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2013年3月30日

バリ島のフィールドで撮った蝶 -1 2月7日 /バリ島旅行 2月5日~13日


 つぎはバリ島滞在中にフィールドで撮った蝶の写真をご覧いただく。午前中の観光への出発前に撮った写真や、寺院へ行ったときに偶然に撮ることができた写真である。バリ島ではどこにでも蝶はいる。ちょっと脇道に入ると、すぐに何種かの蝶に出会えるし、空き地があれば、戻らなくてはいけない時間を忘れるほど蝶を追うことができる。ただ、バリ島の蝶に無知な私にはどの蝶が珍しい蝶で、どの蝶が普通種なのか区別できない。私にとってはみんな初めて見る珍しい蝶だ。

 今回撮影した場所は、海側のスミニャックのプティトゥンガット寺院付近、タナ・ロット寺院、南側のウルワツ付近、タバナン郊外バタフライ・パーク付近、それにウブド近郊の空き地などだ。
撮っているときはなんという名の蝶かわからない。横浜に戻ってきて、参考図書をひっくり返して探したり、インターネットで検索したりした。近縁種と区別したい検索の場合は、学名でするとそのグループ(属)の種類についての情報が得られる。外国の蝶愛好家のホームページや、ブログにヒットして「アッ、これだ」ということが何度かあった。

 生物地理区でいうとバリ島は東南アジア、インド、中東を含む東洋区にある。(バリ島のすぐ東側はオーストラリア区で、 ウォレス線やウェーバー線によって、分かれている。)
日本国内では、屋久島と奄美大島の間に位置するトカラ列島南部の、小宝島以南の南西諸島が東洋国に属するという。言い換えれば、南北に長い日本の南側はバリ島と同じ東洋区なのだ。八重山諸島に生息する蝶がバリ島にもいて、和名がついているのだ。東洋区には約2,900種の蝶がいるといわれ、多くは熱帯雨林を中心に生息している。

カバマダラ;クリックすると大きな写真になります 24.カバマダラ
2月7日、スミニャック・クロボカン地区。これは日本にもいるカバマダラだ。プティトゥンガット寺院の塀のそばに咲く小さな花に吸蜜に来ていた。バリ島へ来て初めて撮る蝶だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro

絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地;クリックすると大きな写真になります 25.スミニャック プティトゥンガット寺院付近の路地
車が行き交う幹線道路から、ちょっと脇道に入ってみた。すぐに蝶たちが飛び出してきた。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります   26.ハイイロタテハモドキ
何回か図書や、インターネットで見たことがある蝶がいた、このときは名前はわからなかった。西表島や石垣島で採集された記録がある。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ハイイロタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 27.ハイイロタテハモドキ
26.と同じ個体が陽の当たる葉先に止まって半開翅してくれた。だいぶ擦れてしまっている。 2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 28.クロテンシロチョウ
日本では1988年以降、与那国島に定着し、その後、八重山の各地で継続して発生しているいう。躰が細くヒメシロチョウに似た蝶だ。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地で撮影。 2月7日  

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
タテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 29.タテハモドキ
日本では九州以南に生息している。スミニャックのプティトゥンガット寺院付近の路地の明るい草地で活発に飛んでいた。なんとか開翅しているところを撮ろうと思ったが、チャンスを与えてくれなかった。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒゲセセリのようなセセリチョウ;クリックすると大きな写真になります 30.コヒゲセセリのようなセセリチョウ
  Guamにいたコヒゲセセリのような蝶だ。でも分布域も違う。コヒゲセセリ(Hylephila phyleus)ではない。2月7日

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ;クリックすると大きな写真になります 31.クロマダラソテツシジミ
2月7日、午前中のわずかな時間スミニャックの路地で撮影を楽しんだが、午後は、ウルワツへ出かけた。昼食をしたBVLGARIのビラでも蝶が飛んでいた。この蝶は近年は南西諸島や九州南部で定着したという。台風に乗って飛んでくるのか、大阪、東京そして神奈川県の三浦半島でもソテツで発生することがある。でも、そこでは年を越して世代をつなぐことはできないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマムラサキマダラ;クリックすると大きな写真になります 32.ツマムラサキマダラ
そのBVLGARIのレストランの中でツマムラサキマダラが、ガラスに遮られ、外に出るに出られなくてもがいていた。大分弱っている。手に取って、モデルになってもらった。この後、手にのせたままレストランの外に行き、植え込みに置いてやり、改めて撮ろうとしたら、元気に飛んで行ってしまった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
クロテンシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 33.クロテンシロチョウ
BVLGARIの敷地内にもクロテンシロチョウがいた。屋根の隙間に生えている小さな花で吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/4000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ナガサキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 34.ナガサキアゲハ
同じく2月7日、BVLGARIの敷地内に立派なナガサキアゲハの♀が舞っていた。これは娘の主人が「いますよー」と教えてくれ、走り寄って撮った一枚だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 35.シロオビアゲハ
シロオビアゲハも飛んでいる。やはり、沖縄やGuamにいるシロオビアゲハより後翅の白い帯が太い。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ツマベニチョウ;クリックすると大きな写真になります 36.ツマベニチョウ
2月7日午後、BVLGARIで時間を過ごした後、ウルワツ寺院へ行った。境内に入ると3~4mくらいの木に咲いたオレンジ色の花に多くのツマベニチョウが飛び交っていた。残念ながら、立ち入りにくいところなので、離れて撮ることになってしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 37.ユベンタヒメゴマダラ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところに、ランタナの植え込みがあり、蝶が舞っていた。この蝶は初めて見る蝶だった。素晴らしくきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 38.ユベンタヒメゴマダラ
見事に開翅してくれた。リュウキュウアサギマダラの近縁種といわれる。与那国島で迷蝶として採集されたことがあるとのこと。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 39.Catopsillia pomona ♀ pale form ウスキシロチョウ
日本でも、沖縄以南に土着する。♀の低温期型ではこのような赤褐色の斑紋が出る。2月8日、タバナンのバタフライ・パークから出てきたところのランタナの花に来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
イワサキタテハモドキ;クリックすると大きな写真になります 40.イワサキタテハモドキ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークの傍の茂みのなかにいた。日本では八重山などで記録されるが迷蝶のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
ルリモンジャノメの仲間;クリックすると大きな写真になります 41.ルリモンジャノメの仲間
イワサキタテハモドキを追って、薄暗い藪に踏み込んだら飛び出した。この蝶は日本にはいないようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1800 ) 露出補正 なし
ユベンタヒメゴマダラ;クリックすると大きな写真になります 42.ユベンタヒメゴマダラ
もう一度、ユベンタヒメゴマダラ。横から翅の裏側が見ることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ウスキシロチョウ;クリックすると大きな写真になります 43.ウスキシロチョウ
2月8日、タバナンのバタフライ・パークのあと、タナ・ロット寺院へ行った。駐車場からの道を歩いていると、ハイビスカスの花に黄色い蝶が顔を埋めていた。ウスキシロチョウと思うが、39.で見ていただいた低温期型とはずいぶん模様が違う。キシタウラナミシロチョウかもしれないと調べてみたが、そうでは無いようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
メスアカムラサキ ♀;クリックすると大きな写真になります 44.メスアカムラサキ ♀
2月8日、タナ・ロット寺院。こいつには騙された。帰宅するまで、てっきりカバマダラと思っていた。撮ってきた写真をパソコンに取り込んでいるときに、何か違和感があったので、よく見るとメスアカムラサキの♀だった。それにしてもうまく擬態するものだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コモンタイマイ;クリックすると大きな写真になります 45.コモンタイマイ
タナ・ロット寺院の境内を歩いていると、かみさんが「キアゲハがいる」と言う。見るともちろん「キアゲハ」ではない大型の蝶がランタナの花に絡んでいる。コモンタイマイだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
アオタテハモドキ?;クリックすると大きな写真になります 46.アオタテハモドキ?
タナ・ロット寺院の散策を終え、駐車場近くのレストランで遅い昼食となった。陽のあたるテラス席で食べていると、タテハチョウらしき蝶が飛んできて地面に止まった。飛び出して行って、シャッターを切るが、すぐ飛び去ってしまった。八重山にもいるアオタテハモドキと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8G macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2013年2月14日

グァム島の蝶 1月27日~29日


 今回のグアム・ツアーでも、ゴルフのラウンド中、あるいはラウンド後の短い時間に蝶の写真を撮った。今回はD5000に、新しく買ったTAMRONの90mmマクロを付けていった。現在使っているTokina100mmマクロやSIGMA105mmマクロではD5000ではAFが作動しない。そのためD5000を持って行った前回は、D5000でもAFが作動するSIGMAの17-70mmを付けていった。今回、グァムから戻って、次の週はバリ島へ行く予定がある。バリ島では蝶の写真を大いに撮りたい。しかし、D300はやはり重たい。そこでD5000で作動するTAMRON90mmマクロを購入した次第である。
 昨年、マンギラオ・ゴルフクラブのイン・コースに翔んでいたコヒゲセセリは、それらしきセセリチョウが目の前を横切るのを見るにとどまり、今回は撮ることができなかった。

シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります 29.シロオビアゲハ
相変わらずシロオビアゲハは多い。タロロフォフォ・ゴルフクラブのイン・コース10番の脇に咲く、センダングサに来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ追尾 -1;クリックすると大きな写真になります 30.シロオビアゲハ追尾 -1
センダングサで吸蜜しようとしている♀を、オスが追尾している。この光景をこの日は多く見ることとなった。時間はごご3時少し前だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
<シロオビアゲハ追尾 -2;クリックすると大きな写真になります 31.シロオビアゲハ追尾 -2
2頭とも翅表を見せてくれたところを、とらえることができた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
マルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 32.マルバネルリマダラ
グァムではお馴染みのマルバネルリマダラだ。なかなか翅表を見せてくれない。裏面からは雄雌の区別がつけにくい。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
マルバネルリマダラ半開翅;クリックすると大きな写真になります 33.マルバネルリマダラ半開翅
少しだけ羽を開いてくれた。瑠璃色が輝く。残念ながら少しブレてしまった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO640 ) 露出補正 なし
ヤエヤマムラサキ;クリックすると大きな写真になります 34.ヤエヤマムラサキ
グァム島で見たことのあるマダラチョウは、マルバネルリマダラ、スジグロカバマダラ、タテハチョウは、リュウキュウムラサキ、とこのヤエヤマムラサキである。数は圧倒的にマルマネルリマダラが多い。リュウキュウムラサキの翅表は♂には前翅、後翅に白と紫色の紋があり、美麗だ。このヤエヤマムラサキは逆に♀の翅表が紫色に輝き、♂は地味な茶色である。どうやらこの個体は♂のようだ。2日目のマンギラオ・ゴルフクラブにて。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヤエヤマムラサキ♂ 開翅;クリックすると大きな写真になります 35.ヤエヤマムラサキ♂ 開翅
しばらくして開翅してくれた。羽化したてのきれいな個体だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
テイキンザクラに来たマルバネルリマダラ♂;クリックすると大きな写真になります 36.テイキンザクラに来たマルバネルリマダラ♂
28日のマンギラオ・ゴルフクラブのプレーが終わった後、昼食をして、みんながバスを待つ間、私はいつもテインキザクラが咲いていて、マルバネルリマダラが多く飛来しているポイントへ行った。コースへのアプローチ道路の途中だ。光の具合が悪く、日陰になり、瑠璃色の輝きが出ないもの、開翅をしてくれた1頭を撮る。マルバネルリマダラは翅表も♂♀ほとんど同じで、区別がつけにくいが、♂は前肢の内縁(翅の下の方の縁)が張り出している。この個体はどうやら♂のようだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO800 ) 露出補正 なし
小枝に咲くテイキンザクラとマルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 37.小枝に咲くテイキンザクラとマルバネルリマダラ
前の写真とは異なる個体である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO1400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -1;クリックすると大きな写真になります 38.クロマダラソテツシジミ -1
テイキンザクラの咲くところへ行く途中、クラブハウスの裏手でクロマダラソテツシジミが飛んでいた。個体数も多かったので、マルバネルリマダラを撮った後、戻ってきて撮った。この個体はちょっと擦れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -2;クリックすると大きな写真になります 39.クロマダラソテツシジミ -2
きれいな♂が反開翅してくれた。光を受けてブルーが輝く。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -3;クリックすると大きな写真になります 40.クロマダラソテツシジミ -3
この個体もきれいな個体だった。細い尾状突起も健在である。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロマダラソテツシジミ -4;クリックすると大きな写真になります 41.クロマダラソテツシジミ -4
この花はなんという花なのだろうか。2mほどの高さの木に花をつけている。その花に何匹かのクマソ(蝶の愛好家はこのように呼ぶ)が吸蜜に来ていた。花にとどまっている時間は短い。クマソは一昨年までの数年間、毎年、神奈川県でも三浦半島あたりで秋によく見られたようで、話題となった。食草とするソテツがあれば、産卵がされている。だが、関東では冬が越せるのだろうか。昨年秋は、ほとんどその話題がなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
パセオ公園で撮ったマルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります 42.パセオ公園で撮ったマルバネルリマダラ
最終日(29日)は午前中、タクシーで観光ドライブをしたが、途中立ち寄ったパセオ公園には、マルバネルリマダラが多くいた。樹のそばを通ると飛び立つ。ランデブーの邪魔をしてしまった。さて、どっちが♂で、どっちが♀だろうか。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし

2012年2月18日

2012年 グアム・ゴルフ・ツアー その2 マンギラオ 2月7日?8日


 3日目の2月7日、今回2回目のゴルフを Mangilao Golf Club で行う。前日のタロフォフォに比べて、海越えのショート・ホールに代表される変化に富んだコースである。全員、昨日より成績が悪かった。しかし、そのコースは美しい。とくにイン・コースの海沿いの景観はすばらしい。
 蝶はマルバネルリマダラは多かったが、今年もあまり良い写真は撮れなかった。昨年いなかったクロマダラソテツシジミに出会えたのが良かった。
  毎回夕食を何処で何を食べようかとみなで相談するのだが、これも楽しみの一つである。着いた日はグアムの中心地であるタモンにある「トニー・ローマ」へタクシーで出掛けて、 スペア・リブとオニオン・リングを食べた。昨夜はホテル内にある「嵯峨野」でしゃぶしゃぶ食べ放題、そして3日目の夜は、タモンの先、恋人岬の手前にあるホテル日航の「桃李」で中華にした。
  翌、最終日の午前中は、ホテルから無料タクシーに乗って、DFSで買い物をし、再びホテルに戻り、午後1時にチェックアウト、ホテルの車で空港に向かった。成田空港に預けてあった友人の車で自宅まで送ってもらったが、お陰さまでとても楽をさせていただいた。

13.マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール
マンギラオの名物ホールである。これはひとつ前の11番ホールのティー・グラウンド付近から眺めたグリーン。12番ホールのティー・グラウンドは、やや打ちおろしで右ドッグレッグの11番ミドル・ホールを終えた先にある。男性は164ヤード、女性は92ヤードだ。この日は男女合わせて9人のうち一人だけ、見事ワン・オンした。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マンギラオ・ゴルフ・クラブ 12番海越えショート・ホール;クリックすると大きな写真になります
14.ネッタイアカセセリの仲間
ティー・グラウンド近くの芝生の上を飛び回っていた。一瞬、小さな木の葉上に止まり、開翅してくれた。キマダラセセリなどのアカセセリ亜科の蝶と思うが、斑紋は石垣島などにいるネッタイアカセセリに近い。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ネッタイアカセセリの仲間;クリックすると大きな写真になります
15.マルバネルリマダラ 羽化不全の個体
センダングサで吸蜜しているマルバネルリマダラの様子が何か変なので近づいてみた。左側の前翅と後翅が重なるあたりが折れて白くなっている。羽化不全と言うよりも蛹の時に何か問題があったのかもしれない。斑紋異常ではなさそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5.6 1/500秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 羽化不全の個体;クリックすると大きな写真になります
16.プルメリアの木
ところどころでコースは白い花を付けたプルメリアの木でセパレートされている。この花には蝶は来ない。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F11 1/500秒 17mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの木;クリックすると大きな写真になります
17.プルメリアの花
はっきりした5弁の白い花がとてもきれいなプルメリアはグアムの真っ青な空によく似合う。熱帯アメリカ地方原産の、夾竹桃(きょうちくとう)科の花で、レイ(首飾り)やコサージュに使われるとのこと。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F13 1/640秒 26mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
プルメリアの花;クリックすると大きな写真になります
18.マルバネルリマダラ
アウトコースのラウンドを終え、スルーでインコースの10番へ向かう。カート道は海に向かって下がっていくが、その途中にテイキンザクラが咲いているところがあり、その深紅の花に今年もマルバネルリマダラが集まっていた。18番ホールを終えると、同じ道をクラブハウスへ戻る。その時に、パートナーに少しの間、カートを停めて待っていてもらって撮った。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/320秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ;クリックすると大きな写真になります
19.マルバネルリマダラ 開翅
今年はこのマルバネルリマダラの開翅のきれいな写真が撮りたくて、ラウンド中にD5000を携行した。しかし、なかなかきれいな個体に出会えなかったし、光がいまいちで瑠璃色の輝きがうまく撮れなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 開翅;クリックすると大きな写真になります
20.マルバネルリマダラ 裏面
ややきれいな個体だったので、翅を開いてくれないかと待ったが、だめだった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F5 1/400秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
マルバネルリマダラ 裏面;クリックすると大きな写真になります
21.クロマダラソテツシジミ ♂
昼食を終え、ホテルへ帰るバスを待つ間、何か蝶はいないかとクラブハウスの裏側を探した。ちらちらと飛ぶブルーがいたので、ウラナミシジミかクロマダラソテツシジミかと思ったが、幸いにも後者だった。昨年は会うことができなかった。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F8 1/1000秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ ♂;クリックすると大きな写真になります
22.クロマダラソテツシジミ 半開翅
前の写真と同じ個体である。ちょっとだけ翅を開いてくれた。2009年頃より、秋に東京、千葉、神奈川の海岸沿いのソテツで本種が発生して話題になった。昨年は三浦半島や、湘南で多くみられたようだ。しかし、そこでは越冬はできず、世代を継ぐことはできないと思われる。今年の秋も、また何処からかやってきて、ソテツに卵を産み、成虫が育つのだろうか。今年の秋は、探しに行って見ようと思う。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
クロマダラソテツシジミ 半開翅;クリックすると大きな写真になります
23.ひょっこりひょうたん島
午後の日差しが降り注ぐアガニャ湾。真ん中に見える島はアルバット島といって、「ひょっこりひょうたん島」のモデルと言われる。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
絞り優先オートで撮影 ( F25 1/2000秒 40mm ISO400 ) 露出補正 -2.0段 トリミング
ひょっこりひょうたん島;クリックすると大きな写真になります
24.タモン湾の残照
2月7日の夕食は中華にしようということで、昨年も食べた日航ホテル16階にある「桃李」へ行った。窓から眺めるタモン湾の残照がきれいだった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/60秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
タモン湾の残照;クリックすると大きな写真になります
25.朝のアガニャ湾
2月8日、最後の朝となった。現地時間で午前8時半、午前中の柔らかな光に海に色が冴える。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/400秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のアガニャ湾;クリックすると大きな写真になります
26.朝のビーチ
9時半になった。まだ、人が出て来ていないビーチは静かだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/200秒 4.8mm ISOオート ) 露出補正 なし
朝のビーチ;クリックすると大きな写真になります
27.旧日本軍の砲 20cm Costal Defence Guns
太平洋戦争の初期、1941年にはグアムには日本軍の予想した兵力の半数の米軍もおらず、日本軍は上陸からたった1日でグアムを占領することができたという。しかし、1944年7月21日には米軍が上陸し、日本軍は撤退する。50年間放置され、腐食していた日本軍の20cm曲射砲が発見されて、オンワード・ビーチ・リゾートのプールの傍らに置かれていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
旧日本軍の砲;クリックすると大きな写真になります


(追記:2012/7/26)
14.のセセリチョウの写真について
skipperfreakさん( ハワイ・ビショップ博物館リサーチアソシエート Ph.D )という先生から 「セセリはHylephila phylaeusです。これはハワイではなく、間違いなくグアムでしょうか。他の蝶はハワイにいないものばかりです。実はこれ新記録かもしれません。グアム大学の友人に確認中です。」
というコメントをいただいて、その後メールで間違いなくグァムのマンギラオというゴルフ場で撮影したことをお伝えしたところ、コメントにある通り、このセセリチョウ(コヒゲセセリ)はグァムでは初めての記録に違いないとのことだった。
 skipperfreakさんからお申し出をいただき、skipperfreakさんが「昆虫と自然」という専門誌の8月号でミクロネシアの昆虫の特集を担当されるので、その専門誌にskipperfreakさんと連名で報告していただくことになった。また、私がグァムで撮った蝶の写真を何点か提供したところ、その中から表紙と口絵のカラーページに数点の写真をご使用いただいた。
 Studio YAMAKOの写真が、専門に研究されている先生の目に止まり、専門誌にご報告いただけたということは、大変光栄なことである。

昆虫と自然 2012年 08月号 [雑誌]

ニュー・サイエンス社 (2012-07-23)


2009年2月 6日

南の島 Guam (2)

 第3日は2回目のゴルフをマンギラオ ゴルフ クラブ で楽しんだ。美しいコースだが、この日は風が強い。アウトはまあまあ頑張ったが、スルーでまわるインは疲れてしまった。この日が最後の夜となるが、同行した先輩2人が「横綱」という店ですき焼きをご馳走してくれた。とても旨かった。
6.海沿いに広がるコース
ここはキャディーマスター室の辺り。眼下にこれからまわるMangilao Golf Clubの美しいコースが広がる。ブーゲンビリアも美しい。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1  1/200秒 )
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7.アウトの1番
昨日は雲があって時折シャワーもあったが、今日はご覧の通りの晴天である。暑い。日焼け止めを塗りたくった。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 )
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8.クロマダラソテツシジミ
ここはクラブハウス前の車寄せの花壇。昨年もこの場所でこの蝶を撮った。この蝶はもともと日本にはいないが、最近は大阪城のソテツの樹で発生していると聞く。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 焦点距離 7.3mm )
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9.クロマダラソテツシジミ開翅
だいぶ傷んだ個体だが翅を開いてくれた。

Canon PowerShot A640
プログラムオートで撮影 ( F4 1/320秒 焦点距離 7.3mm )
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10.「横綱」
はじめに記したように太っ腹の先輩2人にすき焼きを振舞っていただいた「横綱」。経営者は日本人のようだが働いている人たちはフィリピンの人が多い。陽気で楽しい。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F2.8  1/10秒 )
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11.虹
Guamではほとんど毎朝のように虹が出る。最終日の朝もきれいな虹が出た。午前中はDFS免税店に行ったりして時間をつぶし、午後2時に空港に向かった。JALは満席だった。

Canon IXY 900IS
プログラムオートで撮影 ( F4  1/320秒 )
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