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2018年2月 7日

蝶 自選年間ベスト10 (​13) 2015年

2015年は南の蝶を撮る機会が2度あった。1月には2度目のバリ島旅行をした。もちろん純粋な撮影旅行ではないが、2013年に初めてバリ島を訪れた時とほぼ時期的には変わらいものの、その時に撮った蝶と違う種も多く撮ることができた。
  もう一つは、3月に石垣島、竹富島へ行ったことだ。これは蝶の撮影を目的とした一人旅だったが、あいにく天候が悪く、気温も20℃にならないというコンディションだった。目的はミカドアゲハ、コノハチョウだったが、コノハチョウは飛んでくれなかったもののミカドアゲハは最初に現れた個体をただ一度のシャッターチャンスで何とか仕留めた。天候が悪く、期待した多くの蝶に会うことができなかったのが残念であった。次回来ることができるならば10月の終わりか11月に訪れたいと思う。
  夏には、湯の丸へ行き、烏帽子岳にも登った。八島が原湿原にも行った。近場では相変わらず、相模原市のギフチョウを撮り、横浜市の舞岡公園では平地産ゼフィルスをはじめ四季の蝶を撮リ歩き、文京区の小石川植物園ではナノハナに集うツマキチョウに楽しませてもらった。
 2013年秋からFINEPIX HS50EXR​という35mm版換算で24mm~​1000mmというコンデジを使っていた。撮像素子が小さく画質は期待できないものの、サブカメラとして愛用していた。首にNikon D5300を掛け、右手にハンド・ストラップでこのHS50EXRを持ち歩いていて、広角端でのマクロ撮影や、離れたところに止っている蝶を撮るのに重宝していた。そこえ、今はもう古くなってしまったが、NikonからCOOLPIX P610という​24mm~​​1440mm(35㎜版換算)というのが発売された。しばらく様子を見ていたが、HS50EXR​のマクロ切り替え動作などが少々鈍くなったので、これに買い替えた。​​手振れ補正機能が良く出来ていて、望遠端でとっても何とか止まっている。しかもCOOLPIX​ ​ P610​はHS50EXR​より一回り小さい。​​HS50EXR​と同じように使っている。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ルリモンジャノメ♀ 2015年1月11日 バリ島
ウブドで泊まったホテルの敷地は広かった。ウブドの街に出掛ける前の小一時間、このホテルの敷地内で蝶の影を追った。バリ島でルリモンジャノメは見慣れた蝶だが、大きな白い紋のある蝶が飛んだので何かと思ったところルリモンジャノメの♀だった。開翅はしてくれない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウスイロコノマチョウ 2015年1月12日 バリ島
日本に帰る日だったが、夕方の飛行機だったので、午前中かみさんと娘たち夫婦はウブドの街へまた行ってくるという。私はホテルに残って、昨日と同じところで蝶を探した。小さなスコールがきて、雨宿りをしていたら、雨がやむと同時にこの蝶が飛来した。初めて見るウスイロコノマチョウだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/​120秒 ​89​mm ISO​4​00 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミカドアゲハ 2015年3月9日 石垣島真栄里林道
憧れのミカドアゲハに初めて会えた。これはその最初にシャッターを切ったショットだ。ほんの少しだけ陽の光が差し込んだ時だった。​D5300に持ち替えて撮る余裕はなかった。この時期​「コールデンミカド​」と呼ばれる裏面が金色に輝く​ミカドアゲハが現れるとのことだが、この個体はそこまではいかなかったようだ。このあと、ミカドアゲハを撮影できるチャンスはなかった。 ​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/​640秒 ​47mm ISO​640 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 4.アサギマダラ♂​ 2015年3月9日 石垣島真栄里林道
石垣島ではアサギマダラがとても多かった。気温が低く、蝶の個体数は少ないのにアサギマダラだけ目立って多かった。暖かくなるにつれ北へ移動を始めるのだろう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5​.6​ 1/​320秒 ​144mm ISO​400 ) 露出補正 ​-0.3段​
;クリックすると大きな写真になります。 5.アオスジアゲハ 2015年3月11日 バンナ公園
曇っていて​気温も低い。バンナ公園の北口に車を停めて石垣ダムの方へ橋を渡っていくとリュウキュウアセビ​​が咲いていた。見た目はこちらで見るアセビと区別がつかない。そこえアオスジアゲハがやってきた。ミカドアゲハならもっと嬉しいのだが。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR​​
絞り優先オートで撮影 (f5.6 1/400秒 116mm ISO200)露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ギフチョウ 2015年3月31日 神奈川県相模原市
この年も2004年から毎年訪れているところへギフチョウの写真を撮りに行った。ギフチョウの個体数も比較的多かったが、カメラを持った愛好者の方々も​20名近くはおられたと思う。蝶に近寄って撮ることもはばかられる。ここでは毎年花の咲く時期が少しずつずれて、今年はまだ白い梅の花が満開だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels​​
プログラムオートで撮影(f​6.4​ 1/​850秒 ​185mm ISO​100 )露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.モンシロチョウの塊 2015年4月16日 小石川植物園
暖かい春の好日だった。ナノハナの咲く小石川植物園のくさはらでモンシロチョウが5頭塊になって飛んでいた。さすがにこの塊の中にツマキチョウは混じらない。 ​

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/1000秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ツマキチョウの求愛​ 2015年4月16日 小石川植物園
​ナノハナに産卵しようとしている♀に、♂が求愛している。可憐な蝶だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/​8​00秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ギンイチモンジセセリ 2015年4月​28​日​ 多摩川河川敷
京王線の聖蹟桜ヶ丘から南武線の南多摩まで多摩川河川敷を歩く。午前中はなかなか止まってくれないが、昼ごろになるとハルジオンの花に来て吸蜜している。表翅はブラックコーヒーのような色をしているが、なかなか開いて見せてくれない。飛んでいる時は速くて追えないので、翅表を撮るには、花から飛び立つ瞬間を狙わなくてはならないが、この時は叶わなかった。​ ​

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​5​ 1/​900秒 ​4mm ISO​100 ) 露出補正 ​-0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.ウスバシロチョウ 求愛 2015年​5​月​11​日​ 南足柄夕日の滝
正午を過ぎてウスバシロチョウが活発に活動するようになった。飛翔する個体数も増えてくる。この日はこのような求愛シーンを何回か目撃した。このペアは残念ながらしばらくして離れてしまった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影(f5.6 1/​16​00秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ミヤマモンキチョウ♀ ​2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
ミヤマモンキチョウとミヤマシロチョウを撮りたくて、日帰りで、マイカーで​、​湯の丸高原へ出かけた。​湯の丸キャンプ場への入り口には、「ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ 捕獲禁止」の看板が出ている。ミヤマモンキチョウは標高の比較的高いところで舞っていた。少し時期的に遅いのか♀が多い。モンキチョウの♂がハクサンフウロで吸蜜するミヤマモンキチョウの♀にアプローチしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​40​0秒 ​161​​mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミヤマシロチョウとコオニユリ 2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
ミヤマシロチョウは少なかった。この年は特に発生が少なかったようだ。​2度ミヤマシロチョウに会えたが、最初の個体は羽化不全で翅が異常だった。これはその後、ミヤマモンキチョウを撮った後の帰路で、ラッキーにもコオニユリに吸蜜に来た個体だ。翅がうすい浅黄色に透けたように見えるところは多分♀だと思う。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/250秒​ ​100mm ISO560 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ゴイシシジミ 2015年​7​月​21​日​ 湯の丸高原
湯の丸高原キャンプ場から地蔵峠へ戻るところに、ちらちらと小さな蝶が何頭か飛んでいた。近づいてみるとゴイシシジミだった。最近ではすっかり見ることが少なくなった蝶だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影( f5.6 1/250秒​ ​140mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補4.コヒョウモンモドキ ​2015年7月27日 ​長野県八島が原湿原
この時期、蓼科と美ヶ原の間にある八島湿原ではヒョウモン蝶達が多い。しかし、大型のヒョウモンはギンボシ、ミドリ、ウラギン、オオウラギンスジで小さめのヒョウモンはヒョウモンチョウしか会ったことがなかった。遠くのノリウツギの花に止った小型のヒョウモンをP610のファインダーで覗いたらコヒョウモンモドキだった。この蝶も最近、夏の信州の高原で見ることが少なくなった。手振れ防止機能がよく効いてくれている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f6 1/​40​0秒 ​215mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補5.会議中のコヒョウモン ​2015年7月27日 長野県八島が原湿原
ヨツバヒヨドリの花にコ​​ヒョウモンが集まって吸蜜していた。何やらランチョン・ミーティング​をしているようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f6 1/​250秒 ​108mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補6.アカボシゴマダラと柿の実 2015年9月12日 横浜市舞岡公園
水車小屋の近くに何本かの柿の木があるが、良く実を付けて熟れていた。甘い匂いに誘われてかアカボシゴマダラが数頭飛び回っている。アカボシゴマダラに混じって、コムラサキとゴマダラチョウもいた。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​800秒 ​116mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補7.アカボシゴマダラ♀ 2015年9月12日 横浜市舞岡公園
このアカボシゴマダラも柿の実で吸汁していたが、満足したのか、下りてきて木の幹に止った。大きい♀だった。

  Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5 1/500秒​ ​75mm ISO200 ) 露出補正なし
;クリックすると大きな写真になります。 補8.キアゲハと彼岸花 2015年9月21日 埼玉県日高市巾着田
日帰りバスツアーで彼岸花の名所である巾着田へ行った。彼岸花は満開で、観光バスもたくさん来ていた。びっしりと花が付いた巾着田の群落の周りの遊歩道を大勢の見物客がぞろぞろと歩く。そんな環境の中でひときわ鮮やかなキアゲハが吸蜜していた。少々蝶まで距離があるのでP610の望遠で狙うが、花から花へ動き回り捉えにくかった。トリミングしている。

  Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影(f5.6 1/​125秒 ​116mm ISO180 ) 露出補正 なし


2015年8月11日

信州高層湿原 八島湿原を歩く 7月27日

八島湿原には過去に5回、蝶の写真を撮りに来ているが、湿原を一周することはなかった。
  ここはそれほど珍しい蝶がいるわけではないが、今回も高原の蝶を撮るのが目的だった。しかし、今年は蝶の発生がどのようになっているか少々わかりづらい。先週行った湯の丸では、いつもの年より蝶が少ないという。今回は、ここだけに腰を据えて、湿原を一周してみようと思う。

結果、あまり多くの成果はなかったが、過去にここを訪れた時には会うことができなかったコヒョウモンモドキとアカセセリに会えたのが収穫だった。
 今回もD5300にNIKKOR 18-140mmmを付け、さらに蝶に近寄って撮れるようにclose-up1をアタッチした。また、いつものようにCOOLPIX P610 をリストストラップで右手に持つ。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラギンヒョウモン
快晴で気温も高い。高原の代表的な蝶であるウラギンヒョウモンが元気よく飛び回り、ノアザミの花に止まる。ここには蝶たちの好きな花が多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1800秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリヒョウモン♂とノリウツギ
ノリウツギも蝶たちの好きな花だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​45.5 1/​320秒 ​59mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリヒョウモン♀ 黒化型
ちょっとピントを外してしまった。ノリウツギで吸蜜する美しい♀だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 
;クリックすると大きな写真になります。 4.コヒョウモンモドキ
離れたところに咲くノリウツギの花に小さなヒョウモンチョウがいる。眼が悪いので肉眼では同定できない。モニターで拡大してみてコヒョウモンモドキと確認できた。P610で望遠('35mm版換算で1200m相当)にして撮ったが、何とかぶれないで撮れている。このカメラの手振れ補正効果は素晴らしい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/400秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.コヒョウモンモドキ開翅
前の写真と同じ個体である。先週、湯の丸で会えたコヒョウモンモドキは上手く撮ることができなかったが、ここで再会できたのはラッキーだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/320秒 215mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.コヒョウモン
朝のうちは下草の上を飛んでいたコヒョウモンが、花を訪れる時間帯になったようで、ヨツバヒヨドリで複数が吸蜜している。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/320秒 236mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ウラジャノメ
2012年の7月13日に来たときは、ウラジャノメが大発生していたが、この日は数頭を見ただけだった。しかも擦れている個体が多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.5 1/160秒 258mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.ウラギンヒョウモンとミドリヒョウモン
ノアザミには、この2種のほかギンボシヒョウモンも訪れる。また、コキマダラセセリなどもノアザミが好きだ。色鮮やかに咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 161mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.マルバダケブキとコヒョウモン
マルバダケブキにもいろいろな蝶が吸蜜にくる。湯の丸ではミヤマシロチョウが来ていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 108mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.コヒョウモンの好きなヨツバヒヨドリ
五分咲きのヨツバヒヨドリ。コヒョウモンのご馳走だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.御射山を背景にコヒョウモンを撮る
自分で気に入った写真の1枚だ。コヒョウモンはトレッキングコースの脇に咲いていたヨツバヒヨドリに夢中だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.ギンボシヒョウモン
高原のヒョウモンチョウの代表であるギンボシヒョウモンがノアザミで吸蜜していた。ギンボシヒョウモンは山地性のヒョウモンだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 13.コウリンカに来たコヒョウモン
珍しくコヒョウモンがコウリンカの花に飛来した。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.アカセセリ
コチャバネセセリかと思ったが、良く見ると後翅裏面が違う。初めて会ったアカセセリだった。残念ながら少し擦れている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.コキマダラセセリ
これはコキマダラセセリだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 59mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.コヒョウモンたちのパーティー会場
ヨツバヒヨドリの花に集うコヒョウモンたち。とても楽しそうに見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 108mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 17.コヒョウモン
道沿いのヨツバヒヨドリには、コヒョウモンが飛び交い、吸蜜している。湿原を背景にして撮った。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.マルバダケブキに集まる蝶 アカセセリも!
マルバダケブキの花それぞれに蝶が来ていた。中央にアカセセリ、左右はコヒョウモンだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/640秒 116mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ノアザミの花とウラギンヒョウモン
ウラギンヒョウモンもノアザミの花が好きだ。ギンボシヒョウモンとは裏面後翅の模様で区別できる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.イブキトラノオにもコヒョウモン
ヒョウモンチョウは生息地が少なくなっているそうだが、ここでの個体数は多かった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/320秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.コキマダラセセリ
♀だろうと思う。きれいな個体だった。ヒメキマダラセセリととてもよく似ている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/200秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 22.ギンボシヒョウモン開翅
開いた翅からはウラギンヒョウモンとの区別がつきにくいが、♂では、ウラギンヒョウモンは前翅にある3本の性標がギンボシヒョウモンより太くはっきりしている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 23.コキマダラセセリ♂ ノアザミの花に夢中
翅を開いて吸蜜しているところを上から撮ることができた。小さくて素早く飛ぶので見逃しがちだが、なかなか趣がある。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 24.精悍なギンボシヒョウモン
生まれたばかりであろうと思われるギンボシヒョウモンの♂がノアザミの花に君臨していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 25.オオウラギンスジヒョウモン
駐車場へ戻る途中の斜面に咲くヨツバヒヨドリに花で、オオウラギンスジヒョウモンの♀が、陽の光をいっぱいに浴びて、吸蜜していた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし


2015年8月 6日

八島ヶ原湿原一周と高原の花(2) 7月27日

10時半を少し回った。湿原の入口からは大分奥の方へ来たが、まだ半分も歩いていない。やがて湿原から少し離れて、木立の中の道を歩き、御射山(みさやま) に到着する。御射山ヒュッテが見えてくる頃、正面に見えるのが御射山である。

御射山とはどの山のことをいうのだろうかと思っていたが、ここ​霧ヶ峰の旧御射山遺跡は、中世に諏訪神社下社の狩猟神事が行われた祭祀遺跡​だそうだ​。中央の祭場と​狩猟の​競技場を取り囲んで階段状の桟敷が設けられて​いたという跡があり​、鎌倉時代には全国の武士達が集まり盛大に流鏑馬(やぶさめ)などの奉納射技が行われ​多と伝えられる。

御射山ヒュッテの少し先にある「旧御射山 神社入口​​」という標識が立っているところまで行き、戻ってきて、今度は左手に湿原を眺めながら進む。鏡ヶ池近くのゼブラ山への分岐になる旧キャンプ場​までくれば、あとは過去にも何回か歩いた道だ。

午後1時、出発点だった湿原入口に着いた。写真を撮りながらゆっくり歩いて3時間半かかっていた。松本へにでも泊まるのなら、美ヶ原へ向かうのだが、この日は日帰り。帰りの運転のこともあるので、早めに切り上げた。

36.カラマツソウ(20) -1
線香花火を思い起こさせるような白い可憐な花が咲いている。カラマツソウ「唐松草」だ。北海道から 本州の山地~高山帯の草地に自生する高山植物。日本固有種だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
37.カラマツソウ -2
​カラマツソウには​花弁はなく、萼片も早くに落下する。花のように見えるのは雄しべの花糸である。花糸は先が棍棒のように肥厚している​。​

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1​00​0秒 ​85mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
38.ゼブラ山、北の耳、南の耳​
少しずつ前に現れる景色が変わってくる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​ 1/​8​00秒 ​8​mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
39.木立の中の木道
木道は少し湿原から離れる。さわやかな木陰の道だ。ウラジャノメらしき蝶が飛ぶ。GPS位置情報で確認すると、ここは入り口から御射山へ3分の2ほど来たところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​125秒 ​24​mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
40.グンナイフウロ(21)
グンナイフウロは青紫色の五弁花を横向きに 咲かせる多年草の高山植物だそうだ。しかし、この日に見たグンナイフウロは花が見られなかった。写真はこれから開く花と、既に散った花のようだ。開花後、1-2日で花弁が散って萼が残る。和名のグンナイ「郡内」というのは山梨県東部の桂川流域の古名で、武田氏家臣の小山田氏が勢力を振るった地域だそうで、 その地域に多いということが名の由来とのいこと。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
41.御射山への木道
湿原の端に出た。もうすぐ御射山だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.5​ 1/​1600秒 ​5mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
42.御射山
その昔、狩猟神事の​競技場だったという御射山が見えてきた。正面の巨大な階段状の地形が狩猟神事競技場の観覧席だったという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​400秒 ​24mm ISO100 ) 露出補正 なし
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43.旧御射山史跡
左手に「旧御射山神社入口」という立札と、旧御射山史跡の説明板が立っていた。書かれれている文字は擦れてしまっていて読みにくいが、「平安時代から鎌倉、室町を経て元禄時代まで続いた諏訪大社下社の催事の跡である。この祭事には各地の代人たちが騎射を行い、周囲の階段状の地形は桟敷の跡といわれる。長野県史跡に指定」のような説明がなされていた。現在の御射山神社は諏訪大社上社境外摂社として、諏訪郡富士見町原村にあるとのこと。車山の方から林間学校の子供たちが降りてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5​ 1/​400秒 ​21mm ISO100 ) 露出補正 なし
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44.御射山ヒュッテ
​宿泊施設と、喫茶ができるヒュッテ御射山だ。「ヒュッテみさやま」は素泊まりのご宿泊を基本とした宿だそうだが、Cafeもあり、別料金で簡単な朝食と夕食が用意できるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.8​ 1/​400秒 ​7mm ISO100 ) 露出補正 なし
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45.コウリンカ -2
歩き始めたときにも撮ったが、この咲きかけのコウリンカもきれいだった。和名は赤みを帯びた黄色の花びらが車輪のように見えることから付けられている。標高の高い草原の植物で、美ヶ原でもみた。。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1640秒 ​100mm ISO200 ) 露出補正 なし
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46.クサフジ(22)
藤に似た花を付ける草「草藤」だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 ​90mm ISO200 ) 露出補正 なし
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47.湿原一周ルートへ
ヒュッテ御射山の少し先まで歩いてみて、旧御射山史跡から湿原を一周するルートとなる鏡ヶ池の方へ戻る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.2 1/​500秒 ​12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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48.鷲ヶ峰
ここからは湿原を左側に見て進む。駐車場からも見えた鷲ヶ峰だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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49.ニホンジカ防護柵
湿原をニホンジカによる踏み荒らしと食圧から守るためにボランティアと関係機関が連携、協力して防御策が設けられている。右側に見える扉を開けて通り抜け、扉を閉める。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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50.シシウド -3
シシウドと鷲ヶ峰。ひときわ大きなシシウドが咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​1250秒 ​15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
51.草原と鷲ヶ峰
鷲ヶ峰の東斜面を眺める。この辺は湿原入口からちょうど湿原を挟んで反対側になる。バスツアーで来ている人たちはここまでは来ないようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​1250秒 ​15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
52.マルバダケブキ(23)
「丸葉岳蕗」と書く。フキのような長さも幅も20cmから30cmくらいある大きく丸い腎円形の葉をい付けることからこの名がある。美ヶ原でも咲いていて、ウラギンヒョウモンやギンボシヒョウモンがやってきていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.2 1/​640秒 ​30mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
53.美ヶ原を望む
鷲ヶ峰の左手に美ヶ原が遠望できた。王ヶ頭の電波塔も良く見えた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.5 1/​640秒 ​54mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
54.湿原入口の広場を望む
湿原の向こうに出発点だった湿原入口の広場が見える。広場から湿原に下りてくる人たちが見える。手前の草原にはシシウドやマルバダケブキが咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​5.5 1/​320秒 ​45mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
55.シモツケソウ(24)
シモツケソウは下野(しもつけ)の国、現在の栃木県に多く生えていたからとのことから付けられたとのこと。秋には果実が真っ赤が実り、茎の色と相まってサンゴのようになるとのこと。この花に蝶は来ない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1​00​0秒 ​95mm ISO200 ) 露出補正 なし
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56.ハナチダケサシ(25)
淡いピンクのチダケサシという花もあり、それは舞岡公園でも見ることができる。このハナチダケサシ「花乳茸刺」は山地から亜高山の林縁に生える 多年草だそうだ。チダケサシという名の由来は、食用 キノコの乳茸(ちちだけ)を採取するとこの草の茎に刺して持ち帰ったことから「チダケサシ」となった言うのが通説らしいとのこと。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5 1/​800秒 ​14mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
57.鏡ヶ池 -1
ゼブラ山への分岐になっている旧キャンプを過ぎると鏡ヶ池が見えてきた。今まで湿原を左回りに歩いたときは、このあたりまで来て戻っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​17mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
58.鏡ヶ池 -2
向こう側は霧ヶ峰。風はほとんど感じないが、水面にはさざ波が立っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​1250秒 ​8mm ISO100 ) 露出補正 なし
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59.鏡ヶ池 -3
鏡ヶ池の向こうに車山を見ながら、湿原入口へと歩く、また、歩いている人が多くなってきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.8 1/​640秒 ​19mm ISO100 ) 露出補正 なし
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60.ホソバノキリンソウ -2
茎の先に集散花序を出し、黄色い5弁花をつける。花はほぼ水平に開く。丈はそれほど高くなく、上から花を撮れる。印象に残る花だった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1200​0秒 ​140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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61.鬼ヶ泉水
もう一つ鬼ヶ泉水という小さな池があった。浮島のある池に青空が映る。もうすぐ周回路も完結する。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​400秒 ​8mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
62.湿原展望
出発した広場の下に戻ってきた。時間は午後1時、ゆっくり歩いて90分のコースを倍以上の3時間半かけて歩いてきた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4 1/​1000秒 ​10mm ISO100 ) 露出補正 なし
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63.コバギボウシ(26)
「小葉擬宝珠」。ギボウシは擬宝珠(ぎぼうしゅ)の転訛であるが、これはこの植物のつぼみ、または包葉に包まれた若い花序が、橋の欄干の上にある、 玉ねぎをさかさまにしたような装飾物、擬宝珠に似ることに由来するそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 ​50mm ISO250 ) 露出補正 なし
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64.コウゾリナ -2
意識して花の写真を撮りながら歩いてきたが、26種類しか撮っていなかった。このほかにウツボグサやヤナギランなども見て歩いたが、あまり好きな花ではなかったのでやり過ごしてしまっている。このあと、駐車場に戻って八島ビジターセンターあざみ館に寄り、解らなかった花の名前を教えていただいたりしたが、いまは約80種の花が咲いているとのことだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 ​50mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2015年8月 2日

八島ヶ原湿原一周・高原の花(1) 7月27日

7月30日~31日、一泊のバス旅行で黒部・立山へ行く予定だったが、なぜか申し込んでいたツアーが催行されなくなった。というわけで今年の夏は、アクセントが無くなってしまった。それでは、日帰りで信州へ出かけようと、先週の湯の丸高原に続き、今週は、もう何回も行っているところだが、霧ヶ峰の八島ヶ原湿原へ行くことにした。

自宅を朝5時半に出発し、八島湿原の駐車場に着いたのは9時10分ごろだった。まだ、駐車場は十分に停めるスペースがあった。夏休み期間中は駐車場が満杯になってしまうことがあると聞く。一応、急な雨に備えてビニールのレインコート、着替えと麦茶を2本リュックに入れて持ち歩くことにする。カメラの準備をして、歩き始めようとすると駐車場の整理をされている方から「熱中症対策は大丈夫ですか」と声を掛けられた。「大丈夫です」と答えて、ヴィーナスラインをくぐるトンネルを抜けて、八島湿原の入り口広場に向かった。

ここにはもう4~5回は来ている。しかし、美ヶ原へ行く途中に寄ったり、三城牧場から松本へ抜ける途中に寄ったりで、ここだけを目的に来たことはない。1時間半くらいで湿原を一周できるそうだが、まだ、一回りしたことはなく、左回りで途中まで行って引き返してきていた。一度だけ右回りに少し進んだことがあるが、この時も後の時間が迫っていて、途中で引き返し、駐車場に戻ってきていた。そこで、この日は右回りに一周することにした。

蝶はあまり収穫はなかったが、先日、湯の丸高原で撮りそこなったコヒョウモンモドキと、初めて見るアカセセリを撮ることができたのはうれしい。

蝶の写真は後にして、まず、雄大でさわやかな景色と、高原の花を載せる。COOLPIX P610 にはGPSで位置情報を記録する機能がついていて、ファイルごとにどこで撮った写真かを記録することができる。
P610でGPS位置情報を記録するように設定しておくと、撮影した画像のファイルをパソコンに取り込めば、Nikonの無償ソフトである ViewNX 2 で地図情報に撮影位置が表示させることができる。

この日は、先に述べたように八島湿原を右回りに一周することにした。

八島ビジターセンター あざみ館 のホームページにアップされている八島ヶ原湿原(八島湿原)のイラストマップを転載させていただいた。

IllustMap.JPG

1.八島湿原駐車場到着
9時10分ごろ、美ヶ原へ向かうヴィーナスラインの手前にある八島ヶ原湿原の大きな駐車場に入った。まだ、余裕を持って停められたが、すぐ満杯になるらしい。カメラを準備し、雨具や水を入れた小さなリュックサックを背負って出発した。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ノアザミ(1)
駐車場からはヴィーナスラインの下をくぐるトンネルを抜けて八島湿原の展望が開ける広場へと向かう。そこまでの道にも花が沢山咲いている。ノアザミが色鮮やかだった。漢字では「野薊」と書く。アザミ(薊)の由来は「花に魅かれて触ると葉のトゲに刺される」ということで、つまり「あざむく」が変化してアザミとなったとのことらしい。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.シシウド(2) -1
シシウドが咲いている。湿原ではひときわ大きいので目を引く。漢字では「猪独活」と書く。これから盛夏に向けて咲いていく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
150801_003.jpg
4.コウリンカ(3)
ここは湿原の傍だが、コウリンカは明るい乾いた草原に生える多年草だそうだ。「紅輪花」と書く。これから花が咲いていく今が一番きれいな時季のようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/500秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.コオニユリ(4)
先週登った烏帽子岳では、コオニユリでミヤマシロチョウが吸蜜していた。箱根の湿生花園ではコオニユリ「小鬼百合」にキアゲハがぶら下がって吸蜜するのが見られる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.エゾカワラナデシコ(5)
​ナデシコの類もいろいろな種がある。エゾカワラナデシコは「蝦夷河原撫子​」と書く。本州中部以北に分布する種のようだ。​

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.ヨツバヒヨドリ(6)
このヨツバヒヨドリや同じヒヨドリバナの仲間のフジバカマは蝶が好む花である。アサギマダラやヒョウモンチョウの類が多くが集まるキク科の多年草である。「四葉鵯」と書く。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.八島湿原入口
まっすぐ歩けば5分と掛からないほどだが、花の写真を撮りながら20分ほどかかって、八島湿原の入り口に着いた。ここから湿原を一周する遊歩道がつけられているが、右回りと左回りがある。いずれも平坦な道で、ゆっくり歩いても1時間半で一周できるようだ。霧ヶ峰湿原植物群落として昭和35年に天然記念物に指定されている。湿原の標高は1,630mで、約12,000年の年月を経て現在の姿になったそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/800秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.八島湿原 花ごよみ
八島湿原の入り口にはこのような看板があった。今の季節に見られる花として57種の花の写真と名前が掲示されていた。今日はどれほどの花に気が付いて、見ることができるだろうか?

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/250秒 8mm ISO100 ) 露出補正 なし
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10.林間学校
小学校の林間学校のグループが来ていた。このグループは右回りのコースを行くのだろうか、それとも左回りだろうか?引率の先生のお話が終わって、湿原の方へ下って行った。私が行こうと思っているのと反対の左回りに行くようだ。それにしても快晴である。暑いのは我慢することにして出発しよう。私には時間がたっぷりある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.8 1/1250秒 7mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.コウゾリナ(7)
キク科の越年草だそうだ。このタンポポの花に似たコウゾリナの和名の由来は何だろうと思って調べてみると、漢字で「顔剃菜」と書き、固い毛を剃刀に見立てたものであるようだ。和名の由来やその漢字については、「季節の花 300」というサイトなどを参考にさせていただいている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.霧ヶ峰を望む
手前の池は八島ヶ池。湿原の向こうには霧ヶ峰の山並みが拡がる。まだ時間は早いが、バスツアーで来た人たちなど、歩く人も多い。特に年配のご夫婦が多いが道も平坦なので、好天のもと、花を愛でながら歩くには最適である。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/500秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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13.八島湿原全容
右の方が霧ヶ峰の車山(1,925m)の方向。正面(東側には)蓼科山(2,530m)が頭を見せる。左手が八島ヶ池。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1600秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.ノリウツギ(8)
この花もチョウが好きだ。箱根湿生花園に咲くノリウツギには、ミドリシジミ、ミヤマカラスシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、アサマイチモンジなどが吸蜜にくる。ここ八島湿原には蝶の好きな花がいっぱい咲いている。ミドリヒョウモンが舞っていた。漢字では「糊空木」と書くが、樹皮の内皮をはいで水につけて粘液を出させて、それを和紙を漉くときの糊として使ったことからこの和名があるそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
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15.イブキトラノオ(9) -1
イブキトラノオは、滋賀県と岐阜県の県境の伊吹山に多く生え、虎のしっぽのような花穂からこの名前になったという。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.御射山へ
入口の広場から南東にある御射山に向かって歩いている。手前にノリウツギの白い花が咲いている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 10mm ISO100 ) 露出補正 なし
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17.オミナエシ(10)
秋の七草のひとつ、オミナエシが咲いていた。オミナエシの「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で美女を圧倒する美しさから名づけられたそうで、漢字で「女郎花」と書くようになったのは平安時代のなかば頃からだそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/2000秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
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18.カワラマツバ(11)
地味な花だ。和名は河原に生え、葉が松葉のようであることからカワラマツバというらしい。漢字では「河原松葉」と書く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 75mm ISO200 ) 露出補正 なし
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19.ゼブラ山
中央に見えるのは、霧ヶ峰の山並みの西の端、ゼブラ山(1,776m)だ。こことの標高差は140mほどしかない。ゼブラ山の東側に山彦谷北の耳、山彦谷南の耳が連なる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.2 1/1000秒 11mm ISO100 ) 露出補正 なし
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20.蓼科山遠望
山彦谷南の耳とそ右(東)側手前に見える蝶々深山(1,836m)の間に、蓼科山が遠望できた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.8 1/1000秒 17mm ISO100 ) 露出補正 なし
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21.左奥に蓼科山、右に車山
この写真の右端が車山で山頂の気象レーダーが見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
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22.シュロソウ(12)
シュロソウ「棕櫚草」とは、シュロの幹の周りに付く毛のような皮に似たものが、葉の根本の葉柄(さや状に葉を包んでいた柄)が腐りシュロに似た毛になることから名付けられたという。ユリ科だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.2 1/200秒 30mm ISO100 ) 露出補正 なし
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23.イタチササゲ(13)
7月11日に観音平でこの花を見たときは、クララかなと思っていた。しかし、ここで見たこの花にはイタチササゲという札が立ててあった。イタチササゲ「鼬大角豆」という和名は,花色がイタチの毛色に似ていることに由来しているそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 100mm ISO200 ) 露出補正 なし
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24.フタバハギ(14)
マメ科の花でナンテンハギとかタニワタシともいうらしい。「二葉萩」

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
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25.ツリガネニンジン(15)
ツリガネニンジンは、花の形が釣鐘形で、白く太い根が人参(高麗人参)の形に似ていることから「釣鐘人参」と名付けられている。。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.ハクサンフウロ(16)
ハクサンフウロ「白山風露」は、先週、烏帽子岳でもたくさん見てきた。ミヤマモンキチョウも吸蜜していた。この花が発見された石川県の白山にちなんだ名命だそうだ。フウロというのは、風が冷たく露が降りているところに咲くからだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/640秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.キンバイソウ(17) -1
まだ開ききっていない黄色いきれいな花があった。花がウメのように咲き、黄色であることから「金梅草」と名付けられている。実はこの写真の状態で見たときは、開くとどのような花なのかわからなかった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1000秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.キンバイソウ -2
しばらく先に進むと開いた花が咲いていて、そこにキンバイソウという札が立てられていた。先月、舞岡公園で見たキンシバイとは花も名前も似ている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1250秒 66mm ISO200 ) 露出補正 なし
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29.ホソバノキリンソウ(18)
「細葉の麒麟草」と書く。別名ミヤマキリンソウともいう。和名はキリンソウより葉が細長いことに由来する。ホソバノキリンソウは神奈川県と三重県で絶滅し、岡山県で絶滅危惧I類に指定されている種だそうだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/500秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.湿原と鷲ヶ峰
写真を撮りながら40分~50分ほど歩いた。強清水や車山肩、沢渡方面への分岐になる御射山に向かっている。振り返ると、駐車場から近くに見えた鷲ヶ峰(1,798m)が湿原の左手に見える。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
31.ヨツバヒヨドリとミドリヒョウモン
湿原とは反対側になる進行方向右手の斜面にはヨツバヒヨドリが咲き、ミドリヒョウモンが舞っていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 81mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
32.シシウドの咲く道
正面に車山を見て進む。両側にはシシウドが多く咲いていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/400秒 21mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
33.シシウド -2
湿原でのシシウドはひときわ背が高い。今が一番きれいな時季なのだろう。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.4 1/400秒 6mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
34.イブキトラノオ -2
トラノオと名の付く花の種類もいろいろあるようだが、このイブキトラノオは舞岡公園などでも咲いているオカトラノオと比べると、花穂がまっすぐに伸びる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/500秒 15mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.ノハナショウブ(19)
ノハナショウブは湿原あるいは湿性の草原に生育する多年草。ハナショウブの原種であり、和名「野花菖蒲」の意味はいうまでもなく野に咲く花菖蒲である。時刻は10時半になった。この後は、次回のアップにしたい。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5​ ​4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/1250秒 4mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年2月 4日

蝶 自選年間ベスト10 (1) 2005年


 蝶は気温が15℃以上にならないと飛ばないという。従って、概ね12月から3月の中ごろ過ぎまでは、南国へ旅行をするか、蝶の温室へ行かない限り、蝶の写真を撮ることが出来ない。ブログの写真が淋しくなる。そこで、2005年以降、自分で選んだ毎年のベスト10を探してみようと思う。
 選び出す基準は、眼にピントが合っていること、手振れがない(少ない)こと、背景がきれいにボケているか、あるいは、背景にその蝶の棲む環境を映しこめているか、そして、モデルとなってくれる個体が美しい(破損が少ない)こと、珍しい種であること、などだが、要は「自分で気に入った写真」である。2005年から順次選んでいこうと思う。
  2005年は、石垣島、竹富島へ行った。憧れのアオタテハモドキやオオゴマダラを見て、ドキドキしたのを思い出す。2005年中に撮ったベスト10の候補となる写真を選び出したところ、68点になった。これを敢えて10点に絞り込んだが、うち5点が石垣、竹富で3点が箱根湿生花園と偏ってしまった。
 すでにStudio YAMAKOにアップしたショットで再掲となることもあるが、お許しいただきたい。

ヤエヤマウラナミジャノメ;クリックすると大きな写真になります。 1.ヤエヤマウラナミジャノメ  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄城林道
2005年は石垣島へ蝶の写真を撮りに行った。JALの直行便で石垣空港に付き、前もって撮影ガイドを電話でお願いしておいた「昆虫 愛ランド 石垣島」のIさんが、車で迎えに来てくださっていた。この日はご主人は先約があり、奥様にガイドお願いすることになった。「何か撮影目的はありますか」と聞かれたので「石垣島の蝶たちをできるだけ多く撮りたい」と告げたところ、まず、真栄里林道へご案内いただいた。ヤエヤマウラナミジャノメは裏面が私の知るヒメウラナミジャノメと明らかに異なる。

Nikon D100
データ不詳
ファイルをCDに落として保存していたが、その段階で撮影データが失われてしまった。
アオタテハモドキ♂ ;クリックすると大きな写真になります。 2.アオタテハモドキ♂  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
子供のころから図鑑を見ては、なんときれいな蝶だろうと思い、憧れていた。その憧れの蝶が、林道で翅を開いてくれた。

Nikon D100
データ不詳
ジャコウアゲハ♂;クリックすると大きな写真になります。 3.ジャコウアゲハ♂  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
センダングサは蝶が好む。ここで見たジャコウアゲハの♂は、こちらで見るジャコウアゲハに比べ、後翅裏面の赤い紋と、腹部の赤が際立っている。

Nikon D100
データ不詳
タイワンクロボシシジミ ;クリックすると大きな写真になります。 4.タイワンクロボシシジミ  2005年5月8日 沖縄県石垣島真栄里林道
初めて見た蝶だったが、南西諸島では極く普通に見られる蝶のようだった。

KONICA MINOLTA Dimage A200 F2.8-F3.5 7.2~50.8mm 8.0 Mega Pixels
データ不詳
オオゴマダラ;クリックすると大きな写真になります。 5.オオゴマダラ  2005年5月9日 沖縄県竹富島
石垣島真栄里林道で撮った翌日は、船で竹富島へ渡った。竹富島の民家の植え込みにきれいなオオゴマダラがいた。沖縄以南の南西諸島に生息する蝶だが、日本各地の蝶園でも飼育されている。沖縄、石垣、竹富に来てはじめて「生」のオオゴマダラに会えた。

Nikon D100
データ不詳
ヒオドシチョウ;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒオドシチョウ  2005年6月17日 栃木県真岡市井頭公園
早春にギフチョウなどを撮りに行くと、越冬後の擦り切れそうに傷んだ翅をしたヒオドシチョウに出会うことが多いが、羽化したてのきれいな個体にはなかなか会うことが出来ない。生まれてきて、これから出ていく世界を伺っているように見えた。このときはオオヒカゲが目当てだったが会えなかった。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
モンキアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 7.モンキアゲハ  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
「蝶とあるく箱根」という本で箱根湿生花園に自生するハンノキにミドリシジミが多いと知り、撮りに出かけた。「花園」の名の通り園内には花が多い。少し離れたところのコオニユリにモンキアゲハが来た。だが、柵があって、これ以上は近づけない。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
ミドリシジミ♂;クリックすると大きな写真になります。 8.ミドリシジミ♂  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
箱根湿生花園のミドリシジミは発生時期が少し遅い。この日、個体数は多く、新鮮な♂の開翅姿を撮ることが出来た。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
アゲハチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 9.アゲハチョウ♂  2005年7月20日 神奈川県箱根湿生花園
ミソハギの花にアゲハチョウが絡んでいた。綺麗な個体だった。

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳
スジボソヤマキチョウ♂;クリックすると大きな写真になります。 10.スジボソヤマキチョウ♂  長野県八島湿原 2005年9月1日
アザミの種類もたくさんあって、私には判別が難しいが、これは多分ノアザミだと思う。そのノアザミに来たスジボソヤマキチョウは、翅が透けて見えて綺麗だった。  

Nikon D100 Tokina100mm
データ不詳


2010年1月 1日

謹賀新年


みなさま、明けましておめでとうございます。

旧年中は私のブログをお訪ね下さいましてありがとうございました。
本年も週に一度程度の更新を心がけてまいりますので、ときどきおたずねいただけたら幸甚です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年撮った、すでにブログでご覧いただいた蝶たちです。
091227_001.jpg 左から1列目上から
  1. マルバネルリマダラ 20091月29日 グァム島
  2. キタテハ(越冬) 2009年2月10日 蘇州・拙政園
  3. ギフチョウ(絶滅危惧Ⅱ類) 2009年4月3日 神奈川県・石砂山
  4. ルリタテハ(越冬) 2009年4月3日 神奈川県・裏高尾


  5. 2列目上から
  6. オオミドリシジミ 2009年7月4日 兵庫県・但馬
  7. アサギマダラ 2009年5月26日 横浜市・舞岡公園
  8. ミヤマセセリ 2009年4月13日 町田市・小山田緑地
  9. アカシジミ 2009年5月19日 横浜市・舞岡公園

  10. 3列目上から
  11. ムラサキシジミ 2009年7月9日 横浜市・大池こども自然公園
  12. ウスイロヒョウモンモドキ(絶滅危惧Ⅰ類 斑紋異常型) 2009年7月4日 兵庫県・但馬
  13. ミヤマシロチョウ(絶滅危惧Ⅱ類) 2009年7月22日 長野県・八ヶ岳山麓
  14. キベリタテハ 2009年8月25日 長野県・八島湿原

  15. 4列目上から
  16. カラスアゲハ 2009年8月19日 横浜市・舞岡公園
  17. クジャクチョウ 2009年8月25日 長野県・八島湿原
  18. モンキアゲハ 2009年8月19日 横浜市舞岡公園
  19. アカタテハ 2009年10月14日 静岡県・中伊豆ワイナリー