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2018年4月22日

2泊3日で山陰山陽を周遊(4) 出雲大社 3月30日

2日目、足立美術館の次は出雲大社だ。国道9号線、山陰道を走って、出雲大社までは1時間ちょっとかかった。出雲大社が近くなると、青空にはためく大きな日の丸の旗が見えてきた。バスは一の鳥居をくぐって、神門通りを少し走り、二の鳥居の前から左に入って、駐車場に入った。駐車場の場所は、もう参道も終わるところで、すぐ境内になる。駐車場の前にある土産物屋さんの女性が出雲大社の神楽殿、拝殿、御本殿などを案内してくれた。
​   バスガイドさんの説明によれば、伊勢神宮は誕生の入り口であり、出雲大社は黄泉の国の入り口だそうだ。出雲大社は「いずもおおやしろ」といわれる。
 出雲大社は大国主大神​が祀られている。国宝である現在の御本殿は1744年に造営され、これまで3度の遷宮が行われてきたが、平成20年から60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われてい​る​。遷宮とは、御神体や御神座を本来あったところから移し、社殿を修造し、再び御神体にお還りいただくこと​だそうだが、その意味には諸説あり、木造建築の建物を維持していくため​、​社殿の建築など様々な技術を継承していくため​、また、​神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う(神の力がリフレッシュされる)​などと言われているそうだ。
​ ​ ​ 平成20年4月に、御祭神である大国主大神が御本殿から御仮殿​となる拝殿​に御遷座される「仮殿遷座祭」が執り行われた。そして翌21年から、御本殿のみならず摂社・末社も、修造工事が進められてき​ている​。平成25年5月10日には、大国主大神が修造の終わった御本殿にお還りになる「本殿遷座祭」が執り行われ​たという。そして、平成28年3月には境内境外の全ての社殿の修造遷宮が完了、第2期事業として​平成28年​4月以降は重要文化財の会所の修造をはじめ、出雲大社と密接な関係を持つ国造家鎮守社8社他の修造や文化財等を展示するための宝物殿の改修等が行われ​ている​。
​  出雲大社では、松の参道も歩いてみたかったし、門前町であるお宮通りや神門通りも歩きたかった。竹内まりやの実家という「竹野屋旅館」も見たかったが、そんな余裕はなかった。

57.​​​​​​旧JR大社駅 車窓から
大社線 廃止に伴い1990年4月1日に廃止となった​旧JR大社駅の前を通った​。 ​この旧大社駅は​ 2004年(平成16年)重要文化財に指定され​、​2009年(平成21年)2月6日 - 近代化産業遺産に認定され​ている​。 バスはさらに神門通りを走り、右手に 一畑電車出雲大社前駅が見えてきた。​

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 32mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.日の丸の旗
バスの中からも見えていた日の丸の旗は神楽殿の前に立てられていた。 旗の大きさは縦9m×横13.6m(畳75畳分)掲揚塔の高さは47mだそうだ。青空にはためく日の丸は子供のころに見た切手を思い出す。それは、1951年(昭和26)9月のサンフランシスコ平和条約調印の8円の記念切手だった。1951年のサンフランシスコでの平和条約で日本は自他共に独立国として再出発したのだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f5.6 1/1000秒 62mm ISO100 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
59.神楽殿
駐車場から境内のほうへ進むと、良く映像で見る大注連縄がある神楽殿があった。さすがに大きい注連縄だ。建物は昭和56年に造られた。祭典、祈願、結婚式が行われる。大広間は270畳もあるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 18mm ISO100 ) 露出補正 なし
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60.自衛消防団車
可愛らしい軽自動車の消防車があった。これは出雲大社の自衛消防団のものらしい。 出雲大社は昭和53年5月に拝殿や八足門など8棟を全半焼する火災が起きた。この火災を機に、出雲大社は自衛消防隊を整備したという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
61.松の参道
四の鳥居の前に来る。右に松の参道、左に拝殿がある。一の鳥居のある神門通りから始まり、二の鳥居のある勢溜から参道が始まる。そして、三の鳥居から、ここ四の鳥居まで松の参道が続く。松の参道は三つに分かれていて、写真に見える松の内側は神様の通る道であり、柵が置かれ通れないようになっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 45mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.四の鳥居
四の鳥居は銅鳥居と呼ばれる。出雲大社には材質の異なる四つの鳥居がある。一の鳥居は石(コンクリート)、二の鳥居が木、三の鳥居が鉄、そしてこの四の鳥居が銅だ。四の鳥居をくぐると、左手に拝殿、奥に八足門、その向こうにご本殿がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
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63.拝殿
先に記したように、平成20年から60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われてい​る​。 そのため、平成20年4月に、祭神である大国主大神が御本殿から御仮殿​となるこの拝殿​に遷座された。そして、 平成25年5月10日には、大国主大神が修造の終わり、拝殿から御本殿にお還りになる「本殿遷座祭」が執り行われ​たという。拝殿はその間、仮の御本殿だった。この拝殿は、昭和34年に総ヒノキ造りで再建されたものだそうだ。前の62.の写真のように銅鳥居の下の中央に立つと拝殿は左にずれている。これは御本殿の屋根を拝することができるよう配慮されているのだという。注連縄は神楽殿のほうが立派なようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO100 ) 露出補正 なし
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64.八足門と御本殿の屋根
拝殿の奥に八足門がある。八足門は、 推定1667年に創建され、2004年7月6日に重要文化財として登録されている。 八足門は拝殿の奥に位置し、八足門の内側が出雲大社の御本殿である。すなわち御祭神である「大国主大神」がご鎮座されている。通常は八足門の奥には入ることはできまない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
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65.回廊
八足門の回廊は、その正面の西側と東側にある。これは東側の回廊だ。 一般的に回廊とは、神社などで中庭を囲むように巡らされた屋根付きの廊下だが、八足門の回廊は、その正面の西・東側のみにある。つまり、西側回廊と東側廻廊の奥には廻廊の代わりに木製の瑞垣という垣根が張り巡らされ、この瑞垣が八足門の内側にある御本殿をはじめとした社殿群を取り囲んでいるという。 回廊は1667年寛文年間に造営されており、現在観ることのできる姿は1744年の延享年間に執り行われた御本殿の造営時に解体移築したものであると考えられているそうだ。回廊も重要文化財である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/640秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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66.八足門
八足門の造りとして、屋根は二重繁垂木で組まれており、組手は一手先の出組、その上に支輪が見える。門の鴨居部分の上部には、左甚五郎作の瑞獣(「瑞獣」とは、吉兆として現れる霊妙な獣をいう)と流水紋などの美しい彫刻を見ることができる。八足門の内側は一切、撮影が禁止になっていて、看守さんが立っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
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67.仮拝殿
ご本殿修造期間中に 拝殿が 御仮殿となっていた間、 拝殿の西側に新規にこの仮の拝殿を作って対応していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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68.巨大な柱の跡 八足門の前
これは平成12年から13年の間に行われた出雲大社境内遺跡の発掘調査で、杉の大木3本を1組で括りつけた巨大な1本の柱が発見されたが、すなわちこの柱が過去において、この八足門前の床の下に埋まっていたと言うことを示しているものなのだそうだ。 この巨大な柱の発見によって「48メートルの巨大神殿は実在した」と言う、確証に行き着くことになったという。 出雲大社の宮司家には、古い時代から伝わる「金輪御造営差図(かなわのごぞうえいさしず)」という、平面設計図があるそうだ。 そしてその絵図面では、3本の巨大な柱を金輪で束ねて、それを「直径3メートルの巨大な1本の柱」として、その柱の上に「大社造り」で「神殿」を造る設計になっているのだそうだ。この巨大な柱の直径は、約3mにもなり、この八足門前だけではなく、合計で3ヵ所も境内で発見されている。(出雲大社・御朱印というサイトを参照した)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
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69.御本殿と屋根
御本殿は大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式である。現在の御本殿は高さ24mで延享元年(1744年)に3年半の歳月をかけて完成した。68.で記したように古くは倍の48mの御本殿が建っていたという。大社造りである出雲大社御本殿の屋根は切妻屋根で、上から下へ優美な曲線を描いているのが特徴であり、これは中国大陸文化の影響で、後世に変化したものだそうだ。屋根は茅葺きで、雪が積もるのを避けるために傾斜はかなり急につくられているという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 76mm ISO125 ) 露出補正 なし
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70.カワラヒワ
境内に見たことのない野鳥が飛んできた。帰ってきてから調べてみると、カワラヒワのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f4 1/500秒 203mm ISO1250 ) 露出補正 なし
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71.神楽殿の額
神楽殿に大きな額が掛かっていた。右から神光満殿(しんこうまんでん)と読み、神の光で満ち足りていることという意味だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影( f2.8 1/500秒 12mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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72. 神楽殿のステンドグラス
また、神社建築には珍しく神楽殿の正面破風の装飾にステンドグラスが使われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/250秒 81mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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73.千家国造館
そろそろバスに戻る時間がくるので、駐車場のほうへ歩いていく。途中に千家国造館があった。 天穂日命 以来代々出雲大社に奉仕される出雲國造がお住まいになるのが國造館である。同館のなかの書院は明治45年に大正天皇が出雲大社御参拝の折り、行幸を仰いだ部屋で、その後も各宮殿下がしばしば来られたという。また國造館を語るうえで忘れてはならないのが斎火殿 (新しく火鑽・ひきりできった神聖な清い火の御火所 )という。ところで 出雲大社の権宮司・千家国麿氏と結婚された高円宮典子様とは別居状態と伝えられるが・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
74.桜と日章旗
出雲大社の桜も数は少なかったが、満開だった。澄み切った青空と大きな日の丸と桜の花は最高の取り合わせであった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/1000秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
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2015年10月 7日

秩父神社 9月21日

「巾着田曼珠沙華とコスモスの競演 関東最大級のパワースポット三​峯​神社・秩父三社めぐり」という日帰りバスツアーは巾着田を12:00に出発した。正丸トンネル、横瀬町を経て秩父市に入る。秩父で弁当を積み込み宝登山神社へ先に行く予定だったが、予定より遅れ、最後の三峯神社が暗くなってしまいそうだという判断で、秩父神社を先に参拝することになった。バスは1:40に秩父鉄道の秩父駅前の駐車場に入った。50分間の秩父神社参拝、散策時間がとられた。

秩父神社の境内はそれほど広くはない。一の鳥居のある南門から境内に入る。参道をまっすぐに歩くと神門がある。その先に社殿が見える。社殿にお参りする。秩父神社のホームページによれば祭神は①八意思兼命 (やごころおもいかねのみこと)、 ②八意思兼命の十世孫で初代知知夫国造である知知夫彦命 (ちちぶひこのみこと) 、③ 鎌倉時代に合祀された天之御中主神 (あめのみなかぬしのかみ)、④そして昭和28年に合祀された昭和天皇の弟である秩父宮雍仁親王の四柱の神々が祀られている。 秩父神社の創建は、平安初期の典籍「先代旧事紀-国造本紀-」によれば、第10代崇神天皇の代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の10世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとされていて、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っているそうだ。現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康が寄進したもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されている。毎年12月3日に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられている。 参拝した後、バスに戻る途中にある「秩父まつり会館」(入場料410円)に入り、その笠鉾・屋台のレプリカを見てきた。

バスの添乗員さんが本殿のまわりに[施された左甚五郎作と伝えられる「子宝・子育ての虎」や「つなぎの龍」など、さまざまな彫刻が見事だからぜひ見て来いと薦めてくれた。

11.秩父鉄道秩父駅
かみさんがトイレに行っている間に秩父地場産センターの中にある秩父駅の構内を覗いてみた。秩父鉄道は埼玉県北部を東西に横断する秩父本線(秩父線)と貨物線である三ヶ尻線の2路線を保有・運営している。秩父線は東武伊勢崎線の羽生駅から三峰口までの37駅、総延長71.7kmの路線である。普通列車に加え、急行「秩父路」やSL「パレオエクスプレス」が運転されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/125秒 12mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.秩父神社
南門、一の鳥居から秩父神社の境内に入る。正面に神門とその向こうに社殿が見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/320秒 21mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
13.神門
​10​段​程​の石段があり、​それを上がると​朱に黒瓦、金の装飾を付けた神門​がある。調べてみたが何時建てられたものか​解らなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/400秒 7mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
14.社殿
社殿は本殿・幣殿・拝殿が1つにまとめられた権現造の形式である。左甚五郎の作とされるものを含む多くの彫刻で飾られている。約2000年の歴史がある秩父神社は、江戸時代の天正12年(1592年)に徳川家康の命により現在の社殿が建てられたとそうだ。1970年に解体復元されている。埼玉県の有形文化財。これはその拝殿の正面。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 11mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
15.社殿の彫刻 「子宝 子育ての虎」
本殿を左回りに彫刻を見ていく。これは拝殿の左側にある「子宝 子育ての虎」。虎は徳川家康の社殿再建に由来している。徳川家康は虎にまつわる人物として知られ、虎の年、虎の日、虎の時刻に生まれ、関東入国も庚寅年だったと伝えられる。「子宝 子育ての虎」左甚五郎の作と言われ、母虎はヒョウ柄で彩色表現され、江戸時代の文化を今に伝えると説明されていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/125秒 7mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
16.拝殿左の彫刻 桃仙人、キジ、イヌ 
拝殿の前を左に回った壁面(社殿西側)にも彫刻が施されている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
17.「お元気三猿」
社殿西側の猿の彫刻は、日光東照宮の三猿の見ざる、聞かざる、言わざるとは全く違う表情をし、珍しい庚申信仰の逆説を表わす「良く見る・良く聞く・良く話す」の姿を\している。サルは「魔が去る」の語呂から、「災い除け、病除け」の信仰が古くから伝わり、社殿の同方向には前の写真のような桃仙人、キジ、イヌが見え、あたかも昔話の「桃太郎」を窺わせる面白い配置を見ることができるとある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 48mm ISO220 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
18.「北辰の梟」
社殿北側の中央には梟の彫刻があった。この梟は体は正面(南側)を向きながら首だけ180度反転させ、北に輝く北極星(妙見さま)を拝しながら大神様を守護しているのだという。学問の神様である秩父神社の祭神「八意思兼命」のご神徳と梟の頭が回転していることから知恵のシンボルとして合格、学業成就、心願成就を願う人たちがお参りするという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/125秒 27mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
19.摂末社
「北辰の梟」を見て振り向くと、天神地祇社があり、全国の一宮やそれに準ずる神社の祭神が祀られている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/125秒 6mm ISO900 ) 露出補正 -0.3段
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20.「つなぎの龍」
社殿の東側、ここは鬼門といわれる場所でこの場所には鬼門を守護する左甚五郎作の「つなぎの龍」の彫刻がある。説明に寄れば、その昔、秩父札所十五番小林寺近くに「天ヶ池」という池があったそうで、その池に住みついた龍があばれた時には、必ずこの彫刻の下に水溜りができていたことから、この彫り物の龍を鎖でつなぎ止めたところ、その後、龍は現れなくなったとされている。東方を守護するとされる長い舌を出した龍は青龍。青は五行説(古代中国に端を発する自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説)では東方の色とされるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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21.拝殿には参拝者の列
社殿の周りを彫刻を見ながら一周して拝殿の前に戻ってきた。私は先にお参りを済ませたが、参拝者の列が続いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/125秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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22.本殿右側にも虎の彫刻
「子宝 子育ての虎」は拝殿の正面左側にあったが、拝殿の右側にも虎の彫刻があった。目を移すとベンチャーウィスキーという会社から大きな樽が奉献されていた。2004年に秩父市で起業され、2008年にはウィスキーの製造免許を取得。秩父蒸留所で造られたウィスキーは「イチローズ・モルト」というブランドで販売されているそうだ。初めて知る。イチローというブランド名は創業者の肥土伊知郎さんにちなんだものである。2006年6月、権威あるウイスキー・マガジン誌上コンテストにて最高得点を獲得、国内外の品評会で軒並み高得点を叩きだして以来、無名に近かった銘柄「イチローズモルト」の名は業界に広く知れ渡るようになったと報じられている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 10mm ISO180 ) 露出補正 -0.3段
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23.秩父鉄道の車両
駅の窓からプラットホームを見るとどこかで見たことのあるような車両が停車していた。東急の7500系のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/160秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.武甲山
バスへの集合時間まで少々時間があったので、少し歩いてみた。踏切の手前から武甲山を眺める。標高は1,304mで思ったより高い。石灰岩採掘により、こちら側から見る北側斜面は植生がほとんど見られず、白っぽく見えるが、他方向の斜面は自然豊かな森林となっているという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/640秒 22mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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