Atelierで“ID3 Tag”タグの付いているブログ記事

2013年10月20日

隠居のパソコン備忘録: フォルダー内のMP3ファイル一覧をコピーしてテキストにする方法


 PCにライブラリとして収納しているMP3ファイルから、車で聞くためなどに音楽CDを作成することは結構多い。(最近の車には、車のオーディオHDDにmp3ファイルを保存できるようであるが)
このようなときには、インクジェット対応の白色CDに、音楽CDを作成し、CDにラベル印刷をしたり、CDケースにCDの内容を印刷したラベルを挿入したい。そのようなときに、例えば次のようなことができれば簡便である。

フォルダー内のファイル一覧
List-02.JPG

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上の情報を下のような表にしたい。(表?1)

List-01.JPG


このようなとき、プリンターメーカーのソフトで上のファイル一覧を見ながら20曲以上の曲名を1つずつ入力するのは、めんどくさい作業である。パソコンには対象とするファイルに、曲名が表示されているのに、これをCopy&Pasteする手立てがない。
 ファイル名だけでもコピーできれば、CDに直接、曲名をプリントする時にも随分楽である。

 それで、何か手立てはないのかとググってみると、Yahoo!知恵袋に次のような方法が紹介されていた。
  1. テキストエディター ( メモ帳等 ) を開く
  2. dir /b > List.TXT の1行を記述
  3. 名前をつけて保存で、一覧を作りたいフォルダーへ、X.BAT のファイル名で保存
  4. X.BAT をダブルクリック


これを応用して、上で例として表示した K: ドライブにある WriteCD フォルダーにある mp3 ファイルの一覧をコピーしてみた。
  1. テキストエディター ( 私の場合「秀丸」 ) を開く
  2. 「秀丸」の一行目に、dir /b > List.TXT と入力する
  3. 秀丸の「ファイル」⇒「名前をつけて保存」で、WriteCD フォルダーへ album.BAT のファイル名で保存する。
  4. エクスプローラでK: ドライブにあるフォルダー WriteCD を開くとalbum.BATというファイルがあるので、これををダブルクリックする。

 すると、次のようにファイル名一覧をテキストにすることができるので、CD に曲名を直接プリントするときの文字入力は随分楽となった。

ファイル名一覧のテキスト「秀丸」
List-03.JPG


 ただ、上の方法では、フォルダー内のファイル名一覧だけしかテキスト化できない。ファイル名だけではなく、ファイルの属性(この例でいえば、Artists、Album や長さなど)もテキスト化できなければ、表?1のような表にするにはめんどくさい入力作業が必要である。
 それでもっと簡便内方法はないのかと、いろいろと探っているうちに、MP3などの音楽ファイルを含むフォルダーに特化しているが、Windows7 用に最近導入したMP3 ファイルのタグ編集ソフトの Mp3tag が、そのような機能を持っていることを見つけた。

 このMp3tag は様々な機能をもっているが、テキスト化したいフォルダーを【ファイル】⇒【ディレクトリ追加】で、選択(例の場合:k:WriteCD)すると、下のような表示になる。(属性として表示する項目は選択できる)

Mp3tag の画面
クリックすると大きくなります。


 このとき、【ファイル】⇒【出力】で出てくるセレクトボックスから、csv を選択するとExcel 用のcsvテキストファイルとなり、デフォールトでは、MP3ファイルがあったフォルダー(例の場合:k:WriteCD)に保存される。Excel を立ち上げ、このcsvテキストファイルを読み込み、Excel 作業をすれば、表?1のような表を作成することができる。
 ただし、曲の長さは、例えば 219 のように トータル秒数表示となっており、次のような関数【 =TEXT(D2/86400,"m:ss") 】(D2は計算対象のセル)で、3:39に表示を変える必要がある。まあこれも Excel 操作の一つではあるが。
 なお、この作業は、Google ドキュメントのスプレッドシートでも同様なのことができる。

 

2010年9月16日

隠居のパソコン備忘録:LP からデジタル(MP3)化したファイルにWMPでID3tagを附加する


   【隠居のパソコン備忘録:(続)LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする】での、6. ? 9. は、LP 1枚まるまるをデジタル(WAV)に変換録音し、これを1曲ごとに分割して、MP3に変換したあと、それらに、ID3tag という曲の情報を付加する方法を記載している。
 そこでは、英語版のフリー・ソフトの ID3Tag-IT を使用した方法を記載している。このフリーソフトは、付加した ID3tag からファイル名を作成してくれるなど、いろいろな城能がついていて慣れれば便利であるが、うまくダウンロード出来ないことがあるらしい。

 そこで、WindowsMediaPlayer(WMP) で ID3Tag を付加できないか試してみた。結論的にいえば、 ID3Tag-IT のように、ファイル名を変更する機能はないが、 ID3Tag を付加することはできる。日本語もOKである。その方法について、記録しておきたい。

  1. 上のエントリーで記載した方法で、1曲ごとに分割してMP3に変換したあとでのフォルダ表示(表示オプションを詳細にしている)は、例えば、フォルダ名を Pedro&Capricious としたフォルダの内容は、次のスクリーンショットのようになっている。アーティストやアルバム名が表示されていない。WMP_11.JPG
  2. アーティストやアルバム名を表示させたり、曲のタイトルを付加するためには、このフォルダ(ファイル)を WMP のライブラリーに追加しなければならない。
    追加の手順は、WMP を立ち上げ、ライブラリ タグを右クリックするとでてくるセレクトボックスで、【音楽】が選択しているのを確認の上、【ライブラリに追加】をクリックする。WMP_12.JPG
  3. クリックするとでてくる次のようなポップアップ画面で【監視するフォルダ】に先程のフォルダを追加し、【OK】ボタンをクリックするとライブラリへの登録作業が始まる。WMP_13.JPG
  4. 登録作業が完了すると、左フレームの【ライブラリ】⇒【最近追加】をクリックすると表示される下の方のアーティスト情報なしのところに、先程のファイル(曲)が表示されるはずである。WMP_14.JPG
  5. この画面で、すべてのファイルを選択し反転させた上で、ひとつのファイル行と上部のの【アーティスト】タグ列とが交差する部分をクリックすると出てくるポップアップ画面で、【編集】をクリックすると入力ボックスがでてくるので、アーティスト名(例えば、この場合 Pedro&Capricious )を入力すると全曲(ファイル)のアーティストが、 Pedro&Capricious と表示される。
    全曲で共通する【アルバム】、【ジャンル】などは、同じように入力する。すると、下のスクリーンショットのようになる。なお、上部のタグの位置は、タグをクリック&ドラッグで順序を入れ替えることができる。また、アーティスト名を入力した時点で、ファイルの場所が変更される。WMP_21.JPG
  6. 曲名やトラック番号を入力するには、1曲ずつの作業となる。オリジナルのLP ジャケットを見ながら入力をしてもいいが、ほとんどの LP は CD の復刻版がでているから、Amazon でアルバムを検索して収納されている曲名を検索することもできる。ただし、 CD の復刻版をだしたときに、順序や曲を入れ替えたりしていることもある。
    例では、ペドロ&カプリシャスの"華麗なるニューポップスの世界"というアルバムに収納されている曲名を表示させ、Copy&Paste で入力した。 WMP_23.JPG
    入力後はつぎのようになる。WMP_24.JPG
  7. このとき、Windows のフォルダー表示でも、WMP ライブラリでの編集が反映される。ただし、ファイルの詳細表示で、情報タグ行部分を右クリックするとでてくるセレクトボックスで表示させる項目を選択する必要がある。
    このとき、ファイルの名前は元のままである。WMP_25.JPG
  8. ID3Tag-IT を利用すれば、ファイル名も変換できる。WMP_26.JPG


2009年5月21日

隠居の音楽:(続)MP3 ファイルの ID3 タグを編集する

 前回の「隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する」で書いたように、現在、昔にダウンロードした ID3 タグなしの MP3 ファイルに、 Roxio Easy Media Creator 10 Suite を利用して ID3 タグを附加している。
 実は、この作業の結果が音楽ファイルのデータベースである Windows Media Player(WMP) に反映されるタイミングがよく分かっていなかった。それを探るために、WMP ライブラリーをいろいろと操作していて気がついた点を記録しておきたい。

  • WMP のデータベース・ファイルの存在をあまり意識していなかった。 WMP のデータベース・ファイルは、 WindowsXP なら C:¥Documents and Settings¥username¥Local Settings¥Application Data¥Microsoft¥Media Player に、WindowsVista ならC:¥ユーザー¥username¥AppData¥Local¥Microsoft¥Media Player にあり拡張子が .wmdb のファイルがそれである。
    フォルダーが表示されない場合は、「マイコンピュータ」→「ツール」→「フォルダーオプション」→「表示」で「すべてのファイルとフォルダーを表示する」をチェックするなどの設定をしておく必要がある。
  • ..\Media Player のフォルダー:クリックすると大きくなります
  • 上のフォルダーをたどって、WMP のデーターベースを覗くと過去に分からないまま WMP Library データーベースをいじった残骸が残っている。
    マイクロソフトの「コンピュータのライブラリを "再構築" するには、どうすればよいですか?」を参照して、WMP Library データーベースの再構築を行った。
    メインと思われる CurrentDatabase_360.wmdb のバックアップをとってから、その他のファイルも含めて削除した。
    用心のため、上記のインストラクトに指示はないが、wmpfolders.wmdb も wmpfolders.bak としてバックアップをとった。
    その上で、WMP を開いて F3 キーで開くポップアップ画面から指定したフォルダーに存在するファイルの追加を実行すると、新たに CurrentDatabase_360.wmdb が作成された。
    と同時にスクリーンショットにあるように、wmpfolders.wmdb や LocalMLS_0.wmdb などのファイルが作成されたが、これらのファイルがどのような機能を持っているのか、よく理解できなかった。
  • ライブラリー追加結果画面:クリックすると大きくなりますライブラリー追加画面:クリックすると大きくなります
  • このように、WMP を再構築すれば、 Roxio Easy Media Creator 10 Suite を利用して附加したID3 タグは最新に更新されるが、 ID3 タグを附加するごとに再構築は面倒である。
     それで、いろいろと方法を探ってみたが、これといった方法がヒットしなかった。
    ネットサーチで示唆されているWMP の「ライブラリー」のセレクト画面にある「メディア情報への変更の適用」では、プログラムが動いてはいるがいつまで経っても終わらない。
    いろいろと試してみると、経験的に新しいファイルの追加ではないが、ライブラリーに追加(F3)を実行すると結果画面は「追加されたファイル数」は0となるが、附加した ID3 タグが WMP ライブラリーに反映されることが判明した。

 これで、 ID3 タグをWMP に付加する手順が分かったので、あとは時間を使って音楽ファイルの情報を充実したい。音楽データベースを豊かにすることで、いろいろな利用が簡単になるのを楽しみにしている。

2009年5月11日

隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する

TagEditor_07.JPG 現在、収集した音楽ファイルは PC のハードデスクに収納し、 Windows Media Player(WMP) のデータベース機能であるライブラリーを使って整理している。そして、私が開設している Web Radio Radio Senboku で流している Jazz は、WMP のライブラリーから選曲している。現在は、楽器別の Artists の特集を組んでいるので、WMP ライブラリーのジャンル別、例えば Jazz(guitar) として整理した Artists から選択している。

 ところが、MP3 の Jazz Collection を始めた当初 (2002年末から 2008年3月くらいまで)は、ダウンロード先である eMusic では、いわゆる ID3 タグがダウンロードしたファイルに付加されていなかったので、その時期の曲には ID3 タグを付加しなければならない。上記の期間に収集した track は4,000 ファイルくらいあるので、大変な仕事である。おまけに、私の場合、以前の Jazz MP3 ファイル・コレクションは曲名で収集しているので、一曲ごとにアルバムが異なる。そのため、WMP が奨める編集方法では時間がかかりすぎていた。

 この ID3 タグを付加する比較的簡単な作業方法(といっても、time consumptive な作業であることに変わりないが) が見つかったので、備忘録的に記録しておきたい。
なお、この作業は Roxio Easy Media Creator 10 Suite がインストールされていることを前提としている。このソフトは、LPとカセットのデジタル(MP3)化 CD のクリッピング FM放送のデジタル録音などができるので重宝している。

ファイルリストを右クリック:クリックすると大きくなります
  1. 音楽ファイルを収納しているフォルダーをリスト表示し、ID3 タグを付加(編集)するファイルを選択し、右クリックする。
  2. 右クリックすると出てくるポップアップ画面の一番上にある「曲の情報を編集」をクリックすると Media Creator の「タグ エディタ」が立ち上がる。
    なお、 Media Creator をインストールしていない場合には、この「曲の情報を編集」は表示されない。
  3. タグ エディタ画面:
クリックすると大きくなります
  4.  「タグ エディタ」で、左のリストから一曲を選択(反転表示)し、「Music ID タグを使用する」にチェックを入れ、「MusicID」ボタンをクリックすると Gracenote のデータベースにつながり、ID3 タグを付加してくれる。
    私が収集している Jazz file でいえば、Gracenote でのヒット率は99% を超えている感じである。
    ジャンルは自分の基準で設定しているから、たとえば Jazz(piano) というように入力する。
    このとき、曲の内容を確認するには、左下の再生ボタンをクリックすると音楽が流れる。
    また、artists の詳細の再確認は、Google search で、例えば「"Alberta Hunter" Wikipedia」というようなフレーズでネットサーチしている。ほとんどが、Wikipedia に網羅されている。
  5. 編集結果を WMP で確認すると確かにライブラリーでは目的としたジャンルなどに分類表示されるようだ。

 WMP ライブラリーには、まだ ID3 タグが整理されいない曲が五万とあるから、時間を見つけては上のような方法で編集をしたいと考えている。

2007年11月 5日

隠居、iTunes配信曲をmp3へ変換する

 音楽配信サービス利用は、多分かなり早くからやっている方だと思う。私が愛用しているサイトは、eMusic というサイトである。eMusicというサイトの特色については、amnesiac's music box というブログの最近のエントリーで詳しく紹介されているので、そちらをみて欲しい。
 私のカウントの Payment History を見ると一番初めの支払いは 2003/08/14 6:24:49 EMusic 12-month ($9.99/month automatic billing, minimum 12 month commitment) となっている。その頃は、月10$を払えば、無制限にダウンロード(DL)できた。 その後段々と高くなってきたが、他の配信サイトに比べれば相当に安い。大きなレーベルが所有する曲の収載がないことも起因していると思うが、minimum な契約では月$9.99 で30曲DLできるから、1曲は$0.333(約¥40弱) となる。iTune Store の1曲¥150 に比べれば断然安い。それに、配信ファイルの形式はDRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)フリーの mp3 だから、DL後の処理がいろいろと便利である。
 私の趣味の一つである Jazz Collection は、ほとんど、このeMusicサイトからの DL である。(DLの方法など、詳しくは Jazz Collectionのリンク先から辿ってください。)Jazzであれば特にこだわりはないので、DL元は eMusic で十分なのであるが、時にして iTune Store から DL したい曲も出てくる。この iTune Store から DL した曲はDRM が付してあるが、iTune+iPod の世界では非常に便利にできている。だが、 mp3 ファイルに変換しておくことは、何かにつけて便利である。DRMフリーの mp3 ファイルに海賊的ではなしに変換するには少々の手続きが必要である。今回、試してみたので、その方法を備忘録的に書き留めておきたい。ただし、特殊な収集をしているので一般的でないかもしれない。

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