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2018年5月28日

栃木県をドライブ(2) 今市報徳二宮神社から雲厳寺へ 4月26日

大谷石採掘場跡を見た後、下今市へ向かったのだが、昼飯時になり、少々寄り道をしてしまった結果、下今市の報徳二宮神社に到着したのは、午後3時近くになってしまった。
​  報徳二宮神社は二宮尊徳が祀られた神社である。報徳二宮神社は、ここ栃木県日光市と、神奈川県小田原市、同じく相模原市と三か所にあるが、中でも日光市の報徳二宮神社は二宮尊徳の終焉の地であり、お墓もある。母校の卓球部の先輩に、今市ご出身の 恒 仁朗​(雅号​)​さん​​という先輩がおられる。恒 仁朗​​さん​​には「商(あきない)」「幸商人(さいわいしょうにん)」「商人心(あきないごころ)​」​といった著書があり、国会図書館にも登録されている。経世家でもある二宮尊徳の商いの教えに共鳴され、ご自分の商いの心を述べられている。
​  恒 仁朗 先輩は、昨年、この報徳二宮神社に高さ3.5mの大きな木製尊徳像2体を奉納された。​木像はチェーンソー・アートの全国大会優勝者に協力を依頼し、制作され、お社に続く参道の、鳥居の手前両脇に据えられていた。木像の名称は「尊徳来福像」といい、デザインは 恒 仁朗さんのオリジナルで、人々の心の中に尊徳の教えがあることをイメージされているという。 実際に参拝した「尊徳来福像」は大きくて、立派だった。
 そして、今回もう一か所行きたいところがあった。それは、2013年から始まっていた40年ぶりの修復工事が昨年3月10日に完成して、一般公開されている日光の陽明門を改めて見てみたかったのだ。ただ、じっくり見るには、今回は時間的に余裕がない。そこで、友人のご主人から、いま、吉永小百合のJR東日本のコマーシャルで放映されている雲厳寺へ行ってみないかとの提案があった。日光陽明門には改めて来ることにし、雲厳寺に行くことに衆議が一致した。
 ところがその雲厳寺は意外と遠かった。今市からは東北新幹線の反対側で、那須塩原に近い。距離にして75kmくらいあった。
 臨済宗妙心寺派の名刹 雲厳寺 は八溝山地のふところ深く、清らかな渓流に沿うところにある。ほとんどその名を聞いたことはなかったが、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで、禅宗の日本四大道場と呼ばれているそうだ。山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登ると、正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっていた。俳聖松尾芭蕉は、この地で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残してしている。時刻は5時を回っていたがまだ明るかった。観光客、参拝客は我々以外にいない。
 帰りは那須塩原インターから東北自動車道に上がった。今回のドライブの全走行距離は522kmに及んだ。

29.報徳二宮神社
報徳二宮神社 は東武鉄道の下市市駅からすぐのところにあった。境内の駐車場に車を止めさせていただいて、さっそくお参りする。参道の鳥居の手間に2体の「尊徳来福像」があった。恒 仁朗さんから教えていただいていた「尊徳来福像8の字参り」をして、向かって左側の坐像の「奉納投げ」をした。尊徳翁の頭の上にある「願い受け」にお賽銭を投げ入れるのだ。なかなか難しいが私は3投目で願いが届いた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 9mm ISO100 ) 露出補正 +0.3段
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30.二宮尊徳像
社殿の後ろに回ってみると、二宮尊徳翁の像があった。像の前には二宮尊徳翁遺訓として「人生まれて学ばざれば生まれざると同じ。学んで道を知らざれば学ばざると同じ。知って行うこと能はざれば知らざると同じ。故に人たるもの必ず学ばざるべからず。学をなすもの必ず道を知らざるべからず。道を知るもの必ず行わざるべからず」という札がたてられていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
;クリックすると大きな写真になります。
31.尊徳翁の墓
その奥に尊徳翁の墓があった。栃木県史跡になっている。 二宮尊徳の晩年は、天保13年(1842年)、幕府に召し抱えられ、弘化元年(1844年)には日光山領の仕法を命じられる。翌年、下野真岡の代官山内氏の属吏となって、真岡に移住。 安政2年(1855年)4月に江戸幕府の命を受けて、病弱の身を徹して、日光奉行の配下で日光御神領地内の仕法に着手し、村を廻り、農民を鼓舞してきたが、病勢は衰えず、安政3年(1856年)下野国今市村(現在の栃木県日光市)の報徳役所にて亡くなっている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
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32.蔵
境内の脇にこんな石造りの蔵があった。桜の花びらが落ちて、絨毯になっていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 10mm ISO200 ) 露出補正 -0.3段
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33.卓球場
世界卓球選手権で、連日、日本チームの活躍がテレビを賑わしていたが、二宮神社の境内になぜか卓球場があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 14mm ISO400 ) 露出補正 -0.3段
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34.尊徳来福像
失礼して社殿の正面から尊徳来福像を撮らせていただいた。高さ3.5mの尊徳来福像は大きい。これから末永く参拝者を迎えていくことだろう。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 13mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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35.報徳二宮神社 一の鳥居
入るときは、境内の横から入ってしまったが、参道を下がってみると、その入り口に鳥居があった。一の鳥居と呼ばれているかどうかはわからない。「祝SL運行記念」という旗が見える。東武鉄道は2017年8月に約半世紀ぶりに、「大樹」と名付けられた観光SL列車を復活させた 。栃木県日光市の下今市駅から鬼怒川温泉駅までの12.4km区間を約35分で走る。けん引するSL機関車、C11207はわたくしが生まれた年である1941年に製造された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/640秒 15mm ISO100 ) 露出補正 -0.3段
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36.雲厳寺
栃木県の大田原市黒羽にある臨済宗妙心寺派 東山雲厳寺に着いたのは夕方5時20分を過ぎていた。日が長くなったおかげでまだ明るい。入口に立つとその美しさに目を奪われた。JR東日本のコマーシャルビデオが撮影されたところだが、JRで来るには少々便利が悪い。新幹線の那須塩原駅からバス利用だが、雲厳寺まで行くバスは日に3本しかない。そのバスでおおよそ1時間かかるという。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO2000 ) 露出補正 なし
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37.武茂川
山門に上がる階段の前には武茂川が流れていた。川にかかる瓜瓞橋(かてつきょう)の上から眺めた武茂川は清流だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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38.鐘楼
石段を上がって境内に出る。右手に鐘楼があった。石段の前には、「階段を上がるのが無理な御方は上流に見える石橋をお渡りください ゆるやかな坂道となって居ります」という立札がたてられていた。もちろん全員、石段を上がった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 13mm ISO2500 ) 露出補正 なし
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39.仏殿
山門の正面には仏殿がある。禅寺らしい仏殿と感じた。 扁額は「東山」と記されている。雲巌寺開山高峰顕日(仏国国師)の師である無学祖元(1226から1286)は、北条時宗の招請に応じて来日した中国僧で、先日も訪れた北鎌倉円覚寺の住持だったそうだ。無学祖元の像としては、円覚寺開山堂の像(国指定重要文化財)が著名である。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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40.雲厳寺ご本尊
仏殿には、ご本尊の釈迦牟尼仏(銅造釈迦如来坐像)が安置されていた。暗かったがよく撮れたと思う。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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41.仏殿と勅使門
仏殿に向かって左側に、禅堂に上がる石段があり、その手前に勅使門がある。立てられていた「禅宗東山雲厳寺由緒」の説明版を、私なりに大雑把にまとめると、・・・ 雲厳寺は弘安6年(1283年)、高峰顕日(仏国国師により、改めて臨済宗寺院として建立された。天正18年(1590年)、秀吉が小田原城を攻めるにあたり、従わなかった那須家烏山城を攻めたが、その時、多くの民が逃げ込んだ雲厳寺が、要塞として侮りがたいとして、焼却してしまった。数年後、堂宇は建てられたが、昔の盛観はなかった。その後、弘化4年(1847年)再び火災を被り、その時罹災した方丈、庫裡は再建された。仏殿は幸いにも弘化4年の火災を免れたが、秀吉による天正の兵火から、300余年を経過し、腐朽の極みに達し、大正元年、改築が計画され、大正11年(1922年)に竣工した。鎌倉末期の建築様式である。・・・

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 13mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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42.松尾芭蕉句碑
松尾芭蕉が「奥の細道」で最も長く滞在したと言われるのは、ここ栃木県大田原市の黒羽だそうだ。最初に大治年間(1126~1131年)に開かれた雲巌寺は禅宗の四大道場のひとつとされており、境内入口には説明板と、その左横に松尾芭蕉が師と仰ぐ、当時の住職であった仏頂禅師の寓居跡を訪ねた折に詠んだ「木啄も庵はやぶらず夏木立」と仏頂禅師の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」の二句を刻んだ句碑があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 10mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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43.ヤマザクラと山門
桜のような白い花が咲いていた。ヤマザクラかと思うが自信はない。背景は山門。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO800 ) 露出補正 なし
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44.ツツジ
境内は、私たち以外に参拝客はおらず、夕方でもあり、静寂だった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/500秒 12mm ISO640 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
45.仏殿の屋根と山門
石段を上がって、方丈の前から仏殿と山門を眺める。シモクレンの花も咲いていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 13mm ISO1000 ) 露出補正 なし
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46.鐘楼と山門
方丈の横から、鐘楼とその奥の山門を眺める。時刻は5時40分になる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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47.雲厳寺 裏門
そろそろ駐車場に戻ろうと、石段を下りないで、入ってきたときに、 瓜瓞橋の前に書かれていた"緩やかな坂道"を降りてきた。裏門があった。門の向こうに見えるのは熊野神社の鳥居。裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
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48.工事中の三仏塔
裏門を出ないでまっすぐ進むと三仏塔がある。三仏塔は仏光国師、仏国国師、仏応禅師の三祖の塔所だそうだが、工事中だった。 三仏塔は 天正18年(1590年)、の兵火により全焼後、文禄年間(1592年~1595年)に再建された。大正13年(1924年)に大修理、昭和26年(1951年)に屋根の模様替えが施され、さらに昭和63年に吹き替えがなされている。今度は何の工事なのだろうか。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO1600 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
49.武茂川へ張り出した枝
裏門の前の武茂川に架けられた瑞雲橋を渡った。武茂川の左岸を駐車場に歩く途中、武茂川に長く枝を張り出した木があった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/500秒 9mm ISO1600 ) 露出補正 -0.7段
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50. 瓜瓞橋
再び瓜瓞橋のところへ戻ってきた。やはり、ここからの眺めは最高だ。誰もいない、静かな境内を散策し、参拝出来たのが良かった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/320秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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51.那須インターへ
駐車場に戻り、帰路に着く。カーナビは那須ICから東北道に乗れとガイドする。途中、夕日を見ることができた。那須連山を背景に、手前は灌漑用の池である。時刻は6時15分。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/1250秒 24mm ISO125 ) 露出補正 なし
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2018年5月24日

栃木県をドライブ(1) 大谷観音と大谷石採掘場跡 4月26日

今回のドライブは二つ目的があった。一つは宇都宮の近くにある大谷石の採掘場跡を観たいこと、もう一つは学生時代の卓球部の先輩である恒 仁朗(雅号)さんが昨年、ご出身地である今市の報徳二宮神社に寄進された「尊徳来福像」を参拝することだった。何時も一緒に、ドライブや旅行をしている家内の友人夫妻のご主人が、栃木県鹿沼のご出身なので、ご迷惑を顧みず同行をお願いした。
 朝、6時半に我が家に迎えに来ていただいた。首都高湾岸線から川口線回りで東北道に入った。ここを走るといつもスカイツリーがよく見える。
 途中、朝食をとったりして、10時20分ごろ、大谷観音に到着した。まだ、駐車場に観光バスはなく、団体客は来ていないようだった。ところが、大谷観音の見学を終えて大谷資料館に向かう頃になると「はとバス」が入ってきて、ツアー客の皆さんがドッと下りてきた。大谷資料館の地下採掘場も、私たちが入ったときは、観光客が少なく、ゆっくりと見て回ることができたのはラッキーだった。
 そして、もう一つのこの日の目的である、今市の報徳二宮神社に向かった。ちょうど昼飯どきになり、寄り道をしてしまったので、報徳二宮神社に着いたのは、午後も遅くなってしまった。

1.大谷寺
東北道を鹿沼ICで下りて、 大谷寺 に着いたのは、10時を少し過ぎていた。大谷寺の本尊千手観音(高さ4m)は、平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられている。古くから大谷観音と称され、鎌倉時代に坂東19番の霊場となり、多くの人々から尊崇されてきた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/1000秒 15mm ISO160 ) 露出補正 なし
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2.大谷寺 観音堂
大谷寺は大谷石凝灰岩層の洞穴内にお堂がある日本屈指の洞窟寺院である。岩で包み込まれるように建てられている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO200 ) 露出補正 なし
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3.大谷寺 観音堂正面
「観世音」の扁額が掛かっている。中に入って千手観音像をお参りした。大谷寺のホームページによれば、千手観音像は最初は、岩の面に直接彫刻した表面に赤い朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り、一番表には金箔が押され金色に輝いていた。パンフレットでは、前述したように、この千手観音像は平安時代(810年)弘法大師の作と伝えられていると紹介されていたが、ホームページでは、最新の研究では、バ―ミヤン石仏との共通点が見られることから、実際はアフガニスタンの僧侶が彫刻した、日本のシルクロ―ド遺産と考えられていると記されている。千手観音には、千の手と、千の目があり、手のひらにも目があって、いつも私達を見守っている。そして、たくさんの手で宇宙にある全ての人々、生き物を救ってくださる有り難い観音様であるという。堂内には千手観音像のほか、釈迦三尊、薬師三尊、阿弥陀三尊の計10躰の石仏があり、「大谷摩崖仏」として、昭和29年に国の特別史跡に、昭和36年に国の重要文化財にしてされている。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/1000秒 9mm ISO250 ) 露出補正 なし
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4.境内の池
裏手に回ると池があった。自然の奇岩群と赤松の織りなす風光明媚な景勝が「陸の松島」と賞賛され、国の名勝に指定された御止山の登山口があり、池があった。 ​案内版によれば赤い橋の先にある​赤いお堂は弁天堂で、中に弁財天が祭られて​いる。​。弁財天は七福神の紅一点で、開運・財運の神様​である​。その前の白ヘビには伝説が残されてい​て、昔、この池に毒蛇が住んでおり、毒をまき人々を困らせてい​た​が、時に大同、弘仁の頃、弘法大師がこの話を聞き、秘法をもって退治したとい​う​。その後、毒蛇は心を入れ替えて白ヘビとなり、弁財天にお仕えして​いるそうだ​。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.2 1/1250秒 9mm ISO125 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
5.弁天堂
池の赤い橋の向こうに弁天堂がある。橋を渡ってお参りしたが、頭に軽く触ればご利益があるという白ヘビには触れてこなかった。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​5​ 1/1​00​0秒 ​18​mm ISO​250​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
6.大谷観音 裏門​
普門客​という扁額が掛かった正面の仁王門に向かって右側に裏門があった。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.​8​ 1/1​25​0秒 ​15​mm ISO​125​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
7.​平和観音
裏門の前は駐車場になっていて、その脇をしばらく歩いていくと大谷公園がある。そこには大きな平和観音像が立っていた。​​​​​ wikipediaによると、平和観音像は、太平洋戦争の戦死者を追悼するため、終戦後間もない昭和23年(1948年)から6年かけて大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に総手彫りで彫られた像高88尺8寸8分(26.93メートル)、胴回り20メートルの石造観音菩薩立像である。竣工は昭和29年(1954年)、開眼は昭和31年(1956年)5月4日。飛田朝次郎が製作した。なお、近隣にある大谷寺との直接的な関係はない。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​4​​ 1/1​25​0秒 ​9​mm ISO​125​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
8.​大谷石地下採掘場跡
いよいよ大谷石地下採掘場跡に入る。ここは 大谷資料館 の一部でその入館料は800円だった。一般の人の目に触れることなく「未知なる空間」と呼ばれた地下採掘場の​跡​は、その広さ約2万㎡(140mX150m)、深さは平均30mあり、最深の部分は地下60mに及ぶという。 ​​​​​

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/13秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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9.大谷石地下採掘場跡 彫刻 -1
天井の高い地下採掘場跡には、写真のような彫刻も置かれていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/15秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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10.大谷石地下採掘場跡 彫刻 -2
前の写真と同じ作品だが、ネットで調べてみたけれど誰の作品か判らなかった。 倒立した人間と片足を投げ出した人間が網目のように造られていて、中に灯りが入れられていた。印象に残った作品だったので、後日、大谷資料館に電話して、作者、作品名を訪ねてみたが、資料が残っていないのでわからないとのことだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/10秒 25mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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11.「ミソの層」
まず、山に横穴を掘り、そこから平場堀で柱を残しながら地下を掘り進めた。大谷石はきれいな石の層と「ミソ」と呼ばれる茶色の塊を含む層が交互に重なっている。この採掘法により、ミソの層を残しきれいな石の層だけを採掘できるようになったそうだ。ここは、きれいな石の層の採掘場で天井にはミソの層を確認できる。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/10秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
12.華道家 假屋崎省吾氏の作品
先ほどの彫刻の奥にあった生け花のような作品は、假屋崎省吾氏の作品だ。2015年3月15日に開催された「和の都 宇都宮 アートフェスト」において、この地下坑内で催、展示された假屋崎省吾氏の花アート作品をそのまま展示することの承諾を得た。大谷石の壁面とマッチしたインパクトのある非常に大きな作品なので地下坑内の一番奥の部分に展示することになったそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/40秒 10mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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13.ステージ
ステージが造られていた。ここで様々なイベントやプロモーション・ビデオの撮影などが行われている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.8 1/10秒 11mm ISO3200 ) 露出補正 なし
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14.搬出口
この緩やかな坂道は切り出した大谷石の搬出口だ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f1.8 1/40秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
15.ドンペリ
「ドンペリニョン(P2)の日本発売日の前日に開催されたレセプションでゲストの皆様を撮影するためのフォトセッション用エンブレムです。主催者のMHDモエヘネシーディアジオ株式会社様から開催地への記念として頂いた展示品です。」と説明されていた。ドンペリP2は1998年に発売された。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.4 1/250秒 9mm ISO3200 ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
16.十字架
十字架が置かれていた。ライトアップされて幻想的でさえある。地下採掘場跡には教会ゾーンと呼ばれているところがあるが、そこは、結婚式がある時にだけ教会を作る場所だそうだ。 普段は撮影などに使うために非公開部分として閉鎖している場所で、写真の十字架は教会ゾーンではない。暗いので、壁に寄りかかってシャッターを押す。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​2.8​​ 1/6秒 ​34mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
;クリックすると大きな写真になります。
17.石の規格
五六、五七、五八、五十、三十、四十、六十、七十、八十、尺角という規格品があるそうだ。最初の数字が厚さを、後の数字が幅を表す。長さはすべて3尺(90cm)だ。例えば五十は厚さ5寸(15cm)、幅1尺(30cm)である。既定の大きさに裁断し製品を作り出す機械だ。中央にあるのは石材裁断機で1日約200本の石が加工できる。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/40秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
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18.チェーンソー式平場採掘機(昭和34年~現在)
これは丁場を掘り下げる機械だそうだ。平場掘りという。坑内堀りでは垣根採掘機で横坑を掘った後、本格的な採石はこの機械で行うと説明されていた。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/100秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
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19.大谷石PR用石造建築模型
栃木県、福島県、宮城県などには現在も石造建築や土蔵造りが数多く点在している​。また、東京の旧帝国ホテルにも大谷石は利用された。ここで地下採掘場跡​の見学を切り上げる。坑内は暗かったので、すべてISO3200での撮影になったが問題なく使える。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​1.8​​ 1/250秒 ​9mm ISO​3200​ ) 露出補正 なし
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20.宇都宮餃子
大谷石地下採掘場跡を出発したのは12時を少し過ぎていた。これから今市へ向かうが、途中で宇都宮餃子を食べていこうということになり「彩花」という店に寄った。出発からここまで運転をしてきたので、ビールを飲んでもいいよとお許しをいただいた。餃子は大きかった。チャーシューが上手いとのことなので食べてみたが、確かにうまかった。テイク・アウトもした。

Canon PowerShot G7X f1.8-2.8 8.8-36.8mm 20.2 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f​3.5​​ 1/​1​250秒 ​9mm ISO​125 ) 露出補正 なし
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21.​コミスジ 「ろまんちっく村」​​​​​​​
​「​彩花」を出発して下今市に向け、119号線をしばらく走ると、道の駅「ろまんちっく村」というところがあった。何やら賑やかそうなので入ってみる。女性陣が野菜を見たり、花を見たりしている間、男2人は裏手にある「みのりの森」を散策した。そこは、カタクリをはじめとした季節毎の山野草や、落葉・広葉樹林や、孟宗竹の竹林などが植生された10ヘクタールに及ぶ整備林になっていた。コミスジが木漏れ日を浴びて飛んでいた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 220mm ISO160 ) 露出補正 +0.3段
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22.「何時も庵」
友人のご主人は鹿沼のご出身なので、この辺はよくご存じだ。奥様が天然氷の美味しい良いところを薦めてくださった。119号線から少し左に入ったところ、 箱ノ森の里山の丘に建つ隠れ家的な古民家風カフェだった。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.2 1/500秒 19mm ISO250 ) 露出補正 +0.3段
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23.日光天然氷のかき氷
私もレモンシロップと練乳が掛かったかき氷を食べた。友人の奥様がオーダーしたのは、この店のおすすめは「アイリッシュ 練乳入り」だった。プリンのカラメルのようなコクのある芳しい味だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f2.5 1/500秒 9mm ISO1250 ) 露出補正 +0.3段
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24.かまきりのオブジェ
庭には錆びたカマキリのオブジェがあった。アイアン作家 高橋洋直さんという方の作品だそうだ。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 24mm ISO125 ) 露出補正 +0.3段
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25.外房線の枕木の古材
裏の散策路を歩いてみると、その散策路には「ここからは外房線の枕木です」と記された札があった。ご主人は鉄ちゃんなのだろうか。カフェのテラスも床も古い枕木が敷かれている。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f3.5 1/500秒 23mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
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26.ルリタテハ -1
庭にある樹液の出ている樹にルリタテハが寄ってくる。手前の開翅している個体は尾端を上げている。♀なのだろう。ルリタテハは見ただけでは雌雄が区別できない。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 164mm ISO200 ) 露出補正 +0.3段
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27.ルリタテハ -2
3~4頭のルリタテハがこの樹液の出ている樹に飛来してきていた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 140mm ISO320 ) 露出補正 +0.3段
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28.ミヤマせせり
タンポポの花ではミヤマせせりが吸蜜していた。

SONY Cyber-shot RX10 Ⅳ f2.4-4 8.8-220mm 20.1 Mega Pixels
プログラムオートで撮影 ( f4 1/500秒 93mm ISO1000 ) 露出補正 +0.3段
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