検索結果: Studio YAMAKO

このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Studio YAMAKOで“長池公園自然館”が含まれるブログ記事

2018年6月 2日

長池公園 4月28日

少し時期的に早いかなと思いながら、アオバセセリを撮りたくて八王子市郊外の長池公園へ出かけた。連休前の土曜日なので駐車場が空いているかちょっと心配だったが、午前9時に着いたときはまだ余裕があった。
 さっそくミツバウツギのある所へ行ってみた。日当たりの良いところにあるミツバウツギは、三分咲きというところだった。アオスジアゲハが絡んでいる。
 午後1時まで粘ってみたが、とうとうアオバセセリは現れなかった。やはり、まだ時期的に早かったのかもしれない。新調したSONY Syber-shot RX10M4の習熟のために、チョウや花を撮った。まだまだ、望遠に繰り出したファインダーで被写体を捉えるのに手間取ることが多い。しばしば、シャッターチャンスを逃していた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.アオスジアゲハ -1
初々しいミツバウツギの花にアオスジアゲハが絡む。チョウまでは4~5mほど離れていて、望遠端(220㎜・35㎜換算600mm)で撮っているが、RX10M4は結構重たくて、肘が離れた状態で構えるとブレる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ヤブデマリ 藪手毬 -1
ノリウツギのようだが違う。昨年も撮ったのだが、忘れてしまっていて、後で長池公園自然館の方にモニターの画を見せて聞いたところ、「あっ、そうだ、ヤブデマリだ」と思いだした。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3. ヤブデマリ 藪手毬 -2
やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序のまわりに、白色の大きな5枚の花弁の広がった装飾花が縁どる。 白い花弁は4弁のようだが、実は小さい花弁がもう一つあって、5弁である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 35mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4、ダイミョウセセリ
ヤブデマリの花でダイミョウセセリが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.クロヒカゲ -1
クロヒカゲが発生していた。意外と敏捷に飛翔する。ベンチで一休み。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.コミスジ
日の当たるミツバウツギの花にはコミスジがいた。近づけないので、望遠端で撮る。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.コチャバネセセリ -1
新品のコチャバネセセリがヤブデマリの花に来て吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 196mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 8.コチャバネセセリ -2
コチャバネセセリは数頭いた。これも3~4mほどの距離があり、望遠端の220mmで撮るが、チョウも小さいので精いっぱいだ。羽化したばかりのようで、擦れていなくてきれいだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 220mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.トラフシジミ
ミツバウツギの花でコチャバネセセリと仲良く吸蜜していたトラフシジミが、いったん、花から離れて、近くに止まった。さすがにボロボロだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 10.クロヒカゲ -2
花に来たクロヒカゲはあまり見たことがない。ミツバウツギの花にストローを伸ばして吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.アオスジアゲハ -2 花から花へ
アオスジアゲハが元気だった。花から花へ敏捷に移動すいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.アオスジアゲハ -3
アオスジアゲハは、どの個体も新鮮だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段
180601_013.jpg 13. アオスジアゲハ -4
コントラストが強く、もっとアンダーにして撮ったほうが良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 210mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
; 14.タイザンボク  泰山木
タイサンボクの花が咲いていた。大きな花だ。モクレンの仲間らしい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 213mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.越冬したテングチョウ
ボロボロになって年を越したテングチョウが元気だった。もう少しすると、今年生まれの新しい世代が初々しい姿を見せるはずだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 218mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2016年7月 8日

オオミドリシジミ乱舞 八王子市郊外 6月10日

6月4日に梅雨入りして、雨こそほとんど降らなかったが、さすがに晴れる日は少なくなった。天気予報によると6月10日が晴れるようだ。よし、八王子市の郊外へオオミドリシジミを撮りに行こう。
  当日、予報通り朝から日が差している。現地には8時少し過ぎについた。すでに同好のカメラマンが数人来られている。挨拶をして仲間に入れていただいた。ネットを持った方が2人おられたが、邪魔すまいとの配慮からかカメラマンのいるところから離れておられた。
  少し高いところだが、数頭のオオミドリシジミが飛び交っている。3~4頭が絡み合うこともある。そしてちょっと落ち着くと梢の葉に止まる。ただし、高い位置なのでなかなか撮りにくい。しかも距離もある。P610でしか撮れない。日が当たるところに止まるので、コントラストが強く、肝心のオオミドリシジミが露出がオーバーになる。-0.3~-0.7の露出補正をするが、もっとアンダーにしてもよかったくらいだ。
 小1時間ほど撮って車に戻り、次に長池公園へミズイロオナガシジミを撮りに行った。だが、個体数は多くなく1頭を撮っただけだった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ウラギンシジミ -1
7時45分、車をコイン・パーキングに停めて、目的地に向け歩き出す。途中、民家の庭先にウラギンシジミが飛んできた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO140​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.ウラギンシジミ -2
表翅が見えないので雌雄がわからない。開翅してくれているので後ろに回り込むと♂であることが分かった。夏型だ。秋型のように前翅の先がとがっていない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 64mm ISO140​ ) ​ 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.オオミドリシジミ -1
地元の方に道を尋ねながら現地に到着したのは8時半ごろだったろうか。少し広くなったところに若木があって、新緑の葉が輝いていた。そこに何本かの木の周りをオオミドリシジミが複数飛び交っている。しばしば、梢の葉に止まり、開翅する。飛んでいるのは全部♂だ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 64mm ISO161​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.オオミドリシジミ -2
オオミドリシジミはこれらの木の周りを飛び回り、時々このように止まる。止まると半分開翅することが多かった。止まっているところは3~4m先だ。P610の望遠端(35mm版換算1440mm)で撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO110​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.オオミドリシジミ -3
少し傷んでいる個体もいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/200秒 236mm ISO100​ ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオミドリシジミ -4
自分の眼より高いところに止まることが多い。せっかく開いてくれているのに裏面しか撮れない。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO180 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 7.オオミドリシジミ -5
深緑色の金属光沢がきらきらと輝く。「チャンス」と思ってシャッター・ボタンを押すと、力が入ってしまいカメラぶれしてしまう。たとえば木の幹に体を押し付けて動かないようにシャッターを切るとうまく止まってくれることが多い。300mmの望遠レンズを付けた一眼レフで撮っておられた方に「カメラを手持ちで、シャッター・スピードはどれくらいで撮っていらっしゃいますか」と尋ねたところ1/350を最低にして撮っているとのことだった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/320秒 161mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8.オオモドリシジミ -6
この若木はコナラだろうか。この木の周りを多い時は5~6頭が飛び回る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/200秒 258mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオミドリシジミ -7
頭を向こうにして開翅して止まった。この位置から撮ると緑色が黒ずんで写る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/125秒 258mm ISO180 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオミドリシジミ -8
こんなところにも止まる。翅が透けている。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 161mm ISO110 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.オオミドリシジミ -9
こういう姿勢で止まることが多い。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/200秒 108mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12.オオミドリシジミ -10
前の写真と同じ個体で、しばらく同じところに止まってくれていた。レンズを伸ばして撮る。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/125秒 236mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.オオミドリシジミ -11
眼が合ってしまった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/250秒 197mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオミドリシジミ -12
完全に開翅してくれた。しかもその向きは深緑の金属光沢が一番鮮やかなところだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.5 1/500秒 258mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 15.オオミドリシジミ -13
オオミドリシジミの撮影を始めてから1時間くらいたった。被写体には事欠かないが同じ姿勢の蝶を撮ることが多くなる。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f6.3 1/160秒 236mm ISO100 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオミドリシジミ -14
この位置からだと深緑色がやや黒ずんで見える。オオミドリシジミのいろいろなシーンを撮ることができた。前々日に舞岡公園で撮ったオオミドリシジミも貴重だが、この日は開翅シーンも撮ることができ満足だった。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 161mm ISO110 ) ​ 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 17.モンキアゲハ♀
帰路についた。来たときと違う道を駐車場へと向かう。ふいにモンキアゲハが飛んできて、草むらに止まって翅を休める。♀は時々このような静止をすることがある。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5 4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (​ ​f5.6 1/125秒 116mm ISO360 ) ​ 露出補正 -0.7段
160707_018.jpg 18.ミズイロオナガシジミ -1
次に多摩ニュータウン近くの長池公園へ行く。公園についたのは11時だった。まず、長池公園自然館に入った。その展示館で偶然、 小檜山賢二氏のマイクロ・プレゼンス写真展が行われていた。素晴らしいゾウムシなどの写真を見せていただいて、長池へ向かう。池の近くで1頭だけミズイロオナガシジミに会うことができた。葉が邪魔になって頭としっぽが隠れてしまう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.ミズイロオナガシジミ -2
じっと止まっていてくれるので、左手で枝先を下へ引っ張って、右手だけでカメラを持ってシャッターを切った。なんとかブレを少なく撮ることができた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし


2014年5月15日

長池公園 5月2日


 実はこの日は別の予定があった。いや、あったと思っていた。ところがその予定は、私の記憶違いで、5月2日ではなく、4日の間違いだった。
  予定が無くなったこの日は、天気が良く気温も上がりそうだ。じっとしていられない。一昨年の5月7日に、ここ長池公園を訪れて、思いもかけずにアオバセセリに出会った。ミツバウツギの白い花に絡むようにアオバセセリが吸蜜に来ていた姿を思い起こす。その時に比べ、この日は5日ほど早いが、アオバセセリに会えるだろうか。
 結果、ミツバウツギの花は咲き始めで、そこにアオバセセリの姿はなかった。(ところが翌日、長池公園生き物図鑑というサイトを見ると、この日5月2日にアオバセセリを撮影されていた方がおられた。発生していたのだ。会えなかったのは粘りが足りなかったか)
  この日はとても暖かい日だったのに、蝶の数は少なかった。見かけた蝶は、クロアゲハ、アオスジアゲハ、アゲハ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、あとは越冬したキタテハ、テングチョウくらいだった。
 もちろん、D5000+TAMRON 90mm も首から下げていたが、この日は、これを使うチャンスが全くなかった。

長池公園自然館;クリックすると大きな写真になります。 1.長池公園自然館
11時半、長池公園の駐車場に車を止め、まず自然館へ行った。たまたま展示室で、19994年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ「平成狸合戦ポンポコ」の原画・背景画展が行われていた。このアニメは、高畑勲監督が、人間による自然破壊から自分たちの住処を守ろうと奮闘するタヌキたちの姿をユーモラスに描いたファミリー・アニメであった。かっての自然の恵み多き東京の多摩丘陵で、そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし、宅地造成による自然破壊によって、タヌキたちのエサ場が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るため、タヌキたちは先祖伝来の"化け学"で人間たちに対抗することにするが、作戦は失敗に終わり、わずかばかりの手つかずの自然が残してもらえる道を選んだ。狸たちも生き続けるというお話。展示されていた、その原画・風景画はとても素晴らしかった。残念ながら(当然)「撮影はご遠慮ください」の札が出ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/640秒 8.1mm ISO400 ) 露出補正 なし
浄瑠璃姫の碑;クリックすると大きな写真になります。 2.浄瑠璃姫の碑
一昨年の経験で、アオバセセリが見られたミツバウツギの咲く道を長池まで歩いてみた。蝶の影はない。長池のそばには、 戦場で討ち死にした主君の後を追い、相模の国大磯の海から引き揚げられた薬師如来像を背負って、侍女13人とともに長池に身を投じたという瑠璃姫の伝説を伝える碑が建てられていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/480秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
エビネ;クリックすると大きな写真になります。 3.エビネ
名前は聞いたことがあるが、見たことはなかった。wikipediaによれば、日本の大多数の都道府県で、レッドリストの準絶滅危惧の種に指定されているという。日本の野生ランで漢字では海老根と書く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/220秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオアマドコロ;クリックすると大きな写真になります。 4.オオアマドコロ
和名の「オオアマドコロ」は漢字では大甘野老と書く。根茎がヤマノイモ科のトコロ(オニドコロ)に似て、甘味があるということから付いたもののようです。学名 Polygonatum odoratum (Mill.) Druce はヨーロッパからロシア、中国を経て日本までと、広範囲に分布する種で、形態的にも変化に富み4変種に分化している。そのうちの3変種 オオアマドコロ(var. maximowiczii)、ヤマアマドコロ(var. thunbergii)、アマドコロ(var. pluriflorum)が日本に生育している。(参照:http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/91amadokoro.htm)

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/85秒 130.0mm ISO800 ) 露出補正 なし
ミツバウツギ;クリックすると大きな写真になります。 5.ミツバウツギ
毎年5月初めから白い花を付けはじめ、多くの蝶が吸蜜に来る。本家ウツギのユキノシタ科ではなく、ミツバウツギ科ミツバウツギ属である。ウツギと花が似ていることや、葉が3つに分かれているので、この名前がついた。この写真でも三つに分かれた葉を確認できる。一昨年はアオバセセリもこの花に吸蜜に来た。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/900秒 6.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミツバウツギの花に来たコミスジ;クリックすると大きな写真になります。 6.ミツバウツギの花に来たコミスジ
コミスジが3頭飛んでいた。半径50mくらいの範囲を飛び回り、時々花に止まって吸蜜する。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/280秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
静止するコミスジ;クリックすると大きな写真になります。 7.静止するコミスジ
まだ出始めのコミスジである。もちろん今年初めて見る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 130.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 8.アオスジアゲハ -1
午後になってアオスジアゲハがミツバウツギを訪れるようになった。今年初めて見る。なかなか近くに来てくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/160秒 56.9mm ISO320 ) 露出補正 なし
アオスジアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 9.アオスジアゲハ -2
まだまだ個体数は少ないが、1頭がミツバウツギの花から花へ、さらに木から木へ飛び回る。なかなか落ち着いて吸蜜してくれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/640秒 130.0mm ISO500 ) 露出補正 なし
クロアゲハ -1;クリックすると大きな写真になります。 10.クロアゲハ -1
ふと見るとミツバウツギの花に黒いアゲハが絡んでいるのを見つけた。カラスアゲハか、ジャコウアゲハかと思ったが、クロアゲハの雄だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/320秒 68.5mm ISO500 ) 露出補正 なし
クロアゲハ -2;クリックすると大きな写真になります。 11.クロアゲハ -2
しばらく、花から花を飛び回っていたが、すぐ飛んで行ってしまった。ミツバウツギの花はまだ咲き始めで、あまり蜜が出ていないのかもしれない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/640秒 85.5mm ISO640 ) 露出補正 なし
ガビチョウ;クリックすると大きな写真になります。 12.ガビチョウ
突然、3m位先の枝にガビチョウが飛んできて止まった。この鳥は一昨年ここへ来たときにも出会った。中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する鳥で、日本では、ペットとして輸入された個体が篭脱けにより定着したらしい。特定外来種だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/160秒 47.3mm ISO250 ) 露出補正 なし


2012年5月20日

八王子市長池公園 5月7日


 連休明けの5月7日、多摩丘陵の西部、東京都八王子市の東南部に位置する 長池公園へ行って見ることにした。八王子市と多摩市、町田市とが接するところで、自宅から車で1時間少々のところにある。国道16号を右に入り、相模原の駅前から横浜線の向こう側に出て、米陸軍相模総合補給廠の脇を通って行く。やがて、長池公園の駐車場に辿り着いた。
 まず、インフォメーションセンターである長池公園自然館に寄る。わずかながら協力金を箱の中に入れ、公園内の地図をいただいて、さっそく、歩き始めた。蝶は多くはなかったが、アオバセセリに会えたのは大きな収穫だった。長池公園生き物図鑑というサイトによれば、80種くらいの蝶が生息しているようだ。隣接する連生寺公園にも寄ってみたが、ここでは全く収穫がなかった。次回、長池公園では地味にゴイシシジミなどを狙ってみたい。

築池;クリックすると大きな写真になります 1.築池
駐車場から長池公園自然館に寄り、地図をいただいた。地図を見ながら、北へ進むと二つの池があった。北側にあるのが姿池、手前にあるのが築池という。この写真は姿池と築池の間に立ち、振り返って築池を眺めたところ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 8.9mm ISO200 ) 露出補正 なし
長池;クリックすると大きな写真になります 2.長池
築池に沿って南に歩く。「つくいけの道」と名付けられた散策路を炭焼き小屋に出る。そこから良く手入れされた林の中を下りていくと、長池の端に出る。この写真はそこから長池を眺めたところだが、ここから先は特別保存ゾーンとなっていて、入ることができない。ミドリシジミの食樹であるハンノキの林もあるとのことだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ベニシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.ベニシジミ
長池の浄瑠璃姫の碑のあるところから観察路となっている「ながいけの道」を築池の方へ戻る。この道は陽当たりのよい、蝶のいそうな道だ。しかし、道端に咲くハルジオン(ヒメジオンかもしれない)の花にいるのは、春の蝶の定番ベニシジミとコチャバネセセリくらいだ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/3200秒 ASA400 ) 露出補正 -0.3段
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 4.アオバセセリ -1
咲き始めた道端のミツバウツギの花の周りをハチ達と一緒にアオバセセリが飛んでいた。少なくとも2頭はいる。ミツバウツギの花に止まり、飛び立ってはまた、花に止まる。ここでアオバセセリに会えるとは思っていなかった。写真を撮るには少し距離が離れている。白い花に露出が影響されるので、+補正した。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 ASA400 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 5.アオバセセリ -2
やや近くの花に止まってくれた。少し露出はオーバーになってしまった。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 ASA640 ) 露出補正 +1.0段 トリミング
アオスジアゲハ;クリックすると大きな写真になります 6.アオスジアゲハ
アオスジアゲハもミツバウツギの花を訪れる。蝶も花もピカピカに新鮮である。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 7.アオバセセリ -3
ミツバウツギの木は全部で6~7本あっただろうか。やはり蝶は日当たりの良い木を訪れる。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング
コチャバネセセリ 開翅;クリックすると大きな写真になります 8.コチャバネセセリ 開翅
「ながいけの道」の道端には、ベニシジミとコチャバネセリが多かった。時折、コミスジが飛ぶ。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 ASA400 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります 9.コチャバネセセリ コンパクトデジカメで撮影
前の写真と同じ個体、同じ場所で余裕があったので、G12に持ち替えて撮った。周囲の環境が解かる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ツバメシジミ;クリックすると大きな写真になります 10.ツバメシジミ
ツバメシジミは地表すれすれの草花の中を飛ぶことが多く、止まっても上から押さえつけるように撮ることになってしまう。余裕があるとローアングルで背景を工夫できるのだが、敏捷に飛び立ってしまうことが多い。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 ASA400 ) 露出補正 なし
連生寺公園 展望台;クリックすると大きな写真になります 11.連生寺公園 展望台
一旦、長池公園から離れ、姿池の長池見附橋から1km弱ほど北の方にある連生寺公園へ行って見た。公園は小高い山になっていて、鬱蒼とした林に散策路が造られている。メインであろうと思われる道のつきあたりに展望台があった。写真は京王相模原線の堀之内駅の方向と思う。蝶は全く見かけない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
連生寺公園 さえずり橋;クリックすると大きな写真になります 12.連生寺公園 さえずり橋
展望台から、今来た道を戻る途中を右下に下りて行くと、このさえずり橋という吊り橋があった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
アオバセセリ;クリックすると大きな写真になります 13.アオバセセリ -4
連生寺公園から再び長池見附橋へ戻り、その近くにあったイタ飯屋さんで昼食にした。食後、駐車場へ戻るまえに、もう一度、さっきのミツバウツギのところへ行って見た。アオバセセリはまだいた。最後にちょっと気に行った写真が撮れたので、満足して帰路に付く。

Nikon D300  Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 ASA400 ) 露出補正 なし トリミング