2012年 グアム・ゴルフ・ツアー その2 マンギラオ 2月7日~8日 - Studio YAMAKO

2012年2月18日

2012年 グアム・ゴルフ・ツアー その2 マンギラオ 2月7日~8日


 3日目の2月7日、今回2回目のゴルフを Mangilao Golf Club で行う。前日のタロフォフォに比べて、海越えのショート・ホールに代表される変化に富んだコースである。全員、昨日より成績が悪かった。しかし、そのコースは美しい。とくにイン・コースの海沿いの景観はすばらしい。
 蝶はマルバネルリマダラは多かったが、今年もあまり良い写真は撮れなかった。昨年いなかったクロマダラソテツシジミに出会えたのが良かった。
  毎回夕食を何処で何を食べようかとみなで相談するのだが、これも楽しみの一つである。着いた日はグアムの中心地であるタモンにある「トニー・ローマ」へタクシーで出掛けて、 スペア・リブとオニオン・リングを食べた。昨夜はホテル内にある「嵯峨野」でしゃぶしゃぶ食べ放題、そして3日目の夜は、タモンの先、恋人岬の手前にあるホテル日航の「桃李」で中華にした。
  翌、最終日の午前中は、ホテルから無料タクシーに乗って、DFSで買い物をし、再びホテルに戻り、午後1時にチェックアウト、ホテルの車で空港に向かった。成田空港に預けてあった友人の車で自宅まで送ってもらったが、お陰さまでとても楽をさせていただいた。

13.マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール
マンギラオの名物ホールである。これはひとつ前の11番ホールのティー・グラウンド付近から眺めたグリーン。12番ホールのティー・グラウンドは、やや打ちおろしで右ドッグレッグの11番ミドル・ホールを終えた先にある。男性は164ヤード、女性は92ヤードだ。この日は男女合わせて9人のうち一人だけ、見事ワン・オンした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール;クリックすると大きな写真になります
14.ネッタイアカセセリの仲間
ティー・グラウンド近くの芝生の上を飛び回っていた。一瞬、小さな木の葉上に止まり、開翅してくれた。キマダラセセリなどのアカセセリ亜科の蝶と思うが、斑紋は石垣島などにいるネッタイアカセセリに近い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ネッタイアカセセリの仲間;クリックすると大きな写真になります
15.マルバネルリマダラ 羽化不全の個体
センダングサで吸蜜しているマルバネルリマダラの様子が何か変なので近づいてみた。左側の前翅と後翅が重なるあたりが折れて白くなっている。羽化不全と言うよりも蛹の時に何か問題があったのかもしれない。斑紋異常ではなさそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 羽化不全の個体;クリックすると大きな写真になります
16.プルメリアの木
ところどころでコースは白い花を付けたプルメリアの木でセパレートされている。この花には蝶は来ない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの木;クリックすると大きな写真になります
17.プルメリアの花
はっきりした5弁の白い花がとてもきれいなプルメリアはグアムの真っ青な空によく似合う。熱帯アメリカ地方原産の、夾竹桃(きょうちくとう)科の花で、レイ(首飾り)やコサージュに使われるとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの花;クリックすると大きな写真になります
18.マルバネルリマダラ
アウトコースのラウンドを終え、スルーでインコースの10番へ向かう。カート道は海に向かって下がっていくが、その途中にテイキンザクラが咲いているところがあり、その深紅の花に今年もマルバネルリマダラが集まっていた。18番ホールを終えると、同じ道をクラブハウスへ戻る。その時に、パートナーに少しの間、カートを停めて待っていてもらって撮った。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります
19.マルバネルリマダラ 開翅
今年はこのマルバネルリマダラの開翅のきれいな写真が撮りたくて、ラウンド中にD5000を携行した。しかし、なかなかきれいな個体に出会えなかったし、光がいまいちで瑠璃色の輝きがうまく撮れなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 開翅;クリックすると大きな写真になります
20.マルバネルリマダラ 裏面
ややきれいな個体だったので、翅を開いてくれないかと待ったが、だめだった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 裏面;クリックすると大きな写真になります
21.クロマダラソテツシジミ ♂
昼食を終え、ホテルへ帰るバスを待つ間、何か蝶はいないかとクラブハウスの裏側を探した。ちらちらと飛ぶブルーがいたので、ウラナミシジミかクロマダラソテツシジミかと思ったが、幸いにも後者だった。昨年は会うことができなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ ♂;クリックすると大きな写真になります
22.クロマダラソテツシジミ 半開翅
前の写真と同じ個体である。ちょっとだけ翅を開いてくれた。2009年頃より、秋に東京、千葉、神奈川の海岸沿いのソテツで本種が発生して話題になった。昨年は三浦半島や、湘南で多くみられたようだ。しかし、そこでは越冬はできず、世代を継ぐことはできないと思われる。今年の秋も、また何処からかやってきて、ソテツに卵を産み、成虫が育つのだろうか。今年の秋は、探しに行って見ようと思う。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ 半開翅;クリックすると大きな写真になります
23.ひょっこりひょうたん島
午後の日差しが降り注ぐアガニャ湾。真ん中に見える島はアルバット島といって、「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F25 1/2000秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 トリミング
ひょっこりひょうたん島;クリックすると大きな写真になります
24.タモン湾の残照
2月7日の夕食は中華にしようということで、昨年も食べた日航ホテル16階にある「桃李」へ行った。窓から眺めるタモン湾の残照がきれいだった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
タモン湾の残照;クリックすると大きな写真になります
25.朝のアガニャ湾
2月8日、最後の朝となった。現地時間で午前8時半、午前中の柔らかな光に海に色が冴える。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/400秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のアガニャ湾;クリックすると大きな写真になります
26.朝のビーチ
9時半になった。まだ、人が出て来ていないビーチは静かだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のビーチ;クリックすると大きな写真になります
27.旧日本軍の砲 20cm Costal Defence Guns
太平洋戦争の初期、1941年にはグアムには日本軍の予想した兵力の半数の米軍もおらず、日本軍は上陸からたった1日でグアムを占領することができたという。しかし、1944年7月21日には米軍が上陸し、日本軍は撤退する。50年間放置され、腐食していた日本軍の20cm曲射砲が発見されて、オンワード・ビーチ・リゾートのプールの傍らに置かれていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧日本軍の砲;クリックすると大きな写真になります


(追記:2012/7/26)
14.のセセリチョウの写真について
skipperfreakさん( ハワイ・ビショップ博物館リサーチアソシエート Ph.D )という先生から 「セセリはHylephila phylaeusです。これはハワイではなく、間違いなくグアムでしょうか。他の蝶はハワイにいないものばかりです。実はこれ新記録かもしれません。グアム大学の友人に確認中です。」
というコメントをいただいて、その後メールで間違いなくグァムのマンギラオというゴルフ場で撮影したことをお伝えしたところ、コメントにある通り、このセセリチョウ(コヒゲセセリ)はグァムでは初めての記録に違いないとのことだった。
 skipperfreakさんからお申し出をいただき、skipperfreakさんが「昆虫と自然」という専門誌の8月号でミクロネシアの昆虫の特集を担当されるので、その専門誌にskipperfreakさんと連名で報告していただくことになった。また、私がグァムで撮った蝶の写真を何点か提供したところ、その中から表紙と口絵のカラーページに数点の写真をご使用いただいた。
 Studio YAMAKOの写真が、専門に研究されている先生の目に止まり、専門誌にご報告いただけたということは、大変光栄なことである。

昆虫と自然 2012年 08月号 [雑誌]

ニュー・サイエンス社 (2012-07-23)


コメント

セセリはHylephila phylaeusです。

skipperfreak さん
御教示有難うございました。ただでさえ同定の難しいセセリチョウ達です。見当をつけるのが精いっぱいでした。グァムのマンギラオというゴルフ場では、個体数は多かったように思います。

これ間違いなくグアムでしょうか。ハワイではなく。他の蝶はハワイにいないものばかりです。実はこれ新記録かもしれません。グアム大学の友人に確認中です。

skipperfreak さん
お尋ねの件ですが、確かにGuam島のマンギラオというゴルフ場の中で撮影いたしました。もし、Guamでは新記録などということになれば、感動です。

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