検索結果: Studio YAMAKO

Studio YAMAKOで“.フタスジチョウ”タグの付いているブログ記事

2018年8月29日

湯の丸高原 7月20日ー21日

初日、池の平から地蔵峠に戻ったのはまだ12時過ぎだった。今宵1泊する群馬県側の嬬恋鹿沢休暇村へ入る前に、地蔵峠の広大な駐車場に車を停めて、湯の丸キャンプ場へ行ってみた。キャンプ場への道は昨年来た時に比べるとずいぶんきれいに整備されていた。キャンプ場までは車も入れる。白窪湿原まで行ったが、特に成果はなかった。
  翌21日、野草園、「たまだれの滝」で撮った後、地蔵峠へきた。この日は、湯の丸スキー場のリフトに沿って、つつじ平へ登ってみることにする。ゲレンデには花もあり、高原のチョウが舞っていた。しかし、その登りはなかなかきつい。汗びっしょりになりながら、20mくらい登っては一息入れる。
 40~50分でつつじ平の入口に着いた。入口から柵の中に入り、湯の丸レンゲツツジ群落と呼ばれるところを歩く。6月下旬から7月上旬にはレンゲツツジが山全体を染め上げるという。一度その季節にも訪れてみたい。ミヤマシロチョウに会うことを期待していたが、遠くをそれらしきチョウが飛んでいくのを2回ほど目撃しただけだった。
 つつじ平で収穫が得られず、また、登りと同じルートを下り始める。途中、下のほうからミヤマシロチョウが飛んできた。いったん、比較的近くに咲くマルバダケブキに止まろうとしたが、止まらずに行ってしまう。ところがしばらく飛んで、上に見える今下りてきたところに咲くノアザミの花に止まった。我を忘れ、そこへ駆け上がっていった。なんとか、カメラに収める。さらに近づこうとしたが、ノアザミの花から去っていってしまった。
 帰路も高速道路は順調に走れ、夕刻には自宅に着いていた。

;クリックすると大きな写真になります。 46.エルタテハ -1 
地蔵峠から湯の丸キャンプ場への道、またまた路上に止まる何時もの写真になってしまった。こういう場合は、モニターを使ってローアングルで撮りたいのだが、首にかけたネックストラップが邪魔になってこれ以上カメラを下げられない。ハンドストラップを検討してみる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 47.コヒョウモン
白窪湿原で。ヒョウモンチョウと裏面で判別するのは難しいが、前翅外縁の形からコヒョウモンだと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 125mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 48.ギンボシヒョウモン -1
信州の高原のチョウの代表だ。ノアザミで夢中で吸蜜しているところを近寄って撮った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。180828_049.jpg 49.フタスジチョウ
あまり個体数の多いチョウではない。今回はこの時にしか会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 50.ギンボシヒョウモン -2
ゲレンデを息を切らしながら、つつじ平へと登る。トンボはノアザミに止まるのは休むためだけだ。ギンボシヒョウモンは熱心に吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO160 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 51.ヒメキマダラヒカゲ
なかなか翅を開いて見せてくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 52.ミドリヒョウモン
ゲレンデの真ん中に咲くノアザミの花に、きれいなミドリヒョウモンの♂が訪れた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 53.マルバダケブキとギンボシヒョウモン
マルバダケブキもヒョウモンチョウの仲間が好きな花だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 54.アカタテハ -1
ここは標高2,000m近いがアカタテハもいた。アカタテハは都会の花壇から、高原まで幅広く垂直分布する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 208mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 55.アカタテハ -2
緑が背景になってくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 56.エルタテハ -2
もっとローアングルで撮れるようにしたいのだが。エルタテハは多く見る機会があったが、シータテハには会えなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 84mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 57.クロヒカゲ
ハナチダケサシだろうか、白い花にクロヒカゲが止まっていたので良く目立つ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 73mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 58.つつじ平は牧場
リフトの終点からさらに進むとつつじ平の入り口があった。入口から柵の中に入る。つつじ平は湯の丸牧場だった。牛たちが放牧されている。さすがにレンゲツツジの花はもうない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 59.オオチャバネセセリ -1
オオチャバネセセリは平地にも産するというが、横浜市の舞岡公園などでは見たことがない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 42mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 60.群馬県における高山蝶保護について
つつじ平の一方の入り口に上のような英語版の立札が立っていた。外国人による被害があるのだろうか。この立札の裏側を見ると下の写真のように日本語で書かれていた。ただ、3種の高山蝶の写真がそれぞれ異なっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 30mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 61.オオチャバネセセリ -2
きれいな個体だった。これは♀だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 62.コヒョウモン
これはヒョウモンチョウかもしれない。難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 50mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 63.ウラギンヒョウモンとオオチャバネセセリ
つつじ平はほぼ平坦な草原だ。ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモン、そしてオオチャバネセセリがそこに咲くノアザミの花で多く吸蜜する。ミヤマシロチョウが現れないかと期待するのだが。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 190mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 64.クロヒカゲ♀
前翅の白い帯が明瞭なので♀とわかる。クロヒカゲのほうが、舞岡公園などで普通にみられるヒカゲチョウより、分布が広く、ほぼ日本全土に及ぶ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 65.ミヤマシロチョウ -1
登ってきたゲレンデと同じコースを地蔵峠へ向けて下りていくと、途中でミヤマシロチョウが風に乗るように飛んできて、比較的近くに咲くマルバダケブキに止まった。「それっ」とばかり近寄ろうとすると、飛び立ってしまった。そしてゲレンデの上のほうに飛んでいき、30m~40mくらい上に咲くこのノアザミの花に止まって吸蜜を始めた。もう一度「それっ」とそこへ駆け上がる。足場が悪くこれ以上近づけないところで、ズームをいっぱいに伸ばして何度かシャッターを切った。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 66.ミヤマシロチョウ -2
何とかもう少し近づこうとルートを見つけようとするが、ミヤマシロチョウは吸蜜していたノアザミから離れて行ってしまった。まあ、唯一の撮影チャンスを何とかものにできた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 67.花に来たエルタテハ
珍しくエルタテハがシモツケソウにきていた。あまり花で吸蜜するエルタテハを見たことがなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 68.イブキジャコウソウとコヒョウモン
イブキジャコウソウにもヒョウモンチョウの仲間が多く集まる。このコヒョウモンは♀のようだ。ゲレンデの麓に着いた。もう目の前が駐車場だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 125mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段


2018年3月22日

蝶 自選年間ベスト10 (​15) 2017年

十分なチョウの撮影ができない1年だったが、そんな中でも、春には久しぶりにアオバセセリに会うことができた。また、一度は撮っておかなければいけないと思っていたホソオチョウも撮ることができた。
 昨年と同じく、クジャクチョウやキベリタテハといった高原のタテハチョウたちは極めて少なかった。インターネットでチョウ愛好家の方々のブログを閲覧しても、これらのチョウの不作が伝えられた。7月に、オオムラサキセンターへ行った帰りに、勝沼から日川渓谷沿いに、大菩薩嶺の山麓を走る林道に入ってみた。この時に新鮮ななフタスジチョウを撮れたことは収穫だった。 9月5日にも、今度はキベリタテハを狙って同じ所へ行ってみたが、 チョウ愛好家がよく利用するペンションのかたに伺ってみても、キベリタテハはわずかしか見られないとのことだ。アサギマダラとくたびれたミドリヒョウモンの♀がマルバダケブキの花に来ているくらいで、めぼしいチョウは何もいない。
  7月の20日ごろ、友人御夫婦とドライブ旅行で、鹿沢、湯ノ丸、池之平へ行ったが、そこでは少し最盛期を過ぎていたものの、ミヤマモンキチョウも撮影できた。また、アイノミドリシジミの乱舞に遭遇したことも収穫だった。

クリックすると大きくなります。 1.トラフシジミ 春型 2017年4月4日 神奈川県相模原市
この年もギフチョウを撮りにいつものところへ出かけたが、ギフチョウは発生が遅れているようで、個体数が少なくて、よい写真は撮れなかった。これは梅の花に来たトラフシジミ。春型は裏面の白帯が鮮やかである。トリミングしている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 2.ホソオチョウ ♀ 2017年4月28日 埼玉県嵐山​​
韓国からの人為的な移入種だが、一度は撮ってみたいと思っていた。♂も飛んでいたが痛んでいる個体が多い。弱々しく飛んでは止まる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro​​
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 3.アオバセセリ 2017年5月2日 八王子市郊外​​
連休の合間にアオバセセリを撮りに行った。ここでアオバセセリに会えたのは5年ぶりだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO220) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 4.クロアゲハ 2017年5月8日 八王子城跡​​​​
羽化したばかりと思われるクロアゲハの♀が、ミツバウツギの花に絡んでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影(f6.3 1/250秒 300mm ISO1400)露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 5.ミヤマカラスアゲハ 2017年5月11日 南足柄夕日の滝付近​​​​
南足柄の夕日の滝の駐車場で、ここでは久しぶりにミヤマカラスアゲハにあった。しかし、大きく破損していて、そのまま画にするのは可哀そうだ。トリミングして破損しているところを切り取った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/320秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
180322_006.jpg 6.ウスバシロチョウ 2017年5月22日 八王子城跡
この年は南足柄では、その個体数が少なく、ウスバシロチョウを撮ることができなかった。八王子城跡でシーズン最後にリベンジだ。300mmの望遠端開放で近づいて撮ったが、何とかシャープに撮れた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/800秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 7.ウラゴマダラシジミ 2017年6月5日 舞岡公園​​
舞岡公園を歩いていて、目の前の池の端で咲くウツギの花でウラゴマダラシジミが吸蜜しているのを見つけた。夢中で吸蜜していて近づいても動かない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro​​
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 8.フタスジチョウ 2017年7月8日 日川林道​​
オオムラサキセンターへ行った帰りに、キベリタテハが多いという大菩薩嶺山麓の日川峠へ、偵察に行ってみた。キベリタテハ発生には時期的にまだまだ早いので会えないのは当然である。ここ数年、キベリタテハなどタテハが少なかったが、2017年は回復しつつあるという情報もある。途中の日川林道でフタスジチョウのきれいな個体を撮影できた。9月5日にも今度はキベリタテハ狙いで同じ所へ行ったが、収穫はなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/250秒 300mm ISO360) 露出補正 -0.3段
クリックすると大きくなります。 9.ミヤマモンキチョウ♀ 2016年7月20日 長野県東御市​​​​
ミヤマモンキチョウが確実に撮影できるところはわかったのだが、ただでさえ、敏捷に飛び回るのに、そこはなかなか撮影しにくい場所だ。♂は擦れてきていたが、♀は新鮮な個体が多かった。トリミングしている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18- 300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/640秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 10.パリのモンシロチョウ  2017年8月7日  バリ自然史博物館植物園​​​​​​
久しぶりのヨーロッパ旅行で、パリに寄ったとき、マダム・フルニエが1916年から52年にかけて収集した膨大なミイロタテハの標本を見ようと国立自然史博物館へ行った。残念ながら、ミイロタテハの標本の展示はなかったが、博物館の前に広がる植物園が楽しませてくれた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18- 300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/320秒 300mm ISO280) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 補1).アイノミドリシジミ  2017年7月21日  群馬県鹿沢高原​​​​​​​​
群馬県側から湯の丸高原の地蔵峠へ行く途中に鹿沢園地というところがあった。車を止めて歩いてみると、緑色の金属光沢に輝くゼフィルスの乱舞に出会った。アイノミドリシジミのようだ。トリミングしている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/160秒 161mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 補2). パリのモンシロチョウ  2017年8月7日  バリ自然史博物館​​​​​​​​植物園
日本のモンシロチョウに比べて、前翅先端が鋭角にとがっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18- 300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (f6.3 1/2000秒 300mm ISO200) 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 補3).ツマグロヒョウモン♂ 2017年10月8日 舞岡公園​​
今年は舞岡公園で、ツマグロヒョウモンが少ないと思っていたが、秋になると多く見られるようになった。普通種ではあるが見栄えのするチョウだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm f2.8 macro​​
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段


2017年8月20日

嬬恋鹿沢 2泊3日のドライブ旅行(7/19-21) (4)鹿沢・湯の丸周辺を歩く 7月20日-21日

湯の丸の地蔵峠、高峰高原の車坂峠は群馬県と長野県の県境になっている。嬬恋鹿沢そして私たちが泊まった宿は群馬県側にある。池の平湿原や、高峰高原ホテルは長野県側だ。
 2日目の高峰高原ホテルで昼食の後、車坂峠を群馬県側に下りて、嬬恋農場へ行ってみた。途中で舗装がなくなり、最近は滅多に走ったことのないようながたがた道を砂埃を巻き上げながら走ったが、途中のカラマツ林は美しく、道端に鹿の親子が現れたりした。
 嬬恋農場は全くの農場で、観光向けの施設は何もなかったが、その畑は、北海道を連想するような、広大で美しい景観だった。
 この日の予定はここまでだったが、まだ時間も早いので、宿へ戻る途中のR144沿いにある田代湖へ行ってみることした。ところが、この湖は全く観光地化されておらず、湖畔に下りることさえできなかった。田代湖は東京電力鹿沢ダムのダム湖だそうだ。田代湖を一周して、元の道に戻り、昨日通ってきた道を宿に戻った。
 翌、第3日目は鹿沢園地、湯の丸高原をぶらぶらして、地蔵峠から小諸に下りた。鹿沢園地では思いもかけずメスアカミドリシジミの乱舞を見ることが出来た。
 湯の丸高原の駐車場に車を置いて、男2人は湯の丸キャンプ場、白窪湿地まで、小一時間ほど歩いてくることにしたが、女性陣は駐車場近くの食事処で待っていていただくことにする。湯の丸高原では、今日から夏休みなのか、子供たちが先生に引率されて、ぞろぞろと湯の丸山の登山道へ行く。湯の丸キャンプ場の入り口でミヤマシロチョウらしき白いチョウを見かけたが撮影できなかった。白窪湿原にはニッコウキスゲとアヤメ、そしてハクサンフウロが咲いていた。

クリックすると大きくなります。 59.ギンボシヒョウモン
昼食をとろうと入った高峰高原ホテルの玄関前の小さな花壇にギンボシヒョウモンが2頭来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.3 1/640秒 39mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 60.小諸、佐久平の展望
クリアに撮れなかったが、高峰高原ホテルの2階レストランからは、小諸、佐久平が見渡せた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.5 1/800秒 14mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 61.鹿の親子
食事を終え、車坂峠を群馬県側に嬬恋農場に向けて下る。途中まで舗装されていたが、そのあと、未舗装のガタガタ道になった。道端に野生のシカが現れた。子供を連れている。野生のシカは何処でも増えていて見るのは珍しくない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.5 1/125秒 12mm ISO350​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 62.嬬恋農場旧事務所
嬬恋農場は、馬鈴薯生産の安定向上のために必要な健全無病な馬鈴薯原原種(全国に配布する種いものもとだね)の生産・配布を目的として1947年(昭和22年)に農林省嬬恋馬鈴薯原原種農場として設立されたという。1986年(昭和61年)12月、組織の再編統合により種苗管理センターが設立され、「農林水産省種苗管理センター嬬恋農場」に名が改められたそうだ。作業をされていた人にこの建物は何ですかと尋ねたところ、事務所があった建物だと答えてくれたが、あまり、観光客には来てほしくないようだった。傍には「病害虫侵入防止に関するお願い」という立て札が建っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/640秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 63.広い畑
広大な畑が広がっていた。覆いもされていないので、ここで馬鈴薯の種いもが栽培されているのではないと思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.3 1/800秒 4mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 64.キャベツ畑
栽培されているのは見るからに瑞々しく、旨そうなキャベツだ。女性陣は明日キャベツを買って帰ることを決めたようだ。車のトランクに入るだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f3.8 1/250秒 7mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 65.苗植え
セミ機械化された台車で苗植え作業がされていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.2 1/250秒 30mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 66.嬬恋農場
翌7月21日、宿のフロントで情報を得て、まず、キャベツを買いに嬬恋農場へ行く。この日は湯の丸から地蔵峠を越えて小諸へ下りる予定だが、反対方向の昨日行った田代湖の方へ向かう。R144の田代の交差点の近くから入る道沿いに、海野農園という野菜直売店が店を開けていた。どうやら宿から営業しているかどうか確認の電話があったらしく待ち構えていた様子だった。友人の奥様はご近所へのお土産にと大量お買い上げ、何とか車のトランクに押し込んだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f4.8 1/400秒 17mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 67.農道
その海野農園の直売店はほとんど車の走っていない農道?にあった。地図では見えている山は糠塚山のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f4.5 1/500秒 15mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 68.ゴイシシジミ
キャベツを買って、来た道を地蔵峠へ向け戻る。宿の前を通過して、湯の丸の手前にある園地で車を置き散策した。ゴイシシジミがササの葉に止まっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250​秒 300mm ISO​800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 69.ヤマキマダラヒカゲ​​
無傷のきれいなヤマキマダラヒカゲがいた。羽化したばかりのようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 70.たまだれの滝​​​​
園地の道を少し登っていくと小さな滝があった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f4.8 1/125秒 17mm ISO1600​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 71.メスアカミドリシジミ -1​​​​
チラチラと輝きながら飛び回る複数の小型のチョウがいた。ゼフィルスだ。だが、蝶までは距離があり、同定が難しい。オオミドリか、ジョウザンミドリかと思った。しかし、表翅の金属光沢の緑色が、アイノミドリかメスアカミドリのようにも思える。帰宅してから裏面の写真を見て、メスアカミドリシジミと同定した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels​​​​
プログラムオートで撮影(​ ​f6.3 1/200秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 72.メスアカミドリシジミ -2
表翅は輝きの強い金緑色だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(​ ​f5.6 1/250秒 108mm ISO100​ ) ​ 露出補正 なし
クリックすると大きくなります。 73.メスアカミドリシジミ -3
好んでこのササの葉に止まる。陽の光を浴びて開翅する。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 74.メスアカミドリシジミ -4​​
止まっている1頭が飛び立つと、3~4頭が一斉に追いかけ、いわゆる卍巴飛行をおこなう。まだまだ、撮っていたかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 75.コチャバネセセリ
地蔵峠の駐車場から、湯の丸キャンプ場への道を歩く。小学生の林間学校のグループが多く、砂埃上げて賑やかに歩いていく。湯の丸キャンプ場の入り口でミヤマシロチョウらしき白いチョウを見かけたが撮影できなかった。コチャバネセセリがシモツケソウの花で吸蜜していた。S​​​​​IGMA​ 18-300mm では望遠側の300mmで開放f6.3で撮ることが多いが、このクラスのレンズとして写りは期待以上と思っている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
​​ 絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 76.ヒョウモンチョウ
ウツボグサの花で吸蜜するヒョウモンチョウ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​​​​ 1/​1250​秒 195mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 77.ニッコウキスゲ​​
キャンプ場の少し先にある白窪湿地ではニッコウキスゲが咲いていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3​​​​​​​​​​​ 1/​2000​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 78.ウラギンヒョウモン -1
地上低いところに咲くウツボグサの花にはウラギンヒョウモンも飛来していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​​​ 1/​400​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 79.ウラギンヒョウモン -2
大きな、立派なウラギンヒョウモンだった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​​​ 1/​640​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 80.エルタテハ
昨夏からクジャクチョウやキベリタテハを見る機会がほとんどないが、エルタテハだけはしばしば見ることがある。ただ、この蝶は花に来ない。路上の撮りにくいところで静止する。ローアングルで狙おうとするのだが、こちらの動作に敏感に反応して飛び立ってしまう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3​​​​​​​​​​​ 1/​1000​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。 81.フタスジチョウ​​
10日ほど前に山梨県の日川林道できれいな本種を見たが、ここでも見ることが出来た。きれいな個体だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6.3​​​​​​​​​​​ 1/​400​秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし


2017年7月29日

山梨県日川渓谷を行く 7月8日

オオムラサキセンターへ行ったときは、後半に小淵沢の先の観音平へ行くことが多かったが、今回は勝沼まで戻って日川渓谷の林道を大菩薩方面へ登ってみた。
 初めてのところなので、様子が判らない。まず、カーナビで日川渓谷レジャーセンターを目指した。土曜日とあって日川渓谷沿いのそのキャンプ場でバーベキューを楽しみ若人のグループがにぎやかである。1時少し前になっていたので、ベンチに座って、持参のサンドウィッチなどで腹ごしらえをする。
 ここでは蝶の影はない。駐車場に車を停めたまま、上に歩くか、下に歩くか考えたが、日川の下流に向かって歩いてみる。10分ほど歩くと、日川渓谷竜門峡入口があり、日川に架かる竜門橋を対岸へ渡ってみる。木立の中に遊歩道があるが、歩いている人はいない。テングチョウと、ホシミスジが飛んでいるくらいで、蝶も多くない。10分くらい歩いて引き換えしてきた。
 車に戻り、上がってきた県道218号線(大菩薩初雁野線)をさらに上に行ってみることにした。
 やがてペンションがあって、広くなっていたので、そこに車を停めさせていただいた。すると、その駐車場の周りに複数のチョウが飛んでいる。フタスジチョウ、クモガタヒョウモン、クジャクチョウ、ヒメキマダラセセリなどを撮ることが出来た。フタスジチョウに会えたのがうれしい。
 この日はここまでにして、次に来るときはもう少し上に入って見ようと思う。

23.日川渓谷レジャーセンター
山梨県甲州市大和町初鹿野から大菩薩嶺の方に登っていく山梨県道218号線大菩薩初鹿野線という道がある。初めてのところだが、あるヒントを得て行ってみようと思った。オオムラサキセンターから中央道に乗り、東京方面へ走り、勝沼インターで下りた。国道20号線を少し新宿方面へ行き、景徳院入り口というところを左折する。初めて来るところなので様子が判らないので、まず日川渓谷レジャーセンターの駐車場に車を入れた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f5.6​​​ 1/​600​秒 48mm ISO​2​​00​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
24.史跡 土屋惣蔵片手切​​
登ってきた来た途中で見かけた竜門峡へ行ってみようと県道を歩いて下る。竜門峡入口の手前にこんな遺跡があった。武田勝頼軍が織田勢と戦った折、勝頼軍の殿群を引き受けた土屋惣蔵は岩角の藤蔓を片手で掴み、太刀を片手で振るって寄せ来る敵を片っ端から斬り伏せ、崖底の日川に蹴落とした。川の水は三日間赤く染まったという。史跡夜話というサイトの土屋惣蔵片手切から。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250秒 18mm ISO​720​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
25.竜門峡入口​​​​
写真にあるように日川渓谷竜門峡入口があった。景徳院に向かって右側が渓谷になっている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250秒 18mm ISO​220​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
26.竜門橋から峡谷を見る​​​​​​
日川渓谷にかかる竜門橋を渡る。峡谷は深い。橋を渡ると2.4kmの遊歩道がある。チョウはホシミスジとテングチョウくらいしか見かけない。少し先へ行ってみようと歩き始めたが、10分くらい歩いて、あまり期待できないので、引き返すことにした。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​400秒 18mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
27.日川林道 「ペンションすずらん」​​​​​​
一旦、日川渓谷レジャーセンターに置いた車に戻り、こんどは県道を上に上がってみることにする。しばらく登っていくと、ペンションがあった。広い駐車場があったので止めさせていただく。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f5.6​​​ 1/​250秒 28mm ISO​220​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
28.「すずらん昆虫館」
敷地内に「すずらん昆虫館」という建物があった。入館はペンションに申し込んでお願いするようだ。館長さんは沢井稔さんとおっしゃる。カミキリムシやオサムシだご専門のようで、数多くの種が棲息する大菩薩の自然に魅せられ、この地に「すずらん昆虫館」を設立したそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f5.6​​​ 1/​1000秒 18mm ISO​220​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
29.クモガタヒョウモン
駐車場の周りには複数のチョウが飛んでいた。このヒョウモンは何だろうと思ったらクモガタヒョウモンだった。近寄ると敏感に飛び立つ。ピントが合わせにくい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f6.3 1/​640秒 300mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
30.フタスジチョウ -1​​
きれいなフタスジチョウがいた。それほど会うのが難しいチョウではないのだろうが、こんなきれいな個体は初めてだった。7月上旬、まさに今が旬だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​360​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.フタスジチョウ求愛 -1​​​​
そのフタスジチョウのところに、別の個体が飛んできて、求愛の舞を始めた。はじめに止まっていたのが♀と思うが、雌雄の区別は難しい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​360​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
32.フタスジチョウ求愛 -2
なかなか受け入れられないようだ。成就されなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​360​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
33.フタスジチョウ -2
別の個体だと思う。オカトラノオの葉に静止していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​250​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
34.ヒメキマダラセセリ -1​​
オオムラサキセンターにいたのはコキマダラセセリだったが、これはヒメキマダラセセリだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
35.ヒメキマダラセセリ -2
複数のヒメキマダラセセリが飛んでいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
36.クジャクチョウ
昨年は一度も見ることが出来なかったクジャクチョウがいた。これからもっと多くなるのだろうか。駐車場の地面に止まるが、クモガタヒョウモンと同じように、近づくとすぐに飛び立つ。これは偶然に近くに飛んできて止まったのを逃さず撮った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​320秒 300mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
37.ヘリグロベニカミキリ
ペンションの花壇に植えられた小木に咲く花(ムクゲのようだが、葉が違うようにも思う)に、紅い小さなカミキリムシが止まっていた。良く見ると触角が4本ある。交尾中だった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 250mm ISO​420​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
38.ヒレハリソウ​​(鰭玻璃草)で吸蜜するヒメキマダラセセリ -1​​
英名コーンフリーで知られる可憐な花でヒメキマダラセセリがぶら下がっていた。こういう姿勢にならないと口吻を花に伸ばせない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​800​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
39.ヒレハリソウ​​(鰭玻璃草)で吸蜜するヒメキマダラセセリ -2​​
​​ 前の写真と同じ個体。コンフリーの花から花へ移って吸蜜していた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f6.3 1/​250秒 300mm ISO​500​​​​ ​)露出補正​ ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。

​​
​​

2011年8月21日

標高2,000mの美ヶ原 8月10日


 昆虫少年だった中学生のころ、一人で新宿から夜汽車に乗って、松本へ行き、そこから早朝のバスを美ヶ原の麓の石切場まで乗って、その石切場の桜清水小屋という山小屋で2泊泊めていただき、三城牧場から広小場、王ヶ鼻へ上ったことを思い出す。
 そのころから美ヶ原は蝶のメッカだった。オオイチモンジもいたし、ミヤマシロチョウもいた。三城ではクジャクチョウが、咲いている花をまっ黒にするほど群がっていたし、キべりタテハも沢山飛んでいた。
 当時はバスが三城まで行っていたと思う。いまはマイカーで標高2,000mの美ヶ原牧場まで上がることができる。この日は八島ヶ原湿原から30分くらいヴィーナスラインを登ったであろうか、12時半ごろに山本小屋の駐車場に入った。車の中で、持参したおにぎり、ゆで卵、グレープフルーツを食べて、美ヶ原の散策を始めた。王ヶ鼻まで歩きたいところだが、この日は塩くれ場までと決めた。午後2時半には帰路についたが、談合坂SAの先で八王子付近まで渋滞が続き、家に帰りついたのは夜8時になってしまった。

ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 19.ノアザミで吸蜜するオオチャバネセセリ
山本小屋ふる里館の駐車場から歩き始めると、そのあたりはアザミが良く咲いていた。アザミに見える花は実はノアザミ、ノハラアザミ、タムラソウの3種類がある。八島ヶ原湿原では、この3種類が咲いていたが、ここはノアザミが多く、ノハラアザミも混じる。これはノアザミで、花にはオオチャバネセリが多くみられた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ翅表;クリックすると大きな写真になります 20.オオチャバネセセリ翅表
ほかにも空いている花があるのに、なぜ一つの花に3頭が集まるのだろうか。ピントを合わせた1頭が飛び上がった瞬間にシャッターが切れ、標本以外ではあまり見ることができない翅表が見られた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原高原ホテル山本小屋;クリックすると大きな写真になります 21.美ヶ原高原ホテル山本小屋
山本小屋ふる里館から10分ほど歩いたところに、美ヶ原高原ホテルがあった。美ヶ原高原は山本俊一という人により、高くて広くて美しいという3つの条件を兼ね備えた上に、3.000m級の山並みを48座数えられる、日本一の地理的環境に恵まれた美ケ原高原を、一人でも多くの人に見せたいと、開発された。以来80年、苦難の道を乗り越えて一日も山小屋を閉じることなく登山者を迎え、多くのファンの支援を得て、当初年間100人足らずであった登山者が、今や年間200万人のひとがお訪れる大衆的観光地となったという。
息子さんの山本峻秀さんは昭和20年10月、復員後、父、俊一氏の後を継いで美ケ原高原の開発と、父、俊一氏が1930年(昭和5年)に建てた山本小屋の経営にあたる。37年10月、この美ケ原高原ホテルが建設された。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.3 1/1250秒 10.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
美ヶ原牧場;クリックすると大きな写真になります 22.美ヶ原牧場
標高2,000mの台地に牧場が広がる。この台地は100万年前の火山の噴出によってできたという。遊歩道の両側が牧場になっている。美ヶ原が本格的な牧場として利用が始まったのは、1909年(明治42年)だそうだ。この牛、どこが眼なのかわからない。後ろは蓼科の方角だと思う。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 21.5mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノアザミとウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 23.ノアザミとウラギンヒョウモン
ノアザミはすっと伸びた茎に一つの花を付ける。ウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが大好きな花である。後ろは美ヶ原高原ホテル山本小屋。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 +0.7段
美しの塔と王が頭;クリックすると大きな写真になります 24.美しの塔と王が頭
左側手前に見えるのが美しの塔で、1954年(昭和29年)に霧鐘塔(霧で視界が悪い時に登山者のために鳴らす鐘の塔)として建てられたという。現在の塔は1984年(昭和59年)に再建されたもので、高原のシンボルとなっている。遠くに見えるのが、王が頭の電波塔群である。長野県の放送局(NHK、SBC、NBS、TSB、abn、FM長野)の送信所のほか、NTT、国土交通省、長野県防災行政無線、などの中継所、中部電力のマイクロ波反射板などが建てられており、放送・通信の要衝となっているとなっているそうだ。電波塔群の左側には王が頭ホテルが建ち、美ヶ原山頂すなわち王が頭(2,034m)はその向こう側になる。(Wikipedia参照

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F8 1/1250秒 25mm ISO400 ) 露出補正 なし
フタスジチョウ;クリックすると大きな写真になります 25.フタスジチョウ
昭和45年ごろ、牧区が整備されるまで、この地籍の平らな石の上で牛馬に塩を与えていたということに由来する塩くれ場のあたりで、コミスジのように飛んできたフタスジチョウがハクサンフウロの止まり、吸蜜を始めた。フタスジチョウを写真に撮るのは初めてだが、残念ながらだいぶ擦れていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/2500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
ウラギンヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 26.ウラギンヒョウモン
傷のない美しいウラギンヒョウモンがノアザミで吸蜜する。バックがきれいにボケた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります 27.クジャクチョウ
塩くれ場に小屋があるが、その近くにクジャクチョウがいた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キベリタテハ;クリックすると大きな写真になります 28.キベリタテハ
クジャクチョウがいたところに今度はキベリタテハがやってきた。開くとビロードのような栗色に金色の縁取りがされた美しい翅が見られるのだが、一瞬ちらっと開くものの、すぐ閉じてしまう。何枚か開いたタイミングで撮っては見たが、ピントが甘くなってしまった。翅の裏はご覧のように武骨で、口髭を生やした親父のようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
馬;クリックすると大きな写真になります 29.馬
広い牧場を3頭の馬が早駆けをしていた。もうちょっと良いタイミングで撮れたら良かったと残念に思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
キアゲハ♀;クリックすると大きな写真になります 30.キアゲハ♀
キアゲハは高原に多い。大きくて黄色く、颯爽と飛ぶので見栄えがする。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 31.ギンボシヒョウモン
午後2時、そろそろ切り上げようと駐車場のほうへもどってきた。ノアザミが咲き、たくさんのウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモンが吸蜜している。これはギンボシヒョウモンで、左上に散策路と美ヶ原高原ホテルが見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
きれいなギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります 32.きれいなギンボシヒョウモン
最後にやっと傷のない美しいギンボシヒョウモンが撮れた。ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンばかり撮っていても仕方ないのだが、個体によって違いもあるし、撮り方を楽しむこともできる。次に来る時は、松本から武石峰を廻って、美ヶ原の反対側(西側)の入口である美ヶ原自然保護センターに車を置き、2034mの王が頭、2008mの王が鼻へ行ってみようと思う。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし