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Atelierで“奥の院”が含まれるブログ記事

2020年11月11日

隠居の散策:紅葉をはじめた高野山

10月の終わりになって、TVで高野山で楓が色づき始めたというニュースが流れた。
 10月27日(火)、好天が予想されたので高野山に出かけることにした。いつもは車だが、今回は南海電車を利用してみた。見るばかりで乗ったことのない特急"こうや"に 南海高野線堺東駅から乗車した。これに乗れば、高野山へのケーブル下"極楽橋"ま で指定席で行ける。堺東駅で求めた指定席は、4両編成の列車最後尾だった。橋本駅から先は単線で急な勾配を登っていくので、結構時間がかかる。
満員のケーブルに乗り、山上駅でバスに乗り換える。奥の院行きも、金剛峯寺行きも満員である。
 高野山の紅葉は、金剛峯寺から壇上伽藍に行く道あたりが、きれいに色づくところである。
、  壇上伽藍(西塔)の前の鐘楼から、鐘の音が響いてきた。決まった時間に、僧によって鳴らされているようだ。

DSC06630.JPG 2020/10/27 高野山(高野山) 金剛峯寺
境内のもみじは、少し紅く色吹き始めていた。
Sony α7Ⅱ +FE28-70mm
37mm 1/500 F4.5 ISO:100
DSC06635.JPG 2020/10/27 高野山(高野山) 金剛峯寺
屋根の上の消火用の水桶がTVで紹介されていた。
Sony α7Ⅱ + FE-28-70mm
75mm(35mm換算112.5mm) 1/500 F5.6 ISO:3200
DSC06644.JPG 2020/10/27 高野山(高野山) 金剛峯寺のかえで
楓の一部は、紅葉していた。
Sony α7Ⅱ + FE-28-70mm
70mm 1/500 F6.7 ISO:100
DSC06645.JPG 2020/10/27 高野山(高野山) 蛇腹道
金剛峯寺から檀上伽藍につながる参道は、高野山で最も紅葉がきれいな場所で有名だ。
Sony α7Ⅱ + FE-28-70mm
31mm 1/500 F3.5 ISO:160


2017年12月25日

隠居のドライブ:串柿の里ー根来寺

隠居のドライブ:和泉市父鬼から鍋谷トンネルをくぐって和歌山へで記録したように、父鬼トンネルができて、和歌山へ行くのが楽になった。
 前回初めて訪問したときに、串柿を作る頃、もう一度来てみようと思っていたが、なにやかやで少し時期を逸した。それでも、まだTV で見るような柿を吊るして干している風景が見られるのではないかと期待した。
 「道の駅くしがきの里」で、地元の人と思える男性店員に、くしがきを作っている現場を聞いてみると、道の駅から見える山の頂上付近だと言う。だが、作業はほとんで終わっていて、柿を吊るしているところは見られないのではないかという。それでも、いろいろと調べてくれて、まだ、ひょっとしたら見られるかもしれないという神野という地域を教えてくれた。教えられた目印を探しながら谷あいの狭い道を上った。だが、途中で道はますます険しくなり、ガードレールのない片側は谷底で離合はとてもできそうにない急坂となった。このようなところを走りなれない都会の運転手は冷や汗が出てきた。
 助手席に乗る家内から怖いからもうやめようとの声がかかった。道端の庭先にいた農家の男性に、道を聞いてみるとまだ5~6百㍍登らなければならないらしい。ここらあたりの人にとっては、全く怖さは無いらしい。むしろ、高速道路のほうが怖いという。残念だが、庭先を借りてUターンをさせてもらって恐る恐る道の駅に引っ返した。
 道の駅で、たくさん売られている柿を求めた。ついでに柿の葉寿司で、昼食をした。もう一つの目的地だった、まだ紅葉が残っているという根来寺に、カーナビを設定した。
 国道24号線のバイバスとなっていいる最近全線がつながった京奈和自動車道(高速道路仕様の国道)を通って行くとすぐについた。日曜日だったので、無料の駐車場は満車だったが、少し待つとスペースが空いた。
 期待した紅葉は、楓の木は少なく、時期もすこしおそかった。帰り道に和歌山ICから入った阪和自動車道の両側に広がる色づいた樹々のほうがはるかに綺麗だった。

クリックすると大きくなります。 2017/12/3 道の駅くしがきの里(和歌山県)
棚に並んだ柿
沢山の農家から出品されている。安くて美味しかった。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm AE( 1/40s f/2.8 ISO200)EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/12/3 道の駅くしがきの里(和歌山県)
吊るし柿
わずかだが吊るし柿も出品されていた。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm AE( 1/45s f/2.8 ISO200)EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/3 道の駅くしがきの里(和歌山県)
吊るし柿生産農家のある場所(遠望)
道の駅から見える山の頂上付近に生産農家はあるいという。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm crop AE( 1/1500s f/5.6 ISO320)EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/3 くしがきの里(和歌山県)
吊るし柿生産農家のある神野に向かう道
かなり細い急坂のガードレールがない道が続いていた。
Driverecorderから
クリックすると大きくなります。 2017/12/3 根来寺(和歌山県)
伝法院
境内にはわずかばかりの紅葉が残っていた。
div id="main">SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
20.0mm AE( 1/200s f/6.7 ISO100)EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/12/3 根来寺(和歌山県)
大塔
本尊は、大日如来だそうだ。真言宗なので、奥の院など高野山を模している感じがする。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm AE( 1/1000s f/5.6 ISO320)EV 0
クリックすると大きくなります。 2017/12/3 根来寺(和歌山県)
太師堂
大塔とともに秀吉の焼き討ちをまぬがれた建物で、本尊の造立銘から明徳2年(1391年)頃の建立と推定されている。と Wikipedia にはある。
div id="main">SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm
18.0mm AE( 1/125s f/5.6 ISO100)EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/3 根来寺(和歌山県)
社務所横の庭園
ここの庭園には紅葉が残っていた。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm AE( 1/500s f/5.6 ISO325)EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/3 根来寺(和歌山県)
鐘楼あたり
あちこちらにまばらに楓が植わっている。
RICOH GRⅡ 18.3mm
18.3mm AE( 1/500s f/5.6 ISO200)EV 0
;クリックすると大きな写真になります。 2017/12/3 阪和自動車道
泉南ICあたり
ドライブレコーダーからの切り取りなので、あまり色が出ていないが、いろいろな樹木が綺麗色づいていた。
Driverecorder から


2014年11月12日

隠居のドライブ:紅葉で有名な丹波路の寺社を訪ねる(1) 石龕寺


 共同所有する ヒュッテHütte Hachi にパートナーと一緒に出かけた。ヒュッテでしなければならない作業は、ベランダのデッキ板を積雪対策のために取り外すことや、ストーブの掃除、灯油の補給くらいで時間はかかりそうにはない。

 いつもヒュッテに直行することが多いが、紅葉を訪ねて、寄り道をすることにした。NaviCon には、東京の友が来た時に訪問した、まだ紅葉には早かった高源寺やネットで見つけた石龕寺養父神社を設定しておいた。

 カーナビの案内では、石龕寺へには中国自動車道の滝野社インターチェンジを下りて、国道175号線を北に向かって走る。西脇市を通り過ぎて丹波市にかかっったあたりから山に入る道をたどる。若かりし頃に、ゴルフ場に行くのに何回か通った道だが、175号線は整備されて走りやすくなっている。
 駐車場は無料であるが、参拝協力金ということで、一人300円を取られた。駐車場で会った地元の人の話では、陽があまり当たらない奥の方は紅葉は未だ少し早いということであった。その通り、山門付近までの楓は赤くなっていたが、山門から奥の楓はまだ緑が多い。
 石龕寺の山門の金剛力士像(仁王像)は、慶派の「肥後法橋定慶」によって1242年(仁治3年)に制作された仏像で国の重要文化財に指定されているらしいが、背の高い木の柵に囲われていて、撮影胸より上の部分しか撮れなかった。

 本堂近くには、兵庫県では一番大きいというコウヨウザンという杉の木のような背の高い針葉樹がそびえている。
 本堂から、右上の急坂を800mほど登ると奥の院に行けるようだが、少々きついので諦めた。

岩屋山 石龕寺の紅葉


山門付近:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 山門付近:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
6.2mm(35mm換算35mm)
1/60s f3.2 ISO400
山門裏参道付近:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 山門裏参道付近:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/150s f2.8 ISO400
山門付近:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 山門付近:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/160s f2.8 ISO400
141105_014.jpg 苔むす参道:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
5.2mm(35mm換算30mm)
1/500s f3.2 ISO200
金剛力士像、右:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 金剛力士像、右:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
15.5mm(35mm換算87mm)
1/4s f4.0 ISO400
金剛力士像、左:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 金剛力士像、左:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
15.5mm(35mm換算87mm)
1/4s f4.0 ISO400
本堂:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 本堂:石龕寺(丹波)
高野山真言宗の寺院である。
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/27s f2.8 ISO400
141105_007.jpg 本堂脇のコウヨウザン:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
4.4mm(35mm換算25mm)
1/27s f2.8 ISO400
奥の院への登り口:石龕寺(丹波);クリックすると大きな写真になります。 奥の院への登り口:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
7.9mm(35mm換算45mm)
1/70s f3.6 ISO400
141105_032.jpg 山の上の奥の院:石龕寺(丹波)
2014/11/5
FUJIFILM FinePix HS50
160.5mm(35mm換算899mm)
1/170s f5.6 ISO200

2012年4月22日

隠居の花見:奈良大宇陀の桜を巡る


 4月16・17日、50年も前の学生時代に教育キャンプのカウンセラーをしていた同期仲間7人で、今年は大宇陀の又兵衛桜を見に行くことになった。
 昨年は、東北大震災のこともあって、神戸須磨浦公園でのランチ&花見で済ましていた。一昨年は、吉野の桜を見に行ったのだが

 今年は、桜の開花が遅い。仲間で奈良に住む二人がいろいろと手配をしてくれたが、下見に行くと予定をしていた4月9/10日では、桜見のメインとなる大宇陀にある又兵衛桜は全く開花はなさそうだという。夜桜や早朝の桜を見るには、近くに宿泊が良いということで、手配してくれていた予約も急遽、宿に無理を言って一週間延ばしてくれた。二人は車も出してくれて運転を引き受けてくれた。良き友を持って幸せである。

有田焼と和紙ナプキン;クリックすると大きな写真になります 埼玉からくる仲間と落合やすいように、近鉄の大和八木(新幹線京都駅から乗り換えて来られる)で12時に奈良の友人に拾ってもらった。昼食は、飛鳥寺近くの茶粥懐石料理の「神籬(ひもろぎ)」という店を予約してくれていた。昔から奈良にはあまり美味しいものはないという印象を持っていたが、ここの料理はなかなかのものであった。料理の下に敷かれた和紙ナプキンには、各人ごとに異なった万葉集の歌が書かれていた。

花吹雪;クリックすると大きな写真になります= 近くの飛鳥寺に参ってから、石舞台古墳に行く。昔、来た時には、石舞台がポツンと置かれていただけの公園だったが、今は随分整備されて有料にもなっている。ソメイヨシノは、落花盛んというところで、花吹雪の向こうに石舞台が霞んでいた。近くの農家の庭で泳ぐ鯉のぼりの向こうには、段々畑が広がっていた。のどかである。

 怪しかった雲行きとおり、次の目的地 談山神社に着く頃には弱い雨となった。談山神社でも、ソメイヨシノが満開であった。 
又兵衛桜の由来;クリックすると大きな写真になります 今回の旅行の目玉である本郷の瀧桜(又兵衛桜)は、傘をさしての見物となった。TV で取り上げられたりしているので、そんな中でも大勢のカメラマンが三脚を立てていた。ちょうど満開ということもあり、見逃してはならないのだろう。奈良の仲間によれば、その日は平日で天候もあいにくということで、これでも人出はずいぶん少ないらしい。
 又兵衛桜という名前の由来を説明する看板も立てられていた。この桜一本で、駐車場・桜に近づくための協力金、土産物などでこのあたりはこの時期だけ潤っているのかもしれなない。期待していた夜桜は、天候不順のために中止になったようだ。明日の天候回復を祈って、近くの宿 今阪屋で足を休めた。夕食で食した薬草料理も美味しく酒がすすんだ。

又兵衛桜:友人の写真;クリックすると大きな写真になります  翌朝、快晴である。 朝食前6時に宿を抜け出し、朝の太陽にひときわ鮮やかに鮮やかになった滝桜を満喫した。芸術的写真を狙ってアチラコチラに出かけている仲間の一人は、背景に朝もやがかかる写真を撮りたいと言っていたが、そのとおりの状況となり満足していたようだった。送ってくれた写真を拝借した。彼が写真の趣味を始めたのは私よりすこし前だが、随分上手である。野鳥ばかり追っかけて撮る写真とは狙いも、道具立ても異なるようだ。

 宿に帰って朝食をすませ、室生寺に向かった。奈良の仲間は、国道165号線から少しそれた小さな公園で車を駐めた。鯉のぼりが多数泳ぎ、ソメイヨシノが満開である。ご近所のご老人が、グランドゴルフを楽しんでいた。近くには、近鉄大阪線が走っている。撮り鉄なら、近鉄電車の絶好の撮影ポイントかもしれない。
ボケの花;クリックすると大きな写真になります紫木蓮;クリックすると大きな写真になります 室生寺に向かう途中に、大野寺という寺がある。ピンクと白の枝垂れ桜が満開である。このお寺、駐車場はタダで、ボランティアらしき人が陽気に誘導してくれた。小さな庭には、様々な花が咲いている。レンギョウ・トサミズキ・ボケ・紫木蓮といった花が、枝垂れ桜の下で鮮やかである。なんとなく気分がいい。


 室生寺についた。ここも、ソメイヨシノが満開である。仲間はみんな70前後になるのに、ヨーロッパ・アルプスをトレッキングしたり、冬の上高地にいくなど元気である。それで、700段ある奥の院への階段を登るという。普段、鳥を追っかけてののんびりした散策しかしていない身には、いささかハードであったが、なんとか登り切ることができた。山門の川向にある橋本屋で山菜料理の昼食をとるときには、シャツは汗でびっしょりであった。
 埼玉から来た仲間が予約している新幹線までに、もう少し時間があるというので、奈良の仲間は赤目四十八滝まで車を走らせてくれた。ここには、桜はない。室生寺もそうだが、紅葉の季節にもう一度訪れてみたい場所である。

 右フレームに掲載した地図に、立ち寄った場所をさくらの花びらでマークしてみた。マークをクリックすると、ふき出しが表示され、その地名とそこで撮った写真へのリンクが表示される。また、地図下の地名をクリックすると、その場所にふき出しが表示される。

2010年11月14日

隠居の紅葉狩り:北茨城の花園神社へ行く


 1年ぶりに、11月10/11/12日関東圏へ旅行した。メインは、定年後3年間東京で単身赴任したときの仲間とのゴルフ・コンペである。だが、せっかく行くので、下手なゴルフをするだけではつまらない。

富士山:新富士を通過したあたり;クリックすると大きな写真になります西日を受ける富士山;クリックすると大きな写真になります 多分、1年ぶりの新幹線である。あまり利用もしないのに、パソコンの前で座席指定までできてしまうので EX-IC を持っている。いつも富士山がよく見える席に乗りたくて、E 席を指定する。10日は快晴だった。新大阪 14:17 発の【のぞみ】は、16 時くらいに新富士・三島あたりを走る。Nikkor18-200mm を窓ガラスに押し付けて、西日を受けて珍しくくっきり見える富士山を連写した。

 夜は、親しく付き合っていただいている先輩夫妻と何年かぶりに六本木の【おじちゃん】で、おでんを懐かしく食したあと、【All Of Me Club】で Jazz を楽しんだ。池野成秋のピアノ・トリオ+Vocal であったが、名前を失念したがゲストでサックスを吹かれた方が、なかなか良かった。
 明日はゴルフということで、ゴルフ場に近いつくばエキスプレス守谷駅前のホテルに早めにチェックインするときに、同じコンペに参加する仲間とバッタリと鉢合わせ、そのままスナックバーでカラオケ。就寝したときは、日付が変わっていた。
 翌日のゴルフは睡眠不足がたたってさんざんだったが、一日快晴・無風と恵まれた。早い時間から始まった 19 番ホールのアルコールも効いて、その晩はぐっすりと眠りこけた。

 翌朝も快晴である。埼玉から迎えに来てくれた大学時代の友人は、北茨城の花園渓谷に行こうという。昨年は、袋田の滝に連れていってくれた。同じ時期なので、紅葉が期待できる。しかし、今年は少し遅いらしい。
 ナビが案内するまま、常磐自動車道の北茨城 IC を出て、一般道を走り、水沼ダムを経て花園神社に車を停めた。11時過ぎだったから2時間あまりのドライブである。花園神社は、どうやら桓武の時代に草創されたらしい小さな神社であるが、歴史を感じさせる。あたりの紅葉は、まだ少し早いようであるが、楓は紅く色をつけている。
 神社から林道を上がっていくと奥の院と七ッ滝に出るという。この7月に、フランス・アルプスを歩いてきた友人はスイスイと登っていく。見る間に姿が見えなくなった。追いつこうと汗でジャケットをぐっしょりさせながら一生懸命歩いたが、道を間違ってしまって、ずいぶん歩いたが七ッ滝にたどりつかない。車で登ってきていたグループの人たちと出会って、道を間違っているのに気がついた。途中にあった小さな石造りの鳥居をくぐらないといけなかったのだ。心配して、車で迎えに来てくれた友人に、「信仰心のない人間は、鳥居をくぐるのに抵抗があるんだな。」と冷やかされた。

 帰りは、つくばエキスプレスの【つくば】まで送ってもらって、秋葉原から東京駅に向かい予定通りの【のぞみ】に乗って帰った。金曜の夕刻とあって、駅はビジネスマンが溢れていた。
 よき先輩・友人と快晴の日々に感謝の、何ものにも代えがたい3日であった。
花園神社境内の紅葉;クリックすると大きな写真になります林道脇の黄葉;クリックすると大きな写真になります林道脇の滝;クリックすると大きな写真になります七ッ滝;クリックすると大きな写真になります
花園神社境内のもみじ林道脇の黄葉:紅より黄色が多い間違って上がった林道脇の滝七ッ滝

2010年10月31日

隠居の高野山詣で

 大学時代にキャンプカウンセラーをしていた仲間の同窓会が、大阪城近くのホテルであった。その翌日、東京から駆けつけてくれた同期の仲間と急に思い立って高野山へ電車で行ってみることにした。
 南海灘波駅で落ちあい、9時20分発の【特急こうや】に乗って極楽橋でケーブルに乗り換えた。いつもは車で行くので、妙に遠足気分である。橋本から極楽橋までは、【天空】という観光列車が出ているが、前日までに予約をしておかないと乗れない。
image0.jpg あとで分かったことだが、【天空】の予約はまったくコンピュータ化がされていないのだ。当日なら、極楽橋行きは橋本駅で、橋本駅行きは、極楽橋の駅ではなく高野山のケーブル頂上駅で、空き席があれば求めることができる。
 この発券方法は、昔ながらに駅員が一枚一枚手書きで発行し、席のシート表に埋まった席をチェックしている。????・・・なぜなのかよくわからない。鉄男くんには、そのほうが受けるのかもしれない。帰りのケーブル頂上駅で教えてくれたのは、明らかに鉄男くんと思われる若者だった。

 我々が求めたのは、【高野山・世界遺産きっぷ】という組み合わせ切符である。この切符袋の中に、高野山でのバス乗り放題の切符が入っている。ケーブル頂上の高野山駅から、終点の【奥の院】までバスに乗って、ブラブラと歩いて帰ることにした。
 実のところ、今までなんかいか高野山には行っているが、奥の院の墓所を歩いたことがない。私のサイトにブログ(Studio YAMAKO)を掲載している YAMAKO さんの、この8月に掲載された【高野山參詣】に刺激されて、お墓巡りをしてみた。この墓所は、高野山にある寺院がそれぞれの墓所を持っているらしい。この広大な墓所には、さまざまな企業が歴史に名前を残すかのように物故者を慰霊する墓を立てている。中には、今はなくなった企業の墓や企業名が変わった墓もある。旧松下電器の墓は、墓碑がちゃんとパナソニックと変えてあった。
 奥の弘法大師御廟に近づくにつれて、歴史小説でおなじみの諸藩の墓もあって、歳をとってもあまり宗教心のない私には、単なる好奇心でしかないが、歴史の重みを感じる墓所ではあった。

 私のブログに高野山の紅葉の写真は、2007年11月14日に記録として残っているが、金剛峯寺の境内や周辺の紅葉は、まだ少し早いようだった。
 帰りに、せっかく来たのだからと【天空】に乗ってみた。ガラガラである。コンピュータ化すれば、もう少しお客が増えるのではないかと妙な心配をした。

 
新明和工業の慰霊碑;クリックすると大きな写真になります加賀前田家の墓赤穂四十七士の墓;クリックすると大きな写真になります弘法大師御廟での修行を終え、宿坊に向かう修行僧;クリックすると大きな写真になります
新明和工業の慰霊碑加賀前田家の墓赤穂四十七士の墓弘法大師御廟での修行を終え、宿坊に向かう修行僧
奥の院での紅葉;クリックすると大きな写真になります金剛峯寺近くの紅葉;クリックすると大きな写真になります天空:極楽橋にて;クリックすると大きな写真になります天空車内;クリックすると大きな写真になります
奥の院での紅葉:まだ少し早い金剛峯寺近くの紅葉:まだ少し早い天空:極楽橋にて
前2両は普通車で指定券なしに乗れる
天空車内
席は、谷側の窓に向いている