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2016年2月11日

蝶 自選年間ベスト10 (9) 2011年

この時期、沖縄・先島諸島か東南アジア、あるいは地球の反対側へでも行かない限り、蝶の写真を撮ることができない。ブログに蝶の写真が無いと淋しいので、蝶 自選年間ベスト10​ の2011年分を見ていただくことにする。

​ 2011年は娘​たち​夫婦と2回、海外旅行の機会が​あ​った。そのうちの1回は5月に行った台湾。​いち​日​、​私に付き合わせて台北郊外の蝶の名所、陽明山へ行った。ただ、蝶の季節に1か月ほど早く、蝶の種、個体数はあまり多くなかったのが残念だった。もう1回は秋に北イタリアへ行った。これはいわばグルメ・ツアーで、パルマ近郊の、ワイナリーへ行ったり、プロシュートやパルミジャーノ・レジャーノを楽しむのが娘夫婦の望みだった。蝶の数はそれほど多くはなかったし、蝶の写真を撮るために動くことはなかった。
​  年ごとに​段々と撮る​蝶の​写真が増えてきた。年間ベスト10を選び出すのも、どれにしようかと迷うことも多くなった。
​ ​ 特記すべきことは、この年のグァム島ゴルフ・ツアーの折に撮ったシロオビアゲハの写真が、翌年の「昆虫と自然」8月号の表紙に採用されたことだった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.シロオビアゲハ 2011年1月24日 グアム島
タロフォフォにあるゴルフ場でプレイを終わり、帰りのバスまでの時間が1時間ほどあったので、クラブハウスの周囲を歩いて​い​た。シロオビアゲハが多く飛んでいた。この写真は、翌年、ニューサイエンス社発行の「昆虫と自然」という昆虫雑誌の表紙に採用された。2012年2月18日のStudio YAMAKOにアップしたグアム島のマンギラオゴルフ場で撮ったコヒゲセセリの写真がそのきっかけとなった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/98秒 110.4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.テイキンザクラで吸蜜するマルバネルリマダラ 2011年1月25日 グァム島
これもグァム島のマンギラオというゴルフ場で撮った。18番ホールからクラブハウスへ戻る道の途中に深紅のテイキンザクラが咲いていて、そこに数頭のマルバネルリマダラが飛んでいた。なかなか翅を開いて​くれず、​瑠璃色​の輝き​を見せてくれない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/60秒 24mm ISO64 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.トラフシジミ 2011年4月2日 横浜市三ツ沢公園付近 豊顕寺
少々上り坂がきついが​、​自宅から30分ほど歩くと三ツ沢公園に​行ける​。4月には桜がきれいなので、行ってみた。途中にある豊顕寺というお寺にお参りしたところ、その境内でトラフシジミを見つけた。地面に止まるので撮りにくかったが、コンデジのバリアングル・モニターを使ってロー・アングルで撮った。

Canon PowerShot A640 F2.8-4.1 7.3mm-39.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( F4 22mm 1/250秒 ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ギフチョウ 2011年4月6日 神奈川県相模原市
この年はまだ梅の花が咲いていた。ギフチョウの裏面を撮る。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.ウラフチベニシジミ 2011年5月10日 台北近郊 陽明山
台北市内からタクシーで小1時間で陽明山に行くことができる。タクシーだったのでさらに少し奥の二子坪まで行き、そこのバス停の案内所で、どの道を歩けば蝶が多いかを訊ねてみた。選択肢は二つあり一つは左手の大屯山車道、もうひとつは二子坪歩道とのこと。大屯山車道を行くと、このウラフチベニシジミが花に来ていた。日本にいる蝶には見られない模様と色だった。​ここでは普通種のようだ。​

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.サカハチチョウ春型 2011年5月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
左の翅全体にピントが来てくれた。この年の1月に新調したTAMRON AF60mm f/2.0 Di macro で撮ったが、背景は​丸い​ボケがきれいだった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウスバシロチョウ 2011年5月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
2008年以来、ほぼ毎年ここにウスバシロチョウの写真を撮りにくる。のっぺりした写真になってしまったが、ウスバシロチョウのポートレート的な写真になった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/2500秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.オナガアゲハ 2011年5月19日 都下裏高尾
小学校時代のクラス会で、高尾山周辺のトレッキング・ガイドをしている友から、裏高尾のアオバセセリのポイントを​教えてもらった​。沢沿いに咲くにミツバウツギの白い花には、オナガアゲハ、ジャコウアゲハ、ミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハも吸蜜に来ている。きれいな個体が多かった。ただ、60mmのレンズでは少々つらい。

  Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスアゲハ♀ 2011年5月19日 都下裏高尾
見事なミヤマカラスアゲハの♀に出会えた。後翅裏面の白い帯が太いのが印象的だった。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.フチグロヒョウモンモドキ 2011年9月7日 イタリア パロマ郊外
  北イタリア旅行でパルマ郊外のグルメ・ツアーのコースになっていたエミリア地方の丘陵地帯にある Ariola ワイナリーで撮った。
この蝶もきれいだったが、このワイナリーのレストランでワインとともに食べたパルミジャーノ・レジャーノとプロシュートの味は忘れられない。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.シロオビアゲハ 2011年1月24日 グアム島
タロフォフォでのゴルフのプレー中に5~6mの高さの美しいピンクの花に来ていたシロオビアゲハ♀を撮った。COOLPIXのP90を携行していたので、引き寄せて撮ることができた。顔が見えないのが残念。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/622秒 86mm ISO64 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.アオバセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾
川沿いに咲くミツバウツギの花に、この日の本命だったアオバセセリが吸蜜に来ていた。俊敏に飛ぶので、飛び立たれると目で追うのが大変だ。60mmマクロでは撮りにくい。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 60mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミヤマセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾
​初夏、​ミヤマセセリがまだ生き残っていた。

Nikon D5000 TAMRON AF60mm f/2.0 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/3200秒 60mm ISO 400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.アオバセセリ 2011年5月19日 都下裏高尾 
ミツバウツギに止まっていたアオバセセリにフォーカスしていたのだが、不意に飛び立った。ぶれてしまっているが、もう少し眼にピントが来ていれば良かった。お蔭で翅を開いたところが撮れた。

Nikon D5000 NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/2000秒 200mm ISO280 ) 露出補正 なし


2011年5月13日

台湾ファミリーツアー 5月8日~11日 その1 故宮博物院、士林観光夜市


 5月8日~11日、3泊4日で台北へ行ってきた。今回はそれぞれ予定をやりくりしながら、娘夫婦と4人での家族旅行となった。
 5月8日、11:55発 JL031 で羽田の新しい国際空港から台北は松山空港に向かった。満席ではないがまずまずの搭乗者で埋まっている。14:30 定刻に松山空港に着く。台北にはもう一つ桃園国際空港があるが、松山のほうが市内に近く便利だ。
 8日は、まずホテルにチェックインして、故宮博物院へ行った。夕方から士林観光夜市の喧騒の中を歩き、横浜高島屋にも店がある「鼎泰豊」のMRT忠孝復興駅支店で夕食となった。
 私の一つの目的に台北郊外にある陽明山へ蝶の写真を撮りに行くことがあったが、9日か10日のどちらにしようか思案した。ホテルのコンシェルジェに調べてもらったところ、9日、10日はいずれも晴れとのこと。娘夫婦の意見も聞き、陽明山行きを10日に決めた。
 そこで9日は、迪化街で買い物をし、台北101に上り、昼過ぎからはバスに乗って九份へ。10日は陽明山に行く。陽明山の蝶の写真は、別途アップさせていただきたい。そして最終日の11日は龍山寺、中正紀念堂を観光して松山空港に向かうことにした。
 台北は、まず第一に食べものがおいしい。そして、タクシーが安い。安いばかりでなく走っている台数が多いのですぐ乗れる。おかげで4日間、台北とその近郊を満喫することができた。面倒を見てくれた娘夫婦に多謝。

新羽田国際空港を出発;クリックすると大きな写真になります 1.新羽田国際空港を出発
横浜から京浜急行で新羽田国際空港へ行き、娘たち夫婦と合流した。チェックインをした後、江戸前小路「つるとんたん」で朝食代わりにうどんを食べた。私たちが登場するJL031便機のフロントグラスには「がんばれ日本」と掲げられていた。JL031便は、B767だったが、満席ではないものの7割がたは席が埋まっていた。JALにも頑張っていただきたい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.3 1/1250秒 18.6mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
台北松山国際空港到着;クリックすると大きな写真になります 2.台北松山国際空港到着
私たちの乗った機は予定通り、約3時間のフライトで、1時間の時差がある現地時間14:30前に台北松山国際空港に到着した。放射線量を測定されることもなく、簡単に入国審査を終え、タクシー乗り場へ。汗が出てくる。気温は30度だそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 13.1mm ISOオート ) 露出補正 -0.3段
故宮博物院;クリックすると大きな写真になります 3.故宮博物院
ホテルにチェックインを済ませ、タクシーで故宮博物院へ出かけた。世界四大博物館のひとつで、歴代中国皇帝のコレクションを収蔵する中国文化の殿堂である。博物館に着いたのが午後4時少し前、閉館まで2時間ほどである。
 一番見たいのが翡翠の彫刻品であるが、その「翠玉白菜」や「肉形石」が陳列されている3階へ上がった。見事だった。「翠玉白菜」は長さが20cmくらいだろうか、思ったより小さかった。「肉形石」はこれが天然の石かと思う。肉の部分の毛穴の一つひとつを細工している。また、磁器「白磁嬰児型枕」も良かった。館内は撮影禁止になっていた。1912年の中華民国建国を元年とする暦を使う台湾は今年が「 民国100年」にあたる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/400秒 20mm ISO400 ) 露出補正 なし
故宮博物院正面;クリックすると大きな写真になります 4.故宮博物院正面
故宮博物院の立派なホームページがある。事前学習してくればよかったと思った。至善園という庭園も廻ってみたかった。
  見学を終え、6時過ぎに外に出た。夕闇が迫りつつあり、こんな色になってしまった。さすがに人が少なくなった。行きはタクシーで博物院の入口に着いたが、帰りは、この正面入口へ降りてきた。ここからタクシーで士林観光夜市へ向かう。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 31mm ISO3200 ) 露出補正 なし
士林観光夜市;クリックすると大きな写真になります 5.士林観光夜市 -1
故宮博物院から南西へ3kmほどの所に、台北で最も規模が大きい夜市といわれる士林観光夜市がある。この日は日曜日なので若い男女を中心に人出が多い。タクシーを降りてまず露天のような飲食店が集まるところへ行った。食べながら歩く人もいれば、屋台の椅子に座って食べる人もいる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/200秒 50mm ISO400 ) 露出補正 なし
士林観光夜市;クリックすると大きな写真になります 6.士林観光夜市 -2
喧騒が暑さを助長する。汗びっしょりだ。少し腹も減ってきた。通りがかりの店に旨そうな蟹のてんぷらがあった。食べたくなったし、ビールも飲みたくなったので、この店の椅子に座ることにした。蟹のてんぷら、ハマグリのスープ、牡蠣のお好み焼き風などを注文した。旨かった。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 34mm ISO2800 ) 露出補正 なし
MRT劍潭駅;クリックすると大きな写真になります 7.MRT劍潭駅
士林観光夜市の最寄り駅がMRT淡水線の劍潭駅である。難しい字だがジアンタンと発音するようだ。MRTはMass Rapid Transitの略で1996年に最初の路線が開通した台北の重要な交通機関で全8路線ある。さて、これからこのMRTに乗り、台北車站で乗り換え板南線の忠孝復興駅まで行き、「鼎泰豊」で小龍包を食べることにした。娘夫婦がガイドブック片手に案内してくれる。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/125秒 22mm ISO2800 ) 露出補正 なし
MRT台北車站;クリックすると大きな写真になります 8.MRT台北車站
ここで淡水線から板南線に乗り換えたが、さすがに台北駅、乗降客が多い。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/100秒 56mm ISO3200 ) 露出補正 なし
「鼎泰豊」忠孝支店;クリックすると大きな写真になります 9.「鼎泰豊」忠孝支店 MRT忠孝復興駅近く
時間は夜の9時を過ぎていたが、おおぜいの客が入っている。台北でも「鼎泰豊」は人気があるらしく本店は永康街にあり、ここ忠孝支店は2号店だそうだ。さらに店舗拡張が進められているという。もちろん小龍包を注文した。10個の小龍包で180元、日本円にして540円ほどである。

Nikon D5000 NIKKOR VR 18-200mm F3.5-5.6G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/100秒 56mm ISO3200 ) 露出補正 なし