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2021年12月10日

港の見える丘公園から山下公園へ 11月3日

期待したクロマダラソテツシジミは現れなかったが、素晴らしい秋晴れのもと、港の見える丘公園を歩いて爽快な気分になった。11時30分、フランス山を下って山下公園へ行こうと歩き始める。
 フランス山は港の見える丘公園の北側に位置する。幕末の横浜開港直後、生麦事件をはじめとする外国人殺傷事件を背景に、自国民保護のためにフランス軍が駐留、フランス山と呼ばれるようになったそうだ。明治29年にはフランス領事館が置かれ、現在フランス領事館跡にはその遺構が残されていた。
 途中、写真を撮りながら、木陰の道を下っていくが、これも心地よい。フランス山を下りきると、元町商店街の入り口に出た。運河(中村川)にかかる橋を渡って、山下公園へ行く前に、さっき見たガンダムが気になって、山下ふ頭へ行って見た。ここで、2020年12月19日から2022年3月31日までの期間限定で「ガンダムファクトリーヨコハマ(GUNDAM FACTORY YOKOHAMA)」が開催されている。
 バンダイナムコグループによるものだが、人気作品"機動戦士ガンダム"の40周年を記念して、山下ふ頭に "動く18mの実物大ガンダム" を展示することを、2014年から計画が進められてきたプロジェクトだそうだ。もちろん有料だが、動くガンダムを格納し、メンテナンスワークを行うデッキ「GUNDAM-DOCK」に入ることもできる。ガンダムという海外からも高い注目を集めるコンテンツと日本のものづくり、優れた技術力の融合をライブで体感できる施設とされている。
 子供連れの皆さんで賑わっていた。私は入り口で眺めただけで、山下公園へ向かった。

000_211103205 X700 山下ふ頭 RX10M4.jpg
山下ふ頭から見る氷川丸右舷と白灯台 2021年11月3日 横浜港

018_211103178 X800 フランス山 RX10M4.jpg 18.撮影会 フランス山
港の見える丘公園の北側から、木漏れ日の差す坂を下りていく。左手の陽だまりに座る女性に向け多くのカメラが向けられていた。写真教室の撮影会のように見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO250 ) 露出補正 なし
019_211103180m X800 フランス山 RX10M4.jpg 19.フランス山の風車
説明板を見ると、1896年(明治29年)、フランス山にフランス領事館とその官邸が建設された時、井戸水を汲み上げるために風車が設置された。フランスに残されている資料から1909年(明治42年)頃までは存在していたいう。現在、フランス領事館遺構の横に設置されているこの風車は、フランス山の公園整備に際し、かつてのフランス山を偲ぶモニュメントとして設置された。風車の形は、同時代に使われていた「フェリス女学院の赤い風車」や「ヴィラ・サクソニア(ドイツ人の別荘または大邸宅)の風車」の写真から、多翼型の風車が再現されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 19mm ISO100 ) 露出補正 撮影後補正
020_211103191 X800 フランス山 フランス領事館跡 RX10M4.jpg 20.フランス領事館遺構 -1
フランス山は、幕末から明治初期にかけてフランス軍が駐屯したところ。フランス領事館遺構は、1023年(大正12年)9月1日の関東大震災で倒壊したため、1930年(昭和5年)、スイス人建築家マックス・ヒンデルの設計で新しい領事官邸が建てられたそうだ。1階はコンクリート造り、2.3階は木造の3階建ての建物だったようだが、一部に4階建てに相当する塔屋があり、屋根裏部屋があったように推測されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.5 1/500秒 915mm ISO125 ) 露出補正 なし
021_211103186 X800 フランス山 RX10M4.jpg 21.フランス領事館遺構 -2
1859年(安政6年)6月2日に開港し、新たな時代を歩み始めた横浜だったが、1862年(文久2年)のイギリス人殺傷事件(生麦事件)に象徴されるように、攘夷派の浪人などによる外国人殺傷事件が少なくなかった。そのため、イギリスとフランスは、横浜居留地へ自国軍を駐屯させることを幕府に認めさせた。フランス軍は、1863年(文久3年)からフランス山に駐屯を開始、イギリス軍は1864年(文久4年)から山手に駐屯を開始した。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
022_211103194 X800 山下ふ頭へ RX10M4.jpg 22.運河(中村川
フランス山を下りて来ると元町通りの入り口に出てくる。山下公園の方へ渡る橋の上から運河を眺める。上を首都高速神奈川3号狩場が走る。橋を下りて右へ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO400 ) 露出補正 -0.7段
023_211103198 X800 山下ふ頭へ RX10M4.jpg 23.山下公園通りのイチョウ並木
左へ行くと山下公園、右へ行くと山下ふ頭の角に出る。左側に見える山下公園通りのイチョウ並木は色づき始めている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
024_211103199 X800 山下ふ頭から RX10M4.jpg 24.山下ふ頭から見た氷川丸
山下ふ頭には2018年に行われた 「RALLY YOKOHAMA 2018」のスタートを見に来たことがある。その時は、手前の岸壁に貨物船が停泊していて、このように氷川丸を見ることは出来なかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
025_211103206 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 25.白灯台
氷川丸を係留すされている特設桟橋先端に白い灯台が見えた。横浜が貿易港として発展するために築かれた航路を進む船へ、港の入り口を示す防波堤灯台として横浜港北水堤の先端に建つ赤灯台とともに建設された白灯台で、横浜港内防波堤突端に建っていた紅白灯台の1基だったものだ。ところが、昭和33年4月14日、横浜港をホノルル港に向け強風の中、出港したキュナード・ライン社(Cunard Line=イギリスの海運会社)の客船「カロリナ号」(当時「春季世界一周クルーズ」が有名だったそうだ)が、米軍艦とのニアミスを避けるため旋回したことで、東水堤に激突、この横浜東水堤灯台(白灯台)をなぎ倒すという事故がおきた。その後、白灯台は引き上げられ、昭和38年10月、山下ふ頭の建設で氷川丸横に移設、さらに平成22年に復原修理されて、ここで往時の姿を蘇らせている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
026_211103201 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 26.GUNDAM FACTORY YOKOHAMA -1
氷川丸と白灯台を左に見て、山下ふ頭を進むと、前述したGUNDAM FACTORY YOKOHAM の会場が見えた。wikipediaによれば、ガンダムシリーズの第1作である日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ「機動戦士ガンダム」は、テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映された。 戦争を舞台としたリアリティに富んだ人間ドラマと、ロボットを「モビルスーツ」(MS)と呼ばれる兵器の一種として扱う設定を導入したことで、1980年代初頭から半ばにかけての、後に「リアルロボットもの」と称されることになる一連のロボットアニメ変革の先駆けとなった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 50mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
027_211103202 X800 山下ふ頭 RX10M4.jpg 27.GUNDAM FACTORY YOKOHAMA -2
登場する主役のロボットであるガンダムを「モビルスーツ」と呼んで、現実の兵器に近い描写を行ったのも本作の重要な試みの一つであったという。軍事勢力の一つ「地球連邦軍」が開発した兵器であるガンダムの仕様は、頭頂高18.0m、本体重量43.4t、60mmバルカン砲×2、ビーム・ライフル、ハイパー・バズーカ、ビーム・サーベル / ビーム・ジャベリン×2、シールド、スーパー・ナパーム、ガンダム・ハンマー、ハイパー・ハンマー が装備され全備重量60.0t とされている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5 1/1000秒 181mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
028_211103218 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 28.キタテハ 山下公園 -1
山下公園の氷川丸が係留されている辺りには、花壇がある。この花は、ここひと月ほど自宅近くの公園の花壇で、毎日のように見てきたセンニチコウだ。キタテハが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 121mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
029_211103258m X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 29.噴水と水の守護神の像
横浜市とサンディエゴ市は昭和32年10月29日に姉妹都市として提携した。昭和35年4月に横浜からサンディエゴへ茶室を寄贈。そのお返しとして昭和35年7月にこの「水の守護神」がサンディエゴ市から贈られ、山下公園に設置されたとのこと。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f6.3 1/1000秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
030_211103228m X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 30.水の守護神と氷川丸
水の守護神像を囲むように花壇が設けられ、サンディエゴとの姉妹都市提携の25周年記念で寄贈された4基の「ミッションベル」、さらに「美しきサンディエゴ」の歌碑が立ち、一帯は、「サンディエゴ友好の泉」と名付けられている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
031_211103246 X800 山下公園 RX10M4.jpg 31.横浜サンディエゴ姉妹都市提携25周年記念碑
左側には、「美しきサンディエゴ」歌碑がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/140秒 23mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
032_211103269 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 32.キタテハ 山下公園 -2
水の守護神が立つ噴水の周りの花壇では、ツマグロヒョウモンやキタテハの秋型が元気に飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/800秒 9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
033_211103272 X800 ◎山下公園 RX10M4.jpg 33.山下公園中央口
山下公園通りのイチョウ並木はなかなか立派だ。山下ふ頭方面を眺める。この大通りを左(写真では手前)へ「産業貿易センター」の方へ歩き、コンサートを聴きに行ったときなど、何回か利用したことのある「神奈川県民ホール」の「英一番館」というレストランに入り、港を眺めながらの昼食をとった。暖かい秋の日差しを浴びて歩いてきたので、冷たいビールが喉にしみた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
シャッター優先オートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段


2017年2月 5日

横浜山手西洋館 世界のクリスマス 12月21日

12月14日に、同じ学校を卒業し同じ職場に勤務した3人で横浜中華街で昼食会をしたが、そのなかのひとりで横浜開港記念会館でボランティアガイドをしているW氏から、いま、横浜山手の西洋館で世界のクリスマスというイベントが行われていると教えてくれた。昼食会で別れた後その足で行ってみようかと思ったが、ライトアップを見るにはいかにも時間が早すぎるので、日を改め、後日、かみさんと一緒に行くことにした。
  21日、石川町からフェリスとか横浜双葉に通う女学生の通学路になっている細い道を上がっていく。途中、立ち止まると右手後方に夕焼けの富士が眺められた。
 山手本通りに出て、少し右側にあるカトリック山手教会を見て、踵を返して、「港の見える丘公園」の方へ歩いた。
 まず左手にイルミネーションが輝く「ベーリック・ホール」があり、「エリスマン邸」、「山手234番館」などを撮っていった。正直に言うとイルミネーションの色彩はそれほど鮮やかではなく、ちょっと期待外れだった。そっちへは行かなかったのだが、石川町駅の上のイタリア山の「外交官の家」や「ブラフ18番館」はどうだったか。
 各館のことは横浜観光情報公式サイト横浜市緑の協会HP山手西洋館公式サイト、wikipedia などを参照させていただいた。
 「港の見える丘公園」に到着し、「横浜市イギリス館」を見て、ベイブリッジの写真を撮ったりしながら、アメリカ山公園に下り、中華街へ向かった。
 思い直してみると、どうやら私は勘違いしていたようだ。横浜山手西洋館「世界のクリスマス2016」という催しは、イルミネーションで飾られた西洋館の外観を見て楽しむものと思っていたが、実はそうではなく、山手の西洋館を会場にして、世界の国々それぞれのクリスマスを紹介するというイベントのようだった。館内の展示や催しを見なくては意味がないのだ。各西洋館は夕方5時で閉館していた。

X800 横浜山手西洋館マップ.jpg
公益財団法人 横浜市緑の協会 製作​

1.山手カトリック教会
カトリック山手教会のホームページ によると、1862年横浜居留地80番地(現横浜市中区山下町80)に「横浜天主堂」(イエズスの聖心教会)が開港後日本初の教会として献堂された。1906年、天主堂付近の市街化により移転を行い、山手町44番地(現教会番地)に双塔を持つゴチック風の威風堂々とした聖堂が献堂されたが、1923年の関東大震災によって崩壊、その後、約10年の建設募金活動等を経て、1933年に鐘楼をもったゴチック式鉄筋コンクリート作りの現在の聖堂が献堂された。設計者は山手教会信徒・チェコ人のスワガー氏だそうだ。1988年に横浜市の歴史的建造物に認定され市の文化的建物でもある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/30秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.ベーリック・ホール -1
wikipedia等によると、イギリス人貿易商バートラム・ロバート・ベリックの邸宅として、1930年に建設された。ベーリックの没後はカトリック・マリア会に寄贈され、「ベーリック・ホール」の名称は、マリア会の命名によるものである。現存する戦前の山手外国人住宅の中では最大規模の建物で、建築学的にも価値のある建物だそうだ。なかを覗いてみると、クリスマスツリーがあり、入って見たかったが、午後5時で閉館になってしまった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​100​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.ベーリック・ホール -2
咲いていたバラの花にライトが当てられていた。べーリック・ホールはベトナム社会主義共和国のクリスマスが演出されていた。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5​​​ 1/​80​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.エリスマン邸
日本の建築界に大きな影響を与え「現代建築の父」と呼ばれたアントニン・レーモンドの設計。絹糸貿易商エリスマン氏の私邸として1926年に127番地に建築された。現在の元町公園には1990年に移築復元されている。(横浜市観光情報参照) ここエリスマン邸ではフィンランドのクリスマスが再現されているそうだ。ここも5時で閉館だった。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f4.2​​​ 1/​50​秒 38mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.えの木てい
「えの木てい」は洋菓子店だ。昭和2(1927)年日本人建築家朝香吉蔵氏が設計した英国式の洋館で当時を偲ばせる貴重な建築物としても知られている。元はアメリカン人検事が暮らしていたが、昭和45(1970)年に現「えの木てい」のオーナーの両親が自宅用に買い取ったとのこと。この日はそれほど寒くなかったが、庭のテーブルで語り合う二人連れの姿があった。。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​25​秒 20mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.山手234番館
昭和2(1927)年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、現在の敷地に建てられたそうだ。ここは関東大震災の復興事業の一つで、横浜を離れた外国人に戻ってもらうために建設された経緯がある。設計者は現「えの木てい」と同じ、朝香吉蔵だ。第2次世界大戦後の米軍による接収などを経て、昭和50年代頃までアパートメントとして使用されていたが、平成元(1989)年に横浜市が歴史的景観の保全を目的に取得した。平成9(1997)年から保全改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開している。(横浜市緑の協会HP参照) ここでは「世界のクリスマス」としてアルメニアを取り上げている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​100​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.山手十番館
横浜開港の頃、海岸沿いに建てられた外国の商館は「一番館」「二番館」・・と呼ばれていた。山手十番館は母体である勝烈庵の十番目の店として昭和42年(1967年)に明治100年を記念して建てられたもの。その後、「株式会社 横浜十番館」として独立、馬車道十番館、別館馬車道十番館などを開館し、現在に至っている。(山手十番館HP参照 引用:馬車道十番館 横浜と共に歩むレストラン) 1階はカフェ、2階フレンチ・レストランになっている。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f3.5 1/​80​秒 18mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.山手111番館
「港の見える丘公園」の入り口まで来た。港は後で見ることにして、右手にある「山手111番館」、「横浜市イギリス館」の方へ行ってみた。ここは「山手111番館」。J.H.モーガンの設計により、1926年にアメリカ人J.E.ラフィン氏の住宅として建築された。スパニッシュスタイルの赤瓦と白い壁が美しい西洋館だ。館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っている。(横浜観光情報参照) ここはスウェーデンのクリスマスをテーマにしている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/20秒 14mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.横浜市イギリス館
横浜市イギリス館は、昭和12(1937)年に、上海の大英工部総署の設計によって、英国総領事公邸として、現在地に建てられた。鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模をもち、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けられていたという。(横浜市観光情報参照) 玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージⅥ世の時代)や、正面脇の銅板(British Consular Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しているという。(横浜市緑の協会HP参照) 1990年には、横浜市指定文化財に指定された。ここはイギリスのクリスマスがテーマになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/20秒 14mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.ベイブリッジ
港の見える丘公園からベイブリッジを眺める。ここから夜景を見るのは初めてだ。御存じ、1989年(平成元年)9月27日に開通した長さ860m(中央支間長460m)の斜張橋(吊り橋)である。手振れしないように柱にもたれかかって撮った。

Nikon D5000 S​​​​​IGMA​ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO​​
プログラムオートで撮影  (​ ​f6 1/​10秒 130mm ISO3200​​​​ ​) 露出補正​ ​なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.アメリカ山公園のクリスマスツリー
坂を下ってアメリカ山公園に行った。クリスマスツリーで飾られていた。ここからエレベータでみなとみらい線の元町・中華街駅へ行けるが、電車には乗らず、どこかで夕食にしようと思い、元町商店街の入り口へ出た。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/20秒 21mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.山下公園「水の守護神」
山下公園の前の大通りをぶらぶら歩いて、山下公園の氷川丸のところへ来た。噴水があって横浜市の姉妹都市であるアメリカ・サンディエゴ市から1978年に贈られた「水の守護神」がライトアップされていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/30秒 20mm ISO800 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.みなとみらい
氷川丸のあたりからはみなとみらいのほぼ全景を見ることができる。大観覧車が彩を放つ。夕食は結局中華街の「三和楼」になった。この日は上海ガニが入荷していたようだが、ちょっと食べる気になれない。中華街ではこの店が元祖という豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた排骨(パイコー)が旨かった。最近、この店の「穴子と葉ニンニクの黒豆炒め」がTVで紹介されたそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/20秒 26mm ISO1250 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2014年10月30日

Celebrity MILLENNIUM を見に行く(1) 入港、着岸 10月25日


 横浜大桟橋の客船入港予定というサイトを見ていたら、10月25日の土曜日、朝9時にセレブレティー・ミレニアムという9万トン級の客船が入港予定であることを知った。今年の春にはクィーン・エリザベスを見に行ったが、クィーン・エリザベスは90,900トン、セレブレティー・ミレニアムは91,000トンでほぼ同じ大きさだ。

  前夜、確認をしたところ、午前10時着岸となっていた。天気も良く暖かそうな日だ。8時半に家を出て、山下公園に向かった。
  ベイ・ブリッジをくぐって、大桟橋に着岸するセレブレティー・ミレニアムを、山下公園→大桟橋→赤レンガ倉庫と移動しながら写真を撮り、クィーン・エリザベスを見に行ったときは月曜日で見られなかった北朝鮮工作船を見て、再び山下公園に戻り、きれいに花を咲かせていた花壇の花に遊ぶアオスジアゲハやキタテハを撮り、私にとっては楽しい一日を過ごした。

1.朝の桜木町駅前
桜木町駅もすっかり新しくなった。東横線の終点の駅でもあったころの古い駅舎が懐かしい。東口の前にはランドマーク・タワーがそびえ、日本丸のマストも見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/950秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
.朝の桜木町駅前;クリックすると大きな写真になります。
2.山下公園のプロムナード
桜木町駅東口からバスに乗って、山下公園で下りた。バスは水の守護神のある噴水の近くに止まる。犬の散歩に歩く人、ジョギングをする人も多い。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 23mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
山下公園のプロムナード;クリックすると大きな写真になります。
3.花壇のスズメ
山下公園の横浜港に面したプロムナードに沿って、きれいな花壇が造られている。その花にたくさんの雀が来ていた。何か虫を啄んでいるのか、それとも花を食べているのか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/200秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
花壇のスズメ;クリックすると大きな写真になります。
4.ベイ・ブリッジをくぐってくるCelebrity MILLENNIUM
9時半少し前、そろそろ入ってくるかなと、ベイ・ブリッジのほうを凝視していると、大型客船のブリッジ(船橋)が見えてきた。クイーン・エリザベスと同じように、約55mの高さの橋げたぎりぎりなのだろう。残念ながら撮った位置が悪かった。もっと大桟橋に寄ったところで撮れば、よかったのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
ベイ・ブリッジをくぐってくるCelebrity MILLENNIUM;クリックすると大きな写真になります。
5.横浜港入港
それから、おおよそ2分後、美しい船体が姿を見せた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/800秒 66mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
横浜港入港;クリックすると大きな写真になります。
6.輝く船体
雲の切れ間から光が差し、セレブリティー・ミレニアムの美しい船体が輝く。セレブリティー・ミレニアムという船名は2000年に新しい千年紀を記念して建造したというところに由来するそうだ。ミレニアムというと、現役時代にコンピュータの2000年問題対応で大晦日に会社に泊まりこんだのを思い出す。手前右側の石堤の上で、釣りをしている人がいる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/900秒 185mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
.輝く船体;クリックすると大きな写真になります。
7.大桟橋に向かう
セレブリティー・ミレニアムは、総トン数:91,000トン、乗客定員:2158人、乗組員数:999人、全長:294m、全幅:32m、喫水:7.9m、巡航速度:24.0ノット で、セレブリティー・クルーズという会社が運航している。2000年6月に就航した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/850秒 37mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
大桟橋に向かう;クリックすると大きな写真になります。
8.愛犬を記念撮影
マルチーズらしき愛犬に散歩をさせていた女性が、大桟橋に向かうセレブリテー・ミレニアムを背景に記念撮影をされていた。セレブリティー・ミレニアムの船籍はマルタ共和国で、このマルチーズという名は、その地中海に浮かぶ島国のマルタ島で生まれたことからついたという。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/900秒 8mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
愛犬を記念撮影;クリックすると大きな写真になります。
9.方向転換
9時40分、船尾から大桟橋に入るために、船首を右に振り、向きを変えつつある。後ろにタグボートがついている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/900秒 32mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
方向転換;クリックすると大きな写真になります。
10.船尾
転回するセレブリティー・ミレニアムを見ながら、山下公園を大桟橋のほうへ歩く。船尾がはっきりと見え、多くの乗客の姿が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/900秒 61mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
船尾;クリックすると大きな写真になります。
11.船尾から大桟橋に
右舷を見せたセレブリティー・ミレニアムは、船尾から大桟橋にアプローチしていく。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/850秒 37mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
船尾から大桟橋に;クリックすると大きな写真になります。
12.大桟橋に着岸しようとするセレブリティー・ミレニアム
大桟橋の手前にはロイヤル・ウイングという船が入っていて、セレブリティー・ミレニアムは、クイーン・エリザベスの時と同じように、赤レンガ倉庫側に着岸しようとしている。私も大桟橋に移動することにする。山下公園から大桟橋にはまっすぐには行けない。赤レンガ倉庫のほうへ行く遊歩道に上がり、象の鼻公園の手前を大桟橋のほうへ下る。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 24mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
大桟橋に着岸しようとするセレブリティー・ミレニアム;クリックすると大きな写真になります。
13.着岸
9時55分になった。着岸予定時間は10時である。大桟橋へのアプローチから船尾のデッキを眺める。大勢の乗客が見える。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f7.1 1/900秒 49mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
着岸;クリックすると大きな写真になります。
14.マルタ船籍
セレブリティー・ミレニアムはマルタ船籍である。船尾にはマルタの商船旗がたなびいている。商船旗は赤・白の縦二色旗のマルタ国旗と全く違ったデザインで、赤地に白のマルタ十字(キリスト教の象徴であり、十字軍の紋章)が使われている。マルタ騎士団や聖ヨハネ騎士団の使っているものと同じだそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f6.4 1/800秒 55mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
マルタ船籍;クリックすると大きな写真になります。
15.船室のデッキから
船室のデッキから、ご夫婦らしき人がこちらを眺めている。どこから来られたのだろうか?ネットで調べてみると、セレブリティー・ミレニアムの今回のクルーズは、明日10/26 (日)横浜 を20:30に出航し、香港へ向かう14泊15日のクルーズであるということしか見つからない。では、この乗客はどこから来たのだろうか。たまたま、この船の神戸港への寄港で検索してみたら、上海からの14泊15日のアジア・クルーズで10月22日に神戸に寄港していることが分かった。そして、10月25日に横浜に着いたのだ。横浜港でターンアラウンドを行い、再び日本・中国を巡るクルーズに出発するのだ。つまり、この乗客の皆さんは、上海発のアジア・クルーズで横浜に着いた人たちなのだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/600秒 133mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
船室のデッキから;クリックすると大きな写真になります。
16.間もなく着岸
9時59分、まだ少し桟橋との間が開いている。10時着岸予定となっていたが、とても正確だ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/850秒 12mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
間もなく着岸;クリックすると大きな写真になります。
17.とも綱
大桟橋の展望台の上を船首のほうへ歩いてきた。船首からも次々ととも綱が投げ込まれ、岸壁に繋がれていく。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/950秒 5mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
とも綱;クリックすると大きな写真になります。
18.着岸
船首側から船尾を眺める。10時8分、どうやら着岸したようだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/850秒 4.4mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
着岸;クリックすると大きな写真になります。
19.離れるタグボート
岸に繋がれたとも綱は、船側から巻き上げられ、引き寄せられ、張られる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/750秒 16mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
離れるタグボート;クリックすると大きな写真になります。
20.まだ、とも綱が下りてくる
最初のとも綱が繋がれてから20分くらい経つ。7~8本は繋がれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/850秒 14mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
まだ、とも綱が下りてくる;クリックすると大きな写真になります。
21.係留作業
綱はとても太い。重そうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/600秒 27mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
係留作業;クリックすると大きな写真になります。
22.最後のとも綱
最後と思われるとも綱が船から投げ下ろされてきて、それを自動車にひっかけてここまで運び、フックにかけているところ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/800秒 25mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
最後のとも綱;クリックすると大きな写真になります。
23.みなとみらいを背景に
10時半、岸で係留作業をする人もいなくなり、観光する乗船客を載せるバスが桟橋に入っていきた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f8 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
みなとみらいを背景に;クリックすると大きな写真になります。


2013年11月21日

山下公園 11月16日


  この日は秋晴れの暖かい日だった。横浜に用事があったのと、来月10日に予定している小学校のクラス会で食事をするところの試食を兼ねて、山下公園まで行ってみることにした。
 土曜日なので家族連れなど人出が多い。山下公園通りの銀杏が黄色くなっていた。今年は色づくのが少し早いのかもしれない。明日は、この山下公園をスタート、ゴールとする横浜国際女子マラソンが行われるようだ。
  とても暖かい日だったので、山下公園の花壇に咲く花には、蝶たちが来ていた。スナップ用のコンデジしか持って行っていなかったが、しばらくの間、蝶撮りを楽しんだ。

1.山下公園通りの銀杏
大桟橋の入り口でバスを降りて歩く。山下公園通りはその名の通り山下公園に沿っている。左手に山下公園と海を見て、元町方面へ向かう。南側にはマリンタワー、ホテル・ニュー・グランドなどもある。この山下公園通り沿いに植えられた銀杏は見事だ。逆光となる日光を浴びて輝いていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4 1/800秒 9.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
山下公園通りの銀杏;クリックすると大きな写真になります。
2.第5回横浜国際女子マラソン前日
明日は第5回横浜国際女子マラソン大会が行われるようだ。ここ山下公園がそのスタート地点とゴール地点になるらしい。すでのその準備がされている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
第5回横浜国際女子マラソン前日;クリックすると大きな写真になります。
3.横浜港
山下公園から横浜港を眺める。とても気持ちが良い。ROYAL WINGという船が大桟橋を離れ、ベイ・ブリッジへ向かって進む。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/500秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
横浜港;クリックすると大きな写真になります。
4.花壇
山下公園の芝生の花壇には、きれいな花が咲いていた。海沿いのプロムナードと芝生の間は、あすの横浜国際女子マラソンのためか、白いフェンスが置かれている。フェンス越しには氷川丸が見え、左手奥にはベイ・ブリッジが見える。アカタテハが吸蜜に来ていた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/1000秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
花壇;クリックすると大きな写真になります。
5.「赤い靴をはいてた女の子の像」
「赤い靴」は1922年(大正11年)、野口雨情作詞・本居長世作曲で発表された童謡である。1979年、ここ山下公園に「赤い靴はいてた女の子の像』」が作られた。これは純粋に雨情の詩のイメージをモチーフにしたもので、赤い靴を愛する市民の会(のち赤い靴記念文化事業団と改称)から寄贈されたそうだ。また同会は、この像のミニチュア版を1982年に横浜駅に寄贈、当初は同駅南口に設置されていたが、2010年12月に同駅自由通路に移設され、人々の待ち合わせ場所に利用されている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
「赤い靴をはいてた女の子の像」;クリックすると大きな写真になります。
6.ガス灯
そろそろ食事にしようと山下公園中央口の、信号のある横断歩道を、反対側へ渡る。信号待ちの間に光を浴びて輝く銀杏とガス灯を撮った。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/30秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 +1.0段
ガス灯;クリックすると大きな写真になります。
7.銀杏並木
通りを渡った反対側から見た銀杏並木は、午後の日をいっぱいに浴びて輝く。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/100秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 +0.3段
銀杏並木;クリックすると大きな写真になります。
8.戸田平和記念館とホテル・ニュー・グランド
「幸せな一皿 洋食のtake」という店で食事をした。来月10日に私が幹事で小学校のクラス会を行うが、そこで昼食を予定している。ちょっと試食をしておこうと寄ったが、店の感じも良く、ランチメニューもなかなか良い味だった。お店の人たちも感じが良い。食事を終え、再び山下公園に戻る。右側に見えるレンガ造りの建物は創価学会の戸田平和記念館、その奥にホテル・ニュー・グランドが見える。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/100秒 6.1mm ISOオート ) 露出補正 なし
戸田平和記念館とホテル・ニュー・グランド;クリックすると大きな写真になります。
9.「水の守護神」
山下公園中央口からまっすぐ山下公園に入ってくると噴水がある。その噴水の中央に横浜市と姉妹都市を結んでいるアメリカ・サンディエゴ市から贈られたという「水の守護神」の像が立っている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/320秒 12.7mm ISOオート ) 露出補正 なし
「水の守護神」;クリックすると大きな写真になります。
10.氷川丸とカモメ
相変わらずの写真で恐縮である。氷川丸のとも綱にカモメが止まっている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.8 1/250秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
氷川丸とカモメ;クリックすると大きな写真になります。
11.銀杏の樹
山下公園中央口あたりの銀杏の樹は特に立派だ。まだ、少し青味が残っている。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/250秒 17.3mm ISOオート ) 露出補正 なし
銀杏の樹;クリックすると大きな写真になります。
12.横浜国際女子マラソン中継クルー
明日の第5回横浜国際女子マラソンのため、山下公園内の各所に大きなTV用カメラが設置され、リハーサルが行われていた。ここはゴール地点のカメラのようだ。なお、次の日、優勝したのはロンドン五輪9位の マヨロワ(ロシア)で、タイムは 2時間25分55秒だった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/250秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
横浜国際女子マラソン中継クルー;クリックすると大きな写真になります。
13.キタテハ
さっきはこの花壇でアカタテハが吸蜜していた。少し撮ってみようと、花壇の蝶の影を探す。まず、キタテハがいた。この個体は、夏型と秋型の中間のような装いだ。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
キタテハ;クリックすると大きな写真になります。
14.キタテハと山下公園
これは秋型らしいキタテハ。キタテハをAF枠の中央に置いてシャッター・ボタンを半押し、そのままカメラを上に向けて、氷川丸やベイ・ブリッジを入れようと試みた。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/320秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
キタテハと山下公園;クリックすると大きな写真になります。
15.アカタテハ
この花壇では、キタテハ、ヒメアカタテハ、アカタテハがいた。ヤマトシジミもいる。アカタテハが花壇に踏み込まないで撮れるところで吸蜜を始めた。せっかく、きれいな個体だったのにマクロにしないで撮り、ピントが甘くなってしまって、このアカタテハにすまなかった。

Canon IXY900IS F2.8-5.8 4.6mm-17.3mm 7.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/250秒 4.6mm ISOオート ) 露出補正 なし
アカタテハ;クリックすると大きな写真になります。