検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“中欧旅行”タグの付いているブログ記事

2009年12月21日

中欧旅行 その12(最終) ウィーン

 ツアー7日目、実質的な最後の日となった。朝8時にブダペストのホテルを出発し、約240km離れているオーストリアの首都、ウィーンに向かった。一昨年、ザルツブルグ、インスブルックを訪れたが、ウィーンは初めてである。
 ニューヨークに本拠を置くマーサー社というコンサルティング会社が世界の215都市を対象に、世界生活環境ランキング、つまり住みやすい街のランキングを付けたところ、ウィーンが第1位であったという。ちなみに東京は35位。
 私たちのツアーは、シェーンブルン宮殿とベルベデーレ宮殿の見学で、予定された時間はなくなり、ギフトショップに寄った後、ウィーン空港へ向かった。チューリッヒ、ソウル乗り継ぎで成田に降りたのは、翌日11月8日の夜、9時ごろだった。車を置かせてもらっていたホテルまで送迎バスで行き、法定速度厳守の安全運転で、横浜の自宅に無事帰りついた。
1.シュタットパーク
ウィーンには少し早目に到着した。まず、昼食の予定であったが、時間調整のため、シュタットパーク(市立公園)に寄った。1862年に造られたウィーン初の市立公園。金色に輝くヨハン・シュトラウス像が一番の見どころか。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
上:プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段
下:プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 135mm ISO400 ) 露出補正 0段
シュタットパーク:クリックすると大きな写真になります
2.街路
帝都防衛の最終ラインとして旧市街を囲んでいた城壁があったが、それが1857年に取り壊され、緑豊かで華やかな外周道路リングとして整備された。市立公園の前をリングが通る。馬車がよく似合う。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 27mm ISO400 ) 露出補正 0段
街路:クリックすると大きな写真になります
3.シェーンブルン宮殿
ハプスブルク家の栄華が結実、具現化した夢の宮殿。レオポルト一世がベルサイユ宮殿を凌ぐものを作れと、建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに下命した。しかし、そのプランは財政難や戦争で頓挫し、あとをついだマリア・テレジアがニコラウス・バッカシにロココ様式への変更を命じ、夏の離宮として1749年に完成した。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段
シェーンブルン宮殿:クリックすると大きな写真になります
4.シェーンブルン宮殿の庭
内部の見学を終え、建物の反対側に広がる庭を見た。広い。正面にあるのがネプチューンの泉、その奥の建物がグロリエッテ。グロリエッテは1757年にマリア・テレジアが対プロイセン戦争の戦勝記念と戦没者慰霊の意をこめて作らせたという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 46mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
シェーンブルン宮殿の庭
5.ベルベデーレ宮殿
オイゲン公の夏の離宮。オイゲン公はオーストリアの天敵であるフランス貴族の出身だが、ハプスブルク家に仕え、オスマン・トルコの欧州侵略によるウィーン包囲など国家存亡の危機に連戦連勝し、数々の武勲を建てたという。1716年に下宮、1723年に上宮が建立された。この写真は上宮で、現在は19・20世紀絵画館として利用され、クリムトなどの絵が展示され、有名なクリムトの「接吻」もあるが、中には入らなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段
ベルベデーレ宮殿:クリックすると大きな写真になります
6.ベルベデーレ宮殿の庭
上宮を背に庭園を眺める。その庭園の向こうには住居用として建てられた下宮が見える。庭園は下宮に向かって緩やかな傾斜があり、その向こうにはウィーンの町が見える。下宮はバロック絵画を集めた美術館となっている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 26mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ベルベデーレ宮殿の庭:クリックすると大きな写真になります
7.シュテファン寺院を望む
立ち寄ったギフトショップの前のから、シュテファン寺院が見えた。有名なモザイク屋根も見える。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 90mm ISO400 ) 露出補正 0段
シュテファン寺院を望む:クリックすると大きな写真になります
8.オペラ座
1869年に宮廷歌劇場として開場した。こけら落しはモーツァルトの「ドン・ジョバンニ」だったという。パリ、ミラノと3大オペラ座と称される。第二次世界大戦で焼失したが1955年に再建された。ここでは毎晩違うオペラが観られる。夏休みを除き、年間300日は40余りのオペラが日替わりで上演される。このため150人の劇場員が3交替で朝の7時から夜11時まで働いているとのこと。2002年9月から小澤征爾さんが音楽監督を務めている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 26mm ISO400 ) 露出補正 0段
オペラ座:クリックすると大きな写真になります
9.オペラ座の前
オペラ座もリングに面していて、前には路面電車の停留所がある。この電車は低床の最新型であろう。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 80mm ISO400 ) 露出補正 0段
オペラ座の前:クリックすると大きな写真になります
10.おまけ
19:25 ウィーン空港を飛び立ち、チューリッヒで乗り継いで、翌11月8日の17:25 に、韓国のインチョン空港に着く。往きと同じように、ここはトランジット客をももてなしてくれる。 これで、今回の旅も終りになるが、振り返ってみるとほんとに忙しい旅行だった。特に、プラハ、ブダペストは再度ゆっくりと訪れたいと思う。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 70mm ISO2800 ) 露出補正 0段
インチョン空港にて:クリックすると大きな写真になります

2009年12月18日

中欧旅行 その11 ブダペスト(2)

 ブダペストの午後は自由行動であったが、中央市場を見て、ヴァーツィ通りを歩き、カフェ・ジェルボーで一休みし、くさり橋を渡って、対岸を国会議事堂の正面まで行き、くさり橋の夕景を撮って、ドナウ川ディナークルーズの集合場所へ行った。歩き回ったので少々疲れてしまった。
 ディナークルーズは、食事はそこそこにして、デッキにに出て、夜景を撮った。明るめのレンズと、高感度と、手ぶれ防止機能に助けられた。
15.ヴァーツィ通り
ゲッレールト温泉ホテルの外観を見て、再び自由橋を戻って、中央市場の前から、ブダペスト旧市街の目抜き通りであるヴァーツィ通りを歩いた。観光客が多く、レストラン、ブティック、土産物屋などが並ぶ。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 55mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
ヴァーツィ通り:クリックすると大きな写真になります
16.ヘレンド
ジョルナイ、ホロハーザとともに、ハンガリーの3大磁器に数えられる名品で、その名は日本でも知れ渡っている。1826年創業でハンガリー王室御用達となった直営店もあるが、ここはヴァーツィ通りのショップ。蝶の柄の磁器が私の目を引いた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 75mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヘレンド:クリックすると大きな写真になります
17.カフェ・ジェルボー
中央市場からヴァーツィ通りを歩いてきたが、ヴルシュマルティ広場に抜けたところにあるカフェ・ジェルボーは、1858年創業の老舗カフェ。自由時間の休憩はここでしようと決めていた。ちょっと気取ってアイリッシュコーヒーを注文した。最近、東京の国道246号沿いの青山学院のあたりに店を開いたとのこと。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 36mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
カフェ・ジェルボー:クリックすると大きな写真になります
18.イシュトヴァーン大聖堂
キリスト教を国教に定め、後に聖人とされたハンガリー初代国王イシュトヴァーンを祭る大聖堂。1851年に建設が始まり完成まで50年を要したという。午後3時45分、だいぶ暗くなってきた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO500 ) 露出補正 +0.3段
イシュトヴァーン大聖堂:クリックすると大きな写真になります
19.くさり橋を渡る
だんだんと暮れていく中、くさり橋をドナウ川対岸のブタ側に渡った。真中に灯りが見えるのは、王宮の丘を抜けるトンネルで、左側には王宮の丘へのケーブルカーの灯りが見える。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 52mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
くさり橋を渡る:クリックすると大きな写真になります
20.国会議事堂 -1
17年の歳月をかけて1902年に完成したという。ハンガリーの歩みを象徴すべく、クラシック、ゴシック、バロック、ルネッサンスなど多彩な様式が組み込まれたという。対岸から夕暮れ時に撮りたいと思い、その正面までドナウ川の川岸を歩いて行った。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 38mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
国会議事堂 -1:クリックすると大きな写真になります
21.国会議事堂 -2
時刻は午後4時半過ぎ、前の写真から15分たった。中央の丸屋根がライトアップされた。空はかすかに明るさが残る。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 75mm ISO2500 ) 露出補正 0段
国会議事堂 -2:クリックすると大きな写真になります
22.ライトアップされたくさり橋
撮りたかった夕闇のくさり橋だ。平凡な写真になってしまったが、三脚なしで撮るのに、F2.8と高感度の世話になった。ブタ側から撮った。時間は4時40分。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO2000 ) 露出補正 0段
ライトアップされたくさり橋:クリックすると大きな写真になります
23.くさり橋のライオン
くさり橋橋塔の各川岸側にはそれぞれ一対のライオン像がある。このライオン像には舌がない。造るときに職人が造り忘れたとか。まだ、空に明るさがほんの少し残り、橋はライトアップされて美しい。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 46mm ISO2500 ) 露出補正 +1.0段
くさり橋のライオン:クリックすると大きな写真になります
24.ライトアップされた王宮
再びくさり橋を渡りペスト側に戻った。振り返って王宮の丘を見るとライトアップされて美しかった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ライトアップされた王宮:クリックすると大きな写真になります
25.ドナウ川ディナークルーズ
ディナークルーズの船に乗るため、6時30分にくさり橋の近くで集合になったが、それまでの時間は少々苦痛だった。午後はあちこち歩いたので疲れていた。仕方なく、近くのホテルに入り、ロビーで待機した。そして、ディナークルーズは夜の7時に出航になった。すっかり暗くなった。まずは、デッキに出て、くさり橋と王宮を撮った。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ドナウ川ディナークルーズ:クリックすると大きな写真になります
26.再び国会議事堂
船は上流に向かって進み、国会議事堂のすぐ脇を進んで、マルギット島を回ってくる。これは横から眺めた国会議事堂である。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 55mm ISO3200 ) 露出補正 +0.7段
再び国会議事堂:クリックすると大きな写真になります
27.ゲッレールトの丘を望む
ちょっと自分の席に戻って食事をした。ブッフェ形式のディナーだったが、食べるよりも外の写真を撮るのに夢中になってしまう。これはくさり橋の上流から下流を眺めたところである。ゲッレールトの丘の、自由の女神が見える。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ゲッレールトの丘を望む:クリックすると大きな写真になります
28.自由橋とゲッレールト温泉ホテル
コースの最下流にきた。昼に渡った緑色の自由橋とゲッレールト温泉ホテル。この自由橋をくぐったところで、再び反転し、乗船したところに戻る。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 +0.7段
自由橋とゲッレールト温泉ホテル:クリックすると大きな写真になります
29.ディナークルーズ船内
時間は8時30分、1時間半のクルージングは終わろうとしている。船内は食事の食器類もきれいにかたずけられて、客は談笑している。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/30秒 36mm ISO3200 ) 露出補正 +0.7段
ディナークルーズ船内:クリックすると大きな写真になります


2009年12月14日

中欧旅行 その10 ブダペスト(1)

 11月6日(金)、ツアーも6日目になった。この日は、私がプラハとともに楽しみにしていたハンガリーのブダペスト観光である。
 朝8時、ブタペストのペスト地区の自由橋の近くにある中央市場とほど近いホテル「メルキュール ブダペスト コロナ」を朝8時半に出発し、王宮の北側から王宮に入った。
 午前中、王宮の丘を観光したのち昼食、その後自由時間となった。自由時間はまず、自由橋を渡って、ゲッレールト温泉ホテルの外観を見た。戻って自由市場の中に入ってその活気を感じた後、ヴァーツィ通りを歩いた。
 夕暮れの写真が撮りたかったのでくさり橋を渡って、ブタ側へ行く。国会議事堂の対岸正面まで歩くと疲れてしまったが、その戻り道で夕暮れのくさり橋を何枚か撮ることができた。
 
1.前夜のレストランにて
  前の晩、ブラチスラバから、ブダペストに入ったが、ホテルに入る前に町のレストランで夕食となった。ツインバロム(打弦楽器)というハンガリー楽器で、日本の曲などを演奏して歓迎してくれた。写真を撮らせてもらったら、チップのお皿に気がついたので、少々置いた。

  Canon IXY900IS
  プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
前夜のレストランにて:クリックすると大きな写真になります
2.ブダペストの朝
朝7時45分、食事を終え出発前にホテルの外に出てみた。ここでも朝の通勤でトラムの乗降客は多い。今日も、夜のドナウ川クルーズに備え、ズーム全域F2.8のタムロンを付けた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 68mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
ブダペストの朝:クリックすると大きな写真になります
3.ブダペスト王宮
ブダペストはドナウ川を挟んで、西側をブダといい、東側をペストという。ホテルはペスト側にあった。朝8時にホテルの前からバスに乗り、北のほうへ行き、マルギット橋を渡って、ブタ側の王宮の下でバスを降りた。王宮は13世紀の半ばにハンガリー王のペーラ四世がここに住居を築いたのが始まりという。その後歴代の王が増改築を繰り返している。1686年にはオスマン・トルコ軍との戦いで破壊されたとのこと。その後、ブダペシストを支配したハプスブルグ家が再建した。その後も焼失、破壊に遭い、再建、修復され現在の建物は1950年代のものという。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ブダペスト王宮:クリックすると大きな写真になります
4.王宮の戦禍
弾丸による傷痕である。これは、第二次世界大戦、ハンガリー動乱のときのものだそうだ。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 38mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
王宮の戦禍:クリックすると大きな写真になります
5.王宮の丘から眺めるくさり橋
これがブダペスト最大の観光スポット、くさり橋だ。セーチェニという人が私財を投じて1849年に完成した。第二次世界大戦で破壊され、現在の橋は1949年に再建されたものという。夜のライトアップが楽しみである。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 75mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
王宮の丘から眺めるくさり橋:クリックすると大きな写真になります
6.残骸
いつの時代のものかはわからない。城壁のなかにがれきの跡が残っていた。何か貴重なもののように思える。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 52mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
残骸:クリックすると大きな写真になります
7.マーチャーシュ教会
前出のペーラ四世によって13世紀に創立されたのが始まり。その後、何度も破壊、修復が繰り返され、19世紀の後半に今のネオゴシック様式になり、現在の建物は1970年代に修復されたもの。ジョルナイという会社のタイル屋根が美しい。午後に行った中央市場もそうだ。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 42mm ISO400 ) 露出補正 0段
マーチャーシュ教会:クリックすると大きな写真になります
8.マーチャーシュ教会 主祭壇
700Ft(フォリント)、約350円ほどの入場料を払って中に入った。ステンドグラスのテーマはハンガリーの聖人や12使徒とのこと。フランツ・ヨーゼフ一世の戴冠式の際、この祭壇でリスト・フェレンツの「ハンガリー戴冠ミサ曲」が初演されたという。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 40mm ISO3200 ) 露出補正 +0.7段
マーチャーシュ教会 主祭壇:クリックすると大きな写真になります
9.漁夫の砦
なぜ漁夫の砦と言われるのか?かって城壁を守ったのが漁師だったことに由来するという。1899年から6年の歳月をかけて築かれた砦とのこと。ドナウ川と反対側のペスト地区を眺める好ポイント。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 44mm ISO400 ) 露出補正 0段
漁夫の砦:クリックすると大きな写真になります
10.漁夫の砦から見る国会議事堂
その漁夫の砦から、くさり橋より少し北側、上流にある国会議事堂が眺められた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 46mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
漁夫の砦から見る国会議事堂:クリックすると大きな写真になります
11.ゲッレールトの丘
王宮の丘の南東に連なる標高235mの丘。ドナウ川、王宮の丘、ペスト地区の眺めが良い眺望スポットで、ここからの眺めは世界遺産となっている。天気が悪く、はっきり見えないがくさり橋や国会議事堂が見える。もっとも、まったく何も見えない時もあるというから、あまり文句は言えまい。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
ゲッレールトの丘:クリックすると大きな写真になります
12.中央市場
午前中の王宮の丘の観光が終わり、昼食のあと、自由時間になった。今夜はドナウ川のディナークルーズがあり、その集合時間の夕方6時まで、家内と二人で歩きまわることになった。まずは、是非行ってみたかった、中央市場へ行った。外観はジョルナイ社の屋根が美しい。中央市場は中心地の南側にあり、緑色の自由橋の傍にある。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/125秒 4.6mm ISOオート )
中央市場:クリックすると大きな写真になります
13.中央市場内部
ご覧のとおり、中央市場の中は、左右に100m以上はあると思われる通路があり、その両側にソーセージやハムを売る店、野菜、果物を売る店や香辛料を売る店が軒を連ねる。たとえば香辛料を売る店だけで何店舗もあるが、それらはかたまって軒を連ねている。ハンガリーのフォアグラは有名でペーストなどの缶詰はおみやげに適当である。2階には衣料品などを売る店がある。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO3200 ) 露出補正 +1.0段
中央市場内部:クリックすると大きな写真になります
14.ゲッレールト温泉ホテル
ハンガリーは世界でも有数の温泉大国。ブダペストにも80以上の源泉があるという。このホテルはアールヌーボー様式の美しい建物で知られている。屋内と屋外に温泉プールがあり、屋内には温泉浴槽もあるようだ。時間があったので、中に入ってみればよかったと後悔している。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 32mm ISO400 ) 露出補正 +0.3段
ゲッレールト温泉ホテル:クリックすると大きな写真になります


2009年12月11日

中欧旅行 その9 プラスチラバ

 11月5日、この旅行の5日目は朝8時にプラハのホテルを出発し、このツアーの3っ目の国であるスロバキアに向かった。スロバキアは1993年にチェコと分かれている。
 この日はバスの最前列の席に陣取った。フロントガラス越しに写真を撮るチャンスだったが、肝心のフロントガラスが汚れていて、ワイパーの跡がくっきり現れている。望遠側で撮るしかない。
 午後1時頃、スロバキアの首都、人口43万人のブラチスラバに到着した。昼食後観光する。約1時間半、ブラチスラバの観光をしたのち、再びバスに乗り、195km、約3時間をかけて、ハンガリーのブダペシュトに到着し、夕食を済ませてホテルに入る。
 
1.雪
プラハからブラチスラバへ向かう途中、ブルノというチェコ第二の都市の手前でハイウェイは少し標高の高いところを通るが、なんと、雪が降ってきた。プラハを出るときは朝からの雨がやみ、晴れ間が出ていたのに、また、天気が悪くなった。車内では、松井秀喜がワールドシリーズで大活躍しMVPになったとのニュースが流れた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 0段
雪:クリックすると大きな写真になります
2.ベンチュラスカ通り
ブラチスラバに到着し、目抜き通りであるベンチュラスカ通りを歩いた。通りの先にはミハエル門が見える。ミハエル門は14世紀に創建され、ブラチスラバに唯一現在まで残っている門。ゴシック様式の塔は中世の武器博物館になっており、当時要塞として使用されていた建物として公開されている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 42mm ISO400 ) 露出補正 0段
ベンチュラスカ通り:クリックすると大きな写真になります
3.城への道しるべ
ベンチュラスカ通りの石畳には城の方位を示す印が埋め込まれている。これを目印に進めばブラチスラバ城にたどりつくという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段
城への道しるべ:クリックすると大きな写真になります
4.案内版
ブラチスラバも最近は、観光客が多いと聞く。こちらへ来てあまり英語を目にしなかったが、この案内板は英語が併記されている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 46mm ISO400 ) 露出補正 0段
案内版:クリックすると大きな写真になります
5.教会
ブラチスラバにはシンボルである聖マルティン教会というのがある。記憶が薄れてしまっているが、この教会はそうではなかった。カトリックの小さな教会であった。通りに面した格子窓からレンズを入れて撮った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/100秒 75mm ISO3200 ) 露出補正 0段
教会:クリックすると大きな写真になります
6.新しいトラム
ヨーロッパの町にはトラムがよく似合うと思う。この電車は新しい連接車だ。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 32mm ISO400 ) 露出補正 0段
新しいトラム」クリックすると大きな写真になります
7.日本大使館
フラヴァネー広場(中央広場)には日本大使館があった。異国で日の丸を見ると何か面映ゆい感じがする。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 105mm ISO560 ) 露出補正 +0.7段
日本大使館:クリックすると大きな写真になります
8.滑稽なブロンズ像
この町には趣向を凝らしたブロンズ像があちこちにある。これはマンホールから身を乗り出しているブロンズ像だが、ほかにもパパラッチをモチーフにした彫像などがある。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段
滑稽なブロンズ像:クリックすると大きな写真になります
9.スロベニア国民劇場
フビエズドスラボボ広場に面して国民劇場がある。観光用の自動車が可愛らしい。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 24mm ISO400 ) 露出補正 0段
スロベニア国民劇場:クリックすると大きな写真になります
10.町並み
旧市街の広場に面した町並みが美しい。ゴミひとつ落ちていない。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 90mm ISO400 ) 露出補正 0段
町並み:クリックすると大きな写真になります
11.プラチスラバ城
旧市街観光後、マルティン教会の前からバスでブラチスラバ城の西側に移動。徒歩で坂道をのぼり城に向う。碁盤を逆さまにしたような形の城と言われる。碁盤の足が空に突き出ている。もともとはローマ帝国の砦が築かれたところに、帝国が滅びた後もハンガリー王により防備が強化された。何度かの改築後、マリア・テレジアの時代に住居のための王宮として改築された。1811年に火災で焼け落ちたが、1954年から再建が始められ、マリア・テレジア時代の姿が再現された。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 18mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
プラチスラバ城:クリックすると大きな写真になります
12.プラチスラバ城からドナウ川を眺める
城壁の向こうはドナウ川が流れ、その向こうは新市街になる。社会主義国家時代の集合住宅が多くみられる。ブラチスラバはドナウ川中流に位置している。上流はウィーン(オーストリア)、下流はブダペスト(ハンガリー)と、水運交通の一大要所にあり、古くから反映してきた町のようだ。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/250秒 32mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラチスラバ城からドナウ川を眺める:クリックすると大きな写真になります
13.国境
観光を終えた私たちを乗せたバスは一路、ハンガリーの首都、ブダペシュトへ向かった。途中、国境があったが、この物々しい装いは何の機能も果たしていなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 112mm ISO400 ) 露出補正 0段
国境:クリックすると大きな写真になります

2009年12月 8日

中欧旅行 その8 チェスキー・クルムロフ

 結局、プラハ城とプラハ旧市街の観光は雨の降る半日で終えてしまったが、もっとゆっくりと見たい街でもあった。
 この日の昼食後は、バスで世界遺産の町、チェスキー・クルムコフに向かった。プラハから南へ180km弱で、片道3時間かかる。これを往復して今夜もプラハに泊まる。
 チェスキー・クルムロフの町はS字に流れるモルダウ川にそって広がる全長1km程の小さな町だ。その町並みが美しく1992年に世界文化遺産に登録された。
1.チェスキー・クルムロフの町並み
チェスキー・クルムロフには午後3時半ごろ到着した。まずは駐車場のある北側からチェスキー・クルムロフ城に入る。城からモルダウ川の向こうに広がる町を撮った。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
チェスキー・クルムロフの町並み:クリックすると大きな写真になります
2.チェスキー・クルムロフ城中庭
チェコでは、プラハ城に次ぐ規模を持つ城とのこと。13世紀に創建され、その後、城主が変わるたびに手を加えられ、現在はそれぞれの建築様式が混ざり合った複合建築になっている。壁は「だまし絵」で彩られている。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
チェスキー・クルムロフ城中庭:クリックすると大きな写真になります
3.城の塔
城のシンボルとされる塔。アーケードと呼ばれる回廊部分まで登れ、そこからの眺めは素晴らしいと言われるが、その時間はなかった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
城の塔:クリックすると大きな写真になります
4.メインストリート
時間は午後4時5分過ぎ。町の北川を流れるモルダウ川に架かるラドチニー橋を渡って、土産物屋が軒を連ねるにぎやかな通りに出た。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 32mm ISO400 ) 露出補正 0段
メインストリート:クリックすると大きな写真になります
5.仰ぎ見るチェスキー・クルムロフ城
渡り終えたラドチニー橋のたもとからは城を見上げることができる。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
仰ぎ見るチェスキー・クルムロフ城:クリックすると大きな写真になります
6.町から仰ぐ城の塔
橋を渡って旧市街の町に中に入り、振り返ると城の塔が眺められた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
町から仰ぐ城の塔:クリックすると大きな写真になります
7.スヴォルノスチ広場 -1
さらに進むとスヴォルノスチ広場(統一の広場)に出た。広場にはペスト記念塔が建っている。ペスト記念塔は1716年の作品といわれる。また、この広場に面してゴシック様式の市庁舎がある。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段
スヴォルノスチ広場 -1:クリックすると大きな写真になります
8.スヴォルノスチ広場 -2
観光客も少なく、夕方の広場は寂しかった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 4.6mm ISOオート )
スヴォルノスチ広場 -2:クリックすると大きな写真になります
9.旧市街の高台から城を望む -1
町の反対側へ行く。少し高台になったところからの城の眺めも良かった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
旧市街の高台から城を望む -1:クリックすると大きな写真になります
10.旧市街の高台から城を望む -2
同じところから、IXY900ISの広角側(28mm相当)で撮った。今日は少しでも明るいレンズをと思い、D300にはTAMRON 28-75mm をつけていたが、広角側の28mmは、35mm版換算では42mmの範囲しか写し取ることができないので、もの足りない。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
旧市街の高台から城を望む -2:クリックすると大きな写真になります
11.水車小屋跡のホテル
同じところから、城の反対側を見る。S字に回り込んだモルダウ川が流れ、その手前にかって水車小屋だったところに「水車」というホテルが建っていた。時刻は4時半、暗くなってきた。バスに戻り、来た時と同じ道をプラハへ帰った。ホテルには7時半に着き、ホテルでの夕食になった。食後はお土産を漁りに再びテスコ(スーパーマーケット)へ付き合わされた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO640 ) 露出補正 0段
水車小屋跡のホテル:クリックすると大きな写真になります

2009年12月 5日

中欧旅行 その7 プラハ(2)

 モルダウ川に架かるカレル橋をプラハ城側から旧市街側へと歩いて渡っていく。雨が降っていて、うすら寒いためかプラハ一番の観光スポットなのに人通りは少ない。傘を片手に河畔の景色を見ながら、シャッターを切る。カレル橋を渡り終わると、対岸にプラハ城が見えた。少し進むと旧市街広場に入った。
12.モルダウ川河畔
建物の色と黄葉、そしてその落ち葉がきれいだった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 46mm ISO400 ) 露出補正 0段
モルダウ川河畔:クリックすると大きな写真になります
13.旧市街入口
カレル橋を渡り終わるところに旧市街に入る門があった。旧市街側の橋塔である。この塔の上から見る景色はプラハを代表する風景という。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO800 ) 露出補正 0段
旧市街入口:クリックすると大きな写真になります
14.プラハ城を望む
カレル橋の旧市街側の橋のたもとに降り、プラハ城を眺めた。橋の旧市街側は補修工事がおこなわれていた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 52mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラハ城を望む:クリックすると大きな写真になります
15.火薬塔
プラハの旧市街広場に入った。この火薬塔と呼ばれる塔は、もともと古くからあった物見の塔の跡地に15世紀に建てられた、ゴシック様式の塔である。当時は防衛のためのものだったが、17世紀に火薬庫として利用されて以降、火薬塔と呼ばれるようになったとのこと。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 0段
火薬塔:クリックすると大きな写真になります
16.ティーン教会
旧市街広場に面して建つ典型的なゴシック様式の教会。2つの鐘楼は高さ80mある。鐘楼は1270年に建築が開始されたが、途中でゴシック様式に変更され、1475年に完成したという。中には入らなかった。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 50mm ISO400 ) 露出補正 0段
ティーン教会:クリックすると大きな写真になります
17.旧市庁舎の時計塔
時計塔の建設は1490年頃という。一番上にある仕掛け人形は16世紀に設置された。中段はプラネタリウムで天動説に基づき地球を中心とした天体の動きを示す。一番下がカレンダリウムで中心にプラハ市の紋章があり、その周りに12の月を象徴する獣と農作業風景が描かれている。外側の白い部分は365日を表し、365日分の聖人の名が記されている。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
旧市庁舎の時計塔:クリックすると大きな写真になります
18.仕掛け時計
時計塔の一番上にある仕掛け時計は、毎正時にベルが鳴った後、2つの扉から、片方6体ずつ、合計12体のイエス・キリストの弟子の人形が交互に現れる。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/100秒 14.7mm ISOオート )
仕掛け時計:クリックすると大きな写真になります
19.ヤン・フス像
旧市街広場のほぼ中央にあるヤン・フス像。チェコ人の英雄的存在であり、宗教革命の先駆者として火刑の最後を遂げた人物。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 9.1mm ISOオート )
ヤン・フス像:クリックすると大きな写真になります
20.アトラクション
旧市街広場で、午前11時の仕掛け時計の告時が終わった後、雨にもかかわらず、大道芸人さんが中世のチャンバラを演じて見せてくれた。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 9.1mm ISOオート )
アトラクション:クリックすると大きな写真になります
21.プラハ市電
昼食を終えて外に出ると雨はやんでいた。古い建物と近代的な建物が並ぶプラハの町に、この赤いトラムがよく似合う。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 48mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラハ市電:クリックすると大きな写真になります
22.プラハ城を眺める。
午後はチェコの世界遺産の町、チェスキー・クルムロフへ行く。バスに戻る途中、カレル橋の上流にかかるレギー橋の上から、黄葉のモルダウ川とプラハ城を眺めた。聖ヴィート大聖堂の左下に、旧市街にも同名の教会がある聖ミクラーシュ教会も見える。雨は止み、晴れ間が出て、素晴らしい景観を眺めることができた。満足。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 65mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラハ城を眺める:クリックすると大きな写真になります

2009年12月 1日

中欧旅行 その6 プラハ(1)

 前夜遅く、チェコのプラハに入った。出発前からプラハを楽しみにしていたが、プラハの観光は、今日、11月4日の午前中だけ。加えてまたまた雨の朝となった。
 この日は、聖ヴィート教会のステンドグラスなどを撮りたかったので、少しでも明るいレンズをと思い、タムロンの28mm-75mm、全域F2.8をD300につけた。
  プラハは世界遺産の街である。モルダウ川沿いのプラハ城、聖像が立ち並ぶカレル橋、煉瓦の屋根が一面に広がる旧市街の景観。この街の主役は建物であり、世界で最も美しい街ともいわれる。プラハ城とは、聖ヴィート教会、旧王宮、聖イジー協会等、さまざまな様式の建築複合体である。プラハ城の跡はカレル橋を渡って対岸の旧市街を観光した。午前中だけであったが、見どころは多い。2回に分けてアップする。
 
1.朝のスーパーマーケット
  ホテルのすぐ近くに24時間営業のスーパーマーケット「テスコ=TESCO=イギリスの大手スーパーマーケット」があった。最近日本でも「つるかめ」というスーパーを傘下に収め、営業している。この朝は観光への出発まで時間があったので、朝食後、ぶらっと出かけてみた。早朝なのに客も多く、立派なスーパーである。

  Canon IXY900IS
  プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/50秒 4.6mm ISOオート )
朝のスーパーマーケット:クリックすると大きな写真になります
2.プラハの通勤時間帯
スーパーマーケットの「テスコ」があるビルの前に市電の停留所がある。朝7時45分、次から次とやってくる電車は通勤客で溢れ、乗降客も多い。パンタグラフがやけに大きいのが気になる。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/50秒 6.1mm ISOオート )
プラハの通勤時間帯:クリックすると大きな写真になります
3.プラハ城 聖ヴィート教会
8時30分にバスでホテルを出発し、プラハ城に向かった。まず、楽しみにしていた聖ヴィート教会の見学である。教会の前の広場に9時少し前に到着した。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラハ城 聖ヴィート教会:クリックすると大きな写真になります
4.ミュシャのステンドグラス(部分)
楽しみにしていたのはチェコを代表するアールヌーボー画家ミュシャのステンドグラス。入口をはいって左側手前から3番目にある「聖キリルと聖メトヴィス」のステンドグラスがそれだ。約4万枚のガラスの破片を使用し、1931年の作という。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 58mm ISO1800 ) 露出補正 0段
ミュシャのステンドグラス(部分):クリックすると大きな写真になります
5.聖ヴィート教会の祭壇
聖ヴィート教会はさかのぼれば930年に建てられたロマネスク様式の円形教会だったという。1344年に現在の姿の建築が始まり、完成したのはなんと1929年とのこと。歴代の国王の戴冠式が行われ、現在では大統領の任命式が行われる。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 32mm ISO3200 ) 露出補正 0段
聖ヴィート教会の祭壇:クリックすると大きな写真になります
6.聖ヴィート教会前景
プラハ城の中庭である広場から撮った。手前にあるのは悪龍退治などの伝説で有名な聖ゲオルギウスの噴水。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート )
聖ヴィート教会前景:クリックすると大きな写真になります
7.聖イジー教会と修道院
ボヘミヤで最も美しいロマネスク様式の傑作と評される教会で、10世紀初頭に創建後、破壊と再建が繰り返され、17世紀にバロック様式のファサード(正面)が加えられたという。右側にボヘミヤで最初の女子修道院を併設する。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
聖イジー教会と修道院:クリックすると大きな写真になります
8.プラハ城からの眺め
プラハ城からモルダウ川を挟んでその対岸にある旧市街方面の眺め。百塔の街と言われるだけあって、たくさんの塔が見える。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 52mm ISO400 ) 露出補正 0段
プラハ城からの眺め:クリックすると大きな写真になります
9.カレル橋 水害の跡
プラハ城側からカレル橋を渡って、旧市街へ向かう。この写真はプラハ城側のカレル橋の下。立っている人の上に色が変わっているところがあるが、モルダウ川が氾濫したとき、ここまで水が来たという。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 28mm ISO1000 ) 露出補正 0段
カレル橋 水害の跡:クリックすると大きな写真になります
10.カレル橋
カレル橋の前身、ユディタ橋が建設されたのは1172年。1342年の洪水で橋は破壊され,1357年にカレル4世の命で石橋の建設が始まる。60年もの歳月を費やし、全長520m、幅10mの現在まで続く橋が完成した。晴れていれば、橋の上に多くの商いをする人が並ぶが、この日は雨。向こう側はプラハ城側、マラー・ストラナと呼ばれる地域の橋塔で、左側の低い塔はロマネスク様式のユディト塔で、カレル橋の前身であるユディタ党建設のときに建てられた。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 31mm ISO400 ) 露出補正 0段
カレル橋:クリックすると大きな写真になります
11.カレル橋の聖像
カレル橋の上には片側15体ずつ、計30体の聖像が立ち並ぶ。この写真は聖ノルベルト・ヴァーツラスジクモント像といい、旧市街に向かって左側9番目の像である。

Nikon D300 TAMRON 28-75mm F2.8D
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 28mm ISO400 ) 露出補正 0段 Nikon Capture 2 で D-ライティング処理
カレル橋の聖像:クリックすると大きな写真になります


2009年11月29日

中欧旅行 その5 世界遺産の町 レーゲンスブルク

 ホーエンシュバンガウでの昼食を済ませ、私たちを乗せたバスは240km、3時間半の行程を走り、予定より少し早目の午後4時半少し前、レーゲンスブルクに着いた。
 5時には閉まってしまうというので、バスを降りて早足で大聖堂に向かった。すでに夕方となり、太陽が傾いている。大聖堂に到着してみるとまだ、5時前であったが扉が閉ざされていて、中に入ることができなかった。残念。
 町の中を歩いてドナウ川にかかる石橋のたもとにやってきた。ソーセージを食べさせる古い有名な店があった。しばし、ソーセージを食べながら暮れゆくドナウ川のほとりで思い思いの時間を過ごした後、バスに戻り、プラハに向け、またまた、約260km、4時間の長距離移動となった。外は暗く、サービスエリアでトイレ休憩になるまで、寝入ってしまった。ドイツとはお別れである。
1.夕暮れのレーゲンスブルク
ドナウ川である。右側はドナウ川にかかる石橋。向こうに見えるのは大聖堂の尖塔である。レーゲンスヴルクは2006年に世界遺産に登録された。かってケルト族が支配していたこの地の歴史は179年、ローマ軍の駐屯地として始まる。現在の人口は約128,000人。時刻は午後4時30分、暗い。ISOは1400になった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 36mm ISO1400 ) 露出補正 0段
夕暮れのレーゲンスブルク:クリックすると大きな写真になります
2.ドナウ川河畔 -1
ここはドナウ川が二筋に分かれている。河畔の黄葉が美しく、夕暮れ時のこの時間はとても穏やかな感じがする。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 26mm ISO1100 ) 露出補正 0段
ドナウ川河畔 -1:クリックすると大きな写真になります
3.旧市街を望む
石橋を渡りながら対岸の旧市街西側を眺める。西側の空は茜色に染まりつつあった。ISO100でシャッターを切ると、1/5秒~1/10秒のシャッタースピードとなる暗さで、確実に手ぶれをしてしまう。ぶれた写真よりは、多少画質がザラついてもシャープな写真のほうが良い。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 75mm ISO2000 ) 露出補正 0段
旧市街を望む:クリックすると大きな写真になります
4.石橋と旧市街への門
この石橋はドイツ最古の石橋と言われる。この門をくぐると旧市街に入る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 18mm ISO800 ) 露出補正 0段
石橋と旧市街への門:クリックすると大きな写真になります
5.ドナウ川河畔 -2
石橋を旧市街のほうへ渡りながら振り返ってみると樹上に西陽を浴びた河畔の黄葉がきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ドナウ川河畔 -2:クリックすると大きな写真になります
6.大聖堂
13世紀から建造が始まり、16世紀に完成したバイエルン地方の代表的なゴシック建築。ここの少年合唱団は世界的に有名である。時刻は4時37分、夕陽が塔を照らし美しい。素晴らしい瞬間に遭遇することができた。中に入れなくて残念だったが、中に入ることを優先したらこの写真は撮れなかったと思う。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/125秒 20mm ISO720 ) 露出補正 0段
大聖堂:クリックすると大きな写真になります
7.古代ローマ時代の要塞跡
レーゲンスブルクは古代ローマ時代のカストラ・レギーナ(レーゲン川沿いの要塞)として成立した。レーゲンスブルクはドナウ川とレーゲン川の合流点に位置する。写真の黒い石積みの部分が、古代ローマ時代の要塞の跡である。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/100秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 0段
古代ローマ時代の要塞跡:クリックすると大きな写真になります
8.石橋
12世紀に建造されたドナウ川にかかるドイツ最古の石橋は310mの長さがある。薄暗くなってきて、ISO3200で1/50秒のシャッタースピードになった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/50秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 0段
石橋:クリックすると大きな写真になります
9.ソーセージ屋 ヴルストコフ
これが橋の建設時には飯場だったと言われている歴史的なソーセージの店である。焼鳥屋のような感じで、客はビールを飲み、ソーセージを食べている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/80秒 18mm ISO3200 ) 露出補正 0段
ソーセージ屋 ヴルストコフ:クリックすると大きな写真になります
10.名物ソーセージ
ヴルストコフの店内では、おばさんが炭火で細身のソーセージを焼いている。私たちはそこで、2ユーロでソーセージ1本がパンに挟んであるのを買い、ドナウ川の河畔で立ち食いした。旨かった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/60秒 26mm ISO400 ) 露出補正 0段 内臓フラッシュ使用
名物ソーセージ
11.夕暮れの大聖堂
再び、石橋を渡り、バスに戻ったが、振り返って見るライトアップされた大聖堂がきれいだった。この時間は空の色が青く残り、町の灯りも映える。ISO3200でも1/13秒と厳しいが、VR(手ぶれ補正レンズ)が効いてくれた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/13秒 34mm ISO3200 ) 露出補正 0段
夕暮れの大聖堂:クリックすると大きな写真になります

2009年11月25日

中欧旅行 その4 ヴィース教会とノイシュバンシュタイン城

 11月2日は、標高804m、アルプスにも近いドイツバイエルン地方のフュッセンに泊まった。翌3日、朝7時半ホテルを出発し、牧草地の中に建つヴィース教会に8時少し前に着いた。外観はシンプルだが、中はなかなか豪華である。ここの見学を終えたあと、ノイシュバンシュタイン城の麓の村であるホーエンシュバンガウへ向かった。
 ホーエンシュバンガウは周辺に緑の牧草地が広がり、背後にはアルプス前衛の山々が迫る、白鳥のいる湖や森に恵まれた小さな村で、ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城という2つの城への出発地である。私たちのツアーは、ホーエンシュバンガウ城はこの村から眺めるだけだった。
1.ヴィース教会
ご覧のとおり、外観はとてもシンプルで美しい。年間100万人が訪れる世界遺産である。周囲には牧草地が広がる。教会が朝8時に開くのを待って、中に入った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヴィース教会:クリックすると大きな写真になります
2.ヴィース教会の内部
教会の中に入ると、とても豪華であった。これは主祭壇にある「鞭打たれるキリストの像」である。この「鞭打たれるキリストの像」は1730年に作られ、その悲惨な姿のため、修道院の屋根裏に放置されていたという。それを哀れに思った農夫がが譲り受け、熱心に祈りをささげたところ、1738年6月14日、奇跡が起きキリスト像が涙を流したという。その話が伝わり巡礼者が来るようになり、ヴィース教会が建てられた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/30秒 62mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
ヴィース教会の内部:クリックすると大きな写真になります
3.ホーエンシュバンガウの村
午前9時前にノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城という2つの城のある村に着いた。ツアコンさんは、ノイシュバンシュタイン城の入場手続きをしに行った。この写真は、村から見上げたホーエンシュバンガウ城。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ホーエンシュバンガウの村:クリックすると大きな写真になります
4.麓から見たノイシュバンシュタイン城
ホーエンシュバンガウの村から裏側のノイシュバンシュタイン城が眺められる。入口は反対側だ。紅葉が美しい。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 130mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
麓から見たノイシュバンシュタイン城:クリックすると大きな写真になります
5.マリエン橋
ホーエンシュバンガウの村でノイシュバンシュタイン城入場の手続きをしていたツアコンが戻り、ミニバスに乗って、ノイシュバンシュタイン城のビューポイントであるマリエン橋へ向かった。この写真は後で城に着いてから振り返って撮った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 22mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マリエン橋:クリックすると大きな写真になります
6.マリエン橋から眺めたノイシュバンシュタイン城
有名な城である。ディズニーがシンデレラ城のモデルにしたと言われている。1869年、バイエルン国王ルートヴィヒ2世の命により着工された。1886年、謎に満ちた王の死により工事は中止され、未完になっているという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 35mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マリエン橋から眺めたノイシュバンシュタイン城:クリックすると大きな写真になります
7.ノイシュバンシュタイン城から見下ろすホーエンシュバンガウ城
背後に湖とアルプス前衛の山を控えたホーエンシュバンガウ城の眺めは、紅葉に囲まれて美しかった。この城は12世紀に建てられ、その後数100年間は見捨てられたようになっていたのを、1829年ルートヴィヒ2世の父であるマクシミリアン2世が散策中にこの城を見つけ、美しく再建したという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 65mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ノイシュバンシュタイン城から見下ろすホーエンシュバンガウ城:クリックすると大きな写真になります
8.ノイシュバンシュタイン城入口
城の中に入る入場券を買う時に、入城する時間が決められている。私たちのグループは10時35分に入る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 18mm ISO400 ) 露出補正 0段 
ノイシュバンシュタイン城入口:クリックすると大きな写真になります
9.ノイシュバンシュタイン城の窓から
城の内部を撮影することはご法度になっているが、開いている窓から外を撮るのはOKとのことだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F10 1/400秒 22mm ISO400 ) 露出補正 0段
ノイシュバンシュタイン城の窓から:クリックすると大きな写真になります
10.美しい黄葉
城の見学を終えて、麓の村までのんびりと下り坂を降りていく。黄葉が素晴らしい。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 38mm ISO400 ) 露出補正 0段 
美しい黄葉:クリックすると大きな写真になります
11.麓まで降りてくると、上からも見ていたアルプ湖という湖のふちに出た。アルプス前衛の山はすでに雪化粧をしている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 0段
アルプ湖:クリックすると大きな写真になります
12.ホーエンシュバンガウ城
12時50分。麓の村に戻り着くころ、こちらへ来てはじめて青空が広がった。ホーエンシュバンガウ城が映える。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F13 1/640秒 32mm ISO400 ) 露出補正 0段
ホーエンシュバンガウ城:クリックすると大きな写真になります
13.レーゲンスブルクへ
昼食を終え、バスに乗り込み、世界遺産の町、レーゲンスブルクへ向かった。240km、3時間半の行程である。高速道路に陽が差し、黄葉が美しい。バスの後部座席から、ズームを200mmにして、少し色がついてるフロントウィンドウ越しに撮った。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F8 1/250秒 200mm ISO400 ) 露出補正 0段  トリミング 
レーゲンスブルクへ:クリックすると大きな写真になります

2009年11月23日

中欧旅行 その3 ローテンブルク

 ハイデルベルクの観光は1時間少々とあわただしかった。再びバスに乗り込み、古城街道を通り、ローテンブルクへ向かった。バスの車窓からは時々、崖の上に建つ古城が見える。170km、約2時間半の移動である。
 ローテンブルクに到着し、まず、昼食。あまり旨いとは思わなかったが、マウルタッシェン(ドイツ風ラビオリ)を食べた。昼食後1時間半、ローテンブルクの観光となった。
  ローテンブルクはドイツ南部のバイエルン州ミッテルフランケンのアンスバッハ郡にあり、よく保存された中世都市として有名である。人口は12,000人弱。しかし、年間、人口の100倍の人が観光に訪れるという。
1.市壁
ローテンブルクに市砦が築かれたのは10世紀のことだという。そして、写真にある矢挟間付きの市壁は14世紀に築かれた。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/125秒 50mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
市壁:クリックすると大きな写真になります
2.市壁の門
市壁には、クリンゲン門、レーダー門、ブルク門など、いくつかの門が築かれている。ここがどの門だったか分らなくなってしまったが、多分、この門は、町の北東にあるガンガー門と思う。中世の街並みがよく保存されている。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 52mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
市壁の門:クリックすると大きな写真になります
3.ブルク公園
ローテンブルクはタウバー川沿いの高台にある。並木道がきれいで、紅葉とその落葉が、雨の日に風情があった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/125秒 42mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園:クリックすると大きな写真になります
4.ブルク公園からの眺め -1
ブルク公園(多分ブルク公園と思うが定かではない)からは、ローテンブルクの街並みが眺められる。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/125秒 120mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園からの眺め -1:クリックすると大きな写真になります
5.ブルク公園からの眺め -2
同じくブルク門から眺める市壁の外側の景色。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.8 1/125秒 50mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
ブルク公園からの眺め -2:クリックすると大きな写真になります
6.拷問
鉄でできた籠のようなものは、中世に拷問の用具として使われたという。この籠の中に、罪人を入れ、水のなかに浸けたそうだ。残酷な刑である。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 32mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
拷問:クリックすると大きな写真になります
7.ローテンブルク市庁舎
マルクト広場にある市庁舎。16世紀に火災に遭い、左側に見える広場に面した部分がルネッサンス様式で再建された。右側の建物は市議会員宴会館で、仕掛け時計がある。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ローテンブルク市庁舎:クリックすると大きな写真になります
8.仕掛け時計
前の写真にある市議会員宴会館の仕掛け時計は、このときは午後2時だったが、毎正時に時計の両側の窓が開き、将軍と市長が現れ、ジョッキのワインを飲み干すコミカルな姿を見せる。カメラを上に向けるとレンズに雨が水滴を作る。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 65mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
仕掛け時計:クリックすると大きな写真になります
9.聖ヤコブ教会
不精をしてしまいカメラの位置が悪く全景が撮れなかったが、この教会はゴシック様式で奥に2本の塔がある。1311年に着工し、170年あまりの歳月を経て完成したローテンブルクの主教会である。

Canon IXY900IS プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/100秒 4.6mm ISOオート )
聖ヤコブ教会:クリックすると大きな写真になります
10.観光用馬車
マルクト広場の市庁舎の脇には観光用の馬車がいた。中世の町によく似合う。後ろの建物のように、外装を木枠で飾るドイツ伝統の建築様式が残る家々が立ち並んでいる。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
観光用馬車:クリックすると大きな写真になります
11.レーダー門
これはレーダー門で間違いない。マルクト広場から、東へまっすぐ2~300m位のところにある。午後3時過ぎに再びバスに乗り、ローテンブルクを後に、オーストリアに近い今夜の宿泊地フュッセンへ向かった。270kmの行程で約5時間かかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 24mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
レーダー門:クリックすると大きな写真になります

2009年11月21日

中欧旅行 その2 ハイデルベルク

 フランクフルトには現地時間で午後5時ごろに到着した。ソウルから、おおよそ11時間30分のフライトであった。これから最後まで利用するバスが迎えに来ていて、そのバスに30分ほど乗り、この日はホッケンハイムというところに泊まった。
 翌、11月2日は、ホテルを7時半に出発し、ハイデルベルクへ向かった。8時には到着、朝のハイデルベルクを散策することになった。ハイデルベルクは、バーデンヴェルテンベルク州北西部に位置する都市で人口は14万人とのこと。1386年に創設されたドイツ最古のハイデルベルク大学が有名である。朝から雨が降っている。
 なお、ドイツの記述に関しては、Wikipedia および JTBパブリッシング刊 「ワールドガイド ドイツ」 を参考にさせていただいた。

1.ネッカー川河畔
あいにくの雨で鮮やかな色が出なかったが、バスを降りたところから見たネッカー川対岸の黄葉がきれいだった。今回、D300は、暗い室内での撮影も想定し、プログラムオートで最も遅いシャッタースピードを1/125秒にして、自動感度の上限をISO3200まで拡げた。暗い雨の朝、早速、ISOは1800になった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 34mm ISO1800 ) 露出補正 -0.3段
ネッカー川河畔:クリックすると大きな写真になります
2.朝のパン屋
晩秋のヨーロッパ、朝が明けるのは遅い。午前8時15分、広場の前にあったパン屋のウィンドウ越しに撮った。ほかに開いている店はない。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4.2 1/125秒 40mm ISO720 ) 露出補正 -0.3段
朝のパン屋:クリックすると大きな写真になります
3.ホテル騎士亭
ハイデルベルクに現存する最も古い建物はホテル「ツム・リッター」(騎士亭)である。この建物は、1592年に織物商人の一家によって建設されたという。聖霊教会の向かい側に建つこの建物は、ハイデルベルクで最も多くの観光客が訪れる見所と言われるが、この時間、他に観光客はいなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F3.8 1/125秒 26mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
ホテル騎士亭:クリックすると大きな写真になります
4.ハイデルベルク大学
マックス・ウェーバーやカール・エスパースも教鞭をとり、ノーベル賞受賞者も多く輩出しているハイデルベルク大学の歴史は古い。ここは現在、学生食堂として使用されている。落ち葉がきれいだった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F4 1/125秒 27mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク大学:クリックすると大きな写真になります
5.石橋とエリザベート門
正式にはカール・テオドール橋と称され、1786年に着工されたアルテ・ブリュッケ(石橋)の門塔であるエリザベート門。右側の写真に写っている石橋の入り口である。残念ながら橋をゆっくり見物する時間は与えられなかった。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
左:プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/125秒 80mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
右:プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 55mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
石橋とエリザベート門:クリックすると大きな写真になります
6.< a name="castle">ハイデルベルク城
マルクト広場から見たハイデルベルク城である。14世紀から16世紀まで増改築がおこなわれた。今は半ば廃墟となっている。30年戦争(1618-1648. ドイツを舞台に行われた宗教戦争)やプファルツ継承戦争(1688年-1697年、膨張政策をとるフランス王ルイ14世とアウクスブルク同盟に結集した欧州諸国との戦争)による戦禍が完全に修復されないままになっているという。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/160秒 80mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク城:クリックすると大きな写真になります
7.ハイデルベルク市庁舎
日本の熊本市がハイデルベルクの姉妹都市となっているらしい。この市庁舎の前がマルクト広場、左手に噴水が見える。

Nikon D300 NIKKOR VR18-200mm F3.5-5.6G
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ハイデルベルク市庁舎:クリックすると大きな写真になります
8.聖霊教会
プファルツ選帝侯(=ライン宮中伯・神聖ローマ帝国の諸侯。ドイツ西部のライン地方を支配した)の墓所となっていた教会。17世紀後半のプファルツ継承戦争の際にフランス軍によって破壊されている。後期ゴシックの代表作として有名らしい。塔からの眺めは素晴らしいらしいが、その時間はなかった。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/80秒 4.6mm ISOオート )
聖霊教会:クリックすると大きな写真になります
9.ハイデルベルクの街で
自転車を停めようとしているのはハイデルベルク大学に通う学生だろうか。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
ハイデルベルクの街で:クリックすると大きな写真になります

2009年11月18日

中欧旅行 その1 大韓航空でフランクフルトへ

 2009年11月1日から8日まで、晩秋の中欧を旅行してきた。紅葉には少し遅いかなと思っていたが、訪れた各地での紅葉、いや、黄葉はなかなかきれいであった。しかし、あいにく天気が悪く、陽が差さないと鮮やかな発色をしてくれないのが残念である。晴れ間があったのはほんのわずかで、傘を片手に、レンズに着く水滴を拭いながら写真を撮ることが多かった。
 ドイツ、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリアと5か国を巡る忙しい旅であったが、いずれも古い街並みと黄葉とを楽しむことができ、満足できる旅行だった。
  何回のシリーズになるかわからないが、日を追ってアップしていきたい。
  出発の日は、朝の早い集合だったので、成田のホテルに一泊した。旅行中、車を無料で預かってくれるのでありがたい。9:20発のソウル行きの大韓航空でソウルは仁川(インチョン)国際空港へ行き、乗り継いでフランクフルトに向かった。
1.大韓航空機内
インチョンへ向かう機内風景である。機内食はなかなかうまかった。キャビン・アテンダント達もきびきびと動き、優しく感じが良い。日航がピンチであるが、この大韓航空は1969年に民営化され、エアバスA380も7機、B787も8機発注済みで頑張っている。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/30秒 14.7mm ISOオート )
Capture NXで部分補正
大韓航空機内:クリックすると大きな写真になります
2.仁川(インチョン)国際空港 -1
正午に仁川国際空港に着いた。立派な空港である。永宗島と龍遊島の間にあった干潟を埋め立てて、2001年3月に開港した。先日、日本のハブ空港のことで成田か羽田かと話題になったが、ここインチョンは、日本の地方空港と結ぶ航空便が就航していて、日本のハブ空港としての機能も果たしている。したがって今回のツアーのように、インチョン乗り継ぎでヨーロッパへ向かうということにもなる。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/160秒 10.8mm ISOオート )
Capture NXでD-ライティング処理   
仁川(インチョン)国際空港:クリックすると大きな写真になります
3.仁川(インチョン)国際空港 -2
乗り継ぎの場合、乗り継ぐ飛行機を待つ間、空港で時間をつぶすことになるが、ここインチョン国際空港は、トランジット客ももてなしてくれる。ここは、韓国民芸店であるが、シマチョゴリの女性が応対し、写真を撮らせてくれとねだったら、店の前に出てきてくれた。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 4.6mm ISOオート )
Capture NXで部分補正
仁川(インチョン)国際空港 -2:クリックすると大きな写真になります
4.仁川(インチョン)国際空港 -3
トランジット客向けに多くのショップがある。かみさんは、さっそく、化粧品をお買い上げ。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート )
仁川(インチョン)国際空港 -3:クリックすると大きな写真になります
5.中国北方上空
インチョンを離陸して、およそ1時間ほど飛んだ。窓から下を見ると、白い世界が見えた。どこであるかよくわからないが、飛行コースと時間からすると中国北方と思う。

Canon IXY900IS
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/500秒 17.3mm ISOオート )
中国北方上空:クリックすると大きな写真になります