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Studio YAMAKOで“愛川第一発電所”が含まれるブログ記事

2023年12月27日

道志を経て宮ケ瀬ダム 2023年11月14日-15日 御殿場「時の栖」で一泊、山中湖から道志へ ③

目的にしていた「水源の森 名水九割蕎麦」は、10年くらい前にやめてしまってた。仕方なく、宮ケ瀬ダムに向かって車を走らせ、ちょうど山梨県と神奈川県の県境になるところに「両国屋」という食堂があったので、そこでほうとうを食べることにした。素朴な味だったが美味しかった。
 宮ケ瀬ダムに着いたのは午後3時過ぎだった。そのころはすっかり曇り空になっていて、撮った写真も映えない。インクラインに乗りダムの下に降り、たまたま走ってきたのを見かけたロードトレイン「愛ちゃん号」に乗って、県立愛川公園のパークセンターまで往復した。時間があれば少し公園を歩いてみたいと思うようなところだった。
 午後4時半、再びインクラインに乗ってダムの上に上がり、駐車場のあるところに戻った。「水とエネルギー館」を見学し、午後4時30分に帰路に着いた。相模川の橋を渡ってJR相模線の踏切を超え、北里大学病院の前を通る道がラッシュで、国道16号に出るまで渋滞したが、16号に出ると順調に走れた。6時半に我が家に着いた。迎えに来ていただき、送っていただき、いつもながらKさんご夫妻に感謝である。

000_231115294 X700 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg
宮ケ瀬ダム 2023年11月15日 神奈川県相模原市緑区

043_231115248 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 43.インクラインから見た宮ケ瀬ダム
宮ケ瀬ダムの駐車場に入ったのは午後3時頃だった。駐車場の入り口は宮ヶ瀬やまびこ大橋交差点で、県道64号線(伊勢原津久井線)から別れた県道514号(宮ヶ瀬愛川線)に入ったところにあった。駐車場は宮ケ瀬湖の遊覧船のりばの上にあった。右に375mのダムの堤頂がある。ダム湖である宮ケ瀬湖の宮ケ瀬ダムについては、インターネットにより多くの情報が得られるので、その構造などについては省略する。インクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーである。これに乗って高さ156mというダムの壁を見ながら、愛川第一発電所がある所まで下りた。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 28mm ISO1800 )
044_231115251 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 44.インクライン すれ違い
平日で天気も芳しくなく、時間も遅いのでインクラインに乗ったのは私たち4人だけだった。一人往復500円だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1000 )
045_231115253 X900 宮ケ瀬ダム インクライン Z50 Z18-140.jpg 45.ダムの壁に付けられた階段
ダムの壁には下に降りる階段が設けられていた。この階段を下に降りて、また上がってくるのは大変なことだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO1100 )
046_231115259 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 46.新石小屋橋 宮ケ瀬ダムの副ダム(石小屋ダム)
ダムから流れ出る水は中津川に注がれる。愛川第一発電所の先からはその中津川に架かる新石小屋橋が見える。写真では見えないが、新石小屋橋の下流には副ダムがある。急激な水量の増加による弊害が起こる可能性があったので、宮ヶ瀬ダムの直下流約800m地点に副ダムを設けることで、洪水調節時の放流の際にも増水した中津川の水流量を調整し、下流の急激な増水を抑制するために、2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムと共に完成した。ダム表面には、石模様のプレキャスト型枠を使用し、ダム建設前の中津渓谷の景観にマッチさせているそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 24mm ISO560 )
047_231115261 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 47.宮ケ瀬ダム
新石小屋橋から振り返って眺める宮ケ瀬ダムは大きい。今日も観光放水はあったようだが、今は止まっている。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 21mm ISO500 )
048_231115266 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 48.ロードトレイン「愛ちゃん号」
そこへ写真の可愛い汽車がやってきた。衆議即決、あれに乗ろうということになった。「愛ちゃん号」という。出発するのは、愛川第一発電所の前なので、そこまで戻った。「愛ちゃん号」は、宮ヶ瀬ダム下の愛川第一発電所の前からパークセンターとの間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として走る。このロードトレインは、イタリア製だそうだ。片道300円だったが、乗りっぱなしで戻ってくることにした。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO3600 )
049_231115273 X900 宮ケ瀬ダム Z50 Z18-140.jpg 49.「愛ちゃん号」で新石小屋橋を渡る
ゆっくりと走る。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.8 1/500秒 28mm ISO360 )
050_231115284 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 50.パークセンター
往路の終点パークセンターに着いた。10分ほど停車する。一緒に二人連れが乗っていたが、その人たちはここで降りた。往復乗る人は少ないようだ。この先に県立あいかわ公園が広がっている。花の斜面、風の丘と言ったところもあるようで、ゆっくりと過ごすこともできそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.0 1/500秒 30mm ISO320 )
051_231115287 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 51.戻り道
「愛ちゃん号」は往きと同じ道を戻っていく。宮ケ瀬ダム周辺の紅葉は期待したほどではなかった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 18mm ISO500 )
052_231115291 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 52.新石小屋橋 石小屋モニュメント
傍で見ていないので良く解らないが、中には、宮ヶ瀬ダムができるまでのことが写真とともに記されているようだ。石小屋ダムがあった辺りは、むかし石小屋と呼ばれていたらしい。石小屋モニュメントはダム建設の記念碑的なものだろうか。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.8 1/500秒 45mm ISO2800 )
053_231115293m X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 53.再び新石小屋橋を渡る
午後4時になった。観光客の姿はない。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 )
054_231115297 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 54.大沢の滝
新石小屋橋の左側に大沢の滝があった。落差は20mくらいはあるのだろうか。しかし、水の流れは細い。南側にある高取山(556m)の方からの「屏風沢」と「夕日の沢」がまとまって「大沢」になり、中津川に流れ込んでいるそうだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 40mm ISO6400 )
055_231115303 X900 宮ケ瀬ダム Z18-140.jpg 55.インクラインで駐車場へ
インクラインで宮ケ瀬湖へ上がった。そこがインクライン山頂駅だが、その前に「水とエネルギー館」という施設があった。まだ開いていたので入って見た。宮ケ瀬ダムに関する資料が展示、解説されていた。駐車場の傍にさっき見た大沢ノ滝の源という高取山散策路の入り口があった。

Nikon Z50 NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
プログラムオートで撮影  ( f4.2 1/500秒 34mm ISO2200 )

追記
  数日後、「時之栖」にあった大きな鷹(タカ)の彫刻の作者が誰なのか知りたくなり、「時之栖」に電話をかけてみた。ご存じの方がいて、親切に対応して下さり、教えてくださった。
 その作者は、アメリカ人で青銅などの金属棒を溶接する独特の技法を用い、動物学を学び環境問題や野生生物に関心を持つ彫刻家 ロベルト・フリオ・ベッシン と言う人だった。氏は北海道は北見の傍の常呂郡置戸町に、クラフトデザインアドバイザーとして招かれ、野鳥をモチーフとして製作した透明性のある作品を残している。
 残念ながら、何故、そのロベルト・フリオ・ベッシンさんが「時之栖」に彫刻を作ったのかを聞き漏らしてしまった。ロベルト・フリオ・ベッシン氏は現在63歳くらいだそうだ。
 「時之栖」に3体の鷹の彫刻がある。1体は桜の礼拝堂の「念ずれば花ひらく」の塔の上に、サッカーグラウンドを見下ろすように置かれたもう1体は、今は「初夢の橋」に移された鷹(オオタカ)である。このほかにもう1体あるという。
 また、なぜ、桜の礼拝堂の傍に「念ずれば花ひらく」と刻まれた石塔があるのかと伺ったところ、「時の栖」では28年前に地ビールのレストランを始めたが、そのお客さんのなかに岐阜県中津川市の石のミュージアム「博石館」を経営する会社の社長さんが来られていて、「時之栖」の創業者であり、昨年亡くなられた会長さんと懇意になられた。その「博石館」の社長さんが随筆家の坂村真民さんのお知り合いだったことで、多くの人に共感を呼んだ坂村真民さんの「念ずれば花ひらく」の詩碑を作ることになったそうだ。だが、ここでも、ではなぜその石塔の上にロベルト・フリオ・ベッシン氏の青銅の鷹が乗っているのか聞き漏らしてしまった。
 電話で丁寧に応対して下さり、教えていただいたが、私の聞き間違いもあったと思う。その点、ご容赦いただきたい。

2016年11月26日

宮ケ瀬ダムから道志みちを山中湖へ(1) 宮ケ瀬ダム 11月7日

本題に入る前にちょっとお知らせがあります。
  10月29日から4回にわたり、「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く」というタイトルでバスツアーをした時のことをアップしていますが、サイト・オーナーのn-shuheiさんにより、その時の行程図、およびその行程で訪れたところの写真を開いて見られるような「国内旅行地図」を作成していただきました。
 「Studio YAMAKO」のトップページを下へスクロールしていっていただくと、右側のカレンダーの下に、過去記事タイトルリスト、Category、・・・ と続き海外旅行地図、国内旅行地図と出てきます。その国内旅行地図の一番下の「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く Bustour」 を左クリックしていただくと、その時の行程の地図が開きます。地図上のマークを左クリックすると、左側にその地の写真が表示され、その写真をクリックすると大きな写真になり、そこで撮った写真すべてが右側の→で順次開いていきます。
 「犬山、郡上八幡、白川郷、飛騨高山 古い町並みを歩く」以前の「国内旅行地図」でも地図上のマークをクリックして写真を開いていけたのですが、今回のはとても快適に写真を見にいけるようになりました。n-shuhei さんに感謝です。

 さて、紅葉にはまだ少し早いかなと思いつつ、天気も良いので、かねてから一度走ってみようと思っていた国道413号線で山中湖へ行ってみることにした。途中、ここも一度行きたいと思っていた相模原の宮ケ瀬ダムに寄り道をする。
 自宅を7時過ぎに出発し、圏央道の相模原相川ICを目当てに進んだ。そこから一旦R412を走り、半原というところを左折し、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場に8時半に到着した。駐車しようとしたところ、開場は9時からだという。受付の係りのかたが親切な人で、トンネルをふたつ抜けると5分ほどのところに「宮ケ瀬湖畔園地」があるので、そこで時間を潰して戻ってきてくださいという。人影のない「宮ケ瀬湖畔園地」を30分ほど観て、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場に戻ってきた。宮ケ瀬ダムの堤頂からエレベータでダムの下に下りた。宮ケ瀬ダムの少し下流にある石小屋ダムというのが思いのほか印象的だった。
  10時半を過ぎたところで、再びエレベータで堤頂に上がり、駐車場を出発した。しばらく県道64号線を北へ進み、牧野というところで国道413号線に入り、道志川沿いに西へと走る。

1.宮ケ瀬湖畔園地
「宮ケ瀬やまびこ大橋」を渡った先の信号を県道64号線へと右折したところで車を止めた。そこから、これから渡っていく「水の郷大つり橋」を右手に見る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.水の郷大つり橋
「水の郷大つり橋」を渡る。遊覧船のりばの桟橋をまたいでかかっている。橋の長さは315m、歩行者専用の大きな吊り橋だ。 宮ヶ瀬湖の湖面を散歩するする気分で渡っていく。イルミネーションを取り付ける作業が行われていた。クリスマスシーズンにはイルミネーションが点灯するそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.けやき広場
「水の郷大つり橋」を渡ると「けやき広場」があった。2.5haあるという芝生が広がる広場だ。 広場のまわりにけやきの木が植えられている。正面は石段になっていて、そこに座ってこちら側を眺めると、広場の先に宮ケ瀬湖が眺められそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/320秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.水の郷交流館
平日の朝9時とあって人影は見られない。遠くから眺めただけだが、この建物は「水の郷交流館」といい、水没した宮ケ瀬地区の文化を懐かしみ、伝承する展示や、集会場などがあるという。色づいた木々が美しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.宮ケ瀬ダム 堤頂
9時を過ぎたので車に戻り、「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」の駐車場へ戻った。今日は月曜日なので「宮ケ瀬ダム水とエネルギー館」は休館である。駐車場に車を止めさせていただいて、宮ケ瀬ダムの堤頂に向かう。左手に相模川水系の中津川が堰き止められた宮ケ瀬湖が広がる。宮ケ瀬ダムは1971年に着工し、2000年(平成12年)に完成した。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5​​​ 1/​250​秒 40mm ISO2​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.宮ケ瀬ダム インクライン
宮ヶ瀬ダムインクラインは、工事中に活躍したダンプトラック搭載型インクラインの一部を活用し設置されたケーブルカーだそうだ。ダム上下(山頂-山麓)までの移動手段として利用されている。6分~10分間隔で運行され、定員は46名、大人往復300円だが、月曜日は運休だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6​​​ 1/​250​秒 155mm ISO560 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ダム下流とインクライン
堤頂よりダム下流を眺める。手前に見えるのがインクライン。先に記したように、宮ケ瀬ダム建設では堤体コンクリートの打設のために大規模なインクラインが設置された。20トン ダンプトラックを運べる能力があり、コンクリートの運搬や資機材の移動に威力を発揮し、工期短縮に貢献したという。その一部は完成後、見学客用に残されており、先に記した通り乗車券を買って誰でも乗れるのだ。incline を辞書で引いてみると「傾斜」を意味するようだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.8​​​ 1/​250​秒 48mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.堤頂からの眺め
宮ケ瀬ダムの堤頂から厚木方面、さらに相模湾方面を眺めた。曇り空ですっきりしない。S​​​​​IGMA​ 18-300mm は良いレンズと思うが、絞り開放では焦点距離130mmでも周辺光量不足が目立つ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​250​秒 130mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.堤頂部
宮ケ瀬ダムの堤頂部を歩く。この日はインクラインが動いていないので、エレベータでダムの下へ降りることにした。インクラインは有料だが、エレベータは無料だった。その先に見える展望塔にも上ってみたが、そこからの眺めは堤頂部から見る景色とあまり変わりはなかった。アクリル板越しに眺めることになるが、そのアクリル板には傷と汚れがあり、クリアではなかった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5.3 1/​250​秒 78mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.ダム下流
ダムの下をのぞき込むと真下にあるのが「愛川第一発電所」だ。第一発電所の最大出力24,200kWで電力需要の多い時間帯にピーク式発電を行うそうだ。日本最大の奥只見発電所の560,000kWに比べると規模は小さい。その下流(写真右中央)にアーチ形の新石小屋橋が見える。さらにその下流に「石小屋ダム」(写真右上)が見える。水の色が美しい。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO500 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.宮ケ瀬ダム正面​​
エレベータでダムの下に下りた。このときは放水されていなかったが、大きなダムだ。このダムの目的は中津川・相模川中下流部の洪水調節、沿岸農地への慣行水利権分の農業用水補給・中津川における河川生態系保全のための河川維持放流を目的とした不特定利水、横浜市・川崎市・相模原市等神奈川県全体の2/3の地域、県人口の90%への上水道供給、直下流に併設された神奈川県企業庁の愛川第一発電所による最大出力24,000kWの水力発電と記されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.大沢の滝​​
愛川第一発電所の前を通って、石小屋ダムの方へ歩いていくと新石小屋橋の右側に大きな滝があった。落差40mの「大沢の滝」という。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 52mm ISO2000 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.新石小屋橋から宮ケ瀬ダムを望む ダムの右側の木々が紅葉の名所となっている。まだ少し時期が早かった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 32mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.ロードトレイン「愛ちゃん号」​​​​​​
隣接してあいかわ公園があるが、そのあいかわ公園の入り口近くのパークセンターと宮ヶ瀬ダム下間(片道1km 約7分間)を結ぶシャトル便として、イタリア製のロードトレイン「愛ちゃん号」が走っている。まだ、待機中だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.5 1/​250​秒 46mm ISO360 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.石小屋ダム 宮ケ瀬副ダム​​​​​​​​
石小屋ダムは宮ケ瀬ダムの副ダムである。宮ケ瀬ダムとは趣の違う優美なダムだった。石小屋ダムには、愛川第二発電所があり、最大出力1,200kWで、この発電所の24時間連続運転による発電で、下流の中津川の河川維持用水など必要な水量を安定的に放流するという役割を担うという。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO400 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.石小屋ダム​​​​​​​​​​
石小屋ダムからさらに少し下流へ歩いてみた。石小屋ダムがある場所はかつて中津渓谷と呼ばれた景勝地であったが、ダム建設によって大きく姿を変えた。周辺はダム遊歩道や県立あいかわ公園として整備され、新たな観光地となっている。中学生のころ(1956年?)だったと思うが蝶仲間とともにギフチョウを捕りに、本厚木からバスに乗って中津川渓谷へ来たのを覚えている。その時は1頭だけだったがギフチョウを捕った。その時のギフチョウは私の古い標本箱に残っている。その後の開発により中津川のギフチョウは絶滅してしまった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.8 1/​250​秒 24mm ISO640 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.石小屋ダム堤頂
これは石小屋ダムの堤頂部に架かる橋だ。左側の岩には「石小屋橋」、右側の岩には「石小屋湖」と刻まれていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f5 1/​250​秒 18mm ISO200 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.石小屋橋を渡る
石小屋ダムの堤頂部にかかる石小屋橋を反対側へ渡ってみた。石小屋湖に貯えられている水の青緑色のパステルカラーがきれいだ。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​250​秒 20mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.「ふれあい広場」からみた宮ケ瀬ダム​​
あいかわ公園の入り口のパークセンターからくると、この辺りで宮ケ瀬ダムを見ることになる。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2 1/​250​秒 35mm ISO250 ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.石小屋湖
宮ケ瀬ダムの下流、石小屋ダムのダム湖は石小屋湖と名付けられている。木が焦げたように黒くなっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/125秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.紅葉の名所
宮ケ瀬ダムの下、左岸の木立は神奈川県の紅葉名所にあげられている。見ごろは11月の下旬だろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 23mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.宮ケ瀬湖
再びエレベータで堤頂へ上がった。駐車場へ戻る途中、ダム湖である宮ケ瀬湖を眺めた。神奈川県秦野市の北部に位置する丹沢山地のヤビツ峠(標高761m)付近を源とし北流する中津川を堰き止めた宮ケ瀬湖の総貯水容量は約2億トンで、奥多摩湖(小河内ダム)や奥利根湖(矢木沢ダム)に次ぐ関東屈指の大ダム湖である。向こうに見えるのは陣馬山に続く山並みであろう。。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1250秒 20mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。