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2017年1月19日

蝶 自選年間ベスト10 (?10) 2012年

冬は撮れたてのチョウの写真が無く淋しいので、過去に撮った写真の中から、自選した写真を取り出してみている。昨年2月11日に「蝶 自選年間ベスト10 (?9) 2011年」をアップしたがその後滞っていた。
  2012年も相変わらず、1月にグァム島へ行き、4月は神奈川県でギフチョウを求め、5月には南足柄と裏高尾、6月には舞岡公園で平地産のゼフィルスを撮り、前半を過ごした。夏は信州だが、安曇野の烏川渓谷緑地でコムラサキの良い写真が撮れたこと、旧国鉄篠ノ井線の廃線敷でミヤマカラスシジミが撮れたことくらいだろうか?まずは平年並みの1年だった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.オーキッドツリーの花に遊ぶシロオビアゲハ 2012年2月6日 グァム島
この年のグァム島ゴルフツァーは第8回目となった。仲間で10回まではやろうと言っている。前の年と同じところに咲くオーキッドツリーの花にこの年もシロオビアゲハが来ていた。次から次へと花を移り飛び、まるで遊んでいるようだった。オーキッドツリーの花は見上げる高さに咲く。

Nikon D5000 SIGMA 17-70mm F2.8-4.5G
プログラムオートで撮影 ( F9 1/1250秒 70mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.アセビとギフチョウ 2012年4月9日 神奈川県相模原市
ここではギフチョウは、その時に咲いている花で吸蜜をするが、この年はアセビの花が咲いていた。そのアセビの花に来たモデルに何人ものカメラマンがレンズを向けた。幸い私は良いポジションにいたので、しゃがみ込んでややローアングルで数ショット撮った。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.林道のサカハチチョウ 2012年5月14日 東京都下裏高尾
林道を進んでいくと、開けたところに出た。サカハチチョウがその林道に浸みだした水を吸っていた。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 4.ミツバウツギの花とアオバセセリ 2012年5月14日 東京都八王子市
この年は裏高尾ではアオバセセリが撮れなかった。ごご3時、高尾駅の近くまで移動して、やっと撮れた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO900 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 5.白いアカボシゴマダラ 2012年6月4日 横浜市舞岡公園
春型のアカボシゴマダラは白い。初めて見たときは何が飛んでいるのだろうかと思った。この個体は♀だろうと思うが、後翅にうっすらと赤い斑紋が出ていて、なかなかの別嬪さんだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/125秒 100mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメシジミ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
見事な日の丸構図になってしまったが、反面、アカツメクサとのバランスも良く気に入った1枚である。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.テリトリーを守るコムラサキ 2012年7月14日 長野県安曇野 烏川渓谷緑地
渓谷沿いの梢にコムラサキの♂が止まって、睨みをきかせていた。他の♂に侵入させないように我がテリトリーを守っているのだろう。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ミヤマカラスシジミ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
廃線となった篠ノ井線の線路を撤去した砂利が敷かれた跡を歩いた。両側に咲くいろいろな野の花に蝶が来ている。ミヤマカラスシジミは箱根の湿生花園にもいるが、ここで見た同種は新鮮な個体が多かった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.ルリタテハ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷
今まで撮ってきたルリタテハの写真は越冬した個体のものが多かった。ここで見たルリタテハは、とてもきれいな瑠璃色の帯をしていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.翅を開いて休むクジャクチョウ 2012年7月14日 長野県 旧国鉄篠ノ井線廃線敷 廃線跡の砂利の上は暖かくて、気持ちが良いのだろう。クジャクチョウが翅を開いてくれた。なるべくローアングルにして、上から押さえつける摂り方にならないように配慮した。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/400秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補1.翅が透けるウスバシロチョウ 2012年6月18日 神奈川県南足柄 夕日の滝付近
ハルジオンの花で吸蜜するウスバシロチョウ。翅が透けてそのハルジオンの花が透けて見える。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補2.ミドリシジミAB型 2012年6月18日 横浜市舞岡公園
舞岡公園のミドリシジミのメスはAB型が比較的多いように思う。羽化したてなのだろうか、とても美しい個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ウラジャノメ 2012年7月13日 長野県八島が原湿原
地味な蝶だが私は好きだ。金色に縁どられた黒い紋が粋だと思う。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補4.飛び立つモンキアゲハ 2012年8月30日 横浜市舞岡公園
8月はクサギの花が咲き、その花の匂いに誘われて黒いアゲハたちがやってくる。

Nikon D300 SIGMA 70-300mm apo macro F4.5-5.6 
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 300mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 
;クリックすると大きな写真になります。 補5.ベニヒカゲ 2012年9月3日 長野県池の平湿原
キオンの花でベニヒカゲが吸蜜していた。発生時期的には少し遅く、きれいな個体は♀が多くなっている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F9 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補6.キタテハ 2012年10月5日 横浜市舞岡公園
柿の葉に止まる秋型のキタテハ

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro 
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1000秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 補7.ゴイシシジミ 2012年9月3日 長野県地蔵峠
私が昆虫少年の頃は、ゴイシシジミはそれほど珍しい蝶ではなく、都内でもいくらでも見ることができたという記憶がある。しかし、最近はまったく見る機会がない。舞岡公園にもいると言われるが、10年以上通っているがまだあったことがない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8 macro
  絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO450 ) 露出補正 -0.3段


2015年7月14日

久しぶりに晴れた週末(1) 北杜市オオムラサキ・センター 7月11日

7月の第1週に山梨県北杜市のオオムラサキ・センターへ行こうと考えていた。ところが一向に梅雨の晴れ間とならない。そこへ3っの台風がやってきて、関東、甲信越に「晴れ」を作ってくれた。11日(土)、12日(日)あたりは確実に晴れそうになったが、実際は10日から良い天気になってきた。週末は車が混むのを覚悟しなくてはいけないが、11日に行くことに決めた。朝6時に横浜の自宅を出て、16号線の鵜野森を左折して、相模原・愛川インターから圏央道に上がる。藤野や裏高尾へ行ったときは混んでいた北里大学病院の前を走る片側1車線の道は、時間が早かったためか、週末だった為かスイスイと進むことができた。ところが圏央道の八王子JCT.で中央高速の下り(甲府方面)に入るのが、大渋滞だった。合流のかなり手前から車が並び始める。知らずに、高速で流れる新宿方面の車線に入ってしまい、その分岐の直前で何とか甲府方面の車列に入れてもらった。ほんとに申し訳なかったと思う。藤野や裏高尾へ行ったときはそんなことはなかったので、これは週末に起こる現象だったのだろうか。気を付けなくてはいけない。

そこからは順調に進み、双葉S.A.で一休みして、8時45分ごろ日野春にあるオオムラサキ・センターに到着した。まず、昨年、樹液が出ていた樹に行ってみる。残念ながらスズメバチがいるが蝶の姿はない。センターの受付で尋ねてみたら、今年は暑い日がなかったので、まだ樹液は十分出ておらず、その匂いに蝶たちが誘われるには至っていないようだとのことだった。

午前9時、ビバリウムの中に入る。今日は土曜日のためか、小さな子供たちの団体見学はない。しかし、私と同じような「おじさんたち」がカメラを持って、見学されていた。

ビバリウムには10時半ごろまでいたが、ビバリウムの中で羽化したオオムラサキたちが元気に飛んでいた。この日は気温も高く、羽化が進み、新鮮な個体も見ることができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.餌台
ビバリウムの中に入ると「プーン」と果物が発酵した匂いが漂う。餌台にはメロンのごちそう。カブトムシの♀がお相伴にあずかっていた。ビバリウム内の成虫はもう♀も多い。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.葉上で休むオオムラサキ
昨日か、今朝に羽化した成虫と思う。とてもきれいだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.♂の開翅
少し後翅が傷んでいるが、きれいな♂が紫色を輝かさせて日光浴をしていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 197mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.カラタチに絡むアゲハ♀
ビバリウムの中には少数だがオオムラサキ以外の蝶も飛んでいる。前に来たときには、メスグロヒョウモンやシロオビアゲハがいた。また、蝶が好む花のほか、カラタチの木も植えられている。アゲハの♀がそのカラタチの周りを飛び、産卵姿勢をとっていた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/125秒 108mm ISO110 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5.立派な♀
大きな♀が翅を開いていた。きれいな個体だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 6.ヒメキマダラセセリ♂
葉先に止まってテリトリーを監視しているかのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6 1/215秒 108mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.花に止まるオオムラサキ
オオムラサキが花の蜜を吸うということはない。「あれっ!花に来てる」と思って見てみたが、単に止まって休んでいただけのようだ。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/400秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8.ジャコウアゲハ♀
ジャコウアゲハの♀もいた。きれいな個体だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 9.ミヤマカラスシジミ
ここでミヤマカラスシジミに合うとは思っていなかった。なぜ、ここにいるのだろうか。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 54mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.キタキチョウ
小さな黄色い蝶が飛んでいた。ひょっとしてツマグロキチョウかなと思い、近寄ってみたが、キタキチョウだった。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/1600秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 11.ブッドレアに来たクロアゲハ♂
前回来た時もこのブッドレアの花が咲いていて、その時にはメスグロヒョウモンが吸蜜していた。オオムラサキは決して花で吸蜜はしないのだが、蝶の好きな花が植えられている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 12.オオムラサキ♀
まず、♂が発生して、次に♀が発生してくるのだが、もう♀が多くなっているように思う。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/125秒 116mm ISO280 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.蛹
ビバリウム内のエノキにはいくつも蛹が付いている。この蛹は色がまだみずみずしく、羽化まではまだだいぶ時間がかかりそうだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO400 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオムラサキ♂ 開翅
今日の目的は、やはり羽化したての美しい♂の翅を開いたシーンだ。今日はこの個体がベストであった。羽を開いて10分ほどここにとどまってくれていたので、ゆっくり撮ることができた。私以外にも、かわるがわるに何台ものカメラが向けられる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 15.たくましいオオムラサキ♀の横顔
6月21日放送のNHK「ダーウィンが来た 美しきファイター!国蝶オオムラサキ」でカブトムシやスズメバチと戦うオオムラサキが紹介されたが、このがっしりとした胸、頸、翅の付け根の筋肉すべてがたくましさを感じさせる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/320秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオムラサキの死
ビバリウム内の木道上でオオムラサキが翅を開いている。近づいてみると死んでしまっているようだ。見るとアリがその死体を引っ張ろうとしてた。翅を見るにまだ、羽化してからそう日数は経っていないと思うのだが、なぜ命を落としたのだろうか?下の写真は上の写真の部分拡大。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.3 1/125秒 4mm ISO140 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.羽化 -1
ふと見ると殻の下に翅の模様が透けて見える蛹が枝についていた。しかも殻が開きかけている。滅多に見られない羽化シーンが見られると思い。周りにいた子供たちにもそう教えてあげた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 18.羽化 -2
羽化が始まった。でもなんだかおかしい。何年か前に見た羽化シーンでは、頸の下と背中が割れると、勢いよく翅が飛び出してきた。しかし、この蛹は胴は殻から抜けようとしているのに翅が出てこない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/800秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 19.羽化 -3
頸が出て、眼も出てきた。思わず「頑張れ!頑張れ!」と言っていた。しかし、翅は殻に押さえつけられているように出てこない。これは羽化失敗だ。かわいそうに思う。ちょうど通りかかられたセンターのかたに、見てもらった。やはりダメなようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/640秒 112mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 20.羽化失敗
その職員のかたが、手で殻を外そうと試みられたが、特に右側の翅はどうにもならない。でもそのオオムラサキはしっかりと枝につかまっていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
  絞り優先オートで撮影  ( f5.6 1/400秒 105mm ISO200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 21.ジャノメチョウ
  3時間近くビバリウムの中にいた。そろそろ切り上げて、少し周りを歩いてみようと外に出た。そこに咲いていたアカツメクサにジャノメチョウがいた。

Nikon COOLPIX P610 f3.3-6.5? ?4.3mm-258mm 16.05 Mega Pixels
  プログラムオートで撮影 ( f5.5 1/250秒 48mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段


2014年8月 4日

箱根湿生花園 梅雨空の花を訪れる蝶 7月18日


 休憩所から園内を眺めていると、傘をさしていた人たちが、すぼめて歩くようになったのが見える。10時半を少し回ったところだ。昼ごろまで、もう一回りして来ようと、立ち上がった。
  まず、ノリウツギの咲いているポイントへ直行した。同じような状況だった。ミドリシジミは吸蜜しているが、狙っている開翅はしてくれない。しばらく開翅を待って、ねばっていたがあきらめて、湿原植生復元区へ向かった。

  少し、空が明るくなって気温も上がってきたようだ。ここにはオカトラノオとカセンソウがいっぱい咲いている。オオウラギンスジヒョウモンが飛び始めた。だんだん飛んでいる数が増えてくる。オカトラノオが好きなようだ。カセンソウも訪れる。
  しばらくの間、湿生植生復元区でオオウラギンスジヒョウモンを追った。 オオウラギンスジヒョウモン以外には、ヒメキマダラセセリ、チャバネセセリ、キタキチョウくらいしかいない。

  再び、ノリウツギのポイントへ戻る。ふと見ると、ミドリシジミが開翅を始めた。何とか寄れるので、D5300+NIKKOR 18-140mmで撮る。ノリウツギの白い花に影響されるのか、露出はアンダー気味に撮れる。
 アサマイチモンジ、ミヤマカラスシジミもノリウツギの花を訪れた。
 最後にもう一度、ミドリシジミの開翅を見ることができ、12時少し過ぎに切り上げることにした。

ミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 17.ミドリシジミ
雨宿りと休憩をした後、再びノリウツギのポポイントへ戻った。ノリウツギの花は、最盛期だった。日が差せば吸蜜に来るミドリシジミでいっぱいになるだろうと思う。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 123.8mm ISO160 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -1;クリックすると大きな写真になります。 18.オオウラギンスジヒョウモン -1
ノリウツギのポイントへはまた後でもどってくることにして、湿生植生復元区へ移動した。オレンジが飛び始めている。ここにいるオレンジはオオウラギンスジヒョウモンだ。しかし、離れたところに咲くオカトラノオで吸蜜している。また、飛び道具を使わざるを得ない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 155.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -2;クリックすると大きな写真になります。 19.オオウラギンスジヒョウモン -2
D5300で撮る。140mmで、これが目いっぱいだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 140mm ISO250 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -3;クリックすると大きな写真になります。 20.オオウラギンスジヒョウモン -3
カセンソウでも吸蜜する。裏面を撮りたかった。これでオオウラギンスジヒョウモンだということがわかる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 185.0mm ISO125 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります。 21.ヒメキマダラセセリ
開翅したヒメキマダラセセリの裏面をとる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 133.4mm ISO160 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -4;クリックすると大きな写真になります。 22.オオウラギンスジヒョウモン -4
飛び道具HS50の望遠端(35mm版換算1000mm)で撮る。まあまあの描写だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/300秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
チャバネセセリ -1;クリックすると大きな写真になります。 23.チャバネセセリ -1
イチモンジセセリかと思ったら、チャバネセセリだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/210秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -5;クリックすると大きな写真になります。 24.オオウラギンスジヒョウモン -5
だんだん数が多くなってきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 119.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -6;クリックすると大きな写真になります。 25.オオウラギンスジヒョウモン -6
同じ場面をD5300で撮った。HS50に比べると、ややアンダーな露出になる。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -6;クリックすると大きな写真になります。 26.オオウラギンスジヒョウモン -6
一画面に4頭のオオウラギンスジヒョウモンが入った。不思議と集まってくる。すべて♂だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -7;クリックすると大きな写真になります。 27.オオウラギンスジヒョウモン -7
やっと近くに来てくれた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -8;クリックすると大きな写真になります。 28.オオウラギンスジヒョウモン -8
湿原植生復元区のカセンソウの花園は彼らにとっては天国のようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/220秒 35.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -9;クリックすると大きな写真になります。 29.オオウラギンスジヒョウモン -9
やっと気に入った写真が撮れた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 71.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -10;クリックすると大きな写真になります。 30.オオウラギンスジヒョウモン -10
湿原の広さが感じ取れる。箱根湿生花園の周囲に広がる湿原は面積8haで、比較的低い山地に残る数少ない湿原として、昭和9年に、一部が国の天然記念物に指定されている。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
チャバネセセリとオカトラノオ;クリックすると大きな写真になります。 31.チャバネセセリとオカトラノオ
チャバネセセリは、舞岡公園などでもいるが、見る機会が少ない。地味な蝶だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 148.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
32.エゾミソハギ;クリックすると大きな写真になります。 32.エゾミソハギ
湿生花園には、ミソハギとエゾミソハギは生えている。自分の撮ってきた写真を見ても、色も花の形も同じようで、両者の区別がつかない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/160秒 9.2mm ISO100 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン -11;クリックすると大きな写真になります。 33.オオウラギンスジヒョウモン -11
再びノリウツギのポイントに戻ってきた。少し離れたノリウツギの花にオオウラギンスジヒョウモンが来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 172.8mm ISO320 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ半開翅;クリックすると大きな写真になります。 34.ミドリシジミ半開翅
ふと近くのノリウツギの花を見ると、ミドリシジミが開翅を始めていた。もっと、完全に開いてくれるものと期待していたが、アブが邪魔をして、翅を閉じてしまった。しかし、きれいな緑の輝きを見た。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリシジミとハナアブ;クリックすると大きな写真になります。 35.ミドリシジミとハナアブ
ノリウツギの花には、いろいろな昆虫が吸蜜に来る。ハンミョウの仲間や、ハナムグリの仲間、そしてハナアブの仲間が集まっている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/600秒 32.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
アサマイチモンジ 表;クリックすると大きな写真になります。 36.アサマイチモンジ 表
アサマイチモンジも来た。少し擦れてしまっている。2頭いた。これは♀のようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
アサマイチモンジ 裏;クリックすると大きな写真になります。 37.アサマイチモンジ 裏
少し高いところに止まった。飛び道具に持ち変える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 38.ミドリシジミ
ミドリシジミの数も多くなってきた。ほとんどが新鮮な個体が多い。まだ、発生初期なのかもしれない。D5300で撮っておく。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ開翅;クリックすると大きな写真になります。 39.ミドリシジミ開翅
さっき半開翅を撮ったのとほとんど同じ位置に止まっていたミドリシジミが開翅してくれた。同じ個体かどうかはわからない。ただ蝶の向きが悪い。後ろからだと緑色の輝きがでない。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります。 40.ミヤマカラスシジミ
ミヤマカラスシジミはいないのかと、探してみる。奥の方の花で吸蜜しているのを見つけた。少し距離があるのでHS50で狙うが、ピントが合わせにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 88.7mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ 緑色の輝き;クリックすると大きな写真になります。 41.ミドリシジミ 緑色の輝き
失敗をしてしまった。40.のミヤマカラスシジミを撮るのに、蝶が暗くなっってしまうと思い、+1.0段の露出補正をした。しかし、その途端にミヤマカラスシジミは花の影に隠れてしまって撮れなかった。その時、39.で撮ったミドリシジミが向きを変えて開翅してくれて、輝く緑色が見えた。あわてて腕を上げてカメラを構え、バリアングルモニターで撮ったが、露出補正を戻すのを忘れてしまった。ノリウツギの白が完全に飛んでしまっている。レタッチをしてみるが救うことはできない。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/480秒 38.1mm ISO400 ) 露出補正 +1.0段


2013年7月29日

箱根仙石原湿原の蝶たち -2 (ミヤマカラスシジミほか) 7月18日


 今回は、箱根では珍しいとされるミヤマカラスシジミを比較的多く見ることができた。すでに擦れた個体も多い。そのほかでは、ここでは初めて見るアサマイチモンジや、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キタテハなどのお馴染みの蝶が元気だった。
 湿性花園を三周り位しただろうか、そろそろ引き上げようと思ったのは12時半ごろだった。喫茶室で入場者50円引きのソフトクリームを食べていると、テラスに植えられているブッドリアの花にツマグロヒョウモンやぼろぼろのカラスアゲハがやってきた。
 1時少し前に湿性花園を後にして、来た道を辿った。途中足柄S.A.で一休みし、自宅に戻ったのは3時だった。東名を使うと箱根は近い。

アサマイチモンジ;クリックすると大きな写真になります。 32.アサマイチモンジ
池の傍の葉の上に止まった。イチモンジチョウかと思ったが、アサマイチモンジだ。ちょっと離れていたのでP90で撮ったが、開翅場面はピントを外してしまった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO333 ) 露出補正 なし
草原に舞うアカタテハ;クリックすると大きな写真になります。 33.草原に舞うアカタテハ
湿原植生復元区を、オオウラギンスジヒョウモンに混じってアカタテハが飛び、オカトラノオで吸蜜する。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO94 ) 露出補正 なし
オカトラノオで吸蜜するアカタテハ;クリックすると大きな写真になります。 34.オカトラノオで吸蜜するアカタテハ
背景を映しこみたいと思うが、離れているので近寄って広角で撮ることができない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO86 ) 露出補正 -0.3段
ヒメアカタテハ;クリックすると大きな写真になります。 35.ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハはカセンソウで吸蜜する。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO107 ) 露出補正 -0.3段
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。 36.キタテハ
キタテハの夏型はまだ擦れていなかった。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
喫茶室のテラスに来たツマグロヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。 37.喫茶室のテラスに来たツマグロヒョウモン
ブッドレアの花に今年はまだ見ることが少ないツマグロヒョウモン♀が吸蜜に来ていた。花の名はフサフジウツギだそうだが、属名の(Buddleja)から、ブッドレアと呼ばれることが多いそうだ。それにしてもウツギ(空木)と名の付く花が多いのに驚く。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO271 ) 露出補正 -0.3段
ヒツジグサ;クリックすると大きな写真になります。 38.ヒツジグサ
箱根湿性花園のほぼ中央にある池ではヒツジグサの白い小さな花が咲いていた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.0 1/250秒 4.6mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
エンビセンノウ;クリックすると大きな写真になります。 39.エンビセンノウ
散策路の脇に見たこともない花が咲いていた。案内板にはエンビセンノウと記されていて、箱根には無いと説明されていた。絶滅危惧lB類(EN)だそうだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります。 40.ミヤマカラスシジミ
白土信子さんが書かれた「蝶とあるく箱根」には、ミヤマカラスシジミは神奈川県では、丹沢と箱根の山地にだけ見られる貴重な蝶であると記されている。しかし、ここ湿性花園ではこの時期、しばしば見ることができる。ミドリシジミに交じってノリウツギの花で吸蜜する。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チダケサシで吸蜜するミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります。 41.チダケサシで吸蜜するミヤマカラスシジミ
散策路の脇に咲くチダケサシの花でも吸蜜している。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F7.1 1/250秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
ノリウツギで吸蜜するミヤマカラスシジミ -1;クリックすると大きな写真になります。 42.ノリウツギで吸蜜するミヤマカラスシジミ -1
この日は、比較的多くのミヤマカラスシジミを観察することができた。環境が保護されているのだと思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギで吸蜜するミヤマカラスシジミ -2;クリックすると大きな写真になります。 43.ノリウツギで吸蜜するミヤマカラスシジミ -2
そろそろ切り上げようと思い、最後にもう一度ノリウツギの咲くところへ行ってみると、また、ミヤマカラスシジミがいた。葉の陰にいたので思い切ってプラス補正をして撮った。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 59.9mm ISO302 ) 露出補正 +1.0段


2013年7月21日

箱根仙石原湿原でミドリシジミざんまい 7月18日


 朝のうちは曇っていた。箱根、御殿場の天気予報を見ると、9時ごろから晴れるとなっている。予定通り、箱根仙石原へ出かけることにする。東名高速を走って御殿場ICで降り、乙女峠を越えて仙石原へ向かった。1時間45分で目的地に到着。駐車場に車を停めた時は、曇っていた。
 駐車場の傍にハンノキが生えているところがある。もしやと思い、探してみるとミドリシジミらしき蝶が下草から飛び出した。葉の上に止まって開翅してくれる。残念ながら暗くて輝きが出ない。1カット撮っただけで飛び立ってしまった。ここではただ一度のチャンスだった。
 9時に湿原の中に入る。晴れてきた。
 ここ箱根仙石原のミドリシジミは、舞岡公園などに比べると1か月は発生が遅れる。今が適期だった。ノリウツギの花には、無数のミドリシジミが吸蜜に訪れている。ほとんどが♂のようである。まずは、今日の目的であるミドリシジミの写真から。

ハンノキの林;クリックすると大きな写真になります。 1.ハンノキの林
箱根湿生花園の駐車場には8時40分ごろに着いてしまった。開園は9時だ。駐車場の脇にハンノキらしき林がある。歩いているとミドリシジミが下草から飛び出して、近くの葉の上に止まり、開翅した。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F4.0 1/250秒 16.9mm ISO1600 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ開翅;クリックすると大きな写真になります。 2.ミドリシジミ開翅
この日は幸先よく、最初に♂の開翅シーンを撮ることができた。しかし、暗くてその緑色は輝きがなく、後翅はだいぶ擦れていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ♂ 破損;クリックすると大きな写真になります。 3.ミドリシジミ♂ 破損
園内には何本かのノリウツギの木があって、花は満開を迎えていた。そのノリウツギの花にミドリシジミが吸蜜に来る。まず、右側の翅が破れていて、翅を閉じているが、左側の内側の翅の緑色が見える個体が目についた。♂の最盛期はすでに済んだのかと思ったが・・・

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギの花で吸蜜するミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 4.ノリウツギの花で吸蜜するミドリシジミ
しかし、飛び交うミドリシジミを見ているとそのほとんどが♂だ。まさしく♂の適期のようである。この日は、首からD5000をぶら下げ、右手にハンドストラップのP90を持ち、ベストのポケットにG12を入れていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
2頭のミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 5.2頭のミドリシジミ
ノリウツギは、一つの枝の先に白色の小さな両性花が円錐状に多数つき、その中に花弁4枚の装飾花が混ざる。その一つの枝先に咲く花で複数のミドリシジミが吸蜜する。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
開翅;クリックすると大きな写真になります。 6.開翅
1頭がやや高い枝先で開翅した。美しい表翅は半分しか見えない。P90のチルトモニターで上から撮ることを試みたがピントを合わせることができなかった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギの花とミドリシジミ P90で;クリックすると大きな写真になります。 7.ノリウツギの花とミドリシジミ P90で
ノリウツギの花に来ているミドリシジミには事欠かない。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO66 ) 露出補正 -0.7段
90mmマクロで;クリックすると大きな写真になります。 8.90mmマクロで
今度は少し寄ってD5000+TAMRON90mm マクロで撮った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
右を向いたところを;クリックすると大きな写真になります。 9.右を向いたところを
今度は右向きに止まって吸蜜を始めた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミヤマカラスシジミと;クリックすると大きな写真になります。 10.ミヤマカラスシジミと
右上にいるのは、ミヤマカラスシジミだ。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.6 1/250秒 110.4mm ISO64 ) 露出補正 -0.3段
鈴なりのミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります。 11.鈴なりのミドリシジミ
一つの枝先に咲くノリウツギの花で4頭ものミドリシジミが吸蜜していた。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO91 ) 露出補正 -0.7段
下草に止まる;クリックすると大きな写真になります。 12.下草に止まる
吸蜜に飽きたのか、フッと花から離れて下草に止まる。

Nikon COOLPIX P90 F2.8-5.0 4.6mm-110.4mm 12.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先オートで撮影 ( F5.0 1/250秒 110.4mm ISO110 ) 露出補正 -0.7段
開翅;クリックすると大きな写真になります。 13.開翅
下草の止まった♂が開翅を始めた。陽の光に輝いて金属光沢のある緑色が美しい。しばらく待っていたがこれ以上開かぬまま、飛び去って行った。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
チダケサシで吸蜜;クリックすると大きな写真になります。 14.チダケサシで吸蜜
チダケサシの花で吸蜜する個体も少なくなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
チダケサシで吸蜜 90mmマクロで;クリックすると大きな写真になります。 15.チダケサシで吸蜜 90mmマクロで
遊歩道のすぐわきに咲いている小さなチダケサシの花だが、落ち着いて吸蜜を続けていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
開翅を待つが、残念!;クリックすると大きな写真になります。 16.開翅を待つが、残念!
最後に、葉の上に止まり翅を開いてくれそうな個体がいたので、しばらくじっと待つが、ダメだった。残念。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし


2012年8月13日

八ヶ岳山麓から安曇野を巡る 7月12日?14日 4/4 旧国鉄篠ノ井線廃線敷


 今回のコースで私が一番楽しみにしていたのが、この 旧国鉄篠ノ井線の廃線敷散策路だった。旧国鉄篠ノ井線は明治35年に開通、昭和63年に現JR篠ノ井線(新線)の開通とともに86年間の役目を終えた。その廃線となった旧線のトレッキングコースは第2白坂トンネル前から明科駅まで片道6kmある。
 私たちは第2白坂トンネル前の駐車場に車を停め、廃線敷を漆久保トンネルに向かって歩き出した。ところが、はじめの200mほどが線路に敷かれていた大きなゴロゴロとした砂利の道で、ご婦人がたから「歩き難い」とコンプレインがあり女性2人は車へ引き返すことになった。
 男性2人は漆久保トンネルをくぐり、けやきの森の手前まで行った。2人を待たせていることもあり、ここで行軍は中止した。友人の御主人は速足で車を置いたところまで戻って、2人を乗せて、漆久保トンネルの先まで私を迎えに来てくださった。その間、私に蝶を撮る時間を下さる配慮に感謝である。お陰で10種ほどの蝶の写真を撮ることができた。
  すべての予定を終了し、帰路に着く前に安曇野で野菜を買いたいと、道沿いの売店に寄った。田淵行男記念館の傍だったので、女性たちが野菜を物色している間、その記念館を見学をさせていただいた。たまたま、小檜山賢二氏のマイクロプレゼンス写真展が行われていたのは前述したとおりである。
  途中若干の渋滞があり、横浜に帰るのは少し遅くなったが、無事に戻ってきた。今回も友人ご夫妻に宿の選定、予約などを含めて、いろいろと計画を立てていただき、感謝に堪えない。お陰さまで充実した2泊3日のドライブを楽しんだ。

49.スジボソヤマキチョウ -1
駐車場にきれいなスジボソヤマキチョウがいた。地面の上を水分?を求めて飛ぶ。G12でローアングルで撮りたかったが、なかなか敏感で近づけない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/800秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
スジボソヤマキチョウ -1;クリックすると大きな写真になります
50.ヒメキマダラセセリ♀ -1
良く似たセセリチョウがいるので、撮ってみてから同定することになる。これはヒメキマダラセセリの♀だ。大分擦れてきている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/400秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
ヒメキマダラセセリ♀ -1;クリックすると大きな写真になります
51.クジャクチョウ 100mmマクロで
廃線敷を第2白坂トンネルから漆久保トンネルのほうへ歩き始める。前述したように大きな砂利がごろごろと敷かれている道だ。そこにクジャクチョウが止まっていた。この蝶には'はっ'とする美しさがある。まず、D300の100mmで撮る。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/640秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります
52.クジャクチョウ コンデジ広角端で
次にG12でローアングルで狙った。廃線敷がまっすぐ伸びる背景にしたかったが、旨く回り込めなかったのと、蝶の位置が定まらなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/400秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
クジャクチョウ;クリックすると大きな写真になります
53.オオミスジ
舞岡公園などにいるコミスジと良く似ているが、その名の通り大きい。やや山地性の蝶で、舞岡公園で見ることはない。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
オオミスジ;クリックすると大きな写真になります
54.スジボソヤマキチョウ -2
スジボソヤマキチョウ♂が葉上で休む。きれいな個体である。この蝶は成虫のまま越冬して、翌春に再び姿を見せるが、その時はすっかり鱗粉が薄くなり、シミもついて、哀れに見える。今の美しい姿を見ておいてやりたい。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
スジボソヤマキチョウ -2;クリックすると大きな写真になります
55.キマダラセセリ
ヒメキマダラセセリとキマダラセセリは裏面で区別が付けられる。これはキマダラセセリの♀。クサフジの花に来ていた。意外と暗く、F5.6で最低シャッタースピードを1/250秒に設定していたが、ISO感度は1600になっていた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
キマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります
56.ヒメキマダラセセリ -2
こちらはヒメキマダラセセリ。裏面の翅脈の筋で区別できる。これは♀のようだ。少し、擦れてきている。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO1100 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
ヒメキマダラセセリ -2;クリックすると大きな写真になります
57.ミヤマカラスシジミ -1
これは意外な収穫だった。ミヤマカラスシジミは箱根湿生花園でミドリシジミに混じってノリウツギで吸蜜しているのを見たことがあるが、ここでは、この個体をはじめ多くの個体を見ることができた。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段 
ミヤマカラスシジミ -1;クリックすると大きな写真になります
58.ミヤマカラスシジミ -2
これもきれいな個体だった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/500秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 
ミヤマカラスシジミ -2;クリックすると大きな写真になります
59.サカハチチョウ夏型
きれいな個体だった。翅表は春型より黒みがかっていて、私はより美しいと思う。夏型の後翅裏面の白帯は、春型のそれより幅が広い。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段 
サカハチチョウ夏型;クリックすると大きな写真になります
60.線路跡
第2白坂トンネルから漆久保トンネルへ向かう線路跡である。陽は差さなかったが、気温が上がっていて、蝶も飛んでくれた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/39秒 13.8mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
線路跡;クリックすると大きな写真になります
61.漆久保トンネル入り口
第2白坂トンネル側の入り口である。これを抜けるとけやきの森と言われているところに出る。トンネルの長さは53mと短いが、歩いて抜けるのにはちょうど良い。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/25秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
漆久保トンネル入り口
62.漆久保トンネルの中から
これはトンネルの中から、第二白坂トンネルの方向を見ている。曇っているので、かえってトンネルの中の明るさと調和がとれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 21.5mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
漆久保トンネルの中から;クリックすると大きな写真になります
63.ジャノメチョウ
漆久保トンネルを超えたところで撮った。ジャノメチョウは安曇野の大王わさび農場の近くでもたくさん飛んでいた。この個体はとてもきれいだった。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/320秒 100mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段 トリミング
ジャノメチョウ;クリックすると大きな写真になります
64.ミヤマカラスシジミ -3
漆久保トンネルの向こうで、第2白坂トンネル駐車場で車の中にいる女性たちを迎えに行ってくれた友人の御主人が戻ってくる間にG12で撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/500秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
ミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります
65.ルリタテハ
こんなきれいなルリタテハを見たのは初めてだった。ルリタテハは、ギフチョウ(4月)の時期や、ウスバシロチョウ(5月)の時期に越冬後の成虫を見る機会が多いが、これは今年生まれたピカピカの個体だ。天候がすぐれぬなか、私が今回のドライブ旅行中に撮った蝶は、もちろん普通種も含めてであるが、24種に及んだ。コムラサキ、スジボソヤマキチョウ、クジャクチョウ、ミヤマカラスシジミなどは信州でこそ撮れた蝶だし、このルリタテハの美しさにも満足している。

Nikon D300 Tokina 100mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F5.6 1/250秒 100mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
ルリタテハ;クリックすると大きな写真になります
66.田淵行男記念館
今回の八ヶ岳山麓・安曇野ドライブ旅行の最後に、山岳写真家であり、高山蝶研究家である 田淵行男さんの使用機材、フィルム、ガラス乾板や高山蝶の細密画などが展示されている田淵行男記念館を見学した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/200秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
田淵行男記念館;クリックすると大きな写真になります

2011年8月 1日

さわやかな箱根湿生花園 7月23日 1/2


 今年も箱根仙石原の箱根湿生花園へミドリシジミを見に行こうと企てていたが、台風が来たり、台風が行ってしまった後は少々用事があったりして、やっと23日土曜日に出かけることができた。朝7時に自宅を出発して、開園時間の9時少し前に湿性花園の駐車場に入った。まだ3台しか車がない。今日は天気がよく、空気も乾いていて、とてもすがすがしい。箱根湿生花園はそれほど広くは無いので30分もあれば見終えてしまう。まずは「順路」に従って歩き始める。

夏の富士山;クリックすると大きな写真になります 1.夏の富士山
東名高速からも富士山がよく見えた。御殿場インターを出て、国道138号線を仙石のほうへ登る。乙女峠のトンネルの手前から、御殿場の街を挟んで夏の富士山がきれいだった。左の写真は足柄SAから、右の写真は乙女峠で撮影。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
左:プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
右:プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/640秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
コオニユリとキアゲハ;クリックすると大きな写真になります 2.コオニユリとキアゲハ
入園早々にミヤマカラスアゲハを目撃したが、撮ることができなかった。次に現れたのがこのキアゲハだ。おそらくヤマユリで吸蜜してきたのであろうが後翅に花粉をいっぱい付けている。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4.5 1/500秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし トリミング
エゾミソハギとミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります 3.エゾミソハギとミドリシジミ
時間は9時10分を過ぎたころ。早速ミドリシジミがちらちらと飛んできて、エゾミソハギの花に絡みついた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/500秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 なし
ノリウツギとミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります 4.ノリウツギとミドリシジミ -1
ミドリシジミのシーズンにここ箱根湿生花園に来るのは3度目だが、いつもこのノリウツギの花にミドリシジミが集まっている。辺りの葉の上に止まるミドリシジミが開始しないかと待つが駄目だった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/100秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 +0.7段
ノリウツギとミドリシジミ ;クリックすると大きな写真になります 5.ノリウツギとミドリシジミ -2
ミドリシジミはほとんどが♂だった。飛びまわるときはメタリックグリーンの表翅がきらきらと輝く。カメラを向けるとじっとこちらを見ているようだ。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4.5 1/400秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギとミドリシジミ;クリックすると大きな写真になります 6.ノリウツギとミドリシジミ -3
ノリウツギの花には虫たちが集まる。一つの花に数頭のミドリシジミが集まっていることがある。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4.5 1/2000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
ノリウツギ;クリックすると大きな写真になります 7.ノリウツギ
この木がノリウツギの木である。遊歩道のすぐ脇にあるので、この花に集まるミドリシジミたちを観察することができた。一つの花に数頭のミドリシジミがいて、おそらくこの木1本の花に50頭くらいのミドリシジミがいたのではなかろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 30.5mm ISOオート ) 露出補正 -0.7段
ミヤマカラスシジミ;クリックすると大きな写真になります 8.ノリウツギで吸蜜するミヤマカラスシジミ
恥ずかしながら、撮っていたときはミドリシジミだと思っていた。前翅の縁が何やら緑色に輝いていた。後でモニターで確認したところ、あれ!何か変だなと思う。ミヤマカラスシジミだった。ミドリシジミより貴重なショットとなった。このノリウツギには、ほかにもダイミョウセセリ、オオウラギンスジヒョウモン、イチモンジチョウ、コミスジが訪れていた。

Nikon D300 SIGMA 105mm F2.8D macro
絞り優先オートで撮影  ( F4.5 1/1600秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし