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Atelierで“高山”が含まれるブログ記事

2021年5月30日

隠居の庭:多肉植物の花が咲いた。

何年か前から、家内が可愛がって面倒見ていた、多肉植物の一つに可憐なピンクの花が5つほど集まって咲いた。家内に名前を聞いたが、多肉植物というだけで、具体名は知らないという。種の名前は興味はないらしい。
 Google の画像検索でググってみたが、なかなかヒットしない。【みんなの趣味の園芸】というサイトにある「園芸相談Q&A]の「>名前を教えて!」ページで、写真を添えて教えを乞うと、このサイトを見られている二人の識者から、すぐに教示の回答があった。ありがたい世の中になったものだ。

<
DSC07528.JPG 2021/5/28 桃山台(堺市) センペルビウムの花
ヨーロッパの高山植物ということだ。寒さには強いが、蒸し暑さには弱いらしい。

SONY α7Ⅱ+FE 2.8/90 MACRO G OSS 90mm 1/500 F3.5 +0.7EV
DSC07523.JPG 2021/5/28 桃山台(堺市) センペルビウム
ここまで株を増やしている例は少ないらしい。数年間は、この本体だけだったが、今年花が咲いた。

SONY α7Ⅱ+FE 2.8/90 MACRO G OSS 90mm 1/500 F2.8
DSC07476.JPG 2021/5/7 桃山台(堺市) スノージェイド
このラ肉植物は、毎年黄色い花をつけるようだ。

SONY α7Ⅱ+ Sigma 18-300mm F3.5-6.3 75mm(35mm換算112.5mm) 1/1000 F5.6


2016年11月13日

隠居のパソコン備忘録:Google Map で旅行地図を作成する

先日から、独自のルート地図を作るなどで Google Map をいろいろといじっていて分かったのだが、スマホアプリの山旅ロガーなどで記録したKMLファイルがなくてもルートを表現した旅行地図を作成をできることが分かった。
 当サイトのブログ Studio YAMAKO の執筆者は旅行した記録をこまめにアップロードされている。この旅行地図を、今までは Google Maps API という Javascript を使ったユティリティで作成して、Studio YAMAKO に、収載してもらっていた。。
 今回、郡上八幡や高山をバスツアーした記録を4回に分けてブログにアップロードされている。これを参照して旅行ルート地図を作成したので、手順を記録として残して置きたいと思う。

Google Map でルートつき旅行地図を作成する方法
  1. Google Map を起動する。
  2. 画面左上の検索窓左にあるメニューアイコンgmap02.JPGをクリックすると表示される「マイプレイス」をクリックすると表示される画面で、さらに「マイマップ」をクリックすると枠の下の方に地図を作成という青い文字が現れる。
  3. 地図を作成をクリックすると「無題の地図」と表示されたポップアップが表示される。
    gmap03.JPG

  4. ここで、ツールアイコン群から、ルート追加ボタンtour12.JPGをクリックし、左ボックスの下に表示される交通手段がになっていることを確認して、その下の枠に出発点から順次、マーカーを立てたい場所を入力する。すると、下のスクリーンショットのように、ルートが自動的にルートが表示される。
    tour11.JPG

  5. 地点を入力し終えると、下のようにルートが描画される。地点名は、例えば平湯温泉と入力すると何地点か候補を表示してくれるので、適切と思われる名前を選択すればよい。
    tour13.JPG

  6. この地図を左ボックスの右上にあるメニューボタンgmap16.JPGをクリックすると表示されるリストから、「KMLにエクスポート」を選択する。すると、下のようなボックスが表示されるので、セレクトボックスで<XXX地点からXXX地点へのルート>を選択し、<KMLファイルにエクスポートします・・・>にチェックを入れて、【ダウンロード】ボタンをクリックする。
    tour14.JPG

    KMLファイルに任意なファイル名をつけて、任意のフォルダーに保存する。

  7. 一旦、Google Map を閉じて、再度起動する。そして、上記 1. 2. まで実行する。

  8. ここで、左上ボックスの無題レイヤーの下のインポートをクリックする。すると、<インポートするファイルの選択>という画面が出るので、「アップロード」タグになっているのを確認して、【パソコンからファイルを選択】ボタンをクリックする。

  9. すると、ファイルを選択する画面となるので、先ほど保存した KML ファイルを読み込む。すると多分下のスクリーンショットのような縮尺の大きな地図が表示される。
    tour16.JPG

  10. 地図の縮尺の大きさは、右下のtour17.JPGボタンでも調整できるが、左ボックスの上部の「プレビュー」をクリックすると下のように適切な大きさで表示してくれる。
    tour15.JPG

  11. ここで、ボックス上部の「編集します」をクリックすると各マーカーを編集できるようになる。マーカーにカーソルを合わせクリックすると、下のスクリーンショットのように、マーカーの色やスタイル、リンク先のURL 表示、関連写真や動画の挿入などができるツールアイコンが表示される。
    tour19.JPG

  12. 用意されているマーカのスタイルは、例えば下の例のように、場所のジャンルだけでも数多くのスタイルの中からチョイスできる。
    tour18.JPG

  13. そのようにして、Google Map として機能する旅行地図を作成したものが以下の地図である。


2016年9月14日

隠居の旅行:蓼科温泉、北八ヶ岳ロープウェイ (2)

朝食後、ホテルのバスで、北八ヶ岳ロープウェイの乗り場まで送ってもらって、100人のりというロープウェイで標高2237mという山頂駅まで上った。乗っているのは、7分ほどである。上は思っていたほど寒くはなく、30分ほどで散策できる坪庭を散策した。坪庭というのは八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地で、溶岩の隙間にハイマツが生育し、ところどころに高山植物が咲いている。
 途中で少し霧がかかったりして景観が隠れることがあったりしたが、天候はおおむね良好で高山の散策をたのしんだ。
 頂上付近のベンチが置いてある庭で、老人がなかなか上手なハーモニカを吹いていた。横に座る老妻と思える女性が、ハーモニカに合わせて「ふるさと」などの唱歌を歌っている。ここまで、ハーモニカを吹きに来たのだろうか。最後に吹いていた「アメージング・グレース」を聞きながら、この老夫婦の生活を思いやった。

 帰途の列車は、往きの順路を引き返すのだが、特急「しなの」が多治見駅で停車したまま動かなくなった。しばらくしてのアナウンスによれば、名古屋駅近くで信号機の故障があったとのことだ。約1時間ほどして、修復したとのことで動き出した。新幹線との乗り換えは、名古屋駅の窓口で振替指定をしてくれるという。予定より1時間20分ほど後の「のぞみ」で無事大阪に着いた。

北八ヶ岳ロープウェイ・坪庭自然園散策

;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
山麓駅
標高1,771mである。山頂駅から八ヶ岳をトレッキングするのか山ガールたちが準備をしていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
69.0mm 絞り優先 1/60s f9.0 ISO125 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -1
山麓駅の向こうに八ヶ岳の眺望が見えるはずなのだが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先 1/100s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -2
中央アルプス方面の眺望。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
66.0mm 絞り優先 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ロープウエィから -3
下りのロープウェイとすれ違う。下は冬場はスキー場のようだ。歩行の登山路も見える。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
61.0mm 絞り優先 1/180s f8.0 ISO160 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
山頂駅付近
標高は2200m以上だ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
41.0mm 絞り優先 1/100s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
坪庭散策路入り口
木道などで整備されている。多少の上り下りはあるが、普通の靴で散策ができる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
40.0mm 絞り優先 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
坪庭の多くはハイマツで覆われている。
覆われたハイマツの間に、高山植物の花がさいている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO160 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
シラビソ?の林
散策路の近くにはシラビソ?の林がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +1.0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
シラビソ?の林 2
シラビソの寿命は短く、100年ほどで集団枯死することもあるという。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
頂上駅ちかくのシラビソ?の林
立ち枯れしている樹々が多く見られる。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ヤマハハコ
散策路脇に生えている。ボタニックガーデンには「山地から亜高山の日当たりがよくて、やや乾燥気味の礫地に生える」とある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。
2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
オトギリソウ
散策路脇に生えていた。ピンぼけですが。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
63.0mm 絞り優先 1/80s f9.0 ISO200 露出補正 +0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
ハクサンフウロ
この花には、小さな虫が吸蜜にきていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f7.1 ISO320 露出補正 -0.3
;クリックすると大きな写真になります。 2016/9/4 北八ヶ岳ロープウェイ
アキアカネ
頂上駅付近でたくさん飛んでいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先 1/250s f8.0 ISO800 露出補正 +0.3


2016年6月29日

隠居の訪花:花博記念公園鶴見緑地、咲くやこの花館

住んでいるところが、大阪堺なので、鶴見緑地にある植物園温室「咲くやこの花館」がローカル局ニュースで良く取り上げられる。しばらくご無沙汰ので気になっていた。
 咲くやこの花館は基本的には温室なので、京都府立植物園や「花の文化園」でも、同じような植物が生育されている。 温室の中は、蘭などお馴染みの(といって名前の分からない植物ばかりだが)熱帯植物が生育しているが、温室の続きには、イベントに備えてハスが生育されていたり、イングリッシュガーデンの芝生があったりする。
 温室を後にして、跡地の中心にある大池という池をぐるっと一周してみることにした。歩いてみて分かったのだが、26年前1990年に、この地で開催された「国際花と緑の博覧会」の各国のパビリオン跡が残っているのだ。40代の終わりに、これらのパビリオンを巡った記憶が蘇ってきた。特に、その当時の茶室が保存されている日本庭園跡地は、そのままの雰囲気である。これらの跡地の保存は、府が助成したり、ボランティアの方々が力をつくしているようだ。
 老年とくに男性の方々の憩いの場になっているようだが、絵の同好会がキャンバスを広げていたり、ツアーとおぼしき団体が花を巡っていたりしていた。自宅から車で30分ほどのところにあるので、また訪問したいと思っている。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
睡蓮
咲くやこの花館の開館は10時である。それを待つ間、温室前の池に咲いている睡蓮を撮った。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
169mm 絞り優先AE 1/200s f13.0 ISO160 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
睡蓮
同じく温室前の池で。睡蓮と蓮との差異は、このサイトに詳しい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
219.0mm 絞り優先AE 1/250s f13.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
温室入り口からすぐに小さな池がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mm 絞り優先AE 1/250s f13.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
葉に切り込みがある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
136.0mm 絞り優先AE 1/750s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
花の色はいろいろあるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
136.0mm 絞り優先AE 1/750s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
熱帯睡蓮
立て札には、ニンファエア・ギガンティア とあった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
128.0mm 絞り優先AE 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ソブラリア・フサントレウカ
中南米に自生する地生ランということである。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
72.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO320 露出補正 0
160617_015.jpg 2016/6/17 咲くやこの花館
デンドロニュームの一種?
蘭科の植物は沢山ある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
58.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
カンガルー・ポー
オーストラリア南西部が原産。「ポー」というのは「脚」という意味。細かい毛に覆われた花がカンガルーの脚に見えることから名前が付きました。という案内板が出ていました。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
48.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
キンシャチ(金鯱)
黄金色に輝く棘に覆われ、現地では大きくなると直径は1mを超える。この姿を金の樽にみたて英名(Golden Barrel Cactus)がつけられた。と立て札にはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
コマクサ
高山帯の砂礫地に生える。自生のものは、高山に登らないと見られないらしい。名前は、花のかたちが馬の顔に似ていることから。 とボタニックガーデンにはある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
67.0mm 絞り優先AE 1/350s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
リーガルリリー
ササユリ的だが、葉がちがうようだ。中国の中南部、四川省で1903年に発見されたそうだ
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
トックリワタノキ
確かに木の幹は徳利型をしている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
トックリワタノキの綿
この綿の中に種があって風で吹き飛ばされるらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
157.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ヘリコニア・ロストラタ
英名:ザリガニのハサミ((Lobster claws)。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
47.0mm 絞り優先AE 1/90s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
ハマベマンテマ
学名は Silene maritima。娘が母の日に家内に贈った寄せ植えの中に、同じものがあった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
蓮(青菱紅蓮:せいりょうこうれん)
蓮のイベントに備えて大きな壺に咲いていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 咲くやこの花館
蓮(宝石花)
咲いている蓮はまだ少なかった。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
パビリオン中国跡
大池に面した位置に中国パビリオン跡がある。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
オーストリア館?跡地
アジサイが咲いていた。後で植えられたものだろう。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
77.0mm 絞り優先AE 1/125s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ホシミスジ
あちらこちらでヒラヒラしていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO250 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ベニシジミ
ここでも、ハルジオンなどの雑草が生えている。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO400 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
アオサギ
日本庭園近くには、アオサギがたくさんいた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
240.0mmクロップ 絞り優先AE 1/1000s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
アオサギの群れ
一羽づつは適当に距離をおいているが、数えただけで13羽が同じ場所にいた。基本的には、アオサギは集団で過ごすらしい。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
132.0mm 絞り優先AE 1/200s f8.0 ISO100 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
ミソハギと睡蓮
日本庭園裏の睡蓮の池。スマホのカメラは焦点深度が深い。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/500s f2.4 ISO40 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
日本庭園茶室「むらさ亭」
申し込むと利用できるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO250 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
人工の滝
花博時のものが残されている。樹々は大きくなっているようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
24.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO160 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
香りのバラの実
バラ園の花は終わっていたが、このような実が残っていた。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
43.0mm 絞り優先AE 1/60s f8.0 ISO125 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
風車の丘
マリーゴルドが一面に植えられていた。季節によって変わるらしい。秋にはコスモスになるようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
38.0mm 絞り優先AE 1/500s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
写生教室?
自然体験観察園でキャンバスを広げられていた。
SONY SO-04E
4.1mm プログラムオート 1/320s f2.4 ISO40 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
半夏生
我が家の庭にも生えているが、繁殖力は強いようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/6/17 花博跡地公園
公園内雨水マンホール
1990年の花博の時に作ったようだ。
SONY α7Ⅱ+FE24-240mm zoom
39.0mm 絞り優先AE 1/250s f8.0 ISO100 露出補正 +0.7


2016年6月 9日

隠居の散策:5月の大阪交野市 大阪市大理学部付属植物園

5月18日水曜日、朝からいい天気になった。昨晩から、どこか植物園へ花を見に出かけようというつもりだった。この時期行きたいところは色々あるが、一昨年に同じような時期に訪れたことがある大阪交野市にある大阪市大理学部付属植物園にでかけることにした。
 この植物園は、樹木を中心として収集しているので、他の植物園のように花の種類はあまり期待はできないが、あまり混雑はなく、ゆったりと森林浴ができるだろう。それに、近畿自動車道から京都に通じる第二京阪道路の交野から下りればすぐなので便利である。
 駐車場は、ゲートをくぐって左側奥にある。駐車場からゲートまで戻って、ゲート右奥にある水槽から観察を始めた。

;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
クロイトトンボ
睡蓮の葉っぱの上で交尾していた。合成写真。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/250 f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
マユタテアカネ?
顔がはっきりしないのでだが・・
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
クロップ 絞り優先AE 1/1250 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
睡蓮
水槽にはいろいろな種の水生植物が展示されている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f5.6 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ヒメコウホネ
ネムロコウホネと一緒に展示されている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/500 f6.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
アサザ
霞ヶ浦には群生しているようだ。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ネムロコウホネ
ネムロコウホネはエゾコウホネとも呼ばれ、本州の高山から北海道に分布する。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ミクリ
ヤガラという別名で呼ばれることもある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
オオミクリ
名前は、栗の毬に似た実ができミクリより大型の実をつけることに由来している。滅危惧種に指定されている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
カキツバタ
Botanic Gardenには、サイト管理者のShu Suhiro という方が、2007年5月22日に、同じ場所で撮られた写真が載っている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
チャショウブ
Botanic Gardenには、これも、同じ場所で同じ日に撮られた写真がある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
キヅタ
農機具小屋だろうか、キヅタの若葉が全体を覆っていた。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO320 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
オウゴンマサキ
実験農場の横の垣根が真っ黄色でした。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/1000 f8.0 ISO320 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
サラサウツギ
漢字では更紗空木と書く。八重咲きウツギとも言われる。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
マルバウツギ
この花も、Botanic Gardenに、同じ場所で同じ日(2007/5/22)に撮られた写真がある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO400 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
イワガサ
この花も、Botanic Gardenに、同じ場所で2002年4月29日にに撮られた写真があるので、15年以上も咲き続けているらしい。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO400 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
セリバオウレン?の種
似た植物にキクバオウレンなどがあるので同定は難しい。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO100 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ユリノキ
この花も、Botanic Gardenに、同じ場所で2007年5月22日にに撮られた写真がある。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO800 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ユリノキ解説掲示
高校生とおぼしき団体に学芸員が、この木について説明していた。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO160 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
ヒメウラナミジャノメ
照葉の上で日向ぼっこ。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
クロップ 絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
コミスジ
ふわふわと動きまわり、なかなかじっとしてくれない。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
クロップ 絞り優先AE 1/200 f8.0 ISO100 露出補正 0
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
サトキマダラヒカゲ
この蝶は、花に留まっているのを見たことはない。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
クロップ 絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO200 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
コジャノメ
この植物園は適している環境なのかもしれない。。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
クロップ 絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO500 露出補正 +0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
幼稚園?の遠足
この植物園には、遊具はないのだが?
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
シオカラトンボ
この普通のトンボもあまり見かけなくなった。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
トウカンゾウ
別名で「ワスレグサ(忘れ草)」とか「ナンバンカンゾウ(南蛮萱草)」とも呼ばれる。中国では「忘憂草」とも表記され、「ワスレグサ」の名前は、「この花が憂いを忘れさせる力を持っている」という中国の故事に因るとBotanic Gardenにはある。この植物園で撮られた写真が使われている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/90 f8.0 ISO160 露出補正 -0.7
;クリックすると大きな写真になります。 2016/5/18 大阪市大理学部付属植物園
カミガヤツリ
アフリカ北部からパレスチナ、シチリア島にかけてが原産。川や池沼に生育し、高さは2~3メートルほどになる。古代エジプトから8~9世紀ごろまで、とくに紙を作るために栽培されてきた。この茎の白い髄を裂いて編んだものがパピルス紙とBotanic Gardenにはある。また、この植物園で撮られた写真も使われている。
SONY α7Ⅱ+FE90mm macro
絞り優先AE 1/350 f8.0 ISO100 露出補正 0


2014年9月17日

隠居の旅行:青森の秘湯を巡る:蔦温泉・青荷温泉・酸ヶ湯温泉


 情報システム部門の仕事をしていた現役時代の某システム研究会の役員だった(まだ現役もいる)人たちが、年一回集まる行事がある。「露天風呂研究会」と称して、各地の秘湯を巡る旅をしている。昨年は、同じ9月の初旬に、高山・奥飛騨温泉郷を旅している。

 今年は、元会長夫妻が訪れて良かったという八甲田山麓にある蔦温泉とランプの宿として有名な青荷温泉を訪れるという計画が立てられた。

 日本旅行がアレンジした旅程では、大阪からの二人は伊丹空港からJAL で青森まで飛び、新幹線でくる東京組と新青森駅で合流することになっている。名古屋小牧空港から FDA というLCCで来た名古屋組2名と空港で合流して、3日間世話になるツアーバスに乗り込んだ。
 この旅行、温泉を楽しむことが主目的であるが、アルコール好きが多く、東京組が到着するのを待つ間、10時から空いていた駅のレストランで、ホヤの刺し身をあてに、再会を祝して乾杯した。東京組は、新幹線の中で一升瓶を開けたという。

 はじめに訪れた三内丸山遺跡は、日本最大級の縄文集落跡ということである。浅学の身にとっては、あまり有り難みがよくわからないが、野球場が計画されていた土地を掘り返していて発見されたという遺跡は広大である。野球場の工事を中止し、遺跡を保存するとの当時の北村知事の決断を掲載した1994年7月27日付け新聞が展示されていた。
 ボランティアガイドの案内で、一通り見学した後、施設内にあるレストランで昼食をしてから、八甲田山雪中行軍遭難資料館に向かった。

 新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』を原作とした高倉健主演の映画「八甲田山」の一部が上演される映像が15分ほど映写される。館の説明員は多弁である。建物横にある幸畑陸軍墓地は清掃が行き届いているが、亡くなった時の軍における地位がそのまま墓の大きさや場所に反映されているのには、いささか違和感を覚える。

 バスは八甲田山麓森林の中の山道を1時間あまり曲がりくねりながら走り、国道103号線沿いにある森に囲まれた一軒宿の蔦温泉に到着する。
 早速、浴衣に着替えて、古くからの内湯「久安の湯」に入る。熱い。蔦温泉の風呂はいずれも源泉の上に浴槽がありブナ材を使用した湯船の底板から湧き出す空気に触れていない「生の湯」ということである。確かに、風呂の下に敷かれた板の間から、熱い湯が湧いてくる。43.5度はあるということだ。

 翌早朝、もう一つの湯「泉響の湯」に浸ってから、朝食までの間、一周3kmという沼巡りの散策路を歩いた。ブナの森林浴は、気持ちが良い。鳥の鳴き声は、ときたま聞こえるが姿は見つけられない。トチの実が何回か音を立てて落ちてくる。
 朝食を済ませて、出発までまだ時間があるので、付近を歩いてみた。 蔦温泉には、大町桂月の墓がある。桂月は青森県の十和田湖と奥入瀬をことに愛し、晩年は同地の蔦温泉(現:十和田市)に居住し、1925年(大正14年)4月には本籍も蔦温泉に移したが、ほどなく胃潰瘍のため死去、57歳。と Wikipedia にはある。

 バスは奥入瀬渓流に向かう。2005年の11月に、奥入瀬にはレンターカーで訪れている。その時は、紅葉はもう終わっていたが、今回はまだ早い。その時は、渓流沿いの道は歩くことはなかったが、今回はバスツアーなので、1kmちょっとを歩くことができた。

 十和田湖の団体目当てのレストランで昼食を摂った。横には、中国から来られた方々が、昼食をとっていた。蔦温泉には、韓国の方々が泊まられていたし、近隣の国からの観光も着実に増えているようだ。
 40分ほどの遊覧船は、十和田湖をぐるっと回ってくれるが、緑が続く湖岸の景色はあまり変化がない。

 バスは、十和田湖の縁を巡ってから、緑一杯の国道102号線を外れて、ランプの宿青荷温泉に向かう。国道102号線を外れてからは、谷底に転げ落ちるように急坂を下っていく。
 谷底の幅10mほどの川沿いにある一軒宿は、ランプの宿という文字通り電気が通じている気配はない。スマホももちろん通じない。翌日の朝まで、電気のない夜を経験することになった。たまにはいいもんだ。
 この湯には、滝を見ながら浸かれる「滝見の湯」という露天風呂がある。泉質は炭酸泉であり、透明度の高い綺麗な湯である。風呂は、宿の敷地内に 5つありそのうち 2つが露天風呂である。宿の入り口にある「健六の湯」は、内湯ながら窓越しにせせらぎが見える最大の風呂であり、ゆっくりと手足が伸ばせる。
 LED 電球に慣れた眼には、ランプだけの夕食ははじめのうちは、何を食べているのかよくわからないが、段々と目が慣れてわかるようになってくる。

 翌日、八甲田で有名な酸ヶ湯(すかゆ)温泉に向かった。ここの公衆浴場は千人風呂といわれる混浴の広い風呂がある。男女の区分は、低い衝立があるだけである。
 泉質は、酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉) であり、白く濁っている。酸性がかなりキツイらしい。誤って金属製のバンドの腕時計をしたまま風呂に入ってしまったが、今も動いているところを見ると被害はなかったらしい。
 宿は、八甲田山中の一軒宿で登山帰りに立ち寄る登山客も多いということだ。入浴後、付近を散策してみると、日曜日とあって山登りの服装をした老若男女と多く出会った。

 名古屋に帰る二人(LCC のFDA は、昼前にしか便がない)を青森空港に送って、「青森県観光物産館アスパム」に休息する。りんご以外は土産に買うものもなく、隣接する青森港を見渡せる木製の散策デッキを歩いてみた。近くにねぶた会館があったが、見学する時間がなかった。
 東京に帰る仲間と新青森駅で別れた後、バスは大阪に帰る二人を青森空港まで送ってくれた。 天気に恵まれ、秘湯と緑にどっぷりと浸った、気の合う仲間との思い出に残る楽しい旅であった。

 行程地図を例によって Google Maps API で作ってみた。前回に作成して以来に、マップタイプに地形図がついかされているので、地形図で表現してみた。青荷温泉が、いかに谷底にあるかがよく分かるように思う。



 この旅行では、野鳥の姿をあまり見かけず、写真にも収めることができなかったが、蝶については、何種類かの写真をとることができた。名前を YAMAKO さんに同定してもらうと、こちら関西では見かけない蝶がほとんどであった。

旅行中に見かけた蝶・トンボ
アキアカネ;クリックすると大きな写真になります。 アキアカネ:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
50.9mm 1/160s f/5.0 ISO200
メスグロヒョウモン♂:葛温泉;クリックすると大きな写真になります。 メスグロヒョウモン♂:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
138.4mm 1/160s f/5.6 ISO320
ヒメキマダラヒカゲ:葛温泉;クリックすると大きな写真になります。 ヒメキマダラヒカゲ:葛温泉
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
43.9mm 1/200s f/5.0 ISO200
クモガタヒョウモン:十和田湖;クリックすると大きな写真になります。 クモガタヒョウモン:十和田湖
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
55.0mm 1/900s f/7.1 ISO200
メスグロヒョウモン♀:十和田湖;クリックすると大きな写真になります。 メスグロヒョウモン♀:十和田湖
2014/9/6
Fujifilm HS60EXR
55.0mm 1/480s f/5.6 ISO200
ウラギンヒョウモン:酸ヶ湯;クリックすると大きな写真になります。 ウラギンヒョウモン:酸ヶ湯
2014/9/7
Sony SO-04E
4.1mm 1/160s f/2.4 ISO40


2014年8月28日

隠居のカーナビ備忘録:マップオンデマンドを試してみる


 車を買い替えた言い訳の一つは、急速に進化しているカーナビを使いたいことである。今や、車にはかなり高度なパソコンを積み込まれていると同じであり、様々なIT技術が使われている。
 新しいクルマ Prius α につけたカーナビは、販売店装着オプションHDDナビ NHZN-X62G である。前の車に15年前につけてたカーナビとは雲泥の差である。進化している部分は数多くあるが、特に役立てたいと思っているのは、トヨタが G-BOOK というシステムの中でアイシン・エィ・ダブリュ、ゼンリン、デンソー、トヨタマップマスターで共同開発し、提供しているマップオンデマンドである。
 前のカーナビでは、1~2年ごとぐらいに更新される地図ソフトDVDを購入して(1万円くらい)、販売店で差し替える方式であった。新しく差し替えたDVDでも、新しく開通した高速道路などの対応は遅れていて、そのような区間を走るときは、カーナビは道なき道を走り、だんまりモードになる。
 ということで、カーナビ地図は常に最新のものにしておきたい。それで、提供されているのが、マップオンデマンドである。

マップオンデマンドの説明(トヨタの発表文) mapondemand-03.JPG


 販売店装着オプションナビでは、新しく装着後3年間は無料で差分データを更新することができる。差分データを更新する方法は、次の2通りあるが、最初の更新はCD-Rによる更新をしないといけない。
  • 通信による更新:携帯電話でG-Book に接続する。
  • パソコンによる更新:CD-R にダウンロードした差分データで更新する。

 試しに、マップオンデマンドのダウンロードサイトで差分データをダウンロードし、更新してみることにした。
 ダンロードサイトにログインするには、TOYOTA Web Passport に登録しなければならない。この登録には、カーナビのG-Book 用端末IDが必要である。これは、カーナビの取扱書に同梱(シールを貼る)してあるというのだが、いくら探しても見つからない。販売店に聞いてみると、時にカーナビ本体ににそのシールを張っている場合があるらしい。(カーナビの装着は、販売店会社の新車センターでの作業らしい。)調べてもらったIDで、TOYOTA Web Passport に登録すると、ようやくダウンロードサイトにログインできるようになった。

マップオンデマンドのダウンロードページ ;クリックすると大きな写真になります。


 ダウンロードする差分データは、いつからのものなのかは、どこにも明確には書いていない。しかし、車にカーナビを装着した時点の記録はあるから、G-BOOKセンター(トヨタの場合、ここにアクセスする)に、装着したカーナビごとの更新記録が記録されているらしい。推測ではあるが、ダウンロードする差分データは、その更新時点以降のものであるらしい。
 マップオンデマンドのダウンロードページの下欄には、次のよな「全国配信情報の更新記録」がある。私のカーナビ装着は、2014年7月31日であるから、更新するのは、確認していないから推測であるが、舞鶴若狭自動車道の小浜IC~敦賀JCTの開通以降(新しく開通した部分のデータベースへの反映は、1週間くらいかかるらしい)と思われる。
  • 2014年08月19日 首都圏中央連絡自動車道 江戸崎PA 開業
  • 2014年08月19日 菅原城北大橋 全線無料化
  • 2014年07月23日 舞鶴若狭自動車道 小浜IC~敦賀JCT 39.0km
  • 2014年07月03日 首都圏中央連絡自動車道 相模原愛川IC~高尾山IC 14.8km
  • 2014年06月19日 虎ノ門ヒルズ 追加
  • 2014年06月03日 稚内全日空ホテル → ANAクラウンプラザホテル稚内 名称変更
  • 2014年06月03日 熊本全日空ホテルニュースカイ → ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ 名称変更
  • 2014年05月20日 グリーンドーム前橋 → ヤマダグリーンドーム前橋 名称変更
  • 2014年05月20日 宮城スタジアム → ひとめぼれスタジアム宮城 名称変更
  • 2014年05月20日 紀勢自動車道 紀伊長島IC~海山IC 15.1km
  • 2014年05月20日 東名高速道路 豊田IC 変更
  • 2014年05月20日 首都圏中央連絡自動車道 稲敷IC~神崎IC 10.6km
  • 2014年05月20日 尻無川新橋有料道路 全線無料化
  • 2014年05月20日 西名阪自動車道 大和まほろばスマートIC 変更
  • 2014年05月20日 近畿自動車道 守口JCT 開業
  • 2014年05月20日 八戸自動車道 八戸JCT 開業
  • 2014年05月20日 近畿自動車道 八尾PA:上り 開業
  • 2014年04月08日 長居スタジアム → ヤンマースタジアム長居 名称変更
  • 2014年04月02日 東九州自動車道 苅田北九州空港IC~行橋IC 8.6km
  • 2014年04月02日 広島高速3号線 吉島~広島市西区観音新町 2.9km
  • 2014年04月02日 高知桂浜道路 全線無料化
  • 2014年04月02日 新東名高速道路 遠州森町スマートIC 開業
  • 2014年04月02日 尾道自動車道 三次東IC~吉舎IC 10.3km
  • 2014年04月02日 九州自動車道 宇城氷川スマートIC 開業
  • 2014年04月02日 松山自動車道 松山IC 変更
  • 2014年04月02日 九州中央自動車道 嘉島JCT~小池高山IC 1.8km
  • 2014年04月02日 近江大橋有料道路 全線無料化
  • 2014年03月18日 東九州自動車道 北浦IC~須美江IC 6.4km
  • 2014年03月18日 東九州自動車道 日向IC~都農IC 20.0km
  • 2014年03月18日 新東名高速道路 長泉沼津IC 変更
  • 2014年02月26日 関越自動車道 高崎玉村スマートIC 開業

 ここに、表示されているのは、全国配信情報だけである。この半年間を見ても、多くの変更があるようだ。
 差分データは、全国配信情報は自動的であるが、他は自分の住んでいる区域やドライブの目的地などを選択することになっている。今回、大阪府、京都府、兵庫県(1回の更新できるのは3都道府県までである)を選んだ。
 指示通り、CD-R に焼いたファイルは、拡張子が .DEF とつく4つのファイルである。内容は見ることができない。
 このCDをカーナビのCD/DVD ドライブに挿入し、「設定」→「地図更新」→「DISC で更新」をタッチするとデータがコピーされ、地図更新の準備状態になる。手順は、使い方ガイド に詳しいが、「地図データの更新準備中です。」とでて、残り時間が表示される。今回の場合、3時間あまりが表示された。この更新準備作業は、カーナビがON の間続けられる。途中でOFF にしても 次回 ON になったとき続きから継続してくれる。長時間の運転はしなかったので、とぎれとぎれであるが、3時間あまり経つと「更新準備がおわりました」のアナウンスがある。
 指示通り「地図更新」ボタンをタッチすると、今度はすぐに作業が終了した。

 地図更新の記録は、カーナビに、次のように記録される。
差分データの更新記録画面 DSCF0053.JPG


 なお、G-BOOK によるマップオンデマンドは、初回以降はスマホ(携帯電話)の通信でできることになっているが、私が使っている Docomo の Xperia SO-04E ではG-BOOKとつながらない。トヨタが昔から提携していた au のスマホは多くの機種が適応しているが。
 Docomo でも、最新のシャープの機種などが適応機種になっているが、Docomo との契約は後1年足らず残っており、次回更改するときまで待たねばならない。ただ、パソコンーCD-R 経由の更新でも多大な時間がかかっているので、差分データの更新は、パソコンによる方法の方がよさそうだ。それに、G-BOOK センターと接続しているときは、スマホのオーディオやハンズフリーの電話は使えないようなので、それも考慮するとパソコン経由の方が良さそうだ。(負け惜しみかな。) 

2014年6月 9日

久しぶりの六甲山


 昭和35年に卒業した高校同期の同窓会が、3年ぶりに高校所在地の芦屋で開かれた。60歳までは、5年毎に開いていたが、還暦を過ぎてからは3年毎になった。
 同期の連中との久しぶりの思い出話に会話が弾んだあと、55年前に自治会(一般には生徒会)の役員をしていた仲間だけで、泊まりがけでゆっくり話をしたいということになった。その時の会長はじめ半分以上は東京近辺に住んでいる。宿は有馬温泉を考えたが、土曜日の夜は最近のブームでゆっくりとした気分にもなれないし、ちょっとしたところは宿泊費が高い。
 それで、高校同期友人のつてを頼って、六甲山ホテルに泊まることにした。現役時代やその後も六甲山にはいろいろな思い出がある。夕食も含めてホテルの計らいで用意してくれた部屋で、ようこれほど話することがあると思われるほど、延々と話が続いた。

 翌朝、朝食までの間、近くの記念碑台までの間をひとり散策した。幸い天気はいい。が、黄砂の影響か神戸の市街はよく見えない。
 その日は、昼ごろケーブルカーで六甲山を下りて、東京組はそれぞれの予定に合わせて三々五々に帰ることになった。それまでの間、高山植物園を散策することにした。多分、若いころも訪れていると思うが、あまり記憶が無い。

六甲山風景
六甲山ホテル玄関 六甲山ホテル玄関
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
4.4mm 1/950s f/5.0 iso200
神戸市街を望む;クリックすると大きな写真になります。 神戸市街を望む:黄砂でほとんど見えない。
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
14.4mm 1/950s f/5.6 iso200
六甲山上バス;クリックすると大きな写真になります。 六甲山上バス:かなりの本数が山上を周遊している
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
9.4mm 1/550s f/5.6 iso200
ケーブルカー;クリックすると大きな写真になります。 ケーブルカー:何十年ぶりだろう
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
7.0mm 1/600s f03.2 iso200


高山植物園などで撮った花
アキグミ:記念碑台;クリックすると大きな写真になります。 アキグミ:記念碑台
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
38.0mm 1/220s f/5.0 iso200
ハルジオン:記念碑台;クリックすると大きな写真になります。 ハルジオン:記念碑台
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
24.2mm 1/125s f/4.5 iso200
フタリシズカ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 フタリシズカ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
24.2mm 1/28s f/4.5 iso200
ヒマラヤの青いケシ;クリックすると大きな写真になります。 メコノプシス・ベトニキフォリア(ヒマラヤの青いケシ):高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
18.0mm 1/40s f/4.0 iso200
クリンソウ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 クリンソウ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
14.4mm 1/800s f/4.5 iso200
タカオカエデの新緑;クリックすると大きな写真になります。 タカオカエデの新緑:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
4.4mm 1/400s f/2.8 iso200
アツモリソウ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 アツモリソウ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
24.2mm 1/220s f/4.5 iso200
コウホネ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 コウホネ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
39.3mm 1/500s f/5.0 iso200
カキツバタ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 カキツバタ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
50.9mm 1/100s f/5.0 iso200
ハマナス;クリックすると大きな写真になります。 ハマナス:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
14.4mm 1/800s f/6.4 iso200
ニッコウキスゲ:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 ニッコウキスゲ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
16.7mm 1/900s f/6.4 iso200
140601018.jpg ニッコウキスゲ:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
20.1mm 1/2000s f/8.0 iso200
テマリカンボク:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 テマリカンボク:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
17.3mm 1/280s f/4.0 iso200
ハンショウヅル:高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 ハンショウヅル:高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
25.0mm 1/120s f/4.5 iso200


六甲山で撮った野鳥
ホオジロ:六甲山ホテル;クリックすると大きな写真になります。 ホオジロ:六甲山ホテル
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
115.0mm 1/500s f/5.6 iso200
ヤシャブシの実をつつくカワラヒワ:六甲山;クリックすると大きな写真になります。 ヤシャブシの実をつつくカワラヒワ:六甲山
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
123.8mm 1/58s f/5.6 iso200
電線でじゃれあう?ツバメ:六甲山;クリックすると大きな写真になります。 電線でじゃれあう?ツバメ:六甲山
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
185.0mm 1/600s f/5.6 iso200
キセキレイ:六甲山;クリックすると大きな写真になります。 キセキレイ:六甲山
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
138.40mm 1/900s f/6.4 iso200


 ホテル近くの記念碑台や六甲ガーデンテラス、高山植物園あたりのいたるところで、普段余り見ることのないテングチョウの群れに遭遇した。
 ネットでサーチしてみると、つぎのようなニュースが見つかった。
テングチョウ大量発生 西日本各地、神戸でも
(06月09日 10:58)

 チョウの一種で、羽の長さが2~3センチの「テングチョウ」が大発生している。専門家によると、関西や広島など西日本各地で大量発生を確認。神戸市北区の山間部でも6日、民家の壁にびっしりと張り付いたり、群れでひらひらと舞ったりして、住民を驚かせた。

 茶色の羽を持つテングチョウ。2本の触角の間に目立つ長い突起があるのが名前の由来という。

  「各地から大発生の情報が入っている」とは、県立人と自然の博物館(三田市)の山内健生主任研究員(38)=昆虫学。「たまに大発生するが、近年では珍しい。理由も分かっていない」と話す。

 北区山田町西下の農業林貞夫さん(80)の自宅では6日昼、壁や網戸が真っ黒になるほどチョウが張り付いたという。林さんは「今年は毛虫も多かった。こんな年は初めて。チョウでもこれだけいるとちょっと不気味やわ」と苦笑いしていた。

[神戸新聞社]


六甲山で撮った蝶など
テングチョウ:六甲山記念碑台 テングチョウ:六甲山記念碑台
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
102.9mm 1/900s f/5.6 iso200
コチャバネセセリ:六甲山高山植物園あたり;クリックすると大きな写真になります。 コチャバネセセリ:六甲高山植物園あたり
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
35.2mm 1/850s f/5.6 iso200
ヒオドシチョウ:六甲高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 ヒオドシチョウ:六甲高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
102.9mm 1/900s f/5.6 iso200
カワトンボ:六甲高山植物園;クリックすると大きな写真になります。 カワトンボ:六甲高山植物園
2014/6/1
Fujifilm HS50EXR
71.0mm 1/850s f/5.6 iso200


2013年9月15日

隠居の旅:飛騨高山周辺を巡る(総集編)


 9月6日から8日まで、2泊3日で、下呂温泉・飛騨高山・白川郷・奥飛騨温泉郷を旅した地図を編集した。
 各地の個別の地図を総括した地図を、右メニューの私的観光地図に付け加えた。

2013年9月15日

隠居の旅:奥飛騨の露天風呂を巡る (4)奥飛騨温泉郷


 今回の旅行の最大の目的である【槍の郷】には、午後3時半頃に着いた。雨はいぜんとして降っている。小さなロビーの薪ストーブの前には、赤々と燃える火の前に岩魚が串刺しにして焼かれている。(風呂あがり、先輩のおごりで、飲んだこの岩魚の骨酒は喉にしみた)
 宿の窓から望める蒲田川は、おりからの雨で激流となっていた。この宿の露天風呂は、この川岸に、「タルの湯」、「子宝の湯」、「山伏の湯」と大小3つあり、貸し切りになっている。ロビーのフロント机に3つのランタンが置いてあり、風呂に行く時にはこのランタンを持っていく。このランタンがないときには、どこかのグループが使用中である。
一番小さな「タルの湯」が開いたので、4人で入る。小屋の中には、2つの檜の湯桶があり、一つには寝そべって入れるようになっている。外は残念ながら大雨で、晴れておれば見えるという槍ヶ岳はみえないが、なんとも贅沢な浴槽である。
 遅くまで続いた宴のあと「子宝の湯」に一人で入りに行く。こちらは、岩風呂だ。広い湯船に手足を伸ばした。

 翌朝、雨はやっぱり強く降っている。ロープウェイで上に上がっても、なんにも見えないだろうと「新穂高ロープウェイ」はあきらめた。
 その代わり、幹事は日帰り露天風呂を用意してくれた。まず、泊まった宿の親旅館である「深山荘」の露天風呂に向かった。簡単な脱衣場の向こうには、3段になった岩風呂が、川のそばまでつながっている。本降りの雨の中の温泉も乙なものである。といっても長時間留まるのは難しい。
 次に向かったのは、日本最大級という【佳留萱(かるかや)】という日帰り露天風呂である。この露天風呂は、下呂温泉の水明館が経営しているらしい。広さは、250畳ほどあるという。ゆるい段々になっていて、奥のほうでは滝のように湯が落ちている。滝壺あたりがもっとも熱い。女性陣も、この広さに気を許してか、体にバスタオルを巻き付けて、滝壺あたりまでお出ましになった。女性用の風呂は、段々の下の方にあり、どうやらぬるいとのことである。
 その次は、昼食を予約してあった【薬師の湯 本陣】という旅館の中にある露天風呂である。ここは、旅館の温泉らしく設備の整った大浴場もある。この旅行の最後の風呂を楽しんだあと、昼食には贅沢な食事を楽しんだ。風呂に入るのもエネルギーがいるのか、お腹は空いていた。
 名古屋・大阪組は高山まで送ってもらい、名古屋組はJRで、大阪組は直通バス(濃飛バス)で帰途についた。

奥飛騨温泉郷地図
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