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Studio YAMAKOで“オオムラサキ終齢幼虫”が含まれるブログ記事

2023年7月12日

久しぶりにオオムラサキの姿を満喫 ① 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

天気予報と北杜市オオムラサキセンターのコラム「オオムラサキの様子」を見ながらいつ行こうかと思案していた。「オオムラサキの様子」を見ていると、6月26日には "メスも羽化しました"最盛期は7月の第1~2週ごろと、29日には"続々"と、そして7月4日は"見頃♬"となった。きれいな個体を見たかったので、6月の終わりから7月初めにかけていきたかったが、都合がつかず、天気もいまいちだった。結局7月6日を選んだ。
 天気予報通り、7月6日は快晴で、気温も高くなった。マイカーで7時に自宅を出発した。国道16号バイパスから横浜・町田インターで東名高速に上がる。海老名SAで小休止し、昼飯と飲み物を買い込んだ。
 中央道の笹子トンネルを抜けて勝沼あたりに来ると、道は甲府盆地へと下っていく。正面に南アルプスが見える。正面に間ノ岳3,180m、右に小さく北岳3,193m、左には農鳥岳3,025mが雲一つなくはっきりと見えた。甲斐駒2,966mは北岳よりさらに右の方だ。農鳥岳の左には悪沢岳3,141m、赤石岳3,120mも見える。
 オオムラサキは最盛期だった。♂も♀も個体数は多い。1000頭近く飛んでいるのではなかろうか?
 私が到着し、ビバリウムに入ったのは、10時頃だったが、カメラを手にした愛好家の男性が5〜6人、それと学習教室で、先生に引率された小学校の生徒さんたちが大勢入場されていた。

000_230706001 X700 オオムラサキセンタ 甲斐駒 RX10M4.jpg
オオムラサキセンターの駐車場から見た甲斐駒ケ岳(2,966m) 2023年7月6日
山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

 

000_230706228tx X700 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg
オオムラサキ♂の雄姿 2023年7月6日 山梨県北杜市日野春 北杜市オオムラサキセンター

001_230706006 X900 オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 1.餌場に集まるオオムラサキ
広さ1,400㎡の鉄骨ネット張りのビバリウム(生物本来の生息環境を再現した飼育・展示用の自然動物園。生態動物園のこと)には3様式の餌場が設けられている、ひとつは①本来の樹液のように木の幹にオオムラサキが好む発酵させた蜜状の液を塗ったもの、次に、②高さ1mくらいに切った灌木の切断面上にバナナなど?を発酵させ載せたもの、3っ目は発酵させた液などを入れた皿状の容器である。これらが全部で10か所以上は設けられている。ここには約10頭のオオムラサキが集まっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 98mm ISO2000 ) 露出補正 なし
002_230706212 X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 2.オオムラサキ♀ -1
♂はすでに羽化してから数日を経ている個体もあり、傷のない完全な個体を見つけるのは難しい。♀は♂より遅れて発生してくるので、きれいな個体が多かった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
003_230706214 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 3.オオムラサキ♂ -1
これはきれいな個体だった。紫色があざやかに映える位置にまわって撮影する。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
004_230706233 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 4.オオムラサキ♂ -2
ブルーの輝きが鮮やかだった。残念ながら前翅の先端が切れてしまっている。ビバリウムの囲いにぶつかるからだと思う。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f5.6 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
005_230706013m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 5.樹液状の餌場に集まるオオムラサキ
比較的新鮮な個体がいる。♂の後翅の内縁近くの翅脈は直線的なのに対し、♀では湾曲するのだが、裏面から雌雄の同定はよく見ないと解らない。写真では上に止まっている2頭が♂のようで、下に並んで止まっている2頭は♀と思われる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 46mm ISO3200 ) 露出補正 なし
006_230706016m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 6.切株の餌場に集まるオオムラサキ
高さ1mほどの比較的細い切株の切断面に、オオムラサキの好む餌が置かれている。自然界では、オオムラサキは雑木林のクヌギ、コナラ、ミズナラ、クリなどの樹液を好んで吸う。ビバリウムに置かれた食餌は当センター特製のものなのだろう。見た目はバナナの皮を発酵させたように見える。オオムラサキは入れ替わるように翔んでくる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 48mm ISO3200 ) 露出補正 なし
007_230706245 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 7.樹液状の食餌どころに集まるオオムラサキ
開翅した♂が陽を浴びて輝く。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f2.8 1/1000秒 105mm ISO900 ) 露出補正 なし
008_230706019 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 8.オオムラサキ♀ -2
カメラを構えると、こちらに目を向けているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 36mm ISO320 ) 露出補正 なし
009_230706253 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 9.オオムラサキ♀ -3
判定は難しいが、この3頭は♀のように思える。3頭とも容姿端麗で、羽化してからあまり時間は経っていないようだ。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f3.0 1/1000秒 105mm ISO2500 ) 露出補正 なし
010_230706256 X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 10.オオムラサキ♀ -4
この個体は明らかに♀だ。後翅内縁の支脈が湾曲している。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
011_230706258t X900 〇北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 11.オオムラサキ♀ -5
大きな♀だった。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f8.0 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
012_230706029m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 12.オオムラサキ♂と♀
♂(上)と♀が向かい合っている。このように♀が♂に向かい合うのは交尾拒否のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 220mm ISO3200 ) 露出補正 なし
013_230706036m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム 子供たち RX10M4.jpg 13.生態観察
先生に引率された小学生たちが生態観察に来ている。時間で決められているようで、一度に何組も入っては来ない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.8 1/1250秒 12mm ISO800 ) 露出補正 なし
014_230706268 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ Z50 Z105mc.jpg 14.オオムラサキ♂ -3
陽の光を浴びて、ひときわ青紫色が輝く♂だ。羽化したばかりのきれいな個体である。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし
015_230706042 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 15.オオムラサキ♂ -4
頭の側から撮らないと青紫色の輝きは乏しいようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 164mm ISO640 ) 露出補正 なし
016_230706045 X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 16.2頭のオオムラサキ♂
両者にピントが合って、良く撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 70mm ISO1000 ) 露出補正 なし
017_230706052m X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 17.オオムラサキ♂ -5
なかなかこちらが望むような位置に止まってはくれない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f4.0 1/1250秒 203mm ISO1250 ) 露出補正 なし
018_230706072 X900 ◎オオムラサキセンタ ビバリウム 幼虫 RX10M4.jpg 18.オオムラサキ終齢幼虫 -1
オオムラサキは、卵から10日くらいで孵化して1齢幼虫になる。エノキの葉を食べて、脱皮を繰り返し、4齢幼虫で越冬する。冬を越し、エノキの葉が芽吹き始める4月中旬、活動を再開した4齢幼虫はエノキの葉を食べ、5齢幼虫、そして十分に成長した6齢幼虫(終齢幼虫)はエノキの葉裏で蛹になり、6月下旬頃から羽化が始まる。♂の方が♀より早く羽化が始まる。成虫が見られるのは1年のうち、夏の間のわずかな期間である。エノキの葉にいた写真の蛹は大きく育った終齢幼虫で蛹になる準備が始まるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f2.4 1/1250秒 9mm ISO640 ) 露出補正 なし
019_230706077t X900 〇オオムラサキセンタ ビバリウム RX10M4.jpg 19.児童の帽子に止まるオオムラサキ
女の子の黄色い帽子にオオムラサキが止まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ 8.8-220mm f/2.4-4 20.1 Mega Pixels
シャッタースピード優先で撮影 ( f3.5 1/1250秒 35mm ISO500 ) 露出補正 なし
020_230706272 X900 ◎北杜市オオムラサキセンタ 幼虫 Z50 Z105mc.jpg 20.オオムラサキ終齢幼虫 -2
先ほどの終齢幼虫とは別の個体である。終齢幼虫は25日位するとエノキの葉の付け根のあたりに台座を作り、尾端を固定し、頭を下にしてぶら下がるが、これは尾端を固定するための準備をしているところと見えた。前蛹になる準備が始まるのだろう。

Nikon Z50 NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
シャッタースピード優先オートで撮影  ( f4.5 1/1000秒 105mm ISO400 ) 露出補正 なし

2018年7月16日

北杜市オオムラサキセンター 6月29日

西多摩郡日の出町にある谷戸沢廃棄物広域処分場跡で、飼育ケージの中で羽化したオオムラサキの見学会があることを知って、 6月23日に初めて 見に行ってきた。ケージの中では50頭を超えるオオムラサキが羽化していたが、ここではすでに破損している個体も多かった。
 北杜市のオオムラサキセンターへは、例年7月第1週に行くことが多かったが、今年は1週間早め、6月29日に行った。すでに♂の羽化はピークのようで、擦れた個体もいたが、紫色が鮮やかな新鮮な個体が多かった。まだまだ、蛹もたくさんあって、終齢幼虫もいた。係りの方と話をしたところ、これから♀がどんどん羽化してくるという。
 人工的(?)に樹液が設けられている樹には、多くの成虫が集まっていて、カブトムシと場所を競り合っているところもあった。
 例年より時期的に、早めに来たおかげで、新鮮な♂の姿を撮影することもできた。羽化シーンを撮影しようと、羽化が近い蛹を見回っているカメラマンもおられた。
  9時の開園と同時に入場し、1時間半ほど撮影を楽しんだところで、小学校の生徒たちが先生に引率されて大勢やってきた。
 オオムラサキセンターでの撮影を終え、予定している小淵沢の富士見高原へ移動すことにした。

;クリックすると大きな写真になります。 1.モンシロチョウ
8時40分頃にオオムラサキセンターに到着した。9時開園ということで、周囲を少し歩いてみた。樹液の出ていそうな樹はない。最初のモデルはモンシロチョウになった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 2.オオムラサキの蛹
入口の脇で車座になって、おしゃべりをしながら苗木を整えられているかたがたがおられた。何の苗木か尋ねたところ、クヌギとのこと。樹液の出る樹を育てるただそうだ。9時になったので、センターの中に入り、ビバリウムへと進む。まず、きれいな色をした蛹に目が留まった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 41mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 3.オオムラサキ -1
オオムラサキはビバリウムの中を飛び始めている。クヌギの木に人工的(?)に施された樹液に、まだ生まれたばかりのようにきれいな個体が吸汁していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO2000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 4.樹液の餌場 -1
樹液の餌場には、10頭以上のオオムラサキ、そして、その中央にカブトムシ♂が陣取っていた。オオムラサキが近寄ってくると、足を延ばして妨害している。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 106mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 5. 樹液の餌場 -2
オオムラサキは樹液を求めて次から次とやってくる。新参はなかなか入り込めない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 129mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 6.オオムラサキ -2
良い位置に止まって翅を広げてくれたが、大分擦れていて、前翅の先端が破損している。ビバリウムの天井や周囲のネットなどにぶつかるのだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 7.終齢幼虫
丸々と太った終齢幼虫がいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 48mm ISO250 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 8. 樹液の餌場 -3
大きな♀がやってきた。生まれたばかりの個体のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 9.オオムラサキ -3
やっときれいな♂が開翅をして見せてくれた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 198mm ISO2500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 10.オオムラサキ -4
9時40分を過ぎた。オオムラサキの動きがさらに活発になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 11.オオムラサキ -5
これも♂のきれいな個体だった。♂のほうが圧倒的に多い。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO640 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 12. 樹液の餌場 -4
いつの間にかカブトムシの♀が樹液の餌場に来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 114mm ISO3200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 13.オオムラサキ -6
スクランブル姿勢をとっているように見える。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 206mm ISO1000 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 14.オオムラサキ -7
正面からカメラを向けると睨みつけられているような感覚になった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 215mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 15.オオムラサキ -8
生まれたばかりの♀が下草に止まって、開翅していた。腹の太さは半端じゃない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO800 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 16.オオムラサキ -9
オオムラサキらしい姿だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 17.オオムラサキ -10
観察木道に止まる。ビバリウムの様子を背景に入れようと近寄ったが、逃げられてしまった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 18.メスグロヒョウモン -1
ちょっと違和感がある小さなオオムラサキがどこからともなく飛んできて下草に止まった。と思ったらメスグロヒョウモンの♀だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 132mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 19.メスグロヒョウモン -2
すぐに飛び立って、近くの梢に止まった。ビバリウムの中には、わずかだがオオムラサキ以外のチョウもいる。今回見かけたのは、このメスグロヒョウモンとアゲハチョウだけだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 187mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 20.オオムラサキ求愛
♂も、上にいる♀も、とても新鮮な個体だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 136mm ISO1600 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 21.オオムラサキ -11
この写真を見て、♂だったか、♀だったかと思案したが、どうやら♂のようだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO320 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 22.蛹 羽化まじか
羽化シーンも撮りたかったが、そろそろ退出しようと思う。この蛹は、背中に何か黒いものが付いているのが気になるが、翅の模様がすでに透けて見えていて、羽化が近いと思われた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 143mm ISO500 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 23.オオムラサキ -12
これもオオムラサキらしい姿勢である。今回は♂の7発生の最盛期であったようで、多くの新鮮な♂を見ることができた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 87mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
;クリックすると大きな写真になります。 24.見学に来た小学生
ビバリウムの入り口のほうが賑やかになった。小学校の生徒たちが来ていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 15mm ISO125 ) 露出補正 -0.3段


2014年7月25日

日野春 オオムラサキセンター ビバリウム 7月8日


 オオムラサキ公園で、樹液が出ている木にいたオオムラサキを撮っていたが、いなくなってしまったので、オオムラサキセンターのビバリウムへ移動した。
  9時少し前にビバリウムの中に入った。既にNHKの人たちがカメラを備え付けて、羽化しそうな蛹にレンズを向けられていた。先に述べたように、そこに館長さんが来て、そのさなぎは死んでいるようだと言われた。確かに黒くなっている。しかし、そのそばにもう1頭、蛹がいた。これもずいぶん低い位置だ。翅の模様が透けて見えるようになっているので、羽化は間もない(午前中)と思う。

 ビバリウムの中では、♂も♀も活発に飛んでいた。置かれているパイナップルの餌台にも集まっている。館長さんは「今日は最高です」と言われていた。
 シロオビアゲハが飛んでいたのには驚いた。これも飼育されているのだろうか。館長さんに聞いてみればよかった。
終齢幼虫も、蛹も見つけることができた。

 NHKのカメラが狙っていた蛹の羽化はまだだったが、10時半ごろ、ビバリウムを去り、再度、オオムラサキ公園のクヌギの樹液酒場を見て、清里の近くにあるまきば公園へ移動した。
 この日、D5300にはTAMRON 90mm macro を付けて行ったが、f6.3に絞って、ピントはシャープであっても、とてもソフトな描写になっている。また、NIKKOR 18-140mm ではやや露出アンダー気味に撮れると感じていたが、TAMRON 90mm macro では、明るめに撮れている。

大きなオオムラサキの♀;クリックすると大きな写真になります。 22.大きなオオムラサキの♀
さっそく、オオムラサキの♀が翅を開いて止まっている。大きな♀だ。アップで撮った。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
シロオビアゲハ;クリックすると大きな写真になります。 23.シロオビアゲハ
ビバリウム内にシロオビアゲハが飛んでいた。たくさん飛んでいると目障りになるが、2~3頭だった。グァム島で見てきているシロオビアゲハはもっと大きく、尾状突起ももっと長いと思ったが、ここのシロオビアゲハのオリジナルはどこなのだろうか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/640秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 24.オオムラサキ終齢幼虫
オオムラサキは、7月~8月上旬に産卵し、産卵された卵は1週間くらいで孵化する。成長に伴い3回脱皮し、4齢幼虫となったところで、10月下旬以降、気温が3℃以下になると、食樹であるエノキの根元に下りて越冬に入る。翌年、4月上旬、冬眠から覚めた4齢幼虫はエノキの幹を上がる。そして、エノキの葉を食べて、5齢になり、6齢(終齢)幼虫になる。なんとかわいい顔をしていることか。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
羽化が近い蛹;クリックすると大きな写真になります。 25.羽化が近い蛹
これがNHKの方がカメラを向けている蛹だ。翅の模様が透けて見える。しかし、私がビバリウムを去る10時半には、まだ羽化していなかった。NHKのカメラマンさんも、いつ羽化が始まるかわからないので目を離すことができず、じっと我慢して待たなくてはいけないのはお気の毒だ。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO720 ) 露出補正 なし
蛹;クリックすると大きな写真になります。 26.蛹 終齢幼虫から前蛹になり、脱皮して蛹になる。蛹になってから羽化するまで2~3週間かかるらしい。この蛹はまだまだ羽化まで何日かかかるのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO220 ) 露出補正 なし
蛹の抜け殻;クリックすると大きな写真になります。 27.蛹の抜け殻
抜け殻を見ると、背中が割れて成虫が出てくるということがわかる。ビバリウム内のエノキには抜け殻がいくつもあった。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ -1;クリックすると大きな写真になります。 28.オオムラサキ♂ -1
開翅していたので撮ったが、大分擦れてきている。前翅の先端が傷んでいるが、他にも同じように前翅先端が破損している個体が多い。これはビバリウムの囲いにぶつかって痛めるためだろうか。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 160.5mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
オオムラサキ♂ -2;クリックすると大きな写真になります。 29.オオムラサキ♂ -2
比較的きれいな♂がエノキの葉に止まっていた。しかし、これも左側前翅先端が擦れている。ビバリウムの囲いのネットに触れて擦れてしまうのだろう。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/400秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
アゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 30.アゲハチョウ
このビバリウムはオオムラサキ"専用"と思っていたが、わずかながら、アゲハチョウ、メスグロヒョウモン、シロオビアゲハが飛んでいた。ビバリウム内のピーク時のオオムラサキの成虫数は、約200頭に及ぶというが、オオムラサキ以外の蝶が10頭くらいいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO500 ) 露出補正 なし
羽化直後のオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 31.羽化直後のオオムラサキ
エノキの木の少し高いところに羽化したばかりのオオムラサキがいた。蛹の殻を抱いている。もう少しで翅が伸びきる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/320秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
梢で休むオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 32.梢で休むオオムラサキ
ビバリウムの中もこのような環境が作られている。館長さんが言われるには、こういった雨が止んだ後の晴れて、気温が高い日は、羽化が多いとのこと。多分この日は羽化のピークになるだろうとのお話だった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/220秒 33.9mm ISO100 ) 露出補正 -0.7段
赤いダリアとアゲハチョウ;クリックすると大きな写真になります。 33.赤いダリアとアゲハチョウ
オオムラサキは花で吸蜜することはまずないが、ビバリウム内には、下草に交じって花が植えられている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/850秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -0.7段
パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 34.パイナップルが置かれた餌台に集まるオオムラサキ
昨年来たときは、ビバリウム内に樹液が出ているクヌギの木があって、そこにたくさんのオオムラサキが集まっていたが、今年はそのクヌギの木から樹液は出ていなかった。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/950秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 なし
メスグロヒョウモン♂;クリックすると大きな写真になります。 35.メスグロヒョウモン♂
今年もビバリウム内にメスグロヒョウモンがいた。オオムラサキと同じように前翅の先が傷んでいる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/500秒 90mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -1;クリックすると大きな写真になります。 36.オオムラサキ♂ 開翅 -1
日の当たる葉の上でオオムラサキの♂が開翅していた。残念ながら前翅の先端が傷んでいる。アップにして、傷が見えないようにした。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/420秒 59.0mm ISO200 ) 露出補正 なし
2頭のオオムラサキの♂;クリックすると大きな写真になります。 37.2頭のオオムラサキの♂
10時近くなってきた。蝶たちは活発に飛び回り、撮りやすいところに止まってくれることも多くなった。ビバリウム内では、テリトリーを張る(専有行動)といっても、個体数が多すぎて、どうするのだろうか。オオムラサキは、オスは梢で監視していて、自分のテリトリーに入ってきたものは鳥でも追い払おうとするといわれる。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.5 1/210秒 30.3mm ISO100 ) 露出補正 なし
観察路とオオムラサキ;クリックすると大きな写真になります。 8.観察路とオオムラサキ
ビバリウム内は写真のような観察路が設けられている。その木道にオオムラサキが止まり、開翅していた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/680秒 4.5mm ISO200 ) 露出補正 なし
オオムラサキ♂ 開翅 -2;クリックすると大きな写真になります。 39.オオムラサキ♂ 開翅 -2
今度はきれいな、傷のない♂が葉の上で開翅していた。どうしても♂の開翅ばかり撮ってしまう。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f5.6 1/800秒 106.8mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
オオムラサキ♂ 開翅 -3;クリックすると大きな写真になります。 40.オオムラサキ♂ 開翅 -3
ビバリウム内は、自然環境が生きている。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.6 1/800秒 4.4mm ISO200 ) 露出補正 -1.0段
食欲旺盛な終齢幼虫;クリックすると大きな写真になります。 41.食欲旺盛な終齢幼虫 前蛹になる前の終齢幼虫は食欲旺盛だ、バリバリと音が聞こえるようにエノキの葉を食べる。

Nikon D5300 TAMRON AF90mm f/2.8 Di macro
絞り優先オートで撮影  ( f6.3 1/250秒 90mm ISO320 ) 露出補正 なし
オオムラサキセンター展示室;クリックすると大きな写真になります。 42.オオムラサキセンター展示室
ビバリウムを後にして、センター出口へ向かう途中、展示室を見る。チョウの標本がたくさんあり、こんな作品もあった。ちょうど小学生が見学に来ていた。

FUJIFILM FINEPIX HS50EXR f2.8-5.6 4.4mm-185mm 16.0 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4.0 1/50秒 12.9mm ISO400 ) 露出補正 なし