このブログを検索

大文字小文字を区別する 正規表現

Atelierで“ヒグラシ”が含まれるブログ記事

2016年8月20日

隠居の散策:真夏のHütte Hachi

涼しさを求めてでかけた兵庫県氷ノ山の麓にあるHütte Hachiに、香住での海岸遊覧を終えて、着いたのは、午後3時20分くらいだった。スマホのアプリ Altimeter では、標高700mを指しているが、窓を開け放しても生ぬるい風がときどき吹くくらいで、流石に真夏のこの時間では暑い。
 それでも、デッキに出て、深緑の中で冷たいビールで喉を潤していると渋滞の中を出かけてきて良かったと気が晴れた。この時期の音の風景は いつものように、ニイニイゼミとウグイスとキリギリスの合唱である。 まだ、ヒグラシが鳴くのは早いようだ。
 山の日の入りは早い。まだ陽が隠れないうちに、七輪に火を起こして、往路に羽淵精肉店で求めた但馬牛の焼き肉を楽しんだ。今年になって、調子の悪かった水道も、養父市の水道局が送水用のポンプを入れ替えてくれたとのことで、順調に風呂の水をはることができ、汗を流すことができた。水の確保に苦しんだ昔に比べれば、月とスッポンである。
 リオ・オリンピックの映像を見ながら眠りに落ちた翌早朝、いつものように、周辺に被写体を求めた。陽が上るまでは、さすがに寒い。野鳥は鶯のさえずりが聞こえるぐらいで姿は見えないが、セセリチョウやトンボを観察することができた。

真夏の山里:兵庫県養父市福定ウワノヤマの生き物

;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
エゴノキの実
5月には、白い可憐な花が咲いていた
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
85.0mm 絞り優先AE 1/90s f5.6 ISO800 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
マツヨイグサ
冬にはゲレンデとなる荒れ地のあちこちに咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
106.0mm 絞り優先AE 1/125s f5.6 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ボタンヅル
名前は、葉のかたちが「ぼたん(牡丹)」に似ていることからで、これが同定の目安となりました。地面に這っていたり、樹の枝に絡みついたりしていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
61.0mm 絞り優先AE 1/125s f4.5 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
葛の花
このツル性の植物も、色々なものに絡みついていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/200s f5.6 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アジサイ
枯れかけているがまだ残っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
178.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ガクアジサイ
フリザードフラワーのように残っている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
205.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ヘクソカズラ
葉を揉むと独特の臭気があることから、ついた名前のようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
194.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ウラジロハナヒリノキ
葉の粉末が鼻にはいるとはなひり(=くしゃみ)が出ることからの名。裏日本海の豪雪地帯に分布するそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
108.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO640 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
成熟しても、頭部や胸部はあまり赤くならないそうだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
シオカラトンボ♀
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオシオヤトンボ♂
シオヤトンボとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
アキアカネ
ナツアカネとの区分が難しいが、判別方法のページを参考させてもらうと、どうやらアキアカネのようだ。胸部の肝心なところが映っていないのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO200 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オニヤンマ
ずっと飛んでいるので、なかなか撮りにくいが、ようやく翅を休めてくれた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロバッタ
名前は翅端と後脛節の黒色部分が目立つことから。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ダイミョウセセリ(関西型)
関東型と違って、近畿以西の個体には、後翅には白色帯がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
228.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
オオチャバネセセリ
セセリチョウの識別は YAMAKO さんに教えてもらった。セセリチョウの識別には、後翅裏面の白色点の並び方がポイントのようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO400 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
イチモンジセセリ
後翅があまり良く見えていないが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
218.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO125 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/8/13 養父市福定
ツマグロキチョウ
キタキチョウとの区分が難しいが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO1250 露出補正 -0.7


2007年8月 8日

夏の山小屋(2)

 このところ山小屋に行く目的は、DIYの趣味を兼ねた修繕が主であるが、ついでに野草の花の撮影や小鳥のさえずりを録音したりしている。
 日の出近くに、カメラとレコーダーのEDIROL R-1をバックサックに入れて、小屋を抜け出す。今回、レコーダーは取り出しやすいようにウエスト・ポーチに入れた。日の出前は、小鳥のさえずり録音のゴールデン・アワーである。朝が早いので生活雑音がない。また、このあたりは吹奏楽団などの合宿が多く、朝早くからパート練習の楽器音が聞こえてきたりするが、さすがにこの時間はまだ練習を始めていない。
 そのようにして録ったさえずりを例の「ことりのさえずり」管理者の Pika (パイカ)さんに聞いていただいたところ、
ファイル拝聴いたしました。いい音の景色ですね*^_^♪
いくつかの声が聞こえてきましたが、一番目立ったのはやはりウグイスの「谷渡り」と「法法華経」。
あとは、ヒヨドリのにぎやかな声に、アカゲラのケッケ、ホトトギスの「特許許可局!」。 キビタキの声は聞こえませんでした。
どれも、いい声~♪
まだまだ、さえずりが楽しい季節ですね!

 というお返事をいただきました。耳を澄ませば、確かに「特許許可局!」が聞こえてきます。小屋の近くにアカゲラやホトトギスがいるとは驚きです。遠い昔にはカッコウも鳴いていたこともありましたが。本格的に、バードウォッチングを始めようかと思案している。手始めに、双眼鏡を求めることにした。その次にデジスコ(フィールドスコープで捉えた像を、デジタルカメラで写すの abbreviation )を狙っている。
クリックすると大きな写真になります 山小屋は鳥の鳴き声と同時に虫の鳴き声、とくに夏は蝉の鳴き声がかしましい。早朝と日暮れが近づくとヒグラシがカナカナと鳴き出す。天気の悪いときには昼間でも鳴いている。網戸にへばりついていたニイニイゼミとの二部合唱になっている。
クリックすると大きな写真になります  友達の蝶屋さんによれば、兵庫県鉢伏には珍しい蝶が生息しているとのことだ。蝶の名前に詳しくないので、どのような蝶が珍しいのかよく分からないが、表翅が黒っぽく、裏翅に丸い紋がある蝶がゲレンデの芝生の上でヒラヒラと舞っていた。Webでサーチしてみると、ヒメヒカゲのようである。間違っておればご指摘ください。

(追記:2007/8/9)yamakoさんにご指摘いただきました。この蝶は、ジャノメチョウとのことです。訂正いたします。
 記事中の Play ボタンをクリックすると音が聞こえて来るはずです。ただし、mp3ファイルが再生される環境が必要です。

2006年12月 6日

今年も鉢伏の山小屋に雪が

 今年の7月に行ったときのエントリー隠居、ヒグラシの鳴き声に泣くで書いたように、老朽化した瓦棒の屋根に穴が開いて雨漏りが激しくなっているのに気づいた。34年前に坪10万で立てた安普請だから無理もない。途中でペンキ塗りを2回ほどしているが、ついに寿命がきたらしい。良くもったほうだ。先のエントリーで書いたように一時は閉鎖を考えたが、ようやく仕事から解放されるという共同所有者( Kさん)がもう少し楽しみたいというのでプロに頼んで屋根を修復することにした。9月になって、いつもお世話になっている民宿のおじさん・おばさんに紹介してもらった業者に見積もってもらったところ、ほぼ納得できる見積もりだったのでお願いした。その修復ができたので Kさんの都合に合わせて、12月5日、日帰りで確認に行ってきた。きちんとした仕事に満足した。新しい屋根には今シーズン初めとなる雪がうっすら積もっており、それが融けて庇から徐々にすべりおちてきた。
 12月3日から関西地方も寒くなってきていたので、兵庫県で最も高い山である氷ノ山は思った通り白く雪化粧をしており、今年もこのあたりは冬が到来したようだ。スキーリフトには既にいすがついており、いつ雪が積もってもいいように受け入れ態勢はできている。ゲレンデにはうっすらと雪が積もっており、いつもの雪景色はもうすぐだ。
 屋根に枯れ葉を落とす小屋の周りの栗の木を Kさんのが持ってきた電気チェーンソーで二人でなんとか処理できそうな3本を切り倒した。枯れた木でさえロープをかけて引っ張るなどしないとずいぶんな重さがあり危険である。30年間で巨大に伸びた唐松は手の着けようがない。簡易水道も順調だし雨漏りの心配もなくなったので、開設以来の一番安定した冬が迎えられそうである。この冬はできたら孫を連れて雪遊びに出かけたいと思っている。
クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります061205_3.jpg







2006年8月 7日

隠居、新しいFlash MP3 Playerを導入

 今日は大阪は全国で最も気温が高い37℃が予測されている。昨日に続いて、クーラーをつけた部屋で室内DIYをすることにした。

 「音楽方丈記」というブログを開設されているTANさん という方が、デザインの優れた三つのブログで使えるFlash MP3 Playerを紹介されていることは以前のエントリーで投稿した。この中のPlay Tagger by del.icio.usというPlayerはブログ・テキストの横にボタンが設置されるのと、一行のJavaScriptをHTMLに置くだけなので音を出すシーンでは好んで使わせてもらっている。他の二つのデザインも捨てがたいので元ページに遡って利用について調査した。
 FLASH SINGLE MP3 PLAYER はすっきりしたデザインですぐにでも使えそうである。Download した zip ファイルを解凍すると singlemp3player.html が3つの種類の Player をブラウザに表示する。このHTMLのソースコードを開くとそれぞれの Player の object コードがあるので、これを Player を置きたいエントリーにコピペすればよい。MP3 file を置いているフォルダーなどのパラメーターを弄るだけでOKである。もちろん、singlemp3player.swf というフラッシュファイルをエントリーを投稿するフォルダーに置いておかなければならない。

 <隠居、ヒグラシの鳴き声に泣く>というエントリーの Flash MP3 Player を自作のものと置き換えた。また、HPの MUSIC サイトの左フレームにある Flash MP3 Player も置き換えた。

 紹介されているもう一つ alasacreations という Flash MP3 Player の元ページを訪ねるとなんとフランス語である。画像でなんとなく見当はつくが応用するには時間がかかると思い、次の機会にすることにした。 FLASH SINGLE MP3 PLAYER の作者もどうやら EU 圏の人らしい。 EU 圏の作者のデザインは地味な感じで私好みなんですが、アメリカの作者に多い派手なものと異なるのは背景の文化が違うからなんでしょうか。

続きを読む "隠居、新しいFlash MP3 Playerを導入"

2006年7月17日

隠居、ヒグラシの鳴き声に泣く

 この冬の豪雪で小屋で泊まれるかどうかを心配しながら、梅雨の晴れ間をぬって7ヶ月ぶりくらいに娘夫婦につきあってもらってでかけた。まあ潰れていたら小屋の近くに林間学校に来る子供のための体験用畑を作っておられる民宿の人が知らせてくれるだろうから潰れてはいないとは思っていたが、荒れていることは覚悟だった。3連休の初日の交通渋滞に巻き込まれ、いつもより1時間半ほど長くかかって到着した。小屋の鍵を開けるとなんとか宿泊はできそうであったが、風呂の灯油バーナーの調子がおかしい。あす帰り道に宿泊施設のない最近流行りの温泉に寄ることしていたので、冷たい水で汗をぬぐうことで我慢してもらった。一昨年末にできた簡易水道は調子がよい。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 小屋の周りには、ハルジオンやドクダミ、オカトラノオが群生していた。梅雨あけはやはりまだらしく、ときおりにわか雨が降る不安定な天気であったが、谷間から聞こえるヒグラシの泣き声左下の再生ボタンをダブルクリックすると聞こえます。)を聞きながら小屋のなかで但馬牛の七輪BBQを楽しんだ。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 夜半、雨が激しくなり、唐松や栗の木などの落ち葉で腐食した瓦棒の屋根はこの冬の積雪が屋根から滑り落ちるときに穴を開けているらしく雨漏りがしてきた。旅行といえばこの小屋に泊まりに来ていた子供たちも結婚し孫ができると自分たちの生活に忙しく、スキー以外はこれといった施設もないところでのいろいろなメインテナンスが必要な小屋の継承には乗り気でないようである。なによりも自分が歳をとった。そろそろ今後のことをどうするかようやく仕事から解放されるという共同所有者と相談しなければと思いながら眠りに落ちた。明け方近く雨もやみ、外に出てみると ヒグラシが虫の声とともにカナカナと泣いていた。このセミはなんでこんなに悲しく泣くんだろう。