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2021年12月18日

古都鎌倉紅葉巡り ① 円覚寺 12月2日

鎌倉の紅葉の状況をネットで調べてみると「見ごろ」になっている。少し早いかなと思いつつ、快晴の12月2日に行って見ることにした。
 少し早めに家を出た。北鎌倉駅に着いたのは9時少し前だった。この日のコースは、円覚寺→東慶寺→海蔵寺→鎌倉八幡宮 を予定している。
 まず円覚寺にお参りをする。すでに拝観受付には列が出来ていたが、石段を上がり総門を入って、すぐに拝観志納金を納めて境内に入ることが出来た。
 私は結婚した昭和43年から7年間北鎌倉に住んだ。翌年に生まれた長女は円覚寺の幼稚園に通ったが、入園させるため出勤前に、朝4時に起きて山門の下で並んだ記憶がよみがえる。その幼稚園の運動会では父兄対抗のリレーで走ったりした。
 午前9時、まだ、参拝者は少ない。山門の辺りのイロハモミジは見ごろであった。陽の光に透けて輝いている。次に、仏殿に入り、ご本尊である宝冠釈迦如来にお参りし、天井の白龍図を仰ぎ見る。一番奥にある黄梅院までお参りしながら歩いた。
 円覚寺に関する記述は 円覚寺ホームぺージ 、および境内に建てられている説明板等を参照させていただいている。

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円覚寺総門の石段 2021年12月2日

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円覚寺総門に掲げられていた境内案内図

  この境内案内図の隣に「円覚寺案内」の立札があり「当山は、臨済宗円覚寺派の大本山であり、弘安5年(1282年)の開創。開山は中(宋)より渡来の佛光国師無学祖元。開基は鎌倉幕府の執権北条時宗公。(後略)」と記されていた。

1.総門
紅葉の下をくぐるようにして石段を上がると、「瑞鹿山」という山号の扁額が掲げられた総門がある。写真は総門を入って振り返ったところ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
001_211202002 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
2.桂昌庵(十王堂)
総門を入るとすぐ左手に桂昌庵がある。江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室で、5代将軍・綱吉の生母であった桂昌院を思い浮かべるが、それは関係ない。ここは第四十九世承先道欽(しょうせんどうきん)の塔所である。塔所とは、禅宗で、大寺の高僧の死後、弟子がその徳を慕って建てた墓塔)や庵などの小院のことで塔頭ともいう。木造十王像が祀られていることから「十王堂」または「閻魔堂」とも呼ばれ、十王蔵像は、鎌倉十橋の一つ十王堂橋付近にあった十王堂に安置されていたものといわれているそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/500秒 46mm ISO900 ) 露出補正 なし
002_211202005 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
3.山門
山門の脇から参道に戻り、山門を振り返る。山門脇のもみじの葉が、陽の光に輝く。現在の山門(三門ともいう)は天明5年(1785年)、開山した無学祖元禅師の五百年遠諱の年に大用国師(だいゆうこくし)によって再建され、現在は神奈川県指定重要文化財となっている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
003_211202009 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
4.仏殿
山門から見る仏殿である。大光明宝殿ともいう。仏殿は、円覚寺の本尊である宝冠釈迦如来が祀られている建物だ。大正12年(1923年)の関東大震災で倒壊したが、昭和39年(1964年)に再建された。鉄筋コンクリート造りである。禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物となっている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO450 ) 露出補正 なし
004_211202007 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
5.ご本尊 宝冠釈迦如来坐像
釈迦如来坐像は、廬舎那仏ともいわれ、頭の部分だけが鎌倉時代に作られたもの(市指定文化財)だそうだ。1964年(昭和39年)に仏殿が再建されるまでは、仏殿西側の選仏場に安置されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/60秒 42mm ISO3200 ) 露出補正 なし
005_211202018 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
6.白龍図
円覚寺仏殿の天井画は、ともに岐阜県出身の日本画家である前田青邨画伯(1885年〜1977年)監修のもと、守屋多々志画伯(1912年〜2003年)によって描かれたものである。前田青邨画伯の弟子には鎌倉市の名誉市民となった平山郁夫画伯もいるそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/25秒 35mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_211202020 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
7.修学旅行の生徒たち
仏殿の引き戸から山門の方を見ると、修学旅行の生徒たちの姿が見えた。コロナも落ち着いてきたのだと実感する。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO2000 ) 露出補正 なし
007_211202024 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
8.黄梅院へ続く道
境内案内図で見ていただくように、仏殿に沿って一番奥にある黄梅院への石畳の道を、居士林の辺りにあった灯篭から覗き見る。(「居士」とは在家の禅の修行者を指し、居士林は禅を志す在家のための専門道場である。もと東京の牛込にあった柳生流の剣道場が、昭和3年(1928)柳生徹心居士より寄贈され、移築されたそうだ。)

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO1100 ) 露出補正 なし
008_211202030 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
9.エナガ -1
紅葉するイロハモミジの枝に野鳥が来ていた。はじめシジュウカラかと思ったが、身体が小さいし、白黒がはっきりしている。帰宅して調べてみるとどうやらエナガのようだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
009_211202037 X800 △円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
10.エナガ -2
隣のカエデの木に移った。エナガは初めて見る野鳥だった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/640秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
010_211202048 X800 ◎円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
11.居士林(濟蔭庵)
説明板には、明治の頃より円覚寺では、在家の人の座禅(居士禅)が盛んになり、山岡鉄舟、鈴木大拙、夏目漱石など多くの居士が参禅した。大正11年にこの濟蔭庵の居士の座禅道場として居士林が開設されたが、大正15年に焼失、早大濟蔭団が中心になり復興運動を起こした。幸いなことに柳生新陰流の剣道場を柳生基夫氏(徹心居士)が寄付を決断し、昭和3年にこの濟蔭庵に移築して開単となり、以来80年近く学生や社会人が中心となって雲水と同じように修行する学生坐禅会、土日坐禅会を運営してきた。堂内には本尊不動明王が祀られ、「頭燃を救うが如し」の扁額が掲げられ、心の安らぎを求めて坐禅に来る人を待ち受けている。と記されていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_211202062 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
12.居士林から妙香池への道
この辺りの紅葉が美しい。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_211202069 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
13.石崖
舎利殿に行く途中の左側にこんな石崖があった。円覚寺には何回も来ているが、今まで気づかなかった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5.6 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
013_211202070 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
14.妙香池を背に石畳を振り返る
もう少し行くと舎利殿へと左に入るところがある。その手前で今歩いてきた道を振り返ると、修学旅行の生徒たちと石垣ともみじの取り合わせだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
014_211202074m X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
15.舎利殿(国宝)
舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られているという。鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する最も美しい建物として国宝に指定されている。屋根の勾配や軒の反りの美しさが特徴で、特に屋根の軒下から出ている上の段の垂木たるきは、扇子の骨のように広がっており、「扇垂木」とよばれている。これが屋根を一層大きく、建物全体を小さいながらも壮大に見せている。(円覚寺ホームぺージ)

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/500秒 50mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_211202084 X800 円覚寺 舎利殿 D750 TAMRON35-150.jpg
16.開基廟
円覚寺大檀那である北条時宗、貞時、高塒が祀られている。現在の開基廟は江戸時代1811年に改築されたものとされている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO900 ) 露出補正 なし
016_211202087 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
17.黄梅院 武山堂
黄梅院は第15世夢想疎石(1275年-1351年)の塔所で、疎石の弟子の方外宏遠が、華厳塔のあった場所に建立したものだそうだ。その境内の奥には武山堂と呼ばれる観音堂があり、観音像が祀られているが、中国から贈られたものとのこと。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.2 1/320秒 50mm ISO3200 ) 露出補正 なし
017_211202098 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
18.竹林
竹林は報国寺が有名で、私も行ったことがあるが、円覚寺の大方丈の裏側(南東側)にある竹林もなかなか見事である。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f5 1/5000秒 44mm ISO100 ) 露出補正 なし 撮影後補正
018_211202104m X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
19.妙香池付近の紅葉
この辺りの紅葉も美しく、参拝者の多くがスマホで撮影していた。今はいわゆるコンデジを使う人は少なく、スマホかあるいは一眼だ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/5000秒 75mm ISO100 ) 露出補正 なし
019_211202108 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
20.大方丈の百観音石仏 -1
大方丈の書院と庫裏になっているが、その庫裏側の庭に、鎌倉市の市指定天然記念物である柏槙(ビャクシン)の樹があるが、その向こう側に百観音がある。石仏「百観音」は、江戸時代に拙叟尊者が塔頭の奥にある岩窟で、百体の観音石像を祀った事がそのはじまりだそうだ。1888年(明治21年)には、洪川禅師が西国三十三体の観音像を新たに刻み、補陀落迦観自在窟と名付けて境内の一部に安置し、その後、1983年(昭和58年)、方丈前に移されたという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/500秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
020_211202113 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
21.大方丈の百観音石仏 -2
石仏「百観音」は、前述したとおり、江戸時代に拙叟尊者が百態の石仏を塔頭(松籟院)の奥の岩屋に閉じこもって彫ったという百体の観音石像を祀った事がそのはじまりだそうだ。1888年(明治21年)には、洪川禅師が西国三十三体の観音像を新たに刻み、補陀落迦観自在窟と名付けて境内の一部に安置し、その後、1983年(昭和58年)、方丈前に移されたという。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4.5 1/500秒 38mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_211202121 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
22.大方丈 書院側
大方丈の書院側にも庭がある。その庭には池がある。書院の縁に並ぶガラス戸に紅葉が映っている。そのガラス戸に映った姿が、水はきれいではないが池に映っていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 90mm ISO2000 ) 露出補正 なし
022_211202130 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
23.弁天堂
もう一度百観音の方へ戻り、唐門から外に出た。しばらく行って左に長い石段がある。もう一つの国宝である洪鐘(鐘楼)がある高台へと上る道だ。ちょっと逡巡したが上がって行くことにした。おおよそ130段ほどあったように思う。そこに弁天堂があった。江ノ島弁財天の加護によって洪鐘の鋳造が完成したと伝えられ、その弁財天を祀るお堂だそうだ。北条貞時が洪鐘とあわせて弁天堂を建立し、当山の鎮守とした。その弁財天の横には、お茶所(弁天茶屋)と円覚寺グッズの売店があった。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f2.8 1/50秒 35mm ISO320 ) 露出補正 なし
023_211202137 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
24.国宝 洪鐘(鐘楼)
関東で最も大きい洪鐘(高さ259.5cm)だそうで、国宝に指定されている。円覚寺の開基である北条時宗の子である貞時が正安3年(1301年)に国家安泰を祈願して寄進したものだそうだ。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3.5 1/500秒 42mm ISO100 ) 露出補正 なし
024_211202144 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
25.円覚寺の高台から見た富士山
この日は素晴らしく晴れていた。空気も澄んで富士山がはっきりと見える。その手前に見える建物は北鎌倉女子学園(中・高)だろう。私はその左下の辺りで7年間を過ごした。湿気の多いところだったと記憶している。この少し左側が東慶寺になる。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f6.3 1/640秒 122mm ISO100 ) 露出補正 なし
025_211202146 X800 円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
26.山門
山門のところに下りてきた。朝とは光の当たり方が違っている。山門、即ち三門は三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされている。楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢が祀られている。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f3 1/500秒 44mm ISO250 ) 露出補正 なし
026_211202151 X800 〇円覚寺 D750 TAMRON35-150.jpg
27.松籟院 十月桜
総門に向かって山門の左側に松籟院がある。松籟院は、第百五十世叔悦禅懌の塔所である。拝観料を入れ、中に入ってみた。数本の十月桜があり、咲いていた。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/800秒 150mm ISO100 ) 露出補正 なし
027_211202154 X800 円覚寺 松籟院 D750 TAMRON35-150.jpg
28.総門の参拝者
10時半、約1時間半の散策を終え、再び総門に戻ってきた。朝に比べ参拝者は多くなっていた。さて、これから東慶寺へ向かう。

Nikon D750 TAMRON 35-150 F2.8-4
プログラムオートで撮影  ( f4 1/500秒 56mm ISO100 ) 露出補正 なし
028_ 211202167 X800 円覚寺 総門 D750 TAMRON35-150.jpg


2018年5月 6日

春の鎌倉円覚寺 4月1日

この日、人生2度目のホール・イン・ワンを達成した元勤務先の先輩のお祝いの会にお招きいただいた。会場風景など、スナップ写真を撮って欲しいと依頼されていたのでCanon G12を持参していた。パーティーは12時から始まり、2時半ごろお開きになった。天気も良く、まだ陽は高い。紅葉のシーズンには何度か訪れた円覚寺だが、春に行ったことがない。北鎌倉で下車することにした。
 桜満開の土曜日だったが、午後遅かったためか、参拝客は少なかったので、ゆっくりと境内を散策できた。

1.北鎌倉駅
北鎌倉で下車すると、反対側に停車していた下り湘南新宿ラインが動き出していた。通り過ぎるのを待って、円覚寺側に踏切を渡る。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.円覚寺総門の桜
総門の石段の手前に満開の桜があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 6mm ISO160 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.円覚寺総門
円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。開山無学祖元の創建開堂に​あたって、その法話を聞きに山中から白鹿が​出てき​たことから、この名が付けられたという​話があるそうだ​​。(鎌倉手帳 寺社散策より)​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1000秒 6mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.山門の桜
総門で受付を済ませ、山門の石段を上がる。山門を抜けると仏殿が見えるが、ここにも満開の桜があった。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.新緑と桜
新緑の若葉が美しい季節が始まっている。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f4.5 1/640秒 30mm ISO800 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
6.大方丈
大方丈では、縁に座って庭を鑑賞している人がいる。本来は住職が居住する建物を方丈と呼ぶが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われているそうだ。午後の遅い時間、禅寺の風情がある。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/250秒 16mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
7.アセビ 馬酔木
ツツジ科アセビ属の常緑低木。馬酔木の名は、「馬」が葉を食べれば毒に当たり、「酔」うが如くにふらつくようになる「木」という​ところ​から付いた名前であるとされる。 ほんとに馬が食べると酔うのだろうか。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/1250秒 16mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
8.白鹿洞のヤマブキ
ヤマブキの黄色が鮮やかだった。円覚寺の創建開堂にあたっては、無学祖元の法話を聞くために山中から白鹿が出てきてこれに連なったという言い伝えがある。その白鹿が出てきたというのがこの「白鹿洞」(びゃくろくどう)。円覚寺の山号は「瑞鹿山」。この山号には「めでたい鹿のお山」という意味があるそうだ。(鎌倉手帳 寺社散策より)​

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​ 1/1250秒 ​7​mm ISO2​0​0 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
9.​ルリタテハ
ルリタテハがスーっと飛んできて、石の上に止まって、日向ぼっこをするように 開翅してくれた。

​​​​​Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4.5​ 1/1250秒 ​30​mm ISO250​0 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
10.山門と桜
午後4時。山門へ戻ってきた。渋い山門を背景に桜の花が浮き立つ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.2​ 1/1250秒 ​9​mm ISO50​0 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
11.桂昌庵
紅葉のシーズンもきれいだが、新緑も良い。ここ桂昌庵(けいしょうあん)は、第四十九世承先道欽(しょうせんどうきん)の 塔所 だそうだ。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f​3.2​ 1/800秒 ​10​mm ISO80​0 )露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
12.横須賀線北鎌倉駅
円覚寺の総門を出て、北鎌倉の駅へ戻る。今度も下り、鎌倉方面行の電車が到着していた。私は、この踏切を渡って上り電車に乗る。昭和43年に結婚し、北鎌倉に借家住まいをしていた7年間、毎朝、ここから横須賀線に乗って東京へ通ったのを思い出す。

Canon PowerShot G12 f2.8-4.5 6.1- 30.5 10.0 Mega Pixels プログラムオートで撮影( f​4.5 1/1250秒 ​30​mm ISO80​0 ) 露出補正 
-0.7段
;クリックすると大きな写真になります。


2017年12月18日

​​​​​​​​​​​​2泊3日の京都紅葉狩り(2) 嵐山・嵯峨野12月4日

東福寺からJR奈良線で一旦京都駅に戻り、こんどはJR嵯峨野線に乗って、トロッコ列車の起点でもあるJR嵯峨嵐山へ行った。
 時刻は11時。ここからまず天龍寺まで歩く。外国人、特に中国からの観光客が多い。朝が早かったので小腹が空いてきた。歩いている途中で蕎麦屋に入って腹ごしらえをする。
 天龍寺のモミジはほぼ終わっていた。2008年11月28日に、ここ天龍寺を訪れているがその時の紅葉は見事だった。渡月橋へ行く道から入ってすぐ左側のモミジも見事だったが、もう終わってしまっている。天龍寺の曹源池のある庭園を見て歩き、北門から嵯峨野竹林のあるほうへ出る。
 野宮神社、常寂光寺、落柿舎に立ち寄ったが、竹林のところでロケに来ていた、昨今TVのワイドショーで話題になっている俳優の太川陽介さんに会った。
 渡月橋に着くころには小雨が降ってきてしまった。最近の天気予報はよく的中する。 この日は早めの夕食にして、東寺の紅葉ライトアップを見る予定である。

34.天龍寺
JR嵯峨嵐山駅から20分くらい歩いただろうか。途中、蕎麦屋で腹ごしらえをしたが、天龍寺に着いたのは11時半ごろだった。渡月橋へと進むメインストリートの右側に境内への入口になる総門があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/1000秒 14mm ISO160 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
35.天龍寺塔頭 弘源寺
書院や大方丈のある参拝受付へ続くまっすぐな道を歩くと、右側に搭頭があった。ここはそのひとつで、弘源寺という。毘沙門天立像や枯山水庭園「虎嘯の庭」、竹内栖鳳とその一門(上村松園・西山翠嶂・徳岡神泉ほか)など文化勲章受章画家の日本画等が公開されていたが割愛した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f7.1 1/250秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
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36.天龍寺塔頭 慈済院 
弘源寺の西隣にも慈済院という立派な塔頭寺院があった。素朴な味わいのある土壁が目を引く。天龍寺七福神の一つ弁財天を祀るお堂がある。この堂の門「来福門」は唐様の優美な形をしている。 貞治2年(1363)創建。天龍寺第二世、無極志玄(佛慈禅師)を開基とする。明治5年(1872)、塔頭福寿院を合併した。 元治元年(1864)の天龍寺大火をまぬがれたため、室町時代の建築様式が残っているという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 32mm ISO200) 露出補正 なし
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37.天龍寺 八幡社​​
慈済院の隣には松厳寺があって、さらにその隣にこの八幡社があった。奥行きがある。八幡社は天龍寺十境のひとつで、霊庇廟(れいひびょう)と呼ばれている。以前は亀山山頂に祀られていたそうだが、1875年(明治8年)に現在の場所に移されたという。 また、八幡社は八幡大菩薩を祀る天龍寺の総鎮守社であり、 朱の鳥居、朱の社殿が鮮やかで美しかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 20mm ISO200) 露出補正 なし
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38.名残りのモミジ
庭園だけの拝観であれば拝観料は500円、諸堂参拝の場合は300円追加とあった。庭園だけの拝観を選択。方丈の脇のモミジは何とか残っている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 82mm ISO450) 露出補正 なし
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39.大方丈の縁
庭園に出るには大方丈に沿って歩く。外から中を見させていただいた。立派な縁だが、拝観者は見当たらなかった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 20mm ISO1000) 露出補正 なし
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40.大方丈 襖絵の「雲龍図」はレプリカ
これは大方丈にある龍の襖絵(レプリカ)である。作者は18世紀の画家の曾我蕭白だそうだ。現在はボストン美術館所蔵であるが、京都文化協会とキヤノンが共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第8期作品として、ボストン美術館所蔵の曽我蕭白筆「雲龍図」全8面の高精細複製品を臨済宗天龍寺派大本山である天龍寺へ寄贈した。一方、天龍寺の「雲龍図」は法堂の天井に平成9年(1997)天龍寺開山夢窓国師650年遠諱記念事業として 日本画家加山又造画伯(1927~2004)が描いたものが有名である。鎌倉の建長寺創建750年 記念事業として、平成14年(2002)、法堂天井約80畳に掲げられた小泉淳作筆の雲龍図を見たことがある。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/160秒 46mm ISO3200) 露出補正 なし
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41.天龍寺方丈内部​​
方丈は大方丈と小方丈(書院)からなる。大方丈は明治32年(1899)、小方丈は大正13年(1924)の建築だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO1400) 露出補正 なし
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42.天龍寺 曹源池庭園 ​​​​
大方丈の東側に曹源池庭園が広がる。約700年前の夢窓国師作庭当時の面影をとどめていると言われ、わが国最初の史跡・特別名勝に指定された。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 24mm ISO200) 露出補正 なし
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43.曹源池庭園 龍門の滝
天龍寺のHPの説明によれば、方丈からみた曹源池中央正面には2枚の巨岩を立て龍門の滝としている。龍門の滝とは中国の登龍門の故事になぞらえたもので、鯉魚石を配するが、通常の鯉魚石が滝の下に置かれているのに対し、この石は滝の流れの横に置かれており、龍と化す途中の姿を現す珍しい姿をしているという。曹源池の名称は国師が池の泥をあげたとき池中から「曹源一滴」と記した石碑が現れたところから名付けられたと記されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f6 1/250秒 130mm ISO720) 露出補正 なし
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44.曹源池​​
池の西側を庫裡の方へ歩いて、振り返る。池の向こう岸に松の木が見えるが、2週間くらい前であれば、その周りのモミジが真っ赤に染まり、その赤を池に移したことだろうと思う。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO320) 露出補正 なし
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45.庭園散策​​​​
庭園の散策コースを多宝塔、北門へ向け歩く。わずかに残ったモミジを背景に女性が自撮りをしていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 26mm ISO400) 露出補正 なし
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46.ドウダンツツジ(灯台躑躅)​​​​​​
wikipediaによれば、「ドウダン」とは、枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものと説明されている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影(f4.5 1/250秒 40mm ISO320)露出補正 なし
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47.嵯峨野竹林
結局、天龍寺の紅葉は全くダメだった。天龍寺の北門を出ると嵯峨野の竹林だ。観光客がぞろぞろと歩き、そこを人力車が行く。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO3200) 露出補正 なし
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48.名残りのモミジ​​
1本のモミジの木が、竹林の緑をバックに、残っている葉を見せてくれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO3200) 露出補正 なし
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49.野宮神社
​​ 近くには野宮神社がある。観光客の参拝者が多い。いつも旅行などでご一緒する友人のお孫さんが高校受験なので、かみさんは合格祈願の御守を求めた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 31mm ISO1250) 露出補正 なし
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50.竹林の道の外れ
​​ 賑わう竹林の道をちょっと外れると、こんなに静かなところがあった。右奥に映っている石灯籠には愛宕山と書かれている。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO1600) 露出補正 なし
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51.竹林の道
​​ 竹林の道を歩く。この少し先でロケ中の太川陽介さんに会った。後で「ぶらり途中下車の旅」のロケで、12月23日放映予定と知った。だが、この後、太川陽介さんの身辺は大変なことになっていた。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 38mm ISO1600) 露出補正 なし
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52.落柿舎​​
​​ 松尾芭蕉の高弟で<芭蕉十哲のひとり、向井去来が晩年を過ごした草庵である。芭蕉はここで「嵯峨日記」を記した。ここのモミジも奇麗かと期待していたが、時すでに遅しであった。 ​​

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
​​ プログラムオートで撮影 (f5 1/320秒 66mm ISO200) 露出補正 なし
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53.嵯峨野 常寂光寺への道
​​ 落柿舎を畑越しに右に見ながら、真っすぐ進む。その先に常寂光院の山門があった。江戸初期、慶長年間に大本山本圀寺第16世究竟院日禛上人により開創された。紅葉の美しい小倉山の中腹にあり、常寂光土に遊ぶような風情があるとこの名が付けられたという。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f3.8 1/250秒 24mm ISO320) 露出補正 なし
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54.常寂光寺 境内
​​ 受付をして仁王門の手前を右に、末吉坂を上がる。石畳みの道は掃除されていたが、その両側をモミジの落葉が埋める。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
​​ プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
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55.常寂光寺 本堂
​​ 小早川英明の援助で桃山城の客殿を移して本堂を造営したと伝えられるが、質素に見えた。手前に見える小さな赤い実は何だろうと思ったが、「ロウヤガキ」(老鴉柿)と消えそうな字で書かれた札が下がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
​​ プログラムオートで撮影 (f4.5 1/250秒 46mm ISO1000) 露出補正 なし
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56.常寂光寺 鐘楼
この鐘楼については、受付でいただいた寺のパンフレットには紹介されていなかった。検索したら 「いこまいけ高岡」というサイトに、鐘楼は、江戸時代前期の1641年(寛永18年)に常寂光寺4世の日選上人によって建立された建物とあった。かっての梵鐘は太平洋戦争中の金属供出で失われ、現在の梵鐘は1973年(昭和48年)に新たに鋳造されたものだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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57.石灯籠
ほんの少し紅葉した葉を残したモミジを背景に、敷き詰められたモミジの落葉の中に石灯籠があった。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO560) 露出補正 なし
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58.最後の一葉
中学時代に学んだ英語の教材にあった、オー・ヘンリーの「The Last Leaf」というのを思い起こした。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 70mm ISO400) 露出補正 なし
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59.常寂光寺参道​​
山門を背にして、参道を戻る。両側にモミジが少し残っていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.8 1/250秒 50mm ISO400)露出補正 なし
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60.落柿舎 境内
さっき畑越しに眺めた落柿舎の門前にきた。落柿舎の門から玄関を眺める。境内には芭蕉や去来のなどの句碑があるというが、割愛した。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO250) 露出補正 なし
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61.落柿舎の柿​​
中にも柿の木はあるのだろうが、道を挟んだ門前にも柿の木があり、柿の実が下がっていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 35mm ISO220)露出補正 +1.7段
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62.JR嵯峨野線踏切​​​​
TVの報道番組でよく取り上げられる観光客が線路内に入って写真を撮るというJR嵯峨野線の踏切があった。JR嵯峨野線というのは、JR西日本の山陰本線のうち、京都駅から京都府南丹市の園部駅までの区間に付けられた愛称だそうだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5.6 1/250秒 98mm ISO360) 露出補正 なし
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63.和菓子「老松」
次は渡月橋へ行こうと嵐山のメインストリートに出て、渡月橋の方へ歩き出す。少々疲れたのでお茶にしたいと思っていたところ、京和菓子の「老松」の店があった。覗いてみると奥に喫茶室もある。迷わず中に入った。かみさんとそれぞれに和菓子を頼み、私はコーヒーを、かみさんは煎茶を注文した。和菓子とコーヒーはミスマッチで、家内が頼んだ煎茶を横取りして食べた和菓子はとても旨かった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 )露出補正 なし
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64.うなぎ「廣川」
「老松」を出て、再び渡月橋に向かって歩き出す。左側に今度は、「廣川」という名の料亭のような店があった。ここはうなぎの老舗だった。「廣川」は京都、嵐山の地で昭和42年に開店して以来、今年で47年目を迎えるという。モミジがきれいだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 15mm ISO250 )露出補正 なし
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65.「嵐電」嵐山駅
左側に京福電鉄の嵐山本線、通称「嵐電」の駅があった。嵐山本線はここ嵐山から四条大宮へ行く。京福電鉄には嵐山本線と北野線があり、北野線は嵐山本線の帷子ノ辻から北野白梅町をつないでいる。写真の27号車両は旧126号車、旧121号車の車体更新車として、また平安遷都1200年の協賛の一環として1994年に製造された。車体屋根上には飾り屋根を設け屋根上の機器を見えなくし、レトロな雰囲気を再現している。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/1000秒 17mm ISO1250 )露出補正 なし
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66.渡月橋から
ようやく渡月橋に着いた。空模様が怪しい。小雨が降り始めた。前回、渡月橋に来たときは橋を向こう側まで渡らなかった。今回は渡ってみよう。渡月橋の上から上流を眺める。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f4.5 1/250秒 44mm ISO250) 露出補正 なし
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67.桂川​​
2013年には台風による豪雨で桂川が氾濫し、渡月橋付近で浸水被害30軒を超えたという記録がある。また、今年10月にも台風21号の影響で危険水位を超えている。こんなに穏やかそうに見える川なのに。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO280) 露出補正 なし
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68.桂川対岸​​​​
渡月橋は桂川の中州にある中ノ島公園でいったん終わり、さらにもう1本の橋「渡月小橋」を渡る。屋形船が係留されていた。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f3.5 1/250秒 18mm ISO320) 露出補正 なし
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69.官幣大社松尾神社​​​​​​
「渡月小橋」を渡って桂川右岸を上流の方へ歩くとと左側に、官幣大社松尾神社 摂社 檪谷神社宗像神社両神社と彫られた石柱があり、その先にある階段を覗き見ると大きな赤い鳥居があった。階段を上がってみる。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f4 1/250秒 28mm ISO360) 露出補正 なし
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70.鳥居とお社​​​​​​​​
階段を上がると鳥居とお社があった。ただ、その鳥居の扁額には檪谷神社、宗像神社とあった。 松尾大社 というところは、桂川のもう少し下流にあるようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f4.2 1/250秒 32mm ISO1100) 露出補正 なし
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71.渡月橋と手漕ぎ船​​​​​​​​​​
何をしに行くのだろうか、二人の漕ぎ手が操る船が「渡月小橋」の方へ進んでいく。夕方のような暗さだが、まだ午後2時半前だ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​​​​​​​​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 35mm ISO200) 露出補正 なし
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72.桂川上流
桂川の上流、松尾山方面を眺める。桂川は保津峡の方から流れてくるのだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5 1/250秒 70mm ISO560) 露出補正 なし
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73.オオバンとヒドリガモ​​
水面にオオバンがいた。時々潜っては水草を咥えて上がってくる。隣にいるのはヒドリガモのようだが、まるで夫婦の様に寄り添って離れない。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​​​
プログラムオートで撮影 (f6.3 1/250秒 300mm ISO360) 露出補正 なし
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74.「星のや京都」
「星のや」の名前が入ったこぎれいな屋形船が係留されていた。「星のや京都」はここから10分ほど川を上り、分け入ったところにあるという。そこへ送り迎えをする屋形船のようだ。

Nikon D5300 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影 (f5.3 1/250秒 78mm ISO1250) 露出補正 なし
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