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2008年1月29日

▽ <読書日記「アバノの再会」(曽野綾子著、朝日新聞社刊)>


 この本を読書仲間・Mに薦められ、図書館で借りた時は「エッ!曽野綾子って、小説も書くの」と、恥ずかしながらちょっと意外な感じがした。

 エッセイはいくつか読んだ覚えはあったし、好き嫌いは別にして、雑誌などで見る横紙破りの発言が目立っていたから。

 ところが、本棚を探していたら、作者の小説が文庫本でいくつも出てきた。「太郎物語」 「生命ある限り「リオ・グランデ」。いい加減な読み方をしているなあ・・・。


 「アバノの再会」の読後感は「なにか、すがすがしい恋愛小説を、久しぶりに楽しんだ」という感じ。 

 妻を亡くした元大学教授の戸張友衛が、北イタリアの温泉保養地・アバノで、昔家庭教師をしていた山部響子と再会。古都パドヴァなどを訪ねながら、32年前の忘れない清い恋を蘇らせる。


 二人が交わす知的な会話、とくに響子の話しがいい。切なく、心細げながら、人生をしっかりつかまえてきた様子が、浮き彫りになっていく。


 「私はあんなに懐かしげに心を込めて、見切りもつけず、動きもせずに、遠ざかる人を見送ってくれた人を見たことがないの」

 「君はよく幸せって言うね」「ええ、見つけるの、うまいのよ」

 「一人の人の行く方向をじっと見ているの、おもしろいものでしょう?マーケットのレジで、私の前に並んだ人が、何を買うのかを見ているのと同じくらい好き」

 「私、虹はいつでも好きだわ。すぐ音もなく消えるから、しつこくないでしょう?」

 「自分が生きているのか、死んでいるのかが分からないような思いになったことはありませんか」

  最後に当然のごとく、別れが来る。「人を深く愛するには、愛する人と遠くにいることが必要だという矛盾です」と・・・。


 恋愛なんかにはまったく疎い独居老人の私見だが、この言葉はどうも気に食わない。小説の結論だから、こういう展開が必要ということだろう。


 現実の作者、曽野綾子は、ご主人の三浦朱門や息子で人類学者の三浦太郎夫婦とのふれあいを中心にした日記を月刊誌に長期連載している。


 随筆集「最高に笑える人生」(新潮社刊)でも、こんなことを書いている。


 「旅に出ていると、私は自分の帰る家と家族がいることを、夢のように感じた。・・・帰る家に家族がいるということは、家が温かいことなのであった」


 本棚からは、小説以外のエッセイなども、いくつか出てきた。

 先の読書日記に書いた、アルフォン・デーケン新婦との往復書簡集「旅立ちの朝に」(角川書店)では、著者はこんなことを書いている。

 「あとただ残るのは、自分の気力と本当の徳の力だけという・・・そのような老年の条件のなかで、多くの人はその人なりに成長します」「ユーモアこそは人間性の円熟のあかし」

 「戒老録」(祥伝社)には、こんな文章がある。

 「どんな老人でも、目標を決めねばならない。生きる楽しみは、自分が発見するほかはない」「服装をくずし始めると、心の中まで、だらだらしても許されるような気になるものである」


 デーケン神父の言う「第3の人生」、五木寛之の「林住期」に入って、これらの本に再会できたのも「アバノの再会」、読書仲間・Mのおかげ、と感謝したい。

追記: 「アバノの再会」の文中で、急に有馬頼義・著「赤い天使」という本が登場してくる。話しの筋からは、なぜこの本が出てくるのかが、もう一つ分からないが、気になった。芦屋の図書館を検索してもらったら「以前はありましたが、廃棄処分にしたようです」という返事。

 AMAZONで探したら、新刊古本で見つかった。数日後に、東京・板橋の古本屋から届いた。河出書房新社、昭和41年発行、定価420円の本が、600円に送料340円。

 帯封には「死の深淵しかない戦場で従軍看護婦が見た男たちの激しい生と空しいセックス」とある。しかし「アバノの再会」とは違うけれど、どこか同じような静謐さが流れる小説と思った。

アバノの再会
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曽野 綾子
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最高に笑える人生
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曽野 綾子
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2008年1月23日

▽ <「マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった」(ジョン・ウッド著、ランダムハウス講談社刊>

 マイクロソフトで、マーケティングが専門のエグゼクティブとして裕福な暮らしをしていた34歳の米国人男性である著者が、なぜ高年俸も恋人も捨てて、発展途上国のこどもたちに本を届けるNPO「ルーム・トウ・リード」を立ち上げたかを語る、ドキュメンタリー。


 きっかけは、休暇で訪れた小学校で見た、本が一冊もない図書館だった。「あなたはきっと、本を持って帰ってきてくださると信じています」。校長の、この一言が「僕の人生を永遠に変えることになった」と、著者は書く。


 そして、カトマンズに戻ってすぐ、ネットカフェから100人以上の人に「人生で最高のセールストーク」のメールを送信。それで集まった37箱、総重量439キロの本をロバ8頭で届ける。


 こうしてスタートした「ルーム・トウ・リード」は、1992年に設立以来、英語の児童書140万冊以上を寄贈しただけでなく、学校287校、図書館3540カ所、コンピュータ教室と語学教室117カ所を建設、2336人の女子児童に長期奨学金を提供、途上国に教育インフラを提供する大きなプロジェクトを推進している。

 対象も、ネパールからベトナム、カンボジア、インド、ラオス、スリランカ、南アフリカ、ザンビアまで広がった。


 ジョン・ウッドは、無償の慈善行為と思われていたNPOに、マイクロソフトで学んだビジネスモデルを次々に導入していく。運営コストは極力押さえる一方で、活動に使った出費は詳細に報告、優秀な人材を有償のフルタイム・スタッフとして確保する。ある男性から「大きな寄付をしても、光熱費や家賃になるのか。自分のお金の使い道がまったく分からない」と、言われたのがきっかけだった。

 大口の寄付をした知人から、こんな評価を得る。「活動の結果がとても具体的。8000ドル集めれば学校が1つ、1万ドルなら図書館のある学校を1つ建設できる。寄付と成果の関係が分かりやすくて、説得力がある」。

 このビジネスモデルのもう一つの特色は「チャプター」と呼ばれる資金集めのボランティア拠点をニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、東京など世界各地に立ち上げたことだ。

 ジョン・ウッドに届くメールを見て「たくさんのホワイトカラーが、自分の才能と情熱の一部をどうすれば社会に投資できるかを考えている」と気付き「21世紀のカーネギーとは、関心の高い世界中の市民のネットワークのことだ」と確信した結果だった。

 著者は、このNPOの活動を通じて、こんな人生の高揚感を手にする。「ずっと探していたものを見つけたんだ。意義があって、自分が情熱を持てる仕事を。毎朝ベッドから飛び起きてオフイスに直行し、今日はどんなことが起こるだろうかとわくわくする。こんな贅沢は世界中を探してもほとんどないよ」。


 「社会起業家」という言葉を始めて耳にしたのは、もう10数年前になるだろうか。大手エネルギー会社のSさんから、確かロンドンだったと思うが、出張のついでに、社会起業家を調査したレポートをもらったことがある。本棚を探してみたが、どうしても見つからない。


 ただ長年、経済記者をしてきて「企業のあり方が、ここまで変ってきたのか」という鮮烈な印象を受けたことを記憶している。


 本棚から、以前に読んだ「社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流―」(斎藤 槙著、岩波新書)を、引っ張り出した。


 作者は、ロサンゼルスに住みながら、企業の社会的責任(CSR)や社会投資責任(SRI)をテーマにしている女性コンサルタント。

 「現代の社会起業家は、働くという行為を単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現の場と考えている」と書き、一般の企業もなぜここまでCSRを意識しないと生き残れなってきたかをレポートしている。


 最近、新聞の書評や書店で、同じような本を2冊も見つけた。


 「社会起業家という仕事」(渡邊奈々著、日経BP社刊)、「社会起業家という生き方 『社会を変える』を仕事にする」(駒崎弘樹著、英治出版刊)


 この言葉。これから若者の企業選びや働く意識、退職していく団塊の世代の生き様を変えていくかもしれない。


 これからも、この言葉に注意を払っていきたい。しかし、もう66歳・・・。間に合うかな。


マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
ジョン ウッド (訳)羽野薫
ランダムハウス講談社 (2007/09/21)
売り上げランキング: 907
おすすめ度の平均: 5.0
4 社会企業家?
5 プライスレス
5 自分の恵まれた環境を思い知る



社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)
斎藤 槙
岩波書店 (2004/07)
売り上げランキング: 1261
おすすめ度の平均: 4.0
3 ちょっと散漫かな
4 日本の事例もフォローしている。構成もよい。入門書として最適。
4 地道な努力が背景には




社会起業家という仕事 チェンジメーカーII
渡邊 奈々
日経BP社 (2007/11/01)
売り上げランキング: 1268
おすすめ度の平均: 5.0
5 世のため、人のため生きる人は、皆いい顔をしている。
5 素晴らしい
5 海外の社会起業家にも目を向けて




「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
駒崎弘樹
英治出版 (2007/11/06)
売り上げランキング: 259
おすすめ度の平均: 4.5
5 やりたいことがないと嘆く若者に。
4 興味がある人が最初に読むと役に立つ本
5 笑って笑って、泣いた。腹に響く実践の書

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2008年1月14日

▽ <読書日記「よく生き よく笑い よき死と出会う」(アルフォンス・デーケン著、新潮社>

 昨日13日(日)、西宮のプレラホールというところで「兵庫・生と死を考える会」(会長・髙木慶子聖トマス大学客員教授)の設立20周年セミナーがあった。


 その会場で、講演されるデーケン神父(上智大学名誉教授)の著書十数冊がロビーで販売されていた。「どれが、一番分かりやすいですか」と聞き、秘書の方に推薦していただいたのが、この本。

 2003年1月の教授退官最終講義をもとに発刊されたもの。長年「死生学」に取り組み、「死への準備の大切さ」を説いてこられたデーケン神父の経験、考え方が分かりやすくまとめてある。


 著者は、4歳の妹の死や生死をかけて反ナチ運動に投じた父などの体験を語りながら、死の準備のための処方せんを具体的に説いておられる。


 デーケン神父は、様々な危機や価値観の転換に見舞われる中年期を過ぎた時期を、豊かな老いを生きていくための「第3の人生」と呼んでいる。

 そして「第3の人生」の6つの課題を示している。

  1. 過去の肩書きなどを手放し、前向きに生きる
  2. 人を許し、わだかまりを残さない
  3. 自分の人生を支えてくれた多くの人たちに感謝する
  4. 旅立ちの挨拶をちゃんとしておく
  5. 遺された人たちに配慮して、適正な遺言状を作成する
  6. 自分なりの葬儀方法を考え、周囲に知らせておく
 の6つ。

どれ一つできていない自分に驚きながら、その部分に線を引いた。


 心震わせながらしか読めなかったのが、まもなく死が訪れることを知った人が体験する「死へのプロセスの6段階」という項目。

  1. 死を告知された人は、まず自分が死ぬという事実を否定する
  2. 「なぜ、今、死ななければならないのか」と、怒りの問いかけをする
  3. 医師、運命、神に対し、死を少しでも先に延ばしてくれるようにと交渉を始める
  4. うつ状態になる
  5. やがて、死が避けられないという事実を受け入れる
  6. 死後の世界を信じる人は、永遠性への期待と希望を抱く・・・。


 私は、三年前の9月に女房を亡くした。

 長年わずらっていた重度のリュウマチ治療のために飲んでいた強い薬で腸に穴が開き、緊急入院して3ヵ月ちょっとしたころ。


 見舞いに行くと「きのうの夜は、死神がベッドわきに立っていたが『まだ死なないわよ。帰りなさい』と、怒鳴ってやったら消えてしまった」と、ちょっと得意げに話した。

 まだ、完治を目指して治療に当たってもらっていた時期だったが、彼女は、心のどこかで死を意識していたのだろう。


 死の数週間まえには「手を握って!まだ死にたくない」と泣いた。数日前には、麻酔薬で朦朧とした意識のなかで「カトリックの洗礼を受けますか?神の愛を信じますか」というN神父の何度もの問いかけに、しっかりとうなずき、緊急洗礼を受け、天国に行ってしまった。


 私の大学時代の友人で、作詞家の松本礼児が、このセミナーでトークショーをやらせていただくことになり、彼のCDをロビーで販売させてもらいながら、この本を読んだ。あの時のことが、本の記述と二重写しになった。


 松本礼児はトークショーで「こども達のかけがえない命を守ってください」という気持ちで自ら作詞した「小さな手」(作曲:MIKI/編曲:竜崎孝路)という歌を歌った。

遊びつかれて ぐっすり眠る 君の寝顔を 飽きずに眺める

近頃ちょっと 生意気だけど 寝息をたてて 天使になった

可笑しいくらい ママに似ている 耳の形も 小さな爪も

かわいい拳 握って眠る 息子よ何を夢見てる

どんな未来を 積むのだろう こんなに小さな手のひらで

 セミナーを終えて一階に出た時、松本礼児は数人の若者に囲まれ、記念撮影を頼まれた。71枚目のCDが売れた。彼らは涙ぐんでいた。「歌って、不思議なものだなあ」と思った。

よく生き よく笑い よき死と出会う
アルフォンス・デーケン
新潮社 (2003/09/17)
売り上げランキング: 131809
おすすめ度の平均: 5.0
5 死について考える
5 死への準備教育

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2008年1月 5日

▽ <読書日記「星の巡礼」(パウロ・コエーリョ著、山川紘夫・山川亜希子訳、角川文庫>

 なんとも難解かつ不可解な本で、なんとか通読はしたものの、そのまま放り出していた。

 話しは変るが、今年の元旦の昼に近くの神社の前を通ったら、数年前まで数人しか初参りの人なんていなかったのに、200人前後の人々が道まであふれて並んでいた。友人Mさんの新年メールによると、40年間、閑散としていた自宅近くの神社も同じような状況だったらしい。

 世の中、なにかが、変ってきたのだろうか。

 賀状を整理していると、昔、取材でお世話になったIさん(元・大手家電会社役員)が、ご夫婦で四国八十八カ所霊場巡りを始めておられた。「よりよく生きるための示唆を求めて」と、書いておられる。2年前にすでに霊場巡りを終えられた元・大手銀行監査役のJさんに続いて二人目だ。

 ハッピーリタイヤーされた方々が、必死に自分探しをしておられる。

 四国や熊野だけでなく、海外でも巡礼ブームなのだそうだ。とくに有名なのが「星の巡礼」の舞台でもある、スペイン・サンティアゴ巡礼。フランス北部からサンティアゴまで約800キロを約40日かけて歩く。世界各国から訪れる年間10万人もの人が巡礼する、という。

 昨年夏には、日経新聞が夕刊でサンティアゴ巡礼記を連載、NHKハイビジョンも長期ルポを放映した。1993年に世界遺産に登録された影響も大きいようだが、日経の連載には「ブラジル人作家、コエーリョの『星の巡礼』が巡礼ブームに火をつけた」と書いてある。

 そこで、本棚の本をもう一度、取り出してみる気になった。

 解説などを読んでみると、これはコエーリョ自身の自伝的小説のようだ。主人公・パウロは、RAM教団というスペインのキリスト教神秘主義の秘密結社に出会うが、入会試験に失敗して、再修業のために師匠とともに「星の道」という巡礼路を歩きながら、なんとも不思議な実習を重ねていく。

 各章の終わりに、この自習の内容がコラム風に紹介されている。

 例えば、第一の自習「種子の実習」。「地面にひざまつき、おだやかに呼吸をする。次第に自分が小さな種子であり、土の中で心地よく眠っている感覚を抱く」。この実習を、連続7日間、いつも同じ時刻にする。

 このほか、水たまりをじっと見ながら、直感力を呼び覚ます「水の自習」。ゆったりとリラックスしながら聖人と光のあふれた青い天空にいるのを実感する自習・・・。

 解説者は「誰もがたどることができる道で、すべての人が持つ内なる力を、自分にも発見する物語」「人間のスピチュアリティ、霊性の広がりを追求している」と書く。

 国立民族学博物館の大森康宏名誉教授は、最近の巡礼ブームについて「科学技術がつくりだした現代の仮想社会は、邪魔者をどんどん排斥していく。そんな時にどう生きるか。ゆっくり、ゆっくり目的地を目指す巡礼の旅に身を委ねたくなる」(2007年12月27日、日経夕刊)と、インタビューに答えている。民博は、今週開催した特別展「聖地巡礼 自分探しの旅へ」を、この夏に、古代の聖地、出雲大社で開くという。

 禅宗の座禅や神道の水ごり、中国の気功の修行者たち、そして「千の風になって」の歌に癒され、江原啓之らのスピチュアリティ本が並ぶ書店のコーナーに群がる若い女性たちも、必死に自分探しをしている、ということなのだろう。

 「星の巡礼」に比べると、同じ著者の作品で、やはり世界的なベストセラーになったという「アルケミスト 夢を旅した少年」(山川紘夫・山川亜希子訳、角川文庫)は、もう少し分かりやすい、波乱万丈の自分探しの旅物語。

 ただし、スピチュアリティルなるものが、もうひとつ理解できない私は、途中で放り出したくなったが・・・。


星の巡礼
星の巡礼
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パウロ・コエーリョ 山川 紘矢 山川 亜希子
角川書店 (1998/04)
売り上げランキング: 45652
おすすめ度の平均: 4.0
4 私もいつか巡礼の旅へ出かけてみたいなぁ
5 人生のバイブル
5 アルケミストの背景がみえる。



アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
パウロ コエーリョ Paulo Coelho 山川 紘矢 山川 亜希子
角川書店 (1997/02)
売り上げランキング: 2351
おすすめ度の平均: 4.5
3 アルケミスト―夢を旅した少年
5 後悔よりも前に進むこと
4 夢は必ず叶うのか