氏神さま初詣 1月4日
新型コロナ・ウイルスの感染拡大で明けた令和3年、元旦から、気温は低いが晴れた日が続く。三が日は一歩も外へ出ないで過ごしたが、4日、氏神さまに初詣をした。
私たちが住む集合住宅の廊下に出ると、雲一つない青空に富士山がくっきりと眺められた。毎年、手前の風景が少しずつ変わる。
まず、4年前から、かみさんの姉が入居している介護施設へ新年の挨拶に行った。 歩いて行けるところにある、 姉との面会は玄関のガラス戸越しに、スマホを介しての会話である。こちらは玄関の外側に座るのだから寒い。15分くらいお互い笑顔で話をして、また来ますと別れた。高齢入居者の感染予防は鉄壁だった。
少々アップが遅くなってしまったが、初詣は、保土ヶ谷神明社と橘樹神社である。保土ヶ谷神明社には比較的遠方から車で初詣に来られる方も多い。
神社も感染予防で鈴緒が取り外されていた。静かな初詣だ。一日も早くコロナが終息するのを願うばかりだ。初詣のあと、帷子川に沿った道を少し散歩して帰った。
保土ヶ谷神明社については、「御朱印神社メモ」というとても詳しく解説された素晴らしいサイトを参考にさせていただいた。
1.富士山 玄関を出て、エレベータに向かうと正面に富士山が見える。空気も澄んでいるのだろう、くっきりと見えた。手前には、いろいろな建物が見えるのだが、望遠端の112mm(35mm版換算600mm)で撮りトリミングした。七合目、八合目くらいから山頂という辺りだろうか。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.6 1/320秒 112mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
2.保土ヶ谷神明社 参道 保土ヶ谷神明社の石畳の立派な参道を進むと、茅の輪の先に本殿が見える。正月4日と言えども、何時もより参拝者が少ない。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5 1/160秒 15mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
3.農耕具 参拝順路に従って本殿の下をくぐって右側に抜け、境内社を参拝していくようになっているが、その地下通路に農耕具が展示されていた。特に由来の説明はない。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/60秒 4mm ISO500 ) 露出補正 なし | |
4.豊受大神宮 本殿の右隣に出ると摂社・ 豊受大神宮があった。神明社、神明宮、神明神社は、神社本庁によると日本全国に約5千社あるとされているが、その祭神は天照大神で、保土ヶ谷神明社の本殿は、いわば伊勢神宮の内宮であり、この豊受大神宮は、伊勢神宮の外宮にあたるそうだ。元和5年(1619年)に造営された旧本殿の木材を一部使用しているため、継ぎ接ぎのように見えるのが特徴的と言われる。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO125 ) 露出補正 なし | |
5.境内社 保土ヶ谷神明社には全部で15の境内社があるが、本殿の左側に水神社、稲荷社、月読社、風宮があり、参拝順路に従って本社を潜ると、日之王子社、切部之王子社、鹿島社、および、写真の厳島社、見目社、山神社、山王社、白鳥社、火神社、雷神社と天満宮の境内社をお参りする。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/100秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
6.清流・人形(ひとがた)流し 水神社 近くには境内地下70mから汲み上げられた井戸水が流れる小さな神池が整備されている。ひとがた流しとは、知らず知らずのうちに犯した罪や、積もり積もった心身の汚れを取り除くための儀式であり、和紙を切り抜いたひとがたで体を、悪いところは念入りに撫ぜ、人形に息を吹きかける。人の汚れ、罪が付着した人形を上池に流すとあった。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/30秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
7.保土ヶ谷神明社境内 保土ヶ谷神明社の社有地は、境内・風致林あわせて、約6千坪と言われる。本殿は神明造で、平成10年に建造された。保土ヶ谷神明社は神戸町と程ヶ谷町の鎮守として崇敬を集めた。この辺りは程ヶ谷町(保土ヶ谷町)、岩間町、神戸町、帷子町の4つの町からなる。程ヶ谷宿のうちの神戸町に鎮座し、残りの帷子町と岩間町は「橘樹神社」が鎮守とされた。 神奈川県神社庁のホームページによれば、現在の氏子区域は、16町、45自治会・町内会で、狩場町、権太坂、境木本町、境木町、藤塚町、法泉、初音ヶ丘岩崎町、霞台、保土ヶ谷町、月見台、帷子町、桜ヶ丘、天王町スカイハイツだそうだ。私が住む峰岡町は氏子区域から外れているが、勝手に氏神さまになっていただいている。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/640秒 4mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
8.橘樹神社 何時もの通り、天王町駅の反対側にある橘樹神社へお参りした。ここも静かな初詣だった。社殿の鈴緒は外されている。神奈川県神社庁のホームページによれば、境内地は2.621㎡(793坪)で社殿は文政13年に改築され、大正12年、関東大震災に倒壊したが、昭和4年に復興した。神明総欅造り 屋根銅板葺で昭和20年4月15日 空襲による戦災の為全焼、昭和26年に復興、現在に至るとされている。橘樹神社の氏子区域に峰岡町が含まれていて、ほかに天王町、宮田町、岩間町、帷子町、鎌谷町、川辺町、和田町、常磐台、峰沢町、岡沢町、釜台町におよぶ。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/200秒 6mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
9.青面金剛(しょうめんこんごう) 橘樹神社の境内の奥には、 六手青面金剛像ほか庚申塔3体と神田不動尊がある。写真は3体並んだ庚申塔で、右側の庚申塔は明和元年 260年前、右後ろの庚申塔が六手青面金剛像で、寛文9年 350年前、左側の庚申塔は天和2年 340年前 (磯貝長吉 掲示)と記された説明札があった。青面金剛 像は中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像だそうだ。寛文のはじめごろから、江戸の石工を中心に造られるようになり、やがて地方にも普及した。この青面金剛像は、寛文9年(1669年)に作られている。青面金剛としては横浜最古であり、六手青面金剛としては県内でも最古の像と思われると説明板に書かれている。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/40秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
10.神田不動尊 その隣には不動堂である神田不動尊がある。不動尊像には文化8年(1811年)の銘があるが、昭和10年(1935年)に模して再建されたもの。神仏分離が進んだ中、こうして境内に不動堂が残されているのは珍しいという。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/100秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
11.橘樹神社鳥居 橘樹神社は相鉄線の天王町駅から国道16号線へ抜ける道の左側にある。大正14年(1925年)に建てられこの鳥居から社殿へ続く参道の右側には、境内社の神明社があり、天照大神の他、稲荷大神、猿田彦大神が祀られている。手水舎は昭和36年(1961年)に建立された。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
12.サクラの紅葉 12月16日撮影 2週間ちょっと前に撮った写真だが、今年は木々の紅葉がきれいだと思う。幹からでた小枝の紅葉も良い。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 5mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
13.ドウダンツツジ ドウダンツツジの紅葉も色鮮やかだ。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/160秒 18mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
14.帷子川のオオバン 帷子川には水鳥が集まる。以前は見ることが少なかったが一昨年あたりから、オオバンが来るようになった。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/125秒 55mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
15.ホシハジロ ホシハジロは帷子川の常連である。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/400秒 63mm ISO80 ) 露出補正 なし | |
16.我先に! 餌を投げ込んだおじさんがいた。鳥たちはいっせいに突進する。オオバン、ホシハジロ、オナガガモ、画面に見えないが、キンクロハジロ、カルガモまでいる。
Canon PowerShot SX620 HS f3.2-6.6 4.5-112.5mm 20.2 Mega Pixels プログラムオートで撮影 ( f6.3 1/160秒 91mm ISO100 ) 露出補正 なし |