検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“シラン”タグの付いているブログ記事

2020年5月13日

帷子川散歩 道端の小さな花 5月2日

カメラをぶら下げて帷子川に沿って歩く。この季節は足元で小さな花が沢山咲く。いわゆる雑草だがよく見るとそれぞれ可愛い。
 撮ったのは良いが、それらの花の名が判らない。手元にある「美しい小さな雑草の花 図鑑」(写真:大作晃一、文:多田多恵子 山と渓谷社)やインターネットにたくさんある花のページを検索して調べるが、同定が難しい。花の大きさ、色、花期、葉や茎の形などを見比べながら見極めていくが、自信はない。見当をつけたら wikipedia などで確認を試みた。
 色々調べてみて、外来種が多いことを改めて知った。帷子川沿いに散策していたが、途中から集合住宅の中庭に入ったので、雑草だけではなく、園芸種が多くなった。

1.フラサバソウ
オオバコ科の植物。オオイヌノフグリとよく似ているが、オオイヌノフグリより花が小さく、また発芽時期が遅いようだ。別名をツタバイヌノフグリといい、ヨーロッパ、アフリカ原産の帰化植物だそうだ。和名は、フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせたものだそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_001.jpg
2.アメリカフウロ 亜米利加風露
北アメリカ産の帰化植物だが、今では道端でよく見かける雑草だそうだ。手を広げたような葉っぱで見分けがつく。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1600 ) 露出補正 なし
200502_002.jpg
3.ノゲシ 野芥子
ブタナとか、コウゾリナといった同じようなケシ科の黄色い花が多い。注意して見ないとみんな同じに見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 38mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_003.jpg
4.キバナアマ 黄花亜麻
古代より油の原料や亜麻布(リネン)として利用されているアマの花に似ていて、黄色であることで付いた名前だが、これはアマ科キバナアマ属の常緑低木で、主に観賞用である。キバナノアマナ(ユリ科)というのもある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_004.jpg
5.ユウゲショウ 夕化粧
和名の由来は、午後遅くに開花して、艶っぽい花色を持つことからとされるが、実際には昼間でも開花する。このショットは11時10分に撮影した。アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で、原産地は南米から北米南部。現在は帰化植物として世界の温暖な地域に広く分布し、日本では、明治時代に観賞用として移入されたものが日本全国に野生化していて、道端や空き地でもよく見かける花になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_005.jpg
6.ムラサキゴテン 紫御殿
同定するのにちょっと手間取ったが、葉っぱからたどり着いた。ツユクサ科の園芸品種で、別名パープルハート、セトクレアセアという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_006.jpg
7.モクシュンギク 木春菊
英語でマーガレットという観賞用のキク科の植物である。マーガレットはなじみのある名だが、どんな花か知らなかった。カナリア諸島が原産地で、17世紀末に欧州に渡る。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになった。カンシロギク(寒白菊 ノースポール)というよく似た花がある。これもどちらだろうか見分けが付かない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 27mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_007.jpg
8.トキワツユクサ 常磐露草
南アメリカ原産で、日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化していて、外来生物法により要注意外来生物に指定されているそうだ。ツユクサ科。白い花を撮るのは露出が難しい。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_008.jpg
9.ムラサキツユクサ 紫露草
北アメリカ原産のムラサキツユクサとオオムラサキツユクサの交配種が多いそうだ。写真の花は花びらが反り返っているように見えるので、同定が難しい。20種近くの品種があるらしい。ツユクサ科の園芸品種である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO800 ) 露出補正 なし
200502_009.jpg
10.シラン 紫蘭
ラン科植物には珍しく、日向の畑土でも栽培可能なので、観賞用として庭に植えられる。舞岡公園などで見るシランの花はもっと大きいので、別種かと思って撮ったのだが。日本、台湾、中国原産。野生のものは準絶滅危惧種だそうだ。しかし園芸品種として広く普及しており、種子が飛散して栽培逸出することもあるため、野生状態のものも本来の自生個体かどうか判別は難しいそうだ。  

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO320 ) 露出補正 なし
200502_010.jpg
11.サルビアの仲間 来路花
サルビアというと赤い花を連想するが、これはサルビアのブルーセージという品種に似ている。サルビアはシソ科である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_011.jpg
12.コメツブツメグサ 米粒詰草
小さな黄色い花が地面に敷き詰めたられたように咲いていた。マメ科の植物。ヨーロッパ - 西アジア原産で、日本では1930年代に確認された帰化植物。コゴメツメクサ(小米詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)ともいう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
200502_012.jpg
13.ラベンダー(マース)
これも検索するのが難しかった花だ。葉っぱから検索して、まあ、これだろうと行き当たった。シソ科ラベンダーのストエカス系の亜種同士で交配されたマールという栽培種のようである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 168mm ISO160 ) 露出補正 なし
200502_013.jpg
14.チェリーセージ
シソ科のサルビアの仲間だ。アメリカ南部・メキシコに分布する低木性のサルビアで、チェリーセージにもいろいろ品種があるらしい。園芸品種だが、帷子川沿いに建つ集合住宅の中庭も歩いたのでこの花を見ることが出来た。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 172mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_014.jpg
15.ミヤマオダマキ 深山苧環
キンポウゲ科オダマキ属の多年草で、もともとは北海道~中部地方以北、南千島から朝鮮北部、樺太に分布する高山植物だそうだ。園芸品種として改良されたものが山野草として栽培されている。高山性のものとしては栽培しやすいらしい。 

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 183mm ISO160 ) 露出補正 なし
200502_015.jpg
16.フリージアの仲間
アヤメ科フリージア属。半耐寒性球根植物の種の一つ で、花の色から「浅黄水仙(アサギスイセン)」、甘い香りから「香雪蘭(コウセツラン)」、その他「コアヤメズイセン」などと呼ばれているという。南アフリカのケープ地方に10種余りが分布しているが、オランダでの品種改良により現在では150以上の園芸品種が存在するそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 175mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_016.jpg
17.カタバミ 酢漿草、片喰、傍食
日本では、地方地方でいろいろな呼び方があり「日本方言大辞典」には180種以上が記録されているそうだ。カタバミ科カタバミ属の多年草。この日はこのカタバミを食草にしているヤマトシジミの写真を撮ろうと思っていたが、全く飛んでいなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_017.jpg
18.ニワゼキショウ 庭石菖
アヤメ科ニワゼキショウ属の一年草。普通みられるものは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種だそうだ。しかし、明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものであると言われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 121mm ISO250 ) 露出補正 -1.0段
200502_018.jpg
19.イモカタバミ 芋片喰
フシネハナカタバミ(節根花片喰)が基本種で、イモカタバミは独立種として扱われていたが、後にフシネハナカタバミの亜種とされた。カタバミ科カタバミ属の植物。現在は、フシネハナカタバミとイモカタバミは園芸上、まとめてイモカタバミと呼ばれている。黄色いカタバミにピントが合っているが、ピンクの花がイモカタバミで、道端に雑草のように生えている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 155mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_019.jpg
20.コバノランタナ
ランタナはクマツヅラ科の常緑小低木で中南米が原産で、観賞用に栽培される。和名はシチヘンゲ(七変化)という。コバナランタナは小型で地面を這い赤、紫などの花をつける。学名はランタナが Lantana camara でコバナランタナは Lantana montevidensis である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_020.jpg
21.ローズマリー
和名はマンネンロウ(迷迭香)というがローズマリーの方が通りが良い。地中海沿岸地方原産で、シソ科に属する常緑性低木。wikipediaによれば、生葉もしくは乾燥葉が香辛料、薬(ハーブ)として用いられ、花も可食。水蒸気蒸留法で抽出した精油も、薬として利用される。 野生のローズマリーには純正種は少なく、ほとんどは変種だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
200502_021.jpg


2017年6月11日

チョウが少ない舞岡公園  5月19日

この日は暑くなりそうだった。そろそろアカシジミも発生しているかもしれないと思い、舞岡公園に出かけた。ところがアカシジミは愚か、チョウが少なかった。春型の白いアカボシゴマダラを見かけたが撮影には至らなかった。
 チョウが現れないので、花の写真を撮りながら、公園を歩いた。この時期は、低い木にも、高い木にも白い花が咲いている。もう少しすると、イチモンジチョウやキタテハの夏型などが白い花に来るのだが、今はその姿はない。

1.ハコネウツギ 箱根空木
白い花と赤い花をつけている。白い花が次第に赤に変化していく。箱根の名前がついているが、箱根に自生しているいるのは少ないそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​5.6​​​ 1/​400秒 98mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
2.トベラ 扉​​
集散花序を出し、直径2cmほどの、花びらが反り返っているような白い花を多数つける。その中のひとつが黄色味を帯びていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6​​​ 1/​250秒 145mm ISO​​450​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
3.ユスラウメ? 梅桃、山桜桃梅
ネットでいろいろ調べてみたが、よく判らなかった。ユスラウメの花によく似ているが、ユスラウメの花期は3月~4月と記されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6​​​ 1/​250秒 165mm ISO​​500​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
4.カエデの花
竹トンボのような形をした紅い花が咲いていた。カエデもいろいろ種類があるが、特定できない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6.3​​​ 1/​250秒 230mm ISO​400​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
5.タニウツギ  谷空木
​​ 紅色の花がたくさんついていた。良く目立つ。この花にはチョウも良く来るようだが、この日はジャコウアゲハの♂が、花の周りを旋回していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​5.6​​​ 1/​640秒 40mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
6.アカツメクサ 赤詰草 
ムラサキツメクサともいう。また、赤クローバーとも呼ばれる。和名のツメクサの由来は、江戸時代に、オランダからガラス器を船で日本に運ぶときに、割れないように緩衝材としてガラス器の間につめた「詰め草」から来ているそうだ。シロツメクサとの一番大きな違いは、シロツメクサが花のかたまりの下に長い柄があるのに対し、アカツメクサは花のかたまりのすぐ下に葉がある。P610で谷戸の環境を入れて撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/1250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
7.ハクサンボク 白山木
白い塊の花のように見えるが、近づいてみると可愛らしい5弁花の集まりだ。山口県および九州、伊豆、小笠原を原産とする常緑低木だが、石川県の白山が原産地と誤認されてハクサンボクと命名されたという。チョウが来ているのは見たことがない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6​​​ 1/​400秒 105mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
8.ニワゼキショウ 庭石菖
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間だという。花の形はともかく、葉の形がアヤメに似る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影  (​ ​f​6.3 1/​320秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
9.エゴノキ -1​​
私はエゴノキとウツギの区別がつかなかった。花の形が良く似ている。しかし、花の付き方が違う。エゴノキは花柄が長く、花がこぼれるように咲く。一方、ウツギの花の花柄は短く、枝に付くように咲く。やっと、区別できるようになった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/200秒 98mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
10.エゴノキ -2
和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来するというが、漢字でどう書くのだろうか?花は下を向いて咲くので、下からあおるようにして撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.8 1/1600秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
11.ナガミヒナゲシ 長実雛芥子、長実雛罌粟
帰化植物だそうだ。輸入穀物などに紛れて渡来したと推測され、1961年に東京都世田谷区で初めて確認されたという。以後、群馬県、福岡県などにも分布が広がり、2007年には青森県、沖縄県を除く日本全国で繁殖が確認されている。旺盛な繁殖力と、他の植物の成長を阻害することで在来種を駆逐、生態系を壊している危険外来種とされる。写真で花の周囲に見えるのは花が散った後の果実(ケシ坊主)であり、この中に種子(ケシ粒)が入っている。ひとつのケシ坊主から1000~2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的な繁殖力を示す場合があり、周囲の他の草花を駆逐してしまう可能性がある。駆除するのなら、花の咲く前に行うべきであるとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
12.キツネアザミ 狐薊 -1
休耕地に群落ができていた。アザミのようだが実はアザミではない。 和名は、花がアザミに似ているが、アザミではない ことから付けられた。古代に農耕と共に日本にも渡来した史前帰化植物であると 考えられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.5 1/250秒 48mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
13.キツネアザミ 狐薊 -2
薄紫のアザミの花を小さくしたような花をつけている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6 1/​1000秒 82mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
14.キツネアザミ 狐薊 -3​​
アザミに似ていることは似ているが、アザミとは違うと分かる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3 1/​1000秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
15.ヘビイチゴ 蛇苺
Wikipediaによると、黄色い花が咲いたあとに花床が膨らんで光沢のない薄紅色の花床となる。果実の表面には多数の痩果が付き、赤色で球形、イチゴに多少似たものがなる。毒は含まれないので食用可能だが、あまり味が無いため食用(特に生食)には好まれない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/250秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
16.セイヨウサンザシ? 西洋山査子、西洋山樝子
ネットで調べてみたが、同定は難しい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3 1/​320秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
17.オオムギ 大麦​​
谷戸の麦畑でオオムギが黄金色に穂を付け始めていた。オオムギの収穫時期は5月末からだという。オオムギはイネ科の植物で、実のなる穂の形によって二条種と六条種とがあるそうだ。二条種と六条種では穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条オオムギは2列に、六条オオムギは6列についている。どうやら写真の大麦は6条種のように見えるが・・・。二条オオムギは主にビール生産用に栽培され、ヨーロッパで栽培されるオオムギの多くは二条種である。これは、二条種は種子の一粒一粒が大きく、しかも大きさがよく揃っているので、醸造の管理がしやすいからだそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6 1/1000秒 175mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
18.ノアザミ 野薊​​​​
アザミにはいろいろな種類があるが、ほとんどのアザミが夏から秋にかけて咲くのに対し、ノアザミは5月から咲くのでわかりやすい。夏のアザミには多くのチョウが吸蜜に来るが、ノアザミにはチョウがあまり来ないように思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​5.6 1/250秒 78mm ISO​280​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
19.シラン 紫蘭
古民家の裏庭で咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/320秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
20.シャクヤク 芍薬 
古民家の庭に咲いていた。シャクヤクは中国原産で、花は牡丹とそっくりという。牡丹は樹木で、芍薬は草に分けられる。牡丹が咲き終わるのを待つようにして咲くという。花の名の由来は、姿がしなやかで優しい様を意味する綽約(しゃくやく)に由来するそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。
21.ジャコウアゲハ♂
この日、舞岡公園ではチョウはほとんど飛んでいなかった。端境期なのだろうか?これはジャコウアゲハの♂。今年はジャコウアゲハを良く見る。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3 1/500秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
22.ダイミョウセセリ
​​ ここでもダイミョウセセリが発生していた。ダイミョウセセリは関東型と関西型があり、関ヶ原が個体差の分点とされ、近畿地方以西のものは後翅に白斑がある。ダイミョウセセリの白い紋が大名の着る裃(かみしも)の紋のように見えるところから、この名がつけられたと言われている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3 1/640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
23.モンシロチョウ
​​ モンシロチョウがアカツメクサで吸蜜していた。前翅外縁の淡黄色が初々しく見えた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3 1/800秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
​​
​​​​
​​

2014年5月31日

舞岡公園 蝶は端境期? 5月17日


  5月に入ってから舞岡公園へ行っていなかったので、様子を見に行きたくなった。しかし、行ってはみたものの、蝶の影は少ない。発生直後のような新鮮なサトキマダラヒカゲがいたが、コチャバネセリ、ヒメウラナミジャノメが目立つだけだ。ひょっとしたらもう出ているかもしれないと思ったアカシジミはもとより、アカボシゴマダラ、ツマグロヒョウモンもいない。黒いアゲハも時折、モンキアゲハが飛んで行くだけだ。
  以前にも時々、立ち話をしたことがある、公園で良くお見かけする方に、「チョうが少ないですね」と問うてみると「端境期でしょう。もうすぐ出てきますよ。」とのこと。出てきてくれることを期待する以外にない。
  (この日から2週間が経過しているが、5月29日現在、すでにアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ウラゴマダラシジミの平地産ゼフィルスが発生しているという情報を得ている。)

サトキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。 1.サトキマダラヒカゲ
いつものように歩きはじめると南門の手前で、サトキマダラヒカゲらしき蝶が何かを探すように飛んでいる。やがて木の根元近くに止まった。樹液が出ているのだ。新鮮なサトキマダラヒカゲだった。この状態ではピントが合わせにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/80秒 119.3mm ISO1600 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。 2.コチャバネセセリ
この日多く会えたのは、コチャバネセセリくらいだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメには失礼だが、いつもはあまり撮ろうとしない蝶だ。この日はほかに撮る蝶が少ない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO750 ) 露出補正 なし
ヒメウラナミジャノメ 裏面 4.ヒメウラナミジャノメ 裏面
いつもと違う雰囲気のヒメウラナミジャノメが撮れた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ 翅表;クリックすると大きな写真になります。 5.コチャバネセセリ 翅表
レンズの先が近づいても夢中で吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
絵をかく人;クリックすると大きな写真になります。 6.絵をかく人
この日は古民家の周囲で絵を描いている方が多かった。絵画教室の方たちなのだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 29.2mm ISO160 ) 露出補正 なし
シラン;クリックすると大きな写真になります。 7.シラン
古民家の庭に咲いていた。世話をされていた女性に「なんという名の花ですか」と尋ねたところ、「シラン」と言われた。それがこの花の名とも知らず、思わず聞き返してしまった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ♀;クリックすると大きな写真になります。 8.コチャバネセセリ♀
新鮮な個体だった。腹が太く、翅の幅が比較的広いので♀だと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
シャクヤク;クリックすると大きな写真になります。 9.シャクヤク
シャクヤクにもいろいろな花があるようだ。シャクヤクはボタン科の多年草とのこと。立てば芍薬座れば牡丹と言われるが、牡丹が「花王」と呼ばれるのに対し、芍薬は花の宰相、「花相」と呼ばれる。ボタンが樹木であるのに対して、シャクヤクは草本である。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8.0 1/800秒 20.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ♀;クリックすると大きな写真になります。 10.ツバメシジミ♀
ツバメシジミは春先に目立つチョうだが、年に数回発生する。♂の翅表は、ブルーだが、♀は一般的に黒い。しかし、この♀のように青が入るものがある。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/350秒 85.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
広い野原のコチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。 11.広い野原のコチャバネセセリ
小さい蝶を短い焦点距離で撮るには、レンズの先10cm位に近寄らなければならない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/900秒 6.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
キリの花;クリックすると大きな写真になります。 12.キリの花
古民家の近くの休み処の近くに大きな桐の木がある。キリはこんな花を咲かせる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/800秒 55.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
コチャバネセリ 開翅;クリックすると大きな写真になります。 13.コチャバネセリ 開翅
この位置から開翅吸蜜中のコチャバネセセリを見ると、前翅と後翅がX字に開かれていて、まるでジェット機のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/480秒 9.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
池畔のコチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。 14.池畔のコチャバネセセリ
この日はコチャバネセリを撮りに来たようなものだ。ほかに撮る蝶が少なかったので、この蝶のいろいろなシーンを撮ることができた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし