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Studio YAMAKOで“帝釈天参道”が含まれるブログ記事

2024年6月29日

柴又・スカイツリー・豊洲「千客万来」 2024年5月7日 日帰りバスツアー

連休明けの5月7日に某旅行社の日帰りバスツアーを予約していて、このブログに掲載予定で原稿を用意しておいた。ところが相前後して、アオバセセリ、ウスバシロチョウ、クモガタヒョウモンのトップシーズンに入り、5月4日、5月8日と2回八王子市郊外へ出かけた。それなりの成果があり、旬を外すまいとその記事を先にアップしていた。その時に高速道路から眼下に見えた子安の船溜まりが気に入ってしまい、その写真を撮りに子安漁港を6月7日に散策をした。  ところが、その子安漁港散策の原稿をまとめようとしたところ、この「柴又・スカイツリー・豊洲「千客万来」 2024年5月7日 日帰りバスツアー」の記事をアップしていなかったことに気が付いた。大した内容ではないが、改めてアップすることにした。

 さて、ツアーのタイトルは 『柴又の老舗でうな重の昼食 & 新名所豊洲「千客万来」 東京スカイツリー(R)展望デッキ(350m)入場』 という。
 朝9時に横浜駅東口、「Kアリーナ」を真向かいに見るみなとみらい大橋でバスに乗車した。早くから申し込んでいたためか、バスの席は最前列の左側だった。ゴルフに行くときなどよく利用する高速道路羽横線に東神奈川インターから上がるが、自分が運転しているときは見ることのできない眺めが広がる。
 東神奈川から少し走ると、子安のあたりで左下に水路(運河)があり、多くの船が係留されていた。この辺りは、浜通り、子安浜というというところで、昔ながらの漁港が、ひっそりと現役で残っている。係留されているは、屋形船、釣り船があり、船の整備工場らしきところも見えた。
 渋滞は全くなかったのだが、渋滞を予想してのことだったようで、バスは平和島パーキングエリアでトイレ休憩をとった。このパーキングエリアに入ったことは今まで一度もないし、あることも知らなかった。
 そんな初体験をしながら、「柴又の老舗でうな重の昼食」の会場に着いたのは10時半ごろだったと思う。昼食時間まで帝釈天に参拝し、柴又の門前町を散策する。言わずと知れた「寅さん」のエリアである。
 次は、東京スカイツリーへ、今日はあいにく小雨も降る天気だったが、350mの展望台からはなんとか下界を見ることが出来た。外国からの観光客の皆さんが多い。下りてきて、「ソラマチ」を見て歩く。買わなくても良いものを買ってしまいそうである。
 最後は、2024年(令和6年)2月1日に開業した豊洲「千客万来」へ行った。 広い観光バスの駐車場が設けられているが、この日は連休明けであり、停められているバスは多くなかった。豊洲市場に併設されている商業施設で、飲食・物販・温泉施設で構成されている。18,000円のチラシ寿司の店は、時間も中途半端な時間であったため、外国人のお客さんの姿は無かった。
 16時30分に豊洲「千客万来」を出発し、帰りは首都高の湾岸線を走って横浜駅東口に帰着した。奥さんがスカイツリーに上がったことがなかったので、このツアーに参加したが、あいにくの天候になってしまったのは残念だった。バスの会社は「横バス」といい、横浜のバス会社がと思ったら、横須賀のバス会社だった。バスのドライバーはベテランでブレーキの踏み方などとても上手かった。旅行社(クラブツーリズム)の添乗さんも良く、楽しく1日を過ごすことが出来た。

000_240507149 X700 東京スカイツリー  G7X.jpg
東京スカイツリーの展望台(350m)から、錦糸町方面を見下ろす 2024年5月7日 東京都 墨田区・江東区

ほぼ中央に高架になったJR錦糸町駅があり、その手前左側の緑地は「錦糸公園」、錦糸町駅の先、左側のやや大きな緑地は「猿江恩賜公園」

001_240507001 X900 首都高速翅横線 G7X.jpg 1.首都高 東神奈川インター
横浜から国道1号線を東神奈川まで走り、首都高速に上がる。席は左側の一番前。素晴らしい視界である。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 37mm ISO125 )
002_240507003 X900 首都高より 子安付近 G7X.jpg 2.子安水路(運河) -1
しばらく走ると、左下に水路が見え、釣り船のような船が停泊しているのが見えた。こんなところにこんな風景があるとは思わなかった。建物は水路に面していて、その向こう側が浜通りと呼ばれる道路が通っている。始めて見る処なので、場所が良くわからない。帰宅してから撮ってきた写真とGoogleMapとを見比べてみると解ってきた。この写真のあたりが、子安漁港になる。古くから漁業が行われ、江戸時代には幕府に海産物を献上する御菜八ヶ浦(御菜八ヶ浦とは、芝金杉浦、本芝浦、品川浦、大井御林浦、羽田浦、生麦浦、新宿浦、神奈川浦を指した)の一つとして栄えた「子安浜」。明治期に入っても名産品の"子安浜のシャコ"をはじめ江戸前魚介類の供給地として知られたが、急速に近代化してゆく横浜港の埋立などにより漁場が失われ漁業は徐々に衰退。昭和40年代には漁業権を放棄するに至った。現在は自由漁業が行われアナゴなどが水揚げされている。右側に見える橋は常盤橋だ。ここをまっすぐ北へ行って第一京浜国道を渡ると京浜急行の子安駅がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 11mm ISO200 ) 
003_240507005 X900 首都高より 子安付近 G7X.jpg 3.子安水路(運河) -2
バスは鶴見の方へと走る。ここは福本稲荷神社のある富士見橋を過ぎたところだ。この先150mくらいのところで留められている船が見えなくなった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1250秒 11mm ISO150 ) 
004_240507014 X900 首都高 モノレール G7X.jpg 4.東京モノレール
平和島のパーキングエリアでトイレ休憩をして、バスは大井へ向かう。東京モノレールと並走するところがあった。東京モノレールは1964年(昭和39年)10月10日の東京オリンピック開会式前の9月17日に開業した。今年60周年を迎えている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO250 )
005_240507018 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 5.柴又帝釈天題経寺
山門は二天門という。wikipediaによれば、柴又帝釈天または、帝釈天 題経寺は、日蓮宗の寺院である。正式には経栄山題経寺と号する。旧本山は大本山中山法華経寺。親師法縁。 「帝釈天」とは本来の意味では仏教の守護神である天部の一つを指すが、地元では、題経寺の略称として用られることも多い と解説されている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 
006_240507031 X900 〇柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 6.柴又帝釈天題経寺 彫刻
二天門の正面にある帝釈堂の内外には、数多くの木彫がほどこされているが、特に帝釈堂内陣の外側にある、 十枚の胴羽目彫刻は仏教経典の中でも最も有名な「法華経」の説話を選び出して彫刻したものである。庭園・彫刻ギャラリー共通の拝観料(400円)をお支払いして入った。この法華経説話彫刻は、当山第十六世観明院日済上人の発願になるもので、篤信者鈴木源次朗氏の丹精協力を得て、 大正末期より昭和9年に至る十数年の歳月を費して完成したものだそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1250 )
007_240507048 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 7.庭園 邃渓園(すいけいえん)
大客殿の廊下を歩いて、邃渓園を見て歩いた。参観している人はごく少なかった。小雨模様の天気であり、しっとりと落ち着きを感じた。江戸時代最後の名庭と言われている。ホームページによれば、邃渓園の名は庭園の滝の風情が幽邃でもの静かであることによる。昭和40年より関東の高名な造園師、永井楽山翁によって改修、昭和47年完成された。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 27mm ISO320 )
008_240507059 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 8.境内から二天門と帝釈天参道
帝釈天参道は葛飾区の中では最も古いと言われる柴又帝釈天門前参道商店街である。参拝客や観光客向けのお土産店が並ぶ商店街として栄えてきた。第二次世界大戦の戦火を逃れたことで、古い景観が残っているのも特徴だそうだ。 "店を継ぐのが当たり前"という5代目、6代目の店主が多く、お団子屋・煎餅屋・川魚料理屋など、お店のラインナップは大きく変わっていないとのこと。言わずと知れた松竹映画「男はつらいよ」シリーズのロケ地としても有名である。寅さんや山田洋次監督、出演者、スタッフとの深い縁を大切にしてきた商店街であるという。(商店街HPを参照)

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 28mm ISO250 )
009_240507063 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 9.老舗のうなぎ屋さん
この日の昼食は二天門からほど近いこのうなぎ屋さんである。だが、バスが10時半に着いたものの 食事は11時半からである。その1時間のうち今30分ほど帝釈天題経寺で過ごした。あと、30分ある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 )
010_240507067 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 10.とらや 「男はつらいよ」第4作まで寅さんの実家の舞台
明治20年「柴又屋」として創業。当時から、参拝者のお食事処、草だんごのお土産として、今も商いを続けている。昭和44年、第1作目の「男はつらいよ」の映画に使用され、第4作目まで「寅さん」の実家として撮影が行われた。その後、寅さんの実家は高木屋老舗に変わったが、理由は公表されていない。しかし、このとらや(柴又屋)が商売を地道に続けているというのが良い。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1250秒 9mm ISO250 ) 
011_240507069 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 11.高木屋老舗
映画「男はつらいよ」の撮影の度に、休憩や衣装替えに部屋を提供したのがきっかけで「寅さん」とのお付き合いが始まったという。髙木屋老舗が著名になったのは国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎の実家「とらや」(のちに「くるまや」)のモデルになったことである。建物も明治・大正期に建てられたものをそのまま使用しており、「男はつらいよ」の雰囲気に触れることができる柴又を代表する名店である。高木屋老舗は道を挟んで両側にあった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
012_240507091 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 12.高木屋老舗 寅次郎の予約席
店の外観が映画でもしばしば登場するほか、髙木屋の店内には主人公・車寅次郎を演じた渥美清や監督の山田洋次さんから贈られたお土産や記念写真が飾られている。また店内の一角には車寅次郎が座る事を想定した「予約席」がある。お店の方と話をすると、この席は山田洋次監督や、渥美清さんが座って打ち合わせなどをした席で、お客さんには着席をご遠慮願っているとのことだった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/400秒 17mm ISO3200 )
013_240507081 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 13.柴又駅
映画にもしばしば出てくる京成電鉄の柴又駅。この駅は1912年11月3日に開業している。京成高砂駅と京成金町駅間を走る京成金町線は、その間に柴又駅しかない。京成高砂から1kim、京成金町まで1.5kmの全線2.5kmである。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 19mm ISO250 )
014_240507084 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 14.寅さんを見送るさくらの像
1999年、柴又の駅前に振り返る寅さんの姿を彫った「フーテンの寅」像が設置された。それから、たびたび振り返る寅さんの視線の先に見送るさくらさんがいてほしいという声が多くの人から寄せられていたそうだ。そして、寅さんが柴又駅前に立って18年目となる2017年3月25日にそのファンたちの願いが実現したという。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1250秒 9mm ISO250 )
015_240507094 X900 柴又帝釈天 題経寺 G7X.jpg 15.帝釈天参道
柴又駅まで行って、そろそろ昼食の老舗のうなぎ屋さんへ戻る。前に来たときはこの参道の商店街はもっと距離があると思っていたが、それほどでもない。雨が降りそうな天気のためか、歩く人は少ない。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 29mm ISO250 )
016_240507135 X900 柴又 石照山眞勝寺 G7X.jpg 16.石照山真勝院
食事を終え、出発は12時半と告げられた。少し時間があったのでもう一度、帝釈天にお参りし、バスの駐車していたところに戻ってきた。その駐車場の道を挟んで反対側にあったのがこのお寺で石照山真勝院という。真言宗豊山派の真勝院は、石照山真光寺と号し、大同元年(806)の創建と伝えられ、江戸時代までは柴又八幡神社の別当寺であったという立派なお寺だった。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 22mm ISO400 )
017_240507156 X900 〇東京スカイツリー  G7X.jpg 17.東京スカイツリー展望デッキからの眺め
東京スカイツリーには30分ほどで到着した。エレベーターも空いていてそれほど待つことなく乗り込み、350mの展望デッキに着いた。晴れていなかったのは残念だったが、それでも少し明るくなって、下界を眺められた。これは、浅草雷門方面の眺めで、直下に隅田川が流れ、本所吾妻橋や有名なアサヒビールの金色のモニュメントが見える。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 24mm ISO125 )
018_240507168 X900 〇東京スカイツリー  G7X.jpg 18.外国からの観光客が眺める鯉のぼり
展望デッキの眺めを楽しんだ後4階まで下りて来た。ソラマチへ行く途中、外を眺めると、小さな川に鯉のぼりが幾筋も渡されていた。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 37mm ISO320 )
019_240507175 X900 〇東京スカイツリー 東京ソラマチ G7X.jpg 19.見上げる東京スカイツリー
地下駐車場へ戻る途中、ちょっと外に出て、スカイツリーを見上げて撮った。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/1000秒 9mm ISO125 )
020_240507186 X900 豊洲 千脚万来 G7X.jpg 20.豊洲 「千客万来」 目利き横丁 -1
いよいよ最後の訪問先になった豊洲「千客万来」には15時少し過ぎに到着した。今年2月に開業した「千客万来」は豊洲市場の北西区画である6街区(水産仲卸売場棟・加工パッケージ棟・通勤駐車場棟)の北東部分に、都道環状2号通りに面している。駐車場は1階にあり、私たちは2階の「目利き横丁」をぶらぶらと歩く。ここは屋内なので雨の心配はない。なお、この豊洲市場には「千客万来」以外にも飲食店エリアが形成されている。それらの飲食店は市場関係者の利用も想定しているので、6時〜14時(朝・昼)中心の営業になっていて、日曜・水曜休業だそうだ。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 26mm ISO3200 )
021_240507190 X900 豊洲 千脚万来 G7X.jpg 21.豊洲 「千客万来」 目利き横丁 -2
目利き横丁には、魚市場内だけのことはあり、水産物関連の店が多い。写真の店は炉端焼きを食べさせる。豊洲 「千客万来」は、小田原に本社がある万葉倶楽部の経営で、小田原に「ミナカ小田原」という商業施設も運営している。そこへは一昨年に行ったことがあるが、「千客万来」はその「ミナカ小田原」のイメージとよく似ている。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO400 )
022_240507194 X900 豊洲 千脚万来 G7X.jpg 22.豊洲 「千客万来」 豊洲目抜き大通り
2階の屋外にある 豊洲目抜き大通り は「ミナカ小田原」に本当によく似ている。写真の手前左に卵焼きの店があったので、焼き立ての卵焼きを買い食いした。この目抜き大通りの中央に時の広場があり、川越市の「時の鐘」を模した「時の鐘」がある。この写真の一番奥に万葉倶楽部の建物がありエレベーターで8階に上がると千客万来足湯庭園(無料展望足湯施設)がある。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO2000 )
023_240507209 X900 豊洲 千脚万来 G7X.jpg 23.豊洲千客万来東門
この前の通りが都道環状2号線である。16時30分我々の乗ったバスは駐車場から、この環状2号線に出て左へ。築地大橋で隅田川を渡る。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 )
024_240507214 X900 豊洲 千脚万来 G7X.jpg 24.左にレインボーブリッジを眺めながら
環状2号線の築地大橋を渡ると左手にレインボーブリッジが眺められた。そして首都高速湾岸線に上がった。渋滞はなく順調に走り、横浜港に架かるベイブリッジを渡って、みなとみらいで高速を下りた。天候こそ小雨混じりであったが、傘をさすこともなく、楽しい1日を過ごすことが出来た。

Canon PowerShot G7X 8.8-36.8mm f/1.8-2.8 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 28mm ISO200 )

2014年1月24日

亀戸天神と柴又帝釈天 1月6日 -2 柴又帝釈天


 高砂で京成電車を金町線に乗り換え、柴又で降りた。駅前には「寅さん」の像があり、並んで写真を撮っている人がいる。小腹がすいて昼にしたかったが、まずはお参りをしてからと思い、柴又帝釈天の参道に進んだ。参道の両側には、「寅さん」ゆかりの店をはじめ、老舗が並ぶ。昨日までは休日が続いたので賑わったことと思う。
 私は「寅さん」の映画「男はつらいよ」が好きだった。暮れに一年の務めが終わった後、何年も続けて、必ず見に行っていたのを思い出す。
 帝釈天には30年位前に一度来たことがある。今回は、400円の入場料をお支払いして、大庭園(邃渓園)と帝釈堂の木彫を見学した。特に木彫は印象に残った。
 昼飯は老舗の「川千屋」で鰻を食べた。

17.「寅さん」
柴又と言えば帝釈天と「寅さん」だ。柴又の駅前にはその「寅さん」の像があった。もう少しましな撮り方があったなと反省している。「寅さん」の映画「男はつらいよ」シリーズは、松竹によって1969年(昭和44年)から1995年(平成7年)までに全48作が、1997年(平成9年)に特別編1本が製作され、第1作は1969年8月に上映されたとのこと。私が社会人となって5年目のころだ。物語の主人公である「寅さん」こと車寅次郎は、昭和15年11月29日、葛飾柴又の帝釈天にある老舗の団子屋「とらや」(40作以降は「くるまや」)の5代目主人、車平造と芸者の菊との間に生まれる。生後まもなく平造とさくらの実母に育てられるが、不良で16歳の時に葛飾商業高校を中退。父とケンカをして家を飛び出し、放浪の果てにテキヤとなる、とされている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/873秒 14.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
「寅さん」;クリックすると大きな写真になります。
18.帝釈天参道
柴又街道を渡ると帝釈天参道の入り口がある。参詣者出口となっているのは、お正月は一方通行で参拝していたのだろう。昨日の日曜日までの休みが終わったこの日は自由に通れるようになっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/750秒 9.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
帝釈天参道;クリックすると大きな写真になります。
19.「高木屋老舗」喫茶の店
映画で寅次郎のおいちゃん、おばちゃんが経営するだんご屋のモデルとされているのがこの店だ。参道をはさんで販売用の店と喫茶用の2店舗が建っている。この写真は帝釈天に向かって左側の喫茶用の店である。高木屋老舗のホームページには、映画「男はつらいよ」の撮影の度に、休憩や衣装替えに部屋をお貸しましたのがきっかけで「寅さん」とのお付き合いが始まりましたと記されている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 5.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
「高木屋老舗」喫茶の店;クリックすると大きな写真になります。
20.「高木屋老舗」販売の店
こちらは、帝釈天に向かって右側、草団子販売用の店だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/541秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
「高木屋老舗」販売の店;クリックすると大きな写真になります。
21.「高木屋老舗」の喫茶店内
店内には「男はつらいよ」ゆかりの写真などが貼られていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/50秒 13.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
「高木屋老舗」の喫茶店内;クリックすると大きな写真になります。
22.「とらや」
帝釈天に向かって右側、「高木屋老舗」の3軒先に先に「とらや」という店があった。ここは「男はつらいよ」の1作から4作まで実際に映画の撮影に使用したお店だそうだ。撮影で使用されたという当時の階段も残されているという。この「とらや」はもともと「柴又屋」という屋号だったが、映画が有名になった昭和末期に、映画で使用された「とらや」という屋号に変えたという歴史がある。撮影スタッフがロケで使用していたのは主に「高木屋」の方だったこともあり、映画の店を「くるまや」に変えることになったようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/375秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
「とらや」;クリックすると大きな写真になります。
23.帝釈天 二天門
帝釈天の正式名称は経栄山題経寺という。参道からは、二天門が正面入り口になる。しかし二天門の正面にあるのは帝釈堂で本堂はその右側にある。本堂の正面は南大門のほうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 17.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
帝釈天 二天門;クリックすると大きな写真になります。
24.帝釈堂
二天門の正面にある帝釈堂。下足を脱いでここに上がり、お参りをした。ここから渡り廊下を通って本堂に行く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/750秒 7.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
帝釈堂;クリックすると大きな写真になります。
25.大庭園(邃渓園)入口
本堂のお参りをした後、400円の入場料をお支払して、境内の奥にある大庭園(邃渓園)と帝釈堂の木彫を見学した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/16秒 4.4mm ISO800 ) 露出補正 なし
大庭園(邃渓園)入口;クリックすると大きな写真になります。
26.大庭園(邃渓園)
本堂の脇を通って、大客殿の廊下を歩いて、庭園を眺める。広くはないが、風情のある庭園だ。しかし、意外と新しく造園されたもので、昭和40年、関東の高名な造園師、永井楽山翁によって完成されたのだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/923秒 4.6mm ISO400 ) 露出補正 なし
大庭園(邃渓園);クリックすると大きな写真になります。
27.本堂の廊下から境内を望む
境内もそれほど広くはないが、三が日はさぞ混み合ったことと思う。ここから見る境内の右手の奥が二天門。「男はつらいよ」でもしばしばこの門を見てきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/278秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
本堂の廊下から境内を望む;クリックすると大きな写真になります。
28.帝釈堂の彫刻
次に帝釈堂に施された木彫を見る。喜見域と帝釈堂の外壁をめぐる10枚の胴羽目彫刻は法華経の説話に取材した入魂、細微な作品で、欅材の木彫は近世法華経美術の頂点をきわめていると説明されている。大正11年に最初の1枚を彫り上げ、翌年にあった大震災にもかかわらず名人たちの入念な精進の末に彫りあげて昭和9年に完成している。写真はその中の1枚、小林直光作「常不軽菩薩受難の図」(上)と「法華経功徳の図」(下)。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
帝釈堂の彫刻;クリックすると大きな写真になります。
29.帝釈堂の彫刻(部分)
「常不軽菩薩受難の図」の部分

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/85秒 10.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
帝釈堂の彫刻(部分);クリックすると大きな写真になります。
30.龍の彫刻
土台には、ぐるりと龍の彫刻があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/33秒 10.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
龍の彫刻;クリックすると大きな写真になります。
31.矢切の渡し
帝釈天の裏手から、江戸川の堤に向かう。途中、右手に「川甚」という有名な川魚料理の老舗があった。川沿いの道路を渡って堤防に上がると、江戸川が見渡せる。広々とした河川敷は柴又公園になっている。川には渡し船が見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 148.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
矢切の渡し;クリックすると大きな写真になります。
32.矢切の渡し 船着き場
柴又公園となっている河川敷に下りて、矢切の渡しの船着き場まで行ってみた。前の写真で舟に乗っていたお客さんたちが降りてきたが、そのあとの客はいない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/572秒 19.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
矢切の渡し 船着き場;クリックすると大きな写真になります。
33.「川千屋」
午後2時近くになっている。帝釈天参道に戻って、「川千屋」で鰻重を食べることにした。先日の土曜日、BSジャパン「土曜は寅さん」で吉永小百合がマドンナの第13作を見たが、そこに出てきた参道の店並みの中にも「川千屋」の看板があった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/949秒 9.2mm ISO400 ) 露出補正 なし
「川千屋」;クリックすると大きな写真になります。
34.佃煮「 丸仁」
乾いた喉をビールで潤し、出されるまで20分くらい、あるいはもっとだったか、待たされて鰻重を食べたあと、再び、やや人の行き交いの多くなった参道を、柴又駅へと歩いた。途中、 「丸仁」という佃煮屋さんでアサリの佃煮を試食したところ、とても美味かった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/855秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
佃煮「 丸仁」;クリックすると大きな写真になります。
35.佃煮「 丸仁」 店内
「丸仁」は高島屋や三越にも出店しているそうだ。試食したアサリの佃煮は、アサリを数回砂抜きをし、素材の味を活かす為、薄味・甘口のタレで浅炊きに仕上げられているという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/80秒 7.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
佃煮「 丸仁」 店内;クリックすると大きな写真になります。
36.柴又駅
やや閑散とした風情だ。午後の陽が差し込んで撮りにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/640秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
柴又駅;クリックすると大きな写真になります。
37.京成電鉄金町線
京成電鉄金町線は、高砂と金町を結ぶ、途中にこの柴又駅しかない、わずか2.5kmの路線である。もちろん単線で柴又駅で交換する。この京成電鉄金町線は、1899年(明治32年)、増加した柴又帝釈天への参詣者の交通の便を図ろうと柴又、金町間で人が車両を押して動かす人車軌道の運行を開始した帝釈人車鉄道が起源だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/861秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
京成電鉄金町線;クリックすると大きな写真になります。