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Studio YAMAKOで“拙政園”が含まれるブログ記事

2015年9月 7日

蝶 自選年間ベスト10 (7) 2009年

ここのところなかなかお日様が顔を見せてくれず、涼しいのはありがたいが、写真を撮りに散策することがままならない。高尾山へでも行ってみようと思っているのだが・・・

さて、2009年​のことにさかのぼるが、2月に上海に行った。暖かいところだが、如何せん2月では寒い。越冬したキタテハだけだったが、蘇州の拙政園でコンデジで撮った1枚がある。古い名勝地らしい背景を、もっとうまくが取り入れられればなお良かったのだが。

ブログのオーナーであるn-shuheiさんのロッジが、ウスイロヒョウモンモドキの生息地の近くにある。発生時期を狙って、n-shuheiさんのロッジに泊めていただき、1日ウスイロヒョウモンモドキを探した。何とかのウスイロヒョウモンモドキを撮影できたが、最初に撮った個体をファインダーで見たとき、何か違和感があった。斑紋異常だった。ちょっとピントがずれているのが惜しい。 最近そこでのウスイロヒョウモンモドキが激減し、絶滅の危機にあることを知った。
そのほか、いつものフィールドである舞岡公園でも、アサギマダラ、オオミドリシジミ、クロコノマチョウなどそこでは初めての蝶を撮影できた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.キタテハ 2009年2月10日 中国 蘇州拙政園
2009年2月8日から3泊4日で中国は上海を訪れた。3日目には蘇州へ行ったが、天気の良い日で、名勝拙政園ではキタテハが飛んでいた。この旅行で蝶を撮ることは想定外だった。持っていたコンデジでローアングルで狙ったが・・・。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​ 1/​50​0秒 ​5​mm ISOオート ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.コツバメ 2009年5月15日 栃木県那須高原
コツバメは4月の蝶だ。那須とはいえ、ゴールデン・ウィークを過ぎた頃は、大分擦れてしまっている。​泊まったペンションの敷地内に咲いていたミヤコワスレに来ていた。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/160秒 7mm ISOオート )
;クリックすると大きな写真になります。 3.アカシジミ 2009年5月19日 横浜市舞岡公園​
横浜市の舞岡公園には6種の平地産ゼフィルスを産するが、アカシジミの発生が一番早い。しかし、このアカシジミを見たときは随分早いなと思ったものだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.アサギマダラ 2009年5月26日 横浜市舞岡公園
舞岡公園でアサギマダラを見ることはそれほど多くはないが、この日は運が良かった。ミドリシジミを探していたら、ファーと大きな影が横切った。てっきりアカボシゴマダラと思い身構えたが、なんとアサギマダラだった。ウツギの花に止まり吸蜜をはじめた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/​62​秒 ​5mm ​ISO​135​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.オオミドリシジミ 2009年5月26日 横浜市舞岡公園
舞岡公園で撮ったオオミドリシジミの貴重な写真。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.ウスイロヒョウモンモドキ 2009年7月4日 兵庫県養父市
保全活動が行われている絶滅危惧1類のウスイロヒョウモンモドキの写真を撮る機会があった。当日、10頭ほどウスイロヒョウモンモドキの写真を撮ることができたか、その中の1頭がこの写真である。ファインダーを覗いている時から何か違和感があった。斑紋異常型だった。ちょっとあとピンになってしまったのが残念。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​16​00秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.オオミドリシジミ 2009年7月4日 兵庫県養父市
ウスイロヒョウモンモドキの写真を撮りに行った時に撮った。オオミドリシジミらしい緑色の翅を開いて見せてくれた。角度は良いのだが少し離れていたのでCOOLPIX P90で撮った。もう少し近くにいてくれれば、背景に山の連なりを映しこむことができたのだが。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/​234秒 ​44mm ​ISO​64​ ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマシロチョウ ​2009年7月22日 八ヶ岳山麓
ある観察会に参加した。二度と行けないようなところにミヤマシロチョウが飛ぶそれほど広くない開けたところがあった。食草のヒロハノヘビノボラズも多く観察することができた。この個体は翅が薄いヒスイ色で、♀のようだ。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​250​秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
150904_009.jpg 9.クロコノマチョウ 2009年8月14日 横浜市舞岡公園
  夏型の♀と思う。この蝶も分布を北に広げている。私が昆虫少年だったころは、関東近縁では見られなかった。もちろん、舞岡公園ではめったに見ることができないが、確実に生息している。今年(2015年6月)も見かけた。

Nikon D300 ​SIGMA 70-300​mm F​4-5.6​ macro
   絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​250​秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
150904_010.jpg 10.高原の蝶 ミドリヒョウモン 2009年​8月25日 八島が原湿原
信州は霧ヶ峰と美ヶ原の間にある八島ヶ原湿原は、朝早く出発すれば日帰りも可能である。湿原の周囲はトレッキング・コースになっていて、高原の蝶が飛び、アザミなどの花に集まる。コンデジでマクロで撮ると高原らしい背景を入れることができる。

Canon PowerShot A640 f2.8-4.1 7.3-29.2mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1​25​0秒 ​7​mm ISOオート )​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.イチモンジセセリ 2009年9月9日 横浜市舞岡公園
イチモンジセセリは秋になると個体数が多くなる。普段は見向きもしないのだが、撮りたい蝶が見つからないときにはモデルをお願いすることになる。​

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/​12000秒 ​100mm ​ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
​補2.スジグロシロチョウ 2009年​9月24日 昭和記念公園
秋、シオンの花に止まろうとしているスジグロシロチョウ。この日はCanonのIXYしか持っていなかった。

Canon IXY900IS f2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/320秒 5mm ISOオート ) 露出補正 なし


2010年1月 1日

謹賀新年


みなさま、明けましておめでとうございます。

旧年中は私のブログをお訪ね下さいましてありがとうございました。
本年も週に一度程度の更新を心がけてまいりますので、ときどきおたずねいただけたら幸甚です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年撮った、すでにブログでご覧いただいた蝶たちです。
091227_001.jpg 左から1列目上から
  1. マルバネルリマダラ 20091月29日 グァム島
  2. キタテハ(越冬) 2009年2月10日 蘇州・拙政園
  3. ギフチョウ(絶滅危惧Ⅱ類) 2009年4月3日 神奈川県・石砂山
  4. ルリタテハ(越冬) 2009年4月3日 神奈川県・裏高尾


  5. 2列目上から
  6. オオミドリシジミ 2009年7月4日 兵庫県・但馬
  7. アサギマダラ 2009年5月26日 横浜市・舞岡公園
  8. ミヤマセセリ 2009年4月13日 町田市・小山田緑地
  9. アカシジミ 2009年5月19日 横浜市・舞岡公園

  10. 3列目上から
  11. ムラサキシジミ 2009年7月9日 横浜市・大池こども自然公園
  12. ウスイロヒョウモンモドキ(絶滅危惧Ⅰ類 斑紋異常型) 2009年7月4日 兵庫県・但馬
  13. ミヤマシロチョウ(絶滅危惧Ⅱ類) 2009年7月22日 長野県・八ヶ岳山麓
  14. キベリタテハ 2009年8月25日 長野県・八島湿原

  15. 4列目上から
  16. カラスアゲハ 2009年8月19日 横浜市・舞岡公園
  17. クジャクチョウ 2009年8月25日 長野県・八島湿原
  18. モンキアゲハ 2009年8月19日 横浜市舞岡公園
  19. アカタテハ 2009年10月14日 静岡県・中伊豆ワイナリー


2009年8月15日

蝶の写真集



 蝶の写真撮影を楽しんでいらっしゃる殆んどのかたがそうであるように、私も少年のころは捕虫網を持って野山を駆けた。小学校の林間学校で行った奥日光湯本でオオイチモンジを捕ったことや、中学のときに卓球の合宿で行った八ケ岳山麓の海の口牧場で、今は絶滅危惧種となったオオウラギンヒョウモンを捕ったことなどを思い出す。それからしばらくは、卓球に夢中になり、就職してからは仕事に一生懸命で、蝶のことは頭から消えていた。

 1990年ごろだろうか、オートフォーカスの一眼レフが普及し始め、私も Canon EOS 650 を手に入れた。それが蝶の写真を撮り始めるきっかけになった。ファインダーのなかに見る蝶の美しさに魅せられた。やがて、デジタルの時代になり、さらに手軽に蝶の写真を楽しめるようになった。といっても、私は写真は素人である。素人の割にはああだこうだと言って、写真そのものにも興味を持つようになった。旅行と蝶と写真は、私にとって今一番の楽しみだ。

 インターネットでは多くの方々が、蝶の写真のホームページやブログを立ち上げていらっしゃる。皆さん素晴らしく上手い。私などとても足元には及ばない。しかし、http://n-shuhei.net/atelier/のオーナーに勧められて、撮りためた蝶の写真をまとめることにした。

このページには、2006年4月からブログ: Studio YAMAKO に掲載してきた蝶の写真、および、それ以前に撮りためた写真、また、ブログには載せていない写真を含め、科別に分類し、アイウエオ順・種別にリストしている。科名をクリックするとその科の蝶を種別に分類したページにリンクする。また、種名をクリックするとその種が属する科別ページでその種のサムネイルが先頭に表示される。そのサムネイルをクリックすると写真が大きく表示される。ブログに載せた写真は、キャプションにある地名を右クリックし新しいタブで開くと、関連投稿にリンクし、写真データ・撮影日時など更に詳しい情報が得られる。
蝶の写真:科別リスト
アゲハチョウ科シロチョウ科ジャノメチョウ科シジミチョウ科
Revised on Aug. 20th, 2009
アオスジアゲハ 1
アオスジアゲハ 2
アオスジアゲハ 3
アオスジアゲハ 4
アオスジアゲハ 5
アゲハチョウ
ウスバシロチョウ 1
ウスバシロチョウ 2
ウスバシロチョウ 3
ウスバシロチョウ 4
オナガアゲハ
カラスアゲハ 1
カラスアゲハ 2
キアゲハ
キアゲハ ♀
ギフチョウ 1
ギフチョウ 2(連写)
ギフチョウ 3
ギフチョウ 4
ギフチョウ 5
ギフチョウ 6
ギフチョウ 7
ギフチョウ 8
ギフチョウ 9
ギフチョウ 10
ギフチョウ 11
ギフチョウ 裏面
クロアゲハ
クロアゲハ♀
ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ♀
ジャコウアゲハ 幼虫
ナガサキアゲハ ♀
ヒメウスバシロチョウ
ミヤマカラスアゲハ
モンキアゲハ
エゾシロチョウ
オオモンシロチョウ
キチョウ 1
キチョウ 2
スジグロシロチョウ
ツマキチョウ
ツマキチョウ♂
ミヤマシロチョウ 1
ミヤマシロチョウ 2
ミヤマシロチョウ♂
ミヤマシロチョウ(裏)
モンキチョウ
モンキチョウ♀ 1
モンキチョウ♀ 2
モンキチョウ 産卵
モンシロチョウ
クロコノマチョウ
クロヒカゲ 1
クロヒカゲ 2
コジャノメ
サトキマダラヒカゲ
ジャノメチョウ
ヒメウラナミジャノメ 1
ヒメウラナミジャノメ 2
ヒメキマダラヒカゲ 1
ヒメキマダラヒカゲ 2
ベニヒカゲ
ベニヒカゲ♂
ベニヒカゲ ♀
アカシジミ 1
アカシジミ 2
アカシジミ 3
ウラギンシジミ
ウラギンシジミ ♀ 1
ウラギンシジミ ♀ 2
ウラギンシジミ ♀ 3
ウラギンシジミ ♀ 4
ウラギンシジミ ♀ 5
ウラゴマダラシジミ 1
ウラゴマダラシジミ 2
ウラゴマダラシジミ 開翅
ウラナミアカシジミ
ウラナミシジミ
オオミドリシジミ 1
オオミドリシジミ 2
オオミドリシジミ 3
オオミドリシジミ ♀
オオミドリシジミ♂
コツバメ 1
コツバメ 2
コツバメ 3
ツバメシジミ 1
ツバメシジミ 2
ツバメシジミ♀ 1
ツバメシジミ♀ 2
ツバメシジミ♀ 3
トラフシジミ 春型
ヒメシジミ
ベニシジミ 1
ベニシジミ 2
ベニシジミ 3
ベニシジミ 4
ベニシジミ 5
ベニシジミ 6
ベニシジミ 7
ベニシジミ 夏型
ミドリシジミ ♂ 1
ミドリシジミ ♂ 2
ミドリシジミ ♂ 3
ミドリシジミ ♂ 4
ミドリシジミ ♀ A型
ミドリシジミ 開翅
ムラサキシジミ
ムラサキツバメ
タテハチョウ科セセリチョウ科マダラチョウ科海外の蝶
アカタテハ
アカボシゴマダラ 春型
アカボシゴマダラ 夏型
イチモンジチョウ 1
イチモンジチョウ 2
イチモンジチョウ 3
ウスイロヒョウモンモドキ
ウスイロヒョウモンモドキ 翅表
ウスイロヒョウモンモドキ(斑紋異常)
ウスイロヒョウモンモドキ 裏(斑紋異常)
ウラギンヒョウモン 1
ウラギンヒョウモン 2
オオイチモンジ
オオウラギンスジヒョウモン
キタテハ秋型 1
キタテハ秋型 2
キタテハ秋型 3
キタテハ秋型 4
クモガタヒョウモン
コヒオドシ
コミスジ 1
コミスジ 2
コミスジ 3
コミスジ 4
ツマグロヒョウモン 1
ツマグロヒョウモン 2
ツマグロヒョウモン 3
ツマグロヒョウモン 4
ツマグロヒョウモン 5
ツマグロヒョウモン 6
ツマグロヒョウモン 7
ツマグロヒョウモン 8
ツマグロヒョウモン 9
ツマグロヒョウモン 10
ツマグロヒョウモン ♂:裏面
ツマグロヒョウモン♀ 1
ツマグロヒョウモン♀ 2
ヒオドシチョウ
ヒメアカタテハ 1
ヒメアカタテハ 2
ヒメアカタテハ 3
ヒメアカタテハ 4
ヒメアカタテハ 5
ヒメアカタテハ 裏翅
ホソバヒョウモン
ミスジチョウ
ミドリヒョウモン 1
ミドリヒョウモン 2
ミドリヒョウモン 3
メスグロヒョウモン♀
ルリタテハ
キマダラセセリ
コチャバネセセリ 1
コチャバネセセリ 2
ダイミョウセセリ
ヒメキマダラセセリ 1
ヒメキマダラセセリ 2
ミヤマセセリ
アサギマダラ 1
アサギマダラ 2
アサギマダラ 3
アサギマダラ 4
アサギマダラ 5
上海
 キタテハ
グアム
 クロマダラソテツシジミ
 クロマダラソテツシジミ開翅
 シロオビアゲハ 1
 シロオビアゲハ 2
 シロオビアゲハ 3
 ウラナミシジミ
 マルバネルリマダラ
モンテネグロ
 キアゲハ
四姑娘山
 Polycaena princeps 1
 Polycaena princeps 2
 タイワンモンシロチョウ
 ギンボシヒョウモン?
 シロマダラウラジャノメ
 ヒメアカタテハ
 ギンボシヒョウモンの仲間
 タカネヒョウモンの仲間?
 ゼフィルスの一種?
 フィールドベニモンキチョウ1
 フィールドベニモンキチョウ2
 シルビアシジミかゴマシジミの仲間
 カバイロシジミ
九寨溝
 ミスジチョウの仲間
 チュウゴクコムラサキ
 ヒメシジミの仲間の♀
 モンシロチョウ
 フィールドベニモンキチョウ
 ミヤマシロチョウの仲間1
 ミヤマシロチョウの仲間2
アルブバッハ
 ヨーロッパキアゲハ
 スジグロシロチョウの仲間ゼーフェルド
 クモマベニヒカゲの仲間1
 クモマベニヒカゲの仲間2
 マエラチャイロジャノメ
 コヒョウモンモドキの仲間
 シジミチョウ?
 小型のヒョウモンチョウ1
 小型のヒョウモンチョウ2
 ジャノメチョウの一種
オーストリア
 シジミチョウの一種
パリ
 アカタテハ

2009年2月25日

上海旅行 (5) 蘇州 山塘街と虎丘

 昼食の後、ガイドのお嬢さんはこれから虎丘に行って上海に帰るというので、運河を見たいと注文をつけたところ、山塘街というところに寄ってくれることになった。虎丘から、蘭莉園刺繍研究所に寄った後、高速道路を走り、夕方のラッシュを迎えた上海に戻って、この日の夕食は上海蟹を食べることにした。
クリックすると大きな写真になります 1.拙政園のキタテハ
前回、拙政園のところで今回の旅行で唯一の蝶の写真を載せ忘れてしまった。この蝶は越冬後のキタテハ秋型で、日本にいるキタテハとまったく同じである。背景を入れたいため、コンパクトデジカメをローアングルに構え、モニターを見ないで狙いをつけ、シャッターを切った。あまりよい写真は撮れなかった。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 ) マクロ
クリックすると大きな写真になります 2.山塘街
山塘街から虎丘まで約4km続く蘇州らしい運河であるが、観光地化されている。虎丘まで遊覧船が通っている。

Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 ) 
アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 3.虎丘
越王との戦いに敗れた呉王闔閭が葬られた小高い丘。奥に見える丘の上に建つ雲厳寺塔は961年創建の蘇州最古の塔で地盤沈下により3.5度傾いていて、東洋の斜塔と言われる。

Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 4.虎丘 傾く雲厳寺塔
この位置から見ると傾いているのがよくわかる。

Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F8 1/250秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 5.蘭莉園刺繍研究所
虎丘を巡ったあと、ガイドさんに蘭莉園刺繍研究所というところに連れて行かれた。見せてくれた刺繍はなかなか見事なものであった。大きなものは何百万円もする。お土産品は3,000円くらいからあるが仕事が雑である。係りの人が日本語で説明をしてくれたが、押し売りはなかった。蝶の刺繍があったので写真を撮らせてもらった。上の写真が全体像で、下はその部分である。

Nikon D300  NIKKOR 18-200mm
  プログラムオートで撮影
  ( 上の写真 F4.2 1/80秒 ASA1600 下の写真 F4.2 1/125秒 ASA1600 ) 
アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 6.上海蟹
一旦上海のホテルに戻り、夕食は近くの成隆行蟹王府というところで上海蟹を食べた。ガイドブックにも載っているところなので日本人客も多い。味は淡白であったが、蟹味噌は旨かった。価格もまあまあ。これは茹でる前に見せてくれた蟹である。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/6秒 )
クリックすると大きな写真になります 7.茹でられた上海蟹
25分ほどして、茹で上げられた蟹が届けられた。見せてくれたあと、胸肉と味噌、そして脚とにきれいにさばいて食べやすいようにしてくれた。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/10秒 )

2009年2月23日

上海旅行(4) 蘇州 拙政園と寒山寺

 1日は蘇州へ行こうと計画していた。行きの飛行機の中でキャビンアテンダントさんから、上海から鉄道に乗っていっても40分くらいだが、蘇州の駅に着くと白タクの客引きがうるさいし、名所から名所が離れていて、なれないと苦労しますよとの忠告を受けた。そこで、昨夜の食事のときに旅行社の人に頼み、マイクロバスでの1日ツアーで行くことにした。食事つきで一人750元、1万円ちょっとである。今日はD300をぶら下げていく。蘇州の街までは高速道路が完備していた。
クリックすると大きな写真になります 1.拙政園
蘇州観光はやはり庭園と運河沿いの散策である。まず、世界遺産である拙政園へ案内してくれた。中国随一といわれる江南の名園と言われ、蘇州四大名園の中でも最大の庭園である。16世紀初頭に造られた。一説には賄賂で造られたとのうわさもあって、皮肉を込めて、拙き者が政治を行うという意から拙政園と呼ばれるようになったという。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm
  プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準  
クリックすると大きな写真になります 2.拙政園 十八曼陀羅花館
庭園の中にはいくつもの美しい建物があるが、この十八曼陀羅花館は、青いガラスが使われていて、そのガラスを透した陽の光が床を美しく染めていた。D300は、こういう難しい光でも見られる写真にしてくれる。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F3.5 1/125秒 ASA560 ) 
アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 3.拙政園付近の運河
拙政園のわきの東北街に沿った名もない運河と思う。洗濯物が干してあって、生活の匂いが漂う。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F10 1/400秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 4.寒山寺の鐘楼
寒山寺は中心部から車で20分ほど離れたところにある禅寺。500年初頭の創建で当初は妙利普妙塔院といわれたが、600年代に寒山と拾得という2人の僧が住職となったのを境に寒山寺と改名された。1860年に再建され現在の形になった。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F11 1/500秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 5.寒山寺 境内
境内のあちらこちらに結ばれている紅いリボンは、おみくじのようなものである。旧正月(春節)を祝う提灯の飾りが彩を添える。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm
プログラムオートで撮影  ( F8 1/250秒 ASA400 ) 
アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 6.寒山寺 寒山拾得
どちらが寒山で、どちらが拾得かは、説明を聞いたが忘れてしまった。寒山は文殊菩薩、拾得は普賢菩薩の再来と呼ばれることがあり 彼らの生き方に憧れる禅僧や文人によって格好の画題とされてきた。寒山、拾得ともに有髪の人物として描かれている。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F4.2 1/60秒 ASA1600 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 7.寒山寺鐘楼から
寒山寺の鐘楼は昇れるようになっている。急な階段をこわごわ上ってみると、周囲の景色が眺められた。古い町並みの向こうに新興住宅や建設中のマンション群が見える。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F9 1/320秒 ASA400 )
  アクティブD-ライティング標準
クリックすると大きな写真になります 8.日本領事館旧址
寒山寺を巡った後、昼食になり、旅行社の人が蘇州料理のレストランに案内してくれたが、そのすぐそばに、旧日本領事館のレンガ造りの建物があった。いつ頃建てられたものかはわからないが、昭和10年代であろうか。
Nikon D300  NIKKOR 18-200mm 
プログラムオートで撮影  ( F8 1/250秒 ASA400 ) 
アクティブD-ライティング標準