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2022年1月 8日

原鉄道模型博物館 4 of 4 ユニオン・パシフィックのビッグボーイ ほか 11月27日

日本の車両ではED16形が旧式客車を牽く列車や、相模鉄道の「YOKOHAMA NAVYBLUE」新型車両を、そして、西ドイツ国鉄のV200形ディーゼル機関車が牽く貨物列車、EO3形の電気機関車が牽く旅客列車を見てきたが、いちばんテツモパークのジオラマには、ほかにも興味深い模型が走っていた。
 DBのEO3形の量産車である103形電気機関車は、機関車と同色に塗られた客車を牽く特急列車として周回し、その試作車でありEO3形と交代で2ルートの外回りを走行する。原鉄道模型のドイツのDR E94電気機関車はV200形とED16形と同じルート3を入れ替わって走行していた。
 原鉄道模型のアメリカのUP4000 ビックボーイ 蒸気機関車が牽く貨物列車 やフランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車、および、2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー は1ルートを走行し、ドイツ国鉄 BR96 蒸気機関車が牽く貨物列車は2ルートの内回りを相模鉄道の12000形と交代で走行していた。
 説明し難いが、ジオラマの一番手前のルート4には30分だけ京福電気鉄道3号車が走っていた。また、入り口を入ってジオラマの一番奥のライン内側に小さな円のルート5があり、そこには単行の阪神電気鉄道301形のトロリーポールの電車が走っていた。その阪神電気鉄道301形が走行する小さな円になったジオラマの山の上にはケーブルカーの駅があり、ジオラマの上に渡された架線をキャビンが行ったり来たりしていた。  

000_211127159 X700 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg
駅で行き交うBR96 蒸気機関車が牽く貨物列車と103形電気機関車が牽く特急列車 2021年11月27日 原鉄道模型博物館 

047_211127099 X800 〇原鉄道模型 DR E94 RX10M4 - コピー.jpg 47.DR E94電気機関車
原鉄道模型(シャングリ・ラ鉄道)の車両はあまり長い時間は走らせていないようだ。この日のこの模型の走行予定は午前中30分と午後30分のみである。実車は1940年に大型貨物列車用に設計され、製造され、ニックネームをクロコダイルというそうだ。第二次世界大戦まで機関車のほとんどはDB(ドイツ連邦鉄道)にあり、終戦後も、機関車は既存の部品から作られ、DBとオーストリア連邦鉄道(ÖBB)で稼働した。ÖBBは合計44台を受け取り、1020シリーズとして稼働し、1995年まで使用した。原鉄道模型ではBOCKHOLT製品を入手、2個モーター駆動だったのを6個モーターにするなど、シャングリ・ラ鉄道で大改造しているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし  
048_211127106 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 48.DB BR96 マレー型蒸気機関車
ドイツ国鉄BR96は、バイエルン王国邦有鉄道Gt.2/4X2型として、25輌製造されたマレー式タンク蒸気機関車である。その後ドイツ国有鉄道に編入され、形式はBR96と改められた。バイエルン地方の勾配線区に投入され、優秀な成績を収めたが1954年に全廃され、1輌も保存されなかった。ホームページをみると「模型は阪神大震災の際、高さ1.5mの陳列棚から転落してしまった。しかし、少しの歪みも出ず、BOCKHOLTというメーカーのすばらしさに驚嘆した。」と記されているが、ホームページに掲載されているモデルと塗色が異なる。塗り替えられたのだろうか、それとも違うモデルなのだろうか?

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/160秒 36mm ISO3200 ) 露出補正 なし
049_211127113 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 49.アメリカのUP4000 ビックボーイ 蒸気機関車が牽く貨物列車
実車は、アメリカのユニオン・パシフィック鉄道が1941年から1944年にかけて製作した、世界最大・最強級の蒸気機関車である。アメリカン・ロコモティブ(アルコ)社の手で25両(4000 - 4024号機)が製造され、ビッグボーイの愛称で一般によく知られている。ホームページジを見ると、走っていた模型はアスター製品を利用、電動式とライブスチームを1台ずつ用意しているとあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 78mm ISO3200 ) 露出補正 なし
050_211127115 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 50.UP4000 ビックボーイ -1
鉄橋から顔を出したUP4000 ビックボーイ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 81mm ISO3200 ) 露出補正 なし
051_211127126 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 51.UP4000 ビックボーイ -2
照明が落とされた時間帯である。ライトが光っている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/25秒 73mm ISO3200 ) 露出補正 なし
052_211127283 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 52.UP4000 ビックボーイ -3
機関庫の前のプラットホームの荷捌き場を通過する。駅員や作業する人のフィギュアが良い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 なし
053_211127381 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 53.フランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車 -1
手前をBR96 蒸気機関車が牽く貨物列車が通過する。その向こうにフランスの NORD 3.1252形が停車している。ホームページによると、NORD 3.1252形はロンドン~パリ間の特急「ゴールデンアロー」「フレッシュドール」などの牽引機として有名な、複式内側4気筒の美しい機関車だそうだ。BOCKHOLT製の模型の電気装置をベベルギアに改造したと記されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/50秒 50mm ISO3200 ) 露出補正 なし
054_211127394 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 54.フランスの NORD 3.1252形が牽く旅客列車 -2
茶色の機関車と緑の客車がユニークだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/60秒 76mm ISO3200 ) 露出補正 なし
055_211127207 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 55.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -1
ドイツの高速ディーゼル列車だったようだが、いろいろ調べてみたが、素性が良く分からなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 なし
056_211127352 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 56.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -2
走行時間は長いのだが、あまりインパクトがない。やはり大きなジオラマは、長い編成の列車が印象に残る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
057_211127252 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 57.2両編成のドイツ DB SVT 04 ディーゼルカー -3
ビッグボーイや、NORD 3.1252形 が走行するのと同じ1ルートを交代して走っていたが、いちばんテツモパークの走行予定表を見ると、ビーグボーイが30分走行すると、SVT 04 が1時間、次にNORD 3.1252形が30分動くと、SVT 04 が1.5時間走行するという具合である。稼働率が高い。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
058_211127142 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 58.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -1
ドイツの鉄道高速化のさきがけとなった有名な電気機関車で、現在は103形と呼ばれている。原信太郎さんは1982年に実物を運転したことがあるそうだ。5年間にわたる前出の試作車、EO3の運用実績などを踏まえ、量産車の103形は1970年から1974年にかけて、出力増強などの改良を実施した145両が製造された。量産車の型式は100番台 (103 101 - 103 245) となり、試作車と区別する意味で、103.1型と呼ばれることがある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 23mm ISO3200 ) 露出補正 なし
059_211127107 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 59.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -2
試作車と量産車の外観上の主な相違点としては、試作車は腰部に銀色の細帯を巻いているのに対して、量産車にはそれがない。また、側面の通風用ルーバーが試作車では1段だが、量産車では2段となっている。いちばんテツモパークのジオラマでは、試作車のE03形は青緑色とクリーム色に塗り分けられた客車を牽いていたが、103形では機関車と同色の客車を牽いていたので区別出来た。

  SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/200秒 43mm ISO3200 ) 露出補正 なし
060_211127123m X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 60.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -3
2ルート外回りを行く DB 103 形電気機関車が牽く客車編成である。wikipediaによれば、1979年に103型の後継機としてインバータ制御・三相交流誘導電動機を本格的に採用した120型電気機関車(試作車)が製造され、1987年からは量産車も製造された。しかし、特に高速運転時において120型の不具合が頻発したため、103型を高速新線で走行可能なように改造することとなった。具体的には、運転台の気密化やブレーキの改良などが挙げられる。その結果、1990年代に入ってからも103型の第一線での活躍が続くこととなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/80秒 27mm ISO3200 ) 露出補正 なし
061_211127142 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 61.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -4
夜間走行の場面だが、スポットライトが当たったようにきれいに撮れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 97mm ISO3200 ) 露出補正 なし
062_211127151 X800 〇原鉄道模型 RX10M4 - コピー.jpg 62.DB 103形電気機関車 が牽引する特急列車 -5
少し引いて、アングルを下げて撮ってみる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 97mm ISO3200 ) 露出補正 なし
063_211127276 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 63.クラッシクカーのフィギュア
駅舎の脇に止まるこのクラッシックカーの模型は素晴らしかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 58mm ISO3200 ) 露出補正 なし
064_211127388 X800 〇原鉄道模型 RX10M4.jpg 64.ケーブルカー
いちばんテツモパークの外周の内側にある、小さな円になったジオラマの山の上には、ケーブルカーの駅があり、ジオラマに渡された架線をキャビンが行ったり来たりしていた。丁寧に作られている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/30秒 175mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2016年8月 1日

世界鉄道博 2016 7月22日

7月16日から9月11日まで、パシフィコ横浜で読売新聞社、BS日テレ主催の「世界鉄道博 2016」が開催されていることを知った。子供たちが夏休みに入ってしまうと混むだろうと思い、7月22日に行ってみた。ネットで検索してみると、レイアウトの規模も大きく、原鉄道模型の未公開の車両も出されているという。
 1500円の入場料をお支払いする。入り口の係りの方に「写真を撮っていいですか」と聞いたところ、「OKです」とのこと。
​  左手のエントランス部の世界の鉄道写真ギャラリーはお馴染の櫻井 寛さんの作品​という。左回りに見て歩くが、その左側にZONE-1として、まっすぐに50mにも及ぶ「世界の鉄道模型コレクション」の陳列ケースが並んでいて、、37のケースに約1000両の模型が展示されていた。イギリス、ドイツ、フランす、スイス、イタリア、ベルギーなどのヨーロッパ各国、そして、アメリカ、 日本、オーストラリア、中国の鉄道車両模型が、各ケースにそれぞれ、おおよそ30両ずつ並べられている。原信太郎さんの6000輌にものぼるコレクションの中から、今回はこれまで未公開のHOスケール1150輌が展示されているという。これだけで見に来た甲斐があったと思う。
​  ZONE-2はZONE-1の右側をヨーロッパ、アメリカ、日本の3つのジオラマに分けた「世界の鉄道物語」というエリアがあった。それぞれのレイアウトをOゲージの鉄道模型が走る。
 ZONE-3は「シャングリ・ラ鉄道」の巨大レイアウトだった。実に線路延長650mにもおよぶこのシャングリ・ラ鉄道は、エンドレスを含む28の壮大なレイアウトで、レイアウト上の車輌数はなんと560輌(うち外国型160輌)だそうだ。実際に260輌もの車輌が同時に走るさまは鉄道模型ファンにとってまさに理想郷(シャングリ・ラ)といえるだろう。
  この日はG7Xを携えていった。会場は人工光線だけだが、レンズが明るいのでノーフラッシュで、プログラムオートで「シャッター速度速め」に設定しておいたら、1/500、1/1000でシャッターが切れた。しかし、ISOも6400を上限に上がっていくので画像は少々粗くなってしまった。「シャッター速度普通」で試しておけばよかった。

1.世界鉄道博 2016 エントランス
10時半、それほど入場客は多くない。子供たちが多いと思っていたが、まだ小学校は夏休みが始まっていないのか、母親に連れてこられた未就学児童がほとんどだった。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/1000秒 16mm ISO6400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.プロローグ
蒸気機関車、電気機関車、電車の鉄道写真に迎えられて中に入る。世界地図で描かれた路線図もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.ZONE-2 世界の鉄道物語 ヨーロッパ
ZONE-1のHOゲージ、約1000両の車両模型は後で見ることにして、まず世界の鉄道物語のレイアウトを見ていく。最初はヨーロッパだ。入り口には「イギリスの鉄道のはじまり物語」として、1800年代初期の蒸気機関車の模型が展示されていた。これは実用蒸気機関車の始まりであるロケット号(1829年)だ。 ​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1/1000秒 11mm ISO5000) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.20世紀の英国の鉄道
レイアウトの手前には、何枚かのパネルがあって興味ある解説がなされている。何といってもイギリスは鉄道発祥の国。しかし、20世紀に入るとドイツやスイスでは電化が進んだが、廉価で良質な石炭が採れ、切通しや橋梁技術など建築土木技術が進展した英国では電化の必要を感じなかったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1000秒 9​​​​mm ISO​3​​200​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.オーストリア、ハンガリー
19世紀にはプロイセン他小国に分かれていたドイツに比べハプスブルグ帝国のオーストリアは欧州屈指の大国だった。ハンガリーは1867年にオーストリアに併合され、オーストリア・ハンガリー帝国となっていた。オーストリアの鉄道では、1998年にユネスコより鉄道施設として最初の世界遺産に指定されたアルプス山脈のゼメリング峠を多数の長いトンネルと、大規模な橋で超えるゼメリング鉄道が有名である。右下の写真は、ヨーロッパ最初のブダペストの地下鉄である。 ​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1000秒 9​​​​mm ISO​4000​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.ヨーロッパの鉄道 0ゲージレイアウト
ヨーロッパの鉄道の0ゲージレイアウトでは、3本の列車が走行していた。一番外側をTGVが高速で周回する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/500秒 22​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.待機するTEEの模型​​
1957年に登場し国際列車トランスヨーロッパエクスプレス(TEE)に使用され​​​た当時​​​​​​の西ドイツ製​​​​ ​DB VT11.5 (BR601) TEE ディーゼルカーが、オリエント急行で有名なプルマンの客車と並んで待機している。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/320秒 37​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.有名な鉄道車両たちの写真
レイアウトのわきの「Shangri-la Railway since1937」というエンブレムの入ったパネルには、ヨーロッパの鉄道の有名な車両の写真が66枚展示されていた。これから見て歩くアメリカの鉄道、日本の鉄道のわきにもそれぞれ66枚の写真が掲示されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1​000​​​秒 9​​​​​​​​mm ISO​2000​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9​.ヨーロッパの鉄道の機関車たち
レイアウトのわきには、有名な蒸気機関車、電気機関車、電車の模型が整列している。

​Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/320秒 37​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.アメリカの鉄道
ZONE-2、2番目のアメリカの鉄道のレイアウトに移動する。入り口にある「アメリカの鉄道の始まり物語」にある展示ケースには1830年アメリカ最初の蒸気機関車「トム・サム号」と、この写真の1932年のアメリカ最初の実用蒸気機関車「グラス・ホッパー号」が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9​​​​​​​​mm ISO​4000​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.アメリカの鉄道模型編成と子供たち
お母さんに伴われた幼い子供たちがアメリカの鉄道模型編成を熱心に見ている。夏休みに入ると小学生たちが大勢見に来ることだろう。子供たちにとって鉄道模型は憧れである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/400秒 37​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.アムトラック
アメリカの鉄道のレイアウトには、アムトラックの車両があった。アムトラック(Amtrak)は、アメリカ合衆国で1971年に発足した、全米をネットワークする鉄道旅客輸送を運営する公共企業体とのこと。アムトラックの名称は、"America"と"Track"(線路、軌道などの意)の二つの語から合成されたものだそうだ。この電気機関車はAEM-7形といい、1978年から1988年にかけてアメリカ合衆国のアムトラックと通勤鉄道に投入された両運転台、車軸配置B-Bの電気機関車である。主要部品の大半はスウェーデンのASEA (現ABB) が製造しており、最終組立はアメリカのGM-EMDで行われたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/400秒 24​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.日本の鉄道
アメリカの鉄道の次には日本の鉄道のレイアウトがあった。「日本の鉄道の始まり物語」には江戸時代の1853年、日本人が初めて作った鍋島藩の蒸気機関車の模型がった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO​5000​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.京成1600 開運号
レイアウトには珍しい車両の模型があった。京成電鉄の1600形電車は1953年(昭和28年)に特急開運号の専用車両として作られた車両だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/500秒 17mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.旧国鉄の蒸気機関車たち
流線型のC55を中心に旧国鉄の蒸気機関車のOゲージ模型も並べられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 200秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.シャングリ・ラ鉄道
ZONE-3はシャングリ・ら鉄道の巨大なHOゲージレイアウトだ。原信太郎氏(1919-2014)が1937年に自宅で創設した鉄道模型の理想郷「シャングリ・ラ鉄道」に由来しており、「鉄道は世界をつなぐ 」の理念の下、国内外の車両の鉄道模型が縦横無尽に走行する。「サンライズ・エクスプレス」のHOゲージ編成が走行中だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​3200​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.シャングリ・ラ鉄道 メンテナンス
シャングリ・ラ鉄道のレイアウトは広大であるが、ジオラマにはなっていない。その敷き詰められた線路のわきで走行する列車のメンテナンスをされているご高齢の方がおられた。鉄道模型がお好きな方なのだろうなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1000秒 15mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.シャングリ・ラ鉄道の車両
シャングリ・ラ鉄道では560輌(うち外国型160輌)のHOゲージ車両模型が投入されている。実際に260輌もの車輌を同時に走らせることがあるようだが、鉄道模型ファンにとってはワクワクすることだと思う。手前にあるのはS-BAHNの車両。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 400秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.横浜および横浜近郊の鉄道会社
シャングリ・ラ鉄道のわきの壁面にはJR東日本や大手私鉄の京浜急行をはじめ、湘南モノレールなどの横浜および横浜近郊の鉄道会社のブースが設けられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​3200​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.鉄道ワンダー・ランド
シャングリ・ラ鉄道の広大なレイアウトの向こうにあるのはZONE-4の鉄道ワンダー・ランドだ。子供たちが楽しめるようになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 320秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.きかんしゃトーマス
きかんしゃトーマスは1984年からイギリスで放送が始まった1番ゲージの鉄道模型を使用して撮影される人形劇、現在はコンピュータを使用して制作されるCGアニメーションとして放送されている幼児向けテレビ番組である。日本ではフジテレビで1990年から2007年まで放映された。​​​​​​​​​ここにはトーマスを中心にジェームスとステップニーの3台の機関車があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​2500​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.最後に見たZONE-1の1000両の鉄道模型
さて、ZONE-2からZONE-4まで見終わって、いったん最初の「世界の鉄道プロローグ」まで戻ってきた。最後にZONE-1の「世界の鉄道模型コレクション」を見ることにする。会場の左サイドにまっすぐに陳列ケースが連なる。一つ一つの車両の説明はない。イギリスから始まって中国まで約1000両のHOゲージの鉄道模型が並べられていた。これはイタリアのケース。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1000秒 11mm ISO​400​​​​​​​) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.イタリアの鉄道模型
これはディーゼル機関車だろうか。とてもユニークな形をしている。D341形か。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​500​​​​​​​) 露出補正 なし
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24.アメリカの蒸気機関車
この模型はニューヨーク・セントラル鉄道の5405蒸気機関車。日本のC62と同じ形式のハドソン型蒸気機関車である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​800​​​​​​​) 露出補正 なし
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25.中国の電気機関車
「世界の鉄道模型コレクション」の最後の1台がこの模型だった。中国の鉄道模型はこの1台しかなかった。形式番号6Y209が読み取れる。Wikipediaによれば、この6Y2型はフランスのアルストムが製造した、中国の輸入電機で初の大型電気機関車である。1961年、中国で初の電化路線の宝鶏 - 鳳州間が完成、導入予定の中国初の国産電気機関車6Y1型が性能不足の為、1960年にフランスのアルストムから総計25両の本形式を輸入したとある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​400​​​​​​​) 露出補正 なし
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