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2024年3月 5日

多摩動物公園 ④ 昆虫生態園_4 2024年1月29日 東京都日野市

時刻は11時半を過ぎた。汗をかいた身体を少し冷やそうといったん外に出る。
 自然の環境を施した温室で、生きた蝶を見ることが1970年代からイングランドで盛んになったという。世界初の蝶園の一つに、1988年アメリカ合衆国のフロリダ州・ココナッツクリークに建てられた「バタフライワールド」がある。ネットで検索してみると「Butterfly World 最後の六日間」がヒットした。あれ、もうなくなったのかと思いきや、これは岡崎琢磨さん (著)の推理小説だった。さらに検索を続けると、「フォートローダーデールのバタフライワールドへの訪問は、リラックスした1日であり、目の保養になります。エキゾチックな植物や花でいっぱいのアトリウムで、何千もの蝶があなたの周りを舞うのを体験してください。バタフライワールドを訪れると、最大50種の蝶を見ることができます。いつでも少なくとも10,000匹の蝶が展示されています。もう1つの大きな魅力は、ハチドリの鳥小屋です。ここでは、座って小鳥が飛んでいるのを観察できます。カメラと追加のフィルムを忘れずに持ってきて、美しい蝶と一緒にポーズをとることができます。」という記述が見つかった。wikipediaで「蝶園」を検索してみると、アメリカ合衆国には30か所ほどの蝶園があり、その中の一つにその「Tradewinds Park Butterfly World, Coconut Creek, Florida」というのがあった。行ってみたいなという気持ちが募る。
 アメリカ以外では、カナダ 4、ブラジル 1、コスタリカ 1、ヨーロッパ 10、オーストラリア 1、アジア 6、そして、日本には、ここを含めて8っの蝶園があるとされている。wikipediaのリストに含まれていないところも多くありそうだ。
 私が海外旅行をしたときに寄ったことのある蝶園には、カナダのNiagara Falls Butterfly Conservatory、バリ島のタバナン・バタフライ・パーク、シンガポールのチャンギ空港 バタフライ・ガーデン、シンガポールのセントーサ島バタフライ・パーク、台北市立動物園の蝶園があるが、カナダのナイアガラ蝶園を覗いては、wikipediaのそのリストに含まれていない。
 自然昆虫園の外に一旦出て、涼しい風にあたって一休みして、自然昆虫園の向かい側にある昆虫標本館に寄ってみた。

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多摩動物公園入口付近から昆虫生態園ドームを見上げる 2024年1月29日 東京都日野市 多摩動物公園

061_240129088 X900 多摩動物公園 園外 RX10M4.jpg 61.ミカンの樹 アゲハ蝶の食草と説明されていたミカンの樹には大きな実が沢山なっていた。また、主にチョウの卵を採るために用意してい鉢植えのミカンを栽培している。鉢のままチョウのいる生態園におき、アゲハ類がある程度卵を産みつけたら引き上げるそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 39mm ISO160 )
062_240129089 X900 多摩動物公園 昆虫標本館 RX10M4.jpg 62.標本展示室入口
昆虫園本館に入り、標本展示室の入口にはチョウを形どって並べられた レテノール モルフォの標本があった。館内に展示されたチョウの標本は、モルフォとトリバネアゲハが中心だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO1250 )
063_240129095 X900 多摩動物公園 昆虫園入口 RX10M4.jpg 63.生態昆虫園入口のモザイクアート
床(石畳)にはオオムラサキの、壁にはチョウやトンボの素晴らしいモザイクアートがあった。先にも記したが、これは梵寿綱さんの仕事もしている上哲男さんという人の作品だそうだ。右側が昆虫生態園入口である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO160 )
064_240129386 X900 ◎多摩動物公園 ランタナ Z50 Z105mc.jpg 64.リュウキュウアサギマダラ♂
ランタナで吸蜜していたのは、素晴らしくきれいな完品だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO280 )
065_240129371 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 65.ランタナに来たツマムラサキマダラ♂
和名からすると、♀が紫色のように思うが、漢字では褄紫斑と書き、褄(ツマ)、翅の先端の方が紫色というところに由来する。♀にも♂に比べると弱いながら、褄に紫色の光沢がある。この個体は比較的傷が少なかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO110 )
066_240129374 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 66.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -1
前の写真の個体の裏面である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f3.0 1/500秒 105mm ISO160 )
067_240129388 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 67.スジグロシロチョウ求愛 -1
これは飼育されているチョウではなく、何かで紛れ込んだものだと思う。ホナガソウに止まっている♀に♂がアプローチしている。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.0 1/500秒 105mm ISO110 )
068_240129393 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 68.スジグロシロチョウ求愛 -2
どうやら♀の方は尾端を上げて交尾を拒否していたようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
069_240129397t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 69.タイワンキチョウ♂
ホナガソウに止まろうとするタイワンキチョウ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO100 )
070_240129396t X900 △多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 70.タイワンキチョウ -1
この個体は♀のように見えたが、雌雄を判別は難しい。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f4.5 1/500秒 105mm ISO110 )
071_240129402t X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 71.タイワンキチョウの吸水
タイワンキチョウが周回路のわきにできた湿った土で吸水をしていた。吸水するチョウはそのほとんどが♂と言われている。なぜ吸水行動をするかについては、2つの説がある。一つは体温調整のため、もう一つは吸水している蝶たちの殆どが♂で、しかもその多くが羽化したばかりばかりであり、♀が吸水していることはまれなことから、吸水行動はチョウの♂が羽化した後に、♂の体に必要な成分を補給するために行う行動とも考えられているという。羽化後の摂食(吸水)行動が彼らの繁殖(配偶行動)を成功させるために重要であることを示しているとも。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
072_240129122m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 72.ツマベニチョウ♂
完品のツマベニチョウかと思ったが、翅の縁がだいぶ擦れていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/800秒 220mm ISO100 )
073_240129130 X900 多摩動物公園 タテハモドキ  RX10M4.jpg 73.ランタナに来たタテハモドキ
ランタナには多くのチョウが吸蜜に来る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 42mm ISO100 )
074_240129405 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 74.アオタテハモドキ♀
この♀は後翅に♂のような「青」の部分がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
075_240129407 X900 ◎多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 75.ツマムラサキマダラ♂ 裏面 -2
雌雄の裏面の模様は異なる。♀の裏面はリュウキュウアサギマダラに似ている。きれいな個体だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO100 )
076_240129411 X900 〇多摩動物公園 Z50 Z105mc.jpg 76.ツマグロヒョウモン♂
これも何処からか迷い込んだ個体だと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO100 )
077_240129413 X900 △多摩動物公園 ベニモン♀ Z50 Z105mc.jpg 77.ベニモンアゲハ
ベニモンアゲハがランタナの花に来た。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
078_240129135m X900 ◎多摩動物公園 RX10M4.jpg 78.タイワンキチョウ -2
タイワンキチョウはホナガソウ一辺倒である。他の花には見向きもしない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 220mm ISO100 )
079_240129415 〇多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 79.ツマベニチョウ♀ -1
ツマベニチョウの♀は♂に比べ全体が灰色を帯び、前翅の先端部のオレンジ色も渋い。後翅の外縁部に添って黒斑がある。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )
080_240129416t X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀ Z50 Z105mc.jpg 80.ツマベニチョウ♀ -2
前の写真と同じ個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.0 1/500秒 105mm ISO110 )
081_240129419tm X900 ◎多摩動物公園 ツマベニ♀  Z50 Z105mc.jpg 81.ツマベニチョウ♀ -3
クササンタンカで吸蜜していた♀が、飛び立った。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
プログラム優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 105mm ISO110 )