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2013年11月15日

隠居の京都散策:御所・新島旧邸・同志社大学


 50年くらい前の学生時代に教育キャンプのカウンセラーをしていたOB会が、毎年開催される。幹事は、卒業年次別で順繰りに担当する。今年は、我々より2期上の先輩たちが企画してくれた。その中に、同志社大学卒業の人が二人おり、NHK大河ドラマ「八重の桜」も影響してか、京都御所旧新島襄邸同志社大学を見学することを計画してくれた。
 京都御所の見学(参観)は、事前に氏名・年齢・住所・性別・職業・国籍を示して、許可を得なければならないようで、各期に参観希望の有無と希望の場合に提出する項目が求められた。ネットで調べてみると、申し込みはオンラインで行うようだ。

 御所参観の入り口は、清所門にある。予定時間前になるとこの門の前に並ばされる。門をくぐると50人くらい座れると思われる参観者休所というところで参観前のビデオを混じえた説明がある。参観コースには、30分コースと1時間コースがある。15分ほど説明があって、1時間コースに出かける。ガイドをしてくれるのは、休所で説明してくれた係員である。まあ、宮内庁の人ではないだろう。
 純和風の御内庭には、一株だけすすきが植わっていた。スマホのコンパスで見るとこのすすきの東向こうの空はぽっかりと開いており、中秋の名月はきっとそこに出るのだろう。
 所内の撮影は、すべてOKである。それを知らなかったので、昔のコンデジとスマホしか持ってない。イチデジを持ってこなかったのが悔やまれる。

京都御所参観
宜秋門を説明するガイドさん;クリックすると大きな写真になります。 紫宸殿;クリックすると大きな写真になります。 御内庭のすすき;クリックすると大きな写真になります。 御三間の襖絵;クリックすると大きな写真になります。
宜秋門を説明するガイドさん
2013/11/8
Canon IXY 900
紫宸殿
2013/11/8
Canon IXY 900
御内庭のすすき
2013/11/8
SO-04E
御三間の襖絵
2013/11/8
Canon IXY 900


 新島旧邸は、京都御苑の東南部分の寺町通りすぐにある。御所からは、御苑内の砂利道を結構な距離を歩くことになる。ここには、結婚式によく使われるという新島会館が隣接しており、食事はそこでした。食事は一人前4000円もする豪華な松花堂弁当であったが、アルコール抜きの昼食はもうひとつであった。
 邸は明治11年に完成したようであるが、それにしてはいろいろな什器がその当時としては、モダンであったようだ。
 NHK大河ドラマ「八重の桜」のおかげで、参観者が急激に増加し、どうやら人数制限をしており、床が抜けるからと2階には上がらせてもらえなかった。

新島旧邸参観
新島旧邸への門 新島旧邸の外観;クリックすると大きな写真になります。 新島旧邸の玄関;クリックすると大きな写真になります。 付属屋の下切通シ側の白壁;クリックすると大きな写真になります。
新島旧邸への門(現在は出口として使われている)
2013/11/8
Canon IXY 900
新島旧邸の外観
2013/11/8
Canon IXY 900
新島旧邸の玄関
2013/11/8
Canon IXY 900
付属屋の下切通シ側の白壁
2013/11/8
Canon IXY 900


 新島旧邸を後にして、京都御苑の北部に位置する同志社大学を目指す。今度は、御苑の東側寺町通に沿った御苑の壁際の歩道を上がる。隣にある同志社女子大学の門から、通じる道を辿ると、大学正門に、学生ツアーガイドさん3人が迎えてくれた。院生のガイドさんは、同志社出身のキャンプOBを、その他は2班に別れて、現役の女子大生にガイドしてもらうことになった。
 古い大学だけあって、構内には歴史ある建物が、レンガつくりでデザインで統一されている。そんな中で、昨年できたというラーニング・コモンズという建物は、自ら勉強しようとする学生さんに学習をIT技術をふんだんに取り入れてヘルプする場所となっている。地下には、きれいな学食がある。近頃の学生さんは学生生活の環境に恵まれている。授業料も結構高いんだろうが。

同志社大学参観
正門で迎えてくれた学生ツアーガイド;クリックすると大きな写真になります。 有終館前で説明してくれる学生ツアーガイド;クリックすると大きな写真になります。 クラーク記念館;クリックすると大きな写真になります。 ステンドグラス:チャペル;クリックすると大きな写真になります。
正門で迎えてくれた学生ツアーガイド
2013/11/8
Canon IXY 900
有終館前で説明してくれる学生ツアーガイド
2013/11/8
Canon IXY 900
クラーク記念館
2013/11/8
Canon IXY 900
ステンドグラス:チャペル
2013/11/8
Canon IXY 900
   

2011年4月21日

隠居の花見:大阪造幣局通り抜け

造幣局北門;クリックすると大きな写真になります 今年は、東日本大震災による自粛で、期間は4月14日から20日までの一週間、平日は午前10時から午後5時まで(土日は9時から)と短くなった造幣局の通りぬけの最終日に行ってみることにした。雨は降らないものの 3月下旬なみの気温と風も強かったりして寒いが、大勢の人が天満橋(京阪・地下鉄)の駅から列を作っていた。
 この通りぬけは造幣局南門(天満橋)から北門(桜宮橋)への距離 560m の一方通行となっている。ガードマンがたくさん立っていて、じっと動かずに写真を撮っていると注意される。

 128品種352本の桜があるそうである。名前と写真は、独立行政法人造幣局のページに詳しくある。
楊貴妃;クリックすると大きな写真になります都錦;クリックすると大きな写真になります塩竈桜;クリックすると大きな写真になります八重紅枝垂;クリックすると大きな写真になります
楊貴妃
奈良地方にあった桜
都錦
京都御所にあった桜
塩竈(釜)桜
仙台塩竈神社にあった八重桜
八重紅枝垂
仙台の伊達家にあった桜


天神橋商店街;クリックすると大きな写真になります天神橋商店街アーケード;クリックすると大きな写真になります こんなことでもないと、大阪のこのあたりに訪れることはない。30分ほどかけて通り抜けた後、いろいろと話題の多い天神橋商店に行ってみた。造幣局北門から1号線沿いに梅田新道方向にあるいて行けば、商店街のアーケードよりひとつ手前の辻の左手奥に、天満宮の裏門が見える。天満宮も行った記憶がない。天満宮の裏門手前に、【繁昌亭】がある。入ってみようと思ったが、残念ながら時間が合わなかった。
 その繁昌亭から横道を伝うと天神橋商店街の南 天二(てんに:天神橋二丁目) に入る。歩いてお腹も空いていたので、「更科」という蕎麦屋に入った。「更科」という名前の蕎麦屋またはうどん屋はどこにでもあるが、ここの温かな蕎麦はなかなかうまかった。昼時になって、近くのサラーリーマンとおぼしき人達でたちまち満席になった。少し、寒かったせいもあるだろう。
 天神橋商店街がどれぐらいどのような感じで続いているのかの興味もあって北へ向かってあるくと延々と続いている。どうやら 天六(てんろく) を越えて 天八(てんはち) まで続いているようだ。地下鉄堺筋線の南森町駅から扇町駅までひと駅歩いたとこでやめて、地下鉄に乗って帰ってきた。

2010年7月29日

隠居の京都:迎賓館見学


 京都御苑にある京都御所の隣に京都迎賓館がある。京都御所は宮内庁の管轄で、迎賓館は内閣府の管轄だという。ちなみに、京都御苑は環境省の管轄らしい。
 京都の伝統工芸の匠たちの技術の粋を集めた建物ということで、建築家の端くれである娘が行きたがっていたのであるが、新聞公募による抽選では家内と私の組みがあたってしまった。
 本人確認やセキュリティ・チェックも厳しく、見学の注意書きには、写真は禁止区域外では撮ってもいいが、ブログには載せないでくれとある。それでも、平成17年4月に開館し、その年の公募で見学された方のページには写真入りで詳しく載っている。ブログはだめで、ブログでないページならいいということなのだろうか。昨年行った人のブログにも写真があるので、一応禁止しているが大目に見ているのかもしれない。コンプライアンス意識は高い方と思っているので、今回は写真を割愛しようとおもう。

御所のけもの道 猛暑のためか御苑内にある中立売駐車場はガラガラである。太陽がギラギラと照りつける御所土塀横の広い砂利道を5~6分歩いていく。この砂利道が、なかなか歩きにくい。だれもそうなのか、砂利の少ないけもの道のような細い白い道が続いている。自転車も、そのけもの道をやってくるので、行き違いにはどちらかが砂利の方に避けなければならない。

 迎賓館は、中庭的な池の周りに、各国首脳級クラスの客人をもてなす広間が六つある。見学できたのは、そのうちの三つである。【夕映えの間】という大広間には、【圓通寺】での借景にも似た【比叡月映】という綴れ織が壁面を飾っている。反対の西面を飾っているのは、この部屋の名前の由来となっている【愛宕夕照】と名付けられた同じような大きな綴れ織である。
 【藤の間】は多人数の洋式のパーティー用らしい。使用する洋食器が、白いテーブルクロスの上に陳列されていた。
 【桐の間】は、和式の宴会ができるようになっている。56畳の和室には12mの長さの漆塗りテーブルが中央にあり、背中に桐の紋が入った座椅子に座ると掘りごたつのように足を伸ばせるようになっている。その和室には、お供の人たちが控える茶室のような部屋がついている。
京都迎賓館で使われる箸;クリックすると大きな写真になります この広間から玄関に向かうのには、庭園となっている池の中央にかかる【廓橋】を通って行く。池には、千万円以上すると思われる(価値はよくわかりませんが)錦鯉がたくさん泳いでいる。その鯉の子供と思われる稚魚は、鴨川あたりから飛んでくるサギに狙われているとボランティアと思われる高齢の女性が説明してくれた。
 帰り際に、土産で販売していた外国人を和食でもてなすときの箸を求めた。竹で作られたこの箸は指で握りやすいように竹がねじってある。実際に使ってみると非常にものをつまみやすい。これなら、箸に慣れない海外の方も使えるであろう。

とらやの宇治金時;クリックするとおおきくなります 見学を終えたあと娘と落ち合い、羊羹で有名な【虎や】へ、かき氷に涼を求めた。御所蛤御門のすぐ近くにある。いい年の男性が一人で大盛りの宇治金時を楽しんでいるのにはびっくりした。



2008年3月10日

晩冬の仁和寺

 娘から頼まれたシューズラックを届けた午後、ようやく空も春めいてきたので仁和寺に行ってみることにした。仁和寺といえば、「徒然草」御室の桜がすぐに思い浮かぶが、この時期広い境内で見た花は書院の庭に咲くピンク色の小さな梅と宸殿の北庭に配された馬酔木の白い花だけであった。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります  双岡を背景とするこの寺は、真言宗御室派総本山というだけあって非常に広大である。中門から金堂への参詣道の左側には、京都で最も晩く咲くという背の低い御室桜がぎっしりと植わっている。蕾はまだまだ固いが、4月の終わりにはきっと素晴らしい花見ができるにちがいない。昨年は醍醐寺に行ったが、今年はもう一度ここを訪ねてみたいものだ。

クリックすると大きな写真になりますクリックすると大きな写真になります 拝観に一人500円とられる「仁和寺御殿」は、宸殿・黒書院・白書院の広い縁で巡っていく。午後の暖かな日差しを浴びて、広い縁に座り込むと心が癒されるようだ。いつの季節でもいいようにつくってあるんですね。拝観券の裏に、仁和寺御殿について以下のような案内がある。

 御殿と呼ばれれているところで、宸殿を中心にして、左側に白書院・黒書院があり、北に池泉の北庭と、南に白砂と杉松の簡素な枯山水の南庭がある。左近の桜、右近の橘も植えられている。仁和寺再興の際(江戸初期)、京都御所の常御殿(おつねごでん)を移築したものであったが、明治20年(1887)火災のため焼失した。その後、明治から大正期にかけて、当時の最高の材と技術をもって建築された。


京都・奈良私的観光地図に掲載