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2023年3月20日

大磯 旧吉田邸と湘南平 2023年2月25日

コロナ禍でここのところ、ご一緒に旅行することもなかったKさんご夫妻に誘われて、日帰りだが、大磯へドライブをすることになった。昼食で私がワインを飲めるように、Kさんがご配慮下さり、私が先にハンドルを握る。
 大磯の大磯迎賓館というイタリアンレストランで食事をするのがそもそもの目的である。駐車場スペースが3台分しかなく、しかも駐車所の予約は叶わず、早い者勝ちということで、11時半にそのレストランに着くように出発する。
 予定通り到着し、30分ほど待つことになった。時間調整のため、大磯駅周辺を散策したあと、レストランに戻り、昼食になった。
 イタリアンのコース料理を堪能したのち、大磯と言えば旧吉田茂邸の見学に行く。わたくしは2017年11月に一度訪れている。
 旧吉田茂邸は、吉田茂の没後、西武鉄道株式会社へ売却され、大磯プリンスホテルの別館として利用されていた。平成16年(2004年)頃より地元を中心に旧吉田茂邸の保存の機運が高まり、神奈川県や大磯町により近代政治史の歴史文化遺産として保全・活用が検討され、隣接する「県立大磯城山公園の拡大区域」として、県が整備する方向性が定められた。その後の計画検討の最中、平成21年(2009年)3月、本邸が火災で焼失してしまったが、焼失を免れた日本庭園や歴史的資源(兜門・七賢堂など)、そして大磯丘陵に連なる貴重な緑地を保存活用するため、「県立大磯城山公園」の拡大区域とすることが再確認され、平成21年(2009年)7月には都市計画の位置付けがなされたという。その後、「旧吉田茂邸地区」の事業に着手し、県が公園整備を行い、旧吉田茂邸は大磯町が町有施設として再建した。
 戦後の混乱期に通算5期にわたり首相を務め、日本の戦後復興の礎を築いた吉田茂が、昭和19年頃(1944年)から亡くなった昭和42年(1967年)までを過ごしたのがこの大磯の旧吉田茂邸である。日本庭園には梅の古木が多く、見事に咲いていてくれた。「県立大磯城山公園」は、神奈川県中郡大磯町に位置する神奈川県立の都市公園(風致公園)である。旧三井財閥の別荘跡地を公園として整備されていた。その後、2013年(平成25年)に旧吉田茂邸地区一部開園、2017年(平成29年)に旧吉田茂邸地区全面開園したのだ。
 午後2時半に旧吉田邸を離れ、平塚市の海抜約180mの高台にある湘南平(高麗山公園)へ上がった。ここへは2008年5月に、大磯まで電車で来てハイキングコースを歩いて上ったことがある。ツツジの季節でモンキアゲハや、カラスアゲハが飛んでいた。
 展望塔へ上がると360度の景色が広がるが、相模湾側が順光になるが、山側は逆光になる。冬は日が落ちてくるのが早い。3時半、帰路に着いた。西湘バイパス、国道1号は、横浜新道は順調に走れ、1時間ほどで我が家まで送っていただいた。

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旧吉田邸玄関 2023年2月28日 神奈川県中郡大磯町

001_230228003 X900 〇大磯迎賓館 RX10M4.jpg 1.大磯迎賓館
大磯駅から徒歩1分と近いところにある大正元年建築の国登録文化財の建物で、イタリアンレストランになっている。旧木下家の別邸で切妻造りスレート葺きで左右の屋根上にドーマー窓、各室にベイウインドウを設けているの特徴。大正元年に建築され、工法はいわゆるツーバイフォーで国内最古の部類となる建築遺構でもあり平成24年に国登録有形文化財に指定されている。大磯の別荘文化を現代に伝える景観を形成していると説明されていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
002_230228006 X900 大磯駅 RX10M4.jpg 2.大磯駅
駐車場確保のため早めに大磯迎賓館に着いたので、館内に入るまで少々待たねばならなかった。大磯駅周辺を歩いてみた。見たところ、歴史を感じる駅舎だったが、開業当時の駅舎ではないと思う。大磯駅は1887年(明治20年)7月11日、国鉄東海道本線 旧・横浜駅 - 国府津駅開通と同時に開業したそうだ。2000年(平成12年)関東の駅百選に選定される。2009年(平成21年)経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 なし
003_230228011 X900 大磯駅 料亭「松月」 RX10M4.jpg 3.料亭「松月」
大磯駅前ロータリーに面して、料亭「松月」があった。ホームページには、初代総理大臣、伊藤博文公より「松月」という屋号を拝領し開業した料亭で、伊藤博文の料理長として活躍した創業者が、伊藤公から「松月」という屋号を拝領し開業した料亭と記されていた。創業明治36年で、数々の要人を迎えてきた料亭である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 28mm ISO160 ) 露出補正 なし
004_230228021 X900 大磯駅前 エリザベスサンダースホーム RX10M4.jpg 4.エリザベス・サンダース・ホーム(レリーフは沢田美樹さん)
wikipediaによれば、第二次世界大戦後に日本占領のためにやってきたアメリカ軍兵士を中心とした連合国軍兵士と日本人女性の間に強姦や売春、あるいは自由恋愛の結果生まれたものの、両親はおろか周囲からも見捨てられた混血孤児たち(GIベビー)のための施設として、1948年、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜が、財閥整理委員会によって財産税として物納されそうになっていた岩崎家大磯別邸をGHQにかけあって日本政府に指令をだしてもらい、360万5千円を払うことで保持することを許された(ただし財閥親族が取得することは許されないため教会名義とした)。資金は自らの所有物を売却し、また募金集めに奔走してかき集めた。施設の名前は、聖公会の信者エリザベス・サンダース(40年にもわたって日本に住んだイギリス人女性)が1946年10月に逝去した際、170ドルを遺贈してくれたことにちなみ、「エリザベス・サンダース・ホーム」としたそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし
005_230228036 X900 〇大磯迎賓館 フサアカシア RX10M4.jpg 5.ミモザ
大磯迎賓館の入り口の両側に黄色い花が咲いていた。黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称という。この花の種名はフサアカシアのようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO320 ) 露出補正 なし
006_230228050 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 6.旧吉田茂邸の梅
大磯迎賓館でイタリアンの昼食を楽しんだあと、旧吉田茂邸へ向かった。車で10分弱のところだ。駐車場から門へ歩く間に、紅白咲き分けの梅の花が咲いていた。これは「思いのまま」だと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 65mm ISO100 ) 露出補正 なし
007_230228056 X900 〇 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 7.兜門
  2019年に国登録有形文化財に登録された。寄棟づくり、檜皮葺など、裏千家今日庵兜門を倣った上質な意匠を持つ数寄屋建築になっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 24mm ISO100 ) 露出補正 なし
008_230228067 X900 〇旧吉田茂邸 紅千鳥 RX10M4.jpg 8.紅千鳥
兜門をくぐって日本庭園に入る。紅千鳥という品種札が付けられた濃い紅色の梅が、周囲の木々の緑を背景にして、美しく咲いていた。一重咲きの蕊まで紅色に染まる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/500秒 58mm ISO160 ) 露出補正 なし
009_230228068 X900 〇旧吉田茂邸 紅千鳥 RX10M4.jpg 9.七賢堂
小高い丘になったところに七賢堂が見えた。七賢堂は明治36年ごろに建築された。昭和35年に伊藤博文邸から移築した建物で、屋根は入母屋造り、銅板葺き、正面は虹梁(社寺建築における梁"はり"の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているもののこと)を通して桟唐戸風の引き戸を入れ、良材を用いた丁寧な小堂である。2019年に国登録有形文化財に登録されている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 26mm ISO200 ) 露出補正 なし
010_230228072 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 10.梅の古木 -1
梅の季節である。庭には梅の木がそこここに植えられていて、それぞれ美しさを競っているが、古木の風情がよい。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 32mm ISO100 ) 露出補正 なし
011_230228078 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 11.楓の間(応接室)
トップの写真の玄関に入った。パンフレットを見ると、旧吉田茂邸は戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878年ー1967年)が暮らした私邸である。もとは明治17年(1884年)に吉田茂の養父・吉田健三が大磯の土地を購入し、その地に別荘を建てたのが始まりだそうだ。昭和20年(1945年)より吉田茂は大磯の邸宅を本邸とし、晩年をこの地で過ごした。このまだ新しい建物は吉田茂が暮らした当時の邸宅を復元したものである。昭和22年ごろ建てられた応接間棟、および昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な「吉田五十八が設計した新館をメインに再建された。写真は1階の楓の間(応接室)である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
012_230228082 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 12.展示室
1階から2階へ上がる途中に展示室があった。自分もよく耳にした吉田茂元首相当時のイギリス首相のウインストン・チャーチル、西ドイツ首相のコンラート・アデナウアー、アメリカ陸軍総帥のダグラス・マッカーサーらの写真もあった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 16mm ISO1600 ) 露出補正 なし
013_230228085 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 13.書斎
2階に上がる。吉田茂の私的な書斎で、官邸直通のダイヤルのない黒電話が置かれていたそうだ。床の間には、吉田茂が首相として昭和26年サンフランシスコ講和条約に臨んだ際の心境について書かれた掛け軸があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 11mm ISO1250 ) 露出補正 なし
014_230228094 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 14.2階・書斎からの眺め
南縁から海の方を眺める。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 なし
015_230228098 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 15.バカヤロー オブジェ
応接間棟2階から新館2階へ行く。途中の廊下にこんなものが置いてあった。よく見ると「バカヤロー」と見える。バカヤロー解散というのがあった。1953年(昭和28年)2月28日、第15回国会中の衆議院予算委員会で、吉田茂首相と社会党右派の議員との質疑応答中、吉田が議員の質問に対して「バカヤロー」と発言したことがきっかけとなって衆議院が解散された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 21mm ISO2500 ) 露出補正 なし
016_230228132 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 16.富士山の眺め
新館2階からは雄大な富士山が見えた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/1000秒 183mm ISO100 ) 露出補正 なし
017_230228143 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 17.「金の間」(居間)
富士山の見えるこの部屋は賓客をもてなす応接間である。「金の間」という名称は部屋の装飾に金を使ったことにある。「金の間」からは箱根山、富士山といった山々や、太平洋を一望することができる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 22mm ISO500 ) 露出補正 なし
018_230228146 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 18.「銀の間」
寝室兼書斎である。この部屋のベッドで吉田茂は最後を迎えたという。「銀の間」の装飾品には銀が用いられていた。吉田茂はこの部屋を書斎としても利用していた。部屋のガラス棚には蔵署が並べられ、ベッド横の窓際には執務用の机が置かれていたという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO800 ) 露出補正 なし
019_230228149 X900 旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 19.「銀の間」の装飾
「銀の間」の天井は、銀色一色の華やかながらも、落ち着いたいぶしが感じられる銀色の天井である。 銀箔かと思ったが、経年変化で、変色するので、錫(すず)の箔が使われているそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO640 ) 露出補正 なし
020_230228167 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 20.梅の古木 -2
午後2時半に旧吉田茂邸を退出する。外に出るとだいぶ日は下がってきているが、空気はさわやかだった。これは紅梅の古木である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 26mm ISO100 ) 露出補正 なし
021_230228168 X900 〇旧吉田茂邸 RX10M4.jpg 21.旧吉田茂邸 全景
駐車場へ歩く途中、旧吉田茂邸を振り返る。梅が花が咲く季節に来れてよかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 31mm ISO100 ) 露出補正 なし
022_230228177 X900 湘南平 RX10M4.jpg 22.湘南平(高麗山公園) 大きな木
Kさんの運転で旧吉田茂邸から約15分で湘南平へ上がった。ここは標高は約180mである。展望台へ上がってみる。北側は相模湾が拡がり、南側は丹沢、そして西側には富士山が見渡せる高台である。西日がまぶしい。相模湾の方を見ると、大きな木があった。落葉広葉樹であるが、エノキのようにも思えるが何の木かよくわからない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 12mm ISO100 ) 露出補正 なし
023_230228178 X900 〇湘南平 RX10M4.jpg 23.相模湾 江ノ島と烏帽子岩
東側を眺める。相模湾に見えるのは左に江ノ島、右に茅ヶ崎のシンボル・烏帽子岩だ。烏帽子岩の正式名称は「姥島(うばじま)」という。茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmにあり、高さは約14.6mだそうだ。手前に堤防のように見えるところは、「ひらつかタマ三郎漁港フィッシャリーナ」というところのようだ。午後3時半、最後までKさんの運転で帰路に着いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/1000秒 151mm ISO100 ) 露出補正 なし

2014年5月28日

江の島 と 鎌倉長谷観音 5月13日


  小学校のクラス会の幹事を引き受けている。これまでも2年に一度くらいは集まる機会があったが、70歳を過ぎて、お互い時間もできたので、「もう少し頻繁に会おうか!」ということになり、半年に一回開催することにし、その幹事を引き受けることにした。
 昨年12月は、横浜に来てもらった。その時に次回の希望を聞いたら、江の島へ行きたいという。続けて神奈川県に来ていただくのは申し訳ないと思ったが、ご希望に従う。幹事といっても特に何をするわけではない。前回開催時に、今回の開催日は決めてあるので、どこを周るかを少し考えて、食事をする店を決め、案内を出すだけだ。今はe-mailがあるので、連絡も簡単である。(しかし、約3名ほど携帯のメールも使ったことがない方がいる。この方々には郵便で知らせて、返事をいただくしかない。申し訳ないが電話連絡は億劫だ)
  午前11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合。全員遅れることなく到着した。江の島大橋を渡って、参道の石畳を歩き、江島神社、奥津宮をお参りして、岩屋通りを下って、海岸に出る。3~4名は戻ってくるときの登りが辛そうだと下りなかった。この日は何やら工事中で岩屋に入ることはできなかった。昼食は岩屋に行く途中にある「魚見亭」というところを予約しておいた。各自、好きなものを食べてもらう。
 昼食後は江ノ電に乗って、長谷寺と大仏へ行くことになった。片瀬江ノ島からまっすぐ帰るというメンバー2人と別れ、江ノ電に乗る。結局、時間にあまり余裕もないので、長谷寺だけにした。小一時間散策をして、JR鎌倉駅へ着いたのは夕方5時だった。

1.トンビ
朝のうちははっきりしない天気だったが、11時に小田急線の片瀬江ノ島駅で集合し、江の島に向け歩き出すころには、日が射すほどになっていた。江の島大橋を渡りながら、浜を見ていると、トンビが2~3羽、翅を休めていた。トンビなのかトビなのか、はっきり知らなかったが、トンビともトビともいうらしい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/480秒 185。0mm ISO100 ) 露出補正 なし
トンビ;クリックすると大きな写真になります。
2.江島神社
江島神社の階段を上がる。階段の手前には、エスカーというエスカレーターがある。昭和34年に国内初の屋外エスカレーターとして、高低差46メートルを4連で結ぶ全長106メートルの「江の島エスカー」が登場した。頂上まで石段を上っていくと20分かかるところ、江の島エスカーだとわずか4分で登れるという。参加者の意見を聞いたが、エスカーはやめて階段を上ることにする。瑞心門から、いま上がってきた参道を眺める。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.5 1/840秒 5.8mm ISO400 ) 露出補正 なし
江島神社;クリックすると大きな写真になります。
3.江の島ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは1964年10月に開催された東京オリンピックのヨット競技の会場として使うために、1961年より江ノ島の北東側海岸にあった岩場を埋め立て1964年に完成している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/900秒 38.1mm ISO100 ) 露出補正 なし
江の島ヨットハーバー;クリックすると大きな写真になります。
4.岩屋道通り
予約した昼食の時間調整と、頂上まで登ってきた疲れを癒すため、海の見える Cafe でお茶にする。男性はビールだ。一休みしたあと、岩屋への道を歩く。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/250秒 10.7mm ISO200 ) 露出補正 なし
岩屋道通り;クリックすると大きな写真になります。
5.奥津宮
江の島が二つにくびれているところ(山ふたつ)の断崖を眺め、先に進むと江島神社の奥津宮がある。江島神社のご祭神は三人姉妹の女神だが、この奥津宮の祭神は多紀理比賣命(タギリヒメミコト)。 三人姉妹の一番上の姉神で、安らかに海を守る神様といわれている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/850秒 9.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
奥津宮;クリックすると大きな写真になります。
6.龍宮
関連のインターネット情報によると、江の島は沸出以来龍の棲む所と言われ、古来より龍神は弁財天信仰と習合し、密接な結びつきから江島縁起を始め多くの伝説が残っている。鎌倉で悪行を重ねていた、5つの頭を持つ5龍頭は、江ノ島に舞い降りた弁財天の弁天様に一目惚れし、更正を誓い結婚した。五龍頭は江ノ島の正面にある龍口寺に五龍頭は祀られてが、ここ龍宮(わだつみのみや)にも祀られている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/800秒 6.0mm ISO400 ) 露出補正 なし
龍宮;クリックすると大きな写真になります。
7.稚児ヶ淵
江の島の一番奥にあたる稚児ヶ淵の上に出た。ここから石段を下りて、左の方へ行くと岩屋である。この日は防護ネットの張替等工事のため入ることができなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F6.4 1/850秒 15.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
稚児ヶ淵;クリックすると大きな写真になります。
8.茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望
茅ヶ崎の烏帽子岩をHS50の望遠端(35mm版換算1000mm)で撮る。烏帽子岩は正しくは姥島(うばしま)ということを知った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F7.1 1/900秒 185.0mm ISO100 ) 露出補正 なし
茅ヶ崎沖 烏帽子岩の遠望;クリックすると大きな写真になります。
9.もどり道
昼食は稚児ヶ淵の崖の上にある「魚見亭」を1時に予約していた。少し早めに着いたが、平日のためか、入ることができた。みんな自分の食べたいものをそれぞれ注文し、1時間ほど海を見ながら、食事とおしゃべりを楽しんだ。ここで次回開催の日取りと場所が決まり、合わせて、この日はこれから江ノ電に乗って、鎌倉の長谷へ行こうということになり、「魚見亭」を後にした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/950秒 23.3mm ISO400 ) 露出補正 なし
もどり道;クリックすると大きな写真になります。
10.鵜
来るときはトビを見てきたが、帰りには鵜がいた。鵜にはウミウとカワウがいて、両者はよく似ている。くちばしの基部の露出部が小さく、口角で三角形に尖るという特徴から、これはウミウと判断した。'環境省のウミウとカワウの見分け方を参照した。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/420秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 なし
鵜;クリックすると大きな写真になります。
11.江ノ電 江の島駅
江ノ電は単線運転だ。ここ江の島駅で交換する。車内は学校帰りの小学生たちでにぎやかだった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/350秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
江ノ電 江の島駅;クリックすると大きな写真になります。
12.長谷
江ノ電を長谷で下車した。大仏へ行こうか、長谷寺へ行こうか、両方行こうか、相談したが、時間も心配なので長谷寺に行こうということになった。長谷寺に向かって歩いていくと左側に収玄寺というお寺があった。何回か長谷寺を訪れているが今まで気が付かずに通り過ぎていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.0 1/850秒 12.4mm ISO400 ) 露出補正 なし
長谷;クリックすると大きな写真になります。
13.イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ
長谷寺の境内で小さな花が咲いていたが、花に詳しいクラスメートがイワシカギクと教えてくれた。そのイワシカギクにヤマトシジミの♂が吸蜜に来ていた。なかなか落ち着いてくれず、撮りにくい。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5.6 1/350秒 106.8mm ISO100 ) 露出補正 なし
イワシカギクで吸蜜するヤマトシジミ;クリックすると大きな写真になります。
14.オガタマノキの花
境内にオガタマノキの花が咲いていた。木に名札があったのでオガタマノキと分かった。オガタマノキ(招霊木)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/120秒 30.3mm ISO800 ) 露出補正 なし
オガタマノキの花;クリックすると大きな写真になります。
15.カイウ
海芋という札が立てられていた。サトイモ科の多年草だそうだ。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.6 1/120秒 11.9mm ISO400 ) 露出補正 なし
カイウ;クリックすると大きな写真になります。
16.弁天窟の弁財天
境内の放生池を過ぎた辺の弁天堂をさらに奥へすすむと、弘法大師参籠の地と伝わる弁天窟があり、その名にちなみ窟内壁面には弁財天とその眷属(けんぞく:神の使者)である十六童子が彫られている。光はほとんどなく、ノーフラッシュで無理やり撮った。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/6秒 6.0mm ISO3200 ) 露出補正 なし
弁天窟の弁財天;クリックすると大きな写真になります。
17.和み地蔵
弁天窟から出てくると和み地蔵に迎えられた。その名の通り、心を和ませてくれるお顔をされている。宮城県の石神彫刻工房で作られたそうだ。長谷寺を出て、再び江ノ電に乗り、JR鎌倉駅へ。みなさんはちょうど来た湘南新宿ラインに乗り、切符を買っていて乗り遅れた人と、その面倒を見ていた人と私の3人は次に来た横須賀線の電車に乗って帰路に着いた。次回は今秋11月に三鷹のジブリの森で再会を予定している。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR F2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.4mm ISO320 ) 露出補正 なし
和み地蔵;クリックすると大きな写真になります。