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2015年3月 5日

蝶 自選年間ベスト10 (4) 2000年~2004年


 蝶 自選年間ベスト10 、前回(2015年1月14日アップロード)は、1999年以前の古い写真だった。今回はその続きで、2000年~2004年の5年間に撮った写真の中から選び出す。2002年以降はデジタル機を使い始める。これからはフィルムで撮るのが良いのか、デジタルに進むか・・・迷った時代だった。

デジタル機で最初に手に入れたのがOLYMPUS E-10だった。蝶の写真を撮りたかったので当時としては高級機を選んだ。発売が2000年の10月、私が購入したのは、2002年1月で、確か112,000円で買ったのを覚えている。
次に買ったのはNikon D100だ。2002年6月に発売になり、12月に購入した。高かったけど、欲しかったデジタル一眼で、このころからしばらくは、このD100が主力となった。さいわい、今までのNikonレンズが付けられる。

 2001年5月、2002年7月には北海道へ出かけた。2003年は上高地でオオイチモンジに会えた。2004年は2度目のスイス アルプスを歩いたが、あいにく天候に恵まれず、成果は少なかった。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ヒメギフチョウ 2001年5月7日 北海道旭川市
旭川の中心部から車で20分くらいのところに北邦野草園というところがある。ヒメギフチョウを目的に5月の連休後に休みを取って出かけたのを覚えている。

Nikon F3 Sigma macro 105mm f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオモンシロチョウ 2002年7月17日 北海道旭川空港付近
旭川空港でレンタカーを借りて、旭岳山麓へ向かう途中、道端に咲く花でオオモンシロチョウが吸蜜していた。オオモンシロチョウは初めて見る。1995年にロシア沿海州から北海道に侵入した帰化蝶である。農作物の害虫として、防除が行われていると聞く。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
;クリックすると大きな写真になります。 3.ヒメシジミ♀ 2002年7月17日 北海道忠別付近
同じく、大雪山旭岳ロープウェイ乗り場へ行く途中、天人峡への分岐点辺りで、オオハンゴンソウにヒメシジミが来ているのを見つけた。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
;クリックすると大きな写真になります。 4.コヒオドシ 2002年7月19日 北海道層雲峡付近
コヒオドシは本州では高山蝶であり、乗鞍岳などで見たことはあるが、数はきわめて少ない。層雲峡の近くではごく普通に見ることができた。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
;クリックすると大きな写真になります。 5.ホソバヒョウモン 2002年7月18日 北海道黒岳五合目
この蝶は良く似たカラフトヒョウモンとともに、北海道にしかいない。層雲峡から大雪山層雲峡黒岳ロープウェイに乗れば、標高1300mの黒岳五合目に着く。さらに七合目まで登るペアリフト乗り場への道筋で、エゾグンナイフウロの花で吸蜜していた。

OLYMPUS CAMEDIA E-10 f2.0-2.4 9-36mm 4.0 Mega Pixels
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオイチモンジ♂ 2003年7月24日 長野県奥上高地
この日、上高地から梓川に沿って徳澤園まで1時間半ほど歩いた。徳澤園は井上靖氏の「氷壁」に登場する山の宿である。その徳澤園のベンチに置かれた登山客のリュックの汗をオオイチモンジが吸いに来ていた。オオイチモンジも高山蝶である。

Nikon F80 Sigma macro 105mm f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 7.ヒメシジミ 2003年7月24日 長野県上高地付近
上高地から徳澤園へ行く途中の梓川河畔にはヒメシジミが多かった。

Nikon F80 Sigma macro 105mm f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 8.アカタテハ 2003年7月25日 長野県上高地付近
上高地は河童橋近くで撮った。

Nikon D100 Sigma macro 105mm f2.8
;クリックすると大きな写真になります。 9.スジグロシロチョウの仲間 2004年7月9日 スイス アルプス グロースシャイデック
グリンデリワルドから路線バスに乗って、グロースシャイデックという峠まで行った。そこからトレッキングをしたが、あいにくの天候不良。蝶の姿はほとんどなかった。Pieris bryoniae という種のようだ。

Nikon D100 Sigma macro 105mm f2.8
;クリックすると大きな写真になります。 10.ミヤマモンキチョウの仲間 2004年7月9日 スイス・アルプス グロースシャイデック
気温が低いグロースシャイデックのトレッキングコースを歩いている時に見付けた。雨に濡れ、凍えて動かない。ピンクの縁どりが印象的だった。ミヤマモンキチョウ(Colias palaeno)に違いない。

Nikon D100 Sigma macro 105mm f2.8
;クリックすると大きな写真になります。 補1.ツマグロヒョウモン♂ 2003年8月2日 藤沢市新林公園 
その頃、神奈川県藤沢市新林公園にアカボシゴマダラがいるということが話題になっていた。中国産のアカボシゴマダラが放蝶され、世代を繰り返しているというのだ。いまでこそ、舞岡公園などでは、アカボシゴマダラはゴマダラチョウより普通に見られるようになってきているが、日本では奄美大島にしか生息しないこの蝶を見たいと思った。その折、新林公園で撮ったツマグロヒョウモンだ。

Nikon F80  Sigma macro 105mm f2.8 nega color film
;クリックすると大きな写真になります。 補2.オルフェルナトガリシロチョウ♂ 2004年11月10日 マレーシア マラッカ
2004年の11月に4泊5日でシンガポール・マレーシアへ旅行をした。ツアーなので蝶の撮影は期待していなかったが、シンガポールのセントーサ島にある蝶園へ行くのが楽しみだった。この写真は、マレーシアのマラッカ観光中に偶然花壇の花に来たのを何とか撮った1枚だ。同定は夢惑う世界・昆虫たち シロチョウたち・リスト属 A-Dを参考にさせていただいた。

Nikon D100 Sigma macro 105mm f2.8
;クリックすると大きな写真になります。 補3.ミドリヒョウモン 2000年7月22日 長野県南佐久郡 八千穂自然園
ミドリヒョウモンが2頭仲良く白い花で吸蜜していた。ともにきれいな個体だった。

Nikon F80 Sigma macro 105mm f2.8 nega color film


2014年8月11日

上高地 日帰り 大正池から田代橋へ 8月1日


  8月1日、はとバスの「ゆったり上高地」という日帰りバスツアーを予約していた。4、5日前から長野県松本あたりの天気予報を気にしていたが、前後の日は晴れマークがついているものの、8月1日は、曇りのち雨という予報だった。しかし、予報は前日になって、午前中に晴れ間が出ると変わった。午後3時くらいまでは雨も降らないようだ。
さて、当日になって、横浜は快晴。バスは朝7時に浜松町を出発した。南アルプスに雲はかかっていたもの、進むにつれてその雲も晴れてきた。

  途中、20分停車の休憩を2回とって、上高地に着いたのは正午少し前だった。5時間弱かかったが、上信越道を松本で降りてから、1時間半近くかかる。
 昨年と同じように大正池で降りて、田代池→梓川右岸→河童橋→小梨平へと歩く。天気も良いので、大正池で降りず、そのまま、バスターミナルまで乗って、岳沢の途中まで登ってみたい気もあったが、午後3時にはバスターミナルへ戻らねばならず、体力と時間から無理はしなかった。

1.入笠山 バスの車窓から
バスは中央道を快適に走る。南アルプスの山の上の方はちょっと雲に隠れていたが、南アルプスの山並みの北側のはずれにある入笠山まで来ると、すっかり雲が無くなっていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/210秒 41mm ISO100 ) 露出補正 なし
入笠山 バスの車窓から;クリックすると大きな写真になります。
2.車山 バスの車窓から
左側の車窓に見えていた入笠山を過ぎて、今度は右側の車窓に蓼科の車山が見えてきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/400秒 71mm ISO100 ) 露出補正 なし
車山 バスの車窓から;クリックすると大きな写真になります。
3.氷穴の里
上信越道を松本で降りて、上高地への道(158号線)を進むと、途中、稲核というところの近くに道の駅で氷穴の里というドライブインがあった。ここで2回目の休憩となったが、売店では氷水に冷やした西瓜や桃が良く売れていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/950秒 22mm ISO400 ) 露出補正 なし
氷穴の里;クリックすると大きな写真になります。
4.はとバスの新車
私たちが乗ってきたこの黄色いバスは、はとバスの新車で「レガート」と呼ばれている。ボディに虹を思わせるラインが入っているが、そのラインの数は8本で、タイヤの上からテイルにかけては10本あるのだそうだ。8と10でハトになっていますとバスガイドが話してくれた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/800秒 30mm ISO400 ) 露出補正 なし
はとバスの新車;クリックすると大きな写真になります。
5.梓湖
奈川渡ダムで堰き止められた梓湖。ここで乗鞍へ行く道と分かれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/900秒 6mm ISO200 ) 露出補正 なし
梓湖;クリックすると大きな写真になります。
6.大正池と吊り尾根
バスが釜トンネルを抜けてしばらく行くと左手車窓に大正池と穂高連峰の吊り尾根が見えてきた。出かけるときは、今日は山は見えないだろうと諦めていたが、奥穂高岳のあたりに少し雲がかかるが、吊り尾根はほとんど見えた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/850秒 8mm ISO200 ) 露出補正 なし
大正池と吊り尾根;クリックすると大きな写真になります。
7.大正池のほとり
ほとんどの乗客が大正池ホテル前で降りて、自然研究路を歩く。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 34mm ISO200 ) 露出補正 なし
大正池のほとり;クリックすると大きな写真になります。
8.マガモの幼鳥
大正池には数匹のマガモが観光客のいる池のふちに寄ってきていた。幼鳥である。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
マガモの幼鳥;クリックすると大きな写真になります。
9.焼岳
焼岳は遮るものなく、くっきりと見ることができた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 95mm ISO640 ) 露出補正 なし
焼岳;クリックすると大きな写真になります。
10.ミドリヒョウモン
大正池から田代池に向けて、自然研究路を歩いていると、オレンジ色が鮮やかなヒョウモンチョウたちが飛び始めた。ミドリヒョウモンが葉上に止まる。傷みのないきれいな♂だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/250秒 144mm ISO100 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
11.ミドリヒョウモン 表
ヨツバヒヨドリが咲いているところがあった。何種類かのヒョモウンチョウの仲間が吸蜜に来ている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/110秒 185mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン 表;クリックすると大きな写真になります。
12.ヨツバヒヨドリとミドリヒョウモン♂
花もチョウもとても新鮮だ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヨツバヒヨドリとミドリヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。
13.コチャバネセセリ
舞岡公園などで見慣れているコチャバネセセリより、ずいぶんと黒っぽい。裏面の暗黄褐色の鱗粉がとれてしまっているようだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
コチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。
14.カラスシジミ
ヨツバヒヨドリにはカラスシジミも来ていた。ヨツバヒヨドリの花にはいろいろな蝶が集まる。後ろではミドリヒョウモンが吸蜜している。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
カラスシジミ;
15.コキマダラセセリ
コキマダラセセリもヨツバヒヨドリにいた。右はミドリヒョウモンだ。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
コキマダラセセリ;クリックすると大きな写真になります。
16.きれいなオオウラギンスジヒョウモン
きれいな個体だった。もしかしてウラギンスジヒョウモンかなと思い、帰宅してから、保育社の「原色日本蝶類図鑑」と見比べながら考察したが、やはりオオウラギンスジヒョウモンのようである。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 140mm ISO200 ) 露出補正 なし
きれいなオオウラギンスジヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
17.コキマダラセセリ 田代池で吊り尾根を背景に HS50
ヨツバヒヨドリでいろいろな蝶の撮影を楽しんだ後、田代池に出た。正面には穂高連峰の吊り尾根が見える。ふと見るとそこに咲いていたノアザミの花で、コキマダラセセリが吸蜜していた。吊り尾根を背景に蝶の写真を撮れるチャンスだ。まず、HS50の広角側で、パンフォーカスになるように撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/900秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
コキマダラセセリ 田代池で吊り尾根を背景に HS50;クリックすると大きな写真になります。
18.コキマダラセセリ 田代池で吊り尾根を背景に D5300 NIKKOR 18-140
このレンズの広角端で撮ろうと思うと、被写体に45cmまでしか近づくことができないので、肝心のコキマダラセセリが小さくしか撮れない。仕方なく、少し離れて、蝶の大きさを確保して撮ると、背景はボケてしまう。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/800秒 56mm ISO200 ) 露出補正 なし
コキマダラセセリ 田代池で吊り尾根を背景に D5300 NIKKOR 18-140;クリックすると大きな写真になります。
19.穂高連峰 奥穂高岳から前穂高岳
この日はいろいろなポイントで穂高連峰を眺めたが、ここ田代池で見た時が一番きれいだった。左の奥穂高岳から右の前穂高岳への尾根がきれいに眺められた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 60mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰 奥穂高岳から前穂高岳;クリックすると大きな写真になります。
20.穂高連峰 西穂高岳から明神だ岳
もう少し広げて撮る。大勢の観光客が写真を撮っていた。

Nikon D5300 AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/1000秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰 西穂高岳から明神だ岳;クリックすると大きな写真になります。
21.梓川
大正池に流れ込む梓川の流れはきれいで水量も豊富だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/800秒 4.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
梓川;クリックすると大きな写真になります。
22.オオウラギンスジヒョウモン
ヨツバヒヨドリの花が咲いていると、そこにはオオウラギンスジヒョウモンか、ミドリヒョウモンがやってくる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.0 1/240秒 76mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
23.オオウラギンスジヒョウモン 表
吸蜜を止めると近くの梢の葉で翅を休める。こういう時は開翅することが多いようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/280秒 167mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン 表;クリックすると大きな写真になります。
24.穂高橋から梓川上流を眺める
やがて、田代橋までやってきた。中州がある梓川に田代橋と穂高橋が架かる。穂高橋を渡って梓川右岸に出て、河童橋まで歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 6mm ISO400 ) 露出補正 なし
穂高橋から梓川上流を眺める;クリックすると大きな写真になります。


2013年9月12日

日帰りで上高地へ 8月28日 その3 河童橋→バスターミナル


 河童橋は都会のような賑わいだった。わたくしたち夫婦のような中高年が多いが、加えて、若いカップルや、まだ夏休みの学生さんたちのグループで溢れていた。橋の上は、穂高連峰の絶好の撮影ポイントになっていて、カメラを構える人が多い。2003年の夏に行った時は、これほど人は多くなかったが。
 私が初めて、上高地へ行ったのは、中学生時代の林間学校だった。白骨温泉に泊り、乗鞍岳に登った翌日に、上高地へ行った記憶がある。
  上高地ビジターセンターに立ち寄った後、梓川左岸を歩いて、バスターミナルへ戻った。バスターミナルから見た穂高連峰は、やっと、雲がとれていた。
 午後3時40分、上高地バスターミナルを出発した帰りのバスは、途中2回の休憩をして、8時半頃、新宿駅西口に到着、湘南新宿ラインで往きに要した、ほぼ半分の所要時間で、横浜に着くことが出来た。
 蝶の写真は、あまり撮れなかったが、安直に、久しぶりに上高地を楽しむことが出来た。さすが、上高地は涼しかった。

30.河童橋から穂高連峰を望む
穂高連峰は左から、西穂高岳(2909m)、間の岳(2907m)、天狗岩、畳岩と続き、この写真の中央やや右側が、最も高い奥穂高岳(3190m)だ。そこから吊り尾根といわれるところがあって、前穂高岳(3090m)、明神岳(2931m)と続く。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/640秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋から穂高連峰を望む;クリックすると大きな写真になります。
31.岳沢を望む
人々が遊ぶ河原の先の方に目を移すと、岳沢が陽を浴びている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/640秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
岳沢を望む;クリックすると大きな写真になります。
32.上高地ビジターセンター
左岸を、河童橋から少し行ったところに、上高地ビジターセンターがある。前にも寄ったことはある、今回も田淵行男さんの高山蝶のパネルに見入る。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/20秒 8.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地ビジターセンター;クリックすると大きな写真になります。
33.ギンボシヒョウモン
裏面が見えなかったので、はっきりは分からなかったが、ウラギンヒョウモンの♀ならば、もっと渋い色をしている。銀母子経文♀と思う。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ギンボシヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
34.コヒョウモン
隣で咲くキオンには、コヒョウモンが来ていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/3200秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
コヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
35.河童橋の賑わい
午後の日差しが降り注ぐ河童橋は、ご覧のとおり、込み合っていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の賑わい;クリックすると大きな写真になります。
36.河童橋の袂から
河童橋を背景に記念写真を撮っている人も多い。ちょっと失礼して、その袂にしゃがみこんで、穂高連峰を撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋の袂から;クリックすると大きな写真になります。
37.トリカブト
きれいなトリカブトの花が咲いていた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/400秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
13091_037.jpg
38.河童橋と穂高連峰
河童橋を後にして、梓川左岸のバスセンターへの道を行く。振り返って見る河童橋の上には、多くの人が見える。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
河童橋と穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
39.ヒメキマダラヒカゲ
花の形はキオンに似ているが、花びらが青い。ノコンギクというのだろうか?その花でヒメキマダラヒカゲが吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
40.ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に
肝心のヒメキマダラヒカゲに光が当たっていない。フラッシュを発行しても良かったかもしれない。ヒメキマダラヒカゲは、どの個体も擦れていた。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ヒメキマダラヒカゲ 梓川を背景に;クリックすると大きな写真になります。
41.オオチャバネセセリ
新鮮な、きれいな個体だった。ポートレート的に撮れている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/2000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ;クリックすると大きな写真になります。
42.上高地バスターミナル
午後3時20分ごろ、バスタームナルへ着いた。見納めと思い、穂高連峰を見ると、奥穂高岳から前穂高岳にかけて、吊り尾根の雲がとれていた。バスガイドさんが私たちが戻ってくるのを待ってくれている。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 9.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地バスターミナル;クリックすると大きな写真になります。
43.ゴリラ岩
ほとんどの人がバスに戻ったところで「左側に見えているのをゴリラ岩と言います。」とバスガイドさんから、説明があった。なるほどゴリラに見える。全員揃って、新宿へ向け出発。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/800秒 18.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
ゴリラ岩;クリックすると大きな写真になります。

2013年9月 9日

日帰りで上高地へ 8月28日 その2 田代橋→河童橋


  9月8日、空が明るくなり始めたころ、TVで2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決まったことが報じられた。なぜかとても嬉しく思った。かって、初めての東京オリンピックが開催されたのは、昭和39年、私が大学を卒業して1年目、製薬会社に入社し、働き始めた年だった。
  昭和39年の東京オリンピックの折に刊行された、アサヒグラフ増刊「東京オリンピック」という写真画報が手元に残っている。日本は16個の金メダルを獲り、国中が沸き立ったのを覚えている。アサヒグラフの広告を見ると、日本女子バレーボール優勝の写真などとともに、懐かしいメイド・イン・ジャパンの製品の広告が沢山あった。カメラの広告はマミヤ35 スーパーデラックス F1.7 (当時¥23,000)くらいで、意外と少ない。雪印北海道バターの意匠は、今と全く変わっていない。我が家のTVはまだ白黒だった。
 その後、1972年は札幌、1998年には長野と2回の冬季オリンピックをも誘致してきたが、とりわけ、今回の関係者の方々のご苦労は並大抵ではなかったと察する。新たな希望が生まれた。なんとか、元気で、2020年の、私にとって2回目の、東京オリンピックを迎えたいと思う。
さて、本題に戻りたい。

 田代橋、そして梓川の中州に続く穂高橋を渡って、梓川右岸へ出る。そこに、西穂高岳に向かう登山口があった。西穂高岳は、その名の通り穂高連峰の西端にあり、標高は2,909mだ。梓川右岸を川に沿って、河童橋に向かって、歩いていく。途中、上高地清水屋ホテルで食事をした。さらに河童橋に向かって進むと、左側に、日本アルプスを世界に紹介した英国人宣教師ウェストンを偲び、岩にレリーフがはめ込まれたウェストン碑があった。田代橋から、河童橋まで20分という行程だが、途中、食事をし、写真を撮りながら、1時間半ほど費やし、河童橋に着いたのは、ごご2時半を過ぎていた。

11.西穂高岳登山口
梓川を右岸に渡ってすぐのところに、西穂高岳への登山口がある。ここから西穂高山荘へ3時間、さらに標高2,701mの独標まで1時間半、そこから西穂高岳山頂(2,909m)まで1時間半の行程とのこと。最近は、岐阜県側から、新穂高ロープウェイを利用して上る人が多いらしい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
西穂高岳登山口;クリックすると大きな写真になります。
12.対岸の絶景
梓川を挟んで眺める、六百山(左、2,450m)と霞沢岳(右、2,646m)。中央は三本槍という。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
対岸の絶景;クリックすると大きな写真になります。
13.オオチャバネセリ
川沿いの遊歩道に咲くキオンの花に、セセリチョウが数頭来ている。イチモンジセセリかと思ったが、オオチャバネセセリだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオチャバネセリ;クリックすると大きな写真になります。
14.オオチャバネセセリ G12で
背景は上高地温泉ホテル。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオチャバネセセリ G12で;クリックすると大きな写真になります。
15.上高地清水屋ホテル
先日、TVで旅番組を見ていたら、上高地が紹介されていて、この上高地清水屋ホテルが取り上げられていた。2年前にリニューアルされているそうだ、時計を見ると1時半を回っている。このホテルのレストランで食事をすることにした。私はビーフカレー、家内はスパゲッティ・カルボナーラを注文した。もちろんビールも。美味しかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1000秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
上高地清水屋ホテル;クリックすると大きな写真になります。
16.ウェストン碑
岩にレリーフがはめ込まれている。イギリス人宣教師、ウォルター・ウェストン(Walter Weston)は明治21年から同28年の日本滞在中に、槍ヶ岳や穂高の山々を数多く歩き、我が国に近代的な登山意識をもたらし、日本山岳会結成のきっかけを作ったとされる。「日本アルプスの登山と探検」などを著し、日本アルプスなどの山、及び当時の日本の風習を世界中に紹介した登山家でもあったという。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/13秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
ウェストン碑;クリックすると大きな写真になります。
17.ミドリシジミ -1
小さな白い花に、黒っぽい何かが絡んでいる。カラスシジミかと思った。しかし、何か感じが違う。ミドリシジミだった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1600秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ -1;クリックすると大きな写真になります。
18.ミドリシジミ -2
撮り易いところに止まってくれた。8月の終わりだというのに、ほとんど擦れていない。開いてくれないので雌雄はわかりにくいが、この時期なら、多分♀であろう。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ミドリシジミ -2;クリックすると大きな写真になります。
19.ボロボロのオオウラギンスジヒョウモン♂
キオンの花にはよく蝶が来る。ボロボロだったけど、とても元気なオオウラギンスジヒョウモンだった。後ろにいるのは、ミドリヒョウモン。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
ボロボロのオオウラギンスジヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。
20.オオウラギンスジヒョウモン
7月、8月を生き抜き、左側の翅がちぎれそうになっているオオウラギンスジヒョウモン♂だ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO900 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
21.ミドリヒョウモン
白いオカトラノオの花に来ていたミドリヒョウモン♂。擦れてはいるが、この個体は、まだまだ、きれいだ。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO560 ) 露出補正 なし
ミドリヒョウモン;クリックすると大きな写真になります。
22.スジグロシロチョウの求愛合戦
キオンの花に止まって吸蜜している♀に、2匹の♂が求愛している。♀は尾を立てて、交尾拒否の体制だ。前にいる♂は下の♀を見ている。後ろの♂は前にいる♂を見ている。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウの求愛合戦;クリックすると大きな写真になります。
23.スジグロシロチョウの求愛
後ろにいた♂は諦めたのか、飛び去った。残った♂は、交尾拒否する♀に体を摺り寄せるようにして、促している。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
スジグロシロチョウの求愛;クリックすると大きな写真になります。
24.赤い実
遊歩道と梓川の間に生えている木に赤い実がなっていた。秋の気配を感じる。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
赤い実;クリックすると大きな写真になります。
25.河原に下りて焼岳を振り返る
梓川の河原に下りてみた。振り返ると、大爆発で一日にして大正池を誕生させた活火山、焼岳が聳える。現在登山可能なのは北峰だけで、主峰の南峰は入山禁止になっているそうだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/1250秒 25.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
河原に下りて焼岳を振り返る;クリックすると大きな写真になります。
26.オオウラギンスジヒョウモン♀
ほとんど擦れていない♀だった。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/800秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
オオウラギンスジヒョウモン♀;クリックすると大きな写真になります。
27.カラスシジミ
また、黒っぽい何かがゴマナの花にいた。これこそ、カラスシジミだ。箱根の湿性花園で見たミヤマカラスシジミとは、後翅裏面の白い線が内側によっているので区別できる。ゼフィルスのようだけど、ゼフィルスの仲間ではない。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/500秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
カラスシジミ;クリックすると大きな写真になります。
28.カラスシジミ G12で撮る
カラスシジミは熱心に吸蜜している。余裕があったので、G12でも撮った。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
カラスシジミ G12で撮る;クリックすると大きな写真になります。
29.穂高連峰
河原に降りて、賑やかな河童橋の下をくぐり、向こう側に出て、穂高連峰を撮った。まだ、吊り尾根の雲はとれない。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1000秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。


2013年9月 3日

日帰りで上高地へ 8月28日 その1 大正池→田代橋 


 東京もしばらく涼しい日が続いていたが、8月28日、インターネットで申し込んでおいた、はとバスの上高地日帰りツアーに出かけた。ここ2、3日、愚図ついていた天気も、この日は好天に恵まれた。
 集合は朝6時40分に新宿駅西口だったが、自宅からは、相鉄線星川駅5時13分発の始発電車に乗らなくてはならなかった。横浜からも、時間が早いため、まだ、湘南新宿ラインの便はなく、東横線で渋谷まで行って、山手線に乗り換えた。
 はとバスの企画だが、その協賛会社である帝産観光バスで行くことになった。運転手さんもベテランだし、はとバスからはベテランの添乗さんが、帝産からも若いバスガイドさんが付いてくれた。運転手さんのブレーキの踏み方はとても上手だった。
 バスは11時半に大正池に到着した。これから、約4時間の自由行動で、3時40分に上高地バスターミナルに再集合する。

1.焼岳
バス停から、大正池の岸辺に下りる。焼岳がきれいに見えた。ここから見ると、それほど高い山には見えないが、標高は、2,455mある。何回か来たことがあるが、ボート遊びができるとは知らなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/1250秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
焼岳;クリックすると大きな写真になります。
2.穂高連峰
天気は良いのだが、残念ながら穂高連峰の吊り尾根には、雲がかかっている。帰るまでに雲が取れた姿を見ることが出来るだろうか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。
3.クロヒカゲ
田代湿原に向かって、しばらく木道を歩く。途切れることなく、人の列が続く。道端には、黄色い花(多分、キオンと思う)が咲き、クロヒカゲ吸蜜していた。

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/1000秒 90mm ISO400 ) 露出補正 なし
クロヒカゲ;クリックすると大きな写真になります。
4.田代湿原
20分ほど歩くと田代湿原に出た。右に田代池がある。ここで木道は林間コースと川沿いのコースに分かれる。川沿いのコースを歩いて、田代橋に向かう。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/400秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代湿原;クリックすると大きな写真になります。
5.赤い小川
霞沢岳の沢から、大正池へ小川となって水が流れ込むが、その川床は赤い。これは赤渋といわれ、水酸化鉄が川床に付着しているためだとか。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/80秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
赤い小川;クリックすると大きな写真になります。
6.ブラウントラウト
その赤い川に魚が泳いでいる。15cm~20cm位の大きさだ。イワナかと思ったがそうではなさそうだ。帰ってきて調べてみると、どうやら外来種のブラウントラウトのようだ

Nikon D5000 TAMRON 90mm F2.8 macro
絞り優先オートで撮影  ( F6.3 1/250秒 90mm ISO1100 ) 露出補正 なし
ブラウントラウト;クリックすると大きな写真になります。
7.梓川
河童橋の方から、大正池へ流れ込む梓川の流れ。とても清々しい。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/640秒 15.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
梓川;クリックすると大きな写真になります。
8.せせらぎ
これも梓川・大正池へ流れ込む小川だが、ここは赤くはなかった。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/160秒 10.8mm ISO200 ) 露出補正 なし
せせらぎ;クリックすると大きな写真になります。
9.8月25日、ツキノワグマ出没
8月25日午後2時ごろ、このあたりでツキノワグマ1頭が目撃されたとの立札が立っていた。前を歩く人の腰に付けた鈴が急に鳴り出した。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/200秒 6.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
8月25日、ツキノワグマ出没;クリックすると大きな写真になります。
10.田代橋から望む穂高連峰
岳沢の雪渓が見える。岳沢には、クモマツマキチョウ、タカネキマダラセセリ、クモマツマキチョウといった高山蝶がいる。10年ほど前の7月下旬、あそこまで行こうと決心したが、天候が悪く断念した。もう、行くのは難しそうだ。左手に見えるのは、清水屋ホテルだ。

Canon PowerShot G12 F.2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.0 1/1250秒 12.1mm ISO200 ) 露出補正 なし
田代橋から望む穂高連峰;クリックすると大きな写真になります。