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2020年11月15日

千日紅で吸蜜するクロマダラソテツシジミ TAMRON 90 macro 11月2日

きのう(11月1日)、Canon PowerShot SX620HXというコンデジで小さなシジミチョウを撮ってみようと横浜市の自宅近くの小さな公園へ出かけてみたところ、先日別のところで偶然に見たクロマダラソテツシジミにまた出会った。
 きょうも好天だった。10時半にクリニックの受診予約があったが、D5300をカメラバッグに入れて、30分ほど早めに家を出て、その公園へ行って見たところ、クロマダラソテツシジミがセンニチコウの花で吸蜜して待ってくれていた。
 クリニックへ行かねばならない時間が来たのでいったんその場を去ったが、クリニックで診察券を出すと、私の治療に使う液体窒素が届いていないので午後に改めて来て欲しいと詫びながら言われた。これ幸いと思い公園へ戻ったのは言うまでもない。クロマダラシジミはその1頭のみだったが、まだ、センニチコウで待っていてくれた。
 TAMRON 90mm を使うときはf5.6の絞り優先オートで撮るが、被写界深度が浅いので目にピントを合わせると翅がボケる。
 明神台公園といい、此処といい、家から徒歩圏内でのクロマダラソテツシジミとの出会いは、今年の秋を楽しませてくれた。

001_201102002 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 1.クロマダラソテツシジミ -1
とても小さな個体だった。じっとして、おとなしくセンニチコウで吸蜜していた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし 
002_201102009 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 2.クロマダラソテツシジミ -2
向きを変えてくれた。尾状突起はか細くちぎれそうに見える。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
003_201102021 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 3.クロマダラソテツシジミ -3
開翅してくれた。♂のようだ。 日本チョウ類保全協会編の「日本のチョウ」には、クロマダラソテツシジミは「かっては国内に生息せず、1992年に沖縄島で初記録。一時は途絶えたが、近年は南西諸島や九州南部で定着。強い分散力と植栽による移動で、関東まで発生することもあり、各地でソテツの食害が問題となっている。」と記されている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO360 ) 露出補正 なし
004_201102026 X800 峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 4.クロマダラソテツシジミ -4
同じく生活環境は「農地、公園、人家といった平地の蘇鉄(ソテツ)が植えられていた明るい泥腋や公園、神社の境内、学校の校庭など。」とあるが、今秋、本種に出会った3か所はすべて「公園」だった。分散力が強く、飛び火的に各地で発生を繰り返すそうだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
005_201102045 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 5.クロマダラソテツシジミ -5
2007年から10年間、毎年1月にグアム島へゴルフに行っていたが、その際にマダラソテツシジミを見ている。初めて撮影したのは2008年1月21日マンギラオG.C.だった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO180 ) 露出補正 なし
006_201102059 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 6.クロマダラソテツシジミ -6
左後翅外縁にちょっと傷がある。尾状突起は両方とも健在なのか微妙である。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
007_201102067 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 7.クロマダラソテツシジミ -7
センニチコウの花には白の他に、写真の赤紫色や、キバナセンニチコウには深紅の花もある。赤紫の花に移って吸蜜を続ける。  

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
008_201102075 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 8.クロマダラソテツシジミ -8
口吻は伸ばしていない。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
009_201102087 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 9.クロマダラソテツシジミ -9
開翅して表を見せてくれた。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO450 ) 露出補正 なし
010_201102095 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 10.クロマダラソテツシジミ -10
また白いセンニチコウに移った。このレンズは被写界深度が浅いのでチョウの全般にピントを合わせるのが難しいが、この画は目から尾状突起までがほぼ平行になって、ピントが合っている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO160 ) 露出補正 なし
011_201102100 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 11.クロマダラソテツシジミ -11
上から撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
012_201102103 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 12.クロマダラソテツシジミ -12
正面から撮った。ブルーが輝いている。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO250 ) 露出補正 なし
013_201102116 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 13.クロマダラソテツシジミ -13
どうやら左側の尾状突起は欠落しているようだ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO280 ) 露出補正 なし
014_201102132 X800 〇峰岡公園 TAMRON D5300.jpg 14.クロマダラソテツシジミ -14
1頭だけのクロマダラソテツシジミだったが、いろいろな角度からの撮影を楽しませてくれた。今年、我が家の近所で見たクロマダラソテツシジミが世代を繋いでいくのは難しいことと思うが、願わくば来年も現れて欲しい。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影 ( f5.6 1/500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし


2019年8月17日

真夏日の舞岡公園 8月6日

北海道から帰ってきて、関東地方は梅雨明けし、この日も横浜市の気温は34.6℃と猛暑日にあと一歩だ。
 黒いアゲハの写真を撮りたいのと、一昨日に届いたNIKON D750を試してみたかったので午前中、舞岡公園へ行ってきた。そろそろフルサイズを使ってみようと思い、一時はNIKONから新しく発売されたZシリーズというミラーレス機の購入を考えていた。小さくて軽いのは良いが、使用できるレンズに制約がある。コンバータを装着すれば従来のレンズも使用出来るというがすべてではなさそうだ。新しいシステムにするならSONYのα7シリーズはどうかとも考えた。だが、私が所持しているレンズなどは大したことはないものの、それでもサード・パーティ製品を含めて、今までのレンズ資産を葬るのは忍びない。そこでD750を検討してみた。D750にはチルト機構が付いている。発売は2014年9月とやや時間が立っているが、そのぶん価格も練れている。評判もよい。ということでD750に決めたのだ。
 この日はSONYのRX10M4をハンドストラップで右手に持ち、TAMRON 90mm macroを付けたD750を首から掛けた。D5300に比べると一回り大きく重たい。新調したSIGMA 150mm macroを付けたらさぞ重かろうと思う。
 この日はチョウは少なかった。黒いアゲハたちが好きなクサギの花はまだ、咲き始めである。ようやく離れたところで吸蜜するクロアゲハをRX10M4で撮っただけだった。

190806_001.jpg 1.ヤマユリ
9時前に舞岡公園駐車場に着いたが、すでに猛暑である。湿度が高い。舞岡公園にこんなにあったかと思うほど、ヤマユリが咲いていた。すでに花が朽ちているのもあり、4~5日前が一番きれいな時だったろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 187mm ISO100 ) 露出補正 なし
190806_002.jpg 2.キタキチョウ -1
ミソハギの花で吸蜜するキタキチョウを被写体にして、初めてD750のシャッターを切る。久しぶりにずっしりとしたカメラの重さを感じた。絞り優先でf4にし、シャッタースピードは1/500を低速限度にし、ASAは3200までオートに設定した。

Nikon D750  TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/2500秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
190806_003.jpg 3.キタキチョウ -2
タムロンの90mmマクロの描写も良い。ただf4での被写界深度は浅いので、しっかり目にフォーカスしないと締まりのない写真になってしまう。

Nikon D750  TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f4 1/1000秒 90mm ISO100 ) 露出補正 なし
190806_004.jpg 4.キタキチョウ -3
連写で撮ってみたが、うまく撮れなかった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190806_005.jpg 5.クロコノマチョウ
今年2度目のクロコノマチョウだ。6月6日に撮った秋型の越冬個体はボロボロだったが、これは夏型のようだ。クロコノマチョウはなかなか良いところに止まってくれない。表側は飛んで開翅したときにしか撮れない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 155mm ISO3200 ) 露出補正 なし
190806_006.jpg 6.クロアゲハ♂ -1
日当たりの良いところでクサギの花が咲いていた。しかし、10mくらい離れている。RX10M4の望遠端220mm(35mm版600mm相当)が役に立つ。シジミチョウやセセリでは対象が小さいので難しいが、アゲハなら何とか捉えられる。クロアゲハ♂の後翅前縁の白い部分が撮れるのはなかなかない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO125 ) 露出補正 なし
190806_007.jpg 7.クロアゲハ♂ -2
前の写真と同じ個体だが、ほとんど擦れのないきれいな個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 なし
190806_008.jpg 8.アカボシゴマダラ
原産地が中国の本種が人為的に持ち込まれ、1998年に藤沢市で記録されて以来、分布を拡大し、舞岡公園ではごく普通にみられる種となった。この日も4~5頭目撃している。人為的な持ち込みはご法度だが、ホソオチョウと同じように、愛好者の目を楽しませてくれてはいる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO320 ) 露出補正 なし