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2018年3月 9日

2018 CP+ 3月2日

?

スマホに押されてカメラの売り上げが低迷していたというが、知り合いのカメラ業界の人に聞くとどうやら底を打ったという。そんな中で今年のCP+では各社どんな?アッピールがあるのか興味があった。
 会場のパシフィコ横浜へ行く途中、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」が開催されているので、先に見ようと思っていたが、開場は11時からだったので、帰りに見ることにした。
 11時少し前にパシフィコ横浜についた。入場事前登録をしていたので、待たされることなく受付を済ませた。大きな会場にはすでに多くの人が入場していた。
 今年のCP+の印象は、カメラについては、高級機にシフトされているようで、例えばSONYは新発売のα7R?を中心に展開していた。私が先週購入したRX10?はもちろん出展されていたが、大きな扱いにはなっていなかった。
 Nikonは100周年ということでその資産であるレンズ群と、D850、D7500を掲げ、Canonは、IOS Kiss のミラーレスMシリーズの新製品 IOS Kiss M がアッピールされていた。そのほかでは、パナソニック、富士フィルム、オリンパス、リコーや、レンズメーカーのシグマ、タムロンが大きなブースを構えていた。
 着いて早々に、先日、今回初めて購入したSONY機の情報を得ようと、ブースで行われた写真家・高橋良典氏による「感じる力、伝える力 with α7R?」というプレゼンテーションを小1時間聴いた。その中でDレンジオプティマイザーという機能の話があった。これはNikonでいう、Dライティングのような機能であるが、あとで、SONYの展示ブースの方にRX10?にもこの機能があるのかどうか聞いてみた。答えは「ある」ということで、カメラのファンクションキーで呼び出せることが分かったのは収穫だった。
 午後1時ごろ会場を離れ、「みなとみらいギャラリー」で「後世に遺したい写真展」?を見て帰路に就いた。

1.2018 CP+ 入口
この会場入り口の写真は実は退出時に撮影した。ここから入って奥のほうに、横に?並んで?SONY 、Nikon、Panasonic、Canon、FUJIFILM の大きなブースが陣取っている。

?Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?8? 1/1000秒 ?25?mm ISO?2500? ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.?SONYブース
先日購入したRX10?のこともあって、SONYの目指す方向なども知りたく思い、まず、SONYブースへ行く。活気があってとても賑わっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.?8? 1/1000秒 ?9?mm ISO?125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.写真家・高橋良典氏 「感じる力、伝える力 with α7R?」
?席を確保して小1時間?、 風景写真家 高橋良典氏の話を傾聴した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?8? 1/160秒 ?32?mm ISO?3200 ) 露出補正 なし
180309_003.jpg
4. Dレンジオプティマイザー
その中でDレンジオプティマイザーという機能を使った作例の紹介があった。NikonでいうDライティングという機能だが、先日RX10?の試し撮りをしたときに、ちょっとコントラストが強いかなと思ったことがあったので、Dレンジオプティマイザーという機能はRX10?にはあるのかなと疑問を持った。講演後ブースのRX10?の展示コーナーへ行き、係りの方に伺ってみたところ、 その機能は RX10?にもあるという。ファンクションキーから呼び出すことができることを実機で見せてもらった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?2? 1/1000秒 ?14?mm ISO?1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.ZEISSのブース
SONYブースから、Nikonブースへ移るとき、その右側にZEISSのブースがあった。はじめ、読書をして身動きしないこのモデルさんを人形かと思った。あとでZEISSのホームページを見ると、「 遠目にはいつもの白いZEISSブースですが、今年のタッチ&トライコーナーは今までとは違います。歴史を感じさせる図書が並ぶ書斎で読書をするモデル女性。図書、調度品も全て本物のアンティークを揃え、ちょっとした異空間でZEISSレンズの描写力をお試しください。」と記されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.?5 1/640秒 ?19?mm ISO?3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.Nikonブース
Nikonは創立100周年記念だそうだ。Nikon F を持ったマリリン・モンローの写真が映し出されている。1962年、「マリリン・モンロー/最後のポーズ」として知られるようになったニコンを愛した写真家バート・スターンによるフォトセッションの中で、マリリン・モンローが、バートの愛機であるニコンを横取りした、無邪気で愛嬌たっぷりの姿だ?。?NikonのCapture NX2というソフトでDライティング処理をした。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5? ?1/640秒 19mm ISO?3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?7.鉄道写真
鉄道写真は人気がある。?そういう私も鉄道を見ると撮りたくなる。だが、ただ車両を撮るだけではなくて、風景の中の鉄道をどう撮るかなのだ。ステージでは鉄道写真家・助川康史?氏?の?「?スキルアップ鉄道写真術〜D850&D7500フル活用編〜?」?が行われていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.?8?? ?1/?100?0秒 19mm ISO??1250? ?)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?8.? ?Canonブース
最近Canonは、ミラーレス機のIOSMシリーズに力を入れているようだが、近々発売予定の?IOS Kissの名を冠したミラーレス機 IOS Kiss M に力を入れているようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1?.?8?? ?1/?100?0秒 9mm ISO??800? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.????鉄道模型ジオラマ
?ここにも鉄道があった。見たことがない車両が走行している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?8?? ?1/?100?0秒 35mm ISO??2500? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.オリンパスのブース
オリンパスは、主力機のOM-D E-M1 Mark?が2017年の「カメラグランプリ大賞」と「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞し、それをアッピールしていた。クラシカルなカメラの造形があったが、カメラはクラシックカメラではない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f?2?.?5?? ?1/?100?0秒 19mm ISO??1600? ?)露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ここにも鉄道模型
オリンパスのブースにも鉄道模型のジオラマがあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?8?? ?1/?100?0秒 37mm ISO??2000? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.海野和男氏のチョウの写真
OM-D E-M1 Mark? を愛用する海野和男さんの南米のドクチョウの仲間の飛翔写真があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2?.?5?? ?1/?250秒 14mm ISO??3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.デジタルカレッジ オリンパス
オリンパスにはデジタルカレッジ、フォトリュージュという女性向きの写真講座があるが、それがここで行われていた。若い女性たちが10数名で講師の話を聞きながら受講、実習をしていた。この参加者たちは、あらかじめ集められた方々なのだろうか?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2??? ?1/?1000秒 10mm ISO??800? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.火星大接近
?今年、2018年7月31日に火星と地球が5759万キロメートルまで大接近するらしい。アメリカ・カリフォルニア州南部アーバインに本社がある、コンピューター制御の天体望遠鏡を得意とする世界最大級の光学製品メーカー「MEADE」社の天体望遠鏡の新製品AZM-90の展示があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2??.2? ?1/?640秒 1?2?mm ISO??3200? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?15.ツマベニチョウ
Panasonic(Lumix)のブースの一番目立つところにツマベニチョウの大きな写真パネルがあった。どなたの撮影かはわからなかった。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9??mm ISO??2500? ?) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
?16.TAMRON ブース?
?有名な鉄道写真家のご子息である広田泉氏による 「旅心が加速する」超高倍率・超望遠で撮る?鉄道写真の?魅力 という?講演が行われていた。??鉄道写真のファンが多いことがわかる。?

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?26mm ISO??3200? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
17.SIGMA ブース
SIGMAブースでは?出張センサークリーニングサービスコーナー が設けられていた。来場者のカメラのセンサーを無料でクリーニングしてくれるという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.2 ?1/?1000秒 ?18mm ISO??800? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
18.?日本カメラ博物館
毎年、日本カメラ博物館のコーナーがある。今年は???????「フランスカメラとレトロかわいいカメラ」?という特別展示があった。?二眼レフも4X4サイズのカメラが並べられていた。フランスカメラというのは注意していなかったので、見逃してしまったのが残念。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1600? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
19.レトロかわいいカメラ
YASHIKA-16は懐かしい。学生時代に買ってしばらく使っていた。家の中を探せばまだどこかにあるのではなかろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?29mm ISO??3200? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
20.「後世に遺したい写真」
来るときにまだ開場前だったみなとみらいギャラリーの 「後世に遺したい写真」を見た。日本写真保存センターが収集保存している約30万点の写真原版から1920年から1970年のプリントが展示されているという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1000? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
21.芝浦電機の扇風機(広告写真)
受付で「写真を撮らせていただいてよいですか」とお尋ねしたら、「風景写真的にお取りいただく分には構いません。作品の接写はご遠慮ください」ということだった。これはぎりぎりのところだろうか。撮影は名取洋之助氏で、このポスターに起用された原節子さんは当時16歳で、デビューしたばかりの無名の新人だったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?1.8 ?1/?1000秒 ?9mm ISO??1000? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
22.戦後・復興期の写真
私にとって1945年の敗戦から1970年までの写真が一番印象に残った。私は1941年に奉天(現瀋陽)で生まれた。戦後すぐ、引き上げてきて、父親の郷里である滋賀県に住んだ。その後、東京に出てきて、小学校からは東京で暮らしたのだが、ちょうどそのころのことが思い出される。1947年、「東京ブギウギ」で爆発的な人気だった笠置シズ子、1950年のプロ野球復活などなどだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.2 ?1/?1000秒 ?12mm ISO??400? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。
23. 「後世に遺したい写真」会場風景
多くの写真が展示されている会場は見学者は多かった。展示されている写真はどれも貴重な資料と思う。 公益社団法人・日本写真家協会・日本写真保存センター のご努力は大変なものと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f?2.8 ?1/?1000秒 ?34mm ISO??640? ?) 露出補正 な?し
;クリックすると大きな写真になります。


2016年3月 7日

CP+ 2016 パシフィコ横浜 2月26日

今年も2/25-28の4日間、CP+が開催された。今年はちょっと事情があって、行くか行くまいか躊躇していた。友人より26日に行くからタイミングが合えば現地で会いませんかとのお誘いもあったのだが、お約束はせずにいた。
  しかし、26日の横浜の朝は素晴らしい好天だった。少し運動不足でもあったし、じっとしてはいられなくなった。また、ニコンダイレクトというメールマガジンで、Nikonからプレミアム・コンパクトと称して、3種の撮像素子1.0型のコンパクト機が発表された。たまたま、CanonのG7Xをそろそろ買おうかと思っていた矢先だったので、午前中の短時間、見に行こうと出かけてしまった。

CanonからもG7X Mark?というのが発表になり、SONYのRX100 ??? と合わせて、にわかに撮像素子1.0型コンパクト機の競争が激化したようだ。
 今年のCP+はNikonがとても元気がある。フルサイズ一眼のフラッグシップ機のD5、APS-C一眼の久々のフラッグシップ機D500、それに前に記したプレミアム・コンパクト3機種、さらにA900などのコンパクト機も出している。私が愛用しているP610の後継機はB700として新発売されるが、これはP610とほとんど変わりはないように思う。
 パンフレットにも掲載された写真を撮っている3人のプロ・カメラマンによるニコンのプレミアム・コンパクト機のトークセッションを始めから終わりまで聴いてきた。良さそうだ。
  このあと、PENTAX K-1、OLYMPUS PEN-F、それとCanon PowerShot G7X Mark?を見て、早々に引き上げることにした。
あとで調べたところ、この日の入場者数は17,921人、CP+2016、4日間の総入場者数は67,792人だったそうだ。

1.パシフィコ横浜
みなとみらい駅から長いエスカレーターで上がって、外に出る。今日は素晴らしく良い天気だ。wikipediaによれば、通称パシフィコ横浜と呼ばれる横浜国際平和会議場は世界最大級の国際会議場と展示ホールとホテルからなるコンベンション・センターで、1991年に竣工している。パシフィコというのはパシフィックとコンベンションを合わせた造語だそうだ。右側に連なる三角の白い屋根が展示場だ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテル
みなとみらい駅から、大きな道路を跨ぐ橋を歩いて進むと正面にこのホテルが見える。そのガラス張りの窓には、展示場の白い屋根が写りこんで眩い。左側の空間からはベイ・ブリッジも見えた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.展示ホール
展示ホールのCP+の入り口は、先の方にある。予想される混雑に対応するためだろう。右手のガラスには左側の景色が映り込み、その上には、アプローチを歩く入場者の姿が写っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.受付に並ぶ入場者の列
開場時間は10時00分。この時は10時20分過ぎだった。上に上がるエスカレータから下を見ると延々と入場者が続く。しかし、ほとんどの人が事前入場登録をしているようで、列の進みは速かった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.Nikon DLシリーズ
私は、まず、Nikonブースへ向かった。そして、発表されたばかりのNikonのプレミアム・コンパクトと称するDLシリーズのコーナーへ行く。手に取ってみようと列に並んだら、係りの人が来て、「1時間ほどお待ちいただきますがよろしいですか」と言ってきた。1時間は待てない。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO180 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.DLシリーズのトークセッション
11時からDLシリーズのトークセッションがあった。ちょうど良い時間だ。聞いて行こうとブースに設けられたコーナーへ行くと、幸い前の方に未だ空席があった。DLシリーズのパンフレットにも写真が載っている3人のプロ写真家が解説してくれる。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 21mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.DLシリーズの3機種
デザインもなかなかきれいだ。ニッコール・レンズの威力がどこまで発揮されるか。3人のプレゼンテーターもその点を強調していた。発売は6月だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 12mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.試写用の鉄道模型
ソニーのブースだったろうか、試写のためのHOゲージ鉄道模型レイアウトがあり、今年3月限りで廃止になる「カシオペア」が走っていた。先頭のEF510-510を流し撮りしてみた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 30mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.OLYMPUS PEN-F
OLYMPUSは本田選手のTVコマーシャルでOM-Dが好調なようだが、昔懐かしいPEN-Fの名を冠した新製品を登場させた。この展示の傍らにいた社員の方に「素晴らしいデザインですね」と話しかけたところ、「私がデザイン担当しました」との返事が返ってきた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/50秒 9mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.キャノン・ブース
今回のCP+でキャノンからは特に目新しい出展はなかったが、フラッグシップ機の新製品であるEOS-!D X Mark?と、APS-Cサイズの新製品であるEOS 80Dは人気があった。ブースでは新体操の技が披露されていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 18mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.パナソニック・ブース
パナソニックは動画、写真とも4Kを売り物にしている。撮った後でフォーカスポイントを選べるという「フォーカスセレクト」モードというのが気になった。フォーカス・ポイントを移動させながら連写して、保存し、後でその保存された画像の中から、前にピントがきているショット、奥にピントが来ているショットを選べるということらしい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.東芝ブース
なぜ東芝のブースが? 東芝は今大変な状況にあるのに大きな展示スペースだ。新生東芝としての強化事業領域として、エネルギー事業とストレージ事業に注力すると言われている。メモリカードやHDDなどのストレージメーカーの東芝としての展示なのだ。同社のハイエンドメモリカード「EXCERIA PRO」はプロにも好評という。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/160秒 30mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.日本カメラ博物館
毎年出展されている日本カメラ博物館のコーナーでは、特別展「メカニズムからみるカメラの歴史」が開催されていた。これは私もまだ所有しているNikon F3の断面だ。ペンタプリズムは思ったより大きい。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 14mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.ミノルタα7000
初めてのオートフォーカスカメラは1977年11月に発売された愛称「ジャスピンコニカ」だった。当時、AFはカメラの革命だと思った。このパネルは1985年にミノルタが開発し、商品展開を行った実質的に世界初のオートフォーカス機能を搭載したシステム一眼レフカメラであるα-7000の部品展開図である。当時、私は仕事が忙しくカメラからも離れていたので即、購入はしなかったが、あこがれのカメラであった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 6mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.日本丸
午後1時前にCP+の会場を離れ帰路についた。天気が良いので桜木町まで歩く。ランドマークタワーの手前に、帆船「日本丸」があった。wikipediaによると、日本丸は、1930年(昭和5年)1月27日、兵庫県神戸市の川崎造船所で進水した。日本の航海練習船で大型練習帆船である。日本丸は約半世紀にわたり活躍し、1984年(昭和59年)に引退した。1985年(昭和60年)から横浜市の所有となり、みなとみらい21地区の日本丸メモリアルパーク内で展示・公開が開始されている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 18mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.日本丸とランドマーク・タワー
横浜らしい光景である。一度、全長97m、メインマスト高46mの日本丸が29枚の帆をいっぱいに広げる姿(総帆展帆)を見てみたいと思う。次のチャンスは4月10日、4月29日だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 6mm ISO80 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。


2015年2月23日

2015 CP+ 2月12日 パシフィコ横浜


 今年も昨年とほぼ同じ時期に「2015 CP+」(CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2015)が開催された。今年は初日の2月12日に出かけてきた。足立区生物園の大温室で撮った蝶については次回にし、CP+について先に載せる。

  この日は午前中が業界、出展社の人びとのみが対象で、一般は正午からだった。そこで、桜木町の「横浜ブルグ13」というシネマ・コンプレックスで、午前中に映画を1本見て行こうと思った。見たかったのは台湾映画「KANO 1931 海の向こうの甲子園」という映画だったが、ネットで予約を取るときに、間違えて「アゲイン 28年目の甲子園」を取ってしまった。これはこれで楽しめたのだが、「KANO 1931 海の向こうの甲子園」は、改めて見ることにする。今まで、良く映画を見に行った高島町の109シネマズは1月25日で閉館となっている。

 話を戻す。映画を観終わった後、簡単な昼食をとって、ランドマーク・タワー、クィーンズ・スクエアを通り抜けて、「2015 CP+」の開場へ向かった。例年の通り、事前登録をし、入場証をプリントしていったので、スムーズに入場できた。入場したときは、まだスーツ姿の業界の方々が多かったが、時間が経つにつれ、私と同じような年齢の方々が多くなってきた。

 今年のCP+の印象は、昨年に比べ少しおとなしくなったかなという感じだった。しかし、各社のブースでステージを設けての講演は、それぞれ盛り上がっていたように思う。新製品の展示は、昨年のミラーレス一眼の波が続いている。話題となるのはやはり、SONY α7s の超高感度 ISO409,600 だ。LUMIXは4K を志向している。NikonやCanonは、今持っているレンズが使える、フルサイズ、電子ファインダーのミラーレス一眼を何時出してくるのだろうか。無理なのだろうか。

 コンパクト・デジカメではいくつか新製品が出てきていた。各社とも、Wi-FiとNFC(Near Field Communication)の機能を使ったスマホとの連携を強化してきている。10m以内の距離であれば、デジカメで撮った画像のスマホへの転送や、スマホの画面を見て、デジカメのズームをしたり、シャッターを切るといったリモート撮影ができるようだ。実際に試してもらおうと思ったが、会場内はいろいろな電波が飛んでいて邪魔し合っているとのことで出来なかった。

 また、コンデジの発展型とでもいおうか、撮像素子を大きくした機種が増えてきている。私としてはCanonのG7Xなどに食指が動く。一方、1/2.3の撮像素子ではあるが、光学60倍で35mm版換算で望遠側が1440mmというNikon P610なども発売になった。合焦が早くなり、手振れ補正も5.0段と強化されている。GPSやWiFi・NFC機能もある。私が2009年4月に購入したP90から数えて4代目か5代目になるのだろうが、このタイプも進化を遂げている。これは使い道があるカメラだなと思う。

 2015 CP+ の事前登録入場者は、私が行った初日の2月12日は13,074人で、4日間合計では67,617人と発表された。

1.開場のパシフィコ横浜
今年も会場はパシフィコ横浜だった。私にとっては近くなのでありがたい。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1000秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.WEB事前登録受付
ほとんどの入場者がインターネットで事前登録をしてくるので、入場手続きは、プリントしてきた入場証の提示のみで、とても短時間だ。入場料は1,500円となっているが、事前登録により、無料になる。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.SIGMAのブースにて
SIGMAのユーザであるn-shuheiさんのところへ送られてきていたこのCP+への招待状を、いただいていたので、それを持ってまず、SIGMAのブースへ行ってみる。プロ写真家がSIGMA DP1 Merrill と DP2 Merrill というカメラで撮ったキャビネサイズのパネルを2枚いただいた。これらのカメラはともにAPS-Cサイズの撮像素子を有し、それぞれ19mmf2.8と30mmf2.8の単焦点レンズを付けた高画質が期待できるカメラである。コンデジで撮るのは申し訳ないと思ったが、手をあげたら目線をくれたので、撮らせていただいた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 8mm ISO200 ) 露出補正 なし
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4.会場風景
例年通りの会場風景だ。写真・映像用品の企業のブースも頑張っている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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5.無料点検クリーニング・サービス
奥まったところだったが、一眼レフとレンズの無料点検サービスというコーナーもあった。昨年までにもあったのかもしれないが、私は初めて気が付いた。後で調べてみるとFUJIFILMにも無料のクィック・メンテナンス・サービスといのがあった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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6.FUJIFILMのモデルさん
FUJIFILMのブースでは、ステージのオートバイに寄り添う2人のモデルさんがポーズをとっていた。今回のCP+で一番目立っていたと思う。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
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7.日仏連動企画
日本とフランスで写真を展示できる新しい写真賞として、フランス・パリで毎年行われる写真映像イベント「Salon de la Photo(サロン・ドゥ・ラ・フォト)」が主催する写真コンテスト「LES ZOOMS(レ・ズーム)」受賞作品の特別展示が行われていた。「LES ZOOMS(レ・ズーム)」という賞は写真家を応援し、その写真家としての仕事に注目を集め、多くの人にその仕事の労を伝えるために制定された。毎年9人のフランスの写真誌の編集長が一人の写真家を選考し、その候補者の10作品を発表、その後ウェブサイトで一般投票を得て、優勝者が決まった。また、9人の編集長が「LES ZOOMS・プレス賞」を選考する。毎年、結果はパリで行われる「サロン・ドゥ・ラ・フォト」の開催時に発表され、2人の優勝者の写真は大々的に展示されると説明がなされていた。ここCP+では、マノロ・ミロナスとルドルフ・セバーの2人の作品が展示されていた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/40秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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8.日本カメラ博物館
今回も日本カメラ博物館の展示があった。私はこれを楽しみにしている。今回は「LOVEカメラ! ~見て楽しいカメラの世界~」と題されて、懐かしいいろいろなデザインのカメラが展示されていた。(写真9.?12.は、日本カメラ博物館の展示)

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 7mm ISO125 ) 露出補正 なし
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9.スタート35
懐かしい! 私が小学校の4年生か5年生のころ、父親にねだって初めて買ってもらったカメラだ。こんなカメラがあったことをしばらく忘れていた。私の古いアルバムにはこのスタート35で撮った、白黒写真が貼られている。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/80秒 11mm ISO125 ) 露出補正 なし
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10.フィルム付きカメラのいろいろ
宣伝用媒体としても使われたフィルム付きカメラが展示されていた。「写るんです」の成功を追って、各フィルムメーカーや他業種からも参入があった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/60秒 13mm ISO400 ) 露出補正 なし
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11.ミニチュアカメラ
シャランという会社でライカM3やニコンSPなどのミニチュア・カメラが造られていたのが記憶にある。いや、今でもあるかもしれない。ミノックスサイズ シャラン用フィルムというのを用いて撮影もできた。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/60秒 12mm ISO200 ) 露出補正 なし
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12.ヤシカY16
多分、大学生のころだったと思うが、欲しくなって衝動買いしたのを覚えている。カートリッジに入った16mmのフィルムを使う。ポーカーのチップのような小さな円盤を指で挟んで、カメラ本体を回してフィルムを巻き上げた記憶がある。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/80秒 15mm ISO250 ) 露出補正 なし
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13.ブースで講演
各社のブースでは著名な写真家による40分くらいの講演スケジュールが次々に組まれていて、それぞれ盛況だった。このOLYMPUSのブースは女性写真家による今流行の「女子カメラ」をテーマにした講演のようだ。女性の聴衆が多い。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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14.イギリスから演者を招いて
FUJIFILMのブースではイギリス人の講師が講演をされていた。CP+は国際的である。外国人の来場者も多かった。

Canon IXY 30S f2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/30秒 4.9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2014年2月17日

雪に見舞われた「2014 CP+」(カメラ・ショウ) 会場風景 2月13日


  「2014年 CP+」は2月13日?16日、今年もパシフィコ横浜で行われた。私は、土、日は混むだろうから、14日に行こうと決めていた。
 夜半より降り始めた雪は、朝になっても降り続いていたが、湿気が多いためか、道にはほとんど積もっていない。交通機関も問題なさそうだ。予定通り、出かけることにした。 10時少し過ぎに会場に着いたが、さすがに受付は空いていた。

 この時期に合わせて、各社からいろいろな新製品が発表されている。今年目立ったのは、レンズ交換式、電子ビューファインダーの一眼タイプで、撮像素子が比較的大きいデジタルカメラが各社から発表されている。特に、ミラー式の一眼レフデジカメに強い、Nikon、CanonあるいはPENTAX などを除き、また、SONY α の撮影中もミラーのアップダウンのない透過ミラーを使用した独自のミラーボックスというのもあったが、そのSONY はじめ OLYMPUS、FUJIFILM、Panasonic はこぞって、ミラーレス、つまり電子ビューファインダーの単にデジカメとは呼ばせないレンズ交換式のデジタルカメラに力が入っている。

  私はカメラおよびデジカメのテクニカルな面について、全くの素人であるが、いちユーザとして感じてきたことからすれば、ミラーレスはデジカメの本質だと思う。銀塩フィルム時代は、ファインダーで見たとおりに撮れるカメラは、撮影レンズでとらえた像をミラーで反射して、ペンタプリズムあるいはペンタミラーを介してファインダーで見て構図などを決め、シャッターを切って、そのミラーを跳ね上げ、光をフィルム面に当てる。そしてファインダーから像が消えないように瞬時にミラーを元の位置に戻すという一眼レフだけだった。

  Nikon や Canon などはデジカメでも、ミラーで見るファインダーの見易さを踏襲し、大事にしているが、デジカメでは、ミラーがなくとも背面のモニターで、撮影するそのままの、ただし電子的に処理された像を見ることが出来る。その背面のモニターで見える像を電子的にファインダーで見られるようにすることは、可能なことだ。問題はその電子ビューファインダーで見る像が、ミラー式のファインダーで見る像と比較してどうかというところにある。
 レンズ交換ができるミラーレス・デジカメ以外のことでは、各社、スマホとの競合や、連携を意識しているように思えた。バカチョンならば、スマホに付いているカメラで十分なのだ。 2時間ほどで切り上げて、外に出たが、雪と風は強くなり、みなとみらいの観覧車もかすんで見えた。

1.受付
開場は10時である。10時15分ごろに会場に着いた。毎年、開場直後は列ができている受付も、この日ばかりは空いていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/73秒 4.6mm ISO800 ) 露出補正 なし
受付;クリックすると大きな写真になります。
2.「2014 CP+」会場入口
中は広い展示会場になっている。奥に、FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH 各社の展示ブースが並び、手前には、HAKUBA、EPSON、OLYMPUS、SONY、CASIO、SIGMA、TAMRONと並ぶ。左サイドにはKenkoの大きなブースがあり、その手前に日本カメラ博物館の展示があった。カメラ・撮影用品各社の展示は、展示会場の中央に並んでいた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/90秒 6.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
「2014 CP+」会場入口;クリックすると大きな写真になります。
3.OLYMPUS
会場入口を入ってすぐ左側にはOLYMPUSのブースがあった。今年は、OM-Dというレンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメと、高級コンパクトデジカメ路線であるSTYLUSが中心である。ブースでは、桃井一至さんのプレミアムコンパクトカメラトークライブ ?STYLUS 1?という講演が行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/40秒 4.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
OLYMPUS;クリックすると大きな写真になります。
4.LUMIX と LEICA レンズ
Panasonic がデジカメ市場に参入した時、いわゆるカメラメーカーのカメラを使っていたユーザは、誰もが「電器屋さんがカメラ?」と思ったに違いない。それを払拭しようとしたのが、LEICA レンズを装着したことだったと思っている。そして、LUMIX は大成功だった。LEIC社の講師による「ライカレンズ協業とノクチクロンについて」というプレゼンが行われていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/75秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX と LEICA レンズ;クリックすると大きな写真になります。
5.LUMIX モデルフォトセッション
LUMIX ブースには、「お客様ご持参のカメラでモデル撮影を体験していただけます」というステージがあった。Panasonic もいわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)が主力であるが、中でもコンパクトデジカメ並みに小さなボディの GM1K が目立った。ただし、この GM1K は電子ビューファインダーが付いてない。レンズ交換式だけど背面のモニターだけである。一方、TZ60という間もなく発売されるコンデジは、コンパクトな形態ながら電子ビューファインダーが供えられている。電子ビューファインダーがあると日差しが強いときや、望遠端で撮るときは、ターゲットを捉え易い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/80秒 15.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
LUMIX モデルフォトセッション
6.Nikon
Nikon はフルサイズ撮像素子の一眼レフである新製品 Df (fusion) や D610 などが中心で、それらのカメラを活かすNIKKOR レンズ群にも力が入っていた。ステージでは'ゆる鉄'で有名な中井精也さんのプレゼンが行われていた。スライドの北条鉄道というのは聞いたことがなかったが、兵庫県で旧国鉄特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式の鉄道会社である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
Nikon;クリックすると大きな写真になります。
7.会場奥に並ぶ大きなブース
FUJIFILM、Canon、Nikon、Panasonic、RICOH(PENTAX)とブースが並ぶ。FUJIFILMのブースも大きかった。カメラで力を入れていたのは X-T1 といういわゆるミラーレス一眼(レンズ交換式、電子ビューファインダーのデジカメ)だった。昔のフィルムカメラを思い起こすような精悍なスタイルだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段
会場奥に並ぶ大きなブース;クリックすると大きな写真になります。
8.Canon
オリジナルである7.の写真は、-2.0の露出補正をした結果、暗いところが強く抑えられてしまった。この写真は、オリジナルを画像ソフトでレベル補正している。Canon は、ミラーレスカメラでは、EOS M に次ぐ EOS M2 を発売したが、他はあまりインパクトはなかった。PowerShot G1X Mark? をはじめとしたコンパクトデジカメに新しいものがあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/229秒 14.4mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 Nikon Capture NX2 でレベル補正
Canon;クリックすると大きな写真になります。
9.FUJIFILM 80周年
FUJIFILMのステージでは、塙真一さんのトークショーが行われていた。FUJIFILMは創立80周年を迎えるらしい。同社はフィルムで培った「色」を訴えていた。余談になるが、私が愛用し始めている同社のHS50EXRだが、その後継機となる S1 が間もなく発売になるというので触ってきた。HS50EXRと比べ、防塵・防滴構造になったことを売りにしている。この手の高倍率ズームのデジカメは、野外で野鳥などを撮るのに使われることが多い。そういうことからすれば着眼点は良い。しかし、AFはむしろ遅くなっているし、気に入っていた手動ズームが電動になってしまったので、私は歓迎できない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/40秒 11.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
FUJIFILM 80周年;クリックすると大きな写真になります。
10.Kenko Tokina
左側中央にある   Kenko Tokinaのブースも多彩だった。ステージでは萩原和幸さんが 70-200 F4 という新製品によるポートレート撮影について講演していた。モデルは林恵里さんでだった。撮影タイムもあった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/67秒 49.1mm ISO1600 ) 露出補正 なし
Kenko Tokina;クリックすると大きな写真になります。
11. 日本カメラ博物館の展示
今回も日本カメラ博物館の展示があった。歴史を語り継ぐ多くのカメラが展示されていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/45秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
日本カメラ博物館の展示;クリックすると大きな写真になります。
12.スポーツ写真の歴史
日本カメラ博物館の展示会場には、歴史のあるスポーツ写真が展示されていた。この写真は、「東京オリンピック入場行進」と題されている。1964年の東京オリンピックの開会式は国立競技場で行われたが、これは外苑の絵画館前に日本選手団が集合している写真である。ここから、国立競技場へ向かったのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/25秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
スポーツ写真の歴史;クリックすると大きな写真になります。
13.外は雪!
SONYのブースは、入口から見て手前にある大きなスペースだったが、囲いの中にあった。勿論、中に入って見てきたが、やはり、ミラーレスに力が入っている。特にフルサイズのα7、α7R に人気が集まっていた。そのほか、TAMRON ,SIGMA のレンズメーカーも頑張っていたし、写真・撮影用品の中にも興味があるものもあった。一通り見終えたので、正午少し過ぎに切り上げて、外に出た。みなとみらいの観覧車も雪ではっきり見えない。翌15日は雪のため中止になった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/499秒 16.7mm ISO100 ) 露出補正 なし
外は雪!;クリックすると大きな写真になります。