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Atelierで“MP3Tag”が含まれるブログ記事

2015年1月10日

隠居のパソコン備忘録:IPサイマルラジオ音楽番組を予約録音し、曲を取り出す(3)


 このシリーズの最後のエントリーとして、録音から切り出した曲のファイルに、MP3タグ(ID3タグ)を付加する方法を記録しておきたいと思う。

 前回記録したようにらじる★らじるのラジオ深夜便などから切り出したファイルには、ラジオ深夜便のブログのようなページを参考にしてファイル名をつけることができる。
 ただ、このようにして切り出したMP3ファイルには、ID3タグを付けて置いたほうがいい。私はパソコン内に収納している音楽のデータベースとして、WindowsMediaPlayer(WMP) のライブラリーを使っているが、収納している曲にアーティストやアルバム名などが付加されていると検索しやすい。音楽CDなどを取り込んだ場合には、そのCD に付加されている ID3タグが自動的に記録されるので、検索はほとんど問題はない。
 だが、今回のように、ラジオ番組を録音して取り出した曲にも、面倒でも ID3タグをつける作業をしておきたい。
 2014年12月26日のラジオ深夜便で放送されたチャプリン映画のテーマ曲特集の切り出しを例として、記録しておきたい。
 ファイル名は、前回利用させてもらったラジオ深夜便のブログを使ってもいいのだが、曲名などの英語表記がない。それで、もう少し検索してみると、次のようなページ放送済み「ラジオ深夜便」 曲目・演目リストがヒットしたので、使わしてもらった。ネットには、色々な情報があふれている。
 ファイル名は、ID3タグをつけるソフトMp3tagで有用なように次のような形式にした。
    Smile(Modern Times)_Michel Villard et son orchestre.mp3
_ (アンダースコア)の前は、曲名(かっこ内は映画の名前であるが)、後ろは、アーティスト(ミッシェル・ヴィラール・オーケストラ)のように形式を統一した。

ID3タグを編集しない前のリスト(エクスプローラ)

 この状態では、タイトルもアーティストも同じになっている。

SoundEdit-08.JPG

   ID3タグをつけるソフトも色々とあるが、私は Mp3tag という donation は求められるがフリーのソフトを使っている。

Mp3tag にフォルダーを読み込んだ当初の画面:エクスプローラと同様の表示である。
SoundEdit-09.JPG


ここで、すべての曲を選んで(反転させて)メニューバーの【変換】を選び、「ファイル名→タグ」を選択する。ALT+2 キーでも良い。 

SoundEdit-11.JPG

すると、下のような編集ボックスが出てくるので、入力欄に、、%title%_%artist% と指定すると、ファイル名での入力に従ってすべてのファイルのタイトルとアーティストが、ID3タグとして変更される。

SoundEdit-10.JPG

アルバム名など全曲に共通するタグを変更する場合には、全曲を選択し(反転させて)メニューバーの【表示】で「タグパネル」にチェックを入れると画面左にパネルが表示されるので、ここの「アルバム」入力欄に、適切なアルバム名(ここの例では、" Chaplin Movie's Theme" とした。)を入力すると、全曲のアルバム名が変更される。

SoundEdit-15.JPG

  このようにしておくと、私のMP3ファイルのデータベースである WMP のライブラリーでは、アルバム "Chaplin Movie's Theme" は次のような表示になる。

SoundEdit-16.JPG

 再生するときの曲の表示は、例えば、Chaplin Movie's Theme(アルバム名) Smile(Modern Times)(タイトル名) Michel Villard et son orchestre(アーティスト名) と順に表示される。
 このMP3 アルバム(フォルダー)をCD にコピーして、カーナビで再生(最近のカーナビ・オーディオは、MP3でも再生する)してみると、下のように表示され、アルバムにはフォルダーの名前(Chaplin)が、曲名にはファイル名(Bonjour Madame(A Countess from Hong Kong)_Thomas Beckmann(chello))が表示される。しかし、下に ID3タグであるアーティスト(Thomas Beckmann(chello))が表示されるので、ID3タグを付加することは必要だ。

カーナビでの画面 DSC_0087.jpg



参考エントリー:
隠居のパソコン備忘録:IPサイマルラジオ音楽番組を予約録音し、曲を取り出す(2)
隠居のパソコン備忘録:IPサイマルラジオ音楽番組を予約録音し、曲を取り出す(1)

 

2014年7月12日

隠居のパソコン備忘録:(続)カセットテープやWebRadio を直接 デジタル録音して分割する方法(2):分割後の処理で、Mp3Tag を使う。


 カセットテープやWebRadio から録音・分割する方法については前回記録したが、今回は分割したファイルのタイトルやアルバムを取得する方法について、記録しておきたい。
 しばらく、このような作業をしていない間に、技術はどんどん進化しているようである。
隠居のパソコン備忘録: フォルダー内のMP3ファイル一覧をコピーしてテキストにする方法 】で使用した Mp3Tag がこのようなと時には有用なようである。

分割し mp3 化したファイルを収納したフォルダー
Converter-06.JPG


 Mp3Tag を使って、曲目の属性(タグ)を取得する方法
  1. Mp3Tag を立ち上げ、「ファイル」⇒「ディレクトリーの追加」をクリックするとフォルダーを指定するポップアップが出るので、先ほど収納したフォルダーを指定する。次のような画面になる。
    Converter-07.JPG
  2. Mp3Tag は、事前に、Mp3Tag 日本語化工房で、最新の日本語対応と amazon.co.jp の db を使用できる環境にしておいた方がいい。
  3. このブログのエントリーのために例としてデジタル化したテープは、先輩からいただいたもので、多分LPからの録音と思えるが、表記していただいているアルバム・タイトルは「前橋汀子 チゴイネルワイゼン」となっている。
    すべての曲を選択し、ツールバーから「タグ取得」をクリックし、出てくるセレクトボックスから(Amazon.co.jp) をクリックすると検索するための入力ボックスが出てくる。ここに、「前橋汀子 チゴイネルワイゼン」と入力し、「次へ」をクリックすると検索結果が表示され、該当するアルバムが表示されるので、この中から該当するアルバムを選択する。
    Converter-10.JPG

    選択すると、次のような画面が出てくる。
    Converter-11.JPG
  4. OKすると、タイトル、アルバム、アーティストなどのタグが挿入される。表示する項目は、「表示」⇒「表示項目の設定」をクリックすると、出てくる画面で設定できる。
    Converter-122.JPG
  5. タグが挿入されると、次のような表示になる。
    Converter-12.JPG
  6. ファイル名も変換するには、メニューバーで「変換」を選択し、「タグ→ファイル名」をクリックすると出てくるポップアップで設定することができる。右向き三角をクリックすると、ファイル名に表示する項目を設定できる。
    Converter-123.JPG
  7. ファイル名を変えると、次のようになる。
    Converter-13.JPG
  8. ここで、ツールバーの左端の「保存」アイコンをクリックすると、元のフォルダー内容が更新される。
    Converter-14.JPG


 この例の場合には、もともとのカセットテープに録音されているアルバム名が明確だったので、ファイルの属性(タグ)を手に入れることは比較的簡単であったが、エアーチェックしたようなファイルの属性を確定するのは容易でない。
 スマホのアプリである Sound Hound を利用するような方法も考えられる。このような方法については、次回に記録したいとおもう。

2014年4月20日

隠居のJazz:Radio Senboku の曲目(Piano Trio)を更新

 
 Webradio の Live365 に2007年2月から開設しているRadio Senbokuも、今年の2月で7年目を迎えた。2011年11月からは、曲目を Piano Trio Jazz に特化して流しているが、今年の正月に、曲目を更新してから4ヶ月経った。Live365 のJazz ジャンルでのアクセス時間の順位は311局中で50位台を維持しているが、パソコンに向かっている時や車を運転しているときなどずっと聞いいている自分自身のために更新することにした。

 新しい Playlist を作成するためには、アメリカのDMCA と呼ばれる著作権をクリアするLive365 のルールを守るために、Excel で作成したPiano Trio 別のアルバムリストから同じアルバムの2曲を選択し、WindowsMediaPlayer のライブラリデータベース機能を利用して、Playlist を作成している。リストしている Piano Trio Artist は49組あるから、一巡するには3時間以上となり、3時間以内に同じアルバムから3曲以上続けて流してはいけないというルール違反になることはない。ただ、このようにして、170曲くらい選択する作業は、時間のかかる作業ではある。
 このように作成した Playlist は、私の場合 MP3Gain というソフトで音量を調整し、Live365 が提供している Studio365 というユティリティを使って、Live365 のサーバーにアップロードしている。

最近30日間でのジャズ・ジャンル内ランク
140420-01.JPG




 Radio Senbokuを聴いてくれている人たちを国別で見ると、やはり日本とアメリカが多いが、最近では南米のチリとかブラジルにファンが増えているようだ。
最近30日間での国別の試聴時間
140420-02.JPG


 なお、Radio Senbokuで流している曲の playlist はExcel の表にして、ブログ画面の右メニューに表示しているが、この作成方法は、 【フォルダー内のMP3ファイル一覧をコピーしてテキストにする方法】のエントリーで表示したMP3Tag というソフトを使った。 Studio365 にも、 playlist を csv で export できる機能はあるのだが、原因がはっきりしないが、うまく機能しなかった。

2013年10月20日

隠居のパソコン備忘録: フォルダー内のMP3ファイル一覧をコピーしてテキストにする方法


 PCにライブラリとして収納しているMP3ファイルから、車で聞くためなどに音楽CDを作成することは結構多い。(最近の車には、車のオーディオHDDにmp3ファイルを保存できるようであるが)
このようなときには、インクジェット対応の白色CDに、音楽CDを作成し、CDにラベル印刷をしたり、CDケースにCDの内容を印刷したラベルを挿入したい。そのようなときに、例えば次のようなことができれば簡便である。

フォルダー内のファイル一覧
List-02.JPG

????
上の情報を下のような表にしたい。(表?1)

List-01.JPG


このようなとき、プリンターメーカーのソフトで上のファイル一覧を見ながら20曲以上の曲名を1つずつ入力するのは、めんどくさい作業である。パソコンには対象とするファイルに、曲名が表示されているのに、これをCopy&Pasteする手立てがない。
 ファイル名だけでもコピーできれば、CDに直接、曲名をプリントする時にも随分楽である。

 それで、何か手立てはないのかとググってみると、Yahoo!知恵袋に次のような方法が紹介されていた。
  1. テキストエディター ( メモ帳等 ) を開く
  2. dir /b > List.TXT の1行を記述
  3. 名前をつけて保存で、一覧を作りたいフォルダーへ、X.BAT のファイル名で保存
  4. X.BAT をダブルクリック


これを応用して、上で例として表示した K: ドライブにある WriteCD フォルダーにある mp3 ファイルの一覧をコピーしてみた。
  1. テキストエディター ( 私の場合「秀丸」 ) を開く
  2. 「秀丸」の一行目に、dir /b > List.TXT と入力する
  3. 秀丸の「ファイル」⇒「名前をつけて保存」で、WriteCD フォルダーへ album.BAT のファイル名で保存する。
  4. エクスプローラでK: ドライブにあるフォルダー WriteCD を開くとalbum.BATというファイルがあるので、これををダブルクリックする。

 すると、次のようにファイル名一覧をテキストにすることができるので、CD に曲名を直接プリントするときの文字入力は随分楽となった。

ファイル名一覧のテキスト「秀丸」
List-03.JPG


 ただ、上の方法では、フォルダー内のファイル名一覧だけしかテキスト化できない。ファイル名だけではなく、ファイルの属性(この例でいえば、Artists、Album や長さなど)もテキスト化できなければ、表?1のような表にするにはめんどくさい入力作業が必要である。
 それでもっと簡便内方法はないのかと、いろいろと探っているうちに、MP3などの音楽ファイルを含むフォルダーに特化しているが、Windows7 用に最近導入したMP3 ファイルのタグ編集ソフトの Mp3tag が、そのような機能を持っていることを見つけた。

 このMp3tag は様々な機能をもっているが、テキスト化したいフォルダーを【ファイル】⇒【ディレクトリ追加】で、選択(例の場合:k:WriteCD)すると、下のような表示になる。(属性として表示する項目は選択できる)

Mp3tag の画面
クリックすると大きくなります。


 このとき、【ファイル】⇒【出力】で出てくるセレクトボックスから、csv を選択するとExcel 用のcsvテキストファイルとなり、デフォールトでは、MP3ファイルがあったフォルダー(例の場合:k:WriteCD)に保存される。Excel を立ち上げ、このcsvテキストファイルを読み込み、Excel 作業をすれば、表?1のような表を作成することができる。
 ただし、曲の長さは、例えば 219 のように トータル秒数表示となっており、次のような関数【 =TEXT(D2/86400,"m:ss") 】(D2は計算対象のセル)で、3:39に表示を変える必要がある。まあこれも Excel 操作の一つではあるが。
 なお、この作業は、Google ドキュメントのスプレッドシートでも同様なのことができる。