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2017年9月28日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (9)ビルバオへ 8月5日

今朝は、今回の旅行で初めての雨だった。7時に目が覚める。テラスへ出てみる。それほど強くはないが冷たい雨が降っていて、ビダソア川も、対岸のフランスの町もくすんでしまっていた。
 9時に朝食にした。私達は部屋の内側の席にしたが、中庭でも食べられた。でも、こんなに大勢の客さんが泊まっていたのだと改めて驚いた。昨日は宿泊客らしき人とはほとんど顔を合わせなかったように思う。

 名残惜しい「カルロス5世城」だったが11時にタクシーを呼び、一旦、サン・セバスティアンのバスターミナルへ行く。途中、サン・セバスティアン空港というローカルな空港があったが、1日のフライト数が少ないらしい。
 サン・セバスティアンへ入るときはビルバオ空港からサン・セバスティアンのバスターミナルへ来たが、こんどはビルバオ市内行のバスに乗り込む。雨は降り続いている。

  約1時間半でビルバオ市内のバスターミナルに着いた。ところがお客さんが降り始めてしばらくして、何故か、バスのドアーが閉まってしまった。運転手が開けようとしていろいろやっているようだが、なかなか開かない。私達老夫婦は先に降りていたのだが、娘たち夫婦は車内に残されている。雨の中、じっと待っていると、ようやくドアが開いて二人が降りてきた。そこから、今宵の宿である「ホテル・カールトン」までタクシーで5分ほどだった。余計なことだが、乗ったタクシーはマツダだった。リーダーがチェックインしているのを待っていると、ロビーでは結婚式が行われていた。
 私たちの部屋はホテルの前のモユア広場に面したバルコニーのある部屋だった。

 ビルバオは人口約35万人。「地球の歩き方」には、ビルバオはビスケー湾に向かって開けたスペイン北部屈指の港湾都市である。かっては鉄鋼、造船の町として栄えたが、20世紀末には重工業の衰退とともに深刻な不況に陥ってしまった。その打開策として打ち出されたのがアートによる都市再生プロジェクトだった。イギリス人建築家、ノーマン・フォスターがデザインした地下鉄の開通を皮切りに、1997年には造船所跡地にグッゲンハイム美術館が完成した。・・・と説明されている。

 一休みして、午後3時半、雨も小降りになったので、「グッゲンハイム美術館」へ行ってみることにする。残念ながら「グッゲンハイム美術館」の近くに駅がないので地下鉄は利用できない。

  「グッゲンハイム美術館」を見終えたのが午後6時半。昼飯を食べていないので腹が減った。今日の夕食はBARしようと決めていた。評判の良い「LA VINA DEL ENSANCHE」が目的だ。しかし、何故か休暇中だった。流行っている店はこんな時期に休暇が取れるのだなと嫌味も言いたくなってしまう。結局、その近くの2軒のバルに入ったが、後で入った「La Olta」というところが良かったので救われた。

245.雨のビダソア川 オンダリビア
朝から雨が降っていた。朝7時半、テラスへ出てみた。昨日まであんなにはっきり見えていたフランスが霞んでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/640秒 25mm ISO3200 )露出補正 なし
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246.小さな装飾
通路の石壁の陰にこんなフィギュア?が置かれていた。古いものなのだろうと思う。Canon PowerShot G7Xでは、暗い時はISO感度が先に上がり、できるだけ速いシャッター・スピードを確保する設定にしておくことが出来る。ISO感度が早く上がりすぎる傾向はあるが、室内の撮影で手振れを少なく撮るには有効な手段である。私の設定では、絞り開放・シャッタースピード1/125秒・ISO3200より光量が少なくなると、シャッタースピードが遅くなっていく。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし
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247.朝食
朝食は遅くした。食堂は室内と中庭だが、それにしてもこんなに多くの人が宿泊していたとは思わなかった。客室数は36ある。雨が降っているのだが、中庭は自然の光が採り込まれ明るい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/100秒 23mm ISO3200 )露出補正 なし
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248.ビダソア川を見納め
朝食を終え、もう一度テラスへ。ビダソア川も見納めだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 29mm ISO125 )露出補正 なし
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249.「パラドール・デ・オンダリビア」との別れ
11時にタクシーを呼んでサン・セバスティアンのバス・ターミナルへ向かう。1泊だけだったけれど、「パラドール・デ・オンダリビア」に泊まることが出来たのは嬉しい。リーダーに感謝。アルマ広場は雨に濡れて、人もいなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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250.サン・セバスティアン バス・ターミナル
20分ほどでサン・セバスティアンのバス・ターミナルに到着した。ここからビルバオ市内のバスターミナルまで約1時間半バスに乗る。結構、バスは混んでいた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/400秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
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251.「ホテル・カールトン」到着
雨の降る中、タクシーをゲットするのに少々苦労したが、5分くらいで、今夜泊まる「ホテル・カールトン」に着いた。ホテルのロビーでは結婚式が行われていた。なかなか格式のあるホテルのようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/500秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
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252.バルコニー付きの部屋
部屋に案内された。5階の、新市街の中心地であるモユア広場に面したバルコニーの付いた部屋だ。ちょっと感動した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影(​ ​f​6.3​​​ 1/​320秒 18mm ISO​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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253.バルコニーからの眺め
バルコニーからは、モユア広場が見下ろせた。正面のやや左に、ロータリーに面して建つ古い建物があった。建物の名前が判らない。頼りになるのは写真だけだ。こういう時に何という建物かを調べるには、Google Map の写真が役に立つ。調べてみると、チャバリ宮殿という。1888年に建てられたフランドル様式の建築物だそうだ。現在はスペイン政府の官庁舎として使用されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 32mm ISO200 )露出補正 なし
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254.ビルバオ新市街
16時少し前、ホテルを出て、徒歩で「グッゲンハイム美術館」を目指す。今日は8月5日土曜日、雨が小降りになった街路に人影は少ない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2 1/1000秒 10mm ISO400 ) 露出補正 なし
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255.「ホテル・カールトン」外観
ちょっと振り返ると、モユア広場の南側に建つ「ホテル・カールトン」があった。5階(日本では6階)の広場に面した真ん中の部屋が、私達が泊まる部屋だ。著名な建築家マニュエル・マリア・スミス設計の建物はビルバオを代表する建造物になっているという。1919年に開業。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 23mm ISO125 )露出補正 なし
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256.モユア広場ロータリー
道路標識は上に書かれているのがスペイン語で、下はバスク語のようだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 12mm ISO125 )露出補正 なし
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257.人通りの少ない大通り
モユア広場から「グッゲンハイム美術館」に行くメイン・ストリートと思って歩いていたが、人通りが少ない。土曜日の午後、この辺りはオフィス街なのだろうか。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO160 )露出補正 なし
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258.「グッゲンハイム美術館」 「パピー(子犬)」
街を見ながらゆっくり歩いていると、美術館が見えてきた。美術館前にはアメリカ人アーティスト、ジェフ・クーンズの作品「パピー(子犬)」が置かれている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 29mm ISO200 )露出補正 なし
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259.「グッゲンハイム美術館」 入り口広場
「地球の歩き方」には、「ニューヨークに本部をおくグッゲンハイム美術館の分館として、1997年に開館。かって造船所のあった川岸にそびえる前衛的な建物は、アメリカの建築家フランク・O・ゲーリーによるもの。光を反射して刻々と変化する外観は、それ自体が芸術作品と言える。」と説明されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 15mm ISO125 )露出補正 なし
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260.「グッゲンハイム美術館」 入場口
外に50人くらいの待ち行列が出来ていた。さらに中に入って入場券を購入すのに50人近くが並んでいる。パンフレットが置いてあったが、日本語はない。入場料は娘たち夫婦は€16/人、私達シニアは€9/人だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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261.「グッゲンハイム美術館 」展示 「The Matter of Time」
wikipediaによれば、「グッゲンハイム美術館」の展示は、グッゲンハイム財団の現代美術コレクションの中から選ばれた作品に加え、長さ102メートルにも及ぶリチャード・セラの「The Matter of Time」「Snake」など、サイト・スペシフィックな(場所特定的な)大規模な作品や現代芸術家のインスタレーションや、バスク人芸術家の作品などを特徴としている。上の階では企画展が開催されていた。企画展では、ポール・シニャック の点描画や、 アンディー・ウォーホール のマリリン・モンローの150の顔、そして多数のロートレックスの絵が印象に残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/200秒 13mm ISO3200 )露出補正 なし
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262.「グッゲンハイム美術館」 3階吹き抜け
階上では企画展が開催されるが、この時は、「美術展: パリ、世紀末: シニャック、ルドン、トゥールーズ - ロートレックとその時代。 11月17日まで」が開催されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO1000 )露出補正 なし
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263.「グッゲンハイム美術館」からの眺め
グッゲンハイム美術館の向こう側(北側)にはビルバオ川が流れている。この建物は何だろうと思って、帰国してからネットで調べてみた。結局よく分からなかったが、「Residensia Siervas de Jesus」ということは判った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 31mm ISO320 )露出補正 なし
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264.ビルバオ・トラム
ビルバオにはビルバオ川に沿ってトラムが走っていた。2002年の開業だそうだが、なかなかスマートな車体だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 26mm ISO250 )露出補正 なし
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265.蜘蛛の彫刻 -1
午後6時、美術館の外に出て、美術館のうしろのビルバオ川の河岸を歩く。フランス人彫刻家で長い間ニューヨークに居住していたルイーズ・ブルジョアの蜘蛛シリーズ、「ママン」の彫刻が目をひく。ドライアイスだろうか、白い霧が演出されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37m ISO125 ) 露出補正 なし
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266.蜘蛛の彫刻 -2
近くへ行って蜘蛛の彫刻を見る。足が8本なので蛸ではないかという人がいたが、蜘蛛だ。蛸も蜘蛛も足は8本だ。あまり、じっくりと見ているひとはいない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 )露出補正 なし
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267.ラッピングされたトラム
ビルバオ川の河岸から市の中心に向かう。さっき見たトラムがここを通っていた。さっきの車体に施されていたのとは、また違うラッピングが施されていた。子供のころからの乗り物好きは、こういう光景に目がない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO500 )露出補正 なし
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268.BAR「LA VINA DEL ENSANCHE」
そろそろお腹が空いてきた。ホテルの近くまで戻るとBARなども多い。「スペイン・バスク 美味しいバル案内」で、絶品の生ハムがそろう歴史あるバルと紹介されている「LA VINA DEL ENSANCHE」に行きたかった。私はコッパ(豚の後頭部から背の部位)の生ハムを是非食べたいと思っていた。まだ、空いているころだろうと思って店の前まで行ってみる。ところが、なんと休暇中の紙が貼ってあるではないか。残念。しかし、このかき入れ時に休暇とは、さすが稼いでいる店は違うなと思わせた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO2500 )露出補正 なし
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269.「La Olla」
この界隈にはBARやレストランが多い。少し歩いて、1軒のバルに入るがそこはあまりよくなかった。入れなかった「LA VINA DEL ENSANCHE」のすぐ隣に「La Olla」という感じの良さそうな店があった。BARというよりレストランだ。入ることにする。小雨が降っているが、外の席に陣取った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/125秒 15mm ISO640 ) 露出補正 なし
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270.「LA VINA DEL ENSANCHE」は人気店
「La Olla」のテラス席より、隣の.「LA VINA DEL ENSANCHE」が良く見える。8時近くなると次から次とお客さんが店の前に来ていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO400 ) 露出補正 なし
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271.ホテルに戻る
外のテントの下で食べた「La Olla」は意外とよかった。我々が座った後、席は満席になった。小雨が降る中、ホテルに戻る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 24mm ISO3200 )露出補正 なし
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272.夜のチャバリ宮殿
バルコニーからモユア広場を眺める。チャバリ宮殿もささやかにライトアップアされていた。ここには、1995年に開業したビルバオ地下鉄の駅がある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/80秒 21mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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2017年9月23日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (8)オンダリビア 8月4日

「パラドール・デ・オンダリビア」のチェックインでは、荷物を部屋まで運ぶのが大変だった。エレベータはないし、ベルボーイさんもいない。3階までスーツケースをもって、階段を上らなくてはならなかった。
 時刻は午後12時半。さっそくオンダリビアの街を歩いてみたい。「パラドール・デ・オンダリビア」はオンダリビアで一番の高台に建っている。ここから、ビダソア川に沿うように北へ下りて行った。しばらく行くと、バスク地方の伝統的な家屋が並ぶサン・ぺドロ通りがあって、にぎやかなレストラン街にもなっている。

 昼食の時間である。先に紹介した「スペイン・バスク 美味しいバル案内」という本に、「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」というレストランが紹介されていた。漁業組合の女性たちが料理を作るレストランと紹介され、「世界一の魚のスープ」が有名なようだ。ぜひ食べたい。娘たちが地図を片手にそのレストランを探し当てた。予約でいっぱいだそうだ。しかし、"3時までならいいよ"という席があったようで、それでよければ、どうぞということだった。OKといって、レストランがオープンする1時まで外で待っていた。「世界一の魚のスープ:ソパデペスカード」は評判に偽りなく、とても良い味だった。

  食事を楽しんだ後は、サン・ペドロ通りを歩いてみる。特徴のある街並みは観光客が多い。ビダソア川沿いに歩いてみる。今日も雲一つない素晴らしい天気だ。対岸のフランスのエンダイヤという町もくっきりと見える。「パラドール・デ・オンダリビア」があるアルマ広場に戻ってくる。近くのサンタ・マリア教会を眺めながら、「カルロス5世城」の西側に石畳の道を城壁まで行ってみた。

一旦、ホテルに戻った。私達の部屋の前にあるサロンというところに、ガイドさんに引率された15人くらいの人たちがいたのでちょっとびっくりした。「カルロス5世城」見学ツアーがあるようだ。テラスなどで2時間ほどゆっくりする。
 夕食はリーダーがミシュラン一つ星のレストラン「アルメーダ」を8時に予約してくれていた。ここで、シードルという酒を頼んでみたがこれは旨いとは思わなかった。

210.マリーナ地区へ
「カルロス5世城」を背に、石材と木材とがマッチした伝統的な建物が並ぶ道をサン・クリストバル広場へ向けて歩く。この先がマリーナ地区だ。どこを見ても清潔な街だ。これがヨーロッパの「当たり前」なのだろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 66mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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211.サン・クリストバル広場​​
サン・セバスティアンからのバスが発着するサン・クリストバル広場に出た。建物の窓にも特徴がある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 32mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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212.マリーナ地区
サン・ペドロ通りは観光客が多かった。リゾート地という感じがする。街路樹が木陰が作り、涼しそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 92mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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213.レストランのテラス席​​
サン・ペドロ通りにはレストランが並ぶ。客はテラス席を好むようだ。プラタナスの木陰も涼しそうである。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 35mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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214.BARもある​​​​
レストランやバルが多くあるが、どの店もそこそこお客さんが入っている。この「IGNACIO」は有名店らしく、夜は満員になるらしい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 31mm ISO​​900​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
215.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」​​​​​​
マリーナ地区の一番奥のサンペドロ通りから1本ビダソア川の方へ入った道に面して、お目当てのレストラン「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」はあった。しかし店内はひっそりしている。扉を半分明けて覗いてみると、女性が出てきて、予約はいっぱいだが、3時までなら使える席があると言ってくれた。もちろんOKだが、それでも中に入れてもらえない。開店時間の午後1時まで待って欲しいということだった。この店は2015年4月、テレビ朝日の「朝だ!生です旅サラダ」で紹介された店だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 31mm ISO​​900​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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216.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」 店内​​​​​​​​
案内されたのは落ち着いた部屋だった。私達が一番乗りだが、すぐに予約済みのグループが入ってきた。「世界一の魚のスープ」はもちろん絶品だったが、太い白アスパラガスが旨かった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​​1600​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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217.「ラ・エルマンダ・デ・ペスカドーレス」 青と白​​​​​​​​​​
食事を終え、レストランを出たのは2時40分だった。振り返って見るとレストランは平屋だったのだ。海の色、青がひときわ目立つ。まさに漁業組合の女性たちが料理を造るレストランというところだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640秒 18mm ISO​​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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218.果実店
桃、プラムなど新鮮そうなフルーツが並ぶ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​​1000​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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219.ビダソア川​​
ビダソア川に沿って「カルロス5世城」に向け、のんびりと歩く。日差しは強いけど、からっとしていて空気が澄んでいる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1600秒 26mm ISO​​200​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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220.釣りを楽しむ人​​​​
ビダソア川で、格好良いボートに乗って釣りを楽しんでいる人がいた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1250秒 300mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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221.「カルロス5世城」の石壁
川の方から道を上がってくると「カルロス5世城」の北側の壁が見えてきた。この右側がアルマ広場で「パラドール・デ・オンダリビア」の入り口になる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500秒 32mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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222.サンタ・マリア教会の鐘楼​​
パラドールの建つアルマ広場はサンタ・マリア教会など昔ながらの姿を残す旧市街地区となっていて、サンタ・マリア教会は「カルロス5世城」のすぐ南側にある。サンタ・マリア教会は15世紀に建てられたゴシック様式の教会である。そしてバロック様式の塔を持つ。フランス領だった時代もあり、1660年にフランスのルイ14世とスペインのフェリペ4世の娘のマリア・テレサの結婚の儀がここでおこなわれたという記録があるそうだ。そして、その後2人の間の孫がフェリペ5世としてスペインのブルボン家として初代国王になった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 52mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
223.NAGUSIA通り​​​​
旧市街の古い石畳の道を少し下りてみた。両側に古い建物が並ぶ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​400秒 18mm ISO​​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
224.旧市街の古い建物
何か由来のある建物だろうと思うが、文字を見つけても何が書いてあるかさっぱりわからない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​​360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
225.サンタ・マリア教会
石畳の細いみち、NAGUSIA通りから振り返ってサンタ・マリア教会を見上げる。午後3時半、西に傾き始めた陽を浴びた塔が美しい。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500秒 46mm ISO​​360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
226.「パラドール・デ・オンダリビア」の玄関​​
時刻は午後4時前。涼しくなる夕方まで、少しホテルで休もうと戻ってきた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​400秒 18mm ISO​​360​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
227.「パラドール・デ・オンダリビア」のサロン​​​​
私たちの部屋と廊下を挟んで向こう側にサロンと呼ばれる大きな部屋があって、ガイドさんに引率された15名くらいのツアーの方々が来られていて驚いた。ツアーの人達が去った後、改めてサロンの中に入る。アキレスの一生を描いた貴重なタペストリーを展示してある。宿泊客も自由に入れる。椅子に座ることもできる。マナーの大切さを改めて思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​20秒 18mm ISO​​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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228.旧市街の一角
夕方6時を過ぎた。そろそろ涼しくなるだろうと、再び旧市街へ出る。こんどは「パラドール・デ・オンダリビア」の前からアルマ広場に沿って西へ、ギプスコア広場への道を歩いてみた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 26mm ISO400 )露出補正 なし
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229.サンタ・マリア教会 塔
サンタ・マリア教会は高いところに建っていて、搭も高いので旧市街のどこからでも見えるようだ。これは教会を西側から見ている。この道は生活感のある道だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 26mm ISO125 ) 露出補正 なし
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230.ギプスコア広場からサンタ・マリア教会を望む
旧市街の中心にある広場だが、格別どうということはなかった。この広場は「カルロス5世城」の西側にある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 30mm ISO125 ) 露出補正 なし
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231.城壁への道
旧市街を取り囲むように城壁の跡が残っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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232.城壁の門
アーチになった門の入り口に説明が書いてあるのだが、スペイン語、バスク語とフランス語で英語はない。サン・ニコラス門というらしい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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233.城門
下を道路が通る遊歩道の上から要塞内へと通じる城門である。16世紀に建設されたこの門は、かつて堀の上を渡る跳ね橋を備えており、現在は遊歩道に再建されて要塞内側へのアクセスが楽になっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f11 1/125秒 12mm ISO125 ) 露出補正 なし
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234.城門の外側から
下を道路が通る城壁に架かる橋を渡ったところから、城壁の跡と要塞内の家々を見る。人々の要塞の外から旧市街への通行路になっているのだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f11 1/125秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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235.ギプスコア広場
再びギプスコア広場に戻ってきた。周囲は建物が囲んでいるが、これは小さなホテルだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/125秒 18mm ISO125 ) 露出補正 なし
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236.ホテルのテラスから
すっかり気に入ってしまったビダソア川が眺められる「パラドール・デ・オンダリビア」のテラスで、また、しばし、食事前の時間を過ごす。ビダソア川にはたくさんのヨットやボートが浮かんでいる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f5 1/1250秒 37mm ISO125 ) 露出補正 なし
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237.サンタ・マリア教会 東側
リーダーが8時に「ALAMEDA」というレストランに予約を入れてくれている。場所は昼に行ったマリーナ地区ではなく、「カルロス5世城」から東に下りたところだ。「パラドール・デ・オンダリビア」を左の方へ行くと下の道に下りるエレベータがあった。降りたところからはサンタ・マリア教会の裏側が見られた。こちらから見ると荘厳な感じがする。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 30mm ISO125 )露出補正 なし
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238.レストラン「ALAMEDA」
8時5分前くらいに店の前に着いた。しかし、8時までは外で待たされた。入り口の近くはバルになっている。私達はテラス席に案内された。ところが、この時間ではまだ、西日が差しこみ、まぶしくて暑い。席を部屋の中に変えてもらった。「せっかくいいところをリザーブしたのに」という感じだったが、快く席を変えてくれた。こちらの人たちはテラス席がお好きなようだ。30分もすると、ぼつぼつ、予約のお客さんたちが入ってきた。若いカップル、老夫婦などいろいろだが、さすがに客層は良い。シードルはいまいちだったが、レゼルバが旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
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239.バス停の風景
サン・セバスティアン方面へのバスを待つ人たちなのだろう。夏の夕方という感じだが、もう8時だ。やっと「ALAMEDA」の中に入る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 28mm ISO1000 )露出補正 なし
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240.帰り道 -1
食事を終えて外に出ると、夜10時半を回っていた。旧市街の中を通ってホテルに帰る。石畳がきれいだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/60秒 18mm ISO3200 )露出補正 なし
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241.帰り道 -2
サンタ・マリア教会の方へ上がっていく。夜11時近いが、若いひとたちにとっては、まだ宵の口なのだろう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/60秒 37mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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242.サロン 午後11時
部屋に戻るとき、サロンを覗いてみた。まだ、明かりがついている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/125秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
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243.館内 午後11時
サロンから階下を撮る。天井から長く垂らされた旗が中世そのものだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/160秒 9mm ISO3200 )露出補正 なし
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244.夜のアルマ広場
サロンから夜のアルマ広場が見下ろせた。まだまだ、みんな楽しんでいる。「パラドール・デ・オンダリビア」に泊まるのは今晩だけだが、もう少し中世に浸りたい気もする。ホテル1階のBARにも行ってみたかった。今夜は中世の夢でも見たい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/125秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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2017年9月19日

久しぶりのヨーロッパ旅行 (7)サン・セバスティアンからオンダリビアへ 8月4日

この日は2泊したサン・セバスティアンから東へ20kmのところにあるオンダリビアという町に行く。ビダソア川の河口に位置するオンダリビアは、対岸にフランスのエンダイヤという町と国境を接する漁師町だそうだ。人口2,000人と小さな町だ。

  朝10時に「ホテル・オルリー」をチェック・アウトをして、荷物を預かってもらう。今朝も天気が良いので、サン・セバスチャンとはお別れする前に、タクシーに乗ってモンテ・イゲルドに上がってみることにする。麓からはケーブルカーに乗りたいのだが、10時からしか動かないので、そのままタクシーで頂上へ行く。
 展望台からはコンチャ湾、モンテ・ウルグル、そしてコンチャ湾にあるサンタ・クララ島が眺められた。ただ、天気は良いのだが、モンテ・イゲルドは西側になるので、太陽の光は正面から降り注ぎ、クリアな写真が撮れなかった。展望台のカフェがオープンしたので、コーヒーと、パンに生ハムを載せて朝食にする。
 ケーブル・カーの駅に行ってみる。時刻はちょうど10時になっていた。始発に乗って麓に下りた。ここからホテルまでどう戻ろうかと思案していたら、運よく路線バスがきた。これでホテルのすぐそばまで行ける。

 オンダリビアへはタクシーで行く。乗ったタクシーの車種はScodaだった。日本でまず見かけない。チェコ最大の自動車メーカーだそうで、現在はフォルクス・ワーゲンの傘下にある。20分ほどで、この日泊まるパラドールに着いた。チェック・インする。ここに泊まれるのを今回の楽しみの一つにしていた。
  このパラドールは、オンダリビア旧市街の最も高い場所に建つ古城「カルロス5世城」を改修した宿泊施設である。890年にはこの建物の一部は防塞としてすでに存在していたそうだ。長い年月を経て、1539年には頑丈この上ない厚さの石の外壁が完成、以後、数々の戦火を潜り抜け、戦いの度に撃ち込まれてきた砲弾の跡が残っているという。

186.黎明
昨夜は早く寝たので、今朝は早くに目が覚めた。ホテルの窓から外を眺めると、空が赤く染まっていた。カテドラルが見える。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​13秒 48mm ISO​32​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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187.コンチャ湾を展望​​
午前9時にモンテ・イゲルドの展望台から、コンチャ湾の全景を見る。快晴なのだが、前からの光を浴びて海も光り、クリアな絵にならなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​2500秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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188.モンダレータ海岸​​​​
モンテ・イゲルド側の海岸は、ミラマール宮殿のあるところからその西側をオンダレータ海岸というらしい。ラ・コンチャ海岸の西側には静かで落ち着いたラ・オンダレータ海岸が続く。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​2000秒 56mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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189.サンタ・クララ島
コンチャ湾のほぼ中央に サンタ・クララ島 が見えた。コンチャ海岸から見ているとモンテ・イゲルドと地続きのように見えていた。16世紀末にはサン・セバスティアンの町に疫病が蔓延し、疫病に感染した住民は感染の拡大を防ぐためにサンタ・クララ島に隔離されたそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​2000秒 66mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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190.ビスケー湾を望む モンテ・イゲルドの外海、ビスケー湾は大西洋からスペイン北部とフランス西部に入り込む大きな湾である。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1250秒 46mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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191.ビスケー湾 燈台
モンテ・イゲルドの山頂には、18世紀につくられたTorreon(トレオン)旧灯台があった。この写真の灯台は新しい灯台だろう。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​640秒 26mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
192.遊園地
Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​ 規模は小さいが、子供たちのための遊園地もあった。この手前にあったカフェがちょうど開いた。コーヒとパンで軽い朝食をとる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500秒 18mm ISO​2​​00​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
クリックすると大きくなります。
193.ケーブルカー​​
wikipediaによれば、1912年8月25日、スペイン王アルフォンソ12世の妻マリア・クリスティーナによってイゲルド・ケーブルカーの運行開始が宣言されたとのこと。バスク地方で初めて運用されたケーブルカーという。総延長距離312m、最高速度1.5m/秒、高低差151m。時刻は9時55分、頂上駅の駅舎に人の姿があったので、身ぶり、手ぶりでで乗れるかと尋ねたところ、OK.だった。10時始発。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​450​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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194.線路​​​​
全長312mというから、150mちょっとですれ違いになる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 165mm ISO​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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195.古い車両
何回もペンキを塗り重ねたような骨董品的な車両だ。このイゲルド・ケーブルカーはバスク地方で初めて1912年に運行開始されたケーブルカーであり、スペイン全体でもバルセロナのティビダボ山にあるケーブルカー(1901年)、同じくバルセロナのバルビドリエラにあるケーブルカー(1906年)に次いで3番目に古いケーブルカーだそうだ。ネットで調べてみると、現存する世界最古のケーブルカーは、サンフランシスコで1873年に建設されたケーブルカーだ。そして、日本最初のケーブルカーは1918年に開業した生駒鋼索鉄道(現在の近鉄生駒鋼索線)が最初のものである。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​80秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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196.ケーブルカーの山麓駅舎​​
山麓駅はなかなか立派な建物だった。ケーブルカーの料金はひとり片道 €1.7。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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197.登っていくケーブルカー​​​​
私達が乗って下りてきたケーブルカーが登って行った。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1000秒 18mm ISO​300​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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198.路線バス​​​​​​
山麓駅にはタクシーも止まっていないし、街までどうやって戻ろうかと思っていたら、街の中心地まで行く路線バスが来た。料金はひとり1.7ユーロで、ケーブルカーの片道と同じだった。途中で結構乗り降りがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 46mm ISO​2000​​​​ ​)露出補正​ ​なし
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199.パラドール
一旦ホテルに戻り荷物を受け取って、タクシーで、東へ約20kmのところにあるオンダビリアへ向かう。今宵の泊りは、これも今回の楽しみのひとつであるパラドールという古城を改装したホテル。2000年にポルトガル旅行をしたときに、ポサーダという、やはり古城を改装した国営ホテルで夕食をしたことがあったが、その時の印象が、赤ワインの味わいとともに残っている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 22mm ISO​560​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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200.パラドールの入り口​​
ホテルの名はパラドール・デ・オンダリビアという。10世紀に築かれた城砦を16世紀にスペインのハプスブルク家のカルロス5世 により増築されたものだそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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201.パラドール・デ・オンダリビア のロビー
広場に面した入り口から3mもあるという分厚い石壁をくぐり抜けると其処には、はっと息を飲みむような感動的な中世の宮殿の空間が広がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​25秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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202.パラドール・デ・オンダリビア の石壁
ごつい石壁が天井まで広がり、重厚な家具や飾られた武具、加えて照明の巧みさで見事なまで中世の世界を演出している。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 18mm ISO​2800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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203.客室へ石段
泊まった部屋は3階だった。エレベータはない。客室数は36ある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​160秒 18mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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204.パラドール・デ・オンダリビア の中庭
2階へ上がると中庭がみえた。ここは朝食が提供される場所になるのだろう。崩れかかった石壁がそのままむき出しにして使われている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 24mm ISO​800​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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205.玄関から中庭へ​​
2階の客室への通路から、玄関と中庭の間にあるロビーが見えた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​160秒 24mm ISO​3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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206.テラス
テラスに出られた。日差しは強いが日影に入ると涼しい。気持ちの良いテラスだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​800秒 38mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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207.ビダソア川とフランス国境​​
パラドールの玄関の反対側の2階部分にテラスがあった。ソファがあり、のんびりと過ごすことが出来る。テラスの前にはビダソア川の河口付近が眺められ、その対岸はフランスの町、エンダイヤだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​1250秒 102mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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208.中庭の石壁​​​​
崩れかかった石壁はそのままに利用されている。もちろん雨がかからぬようになっているが。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​250秒 22mm ISO​640​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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209.アルマ広場とパラドール・デ・オンダリビアの石壁
​​ パラドール・デ・オンダリビアの玄関を出たところはアルマ広場になっている。「地球の歩き方」には、このカルロス5世城はナパーラ王国の防衛上において重要な位置を占めていた要塞だった。伝説によると10世紀にナパーラ王サンチョ・アルパカが建てたといわれ、16世紀にカルロス5世によって修復された。と説明されている。3mの厚さがあるという外壁には砲弾の跡も残っているという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ 絞り優先​​オートで撮影 (​ ​f​6​​​​​​​​.3​​​ 1/​500秒 18mm ISO​200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
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