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Atelierで“音量一括調整”が含まれるブログ記事

2011年8月11日

隠居のスマートフォン備忘録:(3)Xperia acro で音楽(mp3)を楽しむ


 今まで、自分が収集した音楽ファイル(mp3 ファイル) を戸外や車の中で楽しむには、初期の iPod shuffle や iriver portable mp3 player を長年使ってきた。

 スマートフォン Xperia acro は小さなノートパソコンみたいなものであるから、もちろん音楽ファイル(mp3 ファイルなど) を保存し、再生することができる。Xperia acro SC-02C の内蔵メモリー(RAM)は 512MB であるが、初期にインストールされているソフトなどで、空き容量は 255MB くらい(ホーム画面のメニューボタン⇒ストレージで確認できる)だそうだ。ただ、外部メモリーとして、microSDHC で最大 32GB をもつことができる。しかも、microSDHC 32GB が同梱されている。iPod や iriver では、1GB のものを使っていたから、それに比べれば、保存容量を気にしなくてすむ。ただ、microSDHC には、写真や動画も保存することになるのでむやみに大量に保存できるわけではない。

 私は音楽ファイルの処理は、パソコンで行っている。音源は様々である。古い LP レコードから mp3 ファイルを作ったりeMusic(現在、日本からはダウンロードできない)や Amazon から Net 購入した曲や CD をデジタル化した曲である。クラシック、カントリー、Jazz、Pops などの曲が、Windows Media Player のライブラリーにデータベース化されている。アーカイブの数は数えたことはないが、30GB程度になった。
 iPod やiriver portable mp3 player (車で mp3 ファイルを聞くときに使っている)は、パソコン本体とUSB 接続でファイルを入れ替えるが、iPod では iTunes というApple のソフトを、iriver では iriver Music Manager というソフトを使わなくてはならない。その点、Xperia acro では、USB メモリーと接続するのと同じように、パソコン本体でひとつのドライブとして(SC-02C というドライブ名で)に認識されるので、その下にある music というフォルダーに本体のフォルダーまたはファイルをコピペすればよい。極めて簡単である。
 コピペした mp3 ファイルは、music フォルダー の下に、たとえホルダーを作ってコピペしても、すべて一緒にアーカイブとして保存されるようだ。Xperia acro での「ミュージック」アプリでは、これらのアーカイブを「アーティスト」、「アルバム」、「トラック」、「プレイリスト」と分類してくれる。「トラック」で表示される曲は、music フォルダー にアーカイブされているすべての曲である。「アーティスト」では、mp3 ファイルの ID3 タグに持っている情報の artists 別に、「アルバム」では ID3 タグに持っている情報の album 別に表示される。また、「トラック」を表示しているときに、例えば jazz で検索してみるとID3 タグのジャンルに持っている情報がjazz の曲もヒットするようである。これらをうまく使えば、自分で作成することになっている(Xperia acro の中で)「プレイリスト」にjazz というようなジャンルで曲を集めることができる。
 「プレイリスト」は、「アーティスト」、「アルバム」、「トラック」のどの画面でも、トラックあるいは曲を選択(タッチ:長押し)すると出てくるポップアップ画面で表示される「プレイリストに追加」をタップすると出てくる「プレイリスト」の画面で、「新規プレイリストの作成」をタップして、新しい名前を入力する。すでにあるプレイリストに追加する場合は、プレイリストをタップすればよい。 
アーティスト画面;クリックすると大きな写真になりますアルバム表示画面;クリックすると大きな写真になりますトラック表示画面;クリックすると大きな写真になりますプレイリスト表示画面;クリックすると大きな写真になります
アーティスト表示画面
アルファベット順に表示される
ID3 タグにアーティスト名がないファイルは、不明なアーティストとして表示される
アルバム表示画面
アルファベット順に表示される
アルバムジャケットの情報が得られる場合は表示される
トラック表示画面
アルファベット順に表示される
microSDHCに保存されている全曲が表示される
プレイリスト表示画面
作成したプレイリストが表示される
もちろん日本語にも対応している


車載用のフォルダー;クリックすると大きな写真になります 私の乗っている古い車では、mp3 ファイルを再生するようなオーディオはついていない。従って、車で mp3 ファイルの音楽を聴くには、少々の工夫が必要である。下記のエントリー【車でMP3を聴く】で書いたように、カセットデッキ式のトランスミッター(私の古い車には、カセットデッキがついている)を iriver portable mp3 player につないで聴いていた。このデバイスを置くための適当なフォルダーがなかったので手作りのものを作っていた。今回、スマートフォンからも、同じようにカセットデッキ式のトランスミッターにつないで、聴いている。幸い、Xperia acro には、車載用のフォルダーが市販されている。
 なお、スマートフォンでの電話・メールの着信音に、ミュージックのトラックから選択できる。ケイタイでは、下のエントリー【隠居のケイタイ:録音した野鳥のさえずりを着信音にする】で書いたように、かなり難しい操作が必要である。Xperia acro では、例えば 小鳥のさえずりを mp3 化して、ミュージック・トラックに取り込めば簡単にできる。

関連するエントリー


 

2011年4月27日

隠居のジャズ: RadioSenboku で Jazz Standards 特集を組む


 ブログの原稿を作るとか何かでパソコンに向かっているときの BGM として、Jazz を流したいためにLive365 の一局として Radio Senboku を運営してきた。
 流している曲を昨年の大晦日に trumpet 特集に変えてから、5ケ月近くも経ってしまった。この trumpet 特集はあまり人気がなくて、200局ほどある Jazz ジャンルの順位が50位くらいから80位くらいまで落ちてしまった。まあ、自分用だから順位が落ちてもどうってことはないのだが、自分自身もチャネルを合わせることが少なくなっていた。

 Jazz のコレクションを始めた頃の方法に戻って、Jazz Standards 曲のタイトルで集めて Playlist を編集してみることにした。 ネットで Jazz Standards でググってみると、多くは Great American Songbook 由来の曲メロディを取り込んだ曲であることがわかった。Great American Songbook には、252 曲が網羅されている。Popular や Country のジャンルに入る曲も沢山あるから、すべてが Jazz musician によって演奏されているわけではない。

 以前にブログに投稿しているが、私はWindows Media Player(WMP) を音楽データベースとしている。収集している Jazz は、ほとんどが Net からダウンロードしたものであるが、手持ちのCD や LP から mp3 化したものも結構ある。このデータベースを使うとRadio Senboku の Playlist をJazz Standards 曲のタイトルで集めて編集するような作業は、極めて簡単である。

  1. 先の Wikipedia のGreat American Songbook に網羅されているタイトルから、今までに記憶のある 82タイトルをリスト・アップした。 WMP をライブラリ⇒曲 モードにして、このリストのタイトルを検索ボックスに入力する。
  2. すると、そのタイトルでヒットする曲が表示されるので、その曲を選択して、右クリックし、セレクトボックスから【ファイルの場所を開く】を選ぶと、その曲を収納しているフォルダー内容が表示されるので、該当曲をコピーする。
  3. たくさんの曲がヒットする場合は、曲をダブルクリックすると再生が始まるので、気にいった Artist の曲を選ぶことができる。今回は、ひとつのタイトルで2曲を選択してみた。
  4. コピーした曲は、あらかじめ作っておいた Playlist 用のフォルダー(例えば、standards )に、貼り付けた。そのようにして作成した Playlist は、ID3-TagIT でタイトルの形を整え、音量一括調整ソフト MP3Gain で曲の音量を均一となるように調整した。このリストは、Radio Senboku Playlist としてブログ右メニューにリンクボタンを置いている。
  5. あとは、Live365 が broadcaster 向けに用意してくれている Studio365-1.3 というソフトで従来放送している曲と置き換えればOK である。


 このブログを書きながら、新しいプログラムを聴いているが、なかなかいいじゃんと悦にいっている。

2010年9月 5日

隠居のパソコン備忘録:(続)LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする

 前回備忘録として記録した方法は、roxio Easy Media Creator という結構高価な有料のソフトを使っている。その後 ネットでサーチしてみると、フリーウエアを何種類か使ってできることがわかった。

 フリーウェアのパソコン・ソフトを使って、LP をデジタル(WAV or MP3)化する方法については、パソコン夢工房というサイトのカセットテープ・LPレコードから音楽を取り込むというページに詳しいので、詳細はそちらを参考にしていただくことにして、注意すべきことがらだけ記載しておきたい。

  1. LPを再生する装置(オーディオ装置)とパソコンをつなぐ。
    ネットでの音をオーディオ装置で聴いている人は、その接続とは逆のパソコン(入力) オーディオ装置(出力)のラインをつくることである。LP を聴けるようなオーディオ装置には、たいてい出力のジャックがあると思う。
  2. Sound Engine Free というフリーソフトを使って、デジタル録音する。このソフトでのデジタル化は、.wavという形式のファイルとなる。
    Sound Engine Free のダウンロード・ページには、【AVS Audio Editor】 を「今すぐダウンロードする」というボタンが大きく表示されるが、それをダウンロードするのではなくて、上のリンクページの中程にあるアンダーラインつきの青い文字 【SoundEngineFree】をクリックすればダウンロード出来る。
  3. カセットテープ・LPレコードから音楽を取り込むのページでは、カセットテープからのデジタル化が例示されているが、これをLP と置き換えればよい。
    最近のターンテーブルは自動でレコード針をLPに落とすと思うので、ターンテーブルを動かしてから、録音開始ボタンをクリックすればよい。
    録音後波形を見ながら編集できるので、曲の切れ目を気にせず、レコードが終わるまで流しぱなしの方が処理がやりやすいと思う。
    パソコン夢工房での記載では触れていないが、録音先のフォルダーは、初期設定のままではなしに、自分で設定したほうが良いと思う。後ほどに、いろいろと使用するのでフォルダーを探す手間を省きたい。下のような設定画面は、Sound Engine Free の上段にある【録音】ボタンの横にある【フォルダー】ボタンをクリックすると出てくる。SoundE_05.JPG
  4. LP から録音し終わった WAV ファイル を、一曲ごとに分割する。
    分割するには、波形を見て分割する場所にマークを入れるが、マークを入れやすいように波形の長さは上段のツールアイコンにある【拡大】【縮小】で長さを調整できる。また、マークを入れる場所の確認のために、入れたい場所の前後を再生して確認できる。このとき、オーディオ装置との接続状態は パソコン【出力】 オーディオ装置【入力(大抵の場合は line )】である。
    また、LP レコード・ケースなどに一曲ごとの演奏時間を記載している場合が多いから、それを参考にして分割する部分は探せる。
  5. 分割保存すると WAV の形式で保存されるが、一曲ずつの容量は大きい。耳の肥えた人には WAV 形式の方がいいらしいが、10分の1くらい圧縮される MP3 形式で普通に聴くぶんには十分と思う。
    また、MP3 へ変換することで、後で記載するように曲の情報(ID3 タグ)を附加することができる。
    MP3 への形式変換には、午後のこ~だ】というフリーソフトを使う。設定は、初期設定のままで問題はないと思う。
    LP一枚分くらいの変換は、すぐに終了する。 wingogo_1.JPG
  6. 以上の作業を済ませると Windows Media Player を使って音楽CD に書き込むことができるが、できるなら曲の情報(ID3 タグ)を書き込んでおきたい。
    そのことによって、自分の音楽ファイル・データベースである Windows Media Player Libraly での活用範囲が増えてくる。
    ID3タグ情報を書き込むフリーのソフトはいろいろとあるようだが、英語版のID3-TagIT というソフトを使ってみた。ダウンロード・ページで、【Download Now(1.26MB)】をクリックすると ID3-TagIT-setup.exe というファイルがダウンロードされるので、これを実行すれば ID3-TagIT.exe という名前でインストールされる。
  7. この ID3-TagIT には、さまざまな機能が用意されているが、とりあえず Artist: Album: Genre: Track#: を附加することにしたい。
    ID3-TagIT を立ち上げると下の画面のように、左フレームにおなじみのフォルダー表示が出てくるので、ここから【午後のこ~だ】で保存したフォルダーを選択する。 すると、そのフォルダーに保存された MP3 ファイルが表示されるので、情報を附加するファイル(曲)を選択する。
    ID3-TagIT 画面;クリックすると大きな写真になります
  8. LP一枚分全曲の同じ情報(例えば、Album名、Artist名、Genre、レコード発刊年など)は、まとめて入力できる。Artist: Album: は右フレームの Quick Edit で入力できるが、その下の【More】ボタンをクリックすると下のような詳細入力画面がでてくるので、この画面で入力すればよい。このとき、Genre はリストから選択し、【Add Genre】をクリックすれば、タグ(情報)に附加される。
    ID3-Tag_2.JPG
  9. 曲名(Title)を入力するときは、個個に該当ファイルを選択して入力する。入力を完了して保存すれば、タグ情報が附加される。
    (追記:2010/9/9)ID3-TagITでは、これらのタグ情報を使って、ファイル名を一括変更することができる。 ID3-Tag_12.JPG
    変更するには、変更したいファイルを選択し、ツール・アイコンの右端にあるアイコン【TAG Ver. 2 to filename】をクリックするか、【Ctrl】+【R】キーを押すと、変更の設定画面がでてくるので、その指定にしたがい意図するファイル名を設定する。
    私の場合、一枚のLP分を一括変換しているので、【Format】に、< T > (Title)だけを設定した。するとファイル名は、曲名(Title)だけが表示されるようになる。
    ID3-Tag_6.JPG
    ↓   ↓   ↓

    ID3-Tag_9.JPG
    ↓   ↓   ↓
    ID3-Tag_7.JPG
  10. このように保存したファイルを Windows Media Player(WMP) Libraly に登録する(登録しないとWMP で音楽CD に取り込みができない)には、【Windows Media Player ライブラリに項目を追加する】を参照してください。先ほど保存したファイルを再生すれば、自動的に WMP Libraly に追加されるようです。
    MP3化した追加後のLPアルバムを表示すると下のような画面になる。
    ID3-Tag_3.JPG
  11. 音楽CD に焼き付ける前に、【MP3GainによるMP3ファイルの音量一括調整】に記載の方法で、音量調整をしておきたい。
    ただ、 WMP にも書き込みの設定で音量調整をする機能はあるようだ。
  12. 音量調整を終えたら、WMP でアルバムを表示させて、【書き込み】ボタンをクリックし、右フレームにファイルをドラッグアンドドロップして、【書き込み開始】ボタンをクリックすれば、書き込みが始まる。空CDは、1枚20円くらいで売っている普通のCD で大丈夫である。
    書き込み方法については、【隠居のパソコン備忘録:LP をデジタル(MP3)化して、音楽CD にする(再)】のエントリーでもう少し詳しく記載している。


2009年12月31日

Atelier Shuhei Weblog の一年を振り返って

 今年も、多くの方々に、Atelier Shuhei Weblog に訪問いただきました。ありがとうございました。
 どのページに、どれぐらい数の方々が訪問されているかなどを分析する無料のアクセス解析サービス Artisan を導入しています。この解析によれば、2009年のアクセス総数は、52,300 件(31日15時現在)でした。この解析結果にもとづいて、この1年間でのアクセスが多かった Best 10 を並べてみました。

  1. 隠居のDIY作品集:5,119
  2. IE7の不具合:起動しない : 1,941
  3. 隠居、友人のPCを LogMeIn でリモート操作する : 1,302
  4. 隠居のDIY:組み立て作業台: 1,091
  5. Home Page : 1,066
  6. DIYアーカイブ : 908
  7. 隠居のデジカメ写真整理:Picasa で取込・編集・送信する : 871
  8. 壊れたJPEG.Fileの復元:デジカメ写真 : 817
  9. MP3 音量一括調整ソフト MP3Gain HELP の日本語化 : 767
  10. 隠居の音楽:mp3 ファイルのID3 タグを編集する : 672


 この Aritisan というアクセス解析サービスは、もちろん商用あるいはプロパガンダ用にページを開設している人・団体のページ管理者が利用していると思われる。 だが、私の場合はアクセス数を増やそうとすることはしていないが、毎日 200 ~ 300 人の方が訪れてくださっているので、どんなページにアクセスしていただいているのかが気にかかるからである。

 以前に「隠居、ネット時代の『知的生産の技術』を考える」シリーズでも書いたように、私のブログは 平凡な引退生活者の日記として続けている。ほとんどの内容が、自分用の備忘録である。続けるために、梅棹忠夫さんが『知的生産の技術』の「日記と記録」の章で書かれているように、
いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいははげましつつ、日記というものは、かきつづけられ
てきて、5年が経とうとしている。このブログのおかげで、引退後の生活経緯は物忘れがひどくなった頭にもかなり鮮明である。

 上の多くの方が訪問してくれているページを見ると、自分用の備忘録が、同じようなことに関心を持たれている方々には、いくらかの参考になっているのかもしれないな思っている。来年も、自分をなだめすかしつつ 記録していくつもりである。

 

2009年3月10日

MP3 音量一括調整ソフト MP3Gain HELP の日本語化

 MP3Gain というMP3ファイルの音量を一括調整するソフトについては、以前のエントリーで記録した。

 今まで、本体ソフトは 27 言語の中から日本語を選択できるが、 MP3Gain のヘルプの部分はまだ日本語に翻訳されていなかった。英語の "How Do I ?"は平易な英語で親切に書かれていたし、説明は画面もとりいれられてたりしてそれほど抵抗感はなかったが、最近になってヘルプの日本語化を REIKA さんという方がされたようだ。
 これを導入する方法は、MP3Gain のホームページにある 5 Feb 2009のHelp file into Japaneseをクリックして zip ファイルを保存する。保存した mp3gain-japanese.zip を解凍すると出てくる MP3GainJapanese.chm ファイルを mp3gain-win-1_2_5.exe ファイルと同じフォルダーに置くだけでよい。

2008年3月 9日

MP3GainによるMP3ファイルの音量一括調整

 eMusic などでダウンロードした MP3 ファイルの音量を一括して調整は、SoundEngine というソフトを使ってきた。ダウンロード MP3 曲の音量一括調整(2)でも書いたように、SoundEngineでは、いったん .wav ファイルに変換し、音量一括調整したうえで、再びMP3ファイルに変換しなければならない。

 最近になって、MP3Gain というアメリカ生まれのフリーソフトが、MP3 ファイルの音量一括調整の主流であることを Google Search で知った。このソフトは世界的に支持されているらしく、30近くの言語に翻訳されている。多分、ボランティアであろう。

 このソフトはエンコード・デコードをしないので、音質の劣化がないということである。早速、MP3Gain のサイトから、"This is what most people will want to download."という mp3gain-win-1_2_5.exe ダウンロードし、インストールした。

 インストール・ウィザードの中で、27言語の中から言語を選択する部分があるので、Japanese をチェックすると、MP3Gain(MP3GainGUI.exe) のツールバーに、Language が表示され、ここで Japanese をチェックすると日本語画面となる。このような言語選択方式ははじめてである。

クリックすると大きな画面になります  使い方については、ネットをサーチするとたくさんヒットするのでそちらを参考にする手もあるが、左の screenshot のように、MP3Gain のヘルプの中の "How Do I ?"に親切に書いてあるので、それを参照するのがよい。この部分はまだ日本語に翻訳されていないが、画面もとりいれられてたり、平易な英語で書かれているので抵抗感はあまりない。
(追記:2009/3/10)ヘルプの日本語化を REIKA さんという方がされたようだ。
 方法は、MP3Gain のホームページにある 5 Feb 2009のHelp file into Japaneseをクリックして zip ファイルを保存する。保存した mp3gain-japanese.zip を解凍すると出てくる MP3GainJapanese.chm ファイルを mp3gain-win-1_2_5.exe ファイルと同じフォルダーに置くだけでよい。


 ただ、注意点もあるので、まだ十分に使いきれていないが、自分自身のためへの備忘録として書き留めておきたい。
  • MP3Gain を使って音量一括調整をしたときの log はファイルとして残される。初めに、「オプション」→「ログ」を開くと分析ログ・ファイルが空白となっているので、MP3GainGUI.exe を置いたフォルダーのパスで、MP3GainAnalysis.log というような名前でファイルを作っておく。
  • 音量一括調整には、2つの方式がとれる。全てのファイルを同じ音量にするときには、トラック分析、トラックゲインを使う。アルバムCDなどをMP3録音したときのアルバム全体抑揚を残したまま音量を上げ下げしたいときは、アルバム分析、アルバムゲインをつかう。
  • 音量一括調整するファイルは、同じフォルダーで書き換えられるので、オリジナルを残しておきたい場合は、コピーをとっておいた方がよい。


 このエントリーを書いていて気になったことであるが、MP3Gain と SoundEngine とでは、音量の表現が異なることである。どちらも同じ dB という記号を使っているが、MP3Gain は 90dB という数字になり、同じくらいの音量が SoundEngine では -16dB というような数字で表現される。この違いをネットサーチしてみたが、数学音痴の私ではよく理解できるページにいきあたらなかった。どうやら dB はいろいろな値の表現に使われるらしい。MP3Gain の 90dB とは、dBspl(Sound Pressure Level) らしいと理解したのだが。

 この学習のおかげで、 SoundEngine のほうがマニア向けで、音を編集するための細かい機能を備えていることが分かった。私のような素人でも、音楽をつないだり、切ったり、フェードアウトさせるなどするときには、 SoundEngine を使う必要がある。ただ、ダウンロードしたMP3ファイルの音量一括調整に使うのには、MP3Gain のほうがずっと簡便である。 

2008年1月13日

1月のJazz ダウンロード:from My Fair Lady

 前のエントリーで書いたように、MP3ファイルの音量一括調整には、少々手こずったが、今月は早めにeMusic からダウンロードした。
 例によって、内藤遊人さんの「はじめてのジャズ」にある名盤50の1枚 "Shelly Manne の My Fair Lady" を参考に、ミュージカル My Fair Lady から、次の3曲でサーチしてダウンロードした。

  1. On the Street Where You Live
  2. With A Little Bit Of Luck
  3. I Could Have Danced All Night

 よく知られたメロディのわりには、Jazz での演奏はすくない。

 ダウンロードした曲は、Jazz Collection List として整理すると同時に、CDとDVDにバックアップしている。貯まった曲は CD32枚 DVDにすると 5枚分になったから約 20GB 強、時間にすると MP3 だから 240 時間以上となる。10日間にわたってずっと聞くことができる勘定である。

 これらの Collection の各 track の中から、1曲ずつ選び出して Playlist を作り、Live365Radio Senboku で放送している。契約しているサーバーに 200MBの容量制限があるので全てを流せないが、今月ダウンロードした3曲を含め、69tracks(194MB:7時間分くらい) を放送中である。

 Jazz が嫌いでなければパソコンに向かっているときのBGMとしては最適だと勝手に思っている。少しお金を出して、Live365 と Ad-free の契約をすれば、ノンコマーシャルで聴くことができる。
 ひょっとして、どこかのレストランかカフェで、BGMとして流れているかもしれない。なにしろ、ブロードバンドの回線とパソコンにつなぐオーディオがあればいいのだから。

  曲名に関心がある方は流れている曲のリストを Excel にしているので、そちらをご覧になってください。。

2008年1月12日

ダウンロード MP3 曲の音量一括調整(2)

 システム・ディスクを交換するときに、ダウンロード曲の音量一括調整のソフトである SoundEngine を見失った。もういちど、Cycle of 5th のサイトからダウンロードすることにした。 SoundEngine はどんどん進化しており、私が使っていた Version 2.991 はもう既になく、 最新Version は 3.06b となっている。
 最新のものをダウンロードして、以前にエントリーした 「MP3 曲の音量一括調整」に書いたように、 SoundEngine Script を用いて一括調整を試みた。 上手くいかない。
 SoundEngine はもともと wav ファイルを扱うソフトなので、これを mp3 ファイルに適応するためには、 vbmp3.dll(読み込み)と gogo.dll (書き出し) という dll ファイルが必要である。これらのファイルも、 SoundEngine 3.06b と同じフォルダーにおいた。まず、このやり方が間違っていた。これらの dll ファイルのインストールは、「SoundEngine で MP3」のページに説明されている方法でやらねばならない。
 それ以外も 3.06b では機能が沢山増えている。ただ、これらの機能は、音を扱うソフトに詳しい人たちにとっては有用なのだろうが、音量調整と曲の切り貼りくらいにしか使っていない初心者にとっては、少し難解である。いろいろと試行錯誤を繰り返して得た結論は、音量一括調整はダウンロードした MP3 ファイルを一旦 wav ファイルへ変換し、 wav ファイルのまま音量一括調整を行って、それを MP3 ファイルに一括変換するのがよいようだ。読み込みファイルが wav ファイルで、書き出しファイルを wav ファイルとする場合には、下のようなスクリプトで上手くいく。
 このスクリプトで、MP3フォルダーから読み込み→音量一括調整→ MP3フォルダーへ書き出しを実行したところ、Audio Converter の黒いDOS画面と、スクリーンショットのような保存する MP3 ファイルの形式を問う画面が一曲ずつでる。これを回避する方法(スクリプト)が分からない。クリックするだけなので、これをいとわなければ、連続しての音量調整ができる。

SoundEngine01.gif
[Folder Open]

[Auto Maximize]
Parameter1=-17
Selection=0,-0,-1
Option=ShowOnce

[Side Insert Silence]
Parameter1=1
Parameter2=0.5
Selection=0,-0,-1
Option=ShowOnce

[Folder Save]

[Message Box]
Text=処理が終了しました。

 ただ、これではパソコンの前を離れて何か他のことをすることはできないし、MP3ファイル読み込み→MP3ファイル書き出しでは、ときどきファイルを読めないなどで上手くいかないことを経験している。
 MP3ファイルダウンロード→wavファイルに一括変換→一括音量調整→MP3ファイルに一括変換の方法をとるときには、別の方法もある。Cycle of 5th のダウンロードサイトには、SoundEngine の欄の右備考欄に、2.945 がある。(2008/1/12:現在) これは、SoundEngine Version 2.945 である。これをダウンロードして実行すると「ヘルプ」に Lumpy という項目があるので、これを使うと簡単に読み込みファイルが wav ファイルで、書き出しファイルを wav ファイルとする音量一括調整ができる。
 詳しくは、「SoundEngine で MP3」というページと同じサイトの「初心者のための PC de MUSIC」にあるWAVEファイルの音量レベル均一化を見ていただきたい。
 この Lumpy というソフトでは、MP3ファイルで書き出す設定もあり、一見上手くいくように見えるが、実際に変換後のファイルを再生してみるとテープを早送りしたような音になり、上手く再生できない。また、曲の前後に無音部分挿入を設定するようなことはできない。