2008年9月29日

隠居のDIY:書斎の棚シリーズ(3) 飾り書棚

 大昔のオーディオ・ラックの上の空間を活かすために、CDラックとか新書用本棚を作ってきた。

 雑然としていた、CDや新書などは少しは片づいたが雑誌的な how to 本は適当なプラスティック・ケースに入れたままで、 整頓第一片づけ魔の家内からは不評である。涼しくなって DIY にも意欲がわく時候になってきたので、書斎の棚づくりを継続することにした。前にも紹介したように、参考書は「シンプルな棚づくり」である。

クリックすると大きな写真になります 今回の工作から新しくマキタの電気マルノコ5230 が加わった。今まで使っていた National (多分、今後は Panasonic になるのだろうが)の充電パワーカッター(EZT502)では、力不足であり、Makita の電気マルノコ5831Aでは重すぎる。
 EZT502 のバッテリーは、インパクト・ドライバーとの兼用である。もともとセットで付いていたニカド電池の充電方法がまずかったのか、最近すぐに容量がなくなり力も落ちてきていた。ホームセンターのコーナンで、この電動工具に使えるリチュームイオンのバッテリーがあるのを知った。少々お高かったが、思い切って求めて使ってみると力は強いようである。
 この電気マルノコで板材を切断するためには、写真のような簡単な治具を作っておいた方が便利である。電気マルノコのベースを沿わせるフェンスには、山小屋の網戸を作ったときに余ったアルミ桟を取り付けた。

クリックすると大きな写真になります 切断した部材の一部は、下穴を開けてコースレッドでネジ止めにし、ネジ頭を隠すために丸棒を打ち込んだ。でっぱった頭は、ルーターの刃先をベースと同じ高さにして削った。これはトリマーでもできるが、この方法がもっとも簡単で綺麗に処理できる。
クリックすると大きな写真になります ダボ跡も見せたくない部分は、長さ40mm径6mmの木ダボで接合することにした。ダボ穴をドリルで慎重に垂直に掘って、その穴にマーキングポンチをはめ込み接合するもう一方を合わせて、プラスチックハンマーで叩くとマークができる。そのマークをドリルで深さ12~3mmの穴をあけ、木工ボンドを垂らして木ダボを埋め込み、接合するもう一方の穴に合わせて、当て木をしてハンマーでたたき込むと上手く接合する。この作業は、コンデジの調子が悪く、撮りそこねた。
 いずれにせよ、このような作業は部材が正確に直角・垂直であることが肝心だ。0.5mm以下の調整だが、サンダーで削るなどこの調整に時間がかかるし、騒音がご近所迷惑と不評である。 

クリックすると大きな写真になります 塗装は、前に作ったCDラックや新書用の棚に WATOCO オイルを塗ったので、同様の塗装をした。
 以前に作っていた正立方体のボックス・キャビネットがうまくすっぽりと収まった。大阪にも出店した IKEA あたりに行けば体裁の良いものが安く手にはいるが、拙くとも自分サイズの書棚に満足している。

DIY作品集に収載
 

2008年9月22日

隠居のDIY:額縁プランタ

 ちょっとした園芸店に行くと額縁の形をしたプランタが、イーゼル・ライクな木架に掛けられていたりする。家内が寄せ植えの園芸教室で、この額縁プランタに花を植えてきた。園芸教室も長年通っていると先生の方も種切れらしく、この額縁プランタ製作でやめるという。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 園芸教室で使われたプロの作品を真似て、1X4の端材で作ってみることにした。工作的にちょっと手間なのは、額縁の角を45度に接合することぐらいである。このような端材を45度に切るには、写真のように止め型スコヤを使うと便利である。縁部分は1X4の幅89mmでは広すぎるので、60mmの幅にした。
 切り出した部材に防腐用のオイルステインを塗った。エクステリアで使うので、丁寧に塗らなくてもいいが、ちょっと雑すぎた。

クリックすると大きな写真になります080921_004.jpg 縁部分をベルト・クランプで固定して、接合部分になみ釘を打ち込んだ。これが簡単そうで打ち込んでいる間にクランプがはずれるなど難しかった。先に木工ボンドで接着してから補強で打ち込んだ方がいいのかもしれない。
 プランタ部分は、1X4をコースレッドで箱形に仕上げた。裏板には、コンパネの端材を使った。この箱に、先に作った縁部分をコースレッドで取り付けた。 結果的に、1X4では少し奥行きが狭いようである。また、花を植える部分は、もうすこし深さがあった方がいいようだ。
 額縁プランタを置くイーゼル・ライクは、以前に作ったプランタ吊りを使った。取り付けは、裏板に穴をあけ結束バンドでイーゼル・ライクにくくった。本物のイーゼルのようなものを作れば格好いいかもしれない。

クリックすると大きな写真になります 家内が100円ショップで見つけてきたプラスチック容器の底にドリルで穴を開け、園芸店で求めた苗などを植え付けるとなんとなく格好ができた。
 これは試作品なので、この経験を生かして、もう少しましなものを作りたいと思っている。屋外で使う木製品は痛みが早いから、何個あってもいいだろう。

DIY作品集に収載

2008年9月21日

隠居のMT備忘録:lightbox 2.0 の背景 overlay が黒くならない

 lightbox 2.0 の最新バージョン 2.04 の導入は失敗した。導入の手順を間違ったものと思うが、サイトそのものにアクセスできないという致命的な障害がでるので、すぐに元のバージョン 2.03 に戻した。

 そのときのドサクサにまぎれてテンプレートなどをいじったせいか、次の条件のときに、画像が現れるポップアップ画面の背景 overlay が黒くならないという現象がでた。
  • Windows XP SP2
  • Internet Explorer 7
  • MovableType 4.1 テンプレート:小粋空間:two-column-liquid-right メインページ
 アーカイブページやWindowsVista Mozilla(Firefox) では起こらない。
 上記は私の環境で、それ以外については確認していない。

 lightbox2.0 のページの support では、overlay については次の説明がある。

The shadow overlay doesn't stretch to cover full browser window.
Remove the default margin and padding from the body tag. Add body{ margin: 0; padding: 0; } to your stylesheet.

 スタイルシートでは、この設定は既に以下のようになっており、問題はなさそうである。
/* すべて */
* {
    margin: 0;
    padding: 0;
    font-family: Verdana, Arial, sans-serif;
    word-break: normal;
    line-break: strict;
}


 ネットサーチもしてみたが、的確な示唆はヒットしなかった。見当はずれであるが、「小粋空間」さんの「Lightbox JS の Movable Type での不具合を修正する」のエントリーに、コメントとして質問を投げかけてみた。親切に以下のような返事をいただいたが、結局原因不明である。
>n_shuheiさん
こんばんは。ご返事遅くなってすいません。
事象は確認できましたが、現在のところ原因不明です。

もし何か分かりましたら別途エントリーしたいと思います。
それではよろしくお願い致します。


 アクセス解析サービスの Artisan の分析では、私のサイトへの訪問者は、WindowsXP IE6/7 でのアクセスが最も多いから、早く修復したいと思ったが方途がない。

 運営している友人の2つのブログのひとつを見ていると、なんと上の条件でも、lightbox で拡大画像表示されるポップアップ画像の背景overlay が黒くなっていることが分かった。いじっているうちに偶然うまくいっていたらしい。

 このブログも同じ小粋空間:two-column-liquid-right のテンプレートを使っているので、lightbox 表示に関連していると思われるテンプレートモジュールの「ヘッダー」を子細に見てみると、正常に表示されるブログのテンプレートの<div> タグを閉じる </div> タグがひとつ少ないことを見つけた。
 どうやら、テンプレートモジュールの「ヘッダー」で<div> タグを閉じる </div> タグを余計にひとつつけたことが原因らしく思われた。テンプレートの構成上テンプレートモジュールの「ヘッダー」の<div> タグのひとつは、テンプレートモジュールの「フッター」で閉じられることになっていたのだ。

 「ヘッダー」の余計な </div> タグを削除すると上手く背景overlay が黒くなった。原因は、まったくそのせいと思っていたが、再現性を確認するために、「ヘッダー」テンプレートに余計な </div> タグをつけても、背景overlay は黒くなる。再現性はないのだ。
 どうやら修復は不可逆性だったようで釈然としないのだが、うまく表示されるようになっているので、まあ、いいか という気分である。
 ブラウザーに依存する障害は、いつもよく分からない。

2008年9月18日

Jazz:9月のダウンロード Summer Time etc.

 月が替わったので、例によって eMusic からメモしてあった次の4つの曲名をサーチし、それらのファイルをダウンロードした。

 All The Things You Are は、昨年の9月にもダウンロードしているのをすっかり忘れていた。すぐに忘れるのでリストにしているのだが、それでもだめなようだ。加齢現象と割り切らないとしかたがない。
 Summer Timeは、eMusic のリサーチリストでは Jazz にジャンルされるファイルは少なかった。先月 Amazon で購入していた John Coltrane の [My Favorite Things] というCDアルバムにあるのが分かった。
fromCD.jpg このように CD アルバムから PC へ mp3 ファイルとして取り込むのは、最近は Windows Media Player(WMP) を使う。WMP11.0 のフルモード表示で示されるツール・タグの「取り込み」ボタンで行う。 mp3 ファイルへ取り込むためには、「取り込み」ボタンを右クリックし「その他のオプション」を選択すると出てくるポップアップ画面で取り込む形式に mp3 を選んだり、取り込む先のはフォルダーなどを設定すればよい。
 取り込んだファイルは、左のスクリーンショットのように自動的に Artist - Album のフォルダーが作られ、その下に、先の設定できめたファイル命名でCDのファイルが置かれる。
 Radio Senboku で流している曲リストにこれら4曲を追加するとともに、前月に収載できなかったファイルと徐々に入れ換えている。

(追記:2008/9/24)8月10日に入れ換えたリストを9月24日に新しい Playlist に入れ換えた。

2008年9月 7日

Hütte:Hachi :近辺ドライブ、余部鉄橋・玄武洞・出石

 今は埼玉に住むHütte:Hachi の元のメンバーと20年ぶりに山小屋ですごした。例によって、羽淵精肉店で求めたカルビとロースの炭火焼きでもてなした翌日は、ご希望の余部鉄橋と豊岡の玄武洞をドライブすることにした。

 余部鉄橋は 1986 年にお座敷列車が日本海からの突風にあおられ、客車が橋脚から落下した事故で全国的に有名になっている。現在は、ほとんど同じ位置に鉄筋コンクリートの橋脚工事が進められている。
クリックすると大きな写真になります 香住から鳥取に向かって国道178号線をたどると正面に赤い鉄橋が見えてくる。ワゴン大型タクシーが道ばたに停まっている。そのお客さんらがもうすぐ稲刈りを迎えると思われる田んぼのあぜ道から眺めている。われわれも路肩に駐車して、見物することにした。
 あぜ道に三脚を立てた。1時間に一本くらいは列車が通るだろうと ピーヒョロロとトンビがのどかに鳴くのを聞きながら、列車の来るのを待った。15分くらいすると右側(城崎・豊岡方面)から、2両連結の気動車が橋を渡ってきた。
DSC_0089.JPG 国道178号と鉄橋と交差する真下あたりに無料の駐車場があり、観光バスが2台停まっている。海岸の防波堤横には小さな公園もトイレもあり、観光スポットになっているのだ。そこで、また三脚を立てて列車を待ったが、次の通過は1時間以上も先であることが案内板の下にある時刻表で分かった。折角行くのだから、もう少し下調べをすべきであった。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 昼近くになったので、パートナーがネットで調べてきていたすし屋「三七十鮨(みなとずし)」で昼食を摂った。美味かった。下調べは必要なのだ。
 前の漁港にはイカ釣り船が停泊していたが、今晩も漁に出るのだろうか。



 職業柄道路に詳しいパートナーの案内にしたがって、カーナビにはまだない「香住道路」を通って、豊岡へ。
 円山川の左岸は竹野海岸や日和山パーク、城崎温泉への行き帰りにかなりの回数を走ったことがあるが、玄武洞のある右岸は走ったことがない。このあたり、コウノトリでも有名なところである。玄武洞に向かう車の窓から、大きな鳥が2羽舞っているのが見える。真っ白ではなかったから、ひょっとしたらコウノトリだったかもしれない。

クリックすると大きな写真になります 玄武洞公園は無料である。無料の駐車場から、玄武岩を敷いた急な坂道は、厳しい残暑の中で堪える。
 地質学なんては疎くて専門語で説明を受けてもさっぱり分からないが、柱状節理・板状節理の岩石は、そうそうは見られないものに違いない。できている洞は、人々が玄武岩を採掘した跡らしい。庭の踏み石にしたら、ちょうどよいと思われる。ひょいと担いで帰るには余りにもひとつずつが重量がありそうだが。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります このまま伊丹空港に行くには早すぎるので、出石に寄り道をすることにした。出石は最近の市町村合併で豊岡市となっている。出石そばを食べにいったくらいでゆっくりしたことはない。鉄砲町にある公営の駐車場(¥400)にいれて、蒸し暑い大手門通りをブラブラと。
有名な時計台の辰鼓楼の下の掘を若い二人連れが覗いていた。この町は若い観光客が多い。
 観光にかなり力をいているらしく、駐車場では「出石散策絵図」という良くできた地図をくれたり、整備も行き届いている。丹波篠山と同じような感じである。

 厳しい残暑のなかを出石城趾本丸への石畳を登ったりしたので、喉が渇いた。家老屋敷跡にある洒落た喫茶店のアイスコーヒで喉を潤した。

ハチ高原近辺私的観光地図に掲載 

2008年9月 2日

野鳥の写真集を変更しました

 野鳥の写真サムネイルは、Kinarie&May さんの Flash MT用のフォトサムネイラーを使ってきた。このプラグインは、エントリーのカテゴリー(例えば birds )ごとに掲載されている写真をサムネイル化してくれる。

 非常に有用であるが、欠点は各エントリーに掲載されている1枚の写真かすべての写真を選択してサムネイルすることである。私のように、一つのエントリーにいろいろな写真をのせていると雑音の多い野鳥の写真サムネイルができてしまう。
 それとサムネイル化するファイルの拡張子は、小文字の jpg でなければなければならない。大文字の JPG ファイルも結構あり、修正するのは大変である。
 それで、DIY作品集のようにテーブルを利用して web page 作ることにした。

 ひとつづつのセルに写真ファイルを納めていくことは時間のかかる作業であるが、プラグインの lightbox が使えたり、録音したさえずりを再生するプレイ・ボタン を設置できたりするので自由度が高い。

 右サイドメニューに置いていた「野鳥の写真サムネイル」ボタンのリンク先を作った写真集へ付け替えた。興味のある方は、一度覗いてみてください。

 野鳥ばかり追っかけている人のブログなどに出てくる写真と比較すると余りにもお粗末であるが、それぞれの写真のリンクをたどるとその写真を撮ったTPO が分かるので懐かしい。 早い時期にデジスコの体制を整えて、もう少しましな写真集に撮りたいと思っている。