本人以上の日本語で書かれている。リタイア後、このような390ページにも亘る小さな活字での単行本は敬遠してきたが、Jazz 好きということもあって一気に読んでしまった。著者のJazzに対する即興性 (improvisation) 重視の視点は全く同感である。著者が検証している映画(黒澤明『酔いどれ天使』、裕次郎『嵐を呼ぶ男』など)や小説(五木寛之、倉橋由美子、村上春樹など)は、どれも読んだり視たりしたことはないが、それらの作品とJazzが持つ文化との関連を詳説している部分は面白い。この歳になって好きなことでも知らないことばかりが続出する毎日である。最近の五木寛之の本も気になっていたので、この著書で取り上げられている初期の作品『青年は荒野をめざす』と最近の『気の発見』の文庫本を amazon に発注した。いずれ、中学の同窓らしい村上春樹の『国境の南 太陽の西』も読むつもりである。
 この著書の終わりのほうでは、最近のIT時代における Jazz への接し方の中に MP3 ファイルについても書かれていることや全般にわたって出てくる artist 名に familiar なのも面白く読んだ原因かもしれない。Jazz 好きの人には是非お奨めしたい一冊である。

戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ
マイク モラスキー Michael S. Molasky
青土社
売り上げランキング: 71408
おすすめ度の平均: 4.0
4 幻想の“ジャズ文化”、“ジャズの時代”を相対化する試み

2006年12月 1日

泉北から近い紅葉の名所:河内長野観心寺

 紅葉の綺麗な時期も桜の花と同じように短い。野暮用で過ごしている間に、情報を得ていた泉北近辺の紅葉の名所に行きそびれた。11月30日、牛滝の大威徳寺を再訪したついでに河内長野の観心寺に車を走らせた。やっぱり盛りは過ぎていたが、牛滝より赤味が多く残っていた。
 大威徳寺は現在は天台宗だが、近世以前は真言・天台兼学寺院だったそうだ。この観心寺も真言宗である。そういえば、どちらの寺院も境内の造りが高野山の寺院に似ている。楓が多く植えられているのは共通しているのかもしれない。また、観心寺は楠木正成が若いときに過ごしたようだ。観心寺の方が敷地は広く、駐車は無料だが拝観料を300円とられる。梅の時期にもう一度訪れたい。
kansinji_1.jpgkansinji_2.jpgkansinji_3.jpg





泉北近辺私的観光地図に掲載