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Studio YAMAKOで“PENTAX”が含まれるブログ記事

2017年3月 6日

CP+2017 カメラと写真映像のショウ 2月23日

今年もパシフィコ横浜でカメラと写真映像のワールドプレミアショウであるCP+2017が2月23日から26日まで開催された。当日は朝から春三番という湿った強い南風の吹く日だったが、初日の23日午後から始まる一般公開に行ってきた。あらかじめネットで事前入場引換券を登録しておくと無料でスムースに入場できる。初日の午前中は特別招待者・プレス関係者・プレスタイム招待券持参者が対象で、一般入場者は12時から入場できた。
 会場は蒸し暑く、雨具なども持参していたので、手に持つG7Xも扱いにくい。前の日の睡眠不足もある、あまりゆっくりと見ることができなかった。もっとも、各ブースをじっくり見て、講話を聴いたりしていると、とても1日では回り切れないほど情報が多い。
 さて、今年のCP+の大雑把な感想であるが、カメラでは新製品の発表がほとんどなかった反面、各メーカーのブースにはプロが撮影した写真パネルが多くあり、これが見ごたえがあった。
  Nikonは今年の7月25日に創立100周年を迎えるという。だが、昨年D5とD500が発売になって以来、主だった新製品の発売はない。昨年のCP+で発表されたプレミアム・コンパクトのDLシリーズは、発売日が延期され続け、とうとう発売中止が決定された。技術的な問題もあったようだが、スマホに置き換えられたコンパクトデジカメの売り上げ不振が響いたようだ。昨年CP+でDLシリーズに出会ったときは、どんなカメラかなと期待していただけに残念だった。噂されていたD750の後継機やJ6の発表もなかった。Nikonは業績が悪くなっており、この3月期決算では90億円の赤字になることが予測されている。頑張ってほしい。
 他社もCanonがEOS9000D、Kiss X9i、M6が4月上旬の発売が発表されている以外は、主だった新製品の発表もない。SONYは7αシリーズ、オリンパスはOM-Dだ。ただ一つ、FUJIFILMからこの2月末に発売が予定されているGFX50Sという43.8mmX32.9mmというフルサイズの1.7倍の大きな撮像素子を持つカメラが斬新だった。2014年に発売されているPENTAXの645Zから久々にこのサイズのカメラの登場だ。しかし、なかなか手を出せるカメラではない。
 日本カメラ博物館の展示も見ようと思っていたのだが、今年は奥まったところにあったので気が付かなかった。
 先に記したように、蒸し暑さと、昨夜の睡眠不足のためか集中することができず、午後2時前に退出してしまった。

1.会場風景
今年もキャノン、ソニー、ニコン、富士フィルムが大きなスペースを占めているが、その中で、それらのブースが並ぶほぼ中央にカシオの展示ブースがあった。会場案内図を見る限り、最も広いブースはソニーでキャノンがそれに続く。苦戦している東芝も2017デジタルカメラグランプリ金賞を獲った各種SDカードほかストレージに力を入れ、展示ブースも目立っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 10mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ニコンは今年創立100周年
先にも記したように、ニコンにはこれといった新製品の発表はなかった。昨年はD5、D500、D5600、D3400,KeyMission3種 が発売されたが、今回のCP+では新製品の発表はなかった。7月25日の100周年までに何か新機種が発表されるのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 90mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.1 AM Nikon
ニコンブースのステージでは写真家の阿部英之氏による「ニコン100周年 あなたの知っているニコン、あなたの知らないニコン」と題したプレゼンテーションが行われていた。しばらくの間、聴かせていただいた。最近、例えば「 I AM NIKON」といったように「 I AM ○○〇」といったコピーを製品パンフレットなどで見ることが多くなった。この「I AM NIKON」広告キャンペーンは、専門的かつ高性能なカメラというイメージが強いニコンブランドの認知度を、コンパクトデジタルカメラ市場において、さらに向上させ、また幅広いユーザー層を獲得することを目的に、2010年に開始したものだそうだ。欧州での営業・マーケティング・サービス拠点であるNikon Europe B.V.(社長:土田 貴実、オランダ)が展開する「I AM NIKON」広告キャンペーンが、2011年にマーケティングコミュニケーション業界で権威ある「Euro Effie Awards」において、金賞を受賞したのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.富士フィルムのブース
ニコンブースの前に、トリバネアゲハやモルフォが映っている大きなパネルがあって目をひいた。そこは富士フィルムのブースだが、このパネルはFUJIFILMの中判ミラーレスカメラ GFX50S で撮った蜷川実花氏の作品だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.GFX50S蜷川作品の部分
先の蜷川実花氏の写真の部分である。もちろん造られた写真ではあるが、開翅された世界の美蝶(標本)が美しい。左側がメガネトリバネアゲハのブルー系亜種、右側がアカエリトリバネアゲハだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/80秒 29mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Canonブース
相変わらずCanonは元気が良い。EOS 5D Mark ? やEOSのAPS-Cミラーレスの新製品M6に力が入っているようだ。NikonのDLシリーズが発売中止になり、いわゆるプレミアムコンパクトのPowerShot Gシリーズも余地を残す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.EOSシリーズ30周年
私が最初にオートフォーカス一眼レフを購入したのは、1990年ごろ、発売されて2年ほどたっていたEOS650だった。もちろん銀塩フィルムカメラだ。AFなのだがチョウの写真はMFで撮っていたと思う。どうせMFならと次に購入したのNikon F3 だった。以来、Nikonのレンズが増え、Nikon機を続けることになる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.キャノンブースでのプレゼンテーション
キャノンのブースでは小澤太一氏による「ブラジル31日撮影の旅?M5と見た世界?」というプレゼンテーションが行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/50秒 15mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.被写体用鉄道模型
CanonブースにDBの鉄道模型が走っていた。こういうものを見るとつい撮りたくなってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 22mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.Panasonicのコンパニオンさん
各メーカーのブースでは、ポートレート撮影のためのコンパニオンさんがモデル役になっている。本来、そのメーカーの試写用カメラを使って試し撮りするのが目的だが、自分のカメラで撮っている人が多い。皆さん一眼をお持ちで、私のようにコンパクトデジカメで撮るのはいかにも素人っぽい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 13mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.TAMRONブースでのプレゼンテーション
TAMRONブースでは石井孝親氏による「マクロレンズの撮影術」のプレゼンテーションが行われていて、花や昆虫のボケの美しい作品を見ることができた。この写真は、ベニシジミの翅全体にフォーカスがくるように撮る説明がされていた。TAMRON、SIGMAからは、ここのところ高級感のあるデザインのレンズが次々と発売されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年3月 7日

CP+ 2016 パシフィコ横浜 2月26日

今年も2/25-28の4日間、CP+が開催された。今年はちょっと事情があって、行くか行くまいか躊躇していた。友人より26日に行くからタイミングが合えば現地で会いませんかとのお誘いもあったのだが、お約束はせずにいた。
  しかし、26日の横浜の朝は素晴らしい好天だった。少し運動不足でもあったし、じっとしてはいられなくなった。また、ニコンダイレクトというメールマガジンで、Nikonからプレミアム・コンパクトと称して、3種の撮像素子1.0型のコンパクト機が発表された。たまたま、CanonのG7Xをそろそろ買おうかと思っていた矢先だったので、午前中の短時間、見に行こうと出かけてしまった。

CanonからもG7X Mark?というのが発表になり、SONYのRX100 ??? と合わせて、にわかに撮像素子1.0型コンパクト機の競争が激化したようだ。
 今年のCP+はNikonがとても元気がある。フルサイズ一眼のフラッグシップ機のD5、APS-C一眼の久々のフラッグシップ機D500、それに前に記したプレミアム・コンパクト3機種、さらにA900などのコンパクト機も出している。私が愛用しているP610の後継機はB700として新発売されるが、これはP610とほとんど変わりはないように思う。
 パンフレットにも掲載された写真を撮っている3人のプロ・カメラマンによるニコンのプレミアム・コンパクト機のトークセッションを始めから終わりまで聴いてきた。良さそうだ。
  このあと、PENTAX K-1、OLYMPUS PEN-F、それとCanon PowerShot G7X Mark?を見て、早々に引き上げることにした。
あとで調べたところ、この日の入場者数は17,921人、CP+2016、4日間の総入場者数は67,792人だったそうだ。

1.パシフィコ横浜
みなとみらい駅から長いエスカレーターで上がって、外に出る。今日は素晴らしく良い天気だ。wikipediaによれば、通称パシフィコ横浜と呼ばれる横浜国際平和会議場は世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センターで、1991年に竣工している。パシフィコというのはパシフィックとコンベンションを合わせた造語だそうだ。右側に連なる三角の白い屋根が展示場だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル
みなとみらい駅から、大きな道路を跨ぐ橋を歩いて進むと正面にこのホテルが見える。そのガラス張りの窓には、展示場の白い屋根が写りこんで眩い。左側の空間からはベイ・ブリッジも見えた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.展示ホール
展示ホールのCP+の入り口は、先の方にある。予想される混雑に対応するためだろう。右手のガラスには左側の景色が映り込み、その上には、アプローチを歩く入場者の姿が写っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.受付に並ぶ入場者の列
開場時間は10時00分。この時は10時20分過ぎだった。上に上がるエスカレータから下を見ると延々と入場者が続く。しかし、ほとんどの人が事前入場登録をしているようで、列の進みは速かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.Nikon DLシリーズ
私は、まず、Nikonブースへ向かった。そして、発表されたばかりのNikonのプレミアム・コンパクトと称するDLシリーズのコーナーへ行く。手に取ってみようと列に並んだら、係りの人が来て、「1時間ほどお待ちいただきますがよろしいですか」と言ってきた。1時間は待てない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO180 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.DLシリーズのトークセッション
11時からDLシリーズのトークセッションがあった。ちょうど良い時間だ。聞いて行こうとブースに設けられたコーナーへ行くと、幸い前の方に未だ空席があった。DLシリーズのパンフレットにも写真が載っている3人のプロ写真家が解説してくれる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.DLシリーズの3機種
デザインもなかなかきれいだ。ニッコール・レンズの威力がどこまで発揮されるか。3人のプレゼンテーターもその点を強調していた。発売は6月だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.試写用の鉄道模型
ソニーのブースだったろうか、試写のためのHOゲージ鉄道模型レイアウトがあり、今年3月限りで廃止になる「カシオペア」が走っていた。先頭のEF510-510を流し撮りしてみた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.OLYMPUS PEN-F
OLYMPUSは本田選手のTVコマーシャルでOM-Dが好調なようだが、昔懐かしいPEN-Fの名を冠した新製品を登場させた。この展示の傍らにいた社員の方に「素晴らしいデザインですね」と話しかけたところ、「私がデザイン担当しました」との返事が返ってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/50秒 9mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.キャノン・ブース
今回のCP+でキャノンからは特に目新しい出展はなかったが、フラッグシップ機の新製品であるEOS-!D X Mark?と、APS-Cサイズの新製品であるEOS 80Dは人気があった。ブースでは新体操の技が披露されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 18mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.パナソニック・ブース
パナソニックは動画、写真とも4Kを売り物にしている。撮った後でフォーカスポイントを選べるという「フォーカスセレクト」モードというのが気になった。フォーカス・ポイントを移動させながら連写して、保存し、後でその保存された画像の中から、前にピントがきているショット、奥にピントが来ているショットを選べるということらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.東芝ブース
なぜ東芝のブースが? 東芝は今大変な状況にあるのに大きな展示スペースだ。新生東芝としての強化事業領域として、エネルギー事業とストレージ事業に注力すると言われている。メモリカードやHDDなどのストレージメーカーの東芝としての展示なのだ。同社のハイエンドメモリカード「EXCERIA PRO」はプロにも好評という。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.日本カメラ博物館
毎年出展されている日本カメラ博物館のコーナーでは、特別展「メカニズムからみるカメラの歴史」が開催されていた。これは私もまだ所有しているNikon F3の断面だ。ペンタプリズムは思ったより大きい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.ミノルタα7000
初めてのオートフォーカスカメラは1977年11月に発売された愛称「ジャスピンコニカ」だった。当時、AFはカメラの革命だと思った。このパネルは1985年にミノルタが開発し、商品展開を行った実質的に世界初のオートフォーカス機能を搭載したシステム一眼レフカメラであるα-7000の部品展開図である。当時、私は仕事が忙しくカメラからも離れていたので即、購入はしなかったが、あこがれのカメラであった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.日本丸
午後1時前にCP+の会場を離れ帰路についた。天気が良いので桜木町まで歩く。ランドマークタワーの手前に、帆船「日本丸」があった。wikipediaによると、日本丸は、1930年(昭和5年)1月27日、兵庫県神戸市の川崎造船所で進水した。日本の航海練習船で大型練習帆船である。日本丸は約半世紀にわたり活躍し、1984年(昭和59年)に引退した。1985年(昭和60年)から横浜市の所有となり、みなとみらい21地区の日本丸メモリアルパーク内で展示・公開が開始されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 18mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.日本丸とランドマーク・タワー
横浜らしい光景である。一度、全長97m、メインマスト高46mの日本丸が29枚の帆をいっぱいに広げる姿(総帆展帆)を見てみたいと思う。次のチャンスは4月10日、4月29日だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年1月14日

蝶 自選年間ベスト10 (3) 1999年以前


 蝶 自選年間ベスト10 (1)2005年 と、蝶 自選年間ベスト10 (2) 2006年を蝶のオフシーズンである昨年の2月にアップしているが、今回は1999年以前にもどる。

 中学生までは、補虫網をもって野山で蝶を追う昆虫少年だった。ところが中学2年の時から始めた卓球が面白くなって、高校の卓球部に入ると神奈川県代表でチーム戦の一員としてインターハイにも出らるようになり、蝶のことは置き去りにしてしまった。そして、大学を卒業し就職すると、当然ながら、蝶にも卓球にも割ける時間はなくなっていた。
 昭和45年(1970年)、娘が誕生した翌年に、PENTAX SPという一眼レフを、当時まだ開業間もない新宿のヨドバシカメラで購入した。当時としてはTTL測光の最新のカメラで4万円くらいだったと思う。子供のころからの蝶好きは変わらず、一眼レフを手に入れたことで、蝶の生態写真を撮りたいとの思いはじめたのだが、仕事に追われる毎日で、そのPENTAX SPで蝶を撮る機会はほとんどなかった。
 オートフォーカスのEOS650を買ったのは1991年(平成3年)だった。2002年にOlympus E10、そしてNikon D100を購入するに至り、デジタルに移行していった。

  これらは、フィルム時代の懐かしい蝶の写真である。
;クリックすると大きな写真になります。 1.ミヤマシロチョウ 1967年7月某日 長野県 美ヶ原高原 
これは夜行日帰りで美ヶ原へ登った時に撮ったミヤマシロチョウだ。カメラは兄貴から借用したペンタックスS2で、それに接写リングを付けて55mmのレンズで撮ったと思う。

ASAHI PENTAX S2 Super Takumar 55mm nega color film
接写リング使用
;クリックすると大きな写真になります。 2.ゴイシシジミ 1991年7月某日 長野県 入笠山
EOS650を手に入れて、蝶の写真を撮ろうという欲が出てきた。さっそく南アルプス北端にある入笠山へ行く。ゴイシシジミは、そのころは東京近郊でも普通に見られたシジミチョウだが、最近は全く見ることができない。舞岡公園でもいるという話は聞くが、まだ会ったことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 3.ギンボシヒョウモン 1991年7月某日 長野県 入笠山
これも入笠山で撮った。初めて手に入れたマイ・カーで、山頂のすぐ下まで行くことができた。ギンボシヒョウモンは高原の蝶。この写真は、1992年の年賀状に使用した。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 4.ウラギンスジヒョウモン 1992年8月20日 長野県 高ボッチ高原
高原に咲くオオハンゴンソウに飛んできて止まった。全国的に減少が著しく、生息地が少なくなっているという。オオウラギンスジヒョウモンのほうは、箱根の湿生花園や、昨年は舞岡公園でも見られ、個体数が多い。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 5.キアゲハ 1992年8月22日 長野県 扉峠
前日は扉温泉に泊まったことを思いだす。初めて美ヶ原へ行ったのは、中学2年のころだったと思う。今から60年も前のことになる。当時は、ミヤマシロチョウやオオイチモンジもいた。クジャクチョウなどは、咲く花に鈴なりになっていた。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 6.クジャクチョウ 1993年7月25日 長野県 蓼科 御泉水 
ヒメオウギアヤメでクジャクチョウが吸蜜していた。ファインダーで見る美しさに感動したのを覚えている。翌年の年賀はがきに使った写真。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 7.コヒョウモンモドキ 1993年7月26日 長野県南佐久 海ノ口牧場
1958年8月に海ノ口牧場で、今や絶滅危惧種のオオウラギンヒョウモンを採ったのを思い出す。'93年には、まだ会えるのではないかと思って行ってみたのだが、その姿はなかった。その時に撮ったコヒョウモンモドキも今はめっきり数が少なくなっていて、この時以降、見たことがない。

Canon EOS650 Canon 35-70mm f3.5-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 8.シータテハ 1996年8月8日 長野県 入笠山
このころ入笠山へは毎夏のように出かけた。湿原の遊歩道に咲いていたクガイソウの花に、たくさんのミドリヒョウモンに混じって、シータテハの秋型が吸蜜していた。これは'97の年賀状に使った。

Nikon F50 Sigma 105mm macro f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 9.Gulf Fritillary (ヒョウモンドクチョウ) 1997年8月某日 ハワイ オアフ島 North Shore
夏休みにハワイへ行った。ハワイに住んでいる家内の兄貴の友人に、あちこち案内していただいた。ハワイは蝶の数は少なかったが、たまたま道路わきのコセンダングサに絡んでいるヒョウモンチョウのような蝶を見つけた。 '98の年賀状にした。 

Nikon F50 Sigma AF 28-200mm f3.8-5.6 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 10.ベニヒカゲ 1999年8月6日 長野県 池の平
この湿原には準高山蝶であるベニヒカゲが多産する。最盛期は遊歩道の獣糞に集まったベニヒカゲを踏んでしまうほどだ。これはマルバダケブキで吸蜜するベニヒカゲだが、マツムシソウにも集まる。2000年の年賀状にした。

Nikon F90  Sigma 105mm macro f2.8 nega color film


2014年2月17日

雪に見舞われた「2014 CP+」(カメラ・ショウ) 会場風景 2月13日


  「2014年 CP+」は2月13日?16日、今年もパシフィコ横浜で行われた。私は、土、日は混むだろうから、14日に行こうと決めていた。
 夜半より降り始めた雪は、朝になっても降り続いていたが、湿気が多いためか、道にはほとんど積もっていない。交通機関も問題なさそうだ。予定通り、出かけることにした。 10時少し過ぎに会場に着いたが、さすがに受付は空いていた。

 この時期に合わせて、各社からいろいろな新製品が発表されている。今年目立ったのは、レンズ交換式、電子ビューファインダーの一眼タイプで、撮像素子が比較的大きいデジタルカメラが各社から発表されている。特に、ミラー式の一眼レフデジカメに強い、Nikon、CanonあるいはPENTAX などを除き、また、SONY α の撮影中もミラーのアップダウンのない透過ミラーを使用した独自のミラーボックスというのもあったが、そのSONY はじめ OLYMPUS、FUJIFILM、Panasonic はこぞって、ミラーレス、つまり電子ビューファインダーの単にデジカメとは呼ばせないレンズ交換式のデジタルカメラに力が入っている。

  私はカメラおよびデジカメのテクニカルな面について、全くの素人であるが、いちユーザとして感じてきたことからすれば、ミラーレスはデジカメの本質だと思う。銀塩フィルム時代は、ファインダーで見たとおりに撮れるカメラは、撮影レンズでとらえた像をミラーで反射して、ペンタプリズムあるいはペンタミラーを介してファインダーで見て構図などを決め、シャッターを切って、そのミラーを跳ね上げ、光をフィルム面に当てる。そしてファインダーから像が消えないように瞬時にミラーを元の位置に戻すという一眼レフだけだった。

  Nikon や Canon などはデジカメでも、ミラーで見るファインダーの見易さを踏襲し、大事にしているが、デジカメでは、ミラーがなくとも背面のモニターで、撮影するそのままの、ただし電子的に処理された像を見ることが出来る。その背面のモニターで見える像を電子的にファインダーで見られるようにすることは、可能なことだ。問題はその電子ビューファインダーで見る像が、ミラー式のファインダーで見る像と比較してどうかというところにある。
 レンズ交換ができるミラーレス・デジカメ以外のことでは、各社、スマホとの競合や、連携を意識しているように思えた。バカチョンならば、スマホに付いているカメラで十分なのだ。 2時間ほどで切り上げて、外に出たが、雪と風は強くなり、みなとみらいの観覧車もかすんで見えた。

1.受付
開場は10時である。10時15分ごろに会場に着いた。毎年、開場直後は列ができている受付も、この日ばかりは空いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/73秒 4.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
受付;クリックすると大きな写真になります。
2.「2014 CP+」会場入口
中は広い展示会場になっている。奥に、FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH 各社の展示ブースが並び、手前には、HAKUBA、EPSON、OLYMPUS、SONY、CASIO、SIGMA、TAMRONと並ぶ。左サイドにはKenkoの大きなブースがあり、その手前に日本カメラ博物館の展示があった。カメラ・撮影用品各社の展示は、展示会場の中央に並んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/90秒 6.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
「2014 CP+」会場入口;クリックすると大きな写真になります。
3.OLYMPUS
会場入口を入ってすぐ左側にはOLYMPUSのブースがあった。今年は、OM-Dというレンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメと、高級コンパクトデジカメ路線であるSTYLUSが中心である。ブースでは、桃井一至さんのプレミアムコンパクトカメラトークライブ ?STYLUS 1?という講演が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
OLYMPUS;クリックすると大きな写真になります。
4.LUMIX と LEICA レンズ
Panasonic がデジカメ市場に参入した時、いわゆるカメラメーカーのカメラを使っていたユーザは、誰もが「電器屋さんがカメラ?」と思ったに違いない。それを払拭しようとしたのが、LEICA レンズを装着したことだったと思っている。そして、LUMIX は大成功だった。LEIC社の講師による「ライカレンズ協業とノクチクロンについて」というプレゼンが行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/75秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX と LEICA レンズ;クリックすると大きな写真になります。
5.LUMIX モデルフォトセッション
LUMIX ブースには、「お客様ご持参のカメラでモデル撮影を体験していただけます」というステージがあった。Panasonic もいわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)が主力であるが、中でもコンパクトデジカメ並みに小さなボディの GM1K が目立った。ただし、この GM1K は電子ビューファインダーが付いてない。レンズ交換式だけど背面のモニターだけである。一方、TZ60という間もなく発売されるコンデジは、コンパクトな形態ながら電子ビューファインダーが供えられている。電子ビューファインダーがあると日差しが強いときや、望遠端で撮るときは、ターゲットを捉え易い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/80秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX モデルフォトセッション
6.Nikon
Nikon はフルサイズ撮像素子の一眼レフである新製品 Df (fusion) や D610 などが中心で、それらのカメラを活かすNIKKOR レンズ群にも力が入っていた。ステージでは'ゆる鉄'で有名な中井精也さんのプレゼンが行われていた。スライドの北条鉄道というのは聞いたことがなかったが、兵庫県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
Nikon;クリックすると大きな写真になります。
7.会場奥に並ぶ大きなブース
FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH(PENTAX)とブースが並ぶ。FUJIFILMのブースも大きかった。カメラで力を入れていたのは X-T1 といういわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)だった。昔のフィルムカメラを思い起こすような精悍なスタイルだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段
会場奥に並ぶ大きなブース;クリックすると大きな写真になります。
8.Canon
オリジナルである7.の写真は、-2.0の露出補正をした結果、暗いところが強く抑えられてしまった。この写真は、オリジナルを画像ソフトでレベル補正している。Canon は、ミラーレスカメラでは、EOS M に次ぐ EOS M2 を発売したが、他はあまりインパクトはなかった。PowerShot G1X Mark? をはじめとしたコンパクトデジカメに新しいものがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 Nikon Capture NX2 でレベル補正
Canon;クリックすると大きな写真になります。
9.FUJIFILM 80周年
FUJIFILMのステージでは、塙真一さんのトークショーが行われていた。FUJIFILMは創立80周年を迎えるらしい。同社はフィルムで培った「色」を訴えていた。余談になるが、私が愛用し始めている同社のHS50EXRだが、その後継機となる S1 が間もなく発売になるというので触ってきた。HS50EXRと比べ、防塵・防滴構造になったことを売りにしている。この手の高倍率ズームのデジカメは、野外で野鳥などを撮るのに使われることが多い。そういうことからすれば着眼点は良い。しかし、AFはむしろ遅くなっているし、気に入っていた手動ズームが電動になってしまったので、私は歓迎できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
FUJIFILM 80周年;クリックすると大きな写真になります。
10.Kenko Tokina
左側中央にある   Kenko Tokinaのブースも多彩だった。ステージでは萩原和幸さんが 70-200 F4 という新製品によるポートレート撮影について講演していた。モデルは林恵里さんでだった。撮影タイムもあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/67秒 49.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
Kenko Tokina;クリックすると大きな写真になります。
11. 日本カメラ博物館の展示
今回も日本カメラ博物館の展示があった。歴史を語り継ぐ多くのカメラが展示されていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/45秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
日本カメラ博物館の展示;クリックすると大きな写真になります。
12.スポーツ写真の歴史
日本カメラ博物館の展示会場には、歴史のあるスポーツ写真が展示されていた。この写真は、「東京オリンピック入場行進」と題されている。1964年の東京オリンピックの開会式は国立競技場で行われたが、これは外苑の絵画館前に日本選手団が集合している写真である。ここから、国立競技場へ向かったのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/25秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
スポーツ写真の歴史;クリックすると大きな写真になります。
13.外は雪!
SONYのブースは、入口から見て手前にある大きなスペースだったが、囲いの中にあった。勿論、中に入って見てきたが、やはり、ミラーレスに力が入っている。特にフルサイズのα7、α7R に人気が集まっていた。そのほか、TAMRON ,SIGMA のレンズメーカーも頑張っていたし、写真・撮影用品の中にも興味があるものもあった。一通り見終えたので、正午少し過ぎに切り上げて、外に出た。みなとみらいの観覧車も雪ではっきり見えない。翌15日は雪のため中止になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/499秒 16.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
外は雪!;クリックすると大きな写真になります。


2011年4月15日

弘明寺と大岡川の桜 4月10日


 横浜は桜が見ごろとなった。この日は、まず弘明寺にお参りして、それから大岡川の桜を見に行くことにした。
 弘明寺は平日であったが、年配の方々を中心にお参りの人たちで賑わっている。初めて訪れたが境内は狭いものの立派な本堂があった。
 お参りを済ませ、「弘明寺かんのん通り」商店街を抜け、観音橋へ出て、その下を流れる大岡川を下流に向って歩いた。進むにつれ厚みを増す両岸の桜は見事だった。

1.弘明寺本堂の屋根と桜
京浜急行の弘明寺駅を降りて、進行方向左へ、鎌倉街道方面に少し進むと、弘明寺の境内に入る道があった。いわば裏口である。庫裡の前を通り過ぎ、右手に本堂がある。国の重要文化財である本尊の木造十一面観音立像(通称「弘明寺観音」)が安置されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 10.6mm ISOオート )
弘明寺本堂の屋根と桜;クリックすると大きな写真になります
2.四脚門 (楓関門)
庫裡の左手には、四脚門 または楓関門と呼ばれる門がった。横浜市内最古の門だそうで1411年(応永18年)の建立されたという。その後、明治41年(1908年)新堀源兵衛氏が修築し、大正12年(1923年)9月1日関東大震災で倒壊後、昭和4年(1929年)再築。そして平成16年(2004年)平成の大修築にて修復され現在にいたるとのこと。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/250秒 18.6mm ISOオート )
四脚門 (楓関門);クリックすると大きな写真になります
3.仁王門
お参りを済ませ、本堂の正面から「弘明寺かんのん通り」商店街の入口につながる長い石段を降りると、仁王門がある。仁王門は、江戸時代に再建されたもので平成14年(2002年)に改修工事が行われたそうだ。弘明寺(ぐみょうじ)は、横浜市南区にある横浜市最古の寺院で、高野山真言宗の瑞應山蓮華院という。写真では切れてしまっているが、門の上には瑞應山の額が掛けられている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/500秒 7.4mm ISOオート )
仁王門;クリックすると大きな写真になります
4.「弘明寺かんのん商店街」
境内から長い石段を下りて、仁王門を背に歩き出すと、目の前には「弘明寺かんのん商店街」があり、鎌倉街道に向けてアーケード街が続いている。歩いてみるとなかなか賑やかな通りで、観光地的なところもあり、地域の生活につながった商店街でもある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/160秒 12.5mm ISOオート )
「弘明寺かんのん商店街」;クリックすると大きな写真になります
5.「弘明寺かんのん商店街」 カメラ屋さん
写真はフィルムの時代からデジタルに時代になり、DPEも少なくなって、町のカメラ屋さんが少なくなっているが、この商店街の中に昔ながらのカメラ屋さんがあった。立派なショーケースがあって、Nikon F80 とか、Pentax MZ-5 といったフィルム使用の一眼レフやコンパクトカメラが並んでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート )
「弘明寺かんのん商店街」 カメラ屋さん;クリックすると大きな写真になります
6.大岡川の桜 -1
「弘明寺かんのん商店街」を大岡川にかかる観音橋に出て、そこを大岡川に沿って左に進む。川下に向かって左岸を約1.4km、鶴巻橋まで歩いた。この桜のプロムナードはさらに桜木町の近くまで続き、4kmに及ぶという。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/400秒 18.6mm ISOオート )
大岡川の桜;クリックすると大きな写真になります
7.ど根性桜
対岸のコンクリートで施された防御壁の割れ目から、桜の木が横に生え出ている。たぶん鳥が運んだ種から芽が出て、それが育ったものだろう。根はさらにコンクリートの隙間を探し、その先を潜り込ませているようだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/160秒 18.6mm ISOオート )
ど根性桜;クリックすると大きな写真になります
8.統一地方選挙投票日
この日4月10日(日)は、県知事、県議会議員、市会議員の投票日だった。私たちも自宅の傍にある小学校の投票場で投票を済ませてきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート )
統一地方選挙投票日;クリックすると大きな写真になります
9.大岡川の桜 -2
桜の枝が川面に向けて張り出し、それが川面に映っている。川の水もきれいになっている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1250秒 4.9mm ISOオート )
大岡川の桜;クリックすると大きな写真になります
10.金魚すくい
左に行くと京浜急行の井土ヶ谷駅という鶴巻橋まで下流に向かって進み、ここで今度は上流に向かい左岸を観音橋へ折り返し歩いた。午前10時半を過ぎて人出が多くなった。こちら側の岸には屋台の店がたくさん出ていて、にぎやかであった。中でも定番の金魚すくいは人気がある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.9mm ISOオート )
金魚すくい;クリックすると大きな写真になります
11.やきとり屋
このやきとり屋さんは家族経営なのだろうか?左端にいるお母さんと、右端の娘さんとがよく似ているように思えた。やがてスタート地点の観音橋まで戻ったがこれから先は桜がほとんどない。途中で昼食にしながら上大岡の駅まで歩いて、再び京浜急行に乗って横浜に戻った。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISOオート )
やきとり屋;クリックすると大きな写真になります


2011年2月17日

2011 CP+ 於:パシフィコ横浜 2月10日


 昨年は3月11日から14日まで開かれたCP+(Camera & Photo Imaging Show)が、今年は2月9日?12日に、昨年と同じパシフィコ横浜で開催された。
 パソコンで事前入場登録をして、2月10日に出かけた。会場に入った印象は、昨年とほとんど変わりはなく、むしろ少し控え目かなという感じがした。大きなブースを構えるのは、Nikon、Canon、Olympus、Sony、Fujifilm、Panasonic、Pentax、Ricoh、Casio といったところと Sigma、Tamron、Tokina(Kenko) のレンズメーカーであった。
 その中で少々目立ったのは、SonyとFujifilmで、Sonyは昨年後半に発売されたα55の実機を10台ほど並べて手に取らせ、トランスルーセントミラー・テクノロジーなるファインダーを覗かせ、連写機能を訴えるデモをしていたのと、FujifilmのレンジファインダータイプのX100というクラシカルなデザインの高級コンデジの実機に触るために列が出来ていたことだった。X100は実物に触るまで50分待ちとのことで、並んだ人にはパンフレットを手渡してくれる。並ばないとパンフレットはくれない。
 その他、各メーカーのブースではプロカメラマンによるトークがあった。また、日本カメラ博物館による「電子カメラ 誕生30周年展」という展示があったが、これもよい企画だと思った。
 午前中で見学を終え、みなとみらいから赤レンガ倉庫方面へ歩き、日本大通りからみなとみらい線に乗って横浜に戻った。

1.会場のパシフィコ横浜
今年もここが会場になった。ただ、去年は3月開催だったのが、今年は2月開催である。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/1250秒 7.2mm ISOオート )
会場のパシフィコ横浜;クリックすると大きな写真になります
2.パシフィコ横浜展示場
今日は午後から天気が崩れるという。みなとみらいには10時少し過ぎたころに着いたが、会場に入るまでに、外の写真を撮っておこうと展示場の周りを歩いてみた。建物の幾何学的な窓に周囲のビル群が写りこんでいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISOオート )
パシフィコ横浜展示場;クリックすると大きな写真になります
3.Sonyブース
会場の入り口を入ってすぐ右手にSonyのブースがあった。特設舞台でマウンテンバイクに乗るモデルが行き来し、それを並べられたα55の実機を手に取らせ、一眼レフでありながら、トランスルーセントミラーの採用で、画像がファインダーから消えることなく、かつ、ピントを合わせ続けることによって得られる10コマ/秒の高速連写撮影を体験させようとしている。α55はこのほかに、フルハイビジョン動画、3D撮影、GPS機能を備えており、エントリークラスのデジイチであるものの、バリアングルモニターと0.34倍まで寄れる18-55mmレンズのマクロと共に、いま私がいちばん興味のあるカメラである。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 4.9mm ISOオート )
Sonyブース;クリックすると大きな写真になります
4.日本カメラ博物館による「電子カメラ 誕生30周年展」
展示されていたこのカメラは1981年、今から30年前のソニーによる最初のデジカメ試作機である。画素数は28万画素、記録媒体はフロッピーディスクだった。デジカメが一般化されたのは、1995年に発売されたカシオVQ-10による。25万画素で価格は6万5千円だった。「撮ったあとですぐ楽しむ」というコンセプトのもと、ファインダー兼用の液晶モニターが付いた。ここから、デジカメはどんどん進化して行ったのは言うまでもない。今や1,000万画素を超えるコンパクトデジカメが1万円台で買える。私が初めてでデジカメを買ったのは、2002年の1月で、Olympus E-10だった。定価は198,000円であったが、これを価格ドットコムで112,000円で購入した。当時としては400万画素の高級機だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.9mm ISOオート )
電子カメラ 誕生30周年展;クリックすると大きな写真になります
5.「ゆる鉄」
11時からNikonブースで、プロカメラマンでTVにも登場する中井精也さんのスライド・プレゼンテーションがあった。「ゆる鉄」という新しい鉄道写真のジャンルを生み出し人気がある。さすがに、50席ほどの椅子はすでに占拠されており、約1時間、立って聞くことになった。IXY30Sの感度をオートからISO800に変えた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.9mm ISO 800 )
「ゆる鉄」;クリックすると大きな写真になります
6.Canonブース
Canonは Eos Kiss 5 と Eos Kiss 50 の発売を発表した。Eos Kiss 50 はKissシリーズのさらなるエントリーモデルとのこと。手をあげたらモデルさんが目線をくれた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/160秒 10.1mm ISO 800 )
Canonブース;クリックすると大きな写真になります
7.Fujifilmブース
APS-CサイズのCMOS撮像素子を持つクラッシクなフォルムのX100は凄い人気で、実機を触るのに50分待ちという。ちょっと興味はあったが、50分も待ちたくなかった。このモデルさんはレンズが2つある3Dデジタルカメラのデモだ。この領域ではFujifilmが最初に商品化している。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 11.4mm ISO 800 )
Fujifilmブース;クリックすると大きな写真になります
8.Pentaxブース
ネイチュア撮影のプレゼンが行われていた。パンフレットを配っていたチャーミングなお嬢さんがいたので、1枚撮らせていただいた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.9mm ISO 800 )
Pentaxブース;クリックすると大きな写真になります
9.観覧車とランドマークタワー
12時半ごろ会場を後にした。まだ晴れ間が出ていたので、赤レンガ倉庫の方へぶらぶら歩いてみた。平日の昼で人影は少ない。観覧車越しにランドマークタワーが見えた。残念なのは時計の電光掲示板で、文字が読めない。もっとシャッタースピードを工夫しないと正しく見える写真にならない。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/2000秒 8mm ISOオート )
観覧車とランドマークタワー;クリックすると大きな写真になります
10.巡視船「しきしま」
赤レンガ倉庫の傍の埠頭に、海上保安庁の巡視船「しきしま」(PLH31)が停泊していた。1992年に就役し、全長150m、総トン数は7,175t の世界最大の巡視船だそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1600秒 14mm ISOオート )
巡視船「しきしま」;クリックすると大きな写真になります
11.横浜のキング・クイーン・ジャック
塔のある3つの建物で、キング・クイーン・ジャックとして親しまれている。1番上の写真がクイーンで横浜税関の建物。中がキングで神奈川県庁、下がジャックで横浜市開港記念会館である。

上:Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2 1/1250秒 4.9mm ISOオート )
中:プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.9mm ISOオート )
下:プログラムオートで撮影 ( F5 1/150秒 14.4mm ISOオート )
横浜のキング・クイーン・ジャック;クリックすると大きな写真になります
12.C.J.CAFE
大桟橋の方へ左に曲がる手前に、英語しか書いていない看板の店がった。みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩1分のところ。帰宅してホームページを見てみると、「昔ながらの横浜を残すビンテージな海岸通りの建物、戦後の横浜を感じる店内で良い音楽とお食事やドリンクをお楽しみ下さい。70年代の音楽が響き渡り、アメリカの田舎にあるカフェにトリップしたような気分を味わっていただけます」というコピーがあった。ちょっとそそのかされる。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.0mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/640秒 6.6mm ISOオート )
C.J.CAFE;クリックすると大きな写真になります