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2019年2月 3日

土曜日の横浜 2月2日

前日に封切りになった「7つの会議」という映画を観たいという家内に付き合って、いつも映画を見に行く桜木町のコレット・マーレの中にあるシネコン ブルグ13横浜へ行く。映画を見に行くときはいつも朝の第1回目の上映を見る。映画「7つの会議」は人気のTVドラマ「下町ロケット」の原作者である池井戸潤の企業犯罪小説の映画化で、主演の野村萬斎をはじめ共演の香川照之、及川光博、片岡愛之助、朝倉あき、吉田羊、北大路欣也などの顔が揃う。野村萬斎のサラリーマン役は少し、あくが強いなと感じたが、好演であり、楽しむことが出来た。
 映画が終わったあと、先日見に行った帆船日本丸の大規模改修工事が、その後どのように進んでいるかを観に行こうと思っていた。天気も良いし、せっかく出かけるのだから、ほかに何かイベントはないだろうかとインターネットで探してみた。結果、映画館とは目と鼻のさきにあるランドマークタワーで、「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」が開催されていた。もう一つ、「博士の愛した中国陶磁-美と技の5000年-」という企画展が行われているのを知った。前者は家内が全く興味を示さないが、後者は見てみたいという。
「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」は以前にも一度行ったことがある。横浜に係わる鉄道各社とその関連会社、情報誌、および鉄道模型5社が出展して、ランドマークプラザの5階で開催されている。もちろん子供さん達も多かったが、大人の鉄道マニアが多いのに改めて驚いた。昼少し前だったが、会場は溢れんばかりだった。
 一方、「博士の愛した中国陶磁-美と技の5000年-」はみなとみらい線で、みなとみらいから2駅先にある日本大通り駅のすぐ近くの横浜ユーラシア文化館で開催されていた。受付で入場料¥200を払おうとたところ、「横浜市民ですか?、65歳以上ですか?」と聞かれ「はい」と返事をすると、「どうぞ」と無料で入館させていただいた。そこに展示されていた4千年くらい前の新石器時代に作られたという顔料で文様を施した中国青海・甘粛の彩陶といわれる土器には感動した。残念ながら展示物の写真撮影は禁止となっていた。

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↑「よこはま鉄道模型フェスタ」のパンフレット

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↑「博士の愛した中国陶磁-美と技の5000年-」のパンフレット

1.改装中の帆船日本丸 船首部分
3週間前の1月11日に見に来たときは、ドックの水が排水されたばかりで船首部分船体の改修工事は始まっていなかった。この日は工事は休みなのだろうか、船首部分にも幕が架けれていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5 1/1250秒 28mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2.改装中の帆船日本丸 全景
この日は船体全体が覆われていて、マストしか帆船日本丸を表すものはない。帆船日本丸の大規模改修工事は来月末が完了予定になっている。さぞ美しい船体を見せてくれることと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 16mm ISO125 ) 露出補正 なし
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3.よこはま鉄道模型フェスタ 会場
「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」 はランドマークプラザの5階で開催されていた。凄い人出だったので驚いた。ここは入口を入ってすぐのところで、右側に東急、小田急、江ノ電など横浜や横浜近郊を走る鉄道各社が店を並べ、関連商品が販売されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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4.天賞堂
銀座の天賞堂も鉄道模型を出品し、販売していた。私は小学生のころ父親にねだって、初めて買ってもらった鉄道模型が天賞堂のC58(3本レールのOゲージ)だった。機関車だけをさんざん走らせて遊んだあと、そのままにしてしまった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2 1/125秒 11mm ISO160 ) 露出補正 なし
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5.TOMIXの売店
鉄道模型のメーカーも店を出している。私も40歳近くなって、再び鉄道模型に興味を持ち始めた。今は倒産してしまったメルクリンという9mmゲージの模型が欲しかったが、なかなか高価で手が出せなかったころ、 私の小遣いでも買える16mmゲージが模型店の店頭に並ぶようになった。KATOというメーカーが先行していたが、TOMIXも新しい形式の鉄道車両模型を生産販売していた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/125秒 18mm ISO200 ) 露出補正 なし
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6.鉄道模型各社のパノラマ・レイアウト
大きなホールには、鉄道模型メーカー各社のレイアウトがセットされていて、Nゲージ、HOゲージの模型が走っていた。これはグリーンマックスというメーカーのレイアウトである。京浜急行の模型が走行している。HOゲージのレイアウトではKTM(カツミ)のモデルが走っていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 37mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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7.東北新幹線
これはKATOのレイアウトだったと思う。それほど大きくないレイアウトだが、周回速度が速い。あっという間に一周してきてしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/125秒 37mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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8.ランドマークプラザ
混雑していたので早々に「ヨコハマ鉄道模型フェスタ」の会場を引き上げた。ランドマークプラザの5階から1階を見下ろすと、何かのイベントに人が集まっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO160 ) 露出補正 なし
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9.日本大通り駅通路の壁画
次に「博士の愛した中国陶磁-美と技の5000年-」の横浜ユーラシア文化館に行く。みなとみらい駅から、みなとみらい線に乗り、2駅先の日本大通りで下車した。改札を出て3番出口のほうへ行く通路の壁に3枚の絵が刻まれていた。そこは横浜三塔広場というスペースになっている。これはその3枚ある絵のうちの左側2枚であるが、写真右側の絵には横浜の3つの塔が描かれていた。そして、その3枚の絵には共通して、写真の右下に見えるような、見たことのある人物が描かれている。あのサントリーのアンクル トリスだ。この壁画を描いたのは、「アンクルトリス」の生みの親である柳原良平氏なのだそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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10.横浜ユーラシア文化館 入口
日本大通り駅の3番出口を地上に上がるとすぐ、横浜ユーラシア文化館の入り口だった。右側に見える自動ドアを入って、右へ折れると受付があった。通路にも写真が掲げられていたが、展示品は撮影禁止となっていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f10 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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11.出られなかった出口
「博士の愛した中国陶磁-美と技の5000年-」 の展示品の数々は素晴らしかった。早稲田大学の會津八一記念博物館収蔵の會津八一博士コレクション、よこはまユーラシア文化館所蔵の江上波夫博士コレクション、および富岡美術館(東京都大田区)の閉館に伴い、新潟県糸魚川市出身で日本重化学工業初代社長であった故富岡重憲氏から早稲田大学會津八一記念博物館に寄贈されたコレクションが展示されていた。彩陶の文様や色、武人俑の表情などは見入ってしまうものばかりであった。1階へ下り、出口と思ってドアに手をかけるが鍵がかけられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/125秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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2017年11月22日

ジオラマを駆ける鉄道模型 11月11日

横浜ブルフ13というシネマ・コンプレックスに、朝9時開映の「ミックス」という映画を見に行った。最近人気が出てきた卓球にかかわる映画で、練習や試合の場面もあるが、それが俳優さんが演じているとは思えないほど、現実感があった。練習したのだと思う。オリンピック・メダリストの水谷準も登場する。ちょっとストーリーのテンポは遅かったが、満足した。
 昼食後、かみさんは買い物をしていくというので、私は久しぶりに原鉄道模型博物館へ行くことにした。
 原鉄道模型博物館は、2012年の7月10日に、同年2月に竣工した横浜三井ビルディングの2階にオープンした。私はその年の10月に初めて原鉄道模型博物館を見学したが、それから5回くらい訪れている。2013年4月に行われた同博物館の写真展で私の撮った写真が優秀賞のひとつに選ばれ、翌年同館のカレンダーの写真、12枚のうちの1枚に採用された。
 2年半ぶりに原鉄道模型博物館を訪れ、ジオラマを疾走する鉄道模型の撮影を楽しんだ。

1.高架線を走るDB V200
商店の屋上で洗濯物を干すフィギュアの向こうをドイツ国鉄のDB V200が姿を現した。V200ディーゼル機関車(実車)は1953年から翌年にかけて、クラウス=マッファイにて試作機が5両製造され、1956年より量産が開始され、同社にて61両が、マシーネンバオ・キール(現MaK、のちフォスロ)にて20両が製造されたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/640秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.DB E03 002
西ドイツ国鉄では1960年代に入り、特急列車 (TEE, F-Zug) の最高速度200 km/h 運転を計画し、そのための線路の改良や新型機関車の製造などの準備​が行われ、それまでの特急旅客用電気機関車としては、最高速度160 km/h 運転に対応したE10.12型(後の112型→113型)が運用されていたが、103型が後継機として開発されることになり、1965年にまずE03型 (E03 001 - E03 004) として、試作車4両が製造された。この模型のえんじとクリーム色は通称TEEカラーと呼ばれる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.蒸気を吐く入替用蒸気機関車
奥に見える操車場では、運搬される荷物が置かれ、荷が積まれた貨車を入れ替える小さな蒸気機関車が待機している。作業をする人を表すフィギュアも良く作られている。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
4.列車通過
ホームのベンチに座って列車を待つ親子連れをしり目に、電気機関車が牽引するDBの列車が通り抜けていく。フィギュアをもっとシャープに写し取りたいが、列車にピントを合わせるとこうなってしまう。客車に乗客がいればよかった。列車のピントを外して、フィギュアにフォーカスしても良いかなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.すれ違う列車
駅のホームに列車が入ってくる。反対側の線路を列車が通過する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.列車到着
ジオラマでは、この列車は停車しないで走り続ける。写真で停車しているように見えるので、親子連れの客は乗車するのかなと思ってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.原鉄道模型 スイス国鉄 SBB Ae3/6Ⅱ 10412
収蔵されている鉄道模型車両が1500台を超すという原鉄道模型博物館だが、その中には、「原鉄道模型」と言って2014年7月5日に亡くなられた原信太郎さんが自ら作られた模型がある。その「原鉄道模型」が1番ゲージジオラマを走るときには、その旨、案内のアナウンスがある。この車両は13時20分から10分間運転されたスイス国鉄の SBB Ae3/6Ⅱ 10412 電気機関車だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.箱根登山鉄道タイプの電車
この電車は箱根登山鉄道の雰囲気を取り込んだ「原鉄道模型」の創作模型である。いつもこの辺りに置かれているようだ。フィギュアも効果的だ。前の車両には乗客の姿も見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/320秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
9.高架駅に到着
E03 電気機関車が牽引する旅客列車が高架上に造られた駅に入ってきた。車寄せに止まっている乗用車や歩く人の姿が駅の雰囲気を備えている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/800秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
10.DB E103 193-9 電気機関車
先に登場した試作機のあと、量産型として、TEEやICを牽くE103型となり、名実共に西ドイツ国鉄を代表するフラッグシップ電機となった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
11.ディーゼル車両 DB SVT 04
この2両編成の車両はドイツ国鉄のディーゼルカーだ。強い日差しの海岸沿いを走行する。海岸で海水浴をする人、絵を描く人、また、名所案内の立て札もあり、リアルだ。もっとフィギュアにフォーカスして撮るべきだった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.阪神電気鉄道 311形
「いちばんテツモパーク」と呼ばれる「1番ゲージジオラマ」の右手奥に、サークルになった線路があり、そこを「原鉄道模型」である阪神電気鉄道 311形が走行を始めた。実車は大正期に量産された木造車両だそうだ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
13.DB E44
西ドイツ国鉄の貨物用電気機関車 E44形 がホッパー貨車を牽いて、操車場で作業をするフィギュアのそばを走り抜ける。ピントが中途半端になってしまったが、これもフィギュアにフォーカスすると良かったかと思う。次回、原鉄道模型博物館を訪れた際は、フィギュア―にフォーカスした各場面を撮ってみたい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
14.発車待ち
情景としては発車を待つ電車のようだ。ともに「原鉄道模型」で手前は、箱根チキ2形 8、奥に停車しているのは京福電気鉄道デナ1形 3 だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/250秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.DB E103 193-9 電気機関車
大ジオラマの一番外側の周回線路を DB E103 193-9 電気機関車が引く旅客列車が行く。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.DB AG-218
高架線の下は川は流れていて、釣りを楽しむ人がいる。ジオラマの脇に張り出されている走行列車表を見ると、機関車は DB AG-218 で意味が分からないがルートヴィッヒシアター専用機となっていた。旧西ドイツ国鉄の液体式ディーゼル機関車だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 25mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.DB AG-218 が牽く旅客列車と町の風景
機関車の先頭に架かれた 218 473 -7 の文字が何とか読み取れる。保線する人や、町を走る車、歩いている人、また、屋根があるプラット・ホームで列車を待つ人などが俯瞰できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/500秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
18.クラシック・カー
駅前に停められているクラッシックな車が気に入った。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/320秒 15mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
19.高架線の下
貨物列車が通過する高架線の下は川になっていて、その川の向こうには車が見える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/100秒 12mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
20.レールツェペリン号
wikipediaによれば、​​ドイツの飛行機技術者であるフランツ・クルッケンベルク によって1929年に設計・開発された、プロペラ推進式の鉄道車両とのこと​​​。​​​1両のみが試作されたそうだ​​​。ツェッペリン飛行船に外観が似ていることから、その名があるという​​​。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/1000秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
21.大型の蒸気機関車
さっきまで操車場で休んでいた「原鉄道模型」 C&O H8 1655 というアメリカの大きな蒸気機関車が牽く貨物列車が走り始めた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/400秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
22.DB V200 旅客列車
この日、このV200が牽く列車は、1回1時間づつ、3回走行していた。この機関車は「原鉄道模型」ではなく、一般車両だ。照明の具合で昼なのか、夜なのか判らない情景となってしまう。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/500秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
23.箱根登山鉄道チキ2形 8
ガード下に川が流れる高架線沿いの道路に単線の線路があり、そこをさっきまで発車待ちをしていた「原鉄道模型」の箱根登山鉄道チキ2形が行ったり来たりする。掲示されている走行列車表によると、1日2回のみ、それぞれ1回10分間走行する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/640秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
24.ガード下の情景
高架線の下の情景である。路面電車の線路と川があり、停留所らしきところにはベンチが並んでいて、猫もすわっている。フィギュアと併せてほんとによく作られたジオラマと思う。ただ、写真を撮るには光が難しい。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.2 1/640秒 14mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
25.「横浜ジオラマ」
「いちばんテツモパーク」ジオラマを切り上げて、隣にある「横浜ジオラマ」に移動した。ここは狭いが、みなとみらいの光景を凝縮したジオラマになっている。24時間の光の演出がされれいるが、これは夕方の情景で、乗客が乗った通勤電車の車内にはに明かりが灯る。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/125秒 24mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
26.桜木町駅前?
イメージとしては高架駅に通勤電車が停車している夜の桜木町駅だ。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/200秒 15mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
27.鉄道好きの女の子
このジオラマはHOゲージなので、線路幅は16mmだ。1番ゲージは45mmなので縮尺はその1/3くらいになる。このジオラマでは、深夜には列車は動かない。鉄道好きの女の子も列車が動き出すのを待っている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/200秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
28.朝6時のみなとみらい
夜が明けて、観覧車の時計が 6:00 になった。ジオラマは明るくなる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f1.8 1/500秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
29.昔の停車場
桜木町は、明治5年に初めて鉄道が走ったところ。その頃の駅舎と小さな汽車の情景が造られている。朝5時、まだ汽車は動かない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.5 1/50秒 17mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
30.汽笛一声発車
その小さな汽車は明るくなった駅を出発した。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影( f2.8 1/160秒 37mm ISO3200 )露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。


2016年8月 1日

世界鉄道博 2016 7月22日

7月16日から9月11日まで、パシフィコ横浜で読売新聞社、BS日テレ主催の「世界鉄道博 2016」が開催されていることを知った。子供たちが夏休みに入ってしまうと混むだろうと思い、7月22日に行ってみた。ネットで検索してみると、レイアウトの規模も大きく、原鉄道模型の未公開の車両も出されているという。
 1500円の入場料をお支払いする。入り口の係りの方に「写真を撮っていいですか」と聞いたところ、「OKです」とのこと。
​  左手のエントランス部の世界の鉄道写真ギャラリーはお馴染の櫻井 寛さんの作品​という。左回りに見て歩くが、その左側にZONE-1として、まっすぐに50mにも及ぶ「世界の鉄道模型コレクション」の陳列ケースが並んでいて、、37のケースに約1000両の模型が展示されていた。イギリス、ドイツ、フランす、スイス、イタリア、ベルギーなどのヨーロッパ各国、そして、アメリカ、 日本、オーストラリア、中国の鉄道車両模型が、各ケースにそれぞれ、おおよそ30両ずつ並べられている。原信太郎さんの6000輌にものぼるコレクションの中から、今回はこれまで未公開のHOスケール1150輌が展示されているという。これだけで見に来た甲斐があったと思う。
​  ZONE-2はZONE-1の右側をヨーロッパ、アメリカ、日本の3つのジオラマに分けた「世界の鉄道物語」というエリアがあった。それぞれのレイアウトをOゲージの鉄道模型が走る。
 ZONE-3は「シャングリ・ラ鉄道」の巨大レイアウトだった。実に線路延長650mにもおよぶこのシャングリ・ラ鉄道は、エンドレスを含む28の壮大なレイアウトで、レイアウト上の車輌数はなんと560輌(うち外国型160輌)だそうだ。実際に260輌もの車輌が同時に走るさまは鉄道模型ファンにとってまさに理想郷(シャングリ・ラ)といえるだろう。
  この日はG7Xを携えていった。会場は人工光線だけだが、レンズが明るいのでノーフラッシュで、プログラムオートで「シャッター速度速め」に設定しておいたら、1/500、1/1000でシャッターが切れた。しかし、ISOも6400を上限に上がっていくので画像は少々粗くなってしまった。「シャッター速度普通」で試しておけばよかった。

1.世界鉄道博 2016 エントランス
10時半、それほど入場客は多くない。子供たちが多いと思っていたが、まだ小学校は夏休みが始まっていないのか、母親に連れてこられた未就学児童がほとんどだった。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/1000秒 16mm ISO6400) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
2.プロローグ
蒸気機関車、電気機関車、電車の鉄道写真に迎えられて中に入る。世界地図で描かれた路線図もあった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO3200) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
3.ZONE-2 世界の鉄道物語 ヨーロッパ
ZONE-1のHOゲージ、約1000両の車両模型は後で見ることにして、まず世界の鉄道物語のレイアウトを見ていく。最初はヨーロッパだ。入り口には「イギリスの鉄道のはじまり物語」として、1800年代初期の蒸気機関車の模型が展示されていた。これは実用蒸気機関車の始まりであるロケット号(1829年)だ。 ​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1/1000秒 11mm ISO5000) 露出補正 なし
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4.20世紀の英国の鉄道
レイアウトの手前には、何枚かのパネルがあって興味ある解説がなされている。何といってもイギリスは鉄道発祥の国。しかし、20世紀に入るとドイツやスイスでは電化が進んだが、廉価で良質な石炭が採れ、切通しや橋梁技術など建築土木技術が進展した英国では電化の必要を感じなかったという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1000秒 9​​​​mm ISO​3​​200​​​) 露出補正 なし
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5.オーストリア、ハンガリー
19世紀にはプロイセン他小国に分かれていたドイツに比べハプスブルグ帝国のオーストリアは欧州屈指の大国だった。ハンガリーは1867年にオーストリアに併合され、オーストリア・ハンガリー帝国となっていた。オーストリアの鉄道では、1998年にユネスコより鉄道施設として最初の世界遺産に指定されたアルプス山脈のゼメリング峠を多数の長いトンネルと、大規模な橋で超えるゼメリング鉄道が有名である。右下の写真は、ヨーロッパ最初のブダペストの地下鉄である。 ​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1000秒 9​​​​mm ISO​4000​​​​​​​) 露出補正 なし
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6.ヨーロッパの鉄道 0ゲージレイアウト
ヨーロッパの鉄道の0ゲージレイアウトでは、3本の列車が走行していた。一番外側をTGVが高速で周回する。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/500秒 22​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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7.待機するTEEの模型​​
1957年に登場し国際列車トランスヨーロッパエクスプレス(TEE)に使用され​​​た当時​​​​​​の西ドイツ製​​​​ ​DB VT11.5 (BR601) TEE ディーゼルカーが、オリエント急行で有名なプルマンの客車と並んで待機している。​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/320秒 37​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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8.有名な鉄道車両たちの写真
レイアウトのわきの「Shangri-la Railway since1937」というエンブレムの入ったパネルには、ヨーロッパの鉄道の有名な車両の写真が66枚展示されていた。これから見て歩くアメリカの鉄道、日本の鉄道のわきにもそれぞれ66枚の写真が掲示されている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1​.8​​​ 1/1​000​​​秒 9​​​​​​​​mm ISO​2000​​​​​​​) 露出補正 なし
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9​.ヨーロッパの鉄道の機関車たち
レイアウトのわきには、有名な蒸気機関車、電気機関車、電車の模型が整列している。

​Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/320秒 37​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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10.アメリカの鉄道
ZONE-2、2番目のアメリカの鉄道のレイアウトに移動する。入り口にある「アメリカの鉄道の始まり物語」にある展示ケースには1830年アメリカ最初の蒸気機関車「トム・サム号」と、この写真の1932年のアメリカ最初の実用蒸気機関車「グラス・ホッパー号」が展示されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9​​​​​​​​mm ISO​4000​​​​​​​) 露出補正 なし
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11.アメリカの鉄道模型編成と子供たち
お母さんに伴われた幼い子供たちがアメリカの鉄道模型編成を熱心に見ている。夏休みに入ると小学生たちが大勢見に来ることだろう。子供たちにとって鉄道模型は憧れである。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/400秒 37​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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12.アムトラック
アメリカの鉄道のレイアウトには、アムトラックの車両があった。アムトラック(Amtrak)は、アメリカ合衆国で1971年に発足した、全米をネットワークする鉄道旅客輸送を運営する公共企業体とのこと。アムトラックの名称は、"America"と"Track"(線路、軌道などの意)の二つの語から合成されたものだそうだ。この電気機関車はAEM-7形といい、1978年から1988年にかけてアメリカ合衆国のアムトラックと通勤鉄道に投入された両運転台、車軸配置B-Bの電気機関車である。主要部品の大半はスウェーデンのASEA (現ABB) が製造しており、最終組立はアメリカのGM-EMDで行われたという。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 1/400秒 24​​​​​​​​mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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13.日本の鉄道
アメリカの鉄道の次には日本の鉄道のレイアウトがあった。「日本の鉄道の始まり物語」には江戸時代の1853年、日本人が初めて作った鍋島藩の蒸気機関車の模型がった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1/1000秒 9mm ISO​5000​​​​​​​) 露出補正 なし
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14.京成1600 開運号
レイアウトには珍しい車両の模型があった。京成電鉄の1600形電車は1953年(昭和28年)に特急開運号の専用車両として作られた車両だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1/500秒 17mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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15.旧国鉄の蒸気機関車たち
流線型のC55を中心に旧国鉄の蒸気機関車のOゲージ模型も並べられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 200秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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16.シャングリ・ラ鉄道
ZONE-3はシャングリ・ら鉄道の巨大なHOゲージレイアウトだ。原信太郎氏(1919-2014)が1937年に自宅で創設した鉄道模型の理想郷「シャングリ・ラ鉄道」に由来しており、「鉄道は世界をつなぐ 」の理念の下、国内外の車両の鉄道模型が縦横無尽に走行する。「サンライズ・エクスプレス」のHOゲージ編成が走行中だった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​3200​​​​​​​) 露出補正 なし
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17.シャングリ・ラ鉄道 メンテナンス
シャングリ・ラ鉄道のレイアウトは広大であるが、ジオラマにはなっていない。その敷き詰められた線路のわきで走行する列車のメンテナンスをされているご高齢の方がおられた。鉄道模型がお好きな方なのだろうなと思う。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.5 1000秒 15mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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18.シャングリ・ラ鉄道の車両
シャングリ・ラ鉄道では560輌(うち外国型160輌)のHOゲージ車両模型が投入されている。実際に260輌もの車輌を同時に走らせることがあるようだが、鉄道模型ファンにとってはワクワクすることだと思う。手前にあるのはS-BAHNの車両。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 400秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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19.横浜および横浜近郊の鉄道会社
シャングリ・ラ鉄道のわきの壁面にはJR東日本や大手私鉄の京浜急行をはじめ、湘南モノレールなどの横浜および横浜近郊の鉄道会社のブースが設けられていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​3200​​​​​​​) 露出補正 なし
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20.鉄道ワンダー・ランド
シャングリ・ラ鉄道の広大なレイアウトの向こうにあるのはZONE-4の鉄道ワンダー・ランドだ。子供たちが楽しめるようになっている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2.8 320秒 37mm ISO​6400​​​​​​​) 露出補正 なし
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21.きかんしゃトーマス
きかんしゃトーマスは1984年からイギリスで放送が始まった1番ゲージの鉄道模型を使用して撮影される人形劇、現在はコンピュータを使用して制作されるCGアニメーションとして放送されている幼児向けテレビ番組である。日本ではフジテレビで1990年から2007年まで放映された。​​​​​​​​​ここにはトーマスを中心にジェームスとステップニーの3台の機関車があった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​2500​​​​​​​) 露出補正 なし
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22.最後に見たZONE-1の1000両の鉄道模型
さて、ZONE-2からZONE-4まで見終わって、いったん最初の「世界の鉄道プロローグ」まで戻ってきた。最後にZONE-1の「世界の鉄道模型コレクション」を見ることにする。会場の左サイドにまっすぐに陳列ケースが連なる。一つ一つの車両の説明はない。イギリスから始まって中国まで約1000両のHOゲージの鉄道模型が並べられていた。これはイタリアのケース。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f2 1000秒 11mm ISO​400​​​​​​​) 露出補正 なし
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23.イタリアの鉄道模型
これはディーゼル機関車だろうか。とてもユニークな形をしている。D341形か。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​500​​​​​​​) 露出補正 なし
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24.アメリカの蒸気機関車
この模型はニューヨーク・セントラル鉄道の5405蒸気機関車。日本のC62と同じ形式のハドソン型蒸気機関車である。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​800​​​​​​​) 露出補正 なし
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25.中国の電気機関車
「世界の鉄道模型コレクション」の最後の1台がこの模型だった。中国の鉄道模型はこの1台しかなかった。形式番号6Y209が読み取れる。Wikipediaによれば、この6Y2型はフランスのアルストムが製造した、中国の輸入電機で初の大型電気機関車である。1961年、中国で初の電化路線の宝鶏 - 鳳州間が完成、導入予定の中国初の国産電気機関車6Y1型が性能不足の為、1960年にフランスのアルストムから総計25両の本形式を輸入したとある。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 (f1.8 1000秒 9mm ISO​400​​​​​​​) 露出補正 なし
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2012年4月23日

原信太郎さんの「究極の鉄道模型展」 3月30日


 このブログでもときどき題材にしているように、「鉄ちゃん」の域には程遠いが、私も鉄道が好きである。先日、朝のTV番組で、鉄道模型製作者・愛好家として世界一といわれる原信太郎さんの「究極の鉄道模型展」が3月27日~4月2日まで、横浜駅東口のデパートで開催されると報じられた。3月30日に見に行ってきた。
 入口を入るなり、その充実ぶりに圧倒される。展示されている鉄道模型は、市販されているHOゲージやNゲージとは違い、芸術品の域に達している。それらは、海外の蒸気機関車、電気機関車、客車、郊外電車、トラム、そして、日本の蒸気機関車、電気機関車、私鉄電車、等約250点ある。
 これらは原信太郎さん(92)が約80年かけて収集、製作されたものの一部だ。加えて一周55メートルの巨大ジオラマが造られていて、模型が本物そっくりの音を立てて走っていた。走っている車両も半端なものはない。

  今まで知らなかったが原信太郎さんは、芦屋市の自宅に「シャングリ・ラ鉄道博物館」と名付けられた個人の、非公開の博物館を設けられている。そして、今年の夏、横浜のみなとみらいに新しく建った横浜三井ビルディングの2階に「原鉄道模型博物館」が開館する。3/27~4/2に開催された、この「究極の鉄道模型展」は、「原鉄道模型博物館」の今夏開館と新橋―横浜間鉄道開通140周年を記念したイベントであった。

  記述にあたっては、帰宅してすぐにアマゾンに発注した、原信太郎著「鉄道模型のすべて 技術の極み、躍動美」 2008年8月10日 誠文堂新光社 や当日、会場に置かれていたリーフレット等を参考にさせていただいた。
 カメラはIXY30Sしか持っていかなかったが、ISO800にして撮った。

1.「究極の鉄道模型展」
横浜駅東口のデパート、即ち、「横浜そごう」だが、この「究極の鉄道模型展」には結構な力の入れようで、各階エスカレータの切り返し場所には、すべて、この写真のような看板があった。この階の看板の写真は金剛山電気鉄道の模型だったが、各階それぞれ違う模型の写真が載せられていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
「究極の鉄道模型展」;クリックすると大きな写真になります
2.会場入口
間口は小さかったが、奥行きは広かった。春休みなので子供が多いと思っていたが、決して子供だけでなく、私のような年配者や、近くの企業のサラリーマンが昼休みの時間を利用して、来場していた。御婦人がたのファンも多い。多くの人が模型や、ジオラマの写真を撮っていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
会場入口;クリックすると大きな写真になります
3.外国の鉄道車両
まず、外国の鉄道車両をみる。展示の多くは「1番ゲージ」と呼ばれる軌間45ミリ、縮尺32分の1の大型模型で迫力がある。ドイツの001蒸気機関車も素晴らしいが、その右下にあるドイツDBの491という電車もいい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/640秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
外国の鉄道車両;クリックすると大きな写真になります
4.リアルな乗客
そのドイツDBの491形という電車に乗っている人たちがいる。「ガラス電車」の愛称で使用されていた観光用電車とのこと。実車は1995年事故に遭遇し、復元の話もあるが、残念ながらまだ復帰していないそうだ。素晴らしい模型だ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
リアルな乗客;クリックすると大きな写真になります
5.乗客の模型
スーツを着てハットを被った紳士、シャツにベストを着た人、スーツに帽子姿の淑女、そして和服姿の男性、女性、赤ちゃんを抱いたお母さん、など同じ形の人形も見られるが、バラエティーに富んだ乗客たちの模型が用意されている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/125秒 17.1mm ISO800 ) 露出補正 なし
乗客の模型;クリックすると大きな写真になります
6.LNER A4型 -1
原信太郎さんの模型には海外の蒸気機関車も多い。これはマラード号と呼ばれる機関車で、時速203kmという蒸気機関車の世界最速記録を持つ。この模型の動力はアルコール炊きのライブスチームだそうだ。模型は1985年に造られた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/320秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
LNER A4型 -1;クリックすると大きな写真になります
7.LNER A4型 -2
「MALLARD」の文字が見えるように撮った。1/500秒とは随分早いシャッターが切れたものだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
LNER A4型 -2;クリックすると大きな写真になります
8.オリエント急行
精巧な内装が見られるように屋根を外したオリエント急行。現在でもオリエント急行という名で豪華観光列車は走るが、本家のオリエント急行は19世紀末から20世紀の後半にかけてパリとコンスタンティノープルを結んでいた列車を差すそうだ。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
オリエント急行;クリックすると大きな写真になります
9.金剛山電車
原信太郎さんお気に入りの1両のようだ。金剛山は朝鮮半島で白頭山と並ぶ名山である。1931年(昭和6年)朝鮮総督府鉄道 京元線の鉄原というところから金剛山の内金剛まで全長116.6kmを結ぶ金剛山電気鉄道が全通した。原信太郎さんは1938年にこの電車に乗っている。金剛山電気鉄道で走っていたすべての車両を作りたいと原さんはいう。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/800秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
金剛山電車;クリックすると大きな写真になります
10.箱根登山鉄道 -1
原信太郎さんの模型は、もちろん蒸気機関車、電気機関車もいいが、模型ではあまり見る機会のない私鉄電車の模型が素晴らしい。この箱根登山鉄道 チキ1型の模型は1988年に作られた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/400秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
箱根登山鉄道 -1;クリックすると大きな写真になります
11.箱根登山鉄道 -2
箱根登山鉄道は、小田原-湯本間は、馬車鉄道から引き継いだ軌道線、1919年に延長開通した湯本-強羅間は鉄道線になった。この模型のチキ1型は、その軌道線と鉄道線を直通運転するために開発されたという。模型では車体の装飾表現に苦労したと述べられている。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
箱根登山鉄道 -2;クリックすると大きな写真になります
12.阪神電気鉄道 311型
阪神電気鉄道が本格的な総括制御を目指して、大正期に量産した木造電車だそうだ。このシリーズの車両が登場した時代、阪神では普通の1本架線だけでなく、複架線が大阪、神戸市内に残っていた。そのため、屋根裏にはダブルポールを2組とビューゲルとで、合計5つもの集電装置が搭載されていた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/125秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
阪神電気鉄道 311型;クリックすると大きな写真になります
13.阪神電車と名古屋鉄道
上は阪神電車の車両で、下は美濃電気軌道(のちの名古屋鉄道)が製造した路面電車。原信太郎さんは好んで私鉄の電車の模型を作られているようだ。何かのインタビューでも「今、興味があるのは、私鉄の古い車両です。1940年ごろまでの電車です。」と話されている。 大学4年の時だったか、尾張一宮の友人を訪ねて旅行をしたことがあったが、その時に、色こそ濃いグリーンだったが、このような丸窓のある、全面が丸くて5つの窓が並んだ電車に乗ったような記憶がある。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
阪神電車と名古屋鉄道;クリックすると大きな写真になります
14.日本の蒸気機関車たち
上は8800型、下は9600型。昨日、青梅の鉄道公園へ行ってきたが、その時に野外展示されていた、8620型と9600型を見てきていた。8800型は1911年にドイツから輸入され、1912年(明治45年)6月に運行が開始された日本初の「特別急行列車」の牽引をしたという。昨日、青梅で見た8620型は、1914年から日本で初めて本格的に量産された国産旅客列車牽引用テンダー式蒸気機関車で、「ハチロク」と愛称され、国鉄蒸気機関車の末期まで全国で使用された。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.5 1/250秒 8.4mm ISO800 ) 露出補正 なし
日本の蒸気機関車たち;クリックすると大きな写真になります
15.日本の流線形蒸気機関車
上段は日本国鉄のC55 34。C55形が登場した当時は、美観とともに高速化に伴う空気抵抗を減らす目的で世界各国で鉄道車両や自動車の流線形ブームが起こっていた。その流れに沿い、C53 43で試験された流線形構造が本形式に本格導入され、1936年製の2次車(20-40)の21両が流線形デザインを採用して新造されている。これは特急列車を牽いたC55 24の模型だ。下段はD52型で日本の蒸気機関車の中では最も力持ちである。中学生のころだったか、山中湖へ行った時、国府津から乗った御殿場線列車をこのD52が牽いていたのを思いだす。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F3.2 1/500秒 6.8mm ISO800 ) 露出補正 なし
日本の流線形蒸気機関車;クリックすると大きな写真になります
16.国鉄の電気機関車 ED16型
ED16の野外展示された実車を、昨日青梅鉄道公園で見てきた。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/500秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
国鉄の電気機関車 ED16型;クリックすると大きな写真になります
17.ジオラマ
展示された模型を見た後、ジオラマへ向かう。配置されている車両がみんな素晴らしい。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F4.5 1/40秒 11.2mm ISO800 ) 露出補正 なし
ジオラマ;クリックすると大きな写真になります
18.ジオラマの線路を走る模型
ジオラマは一周55mあるという。そこに敷かれた線路の上を、HOゲージ(軌間16.5mm、縮尺1/87)ではなく、1番ゲージと呼ばれる軌間45ミリ、縮尺32分の1の大型模型が走る。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F5 1/30秒 12.5mm ISO800 ) 露出補正 なし
ジオラマの線路を走る模型;クリックすると大きな写真になります
19.都市の電鉄 -1
インターアーバンと呼ばれる都市間電鉄や、都市の路面電車の模型のコーナーがあった。私にとってはとても魅力的だった。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/160秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
都市の電鉄 -1;クリックすると大きな写真になります
20.都市の電鉄 -2
左の赤い電車は BOSTON ELEVATED RAILWAY、右の黄色い電車はロスアンゼルス市電。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
都市の電鉄 -2;クリックすると大きな写真になります
21.原氏第一号の自作車両
最後になってしまったが、原信太郎さんが13歳の時、初めて作った模型が展示されていた。ボディは剥がしたトタン屋根の古い素材を使い、タガネで窓を打ち抜いて折り曲げ、ハンダ付けで製作された。パンタグラフも自作。走行装置は市販の模型のものが流用されているが、ボディ、パンタグラフを自分で造られたというからすごい。今年の夏、横浜のみなとみらいに新しく建った横浜三井ビルディングの2階に「原鉄道模型博物館」が開館するとのことだが、また、是非、見に行きたいと思う。

Canon IXY 30S F2.0-5.3 4.9mm-18.6mm 10.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( F2.8 1/200秒 4.9mm ISO800 ) 露出補正 なし
原氏第一号の自作車両;クリックすると大きな写真になります