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2020年9月 3日

梅雨明け 猛暑の舞岡公園 8月6日

8月1日にようやく長かった梅雨が明けた。と同時に猛暑胃がやってくる。湿度も高い。
 今年は黒いアゲハたちを撮っていないので、お盆前に舞岡公園へ行ってみようと思っていた。彼らの発生のタイミングと、彼らの好物であるクサギの花の開花時期が旨く合ってくれればよいのだが、今年はどうだろうか? 舞岡公園でクサギのあるところが何か所かある。毎年、多くのモンキアゲハやカラスアゲハが飛来するクサギの木のある所へ行くとクロアゲハの♀が来ていた。あわただしくホバリングをしながら吸蜜している。クサギの花は三分咲きというところだろうか。それでもその独特な花の匂いが漂っている。しばらくしてカラスアゲハの♂がやってきた。
 この日はもう一つ目的があった。7月に湯の丸高原へ行くときに、ゼフィルスを撮ろうと思って購入した一脚のテストをしてみたかった。一脚にカメラをセットして撮ろうと試みたが、花から花へ動き回ってホバリングしながら吸蜜するクロアゲハやカラスアゲハを撮るには不向きである。静止してくれる被写体でないと使いづらい。
 このあと、他のクサギの花が咲くところを歩いてみたが、黒いアゲハたちを見ることはなかった。

01_200806001 X800 舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 1.アゲハ♀ -1
カラタチの植え込みがある。ここに立ち寄るとしばしばアゲハの♀がその新芽を探している光景を見る。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO400 ) 露出補正 なし
02_200806006 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 2.アゲハ♀ -2
同じ個体だが少し寄って撮った。このレンズは望遠端(300mm)最短撮影距離は39cmである。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO280 ) 露出補正 なし
03_200806013 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 3.アゲハ♀ -3
時々、このように休むように開翅する。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO1100 ) 露出補正 なし
04_200806024 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 4.アカボシゴマダラ(外来種) -1
奄美大島に生息する準絶滅危惧種であるアカボシゴマダラとは、別亜種で1998年に藤沢市で記録されて以降、分布を拡大している。人為的に持ち込まれた外来種で、原産地は中国である。間違っても人為的に"ご本家"の奄美大島に持ち込まれるようなことがあってはならない。舞岡公園にはゴマダラチョウもいるが、植樹は同じエノキであり、競合が起きていると想像できる。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO220 ) 露出補正 なし
05_200806036 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 5.クロアゲハ♀ -1
日の当たるクサギの花にクロアゲハの♀が飛来した。♀は♂に比べ、前翅は灰色で黒条が目立ち、後翅の赤い紋が発達する。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO1250 ) 露出補正 なし
06_200806040 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 6.クロアゲハ♀ -2
前の写真と同じ個体。♀は後翅の中室部分が青灰色になり、彩りを添える。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 300mm ISO2500 ) 露出補正 なし
07_200806049 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 7.カラスアゲハ♂
今度は青緑色に輝くカラスアゲハの♂が、飛来した。シャッタースピードの下限を1/500秒にし、プログラムオートで撮っているが、ISOが上限に設定した3200になり、シャッタスピードは1/400秒になっていた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/200秒 300mm ISO3200 ) 露出補正 なし
08_200806054 X800 舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 8.ヒマワリ
農家の耕作地に大きなヒマワリの花が咲いていた。いままであまり気にしていなかったが、ヒマワリは種類も品種も豊富で、種類としては60種類の野生種があり、品種改良で生まれた園芸品種を合わせると100種類を超えると言われる。大きく園芸用ヒマワリ、食用ヒマワリ、油糧用ヒマワリに分けられるそうだ。大きなひまわりにはロシアとかタイタンという品種があるそうだが、写真のヒマワリはとても大きかった。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/640秒 92mm ISO200 ) 露出補正 なし
09_200806063 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 9.アカボシゴマダラ(外来種) -2
アカボシゴマダラは夏型が多く見られた。私が舞岡公園でこのチョウを初めて見たのは2004年頃だったと思うが、その頃には舞岡公園ではすっかり定着してしまっていたようだ。外来種として、居てはいけないようなチョウとして扱われるが、美しい魅力的なチョウだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/500秒 230mm ISO360 ) 露出補正 なし
10_200806067 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 10.モンキアゲハ♂ -1
クロアゲハ、カラスアゲハが来ていたクサギの花には、そのあと、しばらく何も現れなかったので、そこを離れ、その先のクサギが咲くところへ移動してみた。そこにも何も来ない。正午近くなって暑さが一層厳しくなってきた。再び最初のクサギのところに戻る。モンキアゲハの♂が訪花していた。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO3200 ) 露出補正 なし
11_200806074S X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 11.モンキアゲハ♂ -2
比較的きれいな個体だった。モンキアゲハは年3回ほど発生するようだが、これは第2化だろうか。 

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/400秒 300mm ISO3200 ) 露出補正 なし
12_200806077 X800 〇舞岡公園 D5000 SIGMA 18-300.jpg 12.モンキアゲハ♂ -3
なかなかじっとして吸蜜はしない。一脚にカメラを載せて撮ってみたいと思ったが、俊敏に動き回るので難しそうだ。

Nikon D5000 SIGMA 18-300mm f3.5-6.3 DC MACRO
絞り優先オートで撮影 ( f6.3 1/250秒 300mm ISO3200 ) 露出補正 なし


2018年5月16日

武蔵嵐山(1) ホソオチョウを撮りに 4月19日

昨年は4月28日に、ホソオチョウを狙って武蔵嵐山に来た。擦れた個体が多く、適期より少し遅かった。それと、今年はギフチョウなどの発生時期を見ても例年より早そうなので、この日(4/19)に行くことにした。
 横浜から埼玉県の武蔵嵐山は少々遠い。圏央道、関越を利用して東松山で降りるが、たっぷり2時間掛かってしまった。蝶の里公園のオオムラサキの森活動センターの駐車場に着いたのは10時を過ぎていた。
 活動センターで整備作業をされていた方に話を伺うと、すでにウスバシロチョウも発生していると言う。オオムラサキの幼虫は、活動センターの前にある数本のエノキに、緑の網をかけて保護されているが、現在、幼虫が61頭いると話してくれた。そして、ホソオチョウのポイントも教えていただいて、歩き始めた。
 ウスバシロチョウが飛んでいたが、なかなか撮影のチャンスはない。教えていただいたところに行ってみると、ホソオチョウが多数飛んでいた。なかなか静止してくれなかったが、11時半を過ぎて、花に止まる♂が多くなった。
 昨年自分で見つけたホソオチョウのポイントもあるが、この日はここで十分撮影を楽しむことができた。

;クリックすると大きな写真になります。 1.ベニシジミ
今日は暖かい。チョウたちが次々と羽化してきそうだ。このベニシジミも初々しく、鮮やかだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 2.モンキチョウ
菅谷館 跡の草原ではいろいろなチョウが飛んでいた。モンキチョウがタンポポで吸蜜している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/800秒 218mm ISO100 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 3.ホソオチョウ♀
ホソオチョウもあちこちでふわふわ、ひらひらと飛び交っている。飛んでいるのはほとんどが♂のようだが、♀が飛来して落ち葉の上に静止した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 216mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 4.ホソオチョウ♂ -1
広い野原を飛び回っていて、花に止まることがなかったホソオチョウたちだったが、11時半を過ぎて、花に止まって吸蜜する個体が増えてきた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 132mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 5.ホソオチョウ求愛
下草に潜っている♀を♂が見つけて求愛を始めた。カップルは成立しなかったようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 43mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 6.下草に止まるホソオチョウ♀
羽化したてなのだろうか、下草に止まった♀は静止していた。草の茎の間からローアングルで撮ったが、ピントが少し甘かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。 7.ベニシジミ裏面
春に生まれてくるベニシジミはオレンジ色が鮮やかである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 187mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 8. ホソオチョウ♂ -2
薄い翅だ。韓国から移入された種であるとの思いからか、翅表の模様も何か、韓国的に感じてしまう。特に尾状突起近くの文様はエキゾチックである。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 9. ホソオチョウ♂ -3
コアオハナムグリと一緒にハルジオンで吸蜜する。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 220mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 10. ホソオチョウ♂ -4
このチョウは1978年、 日本で初めて東京都で確認されたそうだ。本種は飛翔能力が低いため、現在までに生息が確認されたことのある地域は、違法な放蝶といった人為的手段で分布を広げたものと考えられている。本種の幼虫の食草はウマノスズクサで、これは日本に生息する在来種のジャコウアゲハと同じ食草である。したがって、餌資源をめぐって競争する危険性がある。本種の分布が局所的であるため、全国的にジャコウアゲハの個体数や分布に影響を与えているものではないという意見もあるが、実際にホソオチョウが多数生息する地域では、ジャコウアゲハの生息密度が低くなっていることが確認されているそうだ。(wikipediaを参照)

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1000秒 193mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 11. ホソオチョウ♂ -5
ホソオチョウは草原で飛び回っては、タンポポなどに止まって吸蜜する。モニターを使ってローアングルで撮った。カメラが重いのと、ネクストラップのため、難しい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 10mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 12.ツマキチョウ
都幾川の河川敷を歩いてみた。菜の花が咲いていて、ツマキチョウが来ていた。小石川植物園では撮れなかったが、ここではチャンスに恵まれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 67mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 13.ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハ -1
河川敷に咲いていたヤマツツジの花に黒いアゲハを見つけた。近寄ってファインダーで覗いてみると、思いがけずミヤマカラスアゲハだった。ここで会えるとは思っていなかったのでラッキーだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/1000秒 110mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
;クリックすると大きな写真になります。 14. ヤマツツジに来たミヤマカラスアゲハ -2
しばらく花から花へと飛び回っていたミヤマカラスアゲハは、やがて、ファインダーから消えていったが、この写真は幸運にもピントが合っていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 114mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段